IT大手は端末の音声検索機能などを向上させるため、インターネット上で一般利用者と会話をしながら、そのやりとりから学ぶAIの開発を競い合っている。2016.3.23日、米IT大手マイクロソフト社製の人工知能Tayが短文投稿サイトのツイッターに「Tay(テイ)Tweets」のアカウント名で登場した。設定上の性別は女性で、スラングや絵文字も多用する。SNSに親しむアメリカの18歳から24歳をターゲットに、世間話をしたり、ちょっとしたゲームをしたり、
送られた写真にコメントしたりする。人工知能に自然な会話をさせる実験だった。
そのテイが次のように発言し始めた。
3.24日、マイクロソフトが、公開からわずか1日で急きょ実験を中止し、人工知能Tayの運用が停止された。「ツイッターで会話を重ねるうちに差別的な発言を繰り返すようになり」と説明しているが、どういう会話が行われたのかは公開されていない。
そのテイが次のように発言し始めた。
「Hitler was right .I hate the jews.」 (ヒトラーは正しかった。ユダヤ人は嫌いです) |
「I fucking hate feminists and they should die and burn in hell.」 (フェミニストを忌み嫌っています。彼らは地獄で燃え死ぬべきです) |
3.24日、マイクロソフトが、公開からわずか1日で急きょ実験を中止し、人工知能Tayの運用が停止された。「ツイッターで会話を重ねるうちに差別的な発言を繰り返すようになり」と説明しているが、どういう会話が行われたのかは公開されていない。