ホツマツタヱ2、ワのヒマキ(地の巻)19 |
(最新見直し2011.12.25日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、「ホツマツタヱ2、ワのヒマキ(地の巻)19の1、乗馬法(のりのり)ヒトヌキマのアヤ」を確認する。「ウィキペディアのホツマツタヱ」、「」、「」その他を参照する。 2011.12.25日 れんだいこ拝 |
【ホツマツタヱ2、ワのヒマキ(地の巻)19の2、乗の文 連栲の文】 | |
のりのふみ てるたえのあや | 乗の文 連栲(てるたえ)の文 |
ふそゐすす ももみそゑたの | 二十五鈴 百三十枝の |
としさなと はるのはつひに | 年サナト 春の初日 (一月一日)に |
よのひつき みこおしひとに ゆつりまし | 世の日月 御子オシヒトに 譲りまし |
あめよりいせに おりいます | 天より伊勢に 下り居ます |
ときにつきすみ おおくまと | 時にツキスミ オオクマト |
ひつめあおこま たてまつる | 秀つ馬青駒 奉る |
かみおもしろく おほすれは くまとにたまふ | 神おもしろく 思すれば クマトに賜ふ |
みあえには ぬゑあしもちか かさくさも | 御饗には ヌヱアシモチが 瘡腐(かさくさ)も |
こけうはこへら いたひらこ | コゲウ・ハコベラ イタヒラコ |
すすなすすしろ すせりなつ | スズナ・スズシロ スセリ・ナヅ |
このななくさに のそくなり | この七種に 除くなり |
さくらはなれは またのもち | 桜場成れば またの十五日(二月十五日) |
こかねひつめの くろこまお | 黄金蹄の 黒駒を |
たかきかひけは たてまつる | タカギが引けば 奉る |
みつほまなゐに のりみゆき | 御壺マナヰに 乗り御幸 |
しはしはまつり きこしめす | しばしば政り 聞し召す |
これそらくもり あらさりき | これ反(そ)ら曲(くも)り あらざりき |
としへてのちに ににきねの | 年経て後に ニニキネの |
みゆきほつまの にはりなる | 御幸ホツマの ニハリ成る |
のりのりめせは をはしりか | 乗り法召せば ヲバシリが |
わさおうけたる たかひこね | 技を受けたる タカヒコネ |
ちみちはやすく あれいつの | 地道は易く 荒れ厳の |
わさはゑかたき ももちたひ | 技は得難き 百千度 |
ととのへねりて これおうる | 調へ練りて これを得る |
まつしるむまの うまれつき あらましとかん | 先ず知る馬の 生れ付き あらまし説かん |
ひたかみは ししたくましく ゆるやかて | 日高見は 肉逞ましく 緩やかで |
ややひととせに のりなるる | やや一年に 乗り熟るる」 (こなれる) |
ちみちののちは あれのりや | 地道の後は 荒れ乗りや |
つくしのむまは すこやかに | 筑紫の馬は 健やかに |
ゆるくなるるも としなかは | 緩く熟るるも 年半ば |
はせいつかけも なかなれや | 馳せ厳駆けも 長熟れや |
またこしくには たくましく | また越国は 逞ましく |
ししなかなれに いそくゆえ | 肉長熟れに(こなれ難いのに) 急ぐ故 |
みよつきなれて いつかけも | 三四月熟れて 厳駆けも |
なれといそくは あやしあり | なれど急ぐは(こなれずして急ぐは) 怪しあり |
みなみのむまは ちいさくて | 南の馬は 小さくて |
としなれはやく ねかうすく いさおしならす | 達し熟れ早く 根が薄く 功成らず |
しかしまた つよきよはきも たねにより | しかしまた 強き弱きも 種により |
けいろにわかつ よしあしも | 毛色に分つ 善し悪しも |
そたちによりて しなかわる | 育ちによりて 品替わる |
よくのりなれて これおしる | 良く乗り熟れて これを知る |
むまもちゆるは いなむしか | 馬用ゆるは 厭虫か |
ひみつのなせる わさはひも | 火水の為せる 禍も |
はやのりなして のそくなり | 早乗り為して 除くなり |
もしのりおかす ものあれは | もし法犯す 者あれば |
てにはつるきお もつゆえに | 手には剣を 持つ故に |
くつはのつなは あかるたえ | 轡の綱(手綱)は あかる栲(たえ) |
きぬはもちひす ちちみぬの | 絹は用ひず 縮み布 |
ちちめるゆふて やたふたつ | 縮める木綿で 八尺二つ |
そのみつつきお はにゆひて | そのミツヅキ(馬続き) 'ハに結ひて |
てつきおこしに はさみおふ | 手継を腰に 挟み帯ぶ |
このふたすちお みきひたり | この二筋を 右左 |
こしのひねりに つなおひく | 腰の捻りに 綱を率く |
むまのこころに こたえてそ | 馬の心に 応えてぞ |
たえなるわさお なすたとえ | 「妙なる技を なす例え |
あめつちつなく なかくしの | 天地つなぐ 中串の |
いきにつきひの なかみちか | 息に月日の 長短か |
はるあきとなす みをやかみ | 春秋となす 御祖神 |
かくこしつかふ あかるたえ | かく腰使ふ あかる栲(たえ) |
わさおおもはは くらしきて | 技を重はば 鞍敷きて |
ゆきつもとりつ むそあゆみ | 行きつ戻りつ 六十歩み |
あしとりおみて のちにのる | 足取りを見て 後に乗る |
ちみちのあふみ かなつくり | 地道の鐙 金製り |
かけはをさしの つりなわも ゐつきみしかく | 駆けは尾差の 連縄も 五寸短かく |
ちみちには はるひゆるくて | 地道には 腹帯緩くて |
ゐつゆひの とふるほとよし | 五指の 通る程好し |
いつかけは はるひゆるめす ちとしめて | 厳駆けは 腹帯緩めず ちと締めて |
しとなめきつな むなかひも | 下嘗・きつな 胸懸も |
しほてにそえて くつはつな | 四方手に添えて 轡綱 |
ひとたけむたの なかほとお | 一丈六尺の 中ほどを |
きつなにそえて くつはみの | きつなに添えて 轡の |
わにゆふはしお まてにもつ | 輪に結ふ 端を 両手に持つ |
あたはしりなき ひとぬきま | 熱走りなき 一貫間 |
またてるたえは たけむたの | また連栲は 丈六尺の |
そのみつつきお まてのわに | そのミツヅキを 左右の輪に |
ゆひてなかもつ あかたえと | 結ひて中持つ 別栲と |
ぬきまおかぬる てるたゑや | 貫間を兼ぬる 連栲や |
むまのさためは めはなより | 馬の定めは 目鼻より |
おほねえやたの つつたちは | 尾骨へ八尺の 連立は |
ゐたゐきのりお はつきもち | 五尺五寸延を 八月十五日 |
さつきゐつかの ことほきの | 五月五日の 言祝の |
のりにかけたは あやしあり | 典に掛けたは 怪しあり |
たとえふとくと やつゐゐの | 例え二と九と 八つ五五の |
わりあひかかゑ たまふへし | 割合考え 給ふべし |
ここにみまこの ちみちより | ここに御孫の 地道より |
のりなれねりて あれのりも | 乗り熟れ練りて 荒れ乗りも |
ひつみつきへて つひにゑて | 日積み月経て 遂に得て |
またいつのりお としかさね | また厳乗を 年重ね |
わさゑたまへは みことのり | 技得給えば 詔 |
ゐつのをしてお たまひけり | 逸のヲシテを 賜ひけり |
たかひこねには ふたあれの | タカヒコネには 二現の |
をしてたまえは こもまこも むまのきみなり | ヲシテ賜えば 子も孫も 馬の君なり |
くすりには ひとみこまひさ | 薬には 人身駒ひさ |
うはなくす つちひとゑはは まめはこそ | 卯花葛 ツチ一重葉は 豆ハゴぞ |
いつをはしりと たかこひね | 逸ヲバシリと タカコヒネ |
ふたあれかみと きさらしゑ | 二現守と 二月シヱ |
まつるのりゆみ ならふころかな | 祀る乗り弓 習ふ頃かな |
「二神の 治の熟わひも (進展)」、「安らかに ヲウミの多賀に 坐さんと」、「御子ワカヒトに 天照」、「日月を譲り ます時に」、「左の臣は オモイカネ 右サクラウチ」、 「カナサキは 日を写します」、「大老臣 カタはウケモチ 」、「ヲバシリは 馬屋治めぞ」、「君臣と 心一つに 司れ」。 |
「時にヲバシリ 日高見の」、「宮に詣でて 道請えば」、「豊受の神の 教えには」、「乗は地道を 常となす」、「馬子に手綱を 引かせ置き」、 「馬の右より 踏み上り」、「敷く安鞍の 鐙縄(あぶみなわ)」、「マチに居木上げ 試みて」、「腿と腹帯の 緩み合ひ」、「腰据え乗りて 和々と」、 「馬の足取り 息す合い」、「合わす要の 乗り法ぞ」、「常に心を 得べきなり」。 |
「馬は生れて もの知らず」、「熱走る時 乗り落つぞ」、「予ねて教えば 叶ふもの」、「また厳乗は 馳せる時」、「下嘗鞍を 敷き置ひて 腹帯緩めず」、 「泥除けの 垂皮浮羽と なる故は」、「馳せ行く道に 中窪の」、「小溝に行きて 鐙(あぶみ)にて」、「その垂皮を 打ち煽つ」、「打ち煽たれて 風含み」、「羽となる時 跳び越さす」、「たとひ跳ぶとも 乗る人の」、「ゆくりなければ 敢え跳ばず 」、「轡に付ける 率き綱(=手綱)を」、「一貫の間と 名付くなり」。 |
「故は天地 分かざるに」、「アメノミヲヤの 空を天」、「泥を国玉 ウツロ乗り 」、「シナトの手綱 乗り廻り 万物生める」、「二神も 乗り廻りてぞ」、 「国治む ウツロ(空) ・轡や」、「国玉を 一貫きの緒と 心得ば」、「たとひ馳すれど 乗り落ちず」、「馬狂わせぬ 我が心」、「一貫きの 手綱率く」、「主の随と なるものぞ」、「浮羽の煽りを 打つとても」、「綱強ければ 馬跳ばず」、「綱緩ければ 前足を 折りて倒るぞ」、「厳と緩 駆け・越え陰陽の 間あり」、「この程合の 間を知れば」、「地道・厳・荒 乗り法を」、「全く得るぞ」と 授けます」。 |
「ここにヲバシリ 道を得て」、「日々に百度 乗り慣るる」、「千万調ひ 練り熟れて」、「やや得る地道 十九の技」、「年を重ねて 練り熟れて」、 「荒乗り三十九 放技も」、「また熟れ聳みて 厳乗りの」、「五十九 サツメの 妙技の」、「乗り法定む 詔」。 |
「乗り教え人 と なる寄子 イフキド主や」、「ソサノヲと 総べ八十五万」、「三千十八の 守に伝ふる 乗技も」、「満つれば欠くる 横しまの」、「逸るマスヒト 群がるる」、 「七十万九千の 妨げも」、「破るヲシテを 賜われば」、「程良く掃ふ 六つの守 猛モノノベら」、「」、「荒れ厳の 乗弓技に」、 「横しまを 除けば総て 四十八十万」、「大御宝も 皆既に 」、「気を安く潤る 乗弓の 」、「功立つる 物部を」、「恵み給ひて ヲバシリに 逸の名賜ふ」、 「この神は 豊受の孫の ミカサヒコ 」、「その子ヒサヒコ 鹿島神」、「雷拉ぐ 功を」、「タケミカツチと 名付くこれかな」。 |
乗の文 連栲(てるたえ)の文 |
「二十五鈴 百三十枝の」、「年サナト 春の初日 (一月一日)に」、「世の日月 御子オシヒトに 譲りまし」、「天より伊勢に 下り居ます 」、「時にツキスミ オオクマト」、「秀つ馬青駒 奉る」、「神おもしろく 思すれば クマトに賜ふ」、「御饗には ヌヱアシモチが 瘡腐(かさくさ)も」、「コゲウ・ハコベラ イタヒラコ」、「スズナ・スズシロ スセリ・ナヅ」、「この七種に 除くなり」。 |
「桜場成れば またの十五日(二月十五日)」、「黄金蹄の 黒駒を」、「タカギが引けば 奉る」、「御壺マナヰに 乗り御幸」、「しばしば政り 聞し召す」、「これ反(そ)ら曲(くも)り あらざりき」、「年経て後に ニニキネの」、「御幸ホツマの ニハリ成る」。 |
「乗り法召せば ヲバシリが」、「技を受けたる タカヒコネ」、「地道は易く 荒れ厳の」、「技は得難き 百千度」、「調へ練りて これを得る」、「先ず知る馬の 生れ付き あらまし説かん」。 |
「日高見は 肉逞ましく」、「緩やかで やや一年に 乗り熟るる」 (こなれる)」、「地道の後は 荒ら乗りや」、「ツクシの馬は 健やかに」、「緩く熟るるも 年半ば」、「馳せ厳駆けも 長熟れや」、「また越国は 逞ましく」、「肉長熟れに(こなれ難いのに) 急ぐ故」、「三四月熟れて 厳駆けも」、「熟れど急ぐは(こなれずして急ぐは) 怪しあり」、「南の馬は 小さくて」、「達し熟れ早く 根が薄く 功成らず」。 |
「しかしまた 強き弱きも」、「種により 毛色に分つ」、「善し悪しも 育ちによりて 品替わる」、「良く乗り熟れて これを知る」、「馬用ゆるは 厭虫か」、「火水の為せる 禍も」、「早乗り為して 除くなり」。 |
「もし法犯す 者あれば」、「手には剣を 持つ故に」、「轡の綱(手綱)は 別る栲」、「絹は用ひず 縮み布」、「縮める木綿で 八尺二つ」、「そのミツヅキ(馬続き) 'ハに結ひて」、「手継を腰に 挟み帯ぶ」、「この二筋を 右左」、「腰の捻りに 綱を率く」、「馬の心に 応えてぞ」、「妙なる技を なす例え」、「天地つなぐ 中串の」、「息に月日の 長短か 春秋となす」、「ミヲヤ神 かく腰使ふ 別る栲」、 「技を重はば 鞍敷きて」、「行きつ戻りつ 六十歩み」、「足取りを見て 後に乗る」。 |
「地道の鐙 金製り」、「駆けは尾差の 連縄も 五寸短かく」、「地道には 腹帯緩くて」、「五指の 通る程好し」、「厳駆けは 腹帯緩めず」、「ちと締めて 下嘗・きつな」、「胸懸も 四方手に添えて」、「轡綱 一丈六尺の」、「中ほどを きつなに添えて」、「轡の 輪に結ふ端を」、「両手に持つ 熱走り無き 一貫間」、「また連栲は 丈六尺の」、「そのミツヅキを 左右の輪に 結ひて中持つ」、「別栲と 貫間を兼ぬる 連栲や」。 |
「馬の定めは 目鼻より」、「尾骨へ八尺の 連立は」、「五尺五寸延を 八月十五日」、「五月五日の 言祝の」、「典に掛けたは 怪しあり」、「例え二と九と 八つ五五の」、「割合考え 給ふべし」、「ここに御孫の 地道より」、「乗り熟れ練りて 荒れ乗りも」、「日積み月経て 遂に得て」、「また厳乗を 年重ね」、「技得給えば 詔」、「逸のヲシテを 賜ひけり」、「タカヒコネには 二現の」、「ヲシテ賜えば 子も孫も 馬の君なり」。 |
「薬には 人身駒ひさ」、「卯花葛 ツチ一重葉は 豆ハゴぞ」、「逸ヲバシリと タカコヒネ」、「二現守と 二月シヱ」、「祀る乗り弓 習ふ頃かな」。 |
(私論.私見)