「教義原形「元の理」

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.11.27日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 過ぐる「堪能の日々」において、教祖みきは、家族の「談じ合い、心の練りあい」を殊のほか重視していた。この頃のみきの教義の骨格を整理してみたい。この教義からやがて「おつとめ」の作法が生み出されていくことになるが、これもまた順次次第に見ていくことになるであろう。

 付言すれば、小滝透氏は、著書「天理教QアンドA」の末尾で次のように述べており、絶賛を惜しんでいない。
 「まとめますと、天理教の教えは、その根源にある人間存在への肯定を基本にして、現代世界の最も解決すべき環境の問題、戦争の問題、労働の問題等に大きな貢献を為す可能性を秘めたものと考えられます。天理教は個人個人のたすけはもとより、思想やシステムとしての世界救済論をも併せ持っているのです」。

 植田義弘氏は、著書「理の研究」のはしがき文中で次のように述べている。れんだいこも実に実にと思う。
 概要「復元が叫ばれてから三十数年を経て、形の普請は立派に建ち並んでも、心のふしんの土台は据えられないままになっている。教理を研究しなくとも教祖にもたれて通っていれば間違いないと反問する人は、原典の神意は一切の立場や私心を捨て人間思案を忘れなければわかる筈はないこと、親の思いが分からないままに親にもたれ切っているのは幼児の姿に他ならないことを自分に問い直していただきたいのです」。

 2003.8.24日再編集 れんだいこ拝


「教祖が元の理を説かれた理由」考
れんだいこ版「元の理」一括文
泥海古記読本
れんだいこ版元の理教理その1、仕込み編
れんだいこ版元の理教理その2、成人編
元の理に基づく十全のご守護泥海こふきの天地創造観
元の理教理考、その人類史的意義考その1
元の理教理考、その人類史的意義考その2
元の理教理考、「こふき」御執筆史考
元の理教理考、イザナギイザナミ神話考
元の理効能考、お諭し考1、天文学、和暦の理
元の理効能考、お諭し考2、正月の理、もろもろの理
元の理効能考、お諭し考3、生きる意味目的の理
元の理効能考、お諭し考4、ご守護の理
元の理効能考、お諭し考5、夫婦和合諭し
元の理と科学的知見照合考
現代科学が明らかにする遺伝子研究考
日本寓話「十五夜お月さんの論理」について
「元の理」の天地創造観
セム系一神教(ユダヤ、キリスト、イスラーム)の天地創造説との比較
記紀神話の天地創造説との比較
加古藤市教理の天地創造説との比較
「二代真柱・中山正善のこふきの研究」考
八木吉宏著作集‎ 、‎B.元の理連載
渡辺優/氏の「泥海古記」の想像力




(私論.私見)