【愛宕北山氏の「ネオ・シオニズム批判」考】

 (最新見直し2006.1.14日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 アフマディネジャド・イラン大統領のユダヤ人問題論」が世界に激震を走らせており、れんだいこも「ホロコースト逆ホロコスト考」の中で追跡しているそうした折に、愛宕北山氏の名著「猶太と世界戦争」(昭和18.8月刊)の公開の必要に思い至った。「阿修羅」の「猶太と世界戰爭」でリンク及び転載されていたものであるが、余りにも貴重な文書のように思われる。これは智恵の宝庫ではなかろうか。

 「猶太と世界戦争」は、大東亜戦争真っ只中の1943(昭和18)年時点での刊行であるので当然ながら戦後的なイスラエル国家もホロコーストもイルミナティーも取り上げられてはいない。しかしながら決して時代に遅れていない。否むしろ、その観点は今も斬新である。「ユダヤ問題」を語る愛宕氏の造詣は深い。というか、現代日本の思潮は、1943(昭和18)年水準に比べて大いに後退しているように思われる。敗戦とは実にこのような点で学識の後退を余儀なくされるようである。愛宕北山史観については「れんだいこの愛宕北山史観考」で述べるとして、ここでは、まず「猶太と世界戦争」をサイトアップし、論より証拠とばかりに愛宕氏の言をして語らしめることにする。

 太田龍・氏は、「ユダヤ世界帝国の日本侵攻戦略」の中で次のように立論している。
 「ユダヤ渦問題は他人事ではなく、遠い中東のイスラム・イスラエル紛争問題に限定されるものではない。我々自身のユダヤ化(ユダヤ渦)問題、我々がユダヤのゴイム(異民族=豚)に対する戦略に踊らされて、ユダヤと共に人類自滅の道を転げ落ちていないかを、真剣に反省すべき時が来ているのではなかろうか」。

 2006.1.14日 れんだいこ拝

 (はじめに)
 原本は次の通りとのことである。
書名 猶太と世界戰爭
許可番号 出版會承認い15077號、日本出版協會會員番號一一六五一〇號
著作者 愛宕北山(あたごほくざん)
發行者 石山皆男
印刷者 ダイヤモンド社印刷部、神尾福太郎(東東二三)
發行所 ダイヤモンド社、振替東京二五九七六、電話銀座四一五五
同住所 東京都麹町區霞ヶ關三ノ三
配給元 日本出版配給株式會社
同住所 東京都神田區淡路町二ノ九
定價 停三圓、特別行爲税相當額十五錢、合計 三圓十五錢
初版印刷 昭和十八年八月十日初版印刷
初版発行 昭和十八年八月十五日初版發行(三〇〇〇部)

 これを重要文書と認め転載しておく。掲載文は長大なので、本書の構成に従い4章に分類する。但し、第1章は長文故に「猶太の世界支配諸機關」、「ユダヤ聖典及び法典の成立とユダヤ的「タルムード論理」、「シオンの議定書」と「世界の新聞統制」のくだりを更に別立てした。なお、読みやすくするために「れんだいこ表記」にした。(「れんだいこ表記」については、「文章読本」で説明している)


目次

関連サイト パレスチナ問題考 「ユダヤ人問題」考
「シオンの議定書」考 「ネオ・シオニズム考」
コード 項目
れんだいこの愛宕北山史観考
序文と目次
第1章、ユダヤ魂の本質
 第4節、ユダヤの世界支配諸機関
 第5節、ユダヤ聖典及び法典の成立とユダヤ的「タルムード論理」
 第6節、「シオンの議定書」
 第7節、「世界の新聞統制」
第2章、ユダヤと世界戦争
     ユダヤと世界戦争補講
第3章、ユダヤ鏡
戦前日本のユダヤ問題研究史考
大川周明のフリーメーソン研究
矢野祐太郎氏のフリーメーソン研究
「赤間剛・氏のフリーメーソン研究」
久保田政男氏のフリーメーソン研究
仲小路彰・氏のフリーメーソン研究
渡部悌治氏のフリーメーソン研究
『鬼塚英昭氏のネオ・シオニズム研究』考
太田龍・氏のネオ・シオニズム研究
転載「ゴルゴ14氏の悪魔王国の建設その1」
転載「ゴルゴ14氏の悪魔王国の建設その2」
転載「ゴルゴ14氏の悪魔王国の建設その3」
フリーメーソン考
日本及び民族解体計画考
関連著作本
インターネットサイト




(私論.私見)