2016年、7月18日からの共和党全国大会ではドナルド・トランプが、7月25日からはじまったの民主党全国大会ではヒラリー・クリントンが、それぞれ代表候補の指名を受けた。今後の日程は、11月8日の一般有権者による投票、12月中旬の選挙人による投票と続き、来年1月上旬の第45代大統領と副大統領の正式決定、1月20日の大統領就任式という運びになる。指名を受けたクリントンは「大統領選では良心に従って投票しよう。未来と米国のために投票してほしい」と支持を呼び掛けている。一方、トランプは「民主党との最も重要な違いは、我々は米国を第一に据えることだ。8年ぶりに政権を奪還し、米国を再び安全に偉大にしよう」と訴えている。
ヒラリー・ローダム・クリントン(68歳)は、1947年10月26日、衣料品会社を営む父ヒュー・ローダム、専業主婦の母ドロシーの長女としてイリノイ州シカゴ市に生まれる。弁護士、ニューヨーク州選出の上院議員を歴任。第42代アメリカ合衆国大統領ビル・クリントンと結婚後、1993年から2001年までの8年間、ファーストレディに君臨。2009年から2013年までは国務長官に就任し、オバマ政権を支えた。この10数年、クリントンの体調不調や発病リスクがマスコミで取り沙汰されている。2005年、上院議員の時、バファロー市で演説中に失神(58歳)。2009年、イエメンで飛行機搭乗中に失神して転倒、肘を骨折(62歳)。2012年12月、ウイルス性胃腸炎に伴う脱水症状のため転倒、脳振盪(65歳)。精密検査で頭部の静脈に血栓が発見されたためニューヨーク・プレスビテリアン病院に緊急入院。2013年1月退院。12月30日、国務省7階で失神して転倒、脳震盪。ニューヨーク・プレスビテリアン病院に緊急入院(66歳)の罹患履歴がある。ニューヨーク・タイムズなど各紙の報道によれば、クリントンの前秘書が「クリントンは、失神発作を起こしやすく血栓ができやすい体質だった」と発言。ニューヨーク・プレスビテリアン病院の心臓専門医は「脳の凝血塊が脳卒中を引き起こすリスクがある。脳静脈洞血栓症の可能性が強い」と診断している。脳静脈洞血栓症は脳の静脈と脳硬膜静脈洞に血栓が生じる疾患。ウイルス性の下痢や脱水症状が続くと血液が凝縮するため、血流が遅い脳静脈洞に血栓ができやすくなる。血栓ができると脳の静脈圧が上昇するので、脳浮腫や脳圧の亢進、頭痛や嘔吐が起き、眼球の周りの静脈還流が悪化することから眼底にうっ血乳頭が生じ、脳卒中のリスクが強まる。『ナショナル・エンクワイアラー』(2013年1月18日)によれば、クリントンは「MRI(核磁気共鳴断層像)やMRA(核磁気共鳴脳血管撮影)による精密検査の結果、一時的な意識喪失または記憶喪失に関連する視力障害、もしくは失明を招く視神経系の疾患を発症する恐れがあると報じている。その原因は何か? クリントンも不妊のために人工授精を行った娘チェルシーも、人工甘味料アスパルテームを含むダイエット・コーラを愛飲する。アスパルテームの甘さはショ糖の200倍もある。メチル・エーテルを含むアスパルテームは、体内に入ると麻酔薬であるフリー・メチルアルコールに変化するため、慢性メタノール中毒の原因になる。その結果、脳のドーパミン神経系が阻害されメタノール依存症に陥る。メタノールは、網膜を委縮させるホルムアルデヒドやギ酸に変化することから、視覚神経が損壊。視覚系に酸素や栄養が欠乏するため失明につながる。万一、失明を免れても、網膜の中心部である黄斑に障害が生じる黄斑変性、視野狭窄、目のかすみ、閃光視、両眼の痛み、涙腺異常、眼球突出などの視覚障害や、耳鳴り、難聴騒音などの聴力障害をはじめ、偏頭痛、顔面痛、多動症、手足の感覚麻痺のほか、うつ病、恐怖症、てんかん、高血圧、心臓発作、脳卒中、頻脈、胃腸病、腹痛、下痢、血便、口唇のかぶれ、蕁麻疹、喘息など、数々の重篤な全身疾患を併発するリスクが高まる。内分泌攪乱物質であるアスパルテームは、乳汁分泌を促す黄体刺激ホルモンのプロラクチンを刺激して月経を引き起こすため妊娠を妨げる。奇形や精神薄弱児が産まれる催奇性物質でもある。アスパルテームの深刻なリスクはまだある。必須アミノ酸のフェニルアラニンの代謝が阻害され、中枢神経系を損傷させるので、乳児の心身の発育不全、痙攣、湿疹などの症状を示すフェニルケトン尿症を引き起こす。クリントンの娘チェルシーさんの体調も、乳児の状況も不明だが、何らかの病徴があるかもしれない。