ホツマツタヱ1、アのヒマキ(天の巻)16


更新日/2020(平成31→5.1栄和改元/栄和2).11.8日
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 2011.12.25日 れんだいこ拝


【ホツマツタヱ1、アのヒマキ(天の巻)16、孕み謹む帯の文】
 はらみつつしむ おひのあや 
 孕み謹(つつし)む 帯の文
 ふそゐすす ももゑふそやほ としさみと
 二十五鈴 百枝 二十八穂 年サミト
 かしまのみやの ひとりひめ
 鹿島の宮の 一人姫 
 をのこなけれは かしまきみ
 男の子なければ 鹿島君
 かとりのみやに ゆきいたる
 香取の宮に 行き到る  
 ふつぬしむかえ とことおゑ 
 フツ主迎え 門言(とこと)終え  
 いりますのちに ものかたり
 入ります後に 物語り 
 しろすことくに ひひめあり 
 「知ろす如くに 一姫あり   
 つきこなけれは かすかとの 
 嗣子なければ 春日殿 
 あまのこやねは よにひいて
 アマノコヤネは 世に秀いて
 かすかのかみと なおたまふ
 春日の神と 名を賜ふ
 われねかわくは かんつきみ
 我願わくは 神つ君  
 はしかけなして たまわんや
 橋架けなして 給わんや」
 ふつぬしこたえ  
 フツ主応え  
 わかおゐの わかひこさきに をしかにて  
 「我が甥の 若彦先に 御使にて     
 さかむかひして あひそめて
 酒迎ひして 会ひ初めて
 それよりいまに むつましく
 それより今に 睦じく
 いまそのきみの ことなさは
 今その君の 子となさば 
 われももふける このことく 
 我も儲ける 子の如く 
 なかおなさんと ひたかみえ
 仲をなさん」と 日高見へ   
 しかにこたえて かえりきき  
 使に応えて 帰り聞き
 ともにのほりて なかくにの
 共に上りて 中国の
 かすかにいたり そのちちの       
 春日に至り その父の   
 こことむすひに こひうけて
 ココトムスビに 請ひ受けて
 たかまにのほり もろともに
 高マに上り 諸共に 
 これうかかえは みことのり 
 これ伺えば 詔 
 みゆるしうけて おかむのち ふたきみかえる        
 御許し受けて 拝む後 二君帰る    
 もとつくに こことむすひは うらなひて
 元つ国 ココトムスビは 占ひて 
 よきひにちなみ ととのゑて      
 吉き日に因み 調えて
 ことほきおえて むつましく
 言祝(ことほぎ)終えて 睦じく 
 こやねはあめに つかえます
 コヤネは天に 仕えます
 いつしかひめも はらむよし
 いつしか姫も 孕む由
 あめにつくれは みことのり 
 天に告ぐれば 詔  
 こもりにこれお とはしむる
 コモリにこれを 訪(と)はしむる
 ひめきみあひて みたねうむ
 姫君会ひて 御種生む
 みはたおこえは 
 御機(みはた)を請えば 
 こもりたも みめのいろせに ならひきと
 「コモリだも 御姫の愛背に 習ひき」と
 ひめはかえして
 姫は返して  
 いといなや いろせにとはは あちもまた
 「いと異なや 愛背(いろせ)に問わば 彼方(あち)もまた
 よそにとわんと おもふなり      
 他所(よそ)に問わんと 思ふなり
 こころまよえは をしゑこふ 
 心迷えば 教え請ふ」
 ここにこもりの みたねふみ
 ここにコモリの 御種文   
 あめつちいまた わかさるに 
 「天地未だ 分かざるに
 ういのひといき まとかにて      
 初(うい)の一息 円(まどか)にて
 みつにあふらの めをわかれ 
 水に油の 陰陽分かれ
 をまつのほりて あめとなり めはのちくたり         
 陽まず上りて 天となり 陰は後下り
 くにとろの はにみつわけて
 地泥(くにどろ)の 埴水(はにみづ)分けて 
 はにはやま みつはうみなり 
 埴は山 水は海なり
 をのうつほ かせとうこきて ほとはける     
 陽の空 風と動きて 火と化ける 
 をせのむなもと ひとまろめ
 背(をせ)の宗元 日と丸め
 あちかくめくり をにくはる  
 天近く回り 男に配る
 いものみなもと つきとこる 
 妹の鄙元 月と凝る
 はにちかきゆえ めにくはり 
 地に近き故 女に配り    
 うつほかせほと みつはにの
 空風火と 水埴の  
 ゐつましわりて ひととなる
 五つ交わりて 人となる
 のちはいもをせ とつきうむ
 後は妹背 婚ぎ生む   
 をははにむかひ とつくとき
 男は地に向ひ 婚ぐ時
 かりのししなみ ほねあふら
 カリの精波(ししなみ) 髄油(ほねあぶら)
 めはあにむかい ましわりの
 女は天に向い 交りの  
 かねのにしなき ましわりの 
 適(かね)の和霊(にし)熟(な)ぎ 交りの 
 よかねのにちか とわた[ちわた]なす
 好適(よかね)の和霊(にち)が 迸(とわ)たなす
 ちちのかりなみ たましまえ 
 精のカリ波 玉島へ
 しはするときに ちなみあひ
 散(し)はする時に 霊波(ちなみ)合ひ    
 ひるはにうえに ひたのほり
 昼は和上(にうえ)に 左上り
 よるはしうえに みきくたり  
 夜は精上(しうえ)に 右下り 
 あすふためくり みめくりと 
 翌日二廻り 三廻りと 
 みそかにはみそ みそひふみ  
 三十日には三十 三十一二三 
 みかたりゆるむ
 三日足り緩む 
 たらむとて ははのつつしみ
 タラムとて 母の謹み
 をのいきす よろみちむやそ
 男の息為(いきす) 万三千六百八十
 めのいきす よろみちもやむ
 女の息為 万三千百八六
 みたねゑて ははにますいき
 御種得て 母に増す息
 みもむその あすはなもふそ 
 三百六十の 翌日は七百二十
 みかちやそ みそかよろやも
 三日千八十 三十日万八百
 みそやかに よろみちむやそ
 三十八日に 万三千六百八十
 もととまし ふよろむちやも 
 元と増し 二万六千八百
 よそむたひ ましととまりて  
 四十六度 増し止まりて 
 みめくりは
 御廻りは
 ふつきいたれは みかはしり 
 二月至れば 三日走り 
 しわさらにきる 
 皺更に切る
 きさらとて ははのつつしみ 
 キサラ とて 母の謹み
 むそよかは むそよめくりに きわまりて     
 六十四日は 六十四回りに 極まりて
 みめくりすへて ちやそなり 
 御廻り総て 千八十なり  
 ついにたねなる おのころの
 遂に種なる オノコロの 
 ゑなのへそのを かわくるま
 胞衣(ゑな)の臍の緒 河車
 ややししおもり めくりへる
 弥々肉を盛り 廻り減る
 あすむそみたひ つきむそふ 
 翌日六十三度 次六十二 
 おそりめくりて  
 遅り廻りて
 みつきには みそことなれは みかやすむ   
 三月には 三十九となれば 三日休む
 みとりはななり やよいさむ やよもつつしみ 
 緑花成り 弥(やよ)勇む 弥も謹み 
 よつきには このみうるうも つつしみよ
 四月には 子の身潤うも 謹みよ 
 ゐつきはもとの ひとめくり
 五月は元の 一回り
 いはふよろむち やもよそむ
 祝ふ万六千 八百四十六  
 はらおひのゐも つつしみよ
 腹帯の妹 謹みよ
 あもとにまねく あらみたま       
 陽元に招く 荒御魂   
 つきのにこたま たらのほと
 月の和魂 父母の火(ほ)と
 みつましはりて こころいき
 水交りて 心息
 なりてみつかふ つゆあふれ
 成りて水通ふ 露溢れ
 むつきいたれは かわくゆえ        
 六月至れば 乾く故
 ほそのをくたに ちしるかふ
 臍の緒管に 血汁通ふ
 なつきちおにて ゐいろはに   
 七月血を熟て 五色(ゐいろ)埴(はに)
 これくらわたと あふみなす 
 これ臓腑(くらわた)と 足踏みなす
 ここもつつしみ 
 ここも謹み
 やつきにて そみはなりはの はなるとき
 八月にて 十三歯成り歯の 歯成る時
 ははのつつしみ これなるそ
 母の謹み これなるぞ
 はははうつほね またたたは
 ハハは空音 またタタは
 はるのそらねお はにあみて
 春の空延を 地に編みて 
 いたくにたれは たたといふ 
 慈くに足れば タタと言ふ
 かかはあきのね いつくしに
 カカは秋の音 慈しに
 かかけあかせる こころさし
 掲げ上かせる 心差し
 ちちはちてとの をしてなり
 父は チテトの ヲシテなり 
 ちちははあめお はにあみて
 父母天を 地に編みて
 つらなるみやひ ててたたよ
 連なる雅び テテタタよ
 ちきりしたしむ ととかかそ  
 契り親しむ  トトカカぞ
 こつきみめこゑ そなわりて とつきくらいし  
 九月眉目声 備わりて 十月位し
 そふつきは つきみちうまる みたねこれなり   
 十二月は 月満ち生まる 御種これなり
 おりしもに ひめのなけきは こおをもふ
 折しもに 姫の嘆きは 子を思ふ
 かせのともしひ たまこつむ 
 風の灯し火 玉籠積む(重んじる)    
 やすきひもなく みつおこひ 
 安き日もなく (揺れ動く心) 水を請ひ
 あるはすおこひ むなさわき
 或は酢を乞ひ 胸騒ぎ 
 つらにのほせは ゑたひゑて 
 面に上せば 枝冷えて  
 ひめもすなやみ みけたへす
 ひめもす悩み  食食べず   
 むねのいたみや めのくらみ
 胸の痛みや 目の暗み 
 たまによきひは まめひらふ
 たまに良き日は 豆拾ふ  
 このいたわりも つつしみて
 この労りも 謹みて
 よきとしのへと いまわかみ
 良きと忍べど 今我が身  
 いきすひととき よそしほと 
 息吸一時 四十路ほど
 たらぬやまふの かなしさや       
 足らぬ病ふの 悲しさや 
 こもりはひめの いきすみて
 コモリは姫の 息吸診て
 ちはらおなてて ゑみすかほ
 幸腹を撫でて 笑みす顔
 いきすたらぬは ひめみこよ 
 「息吸足らぬは 姫御子よ」 
 これとのきみの とこかたり
 これ殿君の 常語り
 われひめみこお まふけらん       
 「我姫御子を 儲けらん 
 たちからわこお まねかんな
 手力(たちから)吾子を 招かんな
 わかよろこひの かとひらき
 我が喜びの 門開き
 しかはもふけの むねのはな
 其方(しか)は儲けの 棟の花
 みなるをのこは ひのみたま
 実なる男の子は 日の御魂 
 まつこもりくの みはしらに 
 先ず籠りくの 御柱に
 むかひたにゐて めおまねき      
 向ひ左(た)に居て 陰を招き
 をまつめくりて めおつつむ
 陽先ず廻りて 陰を包む
 めかせはまりて はゑいつる
 陰が狭まりて 生え出づる
 はなくきはしち をのはしめ
 花茎(はなくき)はシヂ 陽の初め
 をのこうむなり   
 男の子生むなり
 めのこには めのめよりうく 
 女の子には 女の目より受く
 つきみたま みやおうるほし 
 月霊魂 宮を潤し
 そむきゐて のちうくるひの ましわりは
 背き居て 後受くる日の 交わりは
 めまつめくりて をおつつむ 
 陰先ず廻りて 陽を包む
 をはしちならす    
 陽はシヂ成らず
 たましまか うちにつほみて めのはしめ   
 玉島が 内に窄(つぼ)みて 陰の初め 
 めのこうむなり 
 女の子生むなり
 めはつきの おそくめくれは
 女は月の 遅く廻れば
 ひひのまし みもよそなつつ
 日々の増し 三百四十七ずつ
 ふそこかは よろちむそみの 
 二十九日は 万千六十三の
 みそかには ひとつもとりて
 三十日には 一つ戻りて
 みそひより みそみかまても
 三十一より 三十三日までも
 みかのうち ひにそこもとり 
 三日の内 日に十九戻り
 みそよかも ひともとりして  
 三十四日も 一戻りして
 さつめへり みそゐかよりそ
 五十九減り 三十五日よりぞ
 ひひのまし みもよそななり
 日々の増し 三百四十七なり
 よそかには もとましともに
 四十日には 元増し共に
 ふよろむち みもなそふにて 
 二万六千 三百七十二にて
 みちきわむ ゑなのめくりも    
 満ち極む 胞衣の廻りも
 なそらえて やかてうまれん 
 準(なぞら)えて やがて生れん
 ををんかみ こそむつきます
 大御神 九十六月座す
 このこやね ももつきませり
 このコヤネ 百月座せり
 たちからを みそむつきます
 手力ヲ 三十六月座す
 さるたひこ そむとしおれと これはまれ
 猿田彦 十六年居れど これは稀れ
 をのこはとしに めはとつき
 男の子は年に 女は十月
 いきすよけれは うむもやすきそ    
 息吸好ければ 生むも安きぞ
 またのとひ    
 またの問ひ
 たみはこさわに かみとのの こなきはいかん    
 「民は子沢に 神殿の 子なきは如何ん」
 こもりまた
 コモリまた 
 せおりつひめの つつしみに
 「セオリツ姫の 謹みに
 たみのなすわさ みおくたき        
 民の為す業 身を砕き 
 はたらくとても こころむく 
 働くとても 心無垢
 あふらさかんに こおうるそ 
 油盛んに 子を得るぞ
 くにかみなとは たみのため
 国神などは 民のため
 こころつくして あふらへり こたねまれなり   
 心尽して 油減り 子種稀れなり
 たかきみは しもかうらやみ かなはねは    
 高き身は 下が羨み 叶はねば
 おきておうらみ きみそしる これもあたなり  
 掟を恨み 君謗る これも仇なり
 うちみやの あおめのいふり けおさます
 内宮の 青侍のいぶり 気を冷ます
 そはのことしろ まめなれは
 傍の事代(コトシロ) 忠なれば
 これおさむめか うらむなり
 これをさむ女が 恨むなり
 きみかめくみも ついわすれ
 君が恵みも つい忘れ
 うらみねたむの にはさくら
 恨み妬むの 庭桜
 さかすはしれよ よろたみの
 咲かずば知れよ 万民の 
 うらめんめとの よろさくら あめにうゑてそ   
 恨めん目処(めど)の 万桜 天に植えてぞ
 おろかめか ねたむいそらの かなつゑに
 愚か女が 妬むイソラの 金杖に 
 こたねうたれて なかれゆく
 子種打たれて 流れゆく
 あるはかたわと なすいそら
 或は片端と なすイソラ
 ねたむそのいき ひよろみち
 妬む その息 一万三千    
 むれてうろこの おろちなす
 群れて鱗の オロチなす
 たましまのひま うかかひて
 玉島の暇 窺ひて
 こつほにいりて はらみこお
 子壺に入りて 孕み子を
 かみくたくゆえ たねならす かたわうむなり  
 噛み砕く故 種成らず 片端生むなり  
 まつしきは およはぬとみお うらやみて
 貧しきは 及ばぬ富を 羨みて
 うらみのあたに たねほろふ  
 恨みの仇に 種滅ぶ
 ひとおねためは ひにみたひ
 他人を妬めば 日に三度
 ほのほくらひて みもやする
 炎食らひて 身も痩する
 ねたむねたまる みなとかそ
 妬む妬まる みな咎ぞ  
 たとえははへる あおめたち ゐいろのはなそ 
 例えば侍る 青女達 五色の花ぞ
 そのきみの こころあおきは あおにめて
 その君の 心青きは 青に愛で
 きなるははなの きおめてし
 黄なるは花の 黄を愛でし
 あかきははなの あかにめて
 赤きは花の 赤に愛で  
 しろきははなの しろにめて
 白きは花の 白に愛で  
 くろきははなの くろにめす
 黒きは花の 黒に愛す  
 おなしこころに あいもとむ 
 同じ心に 合い求む
 きみのこころと わかはなと
 君の心と 我が花と
 あふやあわぬや あえしらす
 合ふや合わぬや 敢え知らず
 てれはうらむな あけらるも
 てれば恨むな 厭けらるも
 ゑもへもよらす もとむなり
 上も端も寄らず 求むなり
 てれはめすとも いくたひも
 てれば召すとも 幾度も 
 おそれてのちは うらみなし つつしみはこれ   
 畏れて後は 恨みなし 謹みはこれ
 もろひめら まさにしるへし いろのはな
 諸姫ら まさに知るべし 色の花 
 ひとたひめてて はやちれは 
 一度愛でて 早や散れば 
 ちりとすてられ よそのはな
 塵と捨てられ 他所の花
 めすときはその はなさかり
 召す時はその 花盛り
 つらつらおもえ みのはなも 
 つらつら思え 実の花も
 ひともうつれは ちるはなそ
 人も移れば(時が移ろえば早晩) 散る花ぞ 
 たれさしうらむ ひともなし
 誰指し恨む 人もなし 
 もしあやまれは たねたちて
 もし誤れば 種絶ちて 
 みとかめあれと そのひとは 
 身咎めあれど その人は(子種を絶たれた被害者は) 
 またたちもたす つゑうたす
 まだ太刀持たず 杖打たず
 ひとうちころす ゆえもなし 
 人打ち殺す 故もなし
 めはひとみちに おもえとも ねたみわつらふ 
 女は一途に 思えども 妬み煩ふ
 むねのほか おろちとなりて こたねかむ
 胸の火が オロチと成りて 子種噛む
 さわりのそかん よつきふみ
 障り除かん 世嗣文
 つつしむあやの はなとはな うてはちるなり 
 謹む綾の 花と花 打てば散るなり
 もろともに つねにつつしみ なわすれそこれ  
 諸共に 常に謹み な忘れそこれ
 はらみこお とひうるための たひやとり
 孕み子を 訪ひ得るための 旅宿り
 あるひひめかみ またのとひ
 ある日姫上 またの問ひ
 おしえのおひは わさありや
 「押えの帯は 技ありや」  
 こもりこたえて 
 コモリ答えて  
 たまきねの をしゑのおひは みみのはに   
 「タマキネの 教えの帯は 身々(みみ)の果(は)に
 しなわきまえて くにをさむ 
 品弁えて 国治む
 おひはゐわみの かためなり
 帯は五腑の(=五色埴) 固めなり
 をはしたあわせ めはうえそ 
 男は下合せ (陽は地に向い) 女は上ぞ」(陰は天に向う)
 はらみのおひは かつらきの       
 孕みの帯は 葛城の
 よつきやしろに みたねのる 
 世嗣社に 御種祈る
 ときにあめより にいとりの 
 時に天より 丹斎鳥(にいとり)の
 ひとはおつれは あまつのり 
 一羽落つれば 天つ宣
 これはいふきの なるもみち
 これは息吹の 成る紅葉
 はけてかつらき いとりやま
 化けて葛城 斎鳥山 
 はねさきみれは ふそよすち
 羽先見れば 二十四筋  
 かすそなわれと つねあらす
 数備われど 常あらず
 もろとりみれは そゐにさけ  
 諸鳥見れば 十五に割け
 ひたかみにつる たてまつる
 日高見に鶴 奉る
 はねさきみれは ふそよなり
 羽先見れば 二十四なり
 かれもろはねお よりたたし 
 故諸羽を 撚り直し
 をつるおたてに めおよこに 
 雄鶴を経(縦)に 雌を緯(横)に
 けふのほそぬの おりもつて
 経緯の細布 織り以つて  
 よそやそなわる みはらおひ
 四十八備わる 御腹帯
 ははのいさなみ なかはらみ
 母のイサナミ 長孕み  
 こそむつきへて うみたまふ あまてるかみそ  
 九十六月経て 生み給ふ 天照神ぞ 
 はたれまの さはれとおひに ととのひて
 ハタレマの 障れど帯に 整ひて
 よそやそなわる そのためし
 四十八備わる その例し
 てれはひめきみ さはらねと
 てれば姫君 障らねど
 いきすひたちと なすおひそ
 息吸日たちと なす帯ぞ 
 ときにみかつち いふかしく  
 時にミカツチ 訝しく  
 いきすひたちと なるおひの
 息吸日たちと なる帯の
 わさにいきすは いつこえか
 技に息吸は 何処へか 
 ときにこもりの こたえには 
 時にコモリの 答えには
 むかしとよけの のたまふは
 「昔豊受の 宣給ふは  
 あめよりさつく けふのおひ
 天より授く 経緯(けふ)の帯
 あめにのとりて ちちのたけ
 天に則りて 父の丈 
 くらふるおひに ははのいき 
 比ぶる帯に 母の息 
 ひたちとなるは いたくなり     
 日たちとなるは 慈くなり
 あめよりいたき はにあみて 
 天より慈き 地 (母)に編みて
 つらなりそたつ このためし  
 連なり育つ 子の例し  
 ちちのめくみは いたたくあ
 父の恵みは 頂く天
 ははのいつくし のするはに 
 母の慈(いつく)し 和(の)する埴」 
 あまてるかみも わすれしと
 天照神も 忘れじと
 いとふそよすち よりあはせ 
 糸二十四筋 撚り合せ   
 めをはふたえの みはとなす
 陰陽羽二重の 御衣となす 
 このみはめして あさことに あめつちまつり  
 この御衣召して 朝毎に 天地祀り
 たらちねに つかふみこころ そのきみも   
 父母に 仕ふ御心 その君も
 これともふせは みかつちも 
 これ」と申せば ミカツチも 
 よろこひけふの ぬのおらん   
 喜び「経緯(けふ)の 布織らん」
 いわくはふたゑ あらさるか
 曰く「羽二重 あらざるか」
 こたえてひらく たからとの 
 応えて開く 宝殿
 うちよりいつる はふたゑは 
 内より出づる 羽二重は 
 きみのたまもの ふたはあり  
 君の賜物 二衣あり
 なすゆえしらす あめのはお
 成す故知らず(羽二重誕生の訳も知らずに) 天の衣を
 きるもおそれて くちんとす
 着るも畏れて 朽ちんとす  
 いまさいわいの をしゑうる
 今幸いの 教え得る
 ひめはこやねの たけしるや
 姫はコヤネの 丈知るや
 しれりひとたけ ふたゐきそ
 知れり一丈 二尺五寸ぞ
 かねきくうえの をんたけと
 予ね聞く上の 御丈と
 うまれあひたる みめくみと もろのたまえは 
 生れ合ひたる 御恵みと 諸宣給えば
 いめかみに いとありかたと ゑみすとき  
 「妹が身に いと有難」と 笑みす時 
 ちちよろこひて はふたゑお
 父喜びて 羽二重を 
 みたけのおひと なしたまふ
 身丈の帯と 成し給ふ 
 はらおひなせは みのいきす
 腹帯なせば 身の息吸
 ひたちとなりて ひめのとひ うむときいかん  
 日たちとなりて 姫の問ひ 「生む時如何」 
 こもりまた これはかつてか よくしれり  
 コモリまた 「これはカツテが 良く知れり 
 われかえるのち くたすへし
 我帰る後 下すべし」
 あるひみとのに みあえして 
 ある日御殿に 御饗して
 こもりおまねき ものかたり
 コモリを招き 物語り
 わかうまれつき みのたけも
 「我が生れ付き 身の丈も
 ひたけむたあり ちからわさ
 一丈六尺あり 力技
 やたのひとらの よろひきの 
 八タの人らの 万引きの
 いわおもなけて うつろいも 
 岩をも投げて ウツロイ(鳴神の主)も
 ひしけはたまふ ふたつるき
 挫げば賜ふ 二剣
 いまふしみれは をきなかみ
 今伏し見れば 翁神
 さかるこもりと くらふれは
 盛るコモリと 比ぶれば
 われはあかこの みちうけて
 我は赤子の 道受けて
 ひとなるかえの いしつつお すすめうやまふ
 人成る替えの(一人前となる返礼としての) 石つつを 進め敬ふ 
 ときこもり おとろきわれは みちのおと
 時コモリ 驚き「我は 道の弟
 こやねのをやも わかをやと かえものうけす  
 コヤネの親も 我が親」と 返物受けず
 みかつちは なおはちすすむ こもりみて
 ミカツチは なお恥ぢ進む コモリ見て
 つるきおおかみ いたたけは     
 剣を拝み 頂けば(高く掲げば) 
 みかつちえみて くらなして     
 ミカツチ笑みて 座なして
 まつりたえんお ひめありて よつきみちきく
 祀り絶えんを 姫ありて 世嗣道聞く
 こはたから いきすもしれは いきすみや     
 子は宝 息吸も知れば イキス宮
 こやねとひめと ここにおき 
 コヤネと姫と ここに置き
 われはのちやに ふつぬしと 
 我は後宮に フツ主と
 ひたちおひなし さつけんと 
 日たち帯成し 授けん」と 
 かたりとことも ととのひて
 語り門言も 調ひて
 こもりはあめに かえりけり
 コモリは天に 帰りけり
 のちにかとりの みやにゆき
 後に香取の 宮に行き
 かたりてともに ひたかみに
 語りて共に 日高見に
 つくれはきみも よろこひて
 告ぐれば君も 喜びて
 けふのほそぬの おらしむる
 経緯の細布 織らしむる
 たかまのはらの かりみやに
 高マの原の 仮宮に
 おひたまわれは もろかなも ひたちのみやと   
 帯賜われば 諸が名も 日立の宮と 
 もののへか めててつくれる かしまみや
 物部が 愛でて造れる 鹿島宮 
 こやねとひめと いきすみや        
 コヤネと姫と イキス宮
 ひめはもろめの はらむとき   
 姫は諸女の 孕む時
 いきすつつしみ をしゑます 
 息吸謹み 教えます
 やめるはくすり これおうく  
 病めるは薬 これを受く
 かとりとかしま いすきみや  
 香取と鹿島 イキス宮
 たまふひたちの おひのなも ゐはたおひとそ   
 賜ふ日たちの 帯の名も 五腑帯とぞ 
 たけやたは やそよろをのこ なれたけそ    
 丈八タは 八十万男の子 均れ丈ぞ
 はらみのうちの あそひには 
 孕みの内の 遊びには
 まめおひろえよ まめなるそ 
 豆を拾えよ 忠成るぞ  
 もしもそふこお うむははは つきのくらいそ
 もしも十二子を 生む母は 月の位ぞ
 ひとはらみ みつこおうめは
 一孕み 三つ子を生めば
 みひかりの さいわひありと あめにつく     
 三光の 幸ありと 天に告ぐ 
 あまねくふれて ほつまくに 
 普く布れて ホツマ国 
 をさまるのちに ふつぬしの
 治まる後に フツ主の
 かとりのみちお ことことく      
 鹿取の道を 悉く
 こやねにさつけ かくれます
 コヤネに授け 隠れます
 かしまのみちの おくもみな こやねにさつく   
 鹿島の道の 奥も皆な コヤネに授く
 かすかとの たまかえしなす 
 春日殿 魂返しなす
 おくのりも こやねにさつく
 奥法も コヤネに授く
 このゆえに よものまつりも   
 この故に 四方の祀りも
 おのつから ひとりにつけり
 自ずから 一人に着けり
 かしまかみ ひめうむときに 
 鹿島守 姫生む時に
 ははかなお こえとなつけす 
 母が名を 請えど名付けず
 まれひとり ひめはひめなり  
 「稀一人 姫は姫なり
 またうまは まきれんために いみなせん   
 また生まば 紛れんために いみ名せん」
 まつひめかみと はかりいふ 
 まず姫上と ばかり言ふ
 ゆえにこやねも よよのりと
 故にコヤネも 弥々祝詞  
 はつはひめきみ つきのなも 
 初は姫君 月の名も
 たえのおくのり つつしみの
 妙の奥法 謹みの 
 ひたちおひこそ いともかしこし
 日たち帯こそ いとも畏こし

【ホツマツタヱ1、アのヒマキ(天の巻)16、孕み謹む帯の文】
 孕み謹む 帯の文
 「二十五鈴 百枝 二十八穂 年サミト」、「鹿島の宮の 一人姫」、「男の子なければ 鹿島君」、「香取の宮に 行き到る」、「フツ主迎え 門言(とこと)終え」、「入ります後に 物語り」、「知ろす如くに 一姫あり」、「嗣子なければ 春日殿」、「アマノコヤネは 世に秀いて」、「春日の神と 名を賜ふ」、「我願わくは 神つ君」、「橋架けなして 給わんや」。
 二十五鈴り百枝 二十八穂の年サミト、鹿島の宮の一人姫に男の子が授からなかったので、鹿島君は香取の宮に詣でることになった。フツヌシが迎え、挨拶を交わした後に宮に入り、話し合った。「御承知のように一姫は授かりましたが、肝腎の嗣子が授かりません。春日殿の御祖のアマノコヤネは世に秀いて春日の神の名を賜われた名門の家柄です。私がお願いしたいのは、どうぞフツヌシ公が神つ君に橋架けをして下さることです。お願い申し上げます」。
 「フツ主応え 我が甥の」、「若彦先に 御使にて」、「酒迎して 会ひ初めて」、「それより今に 睦じく」、「今その君の 子となさば」、「我も儲ける 子の如く」、「仲をなさんと 日高見へ」、「使(しか)に応えて 帰り聞き」、「共に上りて 中国の」、「春日に至り その父の」、「ココトムスビに 請ひ受けて」、「高マに上り 諸共に」、「これ伺えば 詔」。
 フツヌシが応えて曰く、「我が甥のワカヒコは先に君の御使にて酒迎して会って以来、今に至るまで仲睦じい間柄です。只今の皇はその君の子です。我が子同様のような気持ちで接しております。仲を取り持ちしませう」。こうして使者を日高見へ送った。帰って来た使者より皇の詔を聞き、鹿島君と使者は共に上京して中国の春日君のところへ出向き、その父のココトムスビにお願いして高マに上り諸共に伺えば、詔があった。
 「御許し受けて 拝む後 二君帰る」、「元つ国 ココトムスビは 占ひて」、「吉き日に因み 調えて」、「言祝(ことほぎ)終えて 睦じく」、「コヤネは天に 仕えます」、「いつしか姫も 孕む由」、「天に告ぐれば 詔」、「コモリにこれを 問はしむる」、「姫君会ひて 御種生む」、「御機(みはた)を請えば」、「コモリだも」、御姫の愛背(いろせ)に 習ひきと」、「姫は返して いと否や」、「愛背に問わば 彼方(あち)もまた」、「他所(よそ)に問わんと 思ふなり」、「心迷えば 教え請ふ」。
 御許し受けて拝んで後、二君は帰った。元つ国のココトムスビが占って、「吉き日に因んで万端調えて、言祝(ことほぎ)終えて睦じく、「コヤネは天に 仕えます」。そうこうしているうちに姫が孕み、天に告ぐれば詔があり、コモリを訪問させた。コモリがヒメ君に会って、御種生む御機(みはた)を尋ねると 姫曰く「コモリ殿、御姫の愛背(いろせ)に習いました」。続けて、「いと異なや。愛背に問わば 彼方もまた他所に問わんと 思ふなり。心迷えば 教え請ふ」。
 「ここにコモリの 御種文」、「天地未だ 分かざるに」、「初(うい)の一息 円(まどか)にて」、「水に油の 陰陽分かれ」、「陽まず上りて 天 となり 陰は後下り」、「地泥(くにどろ)の 埴水(はにみづ)分けて」、「埴は山 水は海なり」、「陽の空 風と動きて 火と化ける」、「背(をせ)の宗元 日と丸め」、「天近く廻り 男に配る」、「妹の鄙元 月と凝る」、「地に近き故 女に配り」、「空風火と 水埴の」、「五つ交わりて 人となる」、「後は妹背 婚ぎ生む」。
 ここにコモリの御種文を記しておく。「天地が未だ分かざる時に、生の一息が円(まどか)に掛かり、水と油の陰陽分かれた。陽がまず上って天 (空間・気)となり、陰は後下りして地泥(くにどろ)の埴水(はにみづ)分けて、埴は山、水は海に成り、陽の空は風と動きて火と化けた。背(をせ)の宗元が日と丸め、天近く回り男に配った。妹の鄙元は月と凝った。地に近き故に女に配り、空風火と水埴の五つが交わって人となった。後は妹背が婚ぎ生み子孫を伝えることになった」。
 「男は地に向ひ 婚ぐ時」、「カリの精波(ししなみ) 髄油(ほねあぶら)」、「女は天に向い 交りの」、「適(かね)の和霊(にし)熟(な)ぎ 交りの」、「好適(よかね)の和霊(にち)が 迸(とわ)たなす」、「精のカリ波 玉島(卵管)へ」、「散(し)はする時に 霊波(ちなみ)合ひ」、「昼は和上(にうえ)に 左上り」、「夜は精上(しうえ)に 右下り」。
 「男は地に向い、婚ぐ時、カリの精波(ししなみ)の髄油(ほねあぶら)になる。女は天に向い、交りの時、適(かね)の和霊(にし)熟(な)ぎ、交りの好適(よかね)の和霊(にち)が迸(とわ)たなす。精のカリ波は玉島(卵管)へ向かい、散(し)はする時に霊波(ちなみ)合ひ、昼は和上(にうえ)に左上り、夜は精上(しうえ)に右下りとなる」。
 「翌日二廻り 三廻りと」、「三十日には三十 三十一二三 三日足り緩む」、「タラムとて 母の謹み」、「男の息為 万三千六百八十」、「女の息為 万三千百八六」、「御種得て 母に増す息」、「三百六十の 翌日は七百二十」、「三日千八十 三十日万八百」、「三十八日に 万三千六百八十」、「元と増し 二万六千八百」、「四十六度 増し止まりて 御廻りは」、「二月こ至れば 三日走り 皺更に切る」、「キサラ とて 母の謹み」、「六十四日は 六十四廻りに 極まりて」、「御廻り総て 千八十なり」。
 「翌日は二回り、三回りとなる。三十日には三十となり、三十は一二三。三日弛(た)り緩む。タラムとて 母の謹み。男の息数(いきす、呼吸数)は万三千六百八十、女の息為は万三千百八六。こうして御種を得て、母は息を増す。三百六十の翌日は七百二十となり、三日には千八十、三十日には万八百、三十八日には万三千六百八十となり、元と増し二万六千八百。「四十六度で増し止まる。回巡(みめく)りは、二月(きさら)至れば三日走り、皺更に切る。「キサラ とて 母の謹み」。「六十四日は六十四回りに極まりて、回巡り総て千八十なり」。
 「遂に種なる オノコロの」、「胞衣(ゑな)の臍の緒 河車」、「弥々肉を盛り 廻り減る」、「翌日六十三度 次六十二」、「遅り廻りて 三月には」、「三十九となれば 三日休む」、「緑花成り 弥勇む 弥も謹み」、「四月には 子の身潤うも 謹みよ」、「五月は元の 一廻り」、「祝ふ万六千 八百四十六」、「腹帯の妹 謹みよ」、「陽元に招く 荒御魂」、「月の和魂 父母の火と」、「三つ交りて 心息」、「成りて水通ふ 露溢れ」。
 「遂に種なるオノコロの胞衣(ゑな)の臍の緒は河車になる。弥々肉を盛り、回り減る。翌日六十三度、次六十二 、遅り回りて、三月には三十九となれば 三日休む。満(みと)り端(はな)成り、弥(やよ)勇む、弥も謹み。四月には 熟(この)み潤うも謹みよ。五月は元の一回り。祝ふ万六千、八百四十六。腹帯の妹 謹みよ」。陽元に招く荒御魂。月の和魂、父母の火(ほ)と、三つ交りて心息。成りて瑞通ふ。露溢れ(羊水の増加)」。
 「六月至れば 乾く故」、「臍の緒管に 血汁通ふ」、「七月血を熟て 五色(ゐいろ)埴(はに)」、「これ臓腑(くらわた)と 足踏みなす ここも謹み」、「八月にて 十三歯成り歯の 歯成る時」、「母の謹み これなるぞ」、「ハハは空音 またタタは」、「春の空延を 地に編みて」、「慈くに足れば タタと言ふ」、「カカは秋の音 慈しに」、「掲げ上かせる 心差し」、「父は チテトの ヲシテなり」、「父母天を 地に編みて」、「連なるミヤビ テテタタよ」、「契り親しむ  トトカカぞ」、「九月眉目声(みめこえ) 備わりて 十月位し」、「十二月は 月満ち生まる 御種これなり」。
 「六月至れば 乾く故」、「臍の緒管に 血汁通ふ」、「七月血を熟て 五色(ゐいろ)埴(はに)」、「これ臓腑(くらわた)と 足踏みなす ここも謹み」、「八月にて 十三歯成り歯の 歯成る時」、「母の謹み これなるぞ」、「ハハは空音 またタタは」、「春の空延を 地に編みて」、「慈くに足れば タタと言ふ」、「カカは秋の音 慈しに」、「掲げ上かせる 心差し」、「父は チテトの ヲシテなり」、「父母天を 地に編みて」、「連なるミヤビ テテタタよ」、「契り親しむ  トトカカぞ」。
 「折しもに ヒメの嘆きは 子を思ふ」、「風の灯し火 玉籠積む(重んじる)」、「安き日もなく (揺れ動く心) 水を乞ひ」、「或は酢を乞ひ 胸騒ぎ」、「面に上せば 手足冷えて」、「ひめもす萎やみ  食食べず」、「胸の痛みや 目の暗み」、「たまに良き日は 豆拾ふ」、「この労りも 謹みて」、「良きと忍べど 今我が身」、「息為一時 四十枝ほど」、「足らぬ病ふの 悲しさや」。
 「九月見目声(みめこえ) 備わりて 十月位し」、「十二月は 月満ち生まる 御種これなり」、「折しもに ヒメの嘆きは 子を思ふ」、「風の灯し火 玉籠積む(重んじる)」、「安き日もなく (揺れ動く心) 水を乞ひ」、「或は酢を乞ひ 胸騒ぎ」、「面に上せば 手足冷えて」、「ひめもす萎やみ  食食べず」、「胸の痛みや 目の暗み」、「たまに良き日は 豆拾ふ」、「この労りも 謹みて」、「良きと忍べど 今我が身」、「息為一時 四十枝ほど」、「足らぬ病ふの 悲しさや」。
 「コモリは姫の 息吸診て」、「幸腹を撫でて 笑みす顔」、「息す足らぬは 姫子よ」、「これ殿君の 常語り」、「我姫子を 儲けらん」、「タ力(ちから)吾子を 招かんな」、「我が喜びの 門開き」。
 「コモリはヒメの 息為診て」、「幸腹を撫でて 笑みす顔 」、 「息す足らぬは 姫子よ」、「これ殿君の 常語り」、「我姫子を 儲けらん」、「タ力(ちから)吾子を 招かんな」、「我が喜びの 門開き」。
 「其方(しか)は儲けの 棟の花」、「実なる男の子は 日の御魂」、「先ず籠りくの 御柱に」、「向ひ左(た)に居て 陰を招き」、「陽先ず回りて 陰を包む」、「陰が狭まりて 生え出づる」、「花茎(はなくき)はシヂ 陽の初め 男の子生むなり」。
 「其方(しか)は儲けの 棟の木」、「実なる男の子は 日の霊魂」、「先ず籠りくの 実柱に」、「向ひ直(た)に居て 陰を招き 」、「陽先ず回りて 陰を包む」、「陰が狭まりて 生え出づる」、「放茎(はなくき)はシヂ 陽の初め 男の子生むなり」。
 「女の子には 女の目より受く」、「月霊魂 宮を潤し 背き居て」、「後受くる日の 交わりは」、「陰先ず廻りて 陽を包む」、「陽はシヂ成らず 玉島が 内に窄窄(つぼ)みて」、「陰の初め 女の子生むなり」、「女は月の 遅く廻れば」、「日々の増し 三百四十七ずつ」、「二十九日は 万千六十三の」、「三十日には 一つ戻りて」、「三十一より 三十三日までも」、「三日の内 日に十九戻り」、「三十四日も 一戻りして」、「五十九減り 三十五日よりぞ」、「日々の増し 三百四十七なり」、「四十日には 元増し共に」、「二万六千 三百七十二にて」、「満ち極む 胞衣の回りも」、「準(なぞら)えて やがて生れん」。
 「女の子には 女の目より受く」、「月霊魂 宮を潤し」、「背き居て 後受くる日の 交わりは」、「陰先ず回りて 陽を包む」、「陽はシヂ成らず 玉島が 内に窄窄(つぼ)みて」、「陰の初め 女の子生むなり」、「女は月の 遅く回れば」、「日々の増し 三百四十七ずつ」、「二十九日は 万千六十三の」、「三十日には 一つ戻りて」、「三十一より 三十三日までも」、「三日の内 日に十九戻り」、「三十四日も 一戻りして」、「五十九減り 三十五日よりぞ」、「日々の増し 三百四十七なり」、 「四十日には 元増し共に」、「二万六千 三百七十二にて」、「満ち極む 胞衣の回りも」、「準えて やがて生れん」。
 「大御神 九十六月座す」、「このコヤネ 百月座せり」、「タチカラヲ 三十六月座す」、「サルタヒコ 十六年居れど これは稀れ」、「男の子は年に 女は十月」、「息吸好ければ 生むも安きぞ」。
 「大御神 九十六月座す」、「このコヤネ 百月座せり」、「タチカラヲ 三十六月座す」、「サルタヒコ 十六年居れど これは稀れ」、「男の子は年に 女は十月」、 「息す好ければ 生むも安きぞ」。
 「またの問ひ 「民は子多に」、「神殿の  子なきは如何ん」、「コモリまた セオリツ姫の 謹みに」、「民の為す業 身を砕き」、「働くとても 心向く 」、「油盛んに 子を得るぞ」、「国神などは 民のため」、「心尽して 油減り 子種稀れなり」、「高き身は 下が羨み」、「叶はねば 掟を恨み」、「君謗る これも仇なり」、「内宮の 青侍のいぶり 気を冷ます」、「傍の事代 忠なれば」、「これを冷む女が 恨むなり」、「君が恵みも つい忘れ」、「恨み妬むの 庭桜」、「咲かずば知れよ 万民の」、「恨めん侍殿 万桜 天に植えてぞ」、「愚か女が 妬むイソラの 金杖に」、「子種打たれて 流れゆく」、「或は片端と なすイソラ」、「妬むその息 一万三千」、「群れて鱗の オロチなす」、「玉島の暇 窺ひて」、「子壺に入りて 孕み子を」、「噛み砕く故 種成らず 片端生むなり」、「貧しきは 及ばぬ富を 羨みて」、「恨みの仇に 種滅ぶ」、「他人を妬めば 日に三度」、「炎食らひて 身も痩する」、「妬む妬まる みな咎ぞ」。
 「またの問ひ 「民は子多に」、「神殿の  子なきは如何ん」、「コモリまた セオリツ姫の 謹みに」、「民の為す業 身を砕き」、「働くとても 心向く 」、 「油盛んに 子を得るぞ」、「国守などは 民のため」、「心尽して 油減り 子種稀れなり」、「高き身は 下が羨み」、「叶はねば 掟を恨み」、「君謗る これも仇なり」、「内宮の 青侍のいぶり 気を冷ます」、「傍のコトシロ 忠なれば」、「これを冷む女が 恨むなり」、「君が恵みも つい忘れ」、「恨み妬むの 庭桜」、「咲かずば知れよ 万民の」、「恨めん侍殿 万桜 天に植えてぞ」、「愚か女が 妬むイソラの 金杖に」、「子種打たれて 流れゆく」、「或は片端と なすイソラ 」、「妬む その息 一万三千」、「群れて鱗の オロチなす」、「玉島の隙 窺ひて」、「子壺に入りて 孕み子を」、「噛み砕く故 種成らず 片端生むなり」、「貧しきは 及ばぬ富を 羨みて」、「恨みの仇に 種滅ぶ」、「他人を妬めば 日に三度」、「炎食らひて 身も痩する」、「妬む妬まる みな咎ぞ」。
 「例えば侍る 青女達 五色の花ぞ」、「その君の 心青きは 青に愛で」、「黄なるは花の 黄を愛でし」、「赤きは花の 赤に愛で」、「白きは花の 白に愛で」、「黒きは花の 黒に愛す」、「同じ心に 合い求む」、「君の心と 我が花と」、「合ふや合わぬや 敢え知らず」、「てれば 恨むな 厭けらるも」、「上も端も寄らず 求むなり」、「てれば召すとも 幾度も」、「畏れて後は 恨みなし 謹みはこれ」。
 「例えば侍る 青侍達 五色の花ぞ」、「その君の 心青きは 青に愛で」、「黄なるは花の 黄を愛でし」、「赤きは花の 赤に愛で」、「白きは花の 白に愛で」、「黒きは花の 黒に愛す」、「同じ心に 合い求む」、「君の心と 我が花と」、「合ふや合わぬや 敢え知らず」、「てれば 恨むな 厭けらるも 」、「上も端も寄らず 求むなり」、「てれば召すとも 幾度も」、「畏れて後は 恨み無し 謹みはこれ」。
 「諸姫ら まさに知るべし」、「色の花 一度愛でて 早や散れば」、「塵と捨てられ 他所の花」、「召す時はその 花盛り」、「つらつら思え 満の花も」、「人も移れば(時が移ろえば早晩) 散る花ぞ」、「誰指し恨む 人もなし」、「もし誤れば 種絶ちて」、「己咎めあれど その人は(子種を絶たれた被害者は)」、「まだ太刀持たず 杖打たず」、「他人打ち殺す 故もなし」、「女は一途に 思えども 妬み煩ふ」、「胸の火が オロチと成りて 子種噛む」、「障り除かん 世嗣文」、「謹む綾の 花と花 打てば散るなり」、「諸共に 常に謹み な忘れそ これ」、「孕み子を 訪ひ得るための 旅宿り」。
 「諸姫ら まさに知るべし」、「色の花 一度愛でて」、「早や散れば 塵と捨てられ」、 「他所の花 召す時はその 花盛り」、「つらつら思え 満の花も」、「人も移れば(時が移ろえば早晩) 散る花ぞ」、「誰指し恨む 人もなし」、「もし誤れば 種絶ちて」、「己咎めあれど その人は(子種を絶たれた被害者は)」、「まだ太刀持たず 杖打たず」、「他人打ち殺す 故もなし」、「女は一途に 思えども 妬み煩ふ」、「胸の火が オロチと成りて 子種噛む 」、「障り除かん 世嗣文」、「謹む綾の 花と花 打てば散るなり」、「諸共に 常に謹み な忘れそ これ」、「孕み子を 訪ひ得るための 旅宿り」。
 「ある日 ヒメ上 またの問ひ」、「押えの帯は 技ありや」、「コモリ答えて」、「タマキネの 教えの帯は 己々(みみ)の果(は)に」、「品弁えて 国治む 」、「帯は五腑の(=五色埴) 固めなり」、「男は下合せ (陽は地に向い) 女は上ぞ」(陰は天に向う)」、「孕みの帯は 葛城の」、「世嗣社に 御種祈る」、「時に天より 丹斎鳥(にいとり)の」、「一羽落つれば 天つ宣」、「これは息吹の 成る紅葉」、「化けて葛城 斎鳥山」、「羽先見れば 二十四筋」、「数備われど 常有らず」、「諸鳥見れば 十五に割け」。
 「ある日 ヒメ上 またの問ひ」、「押えの帯は 技ありや」、「コモリ答えて タマキネの」、「教えの帯は 己々(みみ)の果(は)に」、「品弁えて 国治む 」、「帯は五腑の(=五色埴) 固めなり」、「男は下合せ (陽は地に向い) 女は上ぞ」(陰は天に向う)」、「孕みの帯は カツラキの」、「世嗣社に 御種祈る」、「時に天より 丹斎鳥(にいとり)の」、「一羽落つれば 天つ宣」、「これは息吹の 成る紅葉」、「化けてカツラキ 斎鳥山」、「羽先見れば 二十四筋」、「数備われど 常有らず」、「諸鳥見れば 十五に割け」。
 「日高見に鶴 奉る」、「羽先見れば 二十四なり」、「故諸羽を 寄り直し」、「雄鶴を経に 雌を緯に」、「経緯の臍布 織り以つて」、「四十八備わる 満腹帯」、「母のイサナミ 長孕み」、「九十六月経て 生み給ふ 天照神ぞ」、「ハタレマの 障れど帯に 整ひて」、「四十八備わる その例し」、「てれば姫君 障らねど」、「息吸いたちと なす帯ぞ」。
 「日高見に鶴 奉る」、「羽先見れば 二十四なり」、「故諸羽を 寄り直し」、「雄鶴を経に 雌を緯に」、「経緯の臍布 織り以つて」、「四十八備わる 満腹帯」、 「母のイサナミ 長孕み」、「九十六月経て 生み給ふ 天照神ぞ」、「ハタレマの 障れど帯に 整ひて」、「四十八備わる その例し」、「てれば姫君 障らねど」、「息吸いたちと なす帯ぞ」。
 「時にミカツチ 訝しく」、「息吸いたちと なる帯の」、「技に息吸は 何処へか」、「時にコモリの 答えには」、「昔トヨケの 宣給ふは」、「天より授く 経緯(けふ)の帯」、「天に則りて 父の丈」、「比ぶる帯に 母の息」、「日たちとなるは 慈くなり」、「天より慈き 地 (母)に編みて」、「連なり育つ 子の例し」、「父の恵みは 頂く天」、「母の慈(いつく)し 和(の)する埴」、「天照神も 忘れじと」、「糸二十四筋 撚り合せ」、「陰陽羽二重の 御衣となす」、「この御衣召して 朝毎に」、「天地祀り 父母に」、「仕ふ御心 その君も」、「これと申せば ミカツチも」、「喜び「経緯(けふ)の 布織らん」、「曰く「羽二重 あらざるか」、「応えて開く 宝殿」、「内より出づる 羽二重は」、「君の賜物 二羽あり」、「成す故知らず(羽二重誕生の訳も知らずに) 天の羽を」、「着るも畏れて 朽ちんとす」。
 「時にミカツチ 訝しく」、「息吸いたちと なる帯の」、「技に息すは 何処へか」、「時にコモリの 答えには」、「昔トヨケの 宣給ふは」、 「天より授く 経緯(けふ)の帯」、「天に則りて 父の丈」、「比ぶる帯に 母の息」、「直ちとなるは 慈くなり」、「天より慈き 地 (母)に編みて」、「連なり育つ 子の例し」、「父の恵みは 頂く天」、「母の慈(いつく)し 和(の)する埴」、「天照神も 忘れじと」、「糸二十四筋 撚り合せ」、 「陰陽羽二重の 御衣となす」、「この御衣召して 朝毎に」、「天地祀り 父母に」、「仕ふ御心 その君も」、「これ」と申せば ミカツチも」、「喜び「経緯(けふ)の 布織らん」」、「曰く「羽二重 あらざるか」、 「応えて開く 宝殿 」、「内より出づる 羽二重は」、「君の賜物 二機あり 」、「成す故知らず(羽二重誕生の訳も知らずに) 天の機を」、「着るも畏れて 朽ちんとす」。
 「今幸いの 教え得る」、「姫はコヤネの 丈知るや 」、「知れり一丈 二尺五寸ぞ」、「予ね聞く上の 御丈と」、「生れ合ひたる 御恵みと」、「諸宣給えば 妹が身に」、「いと有難と 笑みす時」、「父喜びて 羽二重を」、「身丈の帯と 成し給ふ」、「腹帯なせば 身の息す」、「直ちとなりて 姫の問ひ 生む時如何」、「コモリまた これはカツテが 良く知れり」、「我帰る後 下すべし」。
 「今幸いの 教え得る」、「姫はコヤネの 丈知るや 」、「知れり一丈 二尺五寸ぞ」、「予ね聞く上の 御丈と」、「生れ合ひたる 御恵みと」、「諸宣給えば 「妹が身に」、「いと有難」と 笑みす時」、「父喜びて 羽二重を」、「身丈の帯と 成し給ふ」、「腹帯なせば 身の息す」、「直ちとなりて 姫の問ひ 生む時如何」、「コモリまた これはカツテが 良く知れり」、「我帰る後 下すべし」。
 「ある日御殿に 御饗して」、「コモリを招き 物語り」、「我が生れ付き 身の丈も 一丈六尺あり」、「力技  八タの人等の 万引きの」、「岩をも投げて ウツロイ(鳴神の主)も」、「挫げば賜ふ 二剣」、「今伏し見れば 翁守」、「盛るコモリと 比ぶれば」、「我は赤子の 道受けて」、「人成る返えの(一人前となる返礼としての) 石槌を 進め敬ふ」、「時コモリ 驚き我は 道の弟」、「コヤネの親も 我が親と 返物受けず」、「ミカツチは なお恥ぢ進む コモリ見て」、「剣を拝み 頂けば(高く掲げば)」、「ミカツチ笑みて 座なして」、「祀り絶えんを 姫ありて 世嗣道聞く」。
 「ある日御殿に 御饗して」、「コモリを招き 物語り」、「我が生れ付き 身の丈も」、「一丈六尺あり 力業 」、「 八尺の人等の 万引きの」、 「岩をも投げて ウツロイ(鳴神の主)も」、「挫げば賜ふ 二剣」、「今伏し見れば 翁守」、「盛るコモリと 比ぶれば」、「我は赤子の 道受けて」、「人成る返えの(一人前となる返礼としての) 石槌を 進め敬ふ」、「時コモリ 驚き我は 道の弟」、「コヤネの親も 我が親と 返物受けず」、「ミカツチは なお恥ぢ進む コモリ見て」、 「剣を拝み 頂けば(高く掲げば)」、「ミカツチ笑みて 座なして」、「祀り絶えんを 姫ありて 世嗣道聞く」。
 「子は宝 息すも知れば イキス宮」、「コヤネとヒメと ここに置き」、「我は後宮に フツ主と」、「直ち帯成し 授けん」と」、「語り門言も 調ひて」、 「コモリは天に 帰りけり」、「後に香取の 宮に行き」、「語りて共に 日高見に」、「告ぐれば君も 喜びて」、「経緯の臍布 織らしむる」、「高マの原の 仮宮に」、「帯賜われば 諸が名も」、「日たちの宮と 物部が」、「愛でて造れる 鹿島宮」、「コヤネと姫と イキス宮」、「姫は諸女の 孕む時」、「息す謹み 教えます」、「病めるは薬 これを受く」、「香取と鹿島 イキス宮」、「賜ふ日たの 帯の名も 五腑帯とぞ」、「丈八尺は 八十万男の子 均れ丈ぞ」、「孕みの内の 遊びには」、「豆を拾えよ 忠成るぞ」、「もしも十二子を 生む母は 月の位ぞ」、「一孕み 三つ子を生めば」、「三光の 幸ありと」、「天に告ぐ 普く布れて ホツマ国」、「治まる後に フツ主の」、「香取の道を 悉く」、「コヤネに授け 隠れます」、「鹿島の道の 奥も皆」、「コヤネに授く 春日殿 魂返しなす」、「奥法も コヤネに授く」、「この故に 四方の祀りも」、「自ずから 一人に着けり」。
 「子は宝 息すも知れば イキス宮」、「コヤネとヒメと ここに置き 」、「我は後宮に フツヌシと」、「直ち帯成し 授けん」と 」、「語り門言も 調ひて 」、 「コモリは天に 帰りけり」、「後に香取の 宮に行き」、「語りて共に 日高見に」、「告ぐれば君も 喜びて」、「経緯の臍布 織らしむる」、「タカマの原の 仮宮に」、「帯賜われば 諸が名も」、「直ちの宮" [日立の宮]と モノノベが」、「愛でて造れる 鹿島宮 」、「コヤネとヒメと イキス宮」、 「ヒメは諸女の 孕む時」、「息す謹み 教えます  」、「病めるは薬 これを受く」、「香取と鹿島 イキス宮」、「賜ふ直ちの 帯の名も 五腑帯とぞ」、「丈八尺は 八十万男の子 均れ丈ぞ」、「孕みの内の 遊びには」、「豆を拾えよ 忠成るぞ」、「もしも十二子を 生む母は 月の位ぞ」、「一孕み 三つ子を生めば」、 「三光の 幸ありと」、「天に告ぐ 普く布れて」、「ホツマ国 治まる後に」、「フツヌシの カトリの道を」、「悉く コヤネに授け 隠れます」、「カシマの道の 奥も皆」、「コヤネに授く 春日殿 魂返しなす 」、「奥法も コヤネに授く」、「この故に 四方の祀りも」、「自ずから 一人に着けり」。
 「鹿島守 姫生む時に」、「母が名を 請えど名付けず」、「稀一人 姫は姫なり」、「また生まば 紛れんために いみ名せん」、「まず姫上と ばかり言ふ」、「故にコヤネも 弥々祝詞」、「初は姫君 月の名も」、「妙の奥法 謹みの」、「日たち帯こそ いとも畏こし」。
 「鹿島守 姫生む時に」、「母が名を 請えど名付けず」、「稀一人 姫は姫なり」、「また生まば 紛れんために いみ名せん」、「まず姫上と ばかり言ふ」、 「故にコヤネも 弥々宣詞 」、「初は姫君 月の名も」、「妙の奥法 謹みの 」、「直ち帯こそ いとも畏こし」。





(私論.私見)