42891 | 戦後憲法について |
(最新見直し2006.9.22日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
政治局面は日増しに反動的方向へ流動化させられつつある。70年代の政治的経験を持つれんだいこには、この逆流が信じられないが、まさ夢になりつつある。一体、左派は何をしてるのか、れんだいこ自身にも鞭打って一喝されねばならない。 右派の改憲運動が次第に認知されつつあるが、それは左派の変調さと無能さによるジリ貧化により促進されているのではなかろうか。戦後日本の奇特性、そこから生み出された戦後憲法の特殊な質を認識しない愚昧さが通底しており、これが為、護憲運動を理論化し得ていないのではなかろうか。自主憲法制定論の内実は戦後憲法レイプ運動であり、これと攻勢的に闘うことが求められているにも関わらず駄弁運動に終始し過ぎているのではなかろうか。 2001年4月末、小泉政権が誕生し、公の席であったかどうかはっきりしないが首相公選制を通じて憲法改正の先鞭をつけると宣言するにいたっている。興味深いことはマスコミ論調の変遷であり、かっての「危険な反動策動論」はすっかり影を潜め、今では止む無し論から一歩進んで当然論で後押ししようとしているやに見受けられる。 大東亜戦争の総括もそうであるが、この戦後憲法の評価についても総合的に為されているようには思われない。在るのは、非弁証的な右派の「占領下の押し付け憲法」論と左派の「絶対護持」論の云いっ放しである。少し違うのは、大東亜戦争については右派の見直し論が精力的であり、逆に戦後憲法については左派の方が熱心ということかと思われる。もっとも70年代の感覚で云えばそうであったという程度のことであるが。 れんだいこは、戦後憲法の内実の思想に言及せずのまま何でもかんでも民主的を付ければ用が足りている既成サヨ勢力の擁護論が、却って憲法の空洞化を促すことを危惧している。戦後憲法の意義について独特かもしれない観点を添えながら、以下順次考察していきたい。とはいえ、まだまだ未完です。 2004.2.11日再編集 れんだいこ拝 |
関連サイト | 【戦後政治史検証】 | 【戦後民主主義考】 | 【戦後政治論】 |
【在地型社会主義の研究】 | 【大東亜戦争を問う】 |
目次
憲法とは何か考 | |
れんだいこの「戦後民主主義」賛辞、護憲の論理考 | |
護憲改憲両派の議論の陥穽考 | |
れんだいこの日本国憲法和本・英訳同時併載文 | |
リンク「姫井ゆみ子の岡山弁憲法」 | |
改憲阻止の戦略戦術考 |
4289111 | 戦後憲法の制定過程について(一)経過 |
4289112 | 憲法研究会の「憲法草案要綱」の検証 |
4289113 | 戦後憲法の制定過程について(ニ)GHQ案の検証 |
4289131 | 戦後憲法前文と9条の論理構造考 |
4289132 | 戦後天皇制=「天皇象徴制」の位置付けについて |
4289133 | 戦後民主制=「主権在民制」、「議院内閣制」、「政教分離」について |
42891341 | 「自衛・防衛・戦争放棄」その対価としての「国際協調・平和主義」について |
42891342 | 自衛隊の海外軍事派兵考 |
42891343 | 自衛隊の国連活動参加を廻る解釈憲法の適合性と違憲性考 |
42891344 | 経済と兵隊、兵隊と軍事の関係考 |
4289135 | 「基本的人権」について、 |
4289136 | 「地方自治」について |
4289137 | 「財政民主主義」について |
4289138 | 硬性憲法について |
4289139 | 大臣の文民規定について |
99条の「行政当局者の憲法遵守義務規定」考 | |
文部省発行「新しい憲法のはなし」 | |
4289191 | 憲法論争史について |
4289192 | 憲法改定論とその論争史について |
4289193 | 改憲派の言説と動向について |
4289194 | 不破系日共に憲法改正批判の資格があるのか。 |
ワイマール憲法について | |
関連著作本 | |
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(私論.私見)