ホツマツタヱの構成

 (最新見直し2009.3.7日)

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 「ホツマツタヱ序文」(奉呈文)を確認する。ホツマツタエを詠んだ大三輪臣(ミワのとみ)大直根子命(オオタタネコ)の奉呈文、 詞述(ことのべ)の長歌(うた)の三笠臣伊勢神臣(ミカサとみイセのかんおみ)大暁島命(オオカシマ)とがある。


【ホツマツタヱ構成】
アヤ
アワのうた   アから始まり、ワで終わるので「アワのうた」。「いろはうた」以前の日本古来の48音で、ホツマ48文字を表わす。天の部1アヤに記されている。
フトマニ図 
 トヨケ神(伊勢外宮祭神)が初めてイサナギとイサナミの両神(フタカミ)に天上モトモトアケ(元元明)のサゴクシロ宮に坐す四十九(ヨソコ)神の座席図を五十一文字で表わし授けた。
【ほつまつたゑを展ぶ】 大三輪臣(ミワのとみ)大直根子命(オオタタネコ)の奉呈文
【 詞述(ことのべ)の長歌(うた)】 三笠臣伊勢神臣(ミカサとみイセのかんおみ)大暁島命(オオカシマ)
天の巻 1〜16
きつのなとほむしさるあや 東西(キツ)の名と穂虫(ホムシ)去るアヤ  ワカ姫の恋、和歌(ワカ)初め
あめななよとこみきのあや 天神七代(あめななよ・イサナギ、イサナミ)床神酒のアヤ ヒナ祭りと桃の花
ひひめみおうむとののあや 一姫三男(ヒヒメミオ)生む産殿(との)のアヤ イサナギ・イサナミの御子誕生
ひのかみのみつみなのあや 天照神(ひのかみ)の瑞御名(みずみな)のアヤ アマテル神の誕生と即位  
わかのまくらことはのあや 和歌の枕言葉のアヤ イサナギ・イサナミと和歌の枕言葉
ひのかみそふきさきのあや 天照神(ひのかみ)十二后(ソフきさき)のアヤ アマテル神、中宮セオリツ姫と十二后
のこしふみさかをたつあや 遺言文(のこしぶみ)刑罰(サガ)を立法(たつ)アヤ アマテル神の岩戸隠れとソサノオの流浪
たまかえしはたれうつあや 魂返(たまがえし)悪魔(ハタレ)討つアヤ アマテル神とムハタレ(六魔王)の戦い
やくもうちことつくるあや 八雲(やぐも)打ち琴造るアヤ ソサノオの八岐(やまた)の大蛇(おろち)退治と出雲建国の歌
10 かしまたちつりたいのあや 鹿島立ち釣鯛(つりたい)のアヤ 大国主、出雲を譲る -ダイコクさんとエビスさん
11 みくさゆつりみうけのあや 三種神宝(ミクサ)譲り受けのアヤ 皇太子オシホミミ、三種神器を授かる
12 あきつひめあまかつのあや  アキツ姫(速秋津)天児(あまがつ)のアヤ 天児(あまがつ)・這子(はうこ)の起源
13 わかひこいせすすかのあや ワカヒコ(天児屋根)伊勢鈴鹿(イセスズカ)のアヤ アメノコヤネ(天児屋根)、イセ(伊勢)スズカ(鈴鹿)の教えを説く
14 よつきのるのとことのあや 世嗣祈祝詞(よつぎのるのとこと)のアヤ アマテル神、世嗣(よつぎ)得る祈願の詔のり
15 みけよろつなりそめのあや 御食万物成り初(みけよろずなりそめ)のアヤ 稲荷信仰とキツネの由来(人糞リサイクル農法の草分け) 
アマテル神(天照大御神)の詔のり 健康食(スガカテ・清食)の勧めと万物創成の五化元素
16 はらみつつしむおひのあや 妊娠(はらみ)慎む常陸帯(おび)のアヤ
地の巻 17~28
17 かんかかみやたのなのあや 神鏡八咫(かんかがみやた)の名のアヤ
18 おのころとましなふのあや  オノコロと呪(まじ)なうのアヤ
19 のりのりひとぬきまのあや 乗馬法(のりのり)ヒトヌキマのアヤ
のりのふみてるたえのあや 乗馬術(のり)の紀(ふみ)テルタエのアヤ
20 すめみまことくさえるあや 天孫(スメミマゴ・ホノアカリ、テルヒコ)十種神宝(トグサ)得るアヤ
21 にはりみやのりさたむあや ニハリ宮(みや)造営法(のり)定むアヤ
22 おきつひこひみつのはらひ オキツヒコ(興津彦)火水(ひみず)の祓(はら)い
23 みはさためつるきなのあや 御衣格式八重垣剣名儀(みはさだめつるぎな)のアヤ
24 こゑくにはらみやまのあや 扶桑国(コエクニ)逢莢山(はらみやま)のアヤ コノハナサクヤ姫(木花之開耶姫)桜の誓い
25 ひこみことちおゑるのあや ヒコ尊(みこと・彦火火出見)釣針(ち)を得るのアヤ ヒコホホデミとトヨタマ姫 
26 うかやあおいかつらのあや ウガヤ(鵜茅葦不合)葵桂(あおいかつら)のアヤ トヨタマ姫・葵の返歌 −葵祭の起源  
27 みおやかみふなたまのあや 御祖神船魂(みおやかみふなたま)のアヤ タマヨリ姫に白羽の矢 −神武天皇の誕生
28 きみとみのこしのりのあや  君臣(きみとみ)遺(のこ)し教(のり)のアヤ
人の巻 29~40
29 たけひとやまとうちのあや タケヒト(神武)大和(やまと)討ちのアヤ  タケヒト・大和討ち −神武東征  
30 あまきみみやことりのあや  天皇(アマキミ・神武)都鳥のアヤ
31 なおりかみみわかみのあや 直入神三輪神(ナオリカミミワカミ)のアヤ カンタケ・都鳥の歌 −神武の御世
32 ふしとあわうみみつのあや 富士山(やま)と淡海瑞(あわうみみず)のアヤ 富士山と不老長寿の仙薬
33 かみあかめゑやみたすあや 神崇(かみあが)め疫病(エヤミ)治(た)すアヤ
34 みまきのみよみまなのあや ミマキ(崇神)の御世(みよ)ミマナ(任那)のアヤ  
35 ひほこきたるすまいのあや ヒボコ(日槍)来朝(きたる)角力(スマイ)のアヤ アメヒボコの来朝
36 やまとひめかみしつむあや ヤマト姫(大和)伊勢皇太神(かみ)鎮座(しずむ)のアヤ ヤマト姫、伊勢宮を定む
37 とりあわせたちはなのあや 鶏合わせ(とりあわせ)但馬守橘樹(たちばな)のアヤ タジマモリ、常世国(とこよくに)と橘樹(たちばな)
38 ひしろのよくまそうつあや ヒシロの世(よ・景行期)クマソ討つアヤ 景行帝とヤマトタケルのクマソ征伐
39 ほつまうちつすうたのあや  ホツマ討ち(日本武尊やまとたける東征)十九歌(つずうた)のアヤ ヤマトタケルの東征とオトタチバナ姫
40 あつたかみよおいなむあや 熱田神(あつたかみ)世を辞(いな)むアヤ ヤマトタケ 白鳥の挽歌

 天神6代目のオモタル(男神)とカシコネ(女神)の時に、両神(ふたかみ)は全国を巡って農業開発に努力しました。民の糧も豊かに、政事も行き届いた平和な国です。残念ながら世嗣子に恵まれず、死後国は再び乱れ無秩序な状態になっていました。そんな時、高天原(たかまがはら)から指名を受けた、タカヒト君(きみ)とイサコ姫はツクバのイサ宮で愛でたく結婚され、イサナギとイサナミとして即位し7代目の皇位を継承します。両神は先ず、葦原中国(アシハラナカクニ・滋賀)で、天神から引き継いだ矛(ほこ)をシンボルに生産力の落ちた農業を復活させます。同時に、国民の言葉が大層なまってお互い通じなくなったのを心配し正そうとされます。男神・女神は声を合わせ、カダガキ(楽器)をかき鳴らしながら、上 二十四音をイサナギが歌い、下 二十四音をイサナミが歌って音声の標準化を図り、農業普及と共に国の再建をしていきました。





(私論.私見)