別章【源氏物語/原本】 |
更新日/2022(平成31.5.1栄和改元/栄和4)年.3.3日
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、「源氏物語/原本」を確認する。「源氏物語 目次」、「紫式部の『源氏物語』」、「やさしい現代語訳『源氏物語』」、「源氏物語原文・現代語訳・朗読」その他を参照する。 2007.10.7日 れんだいこ拝 |
目次 | ||||
1 | 桐壷 | きりつぼ | 17節 | |
2 | 帚木 | ははきぎ | 8節 | |
3 | 空蝉 | うつせみ | 11節 | |
4 | 夕顔 | ゆうがお | 14節 | |
5 | 若紫 | わかむらさき | 13節 | |
6 | 末摘花 | すえつむはな | 11節 | |
7 | 紅葉賀 | もみじのが | 17節 | |
8 | 花宴 | はなのえん | 5節 | |
9 | 葵 | あおい | 15節 | |
10 | 賢木 | さかき | 25節 | |
11 | 花散里 | はなちるさと | 4節 | |
12 | 須磨 | すま | 21節 | |
13 | 明石 | あかし | 24節 | |
14 | 澪標 | みおつくし | 24節 | |
15 | 蓬生 | よもぎう | 17節 | |
16 | 関屋 | せきや | 7節 | |
17 | 絵合 | えあわせ | 16節 | |
18 | 松風 | まつかぜ | 17節 | |
19 | 薄雲 | うすぐも | 23節 | |
20 | 朝顔 | あさがお | 12節 | |
〇 | 21 | 少女 | おとめ | 35節 |
22 | 玉鬘 | たまかづら | 30節 | |
23 | 初音 | はつね | 10節 | |
24 | 胡蝶 | こちょう | 15節 | |
25 | 蛍 | ほたる | 14節 | |
26 | 常夏 | とこなつ | 14節 | |
27 | 篝火 | かがりび | 3節 | |
28 | 野分 | のわき | 14節 | |
29 | 行幸 | みゆき | 19節 | |
30 | 藤袴 | ふじばかま | 11節 | |
31 | 真木柱 | まきばしら | 29節 | |
32 | 梅枝 | うめがえ | 14節 | |
33 | 藤裏葉 | ふじのうらは | 18節 | |
34 | 若菜上(前半) | わかな じょう(前半) | 96節のうち1-49の49節 | |
若菜上(後半) | わかな じょう(後半) | 96節のうち50-96の46節 | ||
35 | 若菜下(前半) | わかなげ(前半) | 77節のうち1-39の39節 | |
若菜下(後半) | わかなげ(後半) | 77章のうち40-77の37節 | ||
36 | 柏木 | かしわぎ | 25節 | |
37 | 横笛 | よこぶえ | 14節 | |
38 | 鈴虫 | すずむし | 12節 | |
39 | 夕霧 | ゆうぎり | 45節 | |
40 | 御法 | みのり | 14節 | |
41 | 幻 | まぼろし | 16節 | |
42 | 匂兵部卿 | におうひょうぶきょう | 10節 | |
43 | 紅梅 | こうばい | 9節 | |
44 | 竹河 | たけかわ | 30節 | |
45 | 橋姫 | はしひめ | 24節 | |
46 | 椎本 | しいがもと | 29節 | |
47 | 総角 | あげまき | 54節 | |
48 | 早蕨 | さわらび | 14節 | |
49 | 宿木 | やどりき | 57節 | |
50 | 東屋 | あずまや | 42節 | |
51 | 浮舟 | うきふね | 50節 | |
52 | 蜻蛉 | かげろう | 42節 | |
53 | 手習 | てならい | 47節 | |
54 | 夢浮橋 | ゆめのうきはし | 11節 | |
れんだいこ論文自薦の弁 | ||||
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参考文献 | ||||
(私論.私見)
やさしい現代語訳 「源氏物語」 |
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「桐壺」 (きりつぼ) 第1帖 |
![]() 宮中には、帝のご寵愛を一身に受ける姫(更衣)がおりました。 美しい姫はやがて皇子(源氏の君)を産みますが、皇子3歳の頃亡くなります。 帝は悲しみの中、更衣によく似た藤壷を入内させ…… |
「夕顔」 (ゆうがお) 第4帖 |
源氏の君が「その白い花は?」と尋ねますと、扇に夕顔の花をのせて…… やがて夕顔の姫君と愛しあいますが、御息所の生霊に憑かれ、はかなく命を落とします。 |
「若紫」 (わかむらさき) 第5帖 |
そこで愛する藤壷(継母)によく似た愛らしい少女に出逢い、二条院に迎えます。 愛しい藤壷との初めての逢瀬に、藤壷はご懐妊をなさいまして…… |
「末摘花」 (つえつむはな) 第6帖 |
無口な姫に苛立ち、せめて美しいならと、雪明かりにお顔をご覧になりますと、 鼻は象のように紅く垂れ下がり…… |
「紅葉賀」 (もみじのが) 第7帖 |
2月に入り、藤壷は皇子を出産なさいましたが、桐壺帝は源氏によく似たこの皇子を大層可愛がりなさいますので、藤壷は罪の重さに苦しみ… |
「花宴」 (はなのえん) 第8帖 |
![]() 2人は愛し合うことになりますが…… |
「葵」 (あおい) 第9帖 |
![]() 悲しみの中、源氏の君は藤壷に似て愛らしい若紫と、遂に新枕を交わします。 |
「賢木」 (さかき) 第10帖 |
![]() 源氏の君は朧月夜と逢瀬を重ねておりました。 ある雨風の激しい夜、2人は右大臣に見付かり…… |
「花散里」 (はなちるさと) 第11帖 |
橘の花の香る中、女御としみじみ懐かしい昔話などをして心慰めます。 そして、妹の花散里と愛を交わします。 |
「須磨」 (す ま) 第12帖 |
須磨には訪れる人もなく、侘びしさは募るばかりでした。 ある風雨の暁、夢に怪しい物影が現れ…… |
「明石」 (あかし) 第13帖 |
都では、遂に源氏の君をお許しになる宣旨が下りました。 その頃源氏の君は入道の娘と契り、ご懐妊の様子に、明石を離れることを大層嘆かれ…… |
「澪標」 (みをつくし) 第14帖 |
朱雀帝が譲位なさいまして、冷泉帝(藤壷との不義の御子)が即位なさいました。 明石には女の御子が生まれ、京に迎えようと…… |
「蓬生」 (よもぎう) 第15帖 |
蓬の深く生い茂り朽ちた邸で、ただ待ち続けていた末摘花を大層お気の毒にお思いになって…… |
要約「帚木・空蝉」 「関屋」 (せきや) 第16帖 |
![]() |
「絵合」 (えあわせ) 第17帖 |
ある日、冷泉帝の御前で「絵合」が催されました。絵の見事さを競い合いますが、なかなか勝負がつきません。最後に源氏の君が須磨で描かれた絵が出されまして、遂に梅壺方が勝ちました |
「松風」 (まつかぜ) 第18帖 |
ようやく大堰の御邸に移られまして、久し振りの再会を果たされました。 源氏の君は愛らしくなられた姫君を手元に引き取りたいと…… |
「薄雲」 (うすぐも) 第19帖 |
その頃、太政大臣に次いで、藤壷入道の宮も儚く亡くなられました。 源氏の君は大層悲しまれ…… |
「朝顔」 (あさがお) 第20帖 |
![]() 源氏は過去の女性について紫上に語りますと、その夜、夢に藤壺が現れ… |
「少女」 (おとめ) 第21帖 |
大宮の御邸で共に育った雲居の雁(内大臣の娘)に想いを寄せながらも、二人は引き離され…… 六条京極の辺りに見事な六条院が完成しました。 |
「玉鬘」 (たまかずら) 第22帖 |
乳母の夫が亡くなり、ようやく京に戻りましたが、日々がすぎていきました。 「神仏が姫君を幸せに導く」と初瀬の観音にお参りにいきましたが、そこで、やはりお詣りにきていた右近の一行に出逢い・・・・・ |
「初音」 (はつね) 第23帖 |
権勢に道あふれ、華やかな日々をしみじみと感じておられました。 そして明石の姫君、花散里、玉鬘、明石の上、さらに末摘花、空蝉などとお逢いになり…… |
「胡蝶」 (こちょう) 第24帖 |
![]() 西の対の玉鬘には、多くの公達が恋心を抱くようになりましたが、 源氏の君ご自身も、すっかり心を奪われてしまわれました。 玉鬘は源氏の君の御心を疎ましくお思いになり…… |
「 蛍 」 (ほたる) 第25帖 |
![]() |
「常夏」 (とこなつ) 第26帖 |
![]() 一方、内大臣は、近江の君(娘)を引き取りますが、その早口や振る舞いが好きになれず、手を焼いておいでになりました。 |
「篝火」 (かがりび) 第27帖 |
![]() 秋の夜、御前の篝火を灯して、源氏の君は、琴を枕にして、玉鬘と添い寝をしておられました。 篝火のほのかな光の中、玉鬘の愛らしいご様子に…… |
「野分」 (のわき) 第28帖 |
![]() 廂の御座所に座っておられる女性がおりました。青その方は気高く清らかで、ぱっと美しく、あたかも春の曙の霧の間から樺桜が咲き乱れているようです。長い年月、このように紫上にお逢いすることがなかったと…… |
「行幸」 (みゆき) 第29帖 |
![]() 冷泉院は源氏の君に似て美しく、玉鬘に宮仕えを進める源氏の君は、この折りにこそ、内大臣に全てを打ち明けようと大宮を訪ねます。 翌年、玉鬘の御裳着で、内大臣な腰結役を勤められ、涙を流されました。 |
「藤袴」 (ふじばかま) 第30帖 |
![]() |
「真木柱」 (まきばしら) 第31帖 |
![]() 「あまりにも辛い運命……」と嘆き悲しむ玉鬘の美しい姿に、源氏の君は、ご自分の熱い想いを冷ます事ができません。 真木柱の姫は父君との別れに悲しみ、手紙を柱の割れ目に差し込んで…… |
「梅が枝」 (うめがえ) 第32帖 |
![]() 御方々の調合なさいました肴はそれぞれに素晴らしく…… |
「藤裏葉」 (ふじのうらば) 第33帖 |
![]() 亡き大宮がお住まいだった三条院に、お二人はお住まいになりました。 明石の姫君が入内し、母・明石上が後見として宮中にお上がりになりました。 源氏の君は準太政大臣の位を授かりました。(第一部終) |
「若菜・上」 (わかな・じょう) 第34帖 |
![]() 姫宮は最高の待遇で迎えられ、紫上にはお辛い日々でございました。 六条院で蹴鞠を催した日、柏木は女三宮(源氏の妻)の姿を御簾の蔭に見て、その美しさに心奪われ…… |
「若菜・下」 (わかな・げ) 第35帖 |
![]() 源氏は柏木の御文からこの事実を知り、昔の藤壺との不義を思い・・・ |
「柏木」 (かしわぎ) 第36帖 |
![]() そんな中、女三宮は、男親王をご出産なさいました。源氏の君は「疑わしいことがなければ……」と、疎ましくお思いでした。女三宮は出家し、それを知った柏木は儚く亡くなります。、 |
「横笛」 (よこぶえ) 第37帖 |
![]() 母御息所は、帰り際、柏木が大切にしていた笛を譲り渡しますが、その夜、夢に柏木が現れて、「その笛は相応しい人に譲りたい……」と申します。 |
「鈴虫」 (すずむし) 第38帖 |
![]() 月の美しい夜、源氏の君は、女三宮を訪ね、庭の鈴虫の声を聞きながら、しみじみ語り合います。 源氏は秋好中宮を訪ね、母・御息所の冥福を祈り 法華御八講を催します |
「夕霧」 (ゆうぎり) 第39帖 |
![]() やがて亡くなります。 |
「御法」 (みのり) 第40帖 |
![]() |
「幻」 (まぼろし) 第41帖 |
![]() 悲しみを癒すため、幼い匂宮を相手に心慰めなさいました。(第2部終) |
「匂宮」 (におうのみや) 第42帖 |
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「紅梅」 (こうばい) 第43帖 |
![]() |
「竹河」 (たけかわ) 第44帖 |
![]() 薫は姉の大君に想いを寄せ、度々玉鬘のところを訪ねておりました。 しかし、結局、大君は冷泉院に嫁ぎ、女の子が生まれますが・・・ |
「橋姫」 (はしひめ) 第45帖 |
![]() 晩秋、薫が宇治を訪れ、月光の下娘達が琴を弾いている姿を垣間見ます。 その美しさにすっかり心奪われてしまいますが、心許してはくれません。 薫は辨の尼から出生の秘密を明かされます |
「椎本」 (しいがもと) 第46帖 |
![]() やがて八宮は亡くなり、薫は大君に想いを訴えますが・・・・・ |
「総角」 (あげまき) 第47帖 |
![]() 匂宮を山里に案内し、宮は愛らしい中君と結ばれますが、京から通うには余りにも遠く…… 薫の手篤い看病も虚しく、大君は亡くなります。宇治に独り残された中君は…… |
「早蕨」 (さわらび) 第48帖 |
![]() |
「宿木」 (やどりぎ) 第49帖 |
![]() 「やはり匂宮は浮気な方…やはり宇治へ帰ろう」中君は悲しく思い立ちました。 婚儀の日、匂宮は愛しい中君を見捨てて、出かける気になれず、ご一緒に十六夜の月を眺めて…… |
「東屋」 (あずまや) 第50帖 |
![]() 薰大将はこの姫を、亡き大君の形代として宇治に隠して世話をしていましたが、匂宮がこれを知り、宇治を訪れて…… |
「浮舟」 (うきふね) 第51帖 |
![]() |
「蜻蛉」 (かげろう) 第52帖 |
![]() けれども暫くして、匂宮は 心慰められるか…と、新たに美しい姫君を捜して歩き回りました。一方、薰は、残された人々を見捨てることなく…… |
「手習」 (てならい) 第53帖 |
![]() 妹尼のお世話の甲斐あって、漸く回復してきますが、浮舟は強く出家を望み、 妹尼達が初瀬観音に参詣している間に、僧都に頼んで出家をしてしまいます。 このことが、やがて薰の耳に入り…… |
「夢浮橋」 (ゆめのうきはし) 第54帖・最終章 |
![]() しかし浮舟は、全てへの愛を断ちきって・・・・・・(完) |