別章【ホツマツタヱ考】 |
更新日/2023(平成31.5.1栄和改元/栄和5).5.17日
工事中でございます。れんだいこの工事現場がそのままになっております。どうか道中の営みにご理解をば
(れんだいこのショートメッセージ) |
2011.9月、宮地正典氏の「人類文明の秘宝 新説ホツマツタエ」を読み始めるや嵌まった。現代生命学との絡みでホツマツタエの素晴しさを説いている点で白眉である。これにより、本サイトを書き換え更に充実させるものとする。本文解析では、ネット上にサイトアップされている高畠精二氏の「ホツマツタエ」と駒形一登氏の「ほつまつたゑ 解読ガイド」、「ホツマツタエの解読を楽しむ」、「Hutomani Civilization」の「ほつまつたゑ」等が特に便利であった。両者に感謝申し上げておく。これらのサイトを読み比べながら、いつものように次第にれんだいこ流に咀嚼していくものとする。 まずホツマツタエの原文を確認したい。次に精密な現代文和訳をしてみたい。そういう思いで各インターネットサイト」を渉猟しているが、なんかこう相互に宝物を隠している感じで学問的段階に至っていない。れんだいこが徐々にではあるが原文開示、厳密和訳に挑み、これをサイトアップしてみたい。まずはホツマツタエの知的財産の共有からしか研究が進まないと心得るからである。魏志倭人伝と同じで、原文公開してから議論が始まる。原文公開のない状態で何の生産的議論が為し得ようか。文法解析も日本古語解析も歴史解析も哲学思想解析も原文開示からしか始まらないではないか。既に多くの研究者がいるようだが、目下の状況は出し惜しみの感があり、到底納得できない。 ホツマツタエは、漢字表記では「秀・真・伝」(すぐれた・まこと・つたえ)となる。原文は、古代大和言葉のホツマ文字(「ヲシデ」)と云われる図象文字で綴られており、全文で40アヤ(章、綾、文)、五七調で一万余行、十万文字に及ぶ叙事詩となっており、大和王朝前の出雲王朝御代の、れんだいこが名づけるところの原日本時代の、神々の歴史、文化、精神を詠っている。作者は、前半の天の巻、地の巻の1章~28章を櫛甕玉命(クシミカタマの命、鴨彦、神武時代の右大臣)、後半の人の巻29章~40章を三輪の臣である大直根子命(オオタタネコ、三輪秀聡、景行天皇時代)が編纂、筆録したと記されている。古事記、日本書紀と原文で詳細に比較するとホツマツタエを原本としている事が判明しており、いわば記紀原書の地位にある。 問題は、ホツマツタエが下敷とした出雲王朝期の古文書群が欲しいところであるが散逸しているか焚書されて現存していないことにある。この時代の様子はホツマツタエその他の古史古伝を通してしか分からないが、現存する古史古伝が転写の道中で改竄されている可能性が強く、純粋な意味での原書が存在しないことにある。これを仮に「古古文書X群」と命名する。現存する古史古伝の中で「古古文書X群」に最も近い距離にあるのがホツマツタエである、そういう評価が与えられるのではなかろうか。 2009.3.19日 2011.11.03日再編集、2011.12.25日再編集 れんだいこ拝 |
(私論.私見)