別章【イルミナティ考

 更新日/2024(平成31.5.1栄和/栄和6).3.11日

関連サイト 「ユダヤ人問題」考 フリーメーソン考

目次
コード№ 中項目
イルミナティ論
あのに氏のイルミナティ―論
ハムレットの水車小屋のイルミナティー論
レジャンバルド神父のフリ−メ−ソンとイルミナティ 
副島隆彦のダヴィンチ・コード論
イルミナティの謎1-6
イルミナティの歴史
イルミナティの紋章
イルミナティの位階制度
イルミナティの血流
イルミナティ著名人
イルミナティ日本史
イルミナティ米国史
イルミナティの世界戦略
1962.3月、イルミナティの極秘指令
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関連著作本




(私論.私見)


第八章 フランス革命の嵐一七八三~一七八九

 

アメリカメイソンの勝利と崩壊

 アメリカでは、その後も乱戦が繰り広げられ、いちおうは八一年一〇月の新大陸正規軍の「ヨークタウンの降伏」でいちおう終戦ということになっていたが、完全撤収まで小競り合いは各地で続いていた。そして、八三年四月、ハンコック(四六歳)を議長とする独立派の「大陸会議」は、ようやく勝利を宣言した。そして、これとともに、メイソンリー軍は、解散させられてしまった。

 衣食住を軍隊に頼りきっていた無給ボランティアの民兵たちは、生活のつてを失ってしまった。くわえて、「大陸会議」が発行していた紙幣は、まったくの紙クズになってしまった。くわえて、グレイトブリテンとの国交回復とともに、産業革命後の安価な製品が大量に流入、その一方、タバコなどの従来の輸出品は、戦争の間に中南米にヨーロッパ市場を奪われてしまっていた。経済混乱の続く中、窮乏農民の暴動や退役兵士の反乱が起こり、さらに事態は悪化していった。

 こうして、ハンコックの「大陸会議」は急速に権威を失い、年末十二月二三日、クリスマス直前、ワシントン(五一歳)も司令官を辞めてしまう。このようにアメリカは、独立と同時に、ばらばらの州へと戻っていってしまった。だが、グレイトブリテンは、この「アメリカ独立戦争」にこり、メイソンリーを含め、一切の産業情報と技術人材を国外に漏らさない政策に転換する。このために、アメリカやフランス・ドイツの産業や技術は停滞に陥り、グレイトブリテンの安価な商品が市場を席巻することになった。 

イルミナティの夏の終わり

 「国際メイソン大会」で「イルミナティ」に敗退し、新大陸メイソンリーと対抗するという存在理由もなくなったため、以後、オカルト色の強い黄金薔薇十字団系ロッジは、急速に衰退していく。オーストリアにおいても、八三年、ドイツ黄金薔薇十字団系の「戴冠した希望」からフランス選良司祭団系の「善行」が分離した。また、フランスのメスマー(四九歳)の疑似科学組織「宇宙の調和」も、化学者ラヴォワジエらによる調査委員会によってその理論を否定され、またたく間に会員を失っていく。「古式黄金薔薇十字団」団長の傭兵将軍ビショップヴェルダー(六九歳)は、配下のロッジを見捨て、大王の甥のフリードリッヒ=ヴィルヘルム(三九歳)のつてでプロシア宮廷にもぐり込み、以後、傀儡ブランシュヴァイク公フェルディナンドと「聖堂騎士団」をプロシアのために利用するようになる。

 だが、勝利した「イルミナティ」もおかしくなっていた。用済みになったストラスブールの霊能医師カリオストロ伯爵(四〇歳)夫妻は、資金支援を断ち切られ、あらぬ中傷を受け、再び放浪を強いられることになった。啓蒙専制君主ヨーゼフ二世(四三歳)は、八四年四月、イルミナートのボルン(四二歳)にオーストリア内のロッジを統一する「オーストリア国民大ロッジ」を創設させ、いよいよ大ドイツ実現へ始動したが、黄金薔薇十字団系ロッジで失敗した「イエズス会」残党は、「イルミナティ」がバイエルンをオーストリアに売り渡そうとしている、と、プファルツ&バイエルン選帝侯テオドール(24~プ42~+バ77~99、六〇歳)に告発したため、バイエルン領内での活動ができなくなってしまった。

 「イルミナティ」内部においても、バイエルンのヴァイスハウプト(三六歳)は、ハノーヴァーのクニッゲ男爵(三二歳)の真意を疑い始めた。プロシアのケーニヒスベルクの哲学教授カント(六〇歳)もまた、八四年、論文「啓蒙主義とは何か」を発表して、他人の指導がなくては自分の理解力を用いえない未成年状態を人間が脱することこそ「啓蒙主義」である、と定義し、レッシンク・ヴァイスハウプトの根幹思想を援護した。こうして、同八四年、「イルミナティ」からクニッゲ派が一掃され、メンバーは激減した。   

イルミナティの勝利式典

 ウィーン市では、通俗的な『ハーレムからの誘拐』(1782)で成功した若き天才音楽家モーツァルト(1756~91、二八歳)は、何度かの引っ越しの後、八四年、出版屋マンション「トラットナーホーフ」に入居した。この店頭では、毎週水曜にコンサートが行われており、彼もこれに出演した。オーナーの出版屋トラットナーは、啓蒙主義の書籍を多く販売していた。もともとモーツァルト自身もまた医師メスマーを通じてメイソンリーと強い繋がりをもっていたが、八四年末、フランス選良司祭団系ロッジ「善行」、および、イルミナティ系ロッジ「真の調和」に入った。

 アイゼンシュタット=エステルハージ侯家の楽長ハイドン(1732~1809、五三歳)は、とてつもない速筆で膨大な量の作品を仕上げ、交響曲というオーケストラの音楽スタイルを完成させ、名声をはせていた。その彼もまた、八五年初め、ウィーン市のイルミナティ系ロッジ「真の調和」に入会した。

 同八五年四月、黄金薔薇十字団系ロッジ「戴冠した希望」において、イルミナートで「オーストリア国民大ロッジ」の中心人物であるウィーン市皇帝博物館員ボルン(四三歳)の栄誉式典が行われた。これは、国王ヨーゼフ二世(四四歳)がボルンの発明した合金生成法を賞賛したことによるもので、この式典は、黄金薔薇十字団のオカルト錬金術に対する最終的な勝利宣言を意味した。この式典において、モーツアルト(二九歳)もまた、新作のカンタータ「フリーメイソンの喜び」を演奏した。アメリカとフランスのロッジを代表する老フランクリン(七九歳)もまた、この式典に祝辞を寄せた。同じころ、作家シラー(二六歳)もまた、ドレスデンのロッジ「三人姉妹」の委嘱に応じ、メイソンリーの理想を讃える頌詩「歓喜によせて」を作った。

 ヴァイマール&アイゼナッハ公国の枢密顧問官ゲーテ男爵(三六歳)は、強大化するプロシアとオーストリアに対抗するために、ドイツの小国連合を構想した。しかし、宗教的・政治的な利害と不信のために、この実現は困難だった。 

事件の顛末

 八五年夏、宝石商ベーマーは、王妃マリー=アントワネット(三〇歳)に第一回の支払を求めた。ところが、王妃側は首飾など受け取っていないと言う。ロアン枢機卿(五一歳)とラモット伯爵夫人(二八歳)はただちに逮捕された。ラモット伯爵夫人は、共犯者としてカリオストロ伯爵夫妻(四二歳)の名を挙げた。国王ルイ十六世(三一歳)は、王妃との関係を疑い、ロアン枢機卿を激しく憎んだ。こうして、彼らはみなバスティーユ監獄に送られた。

 政府内の旧教「イエズス会」残党勢力を嫌う者も、「イルミナティ」を使ったオーストリアのヨーゼフ二世の大ドイツ計画を好まない者も、この機に乗じてさまざまな画策に動いた。プファルツ&バイエルン選帝侯テオドール(六一歳)は、ヴァイスハウプト(三七歳)を含め、すべてのイルミナートを国外追放にしてしまった。同八五年一〇月、オカルティストの元締のヘッセン=カッセル方伯フリードリッヒ二世(六五歳)も死に、黄金薔薇十字団系ロッジも最終的に壊滅した。

 同八五年十二月、オーストリア皇帝ヨーゼフ二世(四四歳)は、「フリーメイソン勅令」を発し、今後は国内メイソンリーをみずからきちんと直轄する、とうそぶいた。そして、彼は、ただちにロッジを統合再編した。ウィーン市のロッジは、オカルト的な「戴冠した希望」と、啓蒙主義的な「真実」の二つだけになった。

 

バスティーユの現実と妄想

 ロアン枢機卿とラモット伯爵夫人、カリオストロ伯爵夫妻らが収監されたとき、わずか三七室しかない貴人専用の特別監獄バスティーユには、すでに先客がいた。サド侯爵(四五歳)は、七三年からの逃亡中も乱行を重ねていたが、七八年、ついに逮捕され、裁判は無罪となったものの、義母モントルイユ夫人の取った国王の勅命拘引状によってずっと収監されてしまっていた。そして、昨八四年春、ヴァンセンヌ監獄の廃止に伴い、彼は、このバスティーユ監獄に移されていたのである。

 サド侯爵は、外での事件にも、新たな一群の入監者たちにも、まったく関心がなかった。それどころか、長年の大食不摂生と監獄暮らしで、かつての美男子ぶりは見る影もなく、醜く太って禿げ上がり、数々の幻覚に発狂寸前となっていた。ここにおいて、八五年十月、彼は、幅十二センチ、長さ十二メートルの巻紙の表裏に、性的妄想の限りを尽くした悪徳小説『ソドムの百二十日』を小さな文字で一心不乱に書き、獄中の壁面に厳重に隠した。実際、この原稿は、百二十年後まで発見されることはなかった。

 翌八六年五月末、彼らに判決が下った。ロアン枢機卿とカリオストロ伯爵夫妻は無罪、ラモット伯爵夫人のみが終身刑となった。解放されたカリオストロ伯爵夫妻の家に反政府主義者が大挙して集結した。だが、カリオストロ伯爵夫妻は、興奮する人々を鎮め、静かにロンドン市へと旅立った。

 

革命の胎動

 「独立戦争」後のアメリカ経済は混乱が続いていた。だが、それ以上にフランス経済は悪化していた。フランスがアメリカを支援したとはいえ、それを決めた官僚貴族は免税特権を持ち、すべての負担は、結局、フランスの一般民衆(農民や職人)に高額の税金として転嫁させられた。官僚貴族たちの浪費と高給は、ただでさえすでに巨大に膨張していた。だが、これを縮小すれば、これに依存する一般民衆の生活も破綻してしまう。このように、「アンシャンレジーム(旧弊体制)」は、もはや悪循環の閉塞状況に陥っており、大蔵大臣カロンヌ(1734~1802、五二歳)は打開策を探していた。

 八六年夏、プロシアの老大王フリードリッヒ二世(七四歳)が死んだ。これを継いだ甥のフリードリッヒ=ヴィルヘルム二世(四二歳)は、騙されやすく、きわめて凡庸だった。その実権は、以前から国王に取り入っていた元「黄金薔薇十字団」団長の老傭兵将軍ビショップヴェルダー(七二歳)が握った。

 大王が死んで、啓蒙主義のイルミナティや大ドイツ主義のオーストリアの重石が取り除かれ、ヨーロッパの政治と勢力の均衡は大きく崩れた。フランス国王ルイ十六世(三二歳)が義兄のオーストリア国王ヨーゼフ二世(四五歳)の野望にほんとうに荷担すれば、官僚貴族の高等法院派の反乱が起こる危険性があった。大蔵大臣カロンヌは、「名誉革命」(1688)ように立憲君主制へ穏便に移行することを願い、ただちにミラボー伯爵(三八歳)をドイツに送って、「黄金薔薇十字団」や「イルミナティ」に、「聖堂騎士団」団長ブラウンシュヴァイク公フェルディナント(六五歳)へのフランス王位移譲を打診した。

 

導火線への点火

 八七年二月、大蔵大臣カロンヌ(五三歳)は、国王が指名した者を集めた「名士会」を開き、身分特権なき一律土地課税を諮問した。ところが、「名士会」は、逆にカロンヌを罷免してしまった。穏健な改革の道はもはや断たれた。

 同八七年、ドイツ=メイソンリーの中心人物であるヴァイマール&アイゼナッハ公国の出版屋ボーデ(五七歳)は、みずからパリ市に赴き、反王権的な「イルミナティ」の啓蒙思想を広めた。一方、同国の枢密顧問官ゲーテ男爵(三八歳)もまた、ひそかに国を離れてイタリアを訪れ、カリオストロ伯爵=詐欺師バルサモの調査に当たっていた。彼がイタリアに持って行ったのは、『ファウスト』の原稿だった。また、ボーデは、才人シラー(二八歳)をヴァイマール&アイゼナッハ公国のイエーナ大学歴史学教授に就けた。

 一方、「古式黄金薔薇十字団」の黒幕だったヘッセン=カッセル方伯の息子ヴィルヘルム九世(43~即位85~1821、四四歳)もまた動き出した。フランクフルト市に事務所を持つ「帝国郵便総監」トゥルン=タクシス公家が財政危機に陥っているのを聞きつけると、彼は、宮廷に出入りしていた同地出身の弱小銀行家マイヤーアムシェル=ロートシルト(四三歳)を送り込んで交渉に当たらせ、トゥルン=タクシス公に大金を貸し付け、自分の配下に取り込んでしまった。これによって、オーストリア=神聖ローマ帝国の外交通信は、すべてヘッセン=カッセル方伯ヴィルヘルム九世に筒抜けとなった。

 同八七年秋、ヴァージニア州のマディソン(1751~1836、三六歳)が草案を書いた「合衆国憲法」が、アメリカ古式ロッジおよび軍部の中心人物である議長ワシントン(五七歳)の努力によりフィラデルフィアで発表され、アメリカ近代ロッジおよび産業の中心人物であるペンシルヴェィニア州知事老フランクリン(八一歳)の努力により、順次、各州の承認を得ていった。これは、この州ごとのロッジの大連合という「合衆国」の理念によって、集権制と分権制とを微妙なバランスで折衷したものである。こうして、アメリカは、公然たるメイソンリーの自由国家として、確かな一歩を踏み出した。そして、それは、もはや国家に国王はかならずしも必要ではないことを実証するものでもあった。

 

官僚貴族という火薬庫

 旱魃によってフランス経済はさらに悪化し、ついに恐慌状態に陥った。ここに、さまざまな政治議論が沸騰、かつては一〇〇あまりだったメイソン=ロッジが、このころになると六〇〇以上にも分裂、そして、同じロッジでも支部ごとに、また、同じ支部でも個人ごとに意見は大きく異なっていた。なかでも、親英「フランス大ロッジ」と反英「グランドリアン(大東社)」が激しく対立、くわえて、王侯貴族の「グランセニョール(大貴族)」、学者知識人の「ヌフスール(九姉妹神)」、理想活動家の「レザミレユニ(同一の友)」なども大いに活動、これらのロッジは、横の情報伝達機能は持っているものの、縦の意見集約機能は持っていない。

 国王政府は、財政再建のために、とくに反政府的な官僚貴族への免税特権を廃止したい。各地の高等法院(裁判所)を拠点とする官僚貴族は、もともと地元の商工業の富裕市民であり、自分自身のカネで貴族の身分と法務の職権を買い取ったのであって、中央の国王や政府には恩義も忠誠もない。それゆえ、彼らは、政府の課税強化方針に対して、一六一四年以来、百七十年以上も停止している「総身分会(エタジェネロー、三部会)」を開催して審議することを要求した。これを開催すれば、免税特権を持つ「僧侶会」や「貴族会」はもちろん、これらの身分の人々の浪費に依存して生活する「平民会」も、課税強化には反対することは明らかだったからである。

 八八年六月、南東部ドフィネ州グルノーブル高等法院が政府の司法改革を拒否、軍隊が投入された。青年弁護士バルナーヴ(1761~93、二七歳)らは、一般民衆を煽動し、これに抵抗、独自の「地方三身分会」を開いた。ここにおいて、一般民衆は、特権身分の僧侶と貴族を足したものと同数とし、合同で採決するとされた。もはやフランスは、分裂の危機に瀕していた。

 

総身分会

 八八年八月、銀行家ネッケル(1732~1804、五六歳)が再び大蔵大臣に指名されたが、彼は、自分が国王政府と官僚貴族の間の板挟みにならないように、「総身分会」開催を条件にした。ところが、政府は、「僧侶会」や「平民会」、そして、領主貴族による官僚貴族=高等法院派の切り崩しに自信を持ち、この条件をあっさりと受け入れた。

 かくして、八九年一月、「総身分会」が召集された。春、各地方、各身分において選挙人が選出され、その選挙人たちによって代表議員が選出され、「僧侶議員」には、シャルトル司祭シエース師(1748~1836、四一歳)、オータン司教タレイラン(1754~1838、三五歳)などが、「平民議員」には、アラス市青年弁護士ロベスピェール(1758~94、三一歳)、グルノーブル市青年弁護士バルナーヴ(1761~93、二八歳)などが選ばれ、また、自由主義貴族ミラボー伯爵(1749~91、四〇歳)などもいた。しかし、こうして選出された議員の多くは、貴族はもちろん僧侶も平民も、みずから商工業を経営しており、官僚貴族の同類だった。

 この議会の背後には、複雑なメイソンリーの関係がうごめいていた。すなわち、「グランドリアン」総長のオルレアン「平等(エガリテ)」公爵(四二歳)は、王位簒奪を狙っており、同会員の医師マラー(1743~93、四六歳)も、自前の新聞『人民の友』を発行して、在野から民衆を扇動した。これに対し、「アメリカ独立戦争」にも参戦したラファイエット侯爵(三二歳)は、「ヌフスール」の中心人物であり、アメリカ的な大統領になろうと狙っている。はたまた、「レザミレユニ」の青年弁護士ロベスピェール(三一歳)は、ルッソーにかぶれ、国王も大統領もいない全体主義政府を夢見ていた。あえて平民議員となったイルミナートの貴族ミラボー伯爵(四〇歳)は、方向のまったく異なる「レザミレユニ」「グランセニョール」の両方に属し、民衆と貴族の両方を味方にして権力を掌握しようと考えていた。シャルトル司祭シエース師(四一歳)もまた、「ヌフスール」と「グランドリアン」の両方に入り、保身を図っていた。このように、彼らはそれぞれまったく異なる目標をめざしていたが、この旧弊体制(アンシャンレジーム)を倒すことでは一致していた。

 

記憶を密輸した男

 「アメリカ独立戦争」以来、グレイトブリテンが国外への産業情報の普及や技術人材の移住を禁止したため、良質で安価なグレイトブリテン商品が市場を席巻し、アメリカ経済は閉塞に陥ってしまっていた。そして、南部のプランティションの農家は、急増するグレイトブリテンの綿花需要で潤っていたが、そのカネはグレイトブリテン製品の輸入でほとんど還流してしまっていた。それゆえ、アメリカ北部各州は、高額の報奨金を出して情報と人材を集めようとしていた。

 そして、八九年、ダービーシャーからスレイター(1768~1835、二一歳)という若者がアメリカのロードアイランド州にやってきた。彼は、一四歳のときからアークライト式の綿花~綿織物の全自動生産工場で働き続けてきた。そして、彼は、ギターを弾いてバカのふりをしながら、六年かかりでそのひとつひとつの部品の形状と素材を細かに記憶していったのである。そして、そのすべてを記憶したとき、彼は、偽名でひそかにアメリカに渡った。

 この若者がアークライト式全自動生産工場を建設できる、と言ったとき、ロードアイランド州の人々は誰も信じなかった。しかし、彼がひとつひとつの部品を詳細に説明するのを聞いて、人々は彼に賭けてみることにした。こうして、最高の職人たちが集められ、そのひとつひとつの部品を忠実に再現していった。そして、翌九〇年、ブラックストーン川の滝のほとりに、アメリカ初の全自動生産工場が完成した。この工場は、実際、グレイトブリテンと同様の良質で安価な綿織物を大量に作り出していった。しかし、この大量生産工場は、やがてアメリカに綿花不足をもたらしていく。

 

革命への秒読み

 八九年四月三〇日、ニューヨークでワシントン(五九歳)が初代大統領として宣誓しているころ、フランスでは小麦価格が急騰していた。そして、五月五日、ヴェルサイユ宮で、一二〇〇名による「総身分会」を開かれたが、翌日には早くも紛糾、そのうえ、首都パリ市では、「官僚貴族たちが小麦を海外に輸出して儲けている」とのウワサが立ち、一般民衆の暴動も起ってしまう。このような非常事態に、六月一七日、ヴェルサイユ宮の議員有志六〇〇名は、「総身分会」とは別に、天文学者バイイ(1736~93、五三歳)を議長とする総員平等の「国民集会(アッセンブレ=ナチオナール、国民議会)」を結成し、宮殿内の室内テニスコートに集結、政府に憲法制定を要求した。

 ヴァルサイユ宮の混迷に対し、首都パリ市では食糧の供給が逼迫し、治安が急激に悪化した。このため、六月二六日、国王ルイ十六世(三五歳)は、地方の軍隊数万を首都パリ市へ送った。六月三〇日、上官の命令に従わなかった近衛兵がアベイ監獄に収容されたが、群衆によって奪還されてしまった。バスティーユ監獄においても警戒は厳重となり、大砲や武器が準備された。とはいえ、この巨大な監獄に、囚人はわずか八人、うち三人は狂人だった。だが、その狂人の一人に、サド侯爵(四九歳)がいた。猛烈に暑い日が続く中、屋上の散歩ができなくなったことに腹を立て、七月二日、彼は、ブリキのメガホンを使って、七階の自分の部屋から監獄の虐待と武装の事実をわめき散らし始めた。翌日の深夜、サド侯爵は、裸のまま別の精神病院に移送されてしまった。実際、バスティーユ監獄は、治安維持軍の集結拠点として予定されていたのであり、兵器廠(アルスナル)の武器もひそかに運び込まれた。

 しかし、肝心の地方の軍隊は、まだパリ市に到着しない。七月十一日、パリ市の選挙人たちもまた、シテ島の北の市庁舎で会議を開き、とりあえず「自警団」を創ることにした。だが、十二日の日曜、食糧輸入を妨害しているとして、パリ市税関の大半が焼き討ちされてしまう。ベルサイユ宮の国王ルイ十六世は、経済混乱の責任を大蔵大臣ネッケル(五七歳)に押し付けて罷免した。十三日、月曜朝五時、鐘と太鼓と空砲に叩き起こされ、パリ市民は市庁舎に集まった。彼らは、国王の行動をパリ市民に対する宣戦布告と理解した。だが、もうすぐ軍隊数万がパリ市にやってくる。そこで、彼らは、急遽、「自警団」ではなく「パリ市委員会」と「市民軍」四万八千を結成することにした。「パリ市委員会」は市長フレッセルに武器を要求したが、市庁舎の中を探す、とか、修道院を当たってみる、とか、言って、時間稼ぎに終始、こうしてこの日は終わってしまった。

 

一七八九年七月十四日

 いまにも降り出しそうな黒雲の下、朝から数万の市民がバスティーユ監獄の前に詰めかけた。ここには、政治犯から『百科全書』まで、国王に都合が悪いものがすべて詰まっている。武器もまたここに隠されているにちがいない。とくに、亡き長老ヴォルテールを知るメイソンたちは、フランス王室を根幹から覆す「鉄仮面(塔の男)」の秘密もまたその中に隠されていると信じていた。だが、ここはもともと首都パリ市防衛のための東の要塞であり、容易に中に入ることはできない。

 午前十時、「パリ市委員会」の代表が、監獄長官ドローネと武器引き渡しの話し合いをすることになった。ドローネは、彼らを招き入れ、そのままともに昼食ということになった。だが、昼を過ぎても結論は出なかった。そして、いったん代表が市庁舎に戻ったとき、市民との戦闘が始まってしまった。そして、夕方、西の廃兵院(アンバリッド)が提供した大砲が、ついにバスティーユ監獄の正面の城門を打ち抜いた。監獄長官ドローネは、瀕死の状態で中から引きずり出され、市庁舎まで連れ帰って、ナイフでクビを切り取られ、槍の上にかかげられた。市長フレッセルもまた、裏切者として射殺され、同様にクビを切られた。

 廃兵院やバスティーユ監獄の軍隊と協力して首都パリ市を共同防衛することを考えていた市庁舎の「パリ市委員会」は、バスティーユ監獄との全面戦闘と完全占拠という予想外の急激な転回に困惑した。しかし、彼らは、ただちに「鉄仮面」調査委員会を結成、バスティーユ監獄に駆けつけたが、破壊と殺戮の混乱で、もはや内部の調査は容易ではない。ただバスティーユ監獄の大きな鍵は拾い出され、アメリカ大統領ワシントンに贈られることになった。そのうち町を夕闇が包み、雨も降りだした。人々は、興奮したまま、この日の夜を迎えた。

 

人権宣言の虚実

 翌七月十七日、事態を知ったヴェルサイユ宮の国王ルイ十六世は、あわててみずから首都パリ市に赴き、市庁舎のバルコニーから演説して、パリ市民に対して敵意のないことを釈明した。そして、彼は、「国民集会」議長バイイを新市長に就けた。バイイは言った、「国王は市民に再制服された」。パリ市民は新市長を歓迎し、国王と和解した。

 しかし、問題はすぐに地方に飛び火した。パリ市を追われた官僚貴族が農村を襲う、とのウワサが立ち、農民たちは自警団を作り、やがてみずから領主貴族の城館を襲った。二週間に渡る農民反乱の「大恐怖」に、ヴェルサイユ宮の「国民集会」は、官僚貴族の譲歩を引き出し、八月四日深夜二時、免税特権などの封建諸制度を廃止、さらに、八月二六日、自由と平等を唱うメイソンリー思想の「人間と市民の権利の宣言(人権宣言)」を発表した。

 とはいえ、「人間(オム)」が「市民(シトロエン)」になるには、言わば「国家の株主」として税金を納めることが条件だった。税金を納める産業紳士の「能動市民」に対して、福祉を受けるだけの一般民衆は、「受動市民」として再び排除された。こうして「国民集会」は、国王と産業紳士のためだけの立憲君主制へ傾いていく。

 だが、このころ、首都パリ市では、官僚貴族が国外亡命、外国商人も急遽帰国、これらに仕えていた執事や店員が大量失業、地方からの食糧搬入も停止、経済は大混乱に陥ってしまっていた。そして、一〇月五日、ヴェルサイユに行こう、ヴェルサイユには食べ物がある、と叫びながら、主婦を中心とする二万近いパリ市の民衆が、南西二〇キロにあるヴェルサイユ宮に押しかけ、「国民集会」で演説を行った。ここに、「パンがなければおかしを食べればよいのに」と、王妃マリー=アントワネット(三四歳)が言った、というウワサが流れ、民衆をさらに激怒させた。だが、このセリフは、本当は、出版されたばかりのルッソー(没1778)の『告白録』(第一部1782、第二部89)の中のまったく別の王女のものである。

 「パリ市国民衛兵軍」司令官貴族ラファイエット侯爵(三二歳)は、白馬に乗ってこれを追い、翌六日朝、庭園を埋め尽くして集まっている民衆を前に、王族をテラスに引き出し、王妃マリー=アントワネット(三四歳)の手にうやうやしく接吻、このドラマティックな演出に、民衆は歓喜した。こうして、民衆とともに王族はパリ市に連れ戻され、以後、テュイルリー宮に軟禁されてしまった。これとともに、「国民集会」も、同宮内の乗馬訓練所に移された。


ロスチャイルドが祭った悪魔ダビデ系列の悪魔教について

●メーソンの”親玉”ロスチャイルドに黒魔術の陰が

 曾ってフリーメーソンの悪魔的な霊現象を担当し、32階級の妖術師であり、魔術師であったジョン・トッドは、バプチスト派の基督教徒に改宗した折、メーソンの内情を暴露している。彼に依れば、未だにフリーメーソンの中心勢力はイルミナティであると云うのである。
 1717年に生まれたフリーメーソンを根本として誕生したとも云えるのである。
 ジョン・トッドは、1ドル紙幣に印刷されたイルミナティの象徴印である、あのピラミッドこそがメーソンの組織図その物であり、其処に彼等の秘密が隠されていると語っている。
 先ず、頭石に代わるべき親玉の目に入った冠石が、ロスチャイルド一族を表わし、メーソンの頂点に立つ。


 世界に君臨するメーソンの親方、ロスチャイルド家は、悪魔に魂を売り渡した一族ナノであろうか。
 ジョン・トッドの暴露は更に続く。
 其のロスチャイルド一族の下に、妖術師や魔術師の13人の僧侶長から成る評議会がある。ピラミッドで云えば、一番上のブロックに位置し、通称「王族一族(ロイヤル・ファミリー)」と呼ばれている。
 ジョン・トッドは、其の王族一族である13人評議会の一人であり、彼等は直接ロスチャイルドから命令を受ける内密の”聖職者”達で存る。
 そして世界に現存するありとあらゆる魔術と妖術を司って来た(鬼塚氏は魔術と云う言葉で使っているが、実は霊体が、「気(スカラー波)理論」を応用して現象を起こしているだけの話である!忍)。
 メーソンに於ける悪魔の現象が如何に高い地位に存り、そして其れが及ぼす強い影響力が計り知れると云うものである。
 嘗てコロンビア大学の人類学部長であり、米国でも著名だった英国人レイモンド・バックランド博士も、其の会員の一人であった。
 此のバックランド博士は、ユダヤ系列の新聞『ニューヨーク・タイムス』からも魔術師として紹介された事の存る有名な悪魔使いで、ジョン・トッドも此の人物から高度な霊現象を伝術され、米国の5千の魔女団を統括する様に成っている。
 一つの魔女団は13人から構成されている為、危険な黒魔術を米国中広める6万5千人物魔女を彼は指導していた事になる(此の考え方は、電子機器計算で考えている。やはり背景に3次元の武器があるかもしれない!忍)。其の費用は全てロスチャイルド家に依って賄われていたのである。
 又、メーソンの儀式は、其の魔女に成る為の儀式と全く同じで、其の事実を知っているのは、13人評議会の下にある33人評議会迄の高級メーソンまでであると云う。其の事は秘密にされている訳である。
 33人評議会とは、世界で最も位の高いメーソンから成り立っている組織である。ピラミッドで云えば、2番目のブロックに位置する。此の組織は「ロスチャイルド・トリビューン」と呼ばれていると云う。
 其の下の3番目のブロックを象徴するのが、世界の大富豪から成る500人評議会である。ロックフェラー家、デュポン家、モルガン家、ケネディ家、オナシス家、フォード家、カーネギー家、ヴァールブルグ家、メロン家(ガルフ石油)、イートン家(クリーブランドの金融家)、モービル家、ハリマン家等の大金持ちから構成され、ベルンハルト殿下、ユリアナ前女王も此の500人評議会の会員と成っている。
 そして100人から成る、あのビルダーバーガー達も、此の500人評議会に入っているのである。又、石油を所有しているアラブ諸国の大富豪も会員に入っていると云う(ジョン・コールマン博士が英国情報部によって収集した300人委員会との関係はどの様になるのか。調べた方がいいかも知れない。300人委員会は、500人評議会の下部組織かも知れない。そして、フランス革命時の何も知らなかったマリー王女との関係かも知れない。主犯が、ロスチャイルドであるから、それを中心に調べ直した方が良いかも知れない。但し、此れ以降の発行の本である『フリーメーソンの世界帝国の野望』の中では、500人評議会の所を300人評議会に訂正されている!忍)。
 4番目のブロックが、邪悪な悪魔崇拝で知られるゴールデン・ドーン(黄金の夜明け)である。
 此の19世紀に生まれた秘密結社は、魔術師マグレガー・メイザースに依って創立されて、今尚悪魔主義者に崇拝されているアレイスター・クロウリーに受け継がれていた。
 クロウリーは、自らを”666”と名乗り、ありとあらゆる黒魔術を操る麻薬中毒者だったのである。謂わば、20世紀最大の悪魔主義者と云われる人物であり、後に魔術結社「銀の星」を設立したが、其の魔術結社の帽子には、イルミナティの目が刻み込まれている。
 ロスチャイルド家では、此のゴールデン・ドーンで行う魔術儀式と同じ儀式を行っていると、ジョン・トッドは暴露している。
 事実とすれば、英国の名門と云われるロスチャイルド家の生々しい影の部分が分かると云うものである。
 
 

●ニュー・エイジを司る新しい神ダビデ

 最近、”ニュー・エイジの時代”と云う言葉が科学、思想、宗教等の各分野から何時からとも無く叫ばれる様に為っている。
 其れは占星術から見れば、現代は”アクエリアスの時代(水瓶の時代)”であり、此の時代には、科学も思想も刷新され、それがニュー・エイジとして21世紀の潮流となると云う考え方である。
 しかし、其れを最初に主張したのは、他無らぬ悪魔主義者アレイスター・クロウリーである。
 クロウリーは著書『法の書』の中で、現代がアクエリアスの時代であり、此の時代には、基督教、佛教、イスラム教は奴隷の宗教と為り、新しい宗教が生まれると予言している(此れは明らかに、神エホバに対して宣戦布告を行っている証拠である。神の宗教を「奴隷の宗教」と名付けているのである。其れに依って、「神の法」を否定して本当の「奴隷の宗教」である、「ニュー・エイジ」に服従されるのである!忍)。
 其の宗教の神は、クロウリーが崇拝したルシファー(ダビデ!忍)となるのだろうか(此は未だ真相を告白していない。真の真相は、ルシファが計画したのでは無く、ダビデが計画をしたのであり、其れ故に此の悪神は、ダビデである!忍)。
 ジョン・トッド自身も、改宗する前は、絶対唯一の神しか存在せず、其の名がルシファーであると教えられ、それを信じて疑わなかったと云う(千乃裕子先生に依って、ルシファーが改心し、其のルシファーにより更に計画を立てたのは、ダビデであると告白されたのであるLR出版『天国の扉』より!忍)。
 そしてルシファーとは善良の神であり、基督の方が其の模倣者であると思い続けて来たと語る[今世紀の神エホバの言葉により、イエス基督の救世主の計画は、悪魔ダビデの計画であるとの言葉です。此の悲しい十字架と処女懐妊の計画は神の本意では無かった事です。其れ故に其の十字架を思い出させる様な事は、神エホバを悲しませる事である事を自覚して欲しいのです!忍]。
 又魔術(霊脳)を司る魔術師(霊脳者)達の多くがそう思い込み、自分達を悪魔主義者とはつゆ思わず、魔術や妖術(霊現象)を1つの宗教と信じている場合が多いと云う(逆に、鬼塚氏は、霊現象を起こせば、悪魔だと思っている人が多い。飽く迄も「神の法」に基づいて判断しなければ成らない。其の主旨は何処にあるのかを考えて判断しなければ成らない。只、許可無く、高級霊の名前を出すのは、許されないから悪霊が多い事を認識しなければならない。普通個人の守護霊は、其の家族の先祖が成り立っている。そして過去の歴史も考慮しなければならない。後、事件によって地縛霊もあるから、其れにより現象もあるから事の真相を極めて善悪の判断する必要がある!忍)。
 しかし、一般のメーソン団員波、基督教文化圏で存る為、唯一神はルシファーとは思っていない。飽く迄も其れはメーソンの最重要機密であり、日本語に翻訳すると「隠された者」と云う霊体の言葉を持つ意味が其処にある。
 32階級だったジョン・トッド波、32階級と33階級だけの上位メーソンにしか手渡されない秘伝の伝授を書き著わしている文書を持っているが、其れには明確に彼等の真の神はルシファーであり、キリストは擬人者であると書かれていると云う。
 ピラミッドの4番目に位置する「黄金の夜明け(ゴールデン・ドーン)」は、其の下部組織として、様々な魔術団体を司っている。
 其の1つが「アクエリアン・アート・フェスティバル」で存る、セントポールに本部を持つオカルト協会で、米国の魔術協会を統括する組織であると云う。
 そして「アクエリアン反中傷同盟」(僧侶長アイザック・ボノビッツ)は、そんな魔術や霊現象を侮辱したり、其れを禁止させる法律を妨害する為の圧力団体と成っていると語っている。
 其の他に、一見基督教徒の様に見えるが、その実、ゴールデン・ドーンの管轄下にあり、彼等の謂ゆる”聖職者”が指導する「全国教会評議会」、「サイエントロジー」(ロン・ハバードが提唱する霊能力開発と精神療法を主張する新興宗教)、「アメリカ・サタニック(悪魔主義)協会」、「ユニティ(ミズーリ州の統一村に本部がある)」等がある。 魔術啓蒙団体としては、伝統的な英国の魔術範疇である「ガーター聖団」と「ガーナリアン協会」があり、後者は薔薇十字会の別名であり、ジョン・トッドに依れば、人間の生贄の儀式も行うという。
 最も邪悪で危険なのは、「最後の審判のプロセス教会」と「ウィッカ教会」になるだろう。「最後の審判のプロセス教会」には、女優のシャロン・テートを始めとする7人の虐殺事件の首謀者として、其の名を世界中に轟かせたチャールズ・マンソンも曾っては所属していたが、此の教会では、「ガーナリアン協会」と同じ様に、実際に殺人を犯して迄悪魔に生贄を捧げるとジョン・トッドは暴露している。そして彼も又一頃は、此の黒ミサを全米に広げる組織に所属していたと云う。
 「ウィッカ協会」は、現在、アメリカ中に丸で蛸の足の様に其の勢力を広げている国際的な悪魔教結社である。
 13名から成る会員で構成され、黒ミサ、殺人、人身生贄、全裸舞踏、麻薬、乱交パーティー等により、其の悪魔崇拝の実践を広め、其の会員は世界に広まっている。
 此の様に数えれば切りが無いが、メーソンの高位に位置づけられたゴールデン・ドーンが斯う云った悪魔主義団体を総轄しているのである。
 世界の政治、経済、そして最先端の科学技術迄管理するフリーメーソンが、裏を返せば、悪魔主義に支えられているのは、其の裏に邪悪な知性(邪悪な異星人!忍)に依る世界征服計画が秘められているからだろうか。
 
 

●大艱難の時代の偽りの救世主、反基督

 世界征服の一歩(ステップ)の為の数々の計画(プラン)をしている。
 其の一つがあらゆる労働団体の同盟罷業(ストライキ)を先導する事によって、米国全土(自由主義国全土!忍)を食糧危機の恐怖に陥れる計画である。
 例えば、都市に食糧を運び込むトラックの運転手の同盟罷業から始まり、輸出入品の荷揚げを扱う港湾労働者、電車や鉄道の運転手、軍用機以外の操縦者(パイロット)等、あらゆる輸送機関が同盟罷業を打つ(此れは、日本に過去、終戦直後ゼネストを行う計画を立てた事実がある。特に日本共産党から始まって、国鉄(今現在JR)の国労や鉄労、そして自治体関係の労働組合、私鉄関係、航空関係のゼネストを行う計画があった!忍)。 此れはニューヨークを中心に行われる。此の都市が米国の流通組織と貿易の中枢地域であるからである。此の都市が麻痺すれば、米国の物流源は破壊されたも同然である。
 其のニューヨークが、一切何動かなくなるのである。しかも、其れは3日や4日間の事では無い。何ヵ月も続くのである(此の意味は、米国の労働組合は、企業別でなくて、ユニオン詰まり連合労働組合の形態になっている。詰まり個別的企業別の労働組合の活動は出来ない状態になっている。同盟罷業が起こると、其の職種全体に影響が与えられるのである!忍)。そして同じ時期、農民や石油採掘労働者も同盟罷業を始める。
 又、時は同じくして、連邦政府の食糧貯蔵庫が破壊され、至る所で農地が荒らされる事になる。
 そうすれば、2週間以内に多くの都市で、何百万と云う飢餓者が続出すると云うのである。米国全土は飢えの恐怖に苛まれ、世界の国々も此の騒ぎに巻き込まれる様になる。何故なら、世界の80%」の国々に、米国は食糧を輸出しているからである。
 瞬く間に、米国国民は連邦政府に食糧を頼ざるを得なくなるだろう。食糧の統制である。そして、各国への食糧輸出も似た様な状況に為るだろう。
 其処から、米国の食糧を管理する機関、詰まり、世界食糧銀行の発足する事になる。
 同盟罷業(ストライキ)とは単純な発想(アイデア)に見えるが、何という大胆な発想であろうか(更に、其のニューヨークにある国際連合の地下に核爆弾が置いてあるのである事も含んで考えなければならない!忍)。
 其れだけでない。ジョン・ドットに依れば、ロスチャイルドは、全世界の通貨を破壊する迄の計画(プログラム)も立てていると云うのである。そしてかってない国際的な大混乱を引き起こし、其処から世界を大併合へと持っていく計画を実行し様としていると云う。
 其れは、外交問題評議会(CFR)が画策するドルの国際通貨の崩壊の計画(プラン)と同じである。
 更に無不気味なのは、13評議会の一人である魔術師のレイモンド・バックランド宛に来た手紙の内容である。
 ジョン・ドットがメーソンからの脱退を決心したのは、何気なく見た、其の手紙に書かれてある内容が切っ掛けとなっている。
 当時、ジョン・トッドは、13人評議会の入会式を終えたばかりで、レイモンド・バックランドと共にサン・アントニオのカジノ・ヒルで開かれた魔女の集会に出席していた。
 其処にバックランド宛に4通の手紙が来た。其の手紙は彼の1ドル紙幣のイルミナティの紋章で封印されていたと云う。
 其の内の3通は、資金としての小切手や事務連絡の為の物だった。残りの一通には次の様に書いてあった。

 「我々は、ルシファー(悪魔ダビデがルシファーと偽った!忍)の
 一人子であると信じる人間を発見した。
  我々は其の行動と、我々の後押しに依って彼が此の世の支配者と
 と為り、一切の戦争に中止を掛け、此の戦争の痛手を負った世界に
 最終的な平和を齎らす事が出来ると信じている」

 基督が神の子ならば、反基督は悪魔ダビデの子だと云う事を先に述べた。
 其の悪魔ダビデの子供だと信じるに足る人物を発見したと云うのだ。とすれば、一切の戦争に中止を掛け、此の世の支配者となると書かれているのである。
 最初に紹介した反基督の取る行動型と全く同じである(此の反基督との戦いの物語其の物である黙示録が悪魔ダビデの遣らせの偽りの計画であるのです。では、此の儘無視する事は出来るのかと云うと其れは出来ないのです。現実に計画を立てて実行している以上、其れを阻止しなければ、其の儘、崖打ちに計画通りに落ちるのです。其れを完全に阻止出来るのは、正しい神の下で行う以外は、阻止は出来ないのです。其の正しいユダヤ教を正統に受け継いでいるのが千乃裕子先生なのです!忍)。
 彼等の云う戦争とは、核戦争と成るだろう(此れは、違っていて核戦争ではなく、重力波を使った宇宙戦争なのです。勿論必要とあれば、核も打つでしょう。プラズマも使用されるのです。鬼塚氏が必要としている事は、俗に云うオカルト現象でもある「霊現象」の科学的解明である。其れを行わなければ、真の意味の悪魔の計画を理解する事が出来なくなる!忍)。又、其の前には、世界の通貨制度が崩壊し、再び世界的な大恐慌が訪れているだろう。
 世界情勢は様々な危機を迎え、其れは正に聖書に預言された”大艱難の時代”の様相を呈するだろう。
 其処から第三次世界大戦が勃発するのだろうか。
 アダム・ヴァイスハウプトの後にイルミナティの指導者となったジュゼッペ・マッツィーニは、3つの世界戦争の後に自分達の世界共和国を築き上げると云う、予言とも云える計画を米国のイルミナティ指導者アルバート・パイクに書き送っている。
 其の手紙は1871年に書かれた物で、大英博物館資料室に今も保存されている。
 其れは、未だ簡単な青写真とも言える内容で、其の具体的内容は其の後に練上げられた野かもしれないが、基本的な計画として当時から彼は、第三次世界大戦の計画を立てた。
 其の計画に依れば、第三次世界大戦歯、ユダヤ教とイスラム教世界の争いから始る様に為ると云う。
 シオニストとイスラム教徒がお互いに滅し合い、何れ世界の国々も此の戦争に巻込まれ、其れが最終戦争に結びつくだろうと手紙には書かれていたのである。
 中東情勢如何に依っては、其れが可能となるだろう。
 同じく大英博物館の目録に収められている手紙には、彼等が最終目的を遂げた状態が書かれている。
 其の手紙は、アルバート・パイクがジュゼッペ・マッツィーニに書き送った物である。

 「至る所で基督教精神に幻滅を感じた人々が真実の光(イルミナティ)
 を受入れるだろう。
  其の光は、基督教精神と無神論の崩壊の後に現れるだろう。
  そして同時に、其の二つは我々に依って征服され、根絶されるので
 ある」

 基督教文化圏を自由主義国、無神論の国を共産主義諸国と置換えると、此の手紙の意味も分りやすい。
 イルミナティが、何れ其の二つを根絶やしにして、自分達が征服する日が来ると語っているのである。
 イルミナティの思想は、今日に於ても確実に息づいていた。
 しかも、彼等の「光」であるルシファーの子が既に存在し、何れ戦争で傷ついた世界を救う支配者と為り、彼等は其の人物を全面的に援助する(バックアップ)すると、レイモンド・バックランドに送られた手紙には書かれているのある。
 其の手紙をバックランドが手にしたのは、昭和47(1972)年8月1日、既に10年以上が経過している。
 其の間に、反基督と思われる人物は、其の目的の為にどんな行動を取って来たのだろうか。
 そして、彼を支援し、彼の下で世界統一政府を築こうとしているフリーメーソンは、どの様に其の人物を世界のメシアとして迎入れようとしているのだろうか。
 1717年、近代フリーメーソンの誕生から生れた闇の世界史とも云うべき、メーソンの謀略史は、此処に至って其の最終目的を達成しようとしているのだろうか。
 其れは数千年も前から聖書に予言された事である。世界は当に予言通りに動いている。
 反基督の世界統一政府の実現は、直ぐ其処まで来ていると云って良いだろう。
 そして彼のもう1つの目的、世界統一宗教はどの様に進行しているのだろうか。
 其の世界統一を樹立する上で、彼等の最大の弱点(ネック)と為っているのが、世界に約8億の信者(世界人口の6人に一人に当たる)を有するローマ・カトリックで存る。
 其のローマ・カトリックの中心、ヴァチカンに迄彼等の魔の手が伸びているとしたら、どうなるだろうか。其れは当に神をも恐れぬ陰謀と為る事だろう。
 しかし、メーソンの闇の支配計画は、着々と実行に移されているのである。


Journey Beyond the Network 3

祐安重夫

Email: sukeyasu@imac.co.jp



メタトロン メタトロン (Metatron) とは、ユダヤ神秘思想――カバラにおいて、「記録天使」を意味する言葉である。個人の行動は善悪すべてこの天使によって記録され、その人物の死に際してそれを提示する存在だという。だが「全く偶然のことだが、わたしにはこの語が奇妙にモダンな響きに感じられる」という言葉には同感である。

       『メタトロン』 はソル・ユーリックが1985年に発表したテクストで、『狙われた盗聴者』を理論的に深化させたものといえる。ただしテクストは錯綜する複雑なレトリックや、多層的な意味構造をもたらすための仕掛の結果、読むのはなかなか大変である。
 このテクストはもともと講演のノートとして書かれたもので、情報とコミュニケーションのテクノロジの歴史を批判的に検討したものだと、とりあえずはしておこう。

       なおアメリカの1ドル紙幣の裏には、二等辺三角形の中心に眼が一つかかれたフリーメイソンのマークが印刷されている。
 現在フリーメイソンの日本のグランドロッジは、東京タワーのすぐそばにある。
 
      イエズス会 多国籍企業の世界戦略をかんがえる時、イエズス会のことがおもいおこされる。「カトリックの軍隊」ともいわれたこの修道会は、1534年にスペインにおいて、イグナチオ・デ・ロヨラを中心としてつくられた。苦行といった方がふさわしい修行方法と、軍隊的な階層組織、「目的のためには手段は聖化される」という過激なドグマなどで知られているが、その過激さゆえにドミニコ会やフランシスコ会などの他の修道会と対立し、1773年に教皇クレメンス14 世によって解散を命じられたが、1814年には活動の再開が許可される。 もちろんイエズス会についての感想は、私の個人的なものである。なお日本にキリスト教をもたらしたフランシスコ・ザビエルも、イエズス会士であった。
 イエズス会と対立した修道会が、過激派に対する穏健派であったということは、まったくない。ドミニコ会は魔女裁判に代表される宗教裁判――異端審問において、異端審問官を輩出したことで有名である。より正確にいうなら、1231年に教皇グレゴリウス9世が異端審問という制度をつくり、1232年にドミニコ会に異端審問権があたえられたのであり、異端審問の歴史はイエズス会よりはるかにふるい。

イルミナティ 1776年、インゴルシュタット大学の教会法の教授であったアダム・ヴァイスハウプトが、イルミナティ (啓明結社、あるいはバヴァリア幻想教団) とよばれる秘密結社を、フリーメイソンのロッジの中で設立する。もともとヴァイスハウプトはイエズス会の神学校からインゴルシュタット大学にすすみ、教会法をまなんだ人物だったが、啓蒙主義者でありイエズス会からは危険人物とみなされていた。
 反イエズス会の立場にありながら、イルミナティはイエズス会と同様の階級組織をとりいれ、ある種のアナーキズムを目的としているにもかかわらず、厳密な軍隊組織をつくりあげたことには、いささか矛盾があるようにおもわれる。
 イルミナティはほどなく解散させられることになるが、フランス革命に影響をあたえたともいわれ、またカール・マルクスの『ドイツイデオロギー』にも影響をあたえたのではないかといわれている。
 これもまた、ユーリックの小説に関係してもよさそうな秘密結社である。

      1975年に Illuminatus! という題名の不思議な小説が発表されている。これはイルミナティと、アナーキズムの秘密結社の対立をえがいたものだが、特に第1巻にはイルミナティに関する様々な情報が、雑誌の取材メモのかたちで、紹介されている。

太田龍監訳「イルミナティ」の抜粋です。

万巻の書誌は巷に溢れかえっているけれど、本当に必要な情報を教えてくれる書誌や雑誌はきわめて少ない。本書「イルミナティ悪魔の13血流」は、その数少ないなかの貴重な一冊である。現代の政治、経済、情報、医療、学問、宗教、芸術、娯楽、スポーツなど人間生活万般にかかわるありとあらゆる営為が、ある邪悪な統一原理の下に緻密に計算されて、戦略的に動かされている事を、本書は教えてくれる。


日本のバブル真っ盛りの89年9月1日に第一回日米構造協議が始まりました。それはアメリカが日本からもっとも引き出したかったものは、戦後50年続いた日本型システムの根幹とも言うべき日本の土地本位制の廃止であった。そして90年3月27日、日本の土地が高すぎる事を大蔵省は自ら宣言し、地価高騰の防止の為、金融機関の不動産融資の総量規制を実行しました。この日を持って戦後続いた土地本位制と言う神話は崩れ始めました。

しかし日本の銀行の経営者は、日米経済戦争に負けたと言う本質に気づかず、その後もノンバンクと住専を通じて不動産融資を続け、従来の日本型経営を続ける事になる。しかしまもなくノンバンクと住専は経営破綻し、96年11月の橋本首相による「日本版ビックバン」により完全に息の根を止められました。しかし日本の銀行経営者は誰も経営責任を取って辞めた人はいない。



旧約聖書への疑問 2005.11.03  トップへ戻る 
(シオニスト、ユダヤ人そして旧約聖書)

イルミナティ(啓明会)この創設者(アダム・ワイスプト)の手紙「我々の秘密を見よ。キリスト教と全宗教を破壊する為に、我々こそ唯一、真の宗教を保持していると宣伝してきた。目的は手段を正当化する事を忘れてはならない。悪人が悪を行う為に採用するあらゆる手段を、賢人は善を行う為に採用すべきである。それは秘密結社によってのみ実行可能である。秘密結社は、徐々に、秘かに、各国の政府を掌握する。その為に、悪人が下劣な目的を達成する為に用いる手段を全て用いる。本指令の目的は、キリスト教を完全に破壊し、全ての市民政府を転覆する事である」アダム・ワイスハウプト、1776年5月1日(マルクス共産主義のメーデーの日)



第2章
フリーメーソンの考え方


 日本でフリーメーソンが活動した例ではっきりわかっているのは、関東大震災の時の義援。あの時、復興のために、いろんな物資を提供したんです。ちょうど今の中東の問題で送るように、フリーメーソンが東京に送ったんです。それから……おそらく、日露戦争の時に、ようやく日本が大国ロシアに勝った、といっても反撃を受けたらすぐつぶれる状態だったのを停戦に持ち込んで、有利な条件で講和条約を結ぶように仲介をしたのがどうもフリーメーソンだったらしいんです。ですから、日本も操られているんですよ。明治維新を発生させたところから、現在までずっと。みんな知らないだけなんです。

 ある時、ソ連で“ユダヤ人の医師陰謀団事件”というのが起こったんです。ユダヤ人の医師がスターリンを殺そうとしている、ということをベリアという秘密警察の長官が告発して、彼を捕らえたんです。そうしたら、世界中のユダヤ人たちの経済会議がスイスで招集されて、ソ連に流れているユダヤ人の金をストップさせる、という決議がなされたんです。その決議をした途端に、告発はウソだった、という発表をソ連政府が行なったんです。しばらくして、あれは本当だった、といってまた捕まえた。そしてまたユダヤ人たちの抗議が起こるとまたそれがひっくりかえった。最後にはウヤムヤになってしまった。それを見て奇妙だな、と思っていたんですよ。そうしたら、経済会議の議長だったツィンメルマンという人が日本にやって来た。これはすべてユダヤ系の人たちの情報でわかったんですが……ミカエル・コーガンというロシア系のユダヤ人が戦後上海から逃げて来て、小伝馬町に毛皮屋の店を持っていたんです。彼が日本のユダヤ人たちの世話役だったんです。その系統から流れた情報でわかったんですが、ツィンメルマンが日本にやって来た。表向きは早稲田で講演をする、ということでやって来たんです。ところが本当の使命はまったく違う。

 国連は今批判にさらされていますが……あれは一握りの連中が操ってる。まずユダヤ系と見ていいでしょう。国連のファウンデーション会議が行なわれる前に、国連を作ろうと提案したのはスタンレー・ブルースというユダヤ人なんです。彼がF.ルーズベルトに持ち込んで、戦後の体制作りということでやったんですね。ただその時に、ソ連案とケインジアンの案と、アメリカにいたアグダス=イスラエル・ユニオンというユダヤ系の公然結社、その責任者であったバーナード・バルークの案とが3つ巴で争った。で、最後にバルーク案が勝った、ということにしちゃったんです。国連とはバルークが勧進元で作ったようなものなんです。

 そのバルークが作ったということと……国連ができる時に世界紙幣を作ろう、という案があったんです。そうすれば、交換通貨としてのドルも要らなくなる。世界的な経済がやりやすくなる、ということだったらしいんですよ。しかし、まだ機が熟してなかったんでしょうね。その時にはお流れになったんです。ところが、その構想は着々と進んでいたんです。どうやったかというと、ツィンメルマン関係の人が、その世界紙幣を各国に売ったという風評なんです。今でもみんな知らないだけで流通しているんです。その頃、広がった噂によると、日本ではどこに売ったかというと、最初に売ったのが、清水にある“アナナイ教(三五教)”という教団だそうです。そのアナナイ教というのは、ペルシャ、今のイランに本部がある“バハイ・インターナショナル”という結社の日本支部なんです。そのアナナイ教というのは一種の宇宙宗教で、本山の殿堂は天文台の形になっている……その一連の事情は、当時市販の情報紙でも報道していました。

 それがホット・ウォーからコールド・ウォーになって、ついにその必要がなくなって、世界戦略中枢が操作のテコにするのが今度は環境問題に切り替わった、というだけのことで、ズーッと続いている。ただ、これからの難物は南北問題だと思います。南北問題はその戦略の枠の中に簡単に入るかどうか。第一、今のフセインひとつを見てもわかるでしょ。あれはユダヤ世界戦略中枢の操作を外れた、一番敵対する相手、しかもユダヤ系に一番近い人種なんですあれは。イスラム教徒というのはユダヤ教、キリスト教と同じ聖書を原典にしています。コーランは聖書から分かれてきたものです。旧約聖書がイスラムの原典ですからね。そして、ユダヤ人はセム族ですね。セム族と似た民族にハム族がありますが、そのハム族がアラブなんです。ですから、ほとんど同じ民族で骨肉の争いをしているというのが現状です。


 レーニンが作ったソ連は、ユダヤ教左派の国家なんですね。経済学者たちは頭が固くてそういうことを知らないんですが……「ユダヤ人問題を論ず」というマルクスの最初の著作があるんです。それがマルクス主義の基なんですが、そこではユダヤ人がヨーロッパに出て差別を受けながら、しかし自分たちはヨーロッパ人よりもエリートであるというプライドを持って、国家の中に国家を造って牛耳るやり方を述べているんです。そしてマルクスが作った「資本論」という革命戦略は、ユダヤ教の焼き直しなんです。レーニンもその流れを継いだ。そういう流れがあるんです。ですから地球全体が、ユダヤ系に決定的に牛耳られるようになったのは、経済機構が地球を取り巻いてから。ということは産業革命以降ですね。

 産業革命というのは、貿易と同時に行なわれた。東インド会社みたいなものを作りましたよね。現代の株式会社の始まりは冒険会社ですから、船を出す時に出資して、その資金で商品を買って船に積む。で、送り出して、これが難破して沈めば全部パーになります。そのリスクを冒して、商品を高く売って、香料のような非常に高価な物を持って帰ったら巨万の富が得られる。それを1回1回精算して、株主に還元して会社は解散したらしいんです。これが株式株式の始まりです。これはほとんどユダヤ系がやっていたみたいですね。

 ですからイギリスが全世界にユニオン・ジャックを翻すという形で大英帝国をつくったその先兵はすべてフリーメーソンだったんです。東インド会社も、最初はフリーメーソンの結社員だったユダヤ人の大佐が、インドへと乗り込んで、インドを制圧するもとを作ったんです。各地でみなそういうことをやっているんです。ですから貿易と産業革命とは、全世界の貿易網を作り、経済原理によって取引をするという形で並行して行なわれたんですね。ですからユダヤ系が全世界を牛耳る始まりはだいたい産業革命と見ていいんです。ですから1世紀半くらい前から、今の地球はそういう形になっているんです。それが現在まで来ているんですが、今はドン詰まりに来ている訳です。

 ドン詰まりに来て、南北問題はどうにもならない、というのがひとつ。もうひとつはおそらく宇宙問題だと思うんです。リークされているいろいろな情報からすると、UFO、宇宙人はまず疑う余地はないですね。ソ連でもアメリカでも、政府が情報を漏らし初めていますからね。宇宙からの黒船が来ている、ということでひとつの転機が訪れているということと、第3世界が動き初めている。第3世界は、その戦略の中に組み込まれていないんですよ。逆にいえばその戦略から落ちこぼれている訳です。経済原理の恩恵を受けていない、と同時に牛耳られていない、という結果になっています。しかも21世紀に入ると第3世界の人口が地球人口の過半数を突破する、という状況になっています。 

●古代には、バビロンを本拠地とするある秘密結社のネットワークがあった。それが超秘密結社イルミナティだ。彼ら「血族」は、このイルミナティを通じて人類を操っている。(中略)

 この1694年、ウィリアムがイングランド銀行の勅許状に署名し、史上初の世界的金融システムが登場した。それ以来、銀行による融資と人為的に偽装された負債は、「血族」が世界を操るための主要な道具となっている。

 またこの年「血族」は、イルミナティの秘密ネットワークとともに活動拠点をロンドンに移した。そして登場したのが、もちろん大英帝国だ。だが、この文字どおりの大英帝国はイギリス人によるものではなく、イギリスに本拠を置くイルミナティ血族によるものだった。

 「見えざる手」

 プッシュ政権の背後の勢力、たとえばCFR(外交問題評議会)や、ブレジンスキー元大統領補佐官がデーヴィッド・ロックフェラーのために作った日米欧三極委員会、ビルダーバーグ・グループなどは、世界独裁のための準備を重ね、今では5年以内にこれを達成すべく実行に移ろうとしている。
    ――元ドイツ国防省職員、元NATO顧問、ヨハネス・ケップル博士


日本人が知らない 恐るべき真実

イルミナティ 02:25

歴史をたどると、フランス革命、アメリカ独立戦争、第一次世界大戦ロシア革命スペイン内戦、第二次世界大戦と重要な転換点で「イルミナティ」という秘密結社の影が見え隠れしています。イルミナティについては諸説あり、何が事実だかサッパリわかりません。

下記は諸説を取り混ぜて私なりに解釈したものです。あくまで参考までに。

イルミナティ」という言葉は、サタン(ルシファー)に由来し、「光を掲げる者」という意味を持ち、古くから多くの宗派に用いられてきたものです。

パリサイ派(現代のユダヤ教の諸派もほとんどがパリサイ派に由来している)をイルミナティであるとみなしました。

秘密結社としてのイルミナティ(啓明結社)を創設したのは、アダム・ヴァイスハウプト(1748~1830年)でした。アダム・ヴァイスハウプトは、わずか24歳でバヴァリア(現在のドイツ・バイエルン州)のインゴルシュタット大学法学部教授の地位をつかんだ早熟の天才ユダヤ人です。

かの『シオンの議定書』は、ロスチャイルドの依頼を受けて、1776年、ヴァイスハウプトが完成させたものという説もあります。

イルミナティが結成されたのが、同年5月1日であることから、イルミナティが『シオンの議定書』を実行するために組織された可能性も考えられます。

イルミナティの目的は、知的能力を実証された人々が世界を治める「世界単一政府」を生み出すこととされ、文学・教育・美術・科学・財政・産業の分野でもっとも聡明な人々を含む二千人もの信奉者を集めたようです。

急速にヨーロッパに広がっていったイルミナティは、沈滞状況にあったフリーメーソン団員の多く獲得し、学者、弁護士、裁判官、学生、薬剤師、貴族らの知的エリートも、イルミナティに集まりました。その中には、ゲーテや、哲学者のヘルダー、ベートーベンの師クリスチャン・ネーフェ、モーツァルト、そして後の米国大統領トマス・ジェファーソンもいたといわれています。

しかし、イルミナティの勢いは長く続かず、その反体制性ゆえ、わずか10年で弾圧され、以降、結社員は地下に潜ります。

その後、ヴァイスハウプトはフリー・メーソンのロッジに潜入し、最高位に昇りつめ、結社員にも秘密結社(フリー・メーソン)内に秘密結社(イルミナティ)を組織するよう指示を与えたとされています。

1829年、イルミナティの集会がニューヨークで開かれ、そこで「イルミナティがあらゆる破壊分子組織とニヒリストおよび無神論者を総合し、共産主義として知られるひとつの国際組織とするつもりである」と公表されました。この新たな企てのために基金を募る委員に指名された一人が、フランクリン・ D ・ルーズべルトの直系の先祖クリントン・ルーズべルトで、集められた基金は、カール・マルクスとエンゲルスが『資本論』『共産党宣言』を書くために提供されたそうです。

また、この時期、イルミナティのもうひとつのグループが、フランクフルト大学のカール・リッター教授に、共産主義のアンチテーゼを執筆させ、リッターの仕事はニーチェに引き継がれ、ニーチェ哲学はファシズムに、そしてナチズムに進展し、世界大戦を生じされることに貢献したとされています。


『イルミナティ 悪魔の13血流―世界を収奪支配する巨大名家の素顔』を書いたフリッツ・スプリングマイヤーによれば、イルミナティはアスター家、バンデ家、コリンズ家、デュポン家、フリーマン家、ケネディ家、李家、オナシス家、ロックフェラー家、ロスチャイルド家、ラッセル家、ファン・ダイン家と、世界的に有名な超大富豪十二家に、イエスの血を引くと自称する第十三番目の「聖なる」ダビデの血流であるとしています。

ウィリアム・G・カーは『赤い霧がアメリカを覆う』の中で1900年前後のイルミナティ・インターナショナルズのメンバーとして次の名前を挙げています。

英国=ロスチャイルド財閥と彼らの家系

米国=ロックフェラー財閥、シフ家、および彼らの系列(バーナード・バルークが代表者)

ドイツ=ソールブルクとその系列

ロシア=ギンズバーグとその系列

フランス=ロスチャイルド財閥とその系列

日本=三井財閥とその系列

三井は江戸時代に成長した豪商であり、幕末から明治初年、長州藩閥と密接に結託していた政商でした。また、三井物産は植民地化した満州、韓国で莫大な利益をあげていたり、辛亥革命では政府軍と革命軍の両方に武器を売り込んでいたりすることを合わせて考えると、非常に興味深いです。

米国で、イルミナティの陰謀についてもっとも激しく言及したのは、「赤狩り」で悪名高いジョセフ・R・マッカーシー上院議員でした。

マッカーシーは議会で、イルミナティが「アメリカ合衆国に存在し、何年間も存続しつづけてきたという完全、かつ疑う余地のない証拠を握っております。みなさん、私の手許に『イルミナティ』の幹部ならびに団員の氏名、年齢、生誕地、職業などを記入した本物のリストがあるのであります」と演説しています。

※マッカーシーの主張については『共産中国はアメリカがつくった-G・マーシャルの背信外交』をご参照ください。

ちなみに、アイゼンハワー政権でCIAの心理戦争局の幹部であったC・D・ジャクソンは、ビルダーバーグ会議に出席したあと「マッカーシーが暗殺の銃弾に倒れようと、生体から腫瘍を切除する通常のアメリカ式手続きで排除されようと、ここに予言します。次回のビルダーバーグ会議までには彼はアメリカ政治の表舞台から消えているでありましょう」と発言しました。その予言通り、マッカーシーは議会から排除され、失意のうちに、1957年、死因不明のまま死亡しています。

こうしたイルミナティ陰謀論は、今日まで続いています。

たとえば、9.11事件のあと、私のところに「ピースアクション広島」なるところから『9.11事件の真相』という研究レポートが送られてきました。テロ事件を捏造したのは米国政府であり、その証拠を集めたものということです。

http://www.arieldiner.com/report911/report911.pdf

このレポートの結論も、テロを仕掛けた真犯人は、実はイルミナティであるとしています。

このように、あらゆることがイルミナティの仕組んだことなのか、秘密結社だけにハッキリしないことが多く、確証はありません。

最後に、イルミナティの創設者アダム・ヴァイスハウプトは、臨終の枕に集まった弟子たちに、ため息まじりにこう語ったそうです。

「我々の理想を歪め、世間に悪評をばらまき、世のあらゆる陰謀をイルミナティになすりつけようとする黒魔術団がある。注意するのだ…闇のイルミナティに!」

タルムード 04:56

歴史をたどると、中世ヨーロッパでは各国から次々とユダヤ人が追放されています。

1290年 イギリス1306年 フランス1348年 ザクセン1360年 ハンガリー1370年 ベルギー1380年 スロヴァキア1420年 オーストリア1444年 オランダ1492年 スペイン

ユダヤ人が追放されるということは、よほどの理由があるはずです。

当時のユダヤ人の所業を知る手がかりとして、腐敗した中世教会に対して立ち向かった宗教改革者マルティン・ルターの著作『ユダヤ人と彼らの嘘』があります。

(全文が、こちらで読めます。http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/5614/yumoku.html

過激派を糾弾、暴力を伴う改革を否定したルターが、ユダヤ人に対しては、「ユダヤ教のシナゴーグ(礼拝所)は火を放して焼き尽くせ・・・ユダヤ人の住家屋は取り壊されるべし・・・ユダヤ人は家畜小屋のようなところに押し込めてしまい、この国土で彼らが主人ではないことを思い知らしめよう・・・これら有毒な苦虫たち(=ユダヤ人)から かれらの持ち物(私財)を取り上げてしまえ・・・そして二度とこの地に帰ってこないように国外に放逐してしまえ」と述べています。

何故、ユダヤ人はこれほどに忌み嫌われたのでしょう?

その理由は、タルムードを知ることによって推し測れるのではないかと思います。

ユダヤ教の聖典は『旧約聖書』ですが、冒頭の5書、「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」は特に重要とされ「モーセ五書」または「トーラー」(律法)と呼ばれます。さらに、モーセが神から授けられた法で、成文化されずに口伝で伝えられたものがあり、この口伝は3世紀頃に文書化され「ミシュナ」と呼ばています。このミシュナと、ミシュナをラビが解釈した「ゲマラ」から作成された日常生活の規範と、時代時代に対応した生きざまを記したものがタルムードです。

 タルムードは、6部構成、63編から成る文書群で、現代のユダヤ教の主要教派のほとんどが聖典として認めており、ユダヤ教徒の生活、信仰の基となっているといわるものです。その膨大な文書の中には民族的排他性と独善的選民思想が含まれた問題箇所があり、ユダヤ人の思想的背景を理解する一助となると思いますので、その一部を抜粋してみます。


ユダヤ王は真の世界の法王、世界にまたがる教会の総大司教となる。だが、一方で、われわれが青年層を過渡期の新しい伝統の宗教に、後にはわれわれの宗教で再教育する間、われわれは明らさまには既存の教会には指一本触れないけれども、教会内部の軋轢を目ざし批判を加えて宗教人と闘う。その場合、一般的には、われわれの現代の新聞はゴイムの国家問題、宗教、ゴイムの無能さを断罪し続けるが、常に、わが民天与の才能を振い、あらゆる手段を駆使してかれらの威信を剥奪すべく、罵詈雑言を浴びせ百方中傷する。<十七>

・重ねて述べるが、臣民は自分たちとは絶対的にかけ離れた力強い手に対しては、盲目的に服従する。彼らはそこに自分たちを襲う社会的な鞭から守ってくれる防御の剣を感じて支持するのである……彼らは王者に天使の心を期待するのか? 彼らが王者に見たいのは力、力、力の権化なのである。<二十三>

・ダヴィデ王の子孫のうちの数人が、相続権ではなく優れた資質を基準にして王と後継者を選定する。その人々には、政治の最高機密と政府の仕組とが伝授されるが、常に何びとにも極秘の知恵が漏れないように留意する。この方式の真意は、このような秘義を授けられたことがない者には、政府を委すことはできないということを徹底させることにある。これらの人々にのみ、何世紀にもわたる諸経験と比較しつつ、私がこれまでに述べたような計画の実際化や、政治経済運動や社会科学研究の全成果-一言で言えば、人間関係を律する動かしがたい天然法則の大真理-が伝授される。<二十四>

・たとえ残忍であったとしても無条件に断固たる人物にのみ、われらの賢人長老たちから支配統治の手綱を渡されるのである。……通常の時間における王の行動計画と将来に関することはすべて、最も親しい助言者たちにも知らされない。王と三人の顧問のみが、将来の計画を知っている。断乎とした意志で自分と人類を律する王の人柄には、万人が神秘の宿命を認めるのである。何びとも王が何を行おうとしているのかを知らぬので、あえて知らぬ小路を遮ろうとする者はいない。王の頭の中には実行すべき政府計画を理解するに足りる知恵が貯えられていなければならない。王位に就く前に、前に述べた賢人長老たちが試験を行うのは、そのためである。<二十四>

ユダヤ王は自分の感情、とりわけ情欲のとりこになってはならない。王は自分の人格のどの一面でも、荒々しい本能に精神をしのがせることがあってはならぬ。情欲はいかなる精神的な欠点よりも、明晰に見る力を殺ぎ、思考を人間の性質中最悪の獣的なものに落とし込む。ダヴィデの聖なる子孫である全世界統治王その人は、人類の支柱であり、人民のためにはいかなる個人的希望をも犠牲にしなければならない。われらが至高の王は完全無欠の権化でなければならない。<二十四>

・あなたは、あなたの神、主の聖なる民である。あなたの神、主は地の面にいるすべての民の中からあなたを選び、御自分の宝の民とされた。(申命記、七章六)

・主はあなたの意のままにあしらわせ、あなたが彼らを撃つときは、彼らを必ず滅ぼし尽くさねばならない。彼らと協定を結んではならず、彼らを憐れんではならない。

(申命記、七章二)。

・世界はただイスラエル人の為にのみ創造されたるなり。イスラエル人は実にして、他の民は空なる殻皮のみ。従ってイスラエルの他に民族なし。彼らはことごとく空皮に過ぎざればなり。<イェシャヤ法師>

・神言い給う、我は我が予言者を畜獣に過ぎざる偶像崇拜の徒の為に遣わしたるにあらず。人間なるイスラエル人の為に遣わしたるなり。(ミトラシュ・コヘレート)

・人間の獣に優れる如く、ユダヤ人は他の諸民族に優れるものなり。<アブラハム・ゼバ法師>

・もしイスラエル人無かりせば、この世に幸福なかりしならん。これ申命記二八の八に記されたる如し。またイスラエル人無かりせば、天の諸星も昇らざるべし。これエレミヤ記三三の三五に記されたる如し。また地の上に雨の降る事なかるべし。これ申命記二八の一二に記されたる如し。<シメオン・ハダルサン法師>

・選ばれたる民のみ永遠の生命を受くるにふさわしく、他の国人はロバに等し。<アバルバネル法師>

・「汝は主なる汝の神が汝に与え給いしすべての民を喰い尽くさん」との文句(申命記七ノ十六)は、今は亡き吾等の教法師達により次の如く解せられたり。すなわち、すべての民を喰い尽くし、すべての民より掠奪することは、彼らすべてが吾等の権力下に置かれる時に始まるべし、と。<ベハイ法師>

・神はユダヤ人にすべての方法を用い、詐欺、強力、高利貸、窃盗によってキリスト教徒の財産を奪取することを命ずる。(オルディン一、トラクト一、ディスト四)

・吾々はタルムードがモーゼの律法書に対して絶対的優越性を有することを認むるものなり。(イスラエル文庫、一八六四年)

・律法(聖書)は多少とも重要ではあるが、長老方が聖典に記された言葉は常に重要である。

・掟の言葉より法師の言葉を敬え。<アシ法師>

・汝知るべし、法師の言葉は予言者の言葉より美し、と。<アシ法師>

・教法師の言葉は、生ける神の言葉なり。<ベハイ法師>

・教法師の日常の言辞も、誡律同様に重んずべきなり。(ヴェネツィア版ミトラシュ、一五一六年版)

・もし法師、汝の右の手を左の手と言ひ、左の手を右の手と言ふとも、彼の言葉に違ふべからず。<アシ法師>

・タルムードの決定は、生ける神の言葉である。エホバも天国で問題が起きたときは、現世のラビに意見を聞き給う。(ラビ・メナヘン、第五書の注解)

・法師の言葉を嘲る者は、地獄の煮え立つ糞の中にて罰せらるべし。<アシェル法師>

・ラビの言葉に背くことはトーラーに背くことよりも、さらに悪い。(ミズナ、サンヘドリン、十の三)。

・ラビの言葉を変える者は死罪に処すべきである。(エルビン、二一のb)

・トーラを学ぶゴイは死罪に当る者なり。<モシェー・バル・マエモン>

・なんじらは人類であるが、世界の他の国民は人類にあらずして獣類である。(ババ・メチア、一四六の六)。

・汝等イスラエル人は人間なれど、他の民族は人間に非ず。彼らの魂穢れし霊より出でたればなり。<メナヘム・ベン・シラ法師>

・イスラエル人は人間と呼ばる。しかれども偶像礼拝者は汚れし霊より出でしものなれば、豚と呼ばるるなり。<ロイベン法師>

・イスラエル人はアダム(人間)と呼ばれん。然れど他の諸族はアダムと呼ばるることなし。<アブラハム・ゼバ法師>

・悪魔と世界の諸民族とは、畜獣に数えらるべきなり。<ナフタリ法師>

・犬は異邦人より勝れたるものなり。<アシ法師>

・聖書に「隣人」と記されたる個処はいづれも非ユダヤ人を含まざるなり。(「シュルハン・アルフ」の注釈書より)

・レビ記十九章十一節には、汝は汝の隣人に不法を為すべからず、と記されたり。この文句は、ゴイ(非ユダヤ人)がその中に含まれ居らざる事を明白に示すものなり。

・ゴイが住んでいる家を見て、人はこう言った。〝神は傲慢の家を亡ぼすだろう〟。そして家々が亡ぼされたのを見て人は言った。〝復讐の神が顕現されたのだ〟(バビロニアン・タルムード、ベラチョット、五八の六)。

・汝殺すなかれ、との掟は、イスラエル人を殺すなかれ、との意なり。ゴイ、ノアの子等、異教徒はイスラエル人にあらず。<モシェー・バル・マエモン>

・神はイスラエル人を審くには立ちてなし、尋問も簡単にして速かなり。世の諸民族を審く時は座して、厳格に長々と取調べをなす。<ラバ・バル・ナハマニ法師>

・「世界はただイスラエル人のみの為に造られたり。」この文句は極めて明瞭なれど、人々はこれをなおよく熟考し、また味うべきなり。イスラエル人に掟の与えられし時、イスラエル人はその掟によりて種々の美点をことごとく保持せしが、他の民は掟を受入れざりしによりこれらの美点を全く有せざるなり。<アブラハム・ゼバ法師>

・イスラエル人は、他のすべての民に対し優越する者なり、他の諸族の中には賢く利き者唯一人も居らざるに、イスラエル人にあっては全部が特に賢く利き人間なり。

<アブラハム・ゼバ法師>

・一人のイスラエル人の魂は神の前において他の民族全部の魂より価値多く、また神によって悦ばるるところのものなり。<シェフテル・ホルヴィッツ法師>

・ゴイがゴイもしくはユダヤ人を殺した場合は責めを負わねばならぬが、ユダヤ人がゴイを殺すも責めは負わず。(前掲書、Ⅷの五)

・悪しき者(非ユダヤ人)を憐むことは、正しき者(ユダヤ人)に相応わしからぬなり。<ゲルソン法師>

・ゴイに金を貸す時は必ず高利を以てすべし。<モシェー・バル・マエモン>

・拾得物を紛失者に返却すべしとの戒は、ユダヤ人に対してのみ守らるべきものにして、ゴイに対しては然らず。この事に就き亡き吾等の教法師達の言えるあり。即ち、「遺失物とはすべて汝の兄弟の失いしところの物を指すものにして、ゴイの失える物は然らず。その理由は、ゴイは神に属する者に非ずして、地の邪神に属する者なる故なり。故にゴイの失える総べての物は、この世にては再び見付けらるる事なき遺失物にして、その所有者に還るべきにあらず。財宝は唯イスラエル人にふさわしく、他の民はこれに値いせざるものなればなり。これ預言者イザヤ(二六ノ一九)の言えるが如し」と。<ゲルソン法師>

・ゴイの耳は不潔である。かれらの浴槽、住居、田園は不潔である。(トセフタ・ミクワト、vの一)

・九歳と一日以上のゴイの少年と、三歳と一日以上の少女は、不潔とみなされる。(パーフォコヴィッツ、タルムード、t・v、一一頁)

・他民族の有する所有物はすべてユダヤ民族に属すべきものである。ゆえになんらの遠慮なくこれをユダヤ民族の手に収むること差し支えなし。(シュルハンアルクのショッツェン・ハミッバッド三百四十八)

・ゴイがゴイまたはユダヤ人を殺した場合には、その責任を負うべきであるが、ユダヤ人がゴイを殺した場合には責任を負うべきものでない。(トセフタ、アブダ・ザラ八の五)

・〝盗賊〟という言葉の解釈。ゴイは、ゴイからであろうとユダヤ人からであろうと、盗むこと奪うこと女奴隷を使うことは禁じられる。だがユダヤ人はゴイに禁じられているこれらのすべてのことを為しても禁じられない。(トセフタ、アボダ・ザラ、Ⅷの五)。

・すべてのイスラエル人は一定の法式により動物及び動物視されている非ユダヤ人を屠ることを許さる。(シュルハン・アルフ、第二巻智慧の教)

ユダヤ女を求め得る場合には、異邦女の乳を幼児に吸わしむべからず。異邦女の乳は心眼を閉ざし、悪しき性格を形成するが故なり。(シュルハン・アルフ、第二巻智慧の教)

・偶像礼拝に帰依せる非ユダヤ人及び賎しき牧人はこれを殺すことを許さず。されど彼らが危険に面しまた死に瀕せりとて彼らを救うことは許されず。例えば彼らの一人水に落ちたる時、報酬ある場合といえども彼を救い上ぐるべからず。また彼らを瀕死の病よりも癒すべからず・・・報酬ある場合といえども。しかれども吾等と彼らの間に敵意の生ずるを防止する為ならば、報酬無き場合にも彼らを救出し、また癒すことを許さる。しかれども偶像を拝む者、罪を犯す者、掟と預言者を否む者は、これを殺すべし。しかして公然と殺すを得ば、その如くなせ。しかするを得ざる場合には、彼らの死を促進せよ。例えば彼らの一人井戸に落ちたる時、その井戸に梯子あらば、これを取去り、直ちに再び持来るべしとの遁辞を用い、かくすることにより落ちたる者の身を救い得べき道を奪うべし。(シュルハン・アルフ、第二巻智慧の教)


・非ユダヤ人の証人たるところの証書はすべて無効なり。(シュルハン・アルフ、第三巻正義の楯)

・成人せる非ユダヤ人奴隷は、牧者なき家畜の如し。(シュルハン・アルフ、第三巻正義の楯)

・すべてゴイは月經時の子にして、根絶さるべきものなり。<ベハイ法師>

・キリスト教徒は異教徒なり。<アバルバネル法師>

・改宗してユダヤ人となれる者は、同様にユダヤ教に改宗せるその母あるいは伯母と婚姻するも差支えなし。改宗者は新たに生れたる者と見なされ得る故なり。(シュルハン・アルフ、第二巻智慧の教)

・二十四項の罪あり。これに触るる者は除名さる。例えば第八項、その地所を非ユダヤ人に売りたる者、第九項、非ユダヤ人法廷においてその隣人(即ちイスラエル人)に対し不当なる証言を為せる者、等。(シュルハン・アルフ、第二巻智慧の教)

・非ユダヤ人及び奴隷も証言を為す資格なし。敵・混血児・裏切者・自由思想家・変節者(背教者)、キリスト教の洗礼を受けたる者はゴイ(非ユダヤ人)より更に悪しければ、同じく証言を為すを得ず。(シュルハン・アルフ、第三巻正義の楯)

・他の宗教に改宗したる者は、盗賊になりたると等し。(シュルハン・アルフ、第三巻正義の楯)

・汝知るべし、イエスの教に従いて迷えるキリスト教諸国民は、その信仰には種々あれども、ことごとく偶像礼拝者なり。故に彼らは偶像礼拝者相応に扱わるべし。これタルムードの説くところなり。<モシェー・バル・マエモン>

・決して偶像礼拝者と事を共にするなかれ。また彼らを憫むべからず。その故は、申命記七章二節にその如く記されたればなり。故に非ユダヤ人が生命の危険に瀕するか、あるいは河に溺るるを見るとも、これを救助することは許されず。<モシェー・バル・マエモン>

・偽善はこの世においては許さる。すなわち、背神者に対し慇懃になし、彼らを敬い、彼らに向いて「我汝を愛す]と言うもよし。すなわち、必要上止むを得ざる場合、恐怖に駆られたる場合は然り。<ベハイ法師>

・すべてこれらの条項(三十箇条のユダヤ信仰箇條)を信ぜざる者は異教徒なり。故にかかる者を憎むは吾等の義務にして、彼を賎しみ、出来得べくんばその亡ぼし、また根絶するは当然の事なり。<アバルバネル法師>

・他の諸族はイスラエル人と同じ姿を有すれども、真の人間に比ぶれは模造に過ぎず。彼らは、ダニエル書四の十四・十七に記されたる如く、劣等なる種類の人間なり。これに対しイスラエル人はアダム(人間)なる語の真の意味における高き価値ある人間にして、この故にまた単に人間とも呼ばるるなり。<シメオン・ハダルサン法師>

・偶像礼拝者は畜獣と呼ばるべきものにしてただ最広義においてのみ人間と呼ばれ得るに過ぎず。<ロイベン法師>

・非ユダヤ人はイスラエル人の財産に対し所有権を有せず。(シュルハン・アルフ、第三巻正義の楯)

・ゴイの財産は主なき物品のごとし。(シュルハン・アルーフ、コーゼン・ハミズパット、一一六の五)。

・ゴイの土地は荒野のごとし。最初に鍬を入れた者に所有権が帰する。(ババ・バトラ、一四のb)。

ユダヤ人はゴイから奪ってよい。ユダヤ人はゴイから金を騙しとってよい。ゴイは金を持つべきではなく、持てば神の名において不名誉となるだろう。(シュルハン・アルーフ、コーゼン・ハミズパット、三四八)

・ノアの息子は小銭たりとも盗めば死罪に処せらるべきであるが、イスラエル人がゴイに損害を負わせることは差支えなし。なんじの隣人を傷つけるなかれとは書いてあるが、ゴイを傷つけるなかれとは書かれていない。(ミズナ、サンヘドリン、五七)。

・ゴイの失せ物を見付けた者は自分の所有にしてはならないが、ゴイに返すことは禁じられている。(シュルハン・アルーフ、コーゼン・ハミズパット、二六六の一)。

ユダヤ人ユダヤ同族より利子を取るべからず。唯アクムよりのみこれを取るべし。しかしてかかる取引は使者をしてこれをなさしむべし。使者ならば、かく為しても、罪を犯したるには非ずして、戒律もまた遵守されたるなり。(シュルハン・アルフ、第二巻智慧の教)

・タルムードの誡において神は命じて曰く、ゴイに金を貸すには必ず高利を以てすべし、と。これ、彼らが借りたる金により利する事なからんため、かつまた、我らが金銭にて彼らに助力を与うることなく、むしろ損害を与えんがためなり。<モシェー・バル・マエモン>

・非ユダヤ人より盗みたる物を用いて女と婚約するは差支えなし。(シュルハン・アルフ、第四巻救いの岩)

・ゴイに向って誓いを立てた者は、盗賊であれ税吏であれ、責任を取らなくてよい。(トセフタ・スゼブノット、一一)

・結婚、誓約、約束を取り消すには、ユダヤ人はラビの所に行かねばならぬが、ラビが不在の場合は、他のユダヤ人を三人呼び集め、かれらに残念ながら取り消すと言えばよい。そうすると三人は〝なんじは許された〟と言う。(シュルハン・アルーフ、二、一の二四七)

・ゴイにわれらの信教を教える者は、ユダヤ人を殺すに等しい。もしもゴイがわれらの教説を知ったならば、かれらは公然とわれらを殺すだろう。(リブル・デヴィッドの書、三七)

・律法の秘密を公にすることは禁ぜられる。これを破る者は全世界を葬るに等しい犯罪である。(ジャクトゥ・ハダズ、一七一の二)

ユダヤ人がラビの書物のどこかを説明してくれと頼まれたなら、ただただ嘘の説明をするべきであり、ほんとうのことを教えてこの指示を裏切る共犯者となってはならない。この律法を破る者は生かしておいてはならない。(リブル・デイヴィド、三七)

・ゴイがわれらの書物には何かゴイを害することが書いてあるのではないかと聞いたら、偽りの誓いを立てなければならない。そして、そのようなことは誓って書いてないと言わなければならない。(ザーロット・ウザボット、ジュル・ダの書、一七)

・タルムードを学ぶゴイ、それを助けるユダヤ人はことごとく生かしておいてはならない。(サンヘドリン、五九、ア・アボダ・ゾラ、八の六。ザギガ、一三)

・神よ、あなたを信ずることなく、その御名を称えざる民どもの上に、あなたの怒りを注がしめ給わんことを。かかる民どもの上にあなたの怒りを下らしめ、あなたの怒りもて屈伏せしめ給え。かの民どもをあなたの怒りもて追い散らし、粉々に打ち砕き給え。おお神よ、かの民どもの骨をすべて抜き取り給え。あなたの民に敵対するものすべてを瞬時に殺傷し給え。これら存在の価値なき民どもを根絶、四散、殱滅し給え。誅殺し給え! 今ただちに誅殺し給え!(プラナイティス、クリスマス・イン・タルムード・ジュデオラム、『シナゴーガ・ジュダイカ』二一二頁、『ミンハギン』二三頁、『クラチ・シャイム』四八〇頁。過越祭の夕の祈りで現在も唱えられているもの)

・(新年二日以前のもの)彼ら非ユダヤ人の評議を狂気をもって悩まし、その思想を乱し給え。彼らの君侯を狂気ならしめ、彼らが吾々になしし如く彼らになし給え。(「ユダヤ祈祷集」より)

・何者かが三度ユダヤ人を裏切るか、もしくは(ユダヤ人の)金をゴイどもに渡したことが疑いない場合は、賢人会議はその男を放逐しなければならない。

・裏切り者を放逐せんがために、何人も共同体に寄付をしなければならない。(前掲書)

・涜神者(非ユダヤ人)の血を流す者は、神に生贄を捧ぐるに等しきなり。<シメオン・ハダルサン法師>

・自由思想家及びトーラと預言者を否む者を殺すは掟なり。公然と刀剣を以て為し得る時は然かなすべし。もし然か為し得ずば、策計をめぐらして死に至らしむべし。(シュルハン・アルフ、第三巻正義の楯)

・トーラーを持たざる者と予言する者とを、すべて殺さなければならない。彼らを殺す力ある者は、剣あれば憚ることなく剣もて殺せ。剣なければ策略もて放逐せよ。(シュルハン・アルーフ、コーゼン・ハミズパット、四二五の五〇)。

・キリスト教徒の中最も善き者を絞殺すべし。<アシ法師>

このようなタルムード的思想を背景に『シオンの議定書』が生まれ、脈々と実行されてきたと推測されます。

2006-01-04 研究メモ

ユダヤ人について 14:25

流浪の民となった彼らの多くはキリスト教に改宗させられたり、改宗したふりをしたりしながら、他民族と混血を繰り返しました。こうした隠れユダヤ人のことを「マラーノ」といいます。さらに、同じ肌の色を持つアジア民族に溶け込んだユダヤ人を「ミズラヒ」といいます。

哲学者のスピノザや詩人のハイネ、画家のレンブラント、そしてロックフェラーの先祖もマラーノだと言われています。また、ホフ・ユーゲン(宮廷ユダヤ人)と呼ばれ、特権を享受していた一部のユダヤ人は、ヨーロッパの貴族階級に同化していき、その肌の色から「黒い貴族」*1と呼ばれたそうです。

このスファラディ系ユダヤ人は、実は少数派で、イスラエルに住むユダヤ人の90%以上はアシュケナージ系ユダヤ人といわれます。

アシュケナージ系ユダヤ人の起源は、ハザール汗国にあると言われます。世界史では、ほとんど語られることのない、このハザール汗国とはどんな国でしょう?

今から3000年ほど昔、紀元前数世紀の南ロシア、中央アジアにはスキタイと呼ばれる遊牧騎馬民族が存在していました。スキタイの歴史は謎に包まれていますが、単に狩猟民族だけで構成されていたのではなく、農耕を行っていた定住民族や、交易を中心に生きていた民も存在してしたとされています。このスキタイは東アジア系遊牧騎馬民族とも関連があり、古代中国を脅かした匈奴もスキタイ系だと考えられています。

古代の民族の中には狩猟、採取だけを頼りに生きていた民もいましたし、場合によっては、農耕民族の収穫時に村々を襲撃して生きのびなければならない民もいました。善悪の問題ではなく、そうしなければ生きていけなかったのです。スキタイの中にはそうした略奪民族も相当数いたと思われます。

スキタイはモンゴル高原からコーカサス山地、黒海、カスピ海、そしてメソポタミアや北アフリカにまで広がり、ギリシア人とも交易した記録があります。しかし、ユーラシア大陸全域を覆う民族大移動の後に、スキタイは忽然と姿を消してしまいました。代わってこの地域に出現したのがゴート族、フン族、モンゴル族などでした。

4世紀末には、巨大帝国を構築したフン族が中央アジアから西に移動。

これに押し出される形でゲルマン民族が北欧から欧州中央に進出、ついには西ローマ帝国を滅亡させます。

こうした歴史の中、ビザンチン帝国の使節がフン族の王アッチラに宛てた親書のなかにハザール人が登場します。

そこでハザール人は「勇猛果敢、冷酷無比な戦士部族」と表現されています。これにより、ハザール人はスキタイの末裔ではないかと推測されています。

中央アジアから中東にかけて巨大帝国を作ったフン王国は、5世紀半頃、アッチラ王が死亡し、急激に衰退、滅亡します。

フン王国滅亡後、カスピ海からコーカサス北部一帯を制覇したのがハザール汗国です。

やがてビザンチン帝国が勢力を伸ばし、ハザール汗国との間に軍事同盟ができます。

ビザンチンのコンスタンチヌス5世はハザールの王女を娶り、生まれた息子レオンがビザンチン帝国の皇帝(レオン4世)に就きました。

ハザール汗国は8世紀初頭には、コーカサス山地、ウクライナ、クリミヤ半島に至る巨大王国でしたが、この時期、イスラム勢力が強大化してきます。

8世紀半頃、ハザールに攻め込んだイスラム軍は、快進撃を続け、イスラムの将軍はハザールの皇帝に対しイスラム教への改宗を迫りました。

リスト教のビザンチン帝国との関係もあり、悩んだ皇帝は、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教を代表する3人の高僧を呼んで、どの宗派がよいか話を聞いたとされます。ところが決着がつかない。そこで皇帝は「自分の宗教以外で真理に近い宗教は何か?」と訊ね、キリスト教の高僧は「ユダヤ教」だと答え、イスラム教の高僧も「ユダヤ教」、そしてユダヤ教の高僧は「その問いには答えられない」と答えました。

この結果、740年、ハザール汗国はユダヤ教を国教とし、国民全員がユダヤ教徒=ユダヤ人となったのです。

その後、中央アジアから東ヨーロッパにかけての多民族混合地帯でハザール人はさまざまな人種と交じり、血統とは無縁のユダヤ人を続々と生み出していきました。

歳月の経過とともに、この地域のハザール人は混血を繰り返し、消えていきます。

そして東欧諸国やドイツ一帯にユダヤ人だけの集落を形成するようになりました。

この集落はゲットーとは違って、シュテトル(自主社会)とかユーデンドルフ(ユダヤ村)と言われます。

シオニズムを最初に考えたのは西欧のスファラディ系の知識人でしたが、それを支持したのは東欧の貧しいアシュケナジー系大衆でした。

十字軍時代以降のロシアにおけるユダヤ人迫害(ポグロム)や、ナチスドイツによるホロコーストの被害を受けたのは、このアシュケナージ系ユダヤ人であり、彼らは19世紀から20世紀半ばにかけて、西ヨーロッパ各地や米国に移住していきます。

アシュケナージ系ユダヤ人は、血統的にはイスラエル民族とは無関係ですが、「約束の地」に帰ることを建前としているイスラエルは、今もそのことに触れないよう隠し続けています。

ちなみに、現在、イスラエル政府の要職についている人間(米国のネオコンも)は、ほとんどがアシュケナージ系であり、イスラエル国内のスファラディ系のほとんどは、経済的に貧しく、肉体労働等の下積み状態に置かれているようです。

★参考までに、「イスラエル」とは『広辞苑』(岩波書店)によれば「神と争う者の意」とされています。

*1:以下は余談であり、本当かどうか確認はできていませんが、参考までに。「黒い貴族」が、世界の支配権を握るために行った一つ事例が、イギリスインド会社の対中国貿易、つまり阿片貿易です。英国統治下のインドの歳入のほぼ13%が、良質のベンガル産阿片を中国のイギリス人経営の阿片供給業者へ売却することから得られていたそうです。当初、イギリスインド会社によってなされていた阿片貿易に、のちに黒い貴族たちが直接経営に参加し、莫大な利益をあげました。この阿片貿易を管理した「三百人評議会」が、現在の「三百人委員会」の前身のようです。また、現在のイギリス王室(ウィンザー家)はベニスの「黒い貴族」の最古の王朝の一つであるゲルフ家にさかのぼることが可能だそうです。また、迫害されたプロテスタントが、新大陸アメリカに移住し、本当のキリストの教えに基づく国をつくろうとした時、英国のゲルフ派たちも移住しました。デラノ家、カボティ家、ルーズベルト家、パーキンス家、ベアリング家、リヴィングストン家など米国の有力なファミリーは、皆、このゲルフ派(黒い貴族)に属するそうです。そして、デラノ家とルーズベルト家系から出た歴代の米国大統領は、合計で13人もいるとのこと。(第2代ジョン・アダムズ、第4代ジェームズ・マディスン、第6代ジョン・Q・アダムズ、第8代マーティン・V・ビューレン、第9代ウィリアム・H・ハリソン、第12代ザカリー・テイラー、第17代アンドリュー・ジョンソン、第18代ユリシーズ・S・グラント、第23代ベンジャミン・ハリソン、第26代セオドア・ルーズベルト “テディ”、第27代ウィリアム・H・タフト、第33代フランクリン・D・ルーズベルト

悲劇と希望より-秘密ネットワークの成立過程- 01:46

 英国の“銀行家一族”王朝は、私的な組織でありながら公的機関の顔を持つイングランド銀行を設立し、その後、フランス、ドイツ、イタリア、スイスにも同じような中央銀行を誕生させました。そして、米国でもヨーロッパ諸国並みの効力を持つ中央支配制度の確立が不可欠であるとされました。こうして民間が所有する米国の中央銀行、連邦準備制度(FRB)ができることになります。

※FRBについて詳しくはこちらへ 

 FRB設立の経緯について『マネーを生みだす怪物 ―連邦準備制度という壮大な詐欺システム』に詳細がわかりやすく描かれています。

スイスのバーゼルにある国際決済銀行(BIS)であり、民間企業体である世界中の中央銀行がこの民間銀行を協同で所有し、支配していた。イングランド銀行のモンタギュー・ノーマン、ニューヨーク連邦準備銀行のベンジャミンストロング、フランス銀行のチャールズ・リスト、ライヒスバンクのヒャマール・シャフト等に牛耳られていた各国中央銀行は、財務省債券の調整、外国為替の操作、経済活動レベルの調整、ビジネス面での経済的見返りを引き換えにした協力的政治家への働きかけ、といった手段を弄して政治支配力の強化に努めた〉

 

〈国際問題に関する同じような機関が、英国の主だった自治領やアメリカ合衆国-米国では「外交問題評議会(CFR)」として知られる-で、1919年から1927年にかけて相次いで設立された。1925年以降に「太平洋問題調査会(IPR)」という似かよった組織が太平洋地域の12ヵ国に設立されたが、基本的には、英国の各自治領に置かれている円卓会議グループと王立国際問題研究所との抱き合わせである。〉

2005-12-24 財政破綻後の世界

悲劇と希望より-金融資本家が力をつけた過程- 05:11

 1966年に公刊され、「世界の権力構造を解明した作品」と称されたキャロル・キグリー博士の『悲劇と希望(Tragedy and Hope)』です。

 

〈こうした王国で最大なのは、もちろん、フランクフルトのマイヤー・アムシェル・ロスチャイルドの末裔である。彼の男系の子孫は少なくとも二世代間は、最初にできた女性の従姉妹あるいは姪と結婚する“ならわし”だった。ロスチャイルドの五人の息子はフランクフルトのみならず、ウィーン、ロンドン、ナポリ、パリに支店を創設して協力し合った。他の国際銀行家王国も見習ったものの、とうてい彼らに及ばなかった。

 こうした銀行一族の名前は誰でも知っているし、もっと身近な存在といえよう。例えば、ベアリング、ラザード、アーランガー、ウォーバーグ、シュロダー、シーリングマン、シュパイヤーズ、ミラボー、マレット、フォールド、前述のロスチャイルドモルガンである。〉

※ロスチャイルド家について詳しくはこちらへ 
1694年にウィリアム・パターソンと彼の友人たちの手になるイングランド銀行の設立は、世界史に燦然と輝く出来事である。

 ウィリアム・パターソンは、海賊艦隊で得た資金を活用するために1694年にイングランド銀行の設立許可を申請したとき、こう語った。「銀行は無からつくりだされたあらゆる資金の利息をかせげる」〉

イングランド銀行とその支配者の力は一流の識者たちからも認められた。1924年1月、大蔵大臣を務めたミッドランド・バンク理事長のレジナルド・マッケンナは株主を前にしてこう語った。「銀行がお金をつくることができる。そして、現実につくっていることが一般市民には気に入らないのではないかと心配だ-。そして、国債を支配している人々が政府の政策に横槍を入れて、国民の命運を完全に掌握している」〉

〈こうしたシステムの一部として英国金融界を牛耳っていたのは、堅調で裕福な企業に資金を提供する私企業の「マーチャントバンカー」17社だった。合計100人たらずの意欲的な共同経営者を抱えたこれらマーチャントバンカー企業として、ベアリング・ブラザーズ、N・M・ロスチャイルド、J・ヘンリー・シュローダー、モルガン・グレンフェル、ハンブロス、ラザード・ブラザーズが挙げられる。〉

一方はニューヨークに本拠を置いてJ.P.モルガン商会が率い、他方はオハイオに本拠を置いてロックフェラー一族が率いた。この二つが協力すると-たいていはそうだったが-米国の経済界をほぼ支配できたし、政界もいいなりだった、少なくとも連邦レベルまでは〉

ローゼンタール文書 後編 00:33

影の独裁者 第二部R(ローゼンタールが区切って、M―I―S―C―H―N―A―H[ミシュナ]と言い、タルムードの基本から来ていると手短かにいった。)ローゼンタールは続けていう。

R『どっちにしろ、ユダヤ人は当時、大変賢明なラビの指導者、世界的指導者がいて、彼の言葉は世界中で尊重された。彼はユダヤ人はキリスト教徒のフリをして、好機が来るまで辛抱しなければならない、必要なら本当の犠牲をもためらうなと言った。我々は常に世界の指導力を代えて数千人のユダヤ人を犠牲にできるよう準備してきた。それは小さな犠牲だ。何も悪くない。我々ユダヤ人は法廷を支配し、裁判官が非ユダヤ人なら、裁判官さえも支配し押さえ付けるよう弁護士にならなければならないと教わった。我々は医師や教師、それにすべての教会の指導者にならなければばらない。この目的は、ほぼ完全に達成した。前にも言ったし、また言うだろうが、我々は完全にそうするだろう。すなわち全世界中を完全に支配するだろう。

我々のマスコミ支配がなされている限り、誰も、何者もその民族にはかなわない。我々がマスコミを牛耳っている!我々が完全におまえたちの教会を感化してきたし、今やアメリカの教育制度をも支配している。我々がキリスト教組織を完全に支配しているのは事実だ。ほとんど何処でも。しかも完璧に。』

ハロルド・ローゼンタール。『我々は神の選民だ…、ほとんどのユダヤ人は認めたがらないが、我々の神はルシファーだ。だから俺は嘘を付いていなかった。そして我々はその選民だ。ルシファーは今も活発に生きている。』

2005-12-18 財政破綻後の世界

ローゼンタール文書 中編 01:05

○労働と産業の操作

 国家産業の話になるとローゼンタールの興奮を呼び起こしたのは明らかだった。

『我々は労働者経営者を対立させる事によって社会を分断するのに成功してきた。二つの問題点が発生するように見えるが、実際には三角関係だから、これは我々の最も目覚ましい功績の一つだったかもしれない。資本が存在する今の産業で我々が示す力は最大だ。経営者労働者もこの三角関係の基礎の上に成り立っている。彼らは継続的に互いに対立し合っていて、彼らの注意は決して問題の中心に向けられていない。経営者は我々が資本の費用をずっと増加させ続けているから、物価を上げざるを得ない。労働者は増加する賃金を持たなければならないし、経営者はより高い物価を持たなければならない。そのようにして悪循環を作り出す。我々の役目がインフレの真の理由であるが、それが理由でとがめられることは決してない。なぜなら経営者労働者の対立は非常に激しいから、どちらも我々の活動を監視する余裕がない。インフレの循環を引き起こすのは我々による資本費用の増加が原因だ。我々は労働もしないし、経営もしない。だが利益はいただく。我々の金銭操作で企業に供給する資本に何の費用もかからない。我々の国営銀行、すなわち連邦準備銀行を通じて我々は会員銀行である総ての地方銀行に対し帳簿上の貸付け額を拡大し、無から有を作り出す。彼らは代わりに企業に対し帳簿上の貸付け額を拡大させる。こうして我々は神以上に多くのことをする。なぜなら我々の富はすべて無から創られているからだ。驚いたようだな!だが驚いても無駄だ!それは本当だ。我々は実際に神より多くのことをする。この架空の資本を使って我々は企業、経営者労働者に借金を貸付けた。それは借金が増えるばかりで決して無くならない。この連続的な増加によって我々は経営者労働者を対立させることができる。だから彼らは団結して我々を攻撃して来ることはないし、借金無しの産業の理想郷に辿り着くこともない』

彼らは政治では民主主義の恩恵を歓迎するが、我々が民主主義を通じて彼らの国家を支配してきたことには全く気付かない。彼らの書はその中の律法に従って、政府の慈善的独裁形態を繰り返し説いているが、民主主義は教会、報道機関、経済機関を通じて我々が支配する愚民の規則だ。自己犠牲の思想はユダヤ人には嫌われる。我々が団結する時は、我々自身の身を守る時だ。狼の群れは獲物を攻撃するために団結するが、それぞれが満腹になると離散する。それと同じように我々ユダヤ人は危険が迫ると、我が身を守るために団結する。我々は生産者ではなく、寄生虫である。我々は金という我々の力で社会を奴隷化してきた。この国がユダヤ人の国である限り、決して自由の国ではないだろう。歴史はインクではなく、血で書かれてきた。「意思」は力だ。数ではない。強い「意思」がいつも大衆を支配するだろう!ユダヤの陰謀はユダヤシオニストと共産主義者たちによって画策された大衆は何が間違っているかを知っているが、何をすべきかを知らない


イルミナテイのTop

いま書き写している記事です、まあカルト等と云う言葉で言えない新しい世界史かな? 真実の様な気がします、 長いので始め01 と最後の所28 だけ読んでも良いです。

01 世界を強奪したカルト〜イルミナテイ〜とはなにか。

02 人類はサタニストに支配されている

03 世界を乗っ取った狂信的カルト

04 人類に大災禍をもたらす銀行カルテル

05 ユダヤ人の陰謀とはイギリス帝国主義だ

06 無から創り出した金、ユダヤ資本の帝国主義

07 反ユダヤ主義の謎・謎・謎

08 共産主義 窃盗と殺人のための計略

09 新世界秩序、それは神に対する陰謀

10 高位階イルミナティ離脱者の証言

11 イルミナティの性奴隷、恐るべき現実

12 イルミナティはいつ、どこで誕生したか

13 人類はオカルトの攻撃にさらされている

14 シオン長老の議定書の誤謬を衝く

15 シオンの議定書 イントロダクションと概要

16 イルミナティは大統領殺害も躊躇わない

17 やはり世界大戦は画策された茶番だった

18 ハウス報告書「アメリカは王権金融植民地だ」

19 ロックフエラー帝国の傀儡、近親交配大統領

20 騙したはずのヒトラーが騙された「宥和政策」

21 銀行家が誘導した米国の第二次世界大戦参戦

22 告白「私はヒトラーの上官だった」の余波

23 イルミナティ傀儡としてのチャーチル

24 オカルト独裁の隠れ蓑、ピアソンの「国際主義」

25 シオニズム阻止を試みたイギリスのユダヤ社会

26 共産主義=シオニズムの双子の弟

27 「テロとの戦い」の根源はシオニストにある

28 新世界秩序を生き延びるために

29 監訳者解説(太田龍)

イルミナティの謎 5   ユダヤ問題2

1、情報操作により、完全犯罪のように変造されてきた歴史

なぜ、ユダヤ問題が生ずるか。すなわち、ユダヤ人の関係することにはどうして謎が生じるのか。その理由は、情報操作により完全犯罪のように歴史が変造されているからとしか考えられないのである。過去の歴史の中でイルミナティの存在に結びつく事実がすべて消去されているからだろう。現代史の中で果たすイルミナティ秘密結社の活動と同様のものが、過去の歴史の中に隠されたからだ。それはハザール系ユダヤ人の登場までさかのぼる。おそらくそこにイルミナティが隠されているだろう。

ではイルミナティとはなんだろう? 秘密結社の存在は、ハザール王国以前までさかのぼり、ハザール軍そのものがイルミナティになったのではないのだろうか。こう仮定することにより、秘密結社の存在の謎がある程度理解可能になる。ハザール王国の戦士階級に起源を求めれば、イルミナティの高度な戦略性などが突如現われたのではなく、長い歴史の所産であることから、それを理解しやすくなる。

秘密結社の存在がハザール王国壊滅時までさかのぼる可能性が高い理由は、過去ユダヤ人迫害というという事実は、儀式殺人の噂に原因があり、それは秘密結社の存在をあらわしているのだろうと推測されるからである。儀式殺人の噂はハザール離散直後からあるから、秘密結社の存在はハザール王国までさかのぼる可能性が高いのである。ハザール王国の戦士階級は、ハザール王国の時代から、表に出ず、国家の情報支配をしてハザール国民を統制していたのではないだろうか。

そうするとユダヤ人迫害とはなんだったのか、という疑問が出てくる。社会工学を使ったやらせではなかったのか、遠い未来まで見通した戦略ではなかったか、と。すなわち、彼らは暴動をおこしたりして、わざとユダヤ人迫害を起こし、迫害されたといって、道義的武器としてきた疑いがでてくる。ハザール王国の壊滅も疑問が出てくる。壊滅を偽装した侵略ではないのか。そうすれば、離散直後から、大規模なユダヤ人の迫害も理解できる。そうすると、黒死病の歴史も事実はなんだっただろうという、疑惑がおこる。同様にスペイン風邪もだ。さらに未来に起こりうる惨事の危惧も出てくる。

また、ハザール王国のユダヤ教受容とはなんだったか。ハザール王国がユダヤ教を受容した時、ユダヤ人の迫害史も受け入れて、これを武器にしたのではないか。ユダヤ教の受容によって、身を守る盾としての宗教を受容したからには、迫害に対する補償という、利益としての迫害事件をおこして、相手の民族に対して道義的責任を追及できるように、ユダヤ人(ハザール人)みずからがユダヤ迫害の火をつけた疑いさえ出てくる。なぜなら、ユダヤ迫害も、ユダヤ教化による利益としたいと思うだろうからだ。


2、秘密結社の起源の完全な隠蔽、偽書の海
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秘密結社の起源の隠蔽は、徹底的に行われ、あまたのディスインフォメーションが放たれた。秘密結社の起源について書かれた書物のほぼすべてがディスインフォメーションかもしれない。偽書ばかりが浮かぶ大海だ。真実は時間の海に沈んでしまっている。この隠蔽はUFO問題のように、いつもの殺人脅迫によって、ほぼ完全におこなわれたのだろう。

この情報支配 によって、イルミナティ軍は、完璧に消え去り、透明人間の軍隊になったのである。
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これらは、軍事的性格を持つ戦略であり、軍事的秘密結社であるということは、ハザール王国の軍隊そのものであったのではないかといういう推論がでてくる。それは、諜報の役目をももった組織された商人や傭兵からなっていたかもしれない。経済を担い、戦力も、徴税も担った組織、戦略的な視点に立てる経済官僚人たちの集団が軍事的秘密結社になれば後のイルミナティと連続するだろう。わからぬことが多すぎる。想像でしかないが、イルミナティがハザール王国の軍隊そのものであったなら、すべての歴史事実はいままでとは違う視点で見なくてはならないだろう。

秘密結社の存在したヨーロッパの歴史とは、ヨーロッパの上流階級の主権が知らぬ間に闇のハザール王国に移って行った歴史の数百年間であったのであろう。歴史の闇は果てしなく深い。歴史の闇から現われたロスチャイルド家の台頭は最後の段階だ。見えざる者が、巨大な権力ゆえ、どうしようもなく見えるようになってしまったのだ。しかし、ここでは金融だけが問題ではなく、情報の支配が数百年あったとしか考えられない。フリーメーソンの起源もあやしいものだ。ディスインフォメーションだらけだろう。
前イルミナティを仮定しなければ歴史の闇は闇のままになる。秘密結社の存在は徹底的に隠されている。UFO問題のようにあらゆるディスインフォメーションらしきものがいっぱい存在する。撹乱情報によって、イルミナティ軍たる秘密結社の存在をステルス化しているのだ。

・ローレンス著「ヘロデの呪い」について

ユダヤの秘密結社については、ヘロデ王の秘密結社の本があることから、ハザール王国の秘密結社を隠すディスインフォメーションではないか、と私は疑ってきたが、結論としてはよく、わからなかった。大統領のお墨付きがあったり・・・なにか、きな臭い。もっともらしく秘密結社の歴史をかく乱させる偽書のような気がする。

秘密結社をどうしてもヘブライの伝統と結びつけようと性急になる本が多すぎる。ユースタス・マリンズもデーヴィッド・アイクもコールマンも皆、目がヘブライ文化に向いているが、私の知る限りそこには儀式殺人を示す痕跡は見つからないといったほうがむしろ自然だ。マリンズのように、こじつければあるが・・・


・ウイリアム・ブラムリー著「エデンの神々」について

また、最近出版された「エデンの神々」という本は、秘密結社の歴史が妙に詳しい。フリーメーソンの起源では、いままで出た本で一番詳しいのではないか。
つぎの文章では、<教団ネットワーク>(これは、イルミナティのことだ)の実態がきわめて明瞭に記される。


「エデンの神々」p337第26章「怪人サンジェルマン伯爵」
・・・・<教団ネットワーク>の歴史上の影響を云々する著者たちと、その記事を読む読者たちは、異様な地下のオカルト勢力が暗躍していると見がちだが、これは<教団>自体の神秘主義と秘密主義が生み出した幻想である。社会変化は、良かれ悪しかれ、人間の行動がもたらすものだ。<教団ネットワーク>は人を行動に仕向け、その行動の多くを隠蔽する効果的なルートにすぎない。<教団ネットワーク>の影響が謎めいてオカルト的に見えるのは、行動の多くが記録に残らず、部外者に知られていないからだ。・・・・


確かにこのとおりだ。イルミナティの行動の多くは、完全に消されたのだ。それも、殺人脅迫で。イルミナティ内部であってすら、ほんの一握りの人だけが知っているだけなのだ。ケネディ暗殺事件は多くの人の努力で、ほぼ指令のかなり上層部まで辿ることができた。原爆のマンハッタン計画もかなりの部分まで辿れる。これらの裏面には秘密結社のネットワークが存在していたのだろう。秘密結社のネットワークを隠す手立ては、昔もいまも殺人脅迫だろう。そして完全に秘密結社のネットワークの情報はコントロールされたのだ。そして、UFOのように、イルミナティと陰謀の実在は、誰も信じようとはしないのだ。陰謀が無いというディスインフォメーション、洗脳、工作員の金切り声にほとんどすべての人は騙されたのだ。

「エデンの神々」p258第19章「ルターと薔薇十字軍」
・・・・・・・・賞賛すべき薔薇十字団なるファーマ・フラテルニタティス・・・・・人類社会に広範な変化をもたらすという真剣な意図が汲み取れる。『ファーマ・フラテルニタティス』が出された頃、<教団>ネットワークはすでに社会変革をもたらすプログラムに着手していた。その後、数百年にわたって、<教団>ネットワークは、世界に指導者をどんどん送りこむ。人類社会に大変革をもたらすため、そうした指導者たちは世界各地に激しい革命運動をかき立て、運動を引っ張っていく。指導者たちは成功した。その結果、現代の私たちはそうした指導者たちの生み出した世界にすんでいるのだ。・・・・・・・・・

<教団>ネットワークとは、イルミナティのことだが、イルミナティの活動した結果できあがった世界に今われわれは住んでいるという、このような内容の文章は私は始めて見る。どうやらウイリアム・ブラムリーはイルミナティ内部の人のようにみえる。なぜ、こんなにイルミナティを自賛できるのだろう。
p245では薔薇十字団をイルミナティの支部とよび、両者の起源を不明瞭にしているように見える。黒死病をUFOに関連付けていたり、蛇の秘密結社の内容もとってつけたように何か変だ。秘密結社の起源を突然古代エジプトに遡らせて、まるで連続した継続があるかのように記したりまったく、なにか変だ。
イルミナティの起源についてなんとか古代文明と接続させようと努力している。これはあきらかにディスインフォメーションだ。

太田龍推薦の、きわめて秘密結社に詳しいこの本「エデンの神々」は、おそらく我々をかく乱させるための数々のディスインフォメーションが多く含まれている、と最近思うようになった。UFO問題でもこのように、実に真実らしい情報が出るが、なにを撹乱しようとしているか考える、よい材料になる。しばらくの間は、この本「エデンの神々」の徹底的分析に没頭せねばならないようだ。スティーブン・ナイトの「知られざるフリーメーソン」やネスター・ウエブスターの「世界秘密結社」、コールマンの「秘密結社全論考」、秘密結社と諜報機関は重なっているので、このあたりの本とも比べながら熟読しなければならない。


3、ハザール人の歴史の隠蔽
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ユダヤ人の歴史の中に埋め込まれ、隠されたハザール人の歴史
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聖書のユダヤ人は、歴史の中に神が現われるという考え方であり、聖書は最初から歴史書の集合体である。しかし、ハザール以降のユダヤ人の歴史に果たして神が現われるだろうか。神は現われないのだ。かれらは神なきユダヤ人だ。歴史なきハザール人なのだ。歴史を隠すハザール人だから、神が出る幕はない。神はないが、歴史の中から現われるのはイルミナティだ。隠そうとすれば隠そうとするほどイルミナティが姿を現す。現代の預言者は神でなく、イルミナティを見出すのだ。イルミナティにひそむ悪魔ルシファーが、見るべき人の目には姿を現すのだ。

従来、イルミナティの起源はユダヤ人の歴史の中に求められ説明されることが多かった。さらに、パレスチナの海岸部に居住したカナン人(フェニキア人)、--ユースタス・マリンズ。デーヴィド・アイクはシュメール人、アッシリア人に求めた。300人委員会のコールマンは、ヴェネツィアのスファラディ・ユダヤ人そして東インド会社に起源を求めた。しかし、フェニキア人、シュメール人、アッシリア人、スファラディ・ユダヤ人などには、イルミナティからただよう異様で残酷な気配、性格は認められない。だから、それらは、おそらく間違っているだろう。目に見えるユダヤ人の歴史のなかに、イルミナティ・ハザール人の歴史が、きれいに隠されたのである。秘密結社と同様に歴史も隠されたのだ。誰にもイルミナティの歴史が辿れないように。これは意図的であり、この結果は完全犯罪のように証拠は消えたのである。秘密結社が主導権を握って、ディスインフォメーションも使って、消せるものはすべて消したためであり、秘密結社の存在もハザール人の歴史も消滅したのである。強固な秘密結社のような組織が存在した傍証ともいえる。

イルミナティがフリーメーソンの中に隠されたように、ハザール人の歴史はユダヤ人の歴史の中に隠された。歴史を隠すなどということはユダヤ人がやることではけっしてない。ここに、ユダヤ人とはまったく違う民族性がのぞくのである。

それにしても、わけのわからないもの、例えば、イルミナティ13血流とはなにか、という問題がある。スプリングマイヤーがあばきだしたイルミナティ13血流とはなんだろうか。その起源は?歴史は?これはユダヤ民族の歴史からは出てこない。これは、ユダヤ12支族 とは違う。ギリシアでもヘブライでもぺリシテ人の12都市連合やユダヤ12支族 のように、聖所を持ち回り、12か月で管理するよう12という数なのだ。13と言う数は、ハザール王国の歴史の闇にその伝統は隠されているにちがいない。

ハザール離散直後から多発する、ユダヤ儀式殺人、ユダヤ人迫害などは謎が多い。ペスト黒死病の歴史も、巨大な謎に思えてくるのである。


ヨーロッパの街々にひそかに忍び寄るハザールの戦士たち。これは現代のイルミナティの戦士たちの源流か。「イルミナティの首狩り族たち」が儀式殺人の犠牲者をもとめて街々を彷徨しているのか。
戦士たちとは、狩人である。人家畜を狩り、追い詰め、獲物は首を切って殺人儀式で使われる。そのため、自分自身を見えなくしたり、痕跡を消したり、存在を微塵も感じられぬように透明にするのだ。
これは、ニューギニアの首狩り族と同じだ。見えないだけに、知られないだけに余計始末が悪い。神戸の幼児首切り事件もユダヤ・イルミナティ儀式殺人の可能性があるだろう。これらはハザール王国時代からの延々と続く流れではないだろうか。ハザール避難民流入時のユダヤ儀式殺人の数々の発生にヨーロッパの多くの人は驚いた。日本のさまざまな場合は新聞テレビが疑惑を消してしまったので、ほんの少しのうわさだけがネットに出ただけだ。だれも気にしていやしない。しかし、ヨーロッパでは、これが大きな暴動に発展したのだ。


まずは、記録に残るユダヤ儀式殺人の数々をみてみよう。

4、ユダヤ儀式殺人の起源、隠匿された事件の発覚
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ハザール人の伝統、スキタイ人の伝統の中でみると理解できる儀式殺人
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儀式殺人がユダヤ人迫害の原因であることはユースタス・マリンズに詳しい。ユースタス・マリンズ「衝撃のユダヤ5000年の秘密」1994年 p110 第6章 ユダヤの恐るべき宗教儀式の秘密 によれば、ユダヤ人の行った儀式殺人は枚挙のいとまもないほど、ありふれた事件であるという。マリンズはヘブライ民族に注目して、カナンに起源を求めているようだ。なぜなら、これは、きわめて古くから続いている伝統のようにみえるからだ。マリンズはヘブライ民族が古来から持つ伝統と書いているが、遊牧民族アモリ人の伝統にはあるかもしれない。しかし、黒海北部の民族の血塗られた儀式の伝統とはかなり違うような気がする。イルミナティもボヘミアングローブで儀式をみせたりする。まるでカナンの儀式のようにみえるがボヘミアは東欧だ。

しかし、我々には驚愕するしかない儀式殺人のせい惨な情景も、ハザール人の伝統、スキタイ人の伝統の中でみると、日常的な、ごくありふれたものである。これらは、ウラル・アルタイ系の民族のシャーマンの儀式の中に起源が求められるかもしれない。祭儀にはそのほか、飲血、人肉食、死体遺棄などを伴い、これらは、なんでもないごく普通の日常的儀礼なのである。ヘロドトス第4巻スキタイ誌参照

マリンズ前掲書p142 ユダヤ儀式殺人で600万人の犠牲者があると書かれている。かなり多い。多すぎるか?
ユダヤ人大迫害の原因は通常、頻発する儀式殺人に市民が怒ったことが発端と伝えられている。

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ユダヤ儀式殺人のうわさと秘密結社の存在は強く関連するようだ。
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現代でも根深いうわさが頻出する。日本でもユダヤ儀式殺人のうわさは、多い。例えば、最近では鳥取女子大生惨殺事件があるが、誰が見ても氷山の一角と思うだろう。すなわち、ユダヤ儀式殺人のうわさは秘密結社の存在の可能性を表わしているのである。ユダヤ儀式殺人のうわさと秘密結社の存在は強く関連すると考えるべきだろう。


そういった視点からみると、1255年 英国 リンカーンのヒュー惨殺事件 儀式殺人
92人のユダヤ人の犯行であるとは、当時英国のユダヤ社会では、なかば公然と儀式殺人が行われていたことを示している。これはスファラディ系の事件なのか?

秘密結社と儀式殺人について徹底的に調べ上げたのはスティーブン・ナイトであろう。
彼のきわめてすぐれた著作

「知られざるフリーメーソン」1987年中央公論社刊
「切り裂きジャック最終結論」2001年成甲書房刊

この2著は、英国王室や政治家の最上層部に関わるフリーメーソン儀式殺人と秘密結社の存在を、明らかにした著作だ。著者スティーブン・ナイトは、この出版後若くして不審な死をとげる。
これは儀式殺人と秘密結社が、うわさではなく、はっきりと実在しているということを実証的に我々に知らせてくれたのである。しかも国家の最上層部が関係するのだ。この著書はもっともっと話題になるべき書物だろう。


またデーヴィッド・アイクもスプリングマイヤーも内部告発者の証言で、きわめて頻繁に行われる儀式殺人について書いていて、ユースタス・マリンズのいうよう600万人の儀式殺人犠牲者が存在しても、それほどおかしくないかもしれない。

もう少しみてみよう。 これは、「ユダヤ歴史新聞」から拾ってみた儀式殺人である。


1235年 ドイツ フルダの儀式殺人
1255年 英国 リンカーンのヒュー惨殺事件 儀式殺人
92人のユダヤ人の関与した犯行
1287年 ドイツ マインツのヴェルナー殺人事件  儀式殺人 
1298年 ドイツ聖体冒涜事件の多発

この後、黒死病の蔓延が起こる。


これらの事実からわかるのは、1228年の ハザール王国滅亡、 ハザール人東欧への離散と同時期に儀式殺人の噂、あるいは事実が頻繁に発生しているということである。

それは、超極秘の秘密結社を伴ったハザール人がドイツ、東欧へ到着したことを意味するのではないだろうか。それはハザール人が後のシオン長老の議定書に見られるような他民族に対する征服意思、目的を持ってドイツに集合したのであろうか。

そしてドイツにおいて高度な文化が興る。それは主としてアシュケナジー・ユダヤ人たちが主導したイルミナティ文化だ。一般にはドイツ科学、ドイツ医学などなどと呼ばれている。

5、ヨーロッパの中世の黒死病の蔓延は、なぜ起こったのか。

ヘブライの館 2  を見てみよう。
http://hexagon.inri.client.jp/index2.html 

第2章:「出ドイツ仮説」の検証 <その2>
http://inri.client.jp/hexagon/floorA4F_ha/a4fhb100.html

クリミア半島のハザール人と黒死病
http://inri.client.jp/hexagon/floorA4F_ha/a4fha401.html

ヨーロッパの人口を半減させた黒死病は、イルミナティの生物兵器を使った攻撃としての疫病の蔓延ではなかったか、という疑惑が起こる。
恐怖と不安の情報操作によって暴動を誘発させ、迫害を起こすことによって、迫害されたと言う事実をつくり、道義的武器を作り出すプロジェクトではなかったか、という疑惑だ。この暴動をおこさせる社会実験が 中世の黒死病だったという可能性がある。 

こうして、次の達成が黒死病後のヨーロッパで 猛威をふるう。民衆のうわさは一部は事実であっただろう。
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・「道義的武器」の開発
・「暴動理論」の開発
恐怖と不安の情報操作によって暴動を誘発させる。
・環境支配兵器の開発  生物兵器や飲み水や食糧の汚染
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難波絋二 著「誰がアレクサンドロスをころしたのか?」を読むと、ここにアテネ市の人口を二分の一にした病気の流行について書かれている。この疫病でペリクレスは死に、アテネはギリシア文明の下り坂へと向かっていく。この病気の流行についてトゥーキュジデース第2巻47~に書かれたのを読むと、秩序も道徳も崩壊していった様子は身も凍り、震えがくるほどだ。

文明を滅ぼすには、高病原性の菌やウイルスの大流行があればいいのだ。ペスト黒死病にユダヤ人が関与したといううわさは、この点で気になるところだ。おそらく生物兵器の起源はハザール王国以前のユーラシア戦争文化にさかのぼるのだろう。スペイン風邪もあやしい。
いまのケムトレイルも騒がれれば騒がれるほど、ますます偽飛行機雲の性格を強めている。こんな奇怪なものは、この世界にほかにはない。奇妙なものを取り上げるムーという雑誌にさえ取り上げられない人類史上最大の奇怪なものが空を見上げれば、毎日見られるのだ!

ヨーロッパの人口が数年間で三分の二に激減した、黒死病の蔓延時にユダヤ人大迫害が起こっている。これは、暴動を誘発させ、迫害を起こし、道義的武器にしようとしたのでないか。
1346年クリミア半島のユダヤの(王族ハザール人の)商都を、タタール人(モンゴル人)が襲い、彼らから仕掛けられたペストの生物兵器を、今度はユダヤ人(ハザール人)がヨーロッパ都市で悪意をもって生物兵器として使ったと、多くの市民が思ったのである。最初はユダヤ人が井戸や食物に毒を混ぜたと思われ、1348年 スイスで 井戸や食物に毒を混ぜたとユダヤ人が自白したことから、火がついた。ユダヤ人の居住地にのみ、ペストが発生したことで、市民の疑惑が、移動する商人のユダヤ人に向き、さらに以前からの疑惑、儀式殺人や井戸や食物に毒を混ぜることなどの噂が暴動を起こした。この暴動でかなり多くのユダヤ人が死亡したらしい。フランクフルト市で180人。ナチスの時のようにおそらく誇大であろうか。
しかし不思議なことに、すぐドイツのゲットーは復興し、以前よりさらにさらに盛大に隆盛をきわめるのである。さらに不思議なことに市民感情はこれ以降さらにさらに悪化の一途をたどるのである。なぜであろう。ドイツ人は人間感情を持たないのか?

1350年ユダヤ人大迫害 
 暴動がおこり、大規模なユダヤ人の虐殺が起こったと言われる。

・関連して、20世紀のスペイン風邪もこれら一連の実験の延長だったかもしれない。(人口削減)

さてはてメモ帳 Imagine & Think!
疫病「スペインかぜ」は人為的なものだったのか?(フラッシュバック) By Henry Makow Ph.D.
http://satehate.exblog.jp/12135316/

細菌戦争ならば効果があるかもしれない by バートランド・ラッセル
http://satehate.exblog.jp/8752829

優生学・ワクチン・医療関係 目次 1
http://satehate.exblog.jp/13848448/

・この先の未来には、第2次黒死病蔓延があるのかも。
   

6、公に認められている歴史
おそらく変造された歴史、ハザール王国の興亡、壊滅、ハザール人の離散などの、公に認められている歴史を見てみよう。

ヘブライの館 2  ヘキサゴン2を見る
http://hexagon.inri.client.jp/index2.html
ハザール王国の謎
http://inri.client.jp/hexagon/floorA4F_ha/_floorA4F_ha.html
ハザールとユダヤ
http://inri.client.jp/hexagon/floorA4F_ha/a4fha200.html#ex01
ハザール王国史(年表)くわしい
http://inri.client.jp/hexagon/floorA4F_ha/a4fha201.html

S.A.プリェートニェヴァ著「ハザール 謎の帝国」を読む。

・ハザールの国土

「ハザール 謎の帝国」p93の地図には森林地帯と草原地帯の境界線が引かれており、一番いい部分をハザールが占有していたことがわかる。また東方からの攻撃ではつねに森林地帯に逃げ込む戦法がとられたことも理解できる。西方の森林地帯へ移動してからは、ドーリア・ギリシア人のように南下したり、さらに東欧へ移動したのだろう。この地域はハザールの前はスキタイの地であり、それ以前は祖ギリシア人であったのだろう。

移動したハザール人のうち王族や貴族は、いつどこへ行っても使える大量の金銀の財宝をもっていただろう。戦士、商人や遊牧ハザールも後を続いたのだろう。最下層の人数の多い農民ハザールは草原に戻ったり、残留したのだろう。最下層の農民ハザールは、歴史的にスキタイ人が支配すれば奴隷となって従う地に生え抜きの現在もその地で農業を行う人々であったのだろう。この地域はそれより前はキンメリア人、それ以前はスキタイ人が恒常的に支配したスキタイ王国の地なのである。


タタール(モンゴル)がハザール王国を完全に滅亡させた。ハザール王国が壊滅して、東欧に逃れたとき、王族は黄金を持って移動し、高利貸、銀行家となっただろう。戦士階級は、日本の武士のように王族を守る官僚群であり、傭兵にもなり、知識階級でもあっただろう。そして移動して、定着地では、ユダヤ教ラビや教師、法律家、医師などになったのだろう。商人の階級は古道具屋、その他商業活動をしただろう。ハザール王国が発掘される墓制から、ハザール王国は3つの階級に分かれていたといわれるが、そのうち農民階級はその地に留まった可能性がある。すなわち、王族や戦士の知識階級、商人の階級、農民職人の奴隷階級のうち、上流階級2つが金と知識をもって移動したのだ。そして、これらの間の秘密の連絡網があり、ドイツ秘密結社の母体となったのだろう。大多数の下層階級は、指令により東欧に逃れたりしたのだ。

ここで彼らハザール人がどのような民族であったかだ。彼らの征服戦略はどこにうかがえるだろうか。武器は?その武器を使う戦術は?意図的であろう秘匿の性質は謎の民族ともいわれたように、なにもわからない。しかし、ハザール文化の高い文化水準を示す例がある。

・ハザールの高い文化水準

S.A.プリェートニェヴァ の「ハザール 謎の帝国」 p208 訳者解説の、ここにはハザールが当時のヨーロッパをはるかに越える文化水準であったとの話がある。
「ウイグル文契約文集成」のキエフ文書には、ヨーロッパに先行する高度な都市型契約社会を示す証文が見られるとのことである。借用証文では、ヘブライ語で書かれた本文があり、署名が突厥文字で記されている。ハザール王国の端のキエフ市ですら、市民がヘブライ語や突厥文字を常用し、証文が通用する契約社会であったわけだ。ここに見られるのはヴィザンチン帝国と対等に渡り合える文化の存在である。かなり高い文化の下地が古代から、少なくとも宮廷から商人レベルまで黒海周辺地域に存在したと考えるべきである。

しかし、歴史もなにもかも意図的に消滅され、隠匿されたのであろう。本来のエルサレムのユダヤ民族とは対照的だ。きわめて高い教育水準から、ハザール王国には多くのヘブライ語の書籍があったと想像されるが、なぜかまったく知られない。変だ。彼らはまず情報を支配する民族であった。自らの情報は可能な限り隠されたのだ。現われるにしても、なにか意図があって、ゆがめられて出たのだ。

ハザールの秘密の文化

1)、この地域の文化(王国)の連続性
いろいろな本にあるが、例えばケストラー p47にペルシャ王の宮殿には客用玉座が3つあり、ビザンチン、中国、ハザールの皇帝のものであった、と。おそらく、ハザールは、中国と同様、スキタイなどから連続した地域の古くから存在する帝国として扱われているとみるべきなのだ。これは文化の連続性も考えられて、王朝の交代くらいに認識されていた証拠である。ハザールとスキタイは千年の隔たりがあり、民族も違うが、同一文化圏と考えるべきだろう。

ハザールといっても、さまざまな性格、慣習の民族の混合であった。ハザールは数多くの混成民族集団であったので、古くから伝わる有用な技術を持ったスキタイ族の後継者たちは厚遇されても不思議はない。こうして、古くからの戦争文化は継続していた可能性がある。それは、民族のるつぼ、じつは避難民のふきだまりであるコーカサスで戦争文化の継承発展は起こったのであろう。ちょうどギリシア暗黒時代の夜明けに避難民のふきだまりであるミーレートスから初期ギリシア哲学がタレスとともに起こったようなものだ。

それは、情報支配という人家畜の支配技術である。これが現在まで数千年間連続している可能性がある。スキタイ族あたりから。おそらくそれ以前はアーリア族(印欧語族)が黒海北岸を占有していたと思われるが、ドーリア族として 南下して歴史時代にスパルタの国を築いた人々には、この情報支配という考えはみられない。最初に巨大遊牧国家を築いたスキタイ族には、ヘロドトス 歴史4巻冒頭にある、捕虜奴隷は盲目にすること。これは情報遮断のためだろう。我々も情報の点で盲目にされてきた。この事実さえ、気がつかないのである。H.G.ウエルズの「盲目の国」は我々に対する皮肉だ。


2)、秘密結社の連続性
ハザール王国の戦士階級は、対外的と同様に国内の支配を暴力で支配していた可能性がある。殺人の恐怖と脅迫だ。こういった階級を示すのは、例えば、ハザール人の中の、グリチア人の暴虐な民族性がある。

秘密結社=ハザールの軍隊のおそらく長い歴史の中には、完成された社会工学の存在の可能性がある。すなわち、暴動理論だ。暴動理論が存在したとすれば、西洋の近代歴史事件の多くが理解しやすくなる。

3)、ゴイ(人家畜)の支配 
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ゴイの支配ーー恐怖と不安の情報操作、暴動誘発原理
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暴動理論の存在

[情報支配によって暴動を誘発する仕組み、社会工学の完成]

これは、はるか昔からあったようにみえる社会工学だ。古代ハザール文化がなした成果は、おそらく、不安や恐怖をもとにした社会制御であった。
ナオミ・クラインのショック・ドクトリンは、ハザールの昔から人々をコントロールする典型的な技術、社会工学であった。
不安や恐怖の情報をある期間流し、あるとき火種を暴発させる。恐怖から、逃げようと、先を争って、わなや檻の中に自らなだれ込んで火に入る夏の虫なのだ。あるいは、予め決められたコースへと導かれるのだ。不安や恐怖ばかりではない。甘いえさも用意される。あめとむちで追い込まれるのだ。
情報支配は、不安や恐怖、あるいはギャンブルのえさなどでも行われる。いずれにせよ、王(首謀者)は徹底的に隠される。これはハザールがなしとげた知られざる暴動の理論だろう。

現在、イルミナティのゴイの支配技術は、農耕奴隷などの支配技術が洗練されて出てきたもののだろう。ほんの数年でできあがったものではない。イルミナティの支配技術は、ハザール以前の遊牧民族世界の奴隷支配技術の数千年来の集大成なのだろう。こうして人間生活のインフラを握り、社会のインフラ、すなわち社会の血液を支配するのだ。経済の血液、武器としての通貨の支配は、私有銀行の紙幣の発行権を所有することで、景気を支配する。情報の血液、武器としての情報の支配は新聞テレビの発明で、それまでの口コミから強制洗脳の情報支配になった。喜んでお金を支払って先を争って、洗脳される列に並ぶのが現代人の奇妙さである。一日中洗脳機械(テレビ)の前に座っていないと落ち着かない人々。オウム教そのものだ。新聞テレビになにか役に立つ重要な記事などがあるという幻想で中毒になるのだ。CMが始まると同時に私の頭は、思考停止になるのを感じる。

これらの手法は、ハザール王国以前にさかのぼるのではないだろうか。中心になるのは、情報の支配であり、社会のインフラの支配である。


暴動理論の応用

(a)、暴動や迫害を利用した民族大移動

ハザール王国の壊滅とはなんであったか?はたして敗北だったのか?
巧妙に隠された西方への侵略ではなっかたか?

モンゴル軍の攻撃にたいして、かれらは難民を装って、民族大移動をしたのではないか。避難という口実で、実は侵略し、すきや機会を伺い、眠っていただけではないか。長期間潜み、実効支配をねらった結果だったのではないか。民衆はルス族やモンゴル族の蹂躙で悲惨だが、上層の金を持った王族はピクニックのように気楽にドイツへ流れたのではなかったか。いや、もっけのさいわいと、ばかり王族は蓄えた金を持ってドイツへ侵入したのかもしれない。攻撃意図を秘匿して、侵略したのだ。征服意図と戦略を持ってドイツへ侵略したのだ。これは当時の世界、ヨーロッパ全土の世界征服プロジェクトであっただろう。

後世、ドイツから上層部はアメリカに、東欧やソ連ロシアからイスラエルへと、迫害から逃れたとされているが、イスラエルにみるように侵略であるかもしれない。まだらに入植し、いつの間にか国家を形成しているのは、イスラエルは可視にしてみた実験であり、本来はアメリカのように不可視だったのだ。ドイツやイギリス、フランスのように。
ユダヤ最上部は侵略の意思を持って、何も知らないユダヤ下層民を導いていたのかもしれない。
ロシア国内で始まった「ポグロム」(ユダヤ人迫害)も深く探っていけば、ユダヤ最上部の指令であったかもしれない。さらに、ヒトラーは、アメリカ侵略を助けたのだ。実態は、新ハザール王国のアメリカ侵略だったのだ。それは世界支配を実現するものだった。

ユダヤ人のアメリカ移住史  ~ ユダヤ移民の5つの波 ~
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現代では、不安や恐怖を利用して、例えば原発を故障させ、ケムトレイルで放射性物質を撒けば、民族大移動が発生する。そして、その地に残る者は死に絶える。ごく簡単に民族大移動をひきおこすことは、可能なのだ。  

(b)、暴動を利用した迫害の事実を作る。道義的武器の発明。

「迫害の歴史」の創作だ。これで、道義的武器を手中にできる。迫害を完全に隠したり、迫害する悪役を作ったりして、「迫害の歴史」を創造する。自らを迫害させ、その中に迫害者たる王を隠す。
ホロコーストの事実を追及するものは消される。

(c)、暴動を利用してク-デターを起こし、政権を取る。繰り人形を配置する。

・フランス革命
社会工学の実験としてのフランス革命は情報操作の実験的プロジェクトであったかもしれない。 

・世界革命運動WRMとしてあらわれた世界征服戦争 

すくなくともイルミナティが歴史の表に現れた1776年以降のフランス革命、日本革命(明治維新)、ロシア革命などの世界革命運動WRM、クーデターとはなんであったか。
民衆主体、あるいは英雄的な指導者が起こしたとされる、これらのすべてのクーデターを、振り返る必要がある

諸国民のさまざまな国々への、イルミナティ軍による侵略戦争の数百年の実態が隠蔽されている。イルミナティ軍は主として秘密結社13血流によって構成された連合軍である。

もともとハザール王は20人の妻、60人の側室を持つ。これらは各氏族の族長の娘を召し出させて妻としたものだ。主妻の直系の王族の他、見えざる王室が膨大な13血流を成していたと考えられる。ハザール王国壊滅時から現代まで連続した見えざる王国運営があったとすれば、歴史事件の主役はほとんどハザール王族の一員だったという可能性すら存在する。イルミナティの歴史変造でこれらがすべて消されている可能性がある。

イルミナティが侵略して革命(クーデター、権力奪取)を行ったところは、どこでも民主化、すなわちイルミナティ支配装置が設置された。すなわち、議会制民主主義と選挙、新聞テレビの情報洗脳機関(資金はロスチャイルド銀行)、資本主義と株式市場のギャンブル(胴元はロスチャイルド銀行)、マネーは中央銀行という名のロスチャイルド銀行から発行される。これらは、イルミナティの支配装置だったのだ。人々の手かせ、足かせとしての機能を果たしたのである。

各国々の権力を弱体消失させるための多くの工夫が、 武器としての通貨、その結果としての経済不安。武器としての新聞テレビによる政府攻撃で使われる。

新聞テレビは悪魔機関そのもののといってよい。我々は、情報を操作する悪魔そのものの姿を見ているのだ。イルミナティの存在は新聞テレビを見れば一目瞭然ではないのか。
政府への不信感を新聞テレビでかき立てる。支持率というでたらめな数字、世論という存在しない言辞がある。政府の作らされた莫大な赤字。政策の不手際を、新聞テレビでかき立てる。こうして肝心なことは隠すのだ。ここでは殺人や脅迫を使う必要はない。

眼前に毎日見られるケムトレイルの報道をいっさいしてこなかった新聞テレビには、以前不審に思ったものだ。驚くべきことにただの一度も報道をしていないのだ。悪魔機関とわかれば合点がいく。

(d)、国家間の暴動をおこす。 (戦争誘発の20世紀)

死の商人の利益のためだけの戦争を起こすには、国家のインフラの停止をすれば、戦争は、国家の死活問題という口実で戦争の原因を隠せる。
すなわちエネルギーを止めたりすれば、すぐ戦争がおこる。そして日本は戦争に突入したのだ。
かくされた真の世界大戦は平穏極秘に行われた。ロスチャイルド・イルミナティ軍VS 世界各国民 は一歩一歩、平穏極秘裏に行われた。我々は大統領の謎の暗殺などの記憶があるだけなのだ。


4)、ハザールの城塞都市 ゲットー
強いられた居住地、ゲットー、ハザール型の居住地、シュテートルなどいろいろいわれるが、ゲットーの本質は城砦なのだ。王族を保護する砦であろう。そして秘密を守るため。おそらく、ハザール人側の要請で作られたのではなかったのか。ハザールの城塞都市はヨーロッパ各地にあった。ゲットーは差別・迫害とは無関係なのだ。洗脳させるため偽装され、変造されたゲットーの歴史があるように見える。

ヨーロッパはしだいに「見えざるハザール王国」になっていった。それが本当のヨーロッパの歴史だ。散在するゲットーというハザールの城砦はロスチャイルドの5人の息子以前からあったのだ。当然ながら差別・迫害の歴史の証拠も情報操作されている。また、ユダヤ人の隔離区域とも偽装されたのだ。もっともユダヤ人とハザール人の結婚による混交でも偽装されたのだ。

なぜ、堅固な門などで夜間鍵をかうようになったかは、金や高価な家具があるので、暴動時、略奪の対象となるからだ。だからオッペンハイマー家は石造りの家を望んだのだ。おびただしい財産があったから、そのため掠奪の対象になったのである。ゲットー内部のユダヤ人は、普通市民の数十倍から数百数千倍以上、おそらくはるかにそれ以上の高額の金持ちだったのである。まったく桁違いだったのだ。それゆえ堅固な門に錠を備えたゲットーが必要であったのだ。

これが流浪の果ての悲惨な人々と言われる実態なのだ。現代で言うならロックフェラー、ロスチャイルドは差別・迫害されてかわいそうだよね、というようなものか。


ゲットーの歴史は、ドイツ秘密結社の歴史でもあるだろう。
離散したハザール人は、ドイツ、ポーランド、ハンガリーで拠点を築いた。
都市の参事会から隔離されたと言われてきたゲットーは、ハザール人の城塞としてのゲットーではなかったか。ユダヤ教という宗教でくくられ、ユダヤ人と言われてきたが、本当にそうか。ハザール王族の砦だったのではなかったのか。


7、ドイツ文化はだれがつくったのか

・ドイツ文化の創造者としてのハザール人

先進的ドイツ科学(ここに、隠されたイルミナティ科学が現われる)を作ったハザール人

富裕層アシュケナジーのドイツ文化への寄与は、まず出版への投資にみられる。こうして本の国ドイツが誕生する。
医学、法学、科学、古典学へのアシュケナジー・ハザール人の寄与は、研究者のユダヤ人比率を見ればあきらかにものすごい。医師、弁護士、などにならせるため、子供には多大な教育投資が行われた。ドイツ大学生の異常に高いユダヤ人比率は、富裕なユダヤ人が多かったことを証明している。彼らが寄与したドイツ文化、すなわち、ドイツ医学、ドイツ生物学、ドイツ物理学、ドイツ化学、ドイツ数学、古典学、ドイツ哲学など西洋文化の根底には色濃くハザール文化が横たわっていることを理解しなければならない。

・ドイツ薔薇十字運動とはなんだったのだろう。
それはイルミナティへの秘密の門であったのか。イルミナティへの絶えざるリクルートの役目を果たしたのだろうか。まず、いったん秘密結社に入ると、徹底的に、ロスチャイルド様式で調査され、条件が合えば、さらにリクルートされ、イルミナティへと導かれるのだろう。こうして適材適所に配置された秘密結社員は、活動の痕跡を歴史に残すことなく、地下活動で大きな役目を歴史に果たしていったのだ。