「太田龍・氏のネオ・シオニズム研究」

 (最新見直し2007.8.5日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 れんだいこは、太田龍・氏を現代超一級の思想格闘家と評する。太田氏の左派的履歴と現在の論説には天地の差が認められる。これを変節と見なすのは単なる凡愚でしかない。太田氏が比類なき思想格闘により到達した必然的歩みと見なすべきだろう。左派より転向した者は多く居るが、単なる天皇教に衣替えした程度の者が殆どであるのに比して、太田氏の獲得した世界ははるかに突き抜けている。

 目下の最大功績として、大田氏は、現代パリサイ派とも云うべきロスチャイルド派の世界席巻に警鐘を鳴らし続けている。発禁本を発掘し自費出版し続けている。これでさえ命がけであり誰ばりできない。更に、れんだいこの見るところ、現代パリサイ派との思想闘争の域に踏み込み、単に批判するのみならず我々が依拠すべき叡智を紹介しつつある。意欲的なその様は思想格闘家そのものであろう。

 れんだいこは今のところ面識は無い。氏の目の黒いうちに是非お会いしたいと思っている。とりあえず以上を記しておく。

 2007.8.5日 れんだいこ拝


【太田龍・氏の履歴】
 太田龍・氏の履歴につき「ウィキペディア)太田竜」、「太田龍」、「太田龍とは」その他を参照する。

 1930(昭和5).8.16日、樺太豊原町で、医師栗原達三郎とトミ(旧姓小林)の四男として誕生する。本名、栗原登一(くりはら といち)。父方は千葉県印旛郡物井村(現在の四街道市)に代々続いた漢方医の家系。

 1942年、豊原第一尋常小学校入学。この頃、次兄の東洋がマルクス主義者として逮捕され、北海道帝国大学予科を退学になる。小学校6年生の時に映画「阿片戦争」を見てイギリスの侵略に怒りを覚え米英帝国主義打倒を決意する。

 1944.3月、父母の郷里である千葉県に引き揚げる。14歳でマルクスを読み始め、旧制千葉中学校(千葉県立千葉高等学校)2年生の頃既に、次兄の蔵書に読み耽った影響で熱心な共産主義者となっていた。戦争末期には級友たちに日本の敗戦を予告したために売国奴と見なされ、運動部の部室でリンチを受けたこともあると云う(太田竜「私的戦後左翼史」)

 ***年、東京理科大学中退。

 1945.10月、青年共産同盟(のちの民主青年同盟)に加盟。

 1947年、日本共産党に入党。

 1950年、目を患い、漢方医の荒木正胤氏に診てもらったことから東洋医学に関心を持ち始める。

 1953年、日共離党。第四インターナショナル日本支部のための活動を始める。

 1957年、黒田寛一らと共にトロツキズム系の日本革命的共産主義者同盟を結成。第四インターナショナル日本支部委員長を務めたが、後に分裂。

 1958年、第四インターナショナル第五回大会に出席した太田は、帰国するなり革共同の全面的な社会党への「加入戦術」の採用を提起する。提起を拒否された太田は自身の影響下にあった東学大と日比谷高校のグループを引き連れて分裂した(いわゆる「革共同第一次分裂」)。

 1958.8月、「トロツキスト同志会」(トロ同)を結成。トロ同は全組織を挙げて、日本社会党の地区組織に「加入戦術」を行う。

 1958.12月、トロ同が「国際主義共産党」(ICP)に発展解消した。

 1960.6月、安保闘争の大高揚に直面した太田は突如、独断で「大衆は武装蜂起せよ」と呼びかけるビラをたった一人で御茶ノ水駅頭にて配布する。この独断専行によって、太田はICPから除名される。

 1963年、ICPグループにに再び「指導者」として迎え入れられる。

 1964年、「関西派」と称された西京司、酒井与七らの革命的共産主義者同盟と統一する。

 1965年、太田が組織決定を経ずして立川米軍基地内デモ隊突入を指導し、米兵にデモ隊を射殺させることで大衆の憤激を喚起し反米軍基地闘争を全国化させることを目的とした「5.18闘争」が不発に終わる。

 1967年、第四インター離党、同時に第四インターBL(ボルシェビキ・レーニン)派、その大衆組織である武装蜂起準備委員会-プロレタリア軍団を結成する。この時期から次第にマルクス主義そのものとの決別を開始する。

 1970年頃、脱党。同党から死刑宣告される。この頃より竹中労・平岡正明らと3バカゲバリスタと呼ばれる仲になり「世界革命浪人」と自称する。

 1971年、記録映画「アイヌの結婚式」に感動する。

 1972年、アイヌ革命論者となり、アイヌ解放闘争へと向かう。北海道庁爆破事件、白老町長および北海道知事に「死刑執行」宣告事件が発生する。但し、「転向後」、白老町長襲撃実行犯に対して、自分は関係ないことを表明している。

 1979年、桜沢如一の著作に接してマクロビオティック運動に参加。

 1986年、第14回参議院選挙で、日本みどりの連合公認で比例区から出馬するが落選。

 1990年、第39回総選挙には地球維新党を率いて東京1区から立候補するも落選。

 1992年、参院選で自らは出馬せず候補を擁立するも落選。

 1993年、第40回総選挙で、雑民党(代表・東郷健)公認で本名の栗原登一の名で東京5区から立候補するも落選。以降は選挙に出なくなる。

 その後、歴史学の立場からのユダヤ主義批判論者になる。また、自然食運動(家畜制度全廃)を主張している。反ユダヤ主義者に転向した後は太田龍の表記を用いる。

 現在は週刊日本新聞編輯主幹。自称「天寿学会」、「文明批判学会」、「宇宙戦略研究所」、「歴史修正研究所」主宰。「地球維新連盟」会長。「地球みどりの連合」会長、「仏教経済学会」理事、「日本動物保護連盟」会長、「動物実験を批判する医師と科学者の会」事務局長、「日本動物実験廃止協会」理事を務めるほか、講演、執筆活動に追われる。


【太田龍・氏の著作、訳書一覧】
年度 著書名 出版社
1967 世界革命 三一新書
1968 訳書『トロツキー・黒人革命論』 風媒社
1971 辺境最深部に向かって退却せよ! 三一新書
1971 よみかきのしかた
1973 アイヌ革命論 新泉社
1974 革命・情報・認識 現代書館
1977 アイヌモシリから出撃せよ! 三一書房
1978.3月 再び、辺境最深部に向かって退却せよ! 話の特集
1978 宗教と革命 新泉社
1978.6月 世界革命への道 新泉社
1979.9月 共著「革命理論の革命―マルクス=レーニン主義批判」 新泉社
1980.6月 革命思想の扉を開く―現代思想家入門 流動出版
1980 自然観の革命 現代書館
1980.8月 いのちの革命 現代書館
1981.2月 何から始めるべきか 風濤社
1982.1月 性の革命 現代書館
1982.6月 日本原住民史序説 新泉社
1982.4.16 日本原住民と天皇制 新泉社
1983.1月 琉球弧独立と万類共存 新泉社
1984.3月 日本の食革命家たち 柴田書店
1985 家畜制度全廃論序説 新泉社
1985.6月 私的戦後左翼史―自伝的戦後史

話の特集

1985.11月 家畜制度全廃論序説―動物と人間は兄弟だった 新泉社
1986 マルクスを超えて
1986 日本エコロジスト宣言
1987 たべもの学入門 緑光出版
1988 天寿への自然医学─評伝森下敬一 柏樹社
1988 たべもの学第2部〜第10部
1989 エコロジー教育学 新泉社
1991.11月 ユダヤ七大財閥の世界戦略―世界経済を牛耳る知られざる巨大財閥の謎 日本文芸社
1991.6月 『UFO原理と宇宙文明―21世紀科学への展望 日経企画出版局
1992.6月 ユダヤ世界帝国の日本侵攻戦略―列島支配を目論む「陰の帝国」を暴く!! 日本文芸社
1993.1 世界医薬産業の犯罪―化学・医学・動物実験コンビナート ハンス リューシュ、Hans Ruesch 三交社
1993 ユダヤ=フリーメーソンの 世界支配の大陰謀 泰流社
1993 国賊池田大作「創価学会」を斬る 泰流社
1993 ユダヤ=バチカンの世界支配戦略 日本文芸社
1993 「ユダヤの手先」「国賊」大前研一を斬る 泰流社
1994 ユダヤの日本侵略450年の秘密 日本文芸社
1994 ユダヤ問題入門 泰流社
1994 ユダヤの日本占領計画 荒地出版社
1994 天寿学序説 泰流社
1994 日本神道と天寿学 泰流社
1994.12.27 中江藤樹−天寿学原理 泰流社
1994 ユダヤ問題入門
1995 ユダヤの謀略 世界革命運動の秘密 泰流社
沈黙の兵器
1995.12.25 世界権力構造の秘密-闇の犯罪秘密結社の恐るべき野望 ユースタス・マリンス(天童三郎) 日本文芸社
1996 日本型文明の根本原理 泰流社
1996 古代シュメールは日本に封印された 日本文芸社
1997.5.1 医療の犯罪―1000人の医師の証言 ハンス リューシュ、Hans Ruesch 三交社
1998.7 イルミナティ 悪魔の13血流―世界を収奪支配する巨大名家の素顔 フリッツ スプリングマイヤー、Fritz Springmeier
1998 悪魔が支配する悲劇の超大国アメリカ 第一企画出版
199.2 と学会編「宝島社文庫 トンデモ本の世界 宝島社
1999.4 300人委員会―「世界人間牧場計画」の準備はととのった!! ジョン コールマン、John Coleman、 ベストセラーズ
1999.12.1 聖書の神は宇宙人である―西洋(キリスト)文明が遂に人類を滅ぼす時が来た 第一企画出版
2000.3.10 続・300人委員会 欺瞞の外交 ジョン・コールマン
2000.8 大いなる秘密「爬虫類人」(レプティリアン)〈上〉超長期的人類支配計画アジェンダ全暴露!! デーヴィッド アイク、David Icke 三交社
2000.10.25 大いなる秘密〈下〉「世界超黒幕」―現代グローバル国家を操る巨悪の正体が見えた!! デーヴィッド・アイク 三交社
2001.4 300人委員会 バビロンの淫婦 ジョン コールマン、John Coleman
2001.8.16  8.16、23日号「元カリスマ太田竜「異星人から地球防衛」 「週刊文春」
2001.12 「300人委員会」ジョン・コールマン博士の迫る破局 生き残る道 ジョン コールマン、John Coleman
2002.4 真珠湾 日本を騙した悪魔 ジョン コールマン、John Coleman
2002.5 天皇破壊史 成甲書房
2002.8 9・11 アメリカは巨大な嘘をついた―「300人委員会」 ジョン・コールマン博士、John Coleman
2003.5 石油の戦争とパレスチナの闇 ジョン コールマン、John Coleman
2003.7 縄文日本文明一万五千年史序論 成甲書房
2004.2 カナンの呪い―寄生虫ユダヤ3000年の悪魔学 ユースタス マリンズ、Eustace Mullins
2004.8 オン長老の議定書 四王天 延孝
2004.12 スカル&ボーンズ―秘密クラブは権力への通路 アレクサンドラ ロビンス、Alexandra Robbins
2005.1 闇の世界史 : 教科書が絶対に教えない ウィリアム・G・カー 成甲書房
2005.4 第3次世界大戦―最強アメリカvs不死鳥ロシア ジョン コールマン、John Coleman
2005.7.21 世界の歴史をカネで動かす男たち W・クレオン・スクーセン
2005.10.20 長州の天皇征伐 成甲書房
2005.12.21 鳥インフルエンザの正体 ジョン・コールマン
2000.6 ワンワールド―人類家畜化計画 ジョン コールマン
John Coleman
2006.3.18 タヴィストック洗脳研究所 ジョン・コールマン 成甲書房
2007.1.20 ロスチャイルドの密謀 ジョン・コールマン 成甲書房
評伝・こ蘭成
苗代清太郎国学入門

【太田龍・氏の印象】
 「2006.6.19日付けジャパン・ハンドラーズと国際金融情報」に太田龍・氏の印象が次のように記されている。興味深いので転載しておく。
 ■石井一家
 大分 別府に本拠を置く日本の暴力団で、三代目山口組の3次団体(上部団体は村上組)→2次団体、四代目山口組の2次団体、五代目山口組の2次団体を経て、現在は指定暴力団・六代目山口組の2次団体。旧「石井組」。

歴代総長初代(1952年〜1973年4月26日)石井組組長:石井一郎(山川一郎。三代目山口組若中、元村上組若頭、旧小西組幹部。旧小西組組長・小西豊勝の弟分)
2代目(1973年〜1992年2月)二代目石井組組長・二代目石井一家総長:秋山 潔(五代目山口組舎弟。石井の娘婿)
3代目(1992年〜):江口 亨(六代目山口組若中、元〔初代〕江口組_組長、旧相宅一家若頭)

 http://genko.system.to/wiki/wiki.cgi/ykz?page=w_c0d0b0e6b0ecb2c8

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 鬼塚氏は、別府のことなら何でもしっているような感じだった。地元の代議士のことを調べているときに、中曽根派の佐藤文生に選挙スタッフとして潜り込んだ、『代議士の誕生』の著者であるジェラルド・カーチスの事もよくご存じだった。鬼塚氏には、エイブリル・ハリマンの事を扱った、「20世紀のファウスト」という著作もあり、これからはマクジョージ・バンディの一生を徹底的に研究するということだった。しかし、エピソードは豊富で「日本戦後史もの」でも充分面白い本が書ける人だと思う。

 この鬼塚氏とじっくりお話しさせて頂く前に、文京区内で開催された、太田龍の講演会に参加してみた。太田氏はいわずと知れた日本の「陰謀史研究家」である。実は当日は知る人ぞ知る、ユースタス・マリンズが講演するということでそのために私は足を運んだのだった。しかし、実際にはマリンズ氏は諸般の事情で来日中止になった。代わりに太田氏がマリンズとその師匠であるアメリカ文学界の巨星、エズラ・パウンドの関係について話をした。

 太田氏は肉食を避けるということだったので、かなりの高齢だったが、背筋はスラリとしており、耳は少し聞こえにくいような感じだったが、受け答えもはっきりしていた。太田氏は自身のウェブサイトをお持ちで、そこでは世間がギョッとするような陰謀論の最新情報を展開している。そのイメージからするとぶっ飛んだ人なのかと思っていたが、話している内容は、勿論、フリーメーソンとかイルミナティの話なのだが、話の運び方は非常に穏当だった。

 太田氏は最近自分の日記で取りあげている、小林興起氏の『主権在米経済』(光文社)についてもこの会の中で話した。ところが話している内容は、サイトに書かれた批判的なニュアンスという感じではなかった。(平成18年06月14日22時33分の記事)

 太田氏は、小林氏がアメリカ大使館の経済公使ズムワルトに会いに行ったときのくだりに触れ、ズムワルトが極めて流暢な日本語を話していることに注目した、と言った。

 太田氏「アメリカ人の日本語学習は、日本征服のために確固とした戦略に基づいて行われている。それに対して、日本人の英語力は占領軍の役に立つように利用されてしまっている」

 この時点で、太田氏は「日本は思想戦争に負けているに等しい」といい、それは「日本人が自分の言霊に確信がないからだ」と述べ、小林氏の著作に書かれた内容の一端を極めて適切に批評した。その背景には、太田氏が高く評価する、江藤淳の『閉ざされた言語空間』(文春文庫)でも取りあげられた、占領軍の検閲政策の影響があると思う。

 『ジャパン・ハンドラーズ』でも、戦時中に日本語を学習した、ハーバート・パッシンのような人物達が戦後のジャパン・ハンドラーズの中で重要な一角を占めていると書いた。アメリカの日本語学習が、あくまで戦争に勝つなり、ビジネスで成功するなり、相手の心理武装解除を目指すなりの戦略的な目標があった。一方、日本人の英語力は占領政策・検閲政策に利用されていたのである。(怪しい手紙を英訳してGHQに提出する仕事をやった日本人が多かった)

 この時点で日本人の英語に対する姿勢がひねくれたのだろう。

 太田氏は、文章だと偏屈な爺さんという感じがぬぐえないが、実際はかなり柔軟な思考と愛国心を持った優れた思想家であると見受けた。この人は、ユダヤ・フリーメーソンと言い続けて、自分の活動の場を狭めてしまったなあ、というのが私の考え。

 太田氏の姿勢は、「辺境最深部に向って退却せよ」というものだからこの辺が文章に表れているのだろうか?

【日本義塾】
 「太田龍の時事寸評2006.9.18日付bP807」の「日本義塾出版部の発足に当って。その趣旨と若干の日程」は次のように記している。(れんだいこ責編集)
 日本義塾は、平成十年十月に最初の講義を行なったので、間もなく、丸八年に成る。最初の一年は、週一回、ないし二回。そのあとは、毎月一回。平成十五年二月以降は、講義は録音されており、テープを購入することは可能である。平成十五年一月以前は、録音はされて居ない。平成十七年以降は、講義は一般公開されて居らず、週刊日本新聞の購読者で登録し、入塾を承認された者に、限定されて居る。

 日本義塾の基本綱領は以下の通り。

 ユダヤ フリーメーソン イルミナティ NWOニューワールドオーダー、グローバリズムに対する批判的立場を堅持する。
 国際政経学会(昭和十一年〜二十年)の反ユダヤ 反フリーメーソンの思想戦の伝統を継承する。
 イルミナティサタニスト世界権力のイデオロギー、東京裁判史観、ニュルンベルク裁判史観を超克する。
 米英シオニストイスラエルをフロントとするイルミナティサタニスト世界権力による、日本民族抹殺、日本民族皆殺し侵略戦争に対して、自衛し、日本民族独立の戦いを展開する。
 反ユダヤ 反フリーメーソン 反イルミナティ 反NWOの国際的連帯を強化する。

 以上の基本綱領にもとづき、日本義塾出版部は、日本民族有志のための一般的教育活動を行なう。従って、日本義塾出版部は、商業営利的目的の出版とは無縁であり、純粋に、前記の綱領による、教育活動のための各種の非営利的出版活動を、今より開始する。有志の皆さんのご支援とご協力を要請する。

 平成十八年九月二十日記 日本義塾塾長 日本義塾出版部代表 太田龍 (了)

 【案内】

 (1)日本義塾出版部の専用郵便振替口座開設。

    口座名称:日本義塾出版部 口座番号:00160‐6‐594323

 (2)日本義塾出版部の銀行口座開設

    指定口座番号:三菱東京UFJ銀行 雷門支店(カミナリモン) (普)0963393 日本義塾(ニホンギジュク)

 (3)最優先的に日本民族有志が入手して熟読すべき著作。

    太田龍著 「ユダヤの謀略、世界革命運動の秘密」(二百三十九頁)、定価千四百円、送料二百九十円(冊子小包)、送金は、日本義塾出版部郵便振替口座へ。(この本は、一九九五年泰流社からごく少部数出版されたが、同社が間もなく倒産して絶版と成り殆んど流通して居ない。在庫若干あり)

 「太田龍の時事寸評2006.9.21日付bP810」の「ブッシュ米大統領はサタン=悪魔であると、きわめて正当なチャべス・ベネズエラ大統領の国連総会演説」は次のように記している。日本義塾に関係するくだりを抜書きする。(れんだいこ責編集)
 以下に、日本義塾、平成十七年一月から平成十八年八月までの講義の演題目録を掲示する。なお、これらの講義は録音されて居り、希望者は購入可能である。一回二千円(送料含む)。送金は下記の日本義塾出版部の専用郵便振替口座へ。00160−6−594323 日本義塾出版部

 【事務局注】

  (不馴れのため、一部のテープに録音状態不十分なものがあることをあらかじめご承知下さい。とくに録音状態がひどい場合は、希望すれば録音状態のひどくない他の回のものに変更することも可能です。その場合はお手数ですが、ご返送下さい。)(了)

 【平成十五年度日本義塾開講(月一回)】

○ 平成十五年一月二十三日(木)………注:この回の録音テープ無。苗代国学精神の継承。

◯ 平成十五年二月二十七日(木)
  ウォルマートの日本侵入。日本の小売業者と地域住民の生活に、空襲警報。

◯ 平成十五年三月二十七日(木)
  岡潔、その正当且つ全体的な批評と評価。―明治十年、西郷隆盛没後、唯一人の代表的縄文日本人としての岡潔――

◯ 平成十五年四月二十四日
  胡 蘭成の思想に学ぶ

◯ 平成十五年五月二十二日(木)
  苗代国学の復活を、日本民族蘇生の第一歩に。とりわけ、「純正古事記」第五巻、「日本民族の結婚觀」を中心として。

◯ 平成十五年六月二十六日(木)
  米国のいはゆる「ネオコン」派の正体についての、日本で始めての、全面的、総体的曝露と批判。

◯ 平成十五年七月二十四日(木)
  「天皇破壊史」 「縄文日本文明一万五千年史序論」その読み方。イエズス会なるしろもの、及び、イルミナティ世界権力の対日侵略戦争、日本民族を一人残らず皆殺しにすることを目標とする侵略戦争の主たる工作機関について。その他。

◯ 平成十五年八月二十八日(木)
  苗代国学入門。そして、苗代国学の精髄を学ぶ。

◯ 平成十五年九月二十五日(木)
  孝明天皇の御代と、明治以降の、明確な断絶。評傅西郷隆盛のための序論。

◯ 平成十五年十月二十三日(木)
  天寿學文明の入り口としての、「たべのも學」及び「家畜制度全廢論」。

◯ 平成十五年十一月二十七日(木)
  デーヴィッド・アイクの英文新著『時間の輪の物語』を批評する。アイク思想展開の今後の問題點。

  及び、邦譯『不思議の国のアリス』(『究極の大陰謀――九・
  一一テロの最終審判』三交社、上下二巻、十一月二十日公刊予定)について。

◯ 平成十五年十二月十八日(木)
  幕末明治以降、売国奴福沢諭吉を尖兵とする極悪国賊売国奴学問奴隷、日本「経済学者、エコノミスト、経済評論家、経済官僚」などの売国奴性を徹底的に粉砕する。アダム・スミスを中核とするイルミナティ世界権力の悪魔主義イデオロギーの一掃。米FRB、イングランド銀行、BIS、IMF、世界銀行などの即刻廃棄。

【日本義塾平成十七年一月〜十二月講義の目録】

○ 平成十七年一月二十八日
  フリーメーソンとイルミナティ問題

○ 平成十七年二月二十五日
  西洋言語学の批判。西洋悪魔主義言語学とその手先=東大言語学科を中核とする日本の国賊言語学アカデミズムによる、日本言霊破壊百三十年侵略戦争。いかにしてこれに反撃すべきか。

○ 平成十七年三月二十五日
  日本が、昭和二十年八月十五日敗戦から形式的独立回復(昭和二十七年四月二十八日)まで、米(イルミナティ)占領軍のきわめて厳重な情報封鎖によって、世界情勢の推移から、完全に切断された。その空白が、その後も埋められることなく、ますます悪化して居る、その認識が必要。マッカーシー問題についての検証は、その最も重要なものの一つ。

○ 平成十七年四月二十二日
  坂元邁(ツトム)科学理論の解説と批評、その現代的発展。

○ 平成十七年五月二十七日  
  最近出現した重要なユダヤ人思想家 ヘンリー・メイコウについての研究

○ 平成十七年六月二十四日
  「九評共産党(中国共産党についての九つの論評)」(大紀元社説シリーズ)中共政権崩壊と、その後の展望。そしてそれが世界情勢に与える影響。そして更に日本への衝撃。

○ 平成十七年七月十五日
  櫻澤如一批評。その歴史的限界。そしてそれを乗り越える。

○ 平成十七年八月十九日
  スクーセン著「世界歴史をカネで動かす男たち」(裸にされた資本家)解説。陰謀論に対するイルミナティの手先たち、極悪売国奴學問奴隷たち、売国奴マスコミ人の誹謗中傷のその正體。

○ 平成十七年九月十六日
  坐の文化の傳統を日本民族が取り戻すことの重要性

○ 平成十七年十月二十一日
  「長州の天皇征伐」、そしてその長州の背後にひそむ魔物は。

○ 平成十七年十一月十八日
  小栗上野介の名誉回復

○ 平成十七年十二月十六日
  ジョン・コールマン博士著The TAVISTOCK INSTITUTE OF HUMAN RELATIONS 二〇〇五年十一月

【日本義塾平成十八年二月〜八月 講義の目録】

○ 平成十八年二月 
  鬼塚英昭著(「天皇のロザリオ」「二十世紀のファウスト」)をたたき台として「昭和天皇」を検証し、批判し、評価し、総括する。

○ 平成十八年三月 
  西郷南洲精神の現代的継承発展のための、これまで欠けて居た決定的な「環」についての考察

○ 平成十八年四月 
  ヴィクター・ソーン著「ニューワールドオーダー・エクスポーズド」(曝露されたニューワールドオーダー)の英語本と邦訳本を比較検証する。

○ 平成十八年五月 
  ケネディ暗殺事件

○ 平成十八年六月 
  マティアス・チャン著「早送りの未来―シオニスト米英帝国主義のメルトダウン」

○ 平成十八年七月 
  宇宙文明の在るべき理想像。李洪志と松居桃樓の解釈する法華経。

○ 平成十八年八月 
  一九九八年(平成十年)に開始されたユダヤイルミナティの第五次対日侵略戦争。

○ 平成十八年九月
  ロスチャイルド家の正体全面開示

【副島隆彦氏の太田龍・評】
 副島隆彦氏の太田龍・評」を転載しておく。
[604] 太田龍氏が私のことに言及しているので、私の考えを書きます。 投稿者:副島隆彦 投稿日:2007/08/08

 副島隆彦です。 下↓の「602」番で、 太田龍氏 のホームページの連載文の中に、私、副島隆彦に対する言及があると、隠密剣士という私たちの会員が、転載してくれている。

 私は、太田龍という言論人については、次のように考えている。

1. 私は、一度だけ、8年ぐらい前(2000年?)に、さる出版社の編集者を介して、東京の神田でお会いしたことがある。
 
 私、副島隆彦が太田龍氏に対して、強い関心を抱いたのは、日本を代表する「ユダヤ陰謀論の唱道者」としての太田氏ではない。

 1988年ごろに、ニューヨークタイムズ紙などのアメリカの大新聞などの主要紙が、「日本ではユダヤ陰謀論と反ユダヤ主義(アンチ・セミティズムanti-Semitism 、=セム語族系への人種差別言論)が蔓延している。これを放置してはならない」という論調の記事を書いた。その時、日本では、宇野正美(うのまさみ)氏と、太田龍氏が、言論弾圧にあって、このお二人の本は、実質的に、新聞宣伝できなくなった。イスラエル大使館広報部が、直接、日本の大手の新聞社各社に圧力をかけて、この二人の本は広告を出せなくなったので、従って、出版社各社の「自主規制」で、いくつかの出版社からは、本が出せなくなった、と私は聞いた。 

 おそらく、このことは事実だろう。いかなる事態であろうと、たとえ名誉毀損の訴えで、出版の指し止め判決が出ようと(つまり、被告である著者と出版社の敗訴)、私は、一切の言論は自由でなければならないと、考える、この場面では原理主義の人間であるので、宇野正美氏と、太田龍氏への言論弾圧に反対する。

 私は、太田龍氏の本を、1990年代に、書店で時々見かけた。パラパラとめくった程度であって、失礼ながら、これまで一冊も買ったことが無いので、しっかりと読んだことはない。私の家の本棚に一冊も無い。太田氏には申し訳が無いが、私は、彼の本をまともに読んだことがない。

 従って、以下の、まず、太田龍氏の文章の中の、(7)の 私、副島隆彦への非難は許容しない。

 (転載貼り付け始め)

 (7) そして、いかにして自分は、安全地帯に居て、筆者(太田)の著述の中の自分に都合のよい部分を、こっそりと剽窃できないものか、と。

 (転載貼り付け終わり)

 副島隆彦です。ここの「自分は、安全地帯に居て」 の、「自分」というのは、副島隆彦のことだが、私、副島隆彦は、これまで、言論戦と思想運動において、安全地帯にいたことは一度もない。いつも弾の当たりそうなところで生きてきた。だから、以上の、太田龍氏の書き方は、妥当ではない。 そのあとの、「筆者(太田)の著述の中の自分に都合のよい部分を、こっそりと剽窃できないものか、と。」
の「こっそりと剽窃」 したのではないか、と太田龍氏は、私、副島隆彦に対して、書いている。

 私は、人(ほかの言論人、学者、知識人)の文章を、「こっそりと剽窃(ひょうせつ)」するような人間ではない。私は、自分が、勉強になった、と思い、すばらしい内容だと思う文章は、著者、出典明示で、いつもかならず、引用文にする。それは、著作権法(これは、国際条約を日本国内でも批准=ひじゅん=して出来た法律)にある、ウライト・オブ・クオート(批評のための原著作から引用をする権利)として定められている。 私は、人の創見(そうけん、アイデア)と、文章 を盗用、盗文する人間ではない。

 ところが、上記の太田氏の文は、「(副島隆彦は) 筆者(太田)の著述の中の自分に都合のよい部分を、こっそりと剽窃できないものか、と。」 と、「ものか、と」と書いているので、「剽窃した」とははっきり書いていないので、私は、太田氏を、名誉毀損で訴えることが出来ない。 なかなか、狡猾(こうかつ)な爺(じい)さんである。

 太田龍氏は、私、副島隆彦が、ご自分の著作の中から、剽窃、盗用した、と明らかに考えられる箇所があったら、その部分を、明示して、私が盗用した、とお思いになる部分の私の文章も明示していただきたい。 それは、上記の(7) を書いた人間の責任として、どうしてもやらなければ済まないはずである。 あるいは、アイデア盗用でもいい。私、副島隆彦が、太田龍の思想や、分析や、情報の公公開から、影響を受けたと思われる、箇所があれば、その部分を明示してください。 それができないと、上記の (7)の文は、名誉毀損ということになります。 太田龍氏を支持する者たちであってもいいので、この仕事をやってください。こういうことは、徹底的になされなければならない。 

 2. 次に、私が、太田龍氏、お会いしたかったのは、日本における、ユダヤ陰謀論の草分けとして、評判の良い本の著者として、ではなくて、日本の新左翼(しんさよく、ニュー・レフト)運動の創成期(1956年ごろから)の重要な自分としてである。 

 戦前、戦後の日本の左翼 (=社会主義者たち。 日本共産党が、カトリックの総本山のヴァチカンのように、強大で神聖であり、戦前も戦後も、日本の理想主義の知識人層のほとんど90%以上が、日本共産党の権威に服していた。の理科系の大学教授たちであってもそうだった。 当時の日本共産党は知の権威であった。それに対して、日本社会党は、日本国の国民民衆、労働組合員たちにとてのソフトで温和な指導者たちであった)  の中から、生まれた、1956、7年の 「ハンガリー動乱」を契機にした、反ソビエトの民衆暴動、民衆蜂起、であった東欧各国の、モスクワ・クレムリン独裁体制(=ソビエト帝国)への反抗、抵抗があった。それの日本への波及と余波(アフターマス)としての、新左翼(ニューレフト)運動の創成期(=日本トロツキスト同盟)の主要な活動家像のひとりが、太田龍氏である。

 このことは、ここの「今日のぼやき」の2年ぐらい前の文章に、「太田龍論」として、もっぱら、この日本新左翼運動の創業期のひとりとしての、太田龍氏を、書いている。私が、そのなかで、一番書きたかったのは、「やがて、革マル派、中核派、第四インターナショナル派、として分裂してゆき、凄惨(せいさん)な、殺し合いに入っていった、日本の過激派運動の、創業期の一人として、可哀想に、死んでいった若者たちに対して責任を感じないのか」という一点であった。そのうち、私のこの「太田龍論」を、再度、続編も書いて、今日のぼやきに、載せようと思う。

 東京の飯田橋から日大の方に降りて行ったところの、ウニタ書店という、共産党の権威に逆らって、はやい時期から、新左翼運動を応援した経営者がいて、そこに集まった、きわめて敏感な感受性をした、若者たちがいて、彼らが、「君、この本知っている?」「ポーランドやハンガリーで今、起きていることを知ってる?」と、語りあった者たちの中から、のちの新左翼党派の指導者たちが、余れたのだ。革マル派(革共同、かくきょうどう)の創業者の黒田寛一(くろだかんいち)や、そこから分裂した、中核派の最高幹部で後に、マサカリで革マル派に殺された本多延ヨシ(ほんだのぶよし)や、第四インター(=ヨントロと呼ばれた)の西キョウジュたちであり、そして、太田龍氏も、そこにいたのだ。

 私、副島隆彦が知りたくて本人に確認したかったのは、その一点だ。ユダヤ陰謀論のような与太話(よたばなし)など、どうでもいい。
 多くの日本の若者たちが、1960年代末から70年の前半までに、「内ゲバ」と称された惨忍な殺し合いで、どれだけの多くの人間が、死に、そして身体障害者になっていったことか。私は、あの時代の少年兵であり、目撃者であるから、すべてのことを書き残してゆく。それが、自分の同時代人への務めだ。 太田龍は、その創業期からの、歪(ゆが)んだ精神をした人間のひとりである。すべてを切開(せっかい)しなければならない。 1980年代から、自分だけ勝手に、ユダヤ陰謀論の、世界的な風潮を、目ざとく手に入れて、いち早く、日本でのユダヤ陰謀論の主導者となって転身した、その変わり身の良さには、ひとりの日本知識人としての、連続性の表明が無い。自分の思想転向経緯の説明が無い。

 レオン・トロウツキーでさえが、ヤコブ・シフとマックス・ウオーバーグ(アメリカ英語読み。スイス・ドイツ語読みなら、マックス・ワールブルグ、大きくは、ロックフェラー家の大番頭たち) に巨額の資金をもらって、亡命先のニューヨークで豪遊していた、という事実を、アメリカの真実言論派(しんじつげんろんは、truth activists トゥルース・アクティヴィスト  私、副島隆彦はここに入る) が、1980年代から、どんどん暴き立てるようになった。 そうすると、「日本トロツキスト同盟」(これが、日本の新左翼運動の最初の団体)に集まった人たちは、みんな、大きくは世界政治の謀略に操(あやつ)られた愚か者たち、ということになる。事実、そういうことだろう。私、副島隆彦は、「(大きな枠組みの中の)事実しか信じない」と決めいている。いい加減で、あやふやな妄想(もうそう)の類には騙(だま)されない。

 私、副島隆彦は、太田龍氏のこの経歴に対して、敬意を表していたので、一度、お会いしたかった。痩(や)せた小柄な、謹厳実直の人物であった。その時、私は、「ああ。この人は、本当は立派な学者さんになって、すぐれた学問研究をなさるべき人だったろうに」と強く思った。太田氏は、柔和で温厚な人であり、あのような「ユダヤが世界を支配する」というような書名の本の書き手だとは、普通の人なら思わないだろう。 私、副島隆彦も「会ってみたら、穏やかな人だったので、拍子抜けした」と、書いてくださる人が多い。

 ただし、太田龍氏や、私のような、もの書き、言論人は、いわゆる癇癪(かんしゃく)持ちなので、共通して、激発性の性格をしている。この点は、物書き・言論人を目指さない人は、ご注意ください。「私たち言論人という人種」は、時々、勝手に爆発して、(周囲の、常識的な基準からすれば、)異様な言動をしますから、あまり近寄らない方がいいです。この私の洞察は、はおそらく真実でしょう。出版社の編集者たちは、おそらく、ほとんどが、私のこの意見に泣いて賛成してくれるでしょう。「著者というのは、ほとんどが変人だ。取り扱い注意」だと、彼らは言います。

 3.太田龍氏は、お会いして話している中で、私、副島隆彦に対して、「副島さん。いっしょに本を出しましょうよ」と言ってくださった。
 彼は、私のアメリカ研究の本のことを知っておられた。おそらく、ある程度は、パラパラとめくって、読んでくださっていたのだろう。あるいは、編集者から、あれこれ聞いてたのだろう。私の主著である、『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』抜きで、日本のアメリカ政治思想研究が成り立つとは、私は、今でも思っていない。私よりも年配の人間たちであっても、私の、この主著に対する敬意だけはあるだろう。私のこの本抜きで、日本の政治知識人業界が成り立つとは、私は思わない。そのように、私はずっと豪語してきた。今もこの考えは変わらない。

 私の、この『覇権アメ』を、その内容と質の点で、追い抜くような本が出てくるまでは、私は、自分が、日本国の政治思想研究では、第一人者であると、密かに(でもないか)思っている。 私のこの書き方に対して、反感を覚えるものがいたら、反論せよ。私のこの主著を材料、土台にして、どのようにでも叩(たた)いてみて欲しい。私がここまで言うのだから、誰でもいいから、是非、試みてください。 ですから、太田龍氏の以下の文の、

( 転載貼り付け始め)

  (1)このひとはかつて、アメリカのことは何でも知っている。アメリカについての知識はオレサマが日本一、と言った風に自己宣伝していたことがある。

 (転載貼り付け終わり)

 の箇所は、全体観察としては正確であって、私は納得する。 ただし、「アメリカのことは何でも知っている。オレサマが日本一」と書いたこととはない。「現在のアメリカ政治思想の、各流派、とその思想の原理の研究では、私が一番知っている」と書いてきた。太田龍氏が、私のアメリカ研究のことを、上記のように見ていることが分かった。私のこの本を、細かく検討して、私の主張の間違いとか、欠点とかを、指摘してみてください。私が、自分の書いたことの間違いや、思想の流派の理解で、大きな思い違いを指摘してくれて、私が、それに納得したら、その時は、その人は、私の先生です。 私は、より優れた思想理解と、より優れた頭脳にしか、敬意を表さない。

 たかが、おどろおどろしい、ユダヤ陰謀論ごときに、何の敬意を持てると言うのか。私、副島隆彦がやっているのは、「アメリカで、1960年代に生まれた(JFFKが暗殺されたあとから)、ユダヤ陰謀論という、思想流派の中から、真実の部分を、丁寧に拾い集めて、日本人に理解できる範囲で、再構成しなおしたい」ということだ。だから、私は、おかしな、宇宙人とか、爬虫類(レプタリアン)人間が、地球人類を支配している、という、妄想を少しでも共有している、私が、「極北(きょくほく)の人たち」と呼ぶ人たちに対しては、一切の、敬意を持たない。馬鹿だと思っている。 勝手にやって、自滅してゆけばいいと、思っている。軽度の精神障害者か、相当に性格の偏向した人間たちの世界だと思っている。 

 だから、そのあとの太田龍の、

 (転載貼り付け始め)

  (2)しかし、それは違う。このひとのアメリカ観、とくにアメリカの政治についての知識と認識は、アメリカを占領支配して居る、ユダヤ
   イルミナティ フリーメーソン 三百人委員会の檻の中のゴミ情報に過ぎなかった。

 (転載貼り付け終わり)

 の中の、「三百人委員会」という考えを、私は、採用しない。支持しない。ジョン・コールマンというイギリス情報部員だった (と自称している人。M I 6=エム・アイ・シックス=が、こんな人物を採用しただろうか。 イアン・フレミング著の「OO7」の真のモデルは、ヴィクター・ロスチャイルド卿であって、彼は、イギリス・ロスチャイルド家の当時の総帥であり、ジェイコブ・ロスチャイルド卿の父である) で、アメリカにわたって、それで、よくもああやって生きておれるものだ。きっと、コールマンは、ロックフェラー家が、ロスチャイルドを攻撃するための人材として育てられた、特殊な人間なのだろう、としか、私、副島隆彦は思わない。 ジョン・コールマンの本の、「三百人委員会」という本は、出版社から送られてきたものが、私の書架にはいっている。 バルフォア宣言のあたりは、勉強になった、という記憶がある。

 私、副島隆彦は、同様に、「レプタリアン(爬虫類人間、宇宙生物?)が、地球を支配している」という、荒唐無稽なことを書いている、これもイギリス人なのに、「イギリス女王が諸悪の根源だ」と、書いている、デイヴィッド・アイク という人物も支持しない。 こういう人々にはきっと裏の隠された事情があるだろう。 

 イルミナティ=フリーメイソンリー(マズォニック)についてjは、『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』を訳しながら、私は、大変、重要なことに気づいて、学習したので、それを日本国内に客観的な事実として伝えよう努力している。このことは、思想・学問研究上も重要だと考えて、いまも、「ラチオ ratio=合理」 と、「リーズン reason =理性」という強欲と拝金の思想に、ユダヤ思想の根本があるのだ、という大きな理解からの解明作業を今もやっている。

 私は、だから、サタニズム(悪魔サタン主義?)などどいう、訳の分からない言葉(フランスで19世紀に使われた言葉。敗戦後の紙芝居(かみしばい)の中のロンブローゾのような妖怪が、地球人類を支配しているなどという荒唐無稽(こうとうむけい)で、単純な考えに全く同調しない。

 たしか、アルバート・パイク(南北戦争の時の南軍の将軍の一人で、KKK運動の創始者で、イルミナティの 第4代?の世界中のグランド・マスター)が、たしか、「自分たちの神を、サタンにするか、ルシファー(宵の明星、よいのみょうじょう)にするか」で迷ったそうだ。それで、A.パイクが、サタン( 堕天使の悪魔で、devil デビル の中のひとりの固有名詞、サタンさん)を捨てて、ルシファーに決めたという。秘密結社のそういう創業者たちの世界だ。

 私、副島隆彦は、秘密結社の秘密とかも、すべて公然と、暴き立てたい、と考えている。一切の、妄想や幻想のはいる余地を残さない。

 この地上に、陰謀(コンスピラシー)はあるし、恐ろしい秘密結社は、たくさんあるだろう。それらの秘密を、知りうる限りの知識を情報を欧米社会から流れてくるものを、丁寧に、集めて、真実だと思われるものを、慎重に吟味(ぎんみ)して、そして公然と書いて、日本国民に知らせなければならない。その際に、自分自身が、「ミイラ取りがミイラ mummyになる」ような、愚かなことになってはならない。

 すべてを、明確して、明瞭にして、公然と提起して、「闇に隠れているもの」のすべてを、近代学問(サイエンス)の手法で、表に出すべきだ。 悪魔主義( diaborism ダイアボリズムと総称する。サタニズム ではない ) の一語で、何かが解明されたといことはない。そんな、おどろおどろしいものなど、存在しない。存在するのは、秘密結社の中の、犯罪を共同するための、犯罪行為の秘密の儀式だ。それに参加した者たちは、もう逃げられなくなる。その代わり、組織に忠実であれば、大企業の副社長とか、属国である日本の大臣とかには、してもらえるだろう。彼らは、「けものみち」(松本清張の小説の名)の世界に入り込んだ者たちが。もう引き返せないところに行った人たちだ。裏切れば、きっと、殺されるのだろう。

 しかし、それを指して、サタニズムなどと言えば済むのではない。これらの問題は、ヨーロッパ近代学問(サイエンス)の方法学(メソドロジー)に乗っ取って、その論理(ロジック)の使い方と理解のし方の枠に従って、出来る限り、厳格・厳密に、「事実の集合」として、細かく解明されなければならない。

 私たち、善良なる人間たちは、そういう恐ろしい権力人間たちの世界を知らないで、貧乏しながらも、平和に生きてゆけるのだから、幸せだ。

 4.太田龍氏は、次にこのように書いている。

 (転載張り付け始め)  

 (3)更にこのひとは、「小室直樹」と言う学者を、日本最高の学者、と持ち上げ、その小室氏の一番弟子を以て自任
     していた。

  (4)しかし、小室直樹は、きはめて平凡な米国イルミナティ学界の系列下の売国奴ボンクラ学者の一人であるに過ぎ
     ない。

 (転載貼り付け終わり)

 副島隆彦です。 私は、、「小室直樹と言う学者を、日本最高の学者、と持ち上げ」ている。今でもそうだ。小室直樹だけは、日本のソシアル・サイエンス(人間社会を扱う近代学問)において、本当に天才だ思う。他にはいないようだ。 しかし、私、副島隆彦は、「その小室氏の一番弟子」ではなくて、一番弟子は、橋爪大三郎(はしずめだいざぶろう)東京工業大学教授であり、私は、「100番目ぐらい」の弟子だと思う。残りの弟子たちも筑波大学教授とかいるが、彼らは、そのように自己表明しない。小室直樹から習った、学んだ、と書くことに、差しさわりがあると考えているようだ。

 小室直樹先生が、「米国イルミナティ学界の系列下の売国奴ボンクラ学者の一人」であるか否かは、私は知らない。その「米国イルミナティ学界」というのは、何ものなのか、太田龍氏自身も知らないだろうから、そういう無意味な言葉は、使わない方がいいと思う。無意味な言葉は、読んでいる方には分かるので、書き手の知能程度と学識の無さが、露出するので、注意深くなければならない。

 私、副島隆彦の前述した、主著である『覇権アメ』に、現在のアメリカの超一流の政治学者たちの世界のことは、分かりやすく書いているので、太田先生も、再度、今度は、パラパラでなく、お読みになったらいい。 この本の間違いとか、欠点とかのご指摘があれば、それに対しては、私は、いつでも、誰からの批判でも、即座にお返事することに決めている。 それぐらい、私は自分の、フィールドワークである、アメリカ思想研究に、自分の領域だという自信をもっている。日本人で、アメリカ政治研究に関心がある人で、私に何か、言える者がいたら、表に出てくるがいい。いい加減なことを、書く(言う)と、鎧袖一触(がいしゅういっしょく)で、叩きのめすだろう。相手がどんな人間でも構わない。 小室直樹先生さえも、私は、このアメリカ研究によって、超えたと、自分では、自負しているのである。

 それと、最近は、私は、中国の易姓革命(えきせいかくめい、湯武放伐、 とうぶほうばつ)論を肯定し、日本の愛国派として「日本国天皇は、無前提に、無条件に、日嗣(にっし、太陽の直接の子供)である」とする、天皇崇拝論を、小室先生が「天皇の原理」(文藝春秋社刊)で宣言している立場を批判している。 中華帝国(歴代中国王朝)の皇帝(こうてい)を名乗ったものたちは、簒奪者(さんだつしゃ、覇者、はしゃ)であるが、「自分に天命(天からの命令)が下ったので皇帝(天子、てんし)になったのだ」という、易姓革命説の方が、副島隆彦は、正直だと思う。ここでは、どうでもいいことだが。

 太田龍氏には、「西郷隆盛礼賛論」のような本がある。本屋で見かけて、パラパラめくったことがある。あれは、私の書いた「属国・日本論」 のパラダイムの臭いがした。加地将一(かじしょういち)という、剽窃癖のある人物の「操(あやつ)られた龍馬」という本は、私の「属国・日本論」が無ければ、成立しない本だ。私は、こういう点も問いただしたい。

 副島隆彦です。 ここで 筆を置いて中断します。 外出しなければいけない時刻になったので、ここまでしか書けない。残りの半分は、時間が出来たら、残りを書きます。 「隠密剣士」の、廊下ひばり君は、よろしく自分の生来の、その適性の仕事をやってください。

 副島隆彦拝






(私論.私見)

160813       

 

 <参考文献>
  『操られたルーズベルト カーチス・B・ドール著、馬野周二訳・解説 プレジデント社刊』  (注:カーチス・B・ドール氏は、ルーズベルトの元娘婿)
  『ルーズベルトが20世紀をダメにした E・M・ジョセフソン著、馬野周二監訳 徳間書店刊』    
 『ロックフェラーがアメリカ経済をダメにした E・M・ジョセフソン著、馬野周二監訳 徳間書店刊』
  『ロスチャイルド 世界金権王朝 ジョージ・アームストロング著、馬野周二監訳・解説 徳間書店刊』
  『権力の影 外交評議会「CFR」とアメリカの衰退 ジェームス・パーロフ著、馬野周二解説・訳 徳間書店刊』
  『経済裏陰謀の常識 馬野周二著 青春出版社刊』
  『世界革命とイルミナティ ネスタ・H・ウェブスター著、馬野周二訳 東興書院刊』 (日本にイルミナティの活動を初めて詳しく紹介した歴史的書。フランス革命がイルミナティによって起こされたという、恐るべき事実を詳細に論証。但し、本当の司令塔である英国の結社の本質に関しては記載がないので、この点を念頭に置いて読まれることをお薦めする)  
 『世界秘密結社 ・ ネスタ・H・ウェブスター著、馬野周二訳 東興書院刊』
  『ユダヤ財閥がヒトラーを育てた シドニー・ウォーバーグ著、牛山火壱訳・監修 第一企画出版刊』
  『国際秘密力 ジョージ・ランボーン・ウェスト著 私家本』 (実際に、寡頭勢力と長年に亘り戦ってきたG.L.ウェスト博士の貴重な未発刊書。博士のご厚意により紫霄閣のHPで全文を公開)
  『世界権力構造の秘密 ユースタス・マリンズ著、太田龍解説 天童三郎訳 日本文芸社刊』
  『300人委員会 ジョン・コールマン著 太田龍監訳 KKベストセラーズ刊』
  『秘密結社全論考(上・下)ジョン・コールマン著 太田龍監訳 成甲書房刊』                    (注:特に下巻が参考になる)
  『イルミナティ悪魔の13血流 ― 世界を収奪支配する巨大名家の素顔 、フリッツ・スプリングマイヤー著 太田龍監訳 KKベストセラーズ刊』
  『ヘンリー・フォードの警告 国際ユダヤ人 ヘンリー・フォード著、島講一編訳 徳間書店刊』
  『ADL ユダヤの告白 P・ゴールドスタイン、J・スタインバーグ共著、宇野正美訳 エノク出版刊』

 『衝撃のユダヤ 5000年の秘密 ユースタス・マリンズ著                     太田龍解説 歴史修正学会訳 日本文芸社刊』
 『アウシュウィッツ「ガス室」の真実 西岡昌紀著 日新報道刊』 
    『アウシュヴィッツの争点 木村愛二著 リベルタ出版刊』  

 <参考文献>     『ドイツ人捕虜収容所、死のキャンプへの道、消えた100万人                ジェームズ・バクー著、申橋昭訳 光人社刊』     
   ■カチンの森事件    ・ソ連軍が巨大な墓穴にポーランド将兵を生き埋め。死亡者数1万2千人。    ・第二次大戦は名目上、ポーランドをドイツから救うことで始まった。しかし戦争が終了     してみると、ポーランドはソ連が占領していた。この事件は、英米イスラエルが直接     手を下したものではないが、ソ連を作ったのは英米イスラエルの背後にいる寡頭勢力で     あるから、直接か間接かの違いだけである。   ■英米空軍によるドイツの無防備都市ドレスデンの空爆    ・この攻撃は戦闘行為ではない。攻撃対象は主に老人と子女であり、虐殺行為そのもの。     計画立案は英戦略爆撃調査部長官クルト・レウィン。死亡者数は13万〜39万人。        
(参考HP)
          
 <参考文献>     『被告 ジョージ・ブッシュ有罪 国際戦争犯罪法廷への告訴状             ラムゼイ・クラーク著 日本国際法律家協会訳 柏書房刊』   
 <参考文献>     『湾岸戦争は人類大虐殺の実験だった ドナルド・S・マッカルバニー著                       加賀昭彦訳・監修 第一企画出版』    
  <参考文献>     『日本に忍び入るユダヤ 牛山火壱著 第一企画出版』         『

 <参考文献>  
  『真珠湾 日本を騙した悪魔 ジョン・コールマン著 太田龍監訳 成甲書房刊』       

  <参考文献>    『9.11アメリカは巨大な嘘をついた ジョン・コールマン著  太田龍監訳 成甲書房刊』    <参考HP>     <紫霄閣> ジョージ・ランボーン・ウェスト博士 特別寄稿 「極暑の長日」     

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