別章【囲碁に於ける人間対人工知能(AI)勝負考】 |
更新日/2020(平成31、5.1栄和改元/栄和2).7.11日
(囲碁吉のショートメッセージ) |
ここで史上の棋譜を研究する。 有名なもので言えば、本因坊丈和vs赤星因徹「吐血の局」や本因坊秀策vs幻庵因碩「耳赤の局」、道知「ヨセの妙手の局」、知得「ダメの妙手の局」、秀栄「3子捨ての局」、、、、他にも数々の争碁や御城碁、時代を代表する棋士たちの番碁など、挙げ始めればきりがない。 2005.6.4日 2013.6.04日再編集 囲碁吉拝 |
(私論.私見)
ネット上の囲碁サイトに正体不明の謎の超絶棋士が突然現れ、趙治勲名誉名人と互角の戦いを演じた囲碁AI(人工知能)「Zen」を圧倒したことが、囲碁界で話題もちきりだ。その名は「God Moves(ゴッドムーブズ、神の手)」。ほとんど時間を使わぬ高速の打ち回しから、超人的な新手の囲碁AIとみられている。
【写真】コンピューター囲碁ソフトVS人間の戦歴
Godは11月29日、世界中の囲碁愛好家が利用する囲碁サイト「KGS」に登場し、同月に趙名誉名人との三番勝負で1勝2敗と肉薄した「Deep Zen Go(ディープゼンゴ)」と同じソフトを搭載する「Zen19L」に連勝。12月1日にも再戦し完勝した。プロ棋士が驚いたのは碁の内容だ。碁石で境界線を引いて領土の広さを競う囲碁の布石は、少ない石数で効率的に領土を広げられる隅から打ち始めるのが常識だ。Godは1局目は普通の布石を選んだが、2局目の初手は盤の中心・天元に打ち、3局目は天元をはさんだ着点に1、2手目を費やした。破天荒な布石でトッププロ級の棋力を持つZenを破ったことに、囲碁AIに詳しい大橋拓文六段は「革命的」と言う。「まだ人間の届かない囲碁の真理がGodの着手にひそんでいるかもしれない」
朝日新聞社
最終更新:12/24(土) 16:01