ホツマツタヱ2、ワのヒマキ(地の巻)22

 

 (最新見直し2011.12.25日)

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 2011.12.25日 れんだいこ拝


【ホツマツタヱ2、ワのヒマキ(地の巻)22、オキツヒコ火水の祓】
 おきつひこ ひみつのはらひ      オキツヒコ 火水の祓
 みかまとの かみのひみつの     御竈の 神の火水土の
 みつのねは にはりのみやの     三つの根は 新治の宮の
 わたましに あめのみまこの みことのり      渡座しに 天の御孫の 詔
 もりおたまわる おきつひこ          守(預り役)を賜わる 沖津彦
 かしきのゆふの みてくらに        赤白黄の木綿の 幣(みてくら)に   
 やもよろかみの かんつとえ         八百万神の 神集え
 たかまのはらの かんつかさ           高マの原の 神司  
 あまてらします ををんかみ         天照らします 大御神
 ほきたてまつる のとなかに           祝ぎ奉る 祝詞中に
 みかまのほきの そのかみは              御竈の祝(ほ)ぎの その神は 
 あめつちひらけ そむときに         天地開け  初む時に
 くにとこたちの かんはらみ          クニトコタチの 神孕み   
 おふひのみなの きつをさね          熟(お)ふ日の御名の 東西央南北  
 ゐくらのかみの なりいてて      五座の神の 生り出てて 
 ななよのうちの あまつこと 七代の内の 天つ事
 まつるとほかみ ゑひための  祀るトホカミ ヱヒタメの
 やもとのかみの まもらせき         八元の神の 守らせき
 くにつまつりは きつをさね          国津祀りは 東西央南北 
 むろそひかみの まもらせき         室十一神の 守らせき 
 このゆえひひの みかまとの         この故日々の 御竈の 
 ゑともりかみと たたえますなり ヱト(暦)守神と 称えますなり
 ひさかたの あまてるかみの はつみよに     久方の 天照神の 初御世に
 ひよみのとりの かおつくる         日読みの鶏の 日(明・陽)を告ぐる 
 きつおかなねの とつきして     東西央適(きつおかな)音の 婚ぎして  
 としのりかみの あれませる       トシノリ神の 現れませる 
 そのそひかみお ゑともりと           その十一神を ヱト(暦)守と
 あみやしなうて やみこなる         編み養うて 八御子成る
 あめふたかみの みことのり これにたまはる 天二神の 詔 これに賜わる  
 ひゑのなわ うつろゐのかみ          一兄の名は ウツロヰの神 
 つきのなは しなとへのかみ     次の名は シナトベの神
 みつのなは かくつちのかみ     三つの名は カグツチの神
 よつのなは みつはめのかみ     四つの名は ミヅハメの神
 ゐつのなは はにやすのかみ     五つの名は ハニヤスの神
 むつのなは そろををとしの ちからもる      六つの名は 繁大年の 力守る 
 ををとしかみと たたえます     ヲヲトシ神と 称えます  
 なななわみなの もとしける        七名は水埴の 本領ける
 すへやますみの かみとなる        スベヤマズミの 神となる  
 やおとのかみわ ほのしつめ         八弟の神は 火の鎮め 
 たつなみをさむ たつたひめ         立つ波治む 竜田姫 
 おのおのみなお たまはりて         各々御名を 賜わりて
 こよみおまもる やまさかみなり          暦を守る ヤマサ神なり
 このかみの つねにめくりて まもるゆえ     この神の 常に廻りて 守る故
 ひみつのわさの さわりなし           火水土の災の 障りなし  
 さわりなけれは をさまりて         障りなければ 治まりて  
 かくつちかみと はにやすめ        カグツチ神と ハニヤス姫
 ちなみてよろの おころうむ          因みて万の オコロ生む
 たつならされは すてらるお         竜成らざれば 棄てらるを   
 ををくぬかみの つけにより         ヲヲクヌ守の 告げにより
 あめのみまこの みことのり         天の御孫の 詔
 おころのかみよ はるはかま こたそこにあれ        「オコロの守よ 春は竈 九尺底にあれ
 なつはかと みたそこにあれ     夏は門 三尺底にあれ
 あきはゐと なたそこにあれ     秋は井戸 七尺底にあれ
 ふゆはにわ ひたそこにあれ     冬は庭 一尺底にあれ
 にゐみやの しきますくにお     新宮の 敷き座す国を
 いかすりて ひとふるなせよ すみよろし     いかすりて 一奮なせよ 住み寄ろし
 ゑおころもらは おとおころ かたみにかわり      兄オコロ守らば 弟オコロ 片身に代り
 ひめもすに みやのうてなの くろところ      終日に 宮の高殿の 暗所 
 なかつはしらの ねにすみて      中つ柱の 根に住みて 
 やまさのかみと もろともに      ヤマサの神と 諸共に 
 よよのかまとお まもらしむへし             弥々の竈を 守らしむべし 
 ちかひには みはしらたてよ     誓ひには 実柱立てよ」
 このときに あまつみことの さたまれは     この時に 天つ御言の 定まれば 
 かしきのゆふの みてくらに  赤白黄の木綿の 幣(みてくら)に 
 ひみつおむすふ おきつひこ            火水土を結ぶ 沖津彦
 ここもたかまの はらなれは       ここも高マの 原なれば 
 よよにちかふる のりこちに           弥々に誓ふる 宣言に  
 もしもくにゆり なるかみの        「もしも国搖り 鳴る神の 
 さわるさわりの あらんとき           騒る障りの あらん時  
 きねのひときお ゐやしろに       東北の一木を 居社に 
 ゑとのむそかに もりあまる           ヱトの六十日に 守余る 
 やなゐかくろひ うつろもる    ヤナヰカクロヒ 空守る  
 うつろゐのかみ あらはれは            ウツロヰの神 現れば   
 たとへなるかみ くにゆるも      たとえ鳴る神 国搖るも   
 いつわさなして しつむへし        稜威技なして 鎮むべし」
 もしもむらくも かおうはひ         「もしも叢雲 光を奪ひ
 みちにさわりの あらんとき           道に障りの あらん時 
 しなとへのかみ あらはれは みちのかうはふ シナトベの 神現れば 道の明奪ふ 
 やえくもお しなとのかせに おしはらひ           八重雲を シナトの風に 押し払ひ
 よもあけかたと しらすへし           夜も明け方と 知らすべし」 
 もしもひけかれ あらんとき            「もしも火穢れ あらん時
 かくつちのかみ あらはれは        カグツチの神 現れば 
 たとへおたきの かくやあれ         たとえ穢焚きの 輝やあれ  
 さらにひうちの あらためて  新に火打の 改めて  
 きよきあたこと しきみより          清き愛宕と しきみより 
 みかまときよく まもるへし         御竈清く 守るべし」  
 もしもほわさの あらんとき       「もしも火災の あらん時
 たつためのかみ あらはれは             竜田姫の神 現はれば 
 たとひほのほに はたるとも        たとひ炎に 徴(はた)るとも    
 たつたにしつめ のそくへし       竜田に鎮め 除くべし」  
 もしもゐのみつ くみたえて        「もしも井の水 汲み絶えて   
 みけつのさわり あらんとき       御食つの障り あらん時 
 みつはめのかみ あらはれは         ミヅハメの神 現はれば
 ゐてのしみつお いさきよく         井手の真水を 潔く
 あらためかえて ひとふるに           改め変えて 一奮に
 みかめもきよく まもるへし         御瓶も清く 守るべし」
 もしもみわさの あらんとき          「もしも水災の あらん時 
 すへやまつみの あらはれは            スベヤマズミの 現はれば 
 たとひなかあめ あふれても          たとひ長雨 溢れても
 やまはしけきに もちこたえ          山は繁木に 持ち堪え  
 なかれおふかく なすことも   流れを深く なすことも
 つねにゐせきお まもるなり          常に井堰を 守るなり
 みなかんちかひ いちしるきかな         皆神誓ひ 著(いちじ)るきかな」
 このときに としのりかみの まてにある     この時に トシノリ神の 左右にある 
 おおとしかみと はにやすめ         オオトシ神と ハニヤス姫  
 おころもともに ちかひして       オコロも共に 誓ひして
 いさきよかれと かんほきに           潔よかれと 神祝に 
 ほきのりなせる かなきゆひ          祝(ほ)ぎ宣為せる 鉗結ひ   
 たきひもきよく みつきよく              「炊火も清く 水清く
 みかまときよく みなきよく       御竈清く 皆清く   
 ひみつのみつの たからおの            火水土の三つの 宝斧
 すさみなけれは いさきよく           荒みなければ 潔く
 にあくるみけの ひもろけお           煮揚ぐる御食の ヒモロケを  
 ささくるすえも きよらかに  捧ぐる陶も 清らかに 
 むすふひみつの きよはらひ  結ぶ火水土の 清祓ひ」
 よつきたからと すさましく            弥継ぎ宝と 凄まじく
 しつむちかひの いさおしお         鎮む誓ひの 功を 
 ゆきすきはにの ををんかみ               ユキスキハニの 大御神 
 きこしめさるる きよはらひ           聞こし召さるる 清祓ひ
 ひみつおかみに つつしみて         火水土を神に 謹みて   
 きよめたまへと まうしてまふす         清め給えと 申して申す

 オキツヒコ 火水の祓
 「御竈の 神の火水の」、「密の根は ニハリの宮の」、「渡座に 天の御孫の 詔」、「守(預り役)を賜わる オキツヒコ」、「赤白黄の木綿の 幣に」、「八百万神の 神集え」、「高マのハラの 上司」、「天照らします 大御神」、「祝ぎ奉る 宣中に」、「竈の秀ぎの(衣食住の向上) その神は」、 「天地開け  初む時に」、「クニトコタチの 神孕み」、「熟(お)ふ日の御名の 東西央南北」、「五座の神の 生り出てて」、「七代の内の 天つ事」、「政るトホカミ ヱヒタメの」、「八元の神の 守らせき」、「国津政りは 東西央南北」、「室十一神の 守らせき」、「この故日々の 御竈の」、「ヱト(暦)守神と 称えますなり」。
 「久方の 天照神の 現つ世に」、「日夜見(陽陰見)の取りの 日(明・陽)を告ぐる」、「東西央適(きつおかなね)の 婚ぎして」、「トシノリ神の 現れませる」、「その十一神を ヱト(暦)守と」、「熟み養うて 八御子成る」。
 「天二神の 詔 これに賜わる」、「一兄の名は ウツロヰの神」、「次の名は シナトベの神」、「三つの名は カグツチの神」、「四つの名は ミヅハメの神」、「五つの名は ハニヤスの神」、「六つの名は 繁大年の 力守る 」、「ヲヲトシ神と 称えます」、「七名は水埴の 本領ける」、「スベヤマズミの 神となる」、「八妹の神は 火の鎮め」、「立つ波治む タツタ姫」、「各々御名を 賜わりて」、「暦を守る ヤマサ神なり」。
 「この神の 常に恵りて 守る故」、「火水の災の 障りなし」、「障りなければ 治まりて」、「カグツチ神と ハニヤス姫」、「因みて万の オコロ生む」、 「竜成らざれば 棄てらるを」、「ヲヲクヌ守の 告げにより」、「天の御孫の 詔」。
 「オコロの守よ 春は竈 九尺底にあれ」、「夏は門 三尺底にあれ」、「秋は井戸 七尺底にあれ」、「冬は庭 一尺底にあれ」、「新宮の 敷き座す地を」、「いかすりて 一奮なせよ 住み寄ろし 」、「兄オコロ守らば 弟オコロ 片身に代り」、「終日に 宮の高殿の 暗所」、「中つ柱の 根に住みて」、「ヤマサの神と 諸共に」、「弥々の竈を 守らしむべし」、「誓ひには 実柱立てよ」。
 「この時に 天つ御言の 定まれば」、「赤白黄の木綿の 幣に」、「火水を結ぶ オキツヒコ」、「ここもタカマの ハラなれば」、「弥々に誓ふる 宣言に」、 「もしも地搖り 鳴神の」、「騒る障りの あらん時」、「東北の一木を 居社に」、「ヱトの六十日に 守り余る」、「ヤナヰカクロヒ 空守る」、「ウツロヰの神 現れば」、「たとえ鳴神 地搖るも」、「逸技なして 鎮むべし」。
 「もしも叢雲 光を奪ひ」、「道に障りの あらん時」、「シナトベの 神現れば 道の明奪ふ」、「八重雲を シナトの風に 押し払ひ」、「夜も明け方と 知らすべし」。
 「もしも火穢れ あらん時」、「カグツチの神 現れば」、「たとえ穢焚きの 輝やあれ」、「新に火打の 改めて」、「清き愛宕と 繁み熟り」、「竈清く 守るべし」。
 「もしも火災の あらん時」、「タツタ姫の神 現はれば」、「たとひ炎に 徴るとも」、「竜治に鎮め 除くべし」。
 「もしも井の水 汲み絶えて」、「食方の障り あらん時」、「ミヅハメの神 現はれば」、「井手の真水を いさ清く」、「新ため換えて 一奮に」、「水瓶も清く 守るべし」。
 「この時に トシノリ神の 左右にある」、「オオトシ神と ハニヤス姫」、「オコロも共に 誓ひして」、「潔かれと 神祝に」、「祝宣為せる 鉗結ひ」、「炊火も清く 水清く」、「竈清く 皆清く」、「火水の密の 宝斧」、「荒み無ければ 潔く」、「煮揚ぐる御食の ヒモロケを」、「捧ぐる陶も 清らかに」、「結ぶ火水の 清祓ひ」、「弥継ぎ宝と 進ましく」、「統つむ誓ひの 功を」、「ユキスキハニの 大御神」、「聞こし召さるる 清祓ひ」、「火水を神に 謹みて」、「清め給えと 申して申す」。





(私論.私見)