11代、中曽根康弘

 更新日/2020(平成31→5.1栄和改元/栄和2).10.1日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 角栄の場合には、角栄その人を知りたくて角栄サイトを設けた。中曽根の場合は逆である。別に知りたくないのだが、研究の必要上、確認せねばならないこともあり、そういう意味でサイトを設けるに過ぎない。同じサイトを設けながら、角栄の時のそれとはマ反対である。

 中曽根は、「まさに義理も人情もない目立ちたがり屋にしてとかく節操のない風見鶏にしてバブルをつくりだした張本人」であるが、その中曽根が俗に「最後の大宰相であり、彼を最期に我が国からハイ・ポリティクスが消滅した」なる評価を受けている。学問すればそういう評価にいたるなら、そういう学問なら要らない。

 その強靭な生命力は見上げるが、れんだいこの観るところ、中曽根には「オヌシは悪じゃのう」という形容こそが相応しい。こやつは関係した人物を徹底利用した挙句無慈悲に放り捨てる。どっかパラノイアなところがあり、そういう意味で小泉の大兄貴格と云える。次のように指摘されている。
 「中曾根康弘は九頭竜川ダム汚職(1964)、殖産住宅事件(1972)、ロッキード事件(1976)、リクルート事件(1988)に関わってましたが、『なぜか』逃げきりました。東京協和・安全信組事件(1993年)の山口敏夫元労相は中曾根側近、贈収賄事件(2000年)で逮捕された中尾栄一元建設相も中曾根側近、KSD事件(2001)の村上正邦元労相も中曽根側近でした。『なぜか』中曾根まで追及の手は伸びませんでした」。

 http://village.infoweb.ne.jp/~t5588/back/H9-nagata/nagata80.html」。
  
 しかしそれは、中曽根をしてそうさせた何らかの歴史的因果関係があったのだろう。その全ての事情までは分からないが、米英ユ勢力に欣喜雀躍して自ら擦り寄った変態売国奴であることは間違いない。要するに、「この男はCIAのエージェントであり、日本一の自称愛国者であり、CIAの側から評すると、これを綱渡りさせることに成功した名宰相である」。そういう意味でも小泉の舅格である。かくて、れんだいこは、反面教師の典型として中曽根を見る。よって、国士的中曽根論を唱える論者とはいつでも一戦を交える用意がある。このことをはっきりさせておく。

 2004.8.9日 2013.7.8日書き直し れんだいこ拝


関連サイト 戦後政治史検証 自由民主党の研究
金権政治家訴追史 戦後民主主義考

 目次
中曽根の履歴考その1
中曽根の履歴考その2
中曽根逝去考その1
中曽根逝去考その2
ベンジャミン・フルフォードの中曽根論
中曽根政治犯罪考
中曽根康弘プロファイル/従軍慰安婦施設開設
中曽根康弘プロファイル/原発導入旗手
中曽根康弘プロファイル/東郷民郷事件
中曽根康弘プロファイル/P3C導入画策
中曽根康弘プロファイル/国鉄他の民営化
中曽根康弘プロファイル/リクルート事件醜聞
中曽根康弘プロファイル/Re1985日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落事件考
中曽根康弘プロファイル/
中曽根の性癖考その1、女装
中曽根の性癖考その2、ホモ
「日本人が知らない闇社会」考
中曽根を取り巻く奸族考
金丸信の中曽根嫌い考、金丸失脚考
識者の中曽根評論考
中曽根研究著作本
インターネットサイト




(私論.私見)