元の理教理考、イザナギイザナミ神話考

 更新日/2020(平成31→5.1栄和改元/栄和2)年.1.16日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「元の理教理考、イザナギイザナミ神話考」をものしておく。案外重要なメッセージが含意されていると気づかされたからである。

 2020(平成31→5.1栄和改元/栄和2)年.1.16日 れんだいこ拝


 教祖御話しの元の理では、人間及び天地創造神々の第九(十)番目親神として男神の祖としてのイザナギの命、第十(九)番目親神として女神の祖としてのイザナミの命を登場させており、それは日本最古代史書である古事記、日本書紀のイザナギの命、イザナミの命と照応している。と云うことは即ち、日本の古代神話に於いては、イザナギの命、イザナミの命の二神を同時並存対等式に夫婦父母にしていることになる。イザナギの命、イザナミの命の二神がその他の神々の働きと合一して、「 元々なき人間世界の時に、この二神が人間の雛形と成って下さった」としている。これを仮に日本教の男女像の原型としておく。これは日本教では当たり前のことであるが、外国の神話と比較してみると異色であることが分かる。これを確認しておく。

 「★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ62 」のどう思われますか氏の2020 年 1 月 13 日付投稿「7回
目の終了です(その9の61)・日月神示の研究・「『女は不浄の容器だ』と、お釈迦さまが、言っ
てましたよ」
」を参照する。

 世界の男女観
旧約聖書 「エデンの園」で、アダムとイブは幸せに暮らしていたが、邪悪なイブが、純情で素朴なアダムをそそのかして、「禁断の果実」を食べて、二人とも「エデンの園」を追放された。
パレスチナ民間神話 神が、最初の人間で男女両性の「アダム」を創った。その後、体が二つに分かれて、一方は「男のアダム」で、他方は「女のリリス」に成った。 (ユダヤ人の呼び名がリリス、Lilith。アラビア人の呼び名がエル・カリネー、El,karineh) 二人は夫婦に成ったが、リリスが『男女同権だ』と言って、ケンカばかりしていたので、神が、リリスを「楽園」から追放した。その後、リリスは、悪魔のイブリス(Iblis)の所に行って夫婦になり、沢山の悪魔を生んで永久に人間の敵に成った。一方で、神は、アダムのために、アダムの肋骨から妻のエバ(Eve)を創って二人を夫婦とした。それを見て、蛇に憑依した悪魔のイブリスが、エバをそそのかして小麦を食べさせたが、エバがアダムにも食べさせ、結局、二人は楽園から追放された。
釈迦 バラモン教の「シャカ派」の開祖の)ゴータマ・シッダッタ(釈迦)に対して、バラモン僧のマーガンディヤから『私の娘を嫁に与えようと思う』と申し出があった。すると、釈迦は、『お前の娘は、大小便の満ち溢れた、「不浄の容器」だから、いらんわ』と丁重に断った云々。釈迦にとって女性は「天女」でもなく「乙女」でもなく、ましてや「女神」でもない、「男」とは逆の方向性に生きる下等な生き物に過ぎなかった。
ある仏教者 男は死んだら成仏してアセンションできるが、女は死んでも、そのままの形式では成仏できないから、もう一回、男に生まれ変わったうえで死なないと成仏できない。また、女が出家して「尼」になるのは日本くらいだろう。
日月神示 『家の治まらんのは女が出るから・・夫立てると果報は女に来る』(黄金・72)。『神界の乱れイロから・・男女の道 正されん限り、世界はちっともよくはならん』(春・25)。『神界の乱れ、イロから・・男女関係が世の乱れの因である』(黄金・85)。『天が主で地が従・・男が上、女が下・・これが正しき和』(極め・06)。
(私論.私見)
 世界の神話、教説に於いて、男女の位置づけがかくも幼稚じみている。これに比して日本のイザナギの命、イザナミの命神話はよくできている。かく窺うべきではなかろうか。





(私論.私見)