ユダヤと世界戦争補講 |
(れんだいこのショートメッセージ) |
愛宕北山氏はここで、「ユダヤと世界戦争補講」とでも云える分析に向っている。様々な角度からこれを論じており、傾聴に価する話が満載でありそういう意味でも貴重である。 2006.1.17日 れんだいこ拝 |
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前節の記述から考える時、国際資本主義、国際共産主義、国際フリイ・メイスン祕密結社の国際機関が、何故にすべてユダヤの支配下に入るかが容易に明らかとなるであらう。即ち、他のあらゆる民族は、「血」の外に「土」に結び付いているので、「土」を離れた国際性を取り入れることは殆ど不可能であるので、国際機関の運用に当っては、到底ユダヤと競争する力はないのである。それ故に、国際機関の中には、本来は善良なる意図の下に非ユダヤ人によって設立されたものもないではないが、然しそれらは、暫時のうちにユダヤの侵入を受けて、殆どあらゆる国際的機関に利用されてしまうのである。 |
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我々の本来の目標は日本とユダヤとの関係を見ることであるが、既にこの点に関しては、主として日支事変を媒介とする場合ではあるが、以上に於ても多少は論及して来たのである。
この言葉によって、マルクス主義そのものの本質は既に明瞭であらうが、なお念のために我々はラーテナウにも耳を傾けることにしよう。
これは彼をして「赤の予言者」の名を得しめた著明の語であるが、それが既に1909年に書かれたものであることは、驚異に値するであらう。そちてこの三百人がユダヤ資本家乃至ユダヤ的フリイ・メイスン結社員であり、「将来の社会の発展」とは世界大戦をも含む西欧に於けるユダヤ支配完成の時期を指示していることは、ラーテナウの他の活動及び言説から判明するのである。
ラーテナウに取っては、彼自身もマルクスもスピノザもキリストも、何れもユダヤの世界支配の一指導者であるというのである。資本主義もマルクス主義も「知性」哲学もキリスト教も、何れもユダヤの世界支配の手段であるというのである。甞て我々によって紹介された今春(昭和13年)のカナダ共産党の宣伝ビラが、「共産主義の資金網を形成するユダヤ人の財産を保護せよ」と書いているのも、同じ事情を物語るであらう。
この引用は一言論機関の語に過ぎないのであるから、それに過大の予言的意義を附することは適切でないかも知れないが、然しユダヤがその純粹のユダヤ機関に於て内輪に発表するプログラム的言説は、極めてしばしばユダヤの世界政策を暗示していることがあるので、それを全然無視することもまた適切ではないのである。例えばかの「シオンの議定書」の如きも、ユダヤがその偽作であることをあらゆる虚偽の捏造によって否定するばかりか、例えば近年スイスベルン市の法廷を煩わしてまでもその横車を押そうとしたにも拘らず、世界の動きとユダヤの向背とがその僞作ではないことを証しているのみか、ベルンの法廷に於てさえ、ユダヤ側の裁判官によってユダヤ側の証人のみの言を用いて判決されなかった第二審に於ては、議定書をユダヤ政策のプログラムとする非ユダヤ人側の勝利に帰したのである。この意味に於ては、この一ユダヤ雜誌の言も注目に値するのであって、世界大戦後の世界の動きは、「ユダヤのための第二の世界戦争」の準備のために総てが計画的に進められて来たのであり、今もまたそうである。
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しかし蒋政権のねばり強さの謎は、国際フリイ・メイスン祕密結社と蒋閨閥又は蒋政府との関係を知るに至って一層よく判明する。この祕密結社に就いては、その起源・成立史・本質等に関して種々の説があるので、ここではそれ等の点に就いて論及することを差控えたいと思うが、少なくともユダヤ解放革命としてのフランス革命以来それがユダヤ世界政策の一機関と化していることは、ユダヤ人自身もしばしば主張している所である。念のためにここにその二三を紹介しておこう。
これは1866年に於けるアメリカの有力なユダヤ人アイザーク・エム・ワイズの言であるが、後述する純ユダヤ祕密結社ブナイ・ブリスの会員ゲー・カルペレスは1902年にこの結社の記念論文集に次のように書いている。
更に新しくは、1928年のフランスのフリイ・メイスン結社の一機関誌「象徴主義」に次のように記されている。
次に新らしい例をドイツに求めるならば、1925年のフリイ・メイスン結社の一機関「アウフ・デル・ヴァルテ」には、
「フリイ・メイスン結社員となるためには、狹隘なるドイツ的祖国的立場を捨てて、選ばれたる人即ちドイツユダヤ人とならねばならない」と記されている。
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一般論が長くなったので、ここで筆を転じて、いよいよ具体的に日本と関係を食つユダヤ人に関して記述することにしよう。勿論、日本と関係のあるユダヤ人と言っても、上述のことで明らかなように、その限界は決して明瞭ではないので、ここては主として現存のユダヤ人を見ることにし、時としてそうでない者にも及びたいと思う。なお国際民族としてのユダヤは、これまた既述の通りに、現在に於ては独立したユダヤ国を持っていないのであって、例えばパレスチナ又は満州国の北部に隣接するビロン・ピシャン州の如きは大局から見て問題とならないのであり、従って彼等は、常に表面的には英国・米国・ソ連人・フランスと称しているのである。日本との関係に於ては、彼等は何れもこれらの国人として登場して来るので、特に我々の関心を要するのである。
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ソ連が共産系ユダヤの本山であるとすれば、資本主義ユダヤの本山は現在では米国である。然し共産主義ソ連がいわゆる民主政策の採用などという名目の下に次第に資本主義化しつつあるのに対して、米国はジュー・ディールと評されるニュー・ディール政策等によって次第に赤化しつつあることを見る時、両者が最近迄国交上極めて親密であったのは自然の理であろう。三人に一人がユダヤ人である俗称ジューヨーク本称ニューヨークを有することによって象徴的に示されているように、現在最も多くユダヤ人の居住しているのは米国であり、また最も富裕且つ有力なユダヤ人の最も多く集っているのも米国である。最も過激であると称せられる純ユダヤフリイ・メイスン結社ブナイ・ブリスの所在地が米国であり、また日本で灯台社として知られている偽装ユダヤ的キリスト教団体の本拠が米国であることを考慮する時、如何に米国がユダヤの天国であるかは判明するであらう。
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次は英国が問題となるのであるが、甞てはユダヤ資本主義の中枢であり、また歴史的にはフリイ・メイスン祕密結社の本地であったこの国も、世界大戦後前者は米国に、後者はフランスにその地位を奪われた結果、今は老大国として次第にその世界帝国の影は薄くなりつつあるのである。しかし、過去幾世紀の間アングロサクソン民族の帝国主義的世界侵略の背後にあって常に策動し、その結実を殆ど独占的に横取りしていたユダヤ勢力の根は、今なお相当にに強靱なものであって、我々のしばしば説いた通りに、表面的には日英事変とさえ見ゆる日支事変も、更によく見れば日ユ事変であることが判明するのである。その理由は、在支英国財閥は例外なくユダヤ財閥であるからであり、そして前にも論及した通りに支那の貨幣改革もこのユダヤ財閥を中心としてなされたのであるし、また最近わが国にも時折半ば祕密裡に来朝して朝野の名士と会談するばかりでなく、しばしば待合にさえ出入するというポール・バッチなる人物が、表面的には駐支英国顧問であるにも拘らず、単なる英国人ばかりではなくて、在支ユダヤ財閥と密接な関係を持つ民族であるに違いないからである。 |
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最近までのフランスは、我々がしばしば指摘して来たように、最早真の独立国の資格が見られないのであって、或る時はソ連の属国であるかの如き観を呈するかと思えば、或る時は英帝国の属領であるかの如き相を示している。この国は、元来過激な大陸フリイ・メイスン結社の本地であるので、そこに根を下しているユダヤ勢力は、遂にはユダヤ人保護法を成立させることにさえ成功するに至っているのである。
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(私論.私見)