2013 第23参院選選挙結果の総評

 (最新見直し2010.07.07日)

 関連サイト「れんだいこの為になる選挙分析



【2013.07.4日参議院選立候補政党の当選者数分析】
選挙前勢力 改選数 非改選数 候補者 選挙区
立候補者数
比例区
立候補者数
自民 84 34 50 78 49 29
公明党 19 10 21 17
与党
民主 86 44 42 55 35 20
みんな 13 10 34 19 15
維新 1 44 14 30
生活 11
みどり
大地
共産党 63 46 17
社民 20
沖縄社会
諸派 83 62 21
無所属 27 27
合計 237 116 121 433←438 271←251 162←187
選挙区
当選者数
比例区
当選者数
合計 新勢力
自民 47 18 65 115(+31)
公明党 11 20(+1)
与党
民主 10 17 59(-27)
みんな 18(+5)
維新 9(+6)
生活
みどり
大地
共産党 11(+2)
社民 3(-1)
沖縄社会
諸派
無所属
合計 48

【2013第23参院選比例区、選挙区党派別得票数一覧】
2013選挙区 2013比例区
  新議席 得票 得票率 前回率 新議席 得票 得票率
自民党 18 22.681.192 42.74% 33.38 47 18,460,404 34.7%
公明党 2.724.447 5.13% 3.88 7,568,080 14.2%
みんな 4.159.961 7.84%1 10.24 4,755,160 8.9%
維新 3.846.649 7.25% 6,355,299 11.9%
民主党 8.646.371 16.29% 38.97 10 7,134,215 13.4%
共産党 5.645.937 10.64% 7.29 5,154,055 9.7%
社民党 271.547 0.51% 1,255,235 2.4%
生活 618.355 1.17% 723,987 219847 943,836 1.8%
みどりの風 620.272 1.17% 430,673 0.8%
新党大地 409007 523,146 1.0%
緑の党 457,862 0.9%
幸福 191,643 0.4%
諸派 1350135 3.31% 2.97 649505 1.22%
無所属 2.098.603 3.95% 2.25
合計 53.072.476 100 53229612 100.0%

【過去3回の比例区党派別得票数比較一覧】
   (2001)得票数 得票率 (2004)得票数 得票率 (2007)得票数 得票率 (2010)得票数 得票率 (2013)得票数 得票率
 自民党 21,114,706 38.57 16,797,686 30.03 16,544,696 28.08 14,071,671 24.07 18,460,404 34.68
 公明党 8,187,827 14.96 8,621,265 15.41 7,765,324 13.18 7,639,432 13.07 7,568,080 14.22
みんなの党 7,943,650 13.59 4,755,160 8.93
維新 6,355,299 11.94
 民主党 8,990,523 16.42 21,137,457 37.79 23,256,242 39.48 18,450,140 31.56 7,134,215 13.40
 共産党 4,329,148 7.91 4,362,573 7.80 4,407,937 7,48 3,563,557 6.10 5,154,055 9.68
 社民党 3,628,635 6.63 2,990,665 5.35 2,634,716 4.47 2,242,736 3.84 1,255,235 2.36
生活 943,836 1.77
みどりの風 430,673 0.81
新党大地 523,146 0.98
諸派 649505 1.22
合計 58,913,683 100.00 58453432 100.00 53229612 100.00

 れんだいこのカンテラ時評№1155  投稿者:れんだいこ  投稿日:2013年 7月24日
 第23参院選選挙結果の総評その1

 2013.7.21日、選挙区73と比例区48の121議席を巡って争われた第23回参議院選挙が投開票された。投票率は52・61%で前回2010年の57.92%を5・31ポイント下回った。参院選では1995年の44・52%、1992年の50,72%に次ぐ過去3番目の低さとなった。

 今回からインターネットを使った選挙運動が解禁されたが投票率の向上には結びつかなかったことになる。都道府県別に見ると最高は島根県の60・89%、山形県の60・76%、鳥取県の58・88%と続いた。最低は青森県の46・25%。沖縄県を除く46都道府県で前回を下回り、最も落ち込んだ富山県では14・63ポイント低下した。

 公示翌日の5日から20日までの16日間に期日前投票をした人は総務省の速報値で47都道府県で1294万9982人となり、前回10年参院選の1208万5636人に比べ7・15%増えた。全体の有権者に占める割合は12・36%だった。参院選で期日前投票が始まった04年以降、増加が続いている。

 選挙結果の総評は、「与党系の自民大勝、公明堅調、みんな躍進、維新善戦、中間系の民主惨敗、野党系の共産躍進、社民鉄槌、小沢系の生活、みどりの風、新党大地は最悪の議席ゼロ」と云う結果となった。これを、もう少し詳しく確認しておく。

 自民党が、改選前の34議席から65議席と大幅に議席を伸ばし完勝。公明党と合わせ全議席の過半数を獲得し衆参の「ねじれ」状態が解消した。選挙区で負けたのは岩手と沖縄のみで31の1人区で29勝2敗と圧勝した。2人擁立した3人区の千葉、5人区の東京を含め複数区では完勝した。比例区でも得票率で他党を引き離し2001年の20議席にあと2議席まで迫った。

 公明党は10議席から11議席と手堅く微増させた。候補を擁立した東京、神奈川、埼玉、大阪の4選挙区で全員当選、前回10年の9議席を2議席上回った。

 民主党は44議席から17議席と大幅に議席を減らした。結党以来最低だった2001年の26議席をも大幅に下回り、先の衆院選に引き続いて惨敗した。1人区で公認19名全員が敗け、自民と議席を分け合っていた2人区でも宮城、京都、兵庫で競り負けた。比例では1桁の7名に落ち込んだ。民主党参院幹事長の一川元防衛相、同党副代表の岡崎元少子化担当相、比例代表に出馬した石井一参院予算委員長、元農相の鹿野道彦氏ら大物議員が相次いで落選した。

 日本維新の会は2議席から8議席へと伸長善戦した。大阪と兵庫で議席を得ており関西での根強さを見せつけた。但し全体としては伸び悩みの印象がある。

 みんなの党は3議席から8議席へと躍進した。宮城と埼玉、神奈川、愛知で議席を獲得している。

 共産党は3議席から8議席へと躍進した。東京と京都、大阪で当選させ12年ぶりに選挙区での議席を獲得し比例区でも健闘した。

 社民党は2議席から1議席へと更に後退した。選挙区では議席を取れず比例代表で党幹事長の又市征治氏が議席を守った。社会党時代も含めて過去最低の獲得議席となった。

 生活の党、みどりの風、新党大地は議席を獲得できなかった。生活の党は8議席を失い、みどりの風は4議席を失った。これにより、みどりの風は政党助成法に基づく政党要件を失うことになった。

 同法は、〈1〉所属国会議員が5人以上〈2〉直近の衆院選、参院選、前々回の参院選のいずれかで得票率が全国の投票数の2%以上で、国会議員1人以上が所属――のどちらかを満たすことを政党要件として規定している。みどりの風は、参院選で改選議員4人が全員落選したため、4人の任期が切れる今月29日以降は、所属国会議員が亀井静香、阿部知子両衆院議員の2人になる。同党は、昨年の衆院選後に設立され、過去に国政選挙を戦っていないため、二つの政党要件をいずれも満たさなくなるとのことである。

 各党の比例区の得票率を確認すると、自民党・34.7%。過去最高の86年参院選の38.58%、「小泉旋風」が起きた01年参院選の38.57%、「郵政解散」による05年衆院選の38.2%などに次ぎ過去6番目に高い得票率となった。民主党は13.4%。昨年衆院選の比例代表の得票率16.0%からさらに低下し、1998年の結党以来の最低値となった。政権交代につながった2009年衆院選は42.4%。参院では07年に39.5%を得ており、ピーク時の09年衆院選と比較すると4年足らずで3分の1以下となったことになる。10年参院選、12年衆院選に続き3回連続で低下した。公明党・14.2%。昨年、結党後初めての衆院選で自民党に次ぐ得票率20・4%だった維新は11.9%と半減した。みんなの党は12年衆院選の8.7%と同水準の8.9%。共産党は12年衆院選の6.1%から9.7%。

 なお、先の衆院選以来の懸案であるムサシマシーンを各選管がどのように使っているのかの発表がないのが気にいらない。各選管のムサシマシーンの使用有無、及びどのような使い方をしているのかにつき発表させねばならない。

 れんだいこは、ムサシマシーンと磁気入りの投票用紙の辛みが臭いと見ている。次に無効票の精査をせねばならないと考える。投票者数と投票数との落差も確認したい。投票用紙に対しては磁気等の加工をさせない純度100%紙用紙しか使えない仕組みにさせる必要があることを提言しておく。

jinsei/


 れんだいこのカンテラ時評№1156  投稿者:れんだいこ  投稿日:2013年 7月24日
 第23参院選選挙結果の総評その2

 以下、れんだいこの第23回参議院選挙考をしておく。

 こたびは先の衆院選ほどには不正投開票疑惑が起こらないが疑念も消えない。大阪選挙区での維新の会のダントツの票も気になるが指摘だけにとどめる。敢えて問題にするのは生活党の議席ゼロに対してである。同党の比例区票を全国集計すれば相当の票を得ているはずであるところ、わずか5名の選挙区票で618355票あるのに比例区票が全国で943863票しかなく、その差が325508票。全国で32万票余しか上乗せしていないという結果となっている。

 しかも、5名の選挙区票が比例票に結びついていない。これは先の衆院選に続く同じ現象である。これを確認するのに青森では76342→23167である。選挙区票の3分の1しか回っていない。岩手では91048→102112で微増している。これが本来の姿だろう。千葉では148240→70007、選挙区票が半減している。新潟では165308→45182、選挙区票の4分の1しか回っていない。広島では137327→32354となっている。やはり選挙区票の4分の1しか回っていない。岩手以外では共に大幅に選挙区票から減らしていることになる。

 選挙区票と比例区票は概ね一致するのが普通であり、且つ比例区票は選挙区票よりも増えるのが普通であるところ逆現象が起きていることになる。他方、維新、みんなの党では連動している。即ちこれが普通であるところ生活とみどりの風は大幅に減らすという結果になっている。この現象をどう説明できるだろうか。信じられない気がする。

 結局、比例議員1人を当選させるのに約100万票必要なところわずかに及ばない結果になっているが、ムサシマシーンによる操作の可能性はないのだろうか。あるいは無効票の中に生活、みどりの風、新党大地の票が入れられている可能性はないだろうか。

 れんだいこ的には生活の党の議席ゼロが信じられない。投票用紙は既に束ねられていると思うので、そう難しい作業ではなかろう。手間はかからないと思うので同党の検票を要請したい。ついでに新党大地、みどりの風のそれも要請したい。ムサシマシーンがこれらの党に限って票の読み替え、無効票化させている可能性の疑念が消えないからである。

 これに関連して、小沢代表は21日夜の記者会見で、「大変厳しい選挙結果だと思っている。岩手県の結果については、正直言って大変驚いている。今もって信じられない」と語っている。小沢代表の弁は元民主党の復興相にして無所属から出馬した平野氏が事前の接戦予想を覆し、自民の田中、生活の関根に大差をつけて完勝したことに対するものであるが、不正選挙告発の意味に捉えることも可能であろう。

 先の衆院選では民主党壊滅の流れの中で野田首相が独り過去のどの選挙よりも最大得票して話題になったが、同じような現象と考えられないだろうか。れんだいこ的には、敗北を再確認するためにも検票をお願いしたい。ムサシマシーンによるインチキ開票操作問題に決着をつける為にもスッキリさせてほしいと思う。

 そういう疑念はあるが仮に実数だったとして以下のように思う。それにしても、生活の党、みどりの風、新党大地が雁首揃えて討ち死にしたのは選挙戦術上に大きな問題があったのではなかろうか。

 れんだいこ的には特に社民党の戦術が拙(まず)すぎると思う。共産党は従前より全選挙区立候補にシフトして「唯一の野党」を誇る党であるので共闘はあり得ないので対象外として、少なくとも社民党の音頭取りで自公共闘に対抗する左派連合を模索する必要があった。

 れんだいこ的には解党前の最後の救命線として党合同まで視野に入れたいと思う。党内に生活の党、みどりの風、新党大地、社民党が派閥的に生息し、党中央を選出し、その党中央権限の権能と限界を規約化し、常時共闘的に党運営する方が活力と魅力を増すのではなかろうかと思う。共産党の民主集中制論、一枚岩、満場一致体制と異なる別の組織論を持つ国民生活擁護党が必要と思う故に提言しておく。

 ところが、社民党が実際にやったことは、生活の党の次期指導者たる森ゆうこ出馬の新潟選挙区に対抗馬を立て票の分散を画策したことに象徴されるように何ら戦略性のない否反動的な且つ僅か5名の選挙区候補擁立であった。その結果、選挙区では箸にも棒にも掛からない僅かな評しか取れず全員落選し、比例区で辛うじて党幹事長の又市を当選させると云うテイタラクの結果となっている。

 こういう指導しかしない福島執行部の辞任、責任追及が行われるべきであると考える。福島党首は、共産党同様に口ではいいことを言うがやっていることがデタラメである。賞味期限を完全に終え、かっての土井たか子体制の腐臭域に入っていると思う。沖縄選挙区で、社会大衆党の糸数慶子に対し社民、共産、生活、みどりが推薦し自公民候補に堂々と競り勝っている。これを範とせねばなるまい。

 東京選挙区で山本太郎が当選したのは新しい時代の幕開けだろう。既成の陳腐に化した運動理論とは別の日本在来土着系の百姓一揆魂による日本的左派運動の構築に向けて邁進されることを望む。共産党が東京、京都、大阪の選挙区で当選させたのは久方の朗報であるが今後を見守りたい。時代は徐々にながら基底部で変化しつつあり新しい息吹を感じる。

 最後に。何故に自民党が大勝したのかの要因を確認しておく。結論は、他の諸問題に優先させて何よりも自民党だけがアベノミクスと命名するところの経済政策、景気対策を押し出していたことによる。要は、国民に対する飯の食わせ方に対する提言である。他党は自前の経済政策、景気対策を押し出さぬままアベノミクス批判に明け暮れ、自前の政財政策を打ち出さない。あるいは打ち出しているのだろうが他の諸問題との絡みの中で埋没させている。政治の要諦は「国民が飯を食えるようにする」ことにあり、他党がこれに配慮しない分、アベノミクスを押し出した自民党に期待をかけるという構図になったように思われる。

 生活党に限って言えば、自公民的経済政策、景気対策とは一味違う生活党的日本救済経済政策を打ち立てそこなったところに敗因があるのではなかろうか。例えば、原発再稼働反対、新エコエネの主張だけではなく、これに伴う新需要、新景気、技術、雇用の創出と云う点での青写真を示す必要があり、実際にこの道を力強く牽引すべきなのではなかろうか。分かりやすく言えば対案能力である。これに欠けているところが自民党絶対優位の壁を崩せない主因なのではなかろうか。同じことを繰り返しても意味がないと考える。

 2013.7.24日 れんだいこ拝

 jinsei/

【新聞各社の選挙特集】

 毎日参院選特集朝日参院選特集、読売参院選特集日経参院選特集、産経参院選特集


【選挙区事情見どころ&結果考】
 全国73議席の各選挙区事情見どころを確認する。民主党各候補者の護憲度を硬派、準硬派、護憲派の順に記す。未記載は態度保留ないしは改憲派に近いということになる。
選挙区 定数  見どころ
 北海道
北海道  自民1(伊達)確定。残りの1議席を争う。
伊達 忠一 (74) 自民 903,693 37.7%
小川 勝也 (50) 民主 583,995 24.4%
浅野 貴博 (35) 大地 352,434 14.7%
森  英士 (35) 共産 272,102 11.4%
安住 太伸 (43) みな 261,802 10.9
 他に、森山 佳則(46)諸派新。
 東 北
青森  自民の滝沢対生活の平山の争い。
滝沢  求 (54) 自民 261,575 51.3%
平山 幸司(1) (43) 生活 76,432 15.0%
波多野里奈 (40) みんな 63,528 12.5%
工藤  信(59)無属新 53,062 10.4%
吉俣  洋 (39) 共産 48,290 9.5%
 他に、石田 昭弘(54)諸派新。
岩手
平野 達男 (59) 無属 復興相。2013年4月、民主党離党。 243,368 39,7
田中 真一 (46) 自民 慶応大学ラグビー部の前監督。 161,499 26,4%
関根 敏伸(2) (57) 生活 91,048 14,9%
吉田 晴美 (41) 民主 元議員秘書。 62,047 10,1%
菊池 幸夫 (54) 共産 46,529 7,6%(NHK8,322
 他に高橋 敬子(51)諸派新。
宮城
愛知 治郎 (44) 自民 421,634 44.7%
和田 政宗 (38) みんな 220,207 23.3%
岡崎トミ子 (69) 民主 215,105 22.8%
岩渕 彩子 (30) 共産 76,515 8.1%
 他に皀  智子(41)諸派
秋田
中泉 松司 (34) 自民 260,846 52.3%
松浦 大悟 (43) 民主 194,497 39.0%
佐竹 良夫 (62) 共産 36,371 7.3%
 他に西野  晃(36)諸派新。
山形
大沼 瑞穂 (34) 自民 272,779 48.2%
舟山 康江 (47) みどり 252,040 44.6%
太田 俊男 (59) 共産 33,718 6.0%
 他に城取 良太(36)諸派新。
福島 1←
森  雅子 (48) 自民 484,089 56.6%
金子 恵美 (48) 民主 240,842 28.2%
岩渕  友 (36) 共産 77,401 9.0%
遠藤 陽子 (63) 社民 35,801 4.2%
 他に杉内 一成(80)諸派新、酒井 秀光(45)諸派
 関 東
栃木
高橋 克法 (55) 自民 376,553 48.1%
沖  智美 (32) みんな 201,895 25.8%
谷  博之 (70) 民主 158,577 20.3%
小池 一徳 (52) 共産 41,351 5.3%
 他に杉浦 満春(45)諸派新。
群馬
山本 一太 (55) 自民 580,144 71.9%
加賀谷富士子 (35) 民主 123,725 15.3%
店橋世津子 (51) 共産 91,905 11.4%
 他に安永  陽(65)諸派新。
茨城
上月 良祐 (50) 自民 560,642 48.4%
藤田 幸久 (63) 民主 204,021 17.6%
石原 順子 (52) みんな 153,403 13.3%
石井  章 (56) 維新 127,823 11.0%
小林 恭子 (62) 共産 97,197 8.4%
 他に中村 幸樹(49)諸派新。
千葉
石井 準一 (55) 自民 680,706 28.5%
豊田 俊郎 (60) 自民 418,806 17.5%
長浜 博行 (54) 民主 388,529 16.3%
寺田 昌弘 (45) みんな 285,007 11.9%
寺尾  賢 (37) 共産 232,477 9.7%
花崎 広毅 (36) 維新 186,259 7.8%
太田 和美(3) (33) 生活 148,240 6.2%
 他に松島 弘典(56)諸派新、渡辺 裕一(58)諸派新。
埼玉
古川 俊治 (50) 自民 1,000,725 34.1%
矢倉 克夫 (38) 公明 599,755 20.4%
行田 邦子 (47) みんな 485,559 16.5%
山根 隆治 (65) 民主 389,625 13.3%
伊藤  岳 (53) 共産 353,594 12.0%
川上 康正 (48) 社民 65,749 2.2%
 他に谷井 美穂(50)諸派新、宮永 照彦(56)諸派新。
東京  27年ぶりの2議席獲得を目指す自民党は丸川と武見を擁立している。民主党は公示直前に候補者を一本化し鈴木を公認。公認を取り消された大河原は無所属で出馬。菅元首相が後押ししている。公明党は党代表の山口。共産党は吉良。みどりの風は丸子。東日本大震災以降、脱原発運動に参加している俳優の山本は無所属で出馬。生活の党や社民党の支援も受けている。日本維新の会からは元アナウンサーの小倉が出馬。みんなの党は写真家の桐島ローランド。
丸川 珠代 (42) 自民 厚生労働政務官 1,064,660 18.9%
山口那津男 (61) 公明 党代表  797,811 14.2%
吉良 佳子 (30) 共産 党都委員 703,901 12.5%
山本 太郎 (38) 無属 俳優 666,684 11.8%
武見 敬三 (61) 自民 元厚生労働副大臣 612,388 10.9%
鈴木  寛 (49) 民主 元文部科学副大臣 552,714 9.8%
小倉  淳 (55) 維新 (元)日本テレビアナ
桐島ローランド (45) みんな 写真家  320287
大河原雅子 (60) 無属 予算委員  236953
丸子 安子 (45) みどり 会社社長 70571
 他に中松義郎(85)無属(発明家) 、釈量子(43)幸福実現党新、松本実(66)無属新(会社社長)、又吉光雄(69)諸派新(政治団体代表)、マック赤坂(64)諸派新(スマイル党総裁)、鈴木信行(47)諸派新(新風代表)、森純(65)無属新(元会社員)、犬丸勝子(58)無属新(介護事業所経営)、中村高志(53)無属新( ビル管理会社員)、西野貞吉(77)無属(元陸上自衛官)。
神奈川 4←
島村  大 (52) 自民 1,130,652 28.8%
松沢 成文 (55) みんな 740,207 18.8%
佐々木さやか (32) 公明 629,662 16.0%
牧山 弘恵 (48) 民主 461,006 11.7%
畑野 君枝 (56) 共産 444,955 11.3%
水戸 将史 (50) 維新 242,462 6.2%
露木 順一 (57) みどり 119,633 3.0%
木村 栄子 (65) 社民 76,792 2.0%
 他に森下正勝(69)無属新、及川幸久(53)諸派新、溝口 敏盛(66)諸派新。
山梨
森屋  宏 (56) 自民 142,529 37.3%
坂口 岳洋 (42) 無属 75,686 19.8%
 他に青木茂樹(44)無属新、林祥三(65)無属新、田辺丈太郎(32)諸派新。
 東 海
静岡
牧野 京夫 (54) 自民 634,789 41.5%
榛葉賀津也 (46) 民主 458,095 30.0%
鈴木唯記子 (38) みんな 187,055 12.2%
望月 飛竜 (43) 維新 119,109 7.8%
森  大介 (44) 共産 115,411 7.6%
 他に中野 雄太(39)諸派新。
愛知
酒井 庸行 (61) 自民 1,056,145 35.4%
大塚 耕平 (53) 民主 741,598 24.9%
薬師寺道代 (49) みんな 347,411 11.6%
本村 伸子 (40) 共産 271,278 9.1%
近藤  浩 (52) 維新 263,918 8.8%
宇田 幸生 (40) 減税  152,038 5.1%
平山  誠 (61) みどり 62,985 2.1%
伊藤 善規 (64) 社民 47,104 1.6%
 他に宇田 幸生(40)諸派新、中根 裕美(39)諸派新、身玉山宗三郎(40)諸派新。
岐阜 1←2
大野 泰正 (54) 自民 500,580 58.8%
吉田 里江 (47) 民主 218,074 25.6%
鈴木 正典 (49) 共産 115,503 13.6%
 他に加納有輝彦(52)諸派新。
三重
吉川 有美 (39) 自民 373,035 44.2%
高橋 千秋 (56) 民主 317,261 37.6%
深尾 浩紹 (50) 維新 70,779 8.4%
中川 民英 (45) 共産 59,231 7.0%
 他に小川 俊介(41)諸派、大津伸太郎(48)無属新。
 北信越
長野
吉田 博美 (64) 自民 365,115 37.2%
羽田雄一郎 (45) 民主 294,588 30.0%
唐沢 千晶 (43) 共産 154,630 15.8%
角  恵子 (33) みんな 106,915 10.9%
 他に神津ゆかり(46)無属新、味岡 淳二(54)諸派新。
新潟
塚田 一郎 (49) 自民 456,542 43.0%
風間 直樹 (46) 民主 204,834 19.3%
森 ゆうこ (4) (57) 生活 165,308 15.6%
米山 隆一 (45) 維新 107,591 10.1%
西沢  博 (33) 共産 60,317 5.7%
渡辺 英明 (63) 社民 46,101 4.3%
 他に生越 寛明(48)諸派新、安久美与子(78)無属新。
富山
堂故  茂 (60) 自民 328,638 77.1%
高橋  渡 (50) 共産 51,569 12.1%
 他に吉田かをる(58)諸派新、西江 嘉晃(58)無属
石川
山田 修路 (59) 自民 321,286 64.8%
一川 保夫 (71) 民主 113,817 23.0%
亀田 良典 (64) 共産 40,295 8.1%
 他に宮元  智(53)諸派新、浜崎  茂(45)無属新。
福井
滝波 宏文 (41) 自民 237,732 70.6%
藤野 利和 (61) 民主 56,409 16.8%
山田 和雄 (46) 共産 35,600 10.6%
 他に白川 康之(56)諸派新。
 関 西
滋賀
二之湯武史 (36) 自民 305,872 53.4%
徳永 久志 (50) 民主 167,399 29.2%
坪田五久男 (54) 共産 86,587 15.1%
 他に荒川 雅司(38)諸派新。
京都
西田 昌司 (54) 自民 390,577 37.0%
倉林 明子 (52) 共産 219,273 20.7%
北神 圭朗 (46) 民主 201,297 19.0%
山内 成介 (47) 維新 164,825 15.6%
木下 陽子 (33) みんな 71,983 6.8%
 他に新藤 伸夫(64)諸派 、曽我 周作(34)諸派新。
大阪 4←
東   徹 (46) 維新 1,056,815 28.8%
柳本 卓治 (68) 自民 817,943 22.3%
杉  久武 (37) 公明 697,219 19.0%
辰巳孝太郎 (36) 共産 468,904 12.8%
梅村  聡 (38) 民主 337,378 9.2%
安座間 肇 (35) みんな 157,969 4.3%
吉羽 美華 (32) 大地  56573 1.5%
 他に藤島 利久(51)無属新、森  悦宏(46)諸派新、長嶺  忠(52)無属、中村  勝(62)諸派新、
奈良
堀井  巌 (47) 自民 354,658 58.6%
大西 孝典 (57) 民主 139,680 23.1%
谷川 和広 (34) 共産 91,704 15.2%
 他に田中 孝子(58)諸派新。
和歌山
世耕 弘成 (50) 自民 337,477 77.3%
原 矢寸久 (61) 共産 83,172 19.0%
 他に久保美也子(52)諸派新。
兵庫
鴻池 祥肇 (72) 自民 868,069 37.8%
清水 貴之 (39) 維新 598,630 26.1%
辻  泰弘 (57) 民主 343,551 15.0%
金田 峰生 (47) 共産 220,577 9.6%
下村英里子 (30) みんな 174,132 7.6%
 他に湊  侑子(30)諸派 、松本なみほ(39)諸派新。
 中 国
岡山
石井 正弘 (67) 自民 490,727 65.5%
高井 崇志 (43) 無属 180,864 24.1%
垣内 京美 (46) 共産 65,455 8.7%
 他に安原 園枝(51)諸派
広島
溝手 顕正 (70) 自民 521,794 46.3%
森本 真治 (40) 民主 194,358 17.2%
灰岡 香奈 (30) 維新 173,266 15.4%
佐藤 公治(5) (53) 生活 みどりの亀井静香元郵政改革担当相が支援。 137,327 12.2%
皆川 恵史 (69) 共産 86,145 7.6%
 他に日高 順子(50)諸派新。
山口
林  芳正 (52) 自民 455,546 79.4%
藤井 直子 (61) 共産 95,480 16.6%
 他に河井美和子(50)諸派新。
島根
島田 三郎 (57) 自民 202,181 57.8%
亀井亜紀子 (48) みどり 115,043 32.9%
向瀬 慎一 (42) 共産 26,255 7.5%
 他に池田 節子(57)諸派新。
鳥取
舞立 昇治(37) 自民 160,783 58.2%
川上 義博(62) 民主 82,717 30.0%
岩永 尚之(56) 共産 19,600 7.1%
 他に吉岡由里子(46)諸派新、井上  洋(64)無属新。
 四 国
香川
三宅 伸吾 (51) 自民 233,270 56.0%
植松恵美子 (45) 無属 142,407 34.2%
田辺 健一 (32) 共産 34,602 8.3%
 他に中西 利恵(50)諸派新。
愛媛
井原  巧 (49) 自民 373,047 66.6%
藤岡佳代子 (47) みんな 102,913 18.4%
植木 正勝 (60) 共産 61,385 11.0%
 他に森田 浩二(53)諸派新、郡  昭浩(52)無属
徳島
三木  亨 (46) 自民 179,127 57.5%
中谷 智司 (44) 民主 90,498 29.1%
上村 恭子 (55) 共産 29,733 9.5%
 他に小松 由佳(31)諸派新。
高知
高野光二郎 (38) 自民 159,709 52.9%
浜川百合子 (33) 共産 72,939 24.1%
武内 則男 (54) 民主 65,236 21.6%
 他に橋詰  毅(50)諸派
 九 州
福岡
松山 政司 (54) 自民 958,042 49.2%
野田 国義 (55) 民主 348,250 17.9%
吉田 俊之 (57) 維新 222,180 11.4%
真島 省三 (50) 共産 207,101 10.6%
古賀 輝生 (49) みんな 176,396 9.1%
 他に吉冨 和枝(54)諸派新。
大分
礒崎 陽輔 (55) 自民 250,915 50.0%
後藤慎太郎 (38) 無属 137,049 27.3%
山下  魁 (36) 共産 55,249 11.0%
浦野 英樹 (44) みんな 44,542 8.9%
 他に上田 敦子(46)諸派
宮崎
長峯  誠 (43) 自民 314,599 69.3%
道休誠一郎 (60) 民主 84,443 18.6%
来住 一人 (68) 共産 39,673 8.7%
 他に河野 一郎(53)諸派新。
佐賀
山下 雄平 (33) 自民 223,810 64.6%
青木 一功 (37) 民主 83,447 24.1%
上村 泰稔 (48) 共産 30,920 8.9%
 他に中島  徹(39)諸派新。
長崎
古賀友一郎 (45) 自民 359,805 59.2%
大久保潔重 (47) 民主 186,402 30.7%
原口 敏彦 (51) 共産 45,638 7.5%
 他に山田 聖人(47)諸派新。
熊本
馬場 成志 (48) 自民 450,617 60.6%
松野 信夫 (62) 民主 221,553 29.8%
山本 伸裕 (50) 共産 58,982 7.9%
 他に守田 隆志(63)諸派
鹿児島
尾辻 秀久 (72) 自民 403,450 59.0%
皆吉 稲生 (63) 民主 120,803 17.7%
岩重 仁子 (39) 維新 99,355 14.5%
野口  寛 (67) 共産 50,341 7.4%
 他に松沢  力(31)諸派新。
沖縄
糸数 慶子 (65) 社大党 委員長。社民、共産、生活、みどり推薦 294,420 51.1%
安里 政晃 (45) 自民 公明推薦。 261,392 45.4%
 他に金城 竜郎(49)幸福実現党新、新島メリー(67)無属新、国際ガイドクラブ代表。
73

(私論.私見) 注目選挙区考


比例区立候補者考】
 生活の党 政党名票 723,987
広野 允士 70 35,554
藤原 良信 61 34,568
はたともこ 46 21,441
山岡 賢次 70 56,372
東  祥三 62 33,146
三宅 雪子 48 38,766
 新党大地 政党名票 398,848
松木 謙公 54 (元)農水政務官 38,721
内山 晃 59 (元)総務政務官 6,828
萩原 仁 45 (元)衆院議員 2,934
橋本 勉 59 (元)衆院議員 3,643
田宮 嘉一 44 経営指導会社長 1,475
前川 光 64 (元)外務省職員 1,834
笹 節子 61 (元)出版社役員 2,647
町川 順子 54 党女性局長 3,313
鈴木 宗男 73 木工品製造業 62,902
 みどりの風 政党名票 319,630
谷岡 郁子 59 51,367
山田 正彦 71 44,231
井戸川克隆 67 15,444
 社民党 政党名票 938,227
又市 征治(69)現 156,155
山城 博治(60)新 112,641
鴨  桃代(64)新 21,934
矢野 敦子(45)新 26,278
 共産党 政党名票 4,647,765
山下 芳生(53) 129,149
小池  晃(53) 134,325
紙  智子(58) 68,729
井上 哲士(55) 50,874
仁比 聡平(49) 39,768
浅賀 由香(33) 8,429
池内 沙織(30) 6,387
井沢 孝典(62) 1,814
江上 博之(58) 2,144
大西  理(47) 4,087
木村 賢治(62) 6,595
小高  洋(32) 3,359
武田 良介(33) 2,395
辻  源巳(41) 4,231
西平 守伸(62) 2,875
村上 信夫(49) 4,545
山本 陽子(59) 36,580
 民主党 政党名票 4,827,158
相原久美子(66) 235,636
五十嵐文彦(64) 29,077
石井  一(78) 123,355
石上 俊雄(51) 152,121
礒崎 哲史(44) 271,553
大島九州男(52) 191,167
奥村 展三(68) 27,326
鹿野 道彦(71) 82,404
神本美恵子(65) 176,248
川合 孝典(49) 138,830
佐々木隆博(64) 24,329
定光 克之(53) 120,782
樽井 良和(45) 13,178
ツルネンマルテイ(73) 82,858
轟木 利治(53) 103,996
浜野 喜史(52) 235,917
円 より子(66) 49,008
簗瀬  進(63) 53,940
吉川 沙織(36) 167,437
吉田 公一(72) 27,890

公明党 政党名票 3,333,142

山本 香苗 現 42歳 996,959
平木 大作 新 38歳 770,682
河野 義博 新 35歳 703,637
山本 博司 現 58歳 592,814
若松 謙維 新 57歳 577,951
魚住裕一郎 現 60歳 540,817
新妻 秀規 新 43歳 26,044
川島 信雄 新 54歳 7,737
鈴木  充 新 58歳 4,695
清水 定幸 新 42歳 2,626
松葉  玲 新 45歳 2,332
宮地 広助 新 38歳 2,327
雨宮 秀樹 新 41歳 1,831
鷲岡 秀明 新 48歳 1,682
深澤  淳 新 34歳 1,119
窪田 哲也 新 47歳 1,051
四重田雅俊 新 50歳 631

自民党 政党名票 14,080,143

柘植 芳文 新 67歳 429,002
山田 俊男 現 66歳 338,485
佐藤 正久 現 52歳 326,541
石井みどり 現 64歳 294,148
橋本 聖子 現 48歳 279,952
羽生田 俊 新 65歳 249,818
佐藤 信秋 現 65歳 215,506
赤池 誠章 新 52歳 208,319
山東 昭子 現 71歳 205,779
衛藤 晟一 現 65歳 204,404
石田 昌宏 新 46歳 201,109
有村 治子 現 42歳 191,343
宮本 周司 新 42歳 178,480
丸山 和也 現 67歳 153,303
北村 経夫 新 58歳 142,613
渡邉 美樹 新 53歳 104,176
木村 義雄 新 65歳 98,979
太田 房江 新 62歳 77,173
若狭  勝 新 56歳 76,829
園田 修光 新 56歳 65,840
大江 康弘 元 59歳 59,376
佐々木洋平 新 71歳 56,082
木村 隆次 新 55歳 47,627
伊藤 洋介 新 49歳 37,423
金子善次郎 新 69歳 34,866
塚原 光男 新 65歳 28,902
畦元 将吾 新 55歳 28,519
佐竹 雅昭 新 47歳 27,582
米坂 知昭 新 54歳 18,078

みんなの党 政党名票 4,221,422

川田 龍平 現 37歳 117,389
山口 和之 新 57歳 75,000
渡辺美知太郎 新 30歳 50,253
井上 義行 新 50歳 47,756
河合 純一 新 38歳 39,425
山本 幸治 新 41歳 37,717
石井 竜馬 新 44歳 35,364
本田 顕子 新 41歳 32,330
梅沢 重雄 新 60歳 23,035
菅原 直敏 新 35歳 21,135
菊地 文博 新 53歳 12,676
平  智之 新 54歳 11,927
富岡由紀夫 元 49歳 11,305
小斉 太郎 新 43歳 10,527
船曳 鴻紅 新 65歳 7,896

日本維新の会 政党名票 5,191,563

アントニオ猪木 元 70歳 356,605
中山 恭子 現 73歳 306,341
儀間 光男 新 69歳 40,484
藤巻 健史 新 63歳 33,237
中野 正志 新 65歳 32,926
室井 邦彦 元 66歳 32,107
土田 博和 元 63歳 28,616
奥村慎太郎 新 58歳 27,954
桜井よう子 新 71歳 27,757
石井 義哲 新 56歳 25,986
浅田眞澄美 新 46歳 22,406
上野 公成 元 73歳 21,457
石原 結實 新 64歳 19,097
松村 讓裕 新 46歳 18,888
山崎  泰 新 51歳 18,130
片岡 伸子 新 43歳 16,329
川口  浩 新 58歳 16,079
宮崎 健治 新 46歳 15,464
栗原 博久 新 66歳 14,274
瀬戸健一郎 新 51歳 12,768
矢口 健一 新 41歳 11,327
富山 泰庸 新 42歳 10,186
石川 輝久 新 63歳 10,147
伊賀 保夫 新 36歳 9,269
二瓶 文隆 新 54歳 7,637
岩本壮一郎 新 32歳 7,167
遠藤 宣彦 新 50歳 7,061
松本 孝一 新 53歳 6,122
竹内 栄一 新 59歳 4,991
高田貴代子 新 75歳 2,921

 「★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK151 」の氏の2013.7.22日付け投稿「小沢に不正選挙疑義を生ぜしめた岩手平野のトップ当選(「去る12.16不正選挙」「来たる7.21不正選挙」ひょっとこ談義)」を転載する。

 http://ameblo.jp/duviduva/entry-11577977033.html

 選挙区 岩手 有権者数1,090,900人確定投票率57.53% 定員1人 開票終了
当 平野 達男(無 現 59歳 243,368 39.7%)
田中 真一(自民 新 46歳 161,499 26.4%)
関根 敏伸(生活 新 57歳 91,048 14.9%)
吉田 晴美(民主 新 41歳 62,047 10.1%)
菊池 幸夫(共産 新 54歳 46,529 7.6%)


 この結果を受けて、小沢一郎は会見で、「私、正直大変驚いております」と言った。理由は国民から見捨てられた民主党政権で国務大臣をやっていた平野が自民党に入党を申し入れ、断られるという顛末を見れば明らかだ。小沢は政治家として人間として自分はこの結果が「今もって信じられません」と言った。
小沢の地元での信じられない結果は一体何を物語るのか。地元の全てを知る小沢一郎が選挙に於いて信じられない出来事とは?

 不正選挙しかないだろう。小沢が言った信じられない、驚きとは、今回の選挙が通常の範囲には無かったという事だ。小沢は前回の衆院選ではこんな言い方はしなかった。周りは不正選挙を騒いだが、そんな事は言うもんじゃないと嗜めた。それは小沢がそれなりに選挙結果に納得の思いがあったからだ。自公は国民から支持はされていないが、野党がばらばら、民主党への国民の忌避、投票率が下落して、自公に有利になり、小選挙区制で圧勝。特に不正選挙を持って来なくても筋が通ったのだ。

 しかし今回の岩手は、よりによって民主党を裏切って相手方に寝返った上で無所属になって、それでトップ当選とは幾らなんでも筋が通らない。自民党でもない、無所属裏切り者をトップ当選させるとは一体何なのか? 小沢の理解の中にはこの事実は存在し得なかった。

 しかしここに不正選挙を持ち込めば一発で理解できる。衆参の巨大不正選挙の目的には、自公圧勝と同時に小沢勢力殲滅があった。その為には特に岩手で小沢を倒す必要がある。自民でも民主でも構わないのだろうが、平野がその役割を果たした。理由は分からない。何か大きな力が働いて平野に援軍となったのか、それとも票改竄か。何れにせよ不正な力が働いたのは疑いない。地元選挙事情の全てを知る小沢が驚きを隠さない結果は不正選挙しかない。

 小沢は会見で「政治家として人間として」と言って、信じられませんと言った。最早それは邪悪な力の作用を指していた事になる。選挙が邪悪な力で歪められていたという事だ。民主党内の反小沢勢力の平野への肩入れもあろうし、票の改竄の疑いもある。兎に角最早マトモな選挙ではなかったという思いが小沢の胸中を支配していた事になる。

 果たしてそれが小沢の不正選挙追及への扉を開けるかは疑問だが、前回衆院戦時とは大きく違った事は間違いない。今回の不正選挙で確証が出てきたら、小沢の思いも大きく変わるだろう。小沢事件の放置、不正選挙の放置が民主主義破壊の放置になるのである。

 ryuubu fanのジオログ2013/7/22


みどりの風考】
 参院選の結果に伴い、みどりの風は谷岡郁子代表(59)を含む参院議員4人全員が落選し、参院議員はゼロになった。政党助成法に基づく政党要件を失うことになった。同法は、〈1〉所属国会議員が5人以上〈2〉直近の衆院選、参院選、前々回の参院選のいずれかで得票率が全国の投票数の2%以上で、国会議員1人以上が所属――のどちらかを満たすことを政党要件として規定している。みどりの風は、参院選で改選議員4人が全員落選したため、4人の任期が切れる今月29日以降は、所属国会議員が亀井静香、阿部知子両衆院議員の2人になる。同党は、昨年の衆院選後に設立され、過去に国政選挙を戦っていないため、二つの政党要件をいずれも満たさなくなる。

 谷岡代表は22日朝、比例選での落選を受けて名古屋市内で記者会見し、今後の党運営については「決めるのは残った人たちだ。ただ、みどりの風はその役割をたぶん終えた」とも述べた。代表を辞任し政界を引退することも表明した。

都道府県別比例区と票数
自由民主党 同選挙区 公明党 同選挙区 みんな 同選挙区 維新 同選挙区 民主党 同選挙区 同選挙区共産党 同選挙区 社民 同選挙区 無所属選挙区
北海道 733066 903693 345704 153752 261802 146050 408021 583995 261323 272102 39405
青森県 212353 261575 65501 41369 63528 34149 56368 47484 48290 17493
岩手県 196201 161499 53051 33766 32187 83953 62047 54057 46529 25285 243368
宮城県 313.028 421634 118.491 111.424 220207 107038 134.289 215105 79.787 76515 25.986
秋田県 198315 260846 54730 22573 61977 81244 194497 31894 36371 17806
山形県 226841 272779 57413 28193 37698 119708 33887 33718 19556
福島県 305097 484089 107715 58762 59297 169606 240842 74895 77401 28466 35801
茨城県 445077 560642 179255 125602 153403 50994 145157 204021 82607 97197 20032
栃木県 257987 376553 97560 182519 201895 50994 123004 158577 37573 41351 8070
群馬県 356608 580144 103113 66528 84150 96203 123725 65722 91905 13798
埼玉県 964514 1000725 457084 599755 367349 485559 281844 350369 389625 334341 353594 62625 65749
千葉県 834215 680706 363669 276439 285007 249840 186259 317992 388529 232499 232477 41500
418806
東京都 1797989 1064660 688534 797811 710906 320287 635573 413637 585724 552714 772500 703901 116139 666684
612388 236953
神奈川県 1346664 1130652 444670 629662 570169 740207 410505 242462 481168 4610006 400561 444955 89178
山梨県 133301 142529 51153 50464 58750 34031 58355 33284 36082 5420 75686
61834
長野県 299664 365115 113329 100168 106915 78613 177917 294588 135668 154630 35363
新潟県 409001 456542 94639 66785 106823 107591 174264 204834 77964 60317 42850 46101
静岡県 512774 634789 208302 158814 187055 176007 119109 292520 458095 110763 115411 20947
富山県 203612 328638 40400 215555 38986 40870 20719 51569 38932
石川県 245792 321286 46480 29352 40996 79407 113817 29868 40295 9329
福井県 161955 237732 36621 18887 30252 54309 56409 19812 35600 5064
岐阜県 346869 500580 115754 60362 95816 119580 218074 73864 115503 13142
愛知県 996400 1056145 409796 297287 347411 320057 263918 548599 741598 264009 271278 48409 47104
三重県 282098 373035 114819 49154 100480 70779 194999 317261 58128 59231 13445
滋賀県 208451 305872 59127 38950 84776 98946 167399 60560 86587 9579
京都府 324921 390577 132466 77416 71983 166379 164825 129957 201297 182395 219273 14477
大阪府 896679 817943 667150 697219 201360 157969 1053036 1056815 270518 337378 436878 468904 40648
兵庫県 720802 868069 365337 175437 174132 456393 598630 287828 343551 223962 220577 37346
奈良県 220416 354658 86113 37108 115413 70458 139680 61541 91704 10074
和歌山県 184860 337477 80504 21027 61069 33713 45461 83172 4145
岡山県 284.616 490727 144.706 42253 80.516 100310 180864 62.376 65455 10.008
広島県 438853 521794 184963 66174 136334 173266 145458 194358 82740 86145 21729
山口県 281110 455546 95525 27535 41662 66101 45835 95480 8583
島根県 157895 202181 49949 13086 26361 47968 23951 26255 8671
鳥取県 115477 160783 51327 10881 18186 46653 82717 19706 19600 4949
香川県 183656 233270 64282 21179 43949 44137 28107 34602 17353 142407
愛媛県 232283 373047 104142 49559 102913 55041 57207 40282 61385 9861
高知県 104555 159709 55212 11912 19684 44073 65236 49514 72939 6709
徳島県 111547 179127 56009 15589 36191 49483 90498 25085 29733 4727
福岡県 687499 958042 390782 148815 176396 223484 222180 251154 348250 182526 207101 39990
佐賀県 150681 223810 50850 17309 30933 52296 83447 21633 30920 12623
長崎県 222481 359805 91450 28689 83432 91599 186402 32778 45638 17146
熊本県 313397 450617 128063 47347 61416 114971 221553 43595 58982 15606
大分県 202785 250915 71402 33673 44542 36668 60350 34652 55249 50478 137049
宮崎県 180700 314599 85425 17449 44364 55365 84443 28414 39673 25122
鹿児島県 317063 403450 94508 26060 78763 99355 85593 120803 37502 50341 19870
沖縄県 140234 261392 90980 24052 69287 36431 51346 107301
今回合計 18460404 22681192 7568080 2724447 4755160 4159961 6355299 3846649 7134215 8646371 5154055 5645937 1255235 271547
前回合計 14071671 19496083 7639432 2265818 7943649 5977391 18450139 22756000 3563556 4256400 2242735 602684

都道府県別比例区と票数
生活 同選挙区 みどり風 同選挙区 大地 同選挙区 緑の党 同選挙区 幸福 同選挙区
北海道 23996 9178 284878 352434 15785 7918
青森県 23167 76432 2080 3208 2159 2774
岩手県 102112 91048 2701 3315 3977 3253
宮城県 23.042 5.376 6.890 7.462 2.797
秋田県 10274 2255 2189 2270 1697
山形県 6826 19849 252040 2189 2270 1697
福島県 13842 9998 3707 5595 2754
茨城県 19672 6969 4521 9489 3802
栃木県 14854 3479 2444 4795 2112
群馬県 12582 3479 2475 4577 2953
埼玉県 61135 22492 15126 21257 9729
千葉県 70007 148240 16917 15372 18196 5758
東京都 120835 666684 59302 70571 40644 90523 14098
神奈川県 63016 51584 119633 17278 47339 9063
山梨県 5958 1890 1254 3425 1486
長野県 13480 6600 4193 9175 4169
新潟県 45182 165308 6685 7836 7072 3754
静岡県 18058 8073 5151 11047 4868
富山県 21151 1444 1460 2970 2348
石川県 5825 2408 2126 3688 2810
福井県 3788 1704 2352 2170 2038
岐阜県 11280 7406 7272 8587 4382
愛知県 42746 49095 62985 12982 21230 12137
三重県 8582 5659 3410 6012 3228
滋賀県 4884 4373 1718 5028 2506
京都府 8826 5486 2856 11093 3289
大阪府 28803 17427 19040 56573 23983 9388
兵庫県 20256 9865 6710 23726 8550
奈良県 5960 3552 2413 4227 2554
和歌山県 3323 1541 1141 2103 2167
岡山県 7432 3.094 4361 4.942 3.036
広島県 32354 137327 7523 3975 7809 4370
山口県 4898 2354 1485 2680 3227
島根県 2530 11108 115043 973 2695 1736
鳥取県 2805 1321 890 1742 1361
香川県 4788 1544 3427 2431 1954
愛媛県 6807 2517 2316 3466 3022
高知県 2872 1414 897 2184 1270
徳島県 3113 1292 1257 1601 3154
福岡県 19735 9664 6138 16304 8919
佐賀県 3284 1695 1255 2596 1940
長崎県 5151 23952 1543 3552 2458
熊本県 7462 3399 2967 4521 3723
大分県 5632 1846 1693 3217 2775
宮崎県 3395 2286 929 2158 1799
鹿児島県 6622 3850 1654 3956 3253
沖縄県 11471 2413 1813 7923 3482 294420
今回合計 943836 618355 430673 620272 523146 409007 457862 191643
前回合計 ** 229026

有権者数 投票者総数 有効投票数 無効投票数 得票総数 選挙区得票総数 比例区得票総数 白紙無効数 架空無効数 誤字無効数 判読不能無効数
北海道 2429082 2397220 2429082
青森県 508109 509546 508109
岩手県 593861 612813 593861
宮城県 967.356 935.626 31.647 935.616 943123 935616
秋田県 487229 498450 487229
山形県 558873 565730 558873
福島県 839740 855418 839740
茨城県 1161258 1157672 1161258
栃木県 785907 782747 785907
群馬県 812194 806974 812194
埼玉県 2947870 2938710 2947870
千葉県 2442409 2388398 2442409
東京都 5632773 5637805 5632773
神奈川県 3931200 3927137 3931200
山梨県 380026 382070 380026
長野県 978342 980406 978342
新潟県 1042411 1061493 1042411
静岡県 1527328 1528151 1527328
富山県 434453 426513 434453
石川県 498086 495447 498086
福井県 338957 336761 338957
岐阜県 863817 852050 863817
愛知県 3022754 2983953 3022754
三重県 840020 843397 840020
滋賀県 578903 572589 578903
京都府 1059567 1056980 1059567
大阪府 3664917 3665733 3664917
兵庫県 2336216 2297818 2336216
奈良県 619834 604949 619834
和歌山県 441057 436836 441057
岡山県 770.420 747.459 747.755 749563 747755
広島県 1132287 1127511 1132287
山口県 580999 574012 580999
島根県 346907 349533 346907
鳥取県 275302 276040 275302
香川県 416812 416211 416812
愛媛県 566508 560104 566508
高知県 300301 302152 300301
徳島県 309053 311395 309053
福岡県 1985015 1946059 1985015
佐賀県 347099 346244 347099
長崎県 604236 607431 604236
熊本県 746471 744096 746471
大分県 505175 502020 505175
宮崎県 447411 453859 447412
鹿児島県 678700 583578 678700
沖縄県 546741 575779 546741
今回合計 53229611 53072476 53229612
前回合計 58453432 58400807 58453432

 週刊『前進』(2594号1面1)(2013/07/29 ) 100万人の怒りが安倍自民を痛撃 山本氏当選の歴史的勝利

 (写真 「条件闘争で命は守れない! 本気になって闘おう!」――選挙最終日、渋谷ハチ公前広場で開催された「選挙フェス」に集まった数千人もの人びとが、山本さんの最後の訴えに万雷の拍手で応えた【7月20日 東京・渋谷】)

 (写真 山本さんを中心にみんなでガッツポーズ。「闘いはこれからだ!」と全員が山本さんとともに闘う決意を固めた【7月21日 東京・杉並区の山本太郎選挙事務所】)

 7月21日に投開票された参議院選挙で、東京選挙区(改選5議席)から出馬した山本太郎氏(38)が66万6684票を獲得し、堂々の4位当選をかちとった。無所属の山本氏のもとに全国から1200人を超すボランティアが集まり、17日間の選挙戦を闘い抜いた。また、多くの労働者が自分の職場や労組で山本氏への支持を呼びかけて奮闘した。新たな時代の新たな選挙闘争は労働者階級の根底的な怒りを解き放ち、歴史的大勝利を収めた。(関連記事6面)

 「もう一人じゃない」

 7月21日夜、東京杉並区・高円寺の山本太郎選挙事務所は、駆けつけた人びとで埋め尽くされた。会場の中央でボランティアの仲間と話す山本さんの背後には、「もう一人じゃないっ!!」「ボランティア力ばくはつ」「みんなで起こせ大革命!!」と書かれた檄布(げきふ)。周囲にはテレビ・新聞・雑誌など30社近くのマスコミが陣取り、開票速報を見守った。そして午後9時10分すぎ、テレビで「山本太郎当確」の第一報が伝えられると、地鳴りのような歓声とともに「太郎コール」が巻き起こった。歴史に新たな1ページが刻まれた瞬間だ。誰もが抱き合い、手を取り合い、感涙を抑えきれない中で、山本氏はインタビューに答えて「ようやくスタートラインに立った。万歳はしない。いばらの道はこれから始まる」と気を引き締めた(要旨別掲)。
 だが、その凛(りん)とした表情の中に、激戦を勝ち抜いたことへの喜びと勝利感がにじみ出る。山本氏が笑顔で拳をあげると会場のみんなが「もう一人じゃない! もう一人じゃない!」とコール。「選挙活動と同じ雰囲気でこれからもやりたい」との声に、山本氏も「やりましょう!」と笑顔で答えた。闘いはこれからだ!山本氏とともに生き、ともに闘い抜く決意が会場全体にあふれた。

 福島圧殺うち破る力

 山本氏は首都・東京で約66万6千もの票を集めたが、その中でも無党派層からの得票数は東京選挙区でダントツ1位だ(約20%、出口調査)。今まで誰にも票を託せず、行き場を失っていた怒りの声が、山本氏への投票となって解き放たれたことは明らかだ。山本氏は昨年12月、「新党今はひとり」を名乗って東京8区(杉並区)から衆院選に出馬し、次点に終わるも7万1千票を得た。そして今回の参院選、「被曝させない」「TPP入らない」「飢えさせない」を掲げ、無所属で出馬した。

 17日間の激戦の中で、総勢1200人を超えて結集したボランティアの力に支えられ、延べ100カ所以上で街頭演説をやり抜いた。その様子は毎回ネットで中継され、拡散された。山本氏のツイッターのフォロワーも20万人を超えた。また3週連続で開催された渋谷ハチ公前広場の「選挙フェス」には、若者を中心に毎回数千人が大結集。しかも回を重ねるごとに参加者が増えていった。日本の政治史上かつてない大衆的かつ創意的な選挙戦が展開され、大政党の組織力をも凌駕(りょうが)する力が発揮されたのだ。そして、山本氏に投じられた1票1票に込められているのは、今の社会のあり方に対する根底的な怒りであり、命を守りたいという切実な思いだ。誰もがそんな思いを託し、知人や家族にも呼びかけて山本氏に投票しているのだ。

 今回、山本氏は「脱原発」だけでなく「脱被曝」まではっきり言い切って、国家との全面対決も辞さずに登場した唯一の候補だ。これを受けて、福島現地でも「山本さんを絶対当選させたい!」という思いが生まれた。選挙戦中盤の7月9日、福島から山本氏の応援に駆けつけた椎名千恵子さんは「福島の希望の星 山本太郎 がんばれ!」と書かれた寄せ書きを手渡し、「今日は福島のみんなの思いを背負ってきた。ぶれることなく果敢に立ち向かう山本さんを応援します」と語った。3・11以来の国家の全体重をかけた「福島圧殺攻撃」を根底から打ち破る力が、この選挙戦の中で生み出されたのだ。

 職場と労組での決起

 山本氏は選挙を通じて労働者階級の怒りと結びつき、とくに後半は強烈に「労働問題」を訴えた。「原発の問題を入り口に2年、やっと世の中の仕組みが見えてきた。この2年でたどりついたのは労働問題だったんです」「『過労死』という言葉が25年も前からある。仕事に殺されることを国がずっと認めているんです。今も若者たちがブラック企業で使いつぶされている。冗談じゃない! 人生を豊かにするために仕事があるんじゃないのか!」 さらに山本氏は、「あなたが自民党に入れた1票は赤紙になって返ってくる」と訴え、安倍政権の改憲策動に警鐘を鳴らし、戦争絶対反対の意志をきっぱりと示した。「戦争なんか絶対させないぞ! みんなで生き延びよう! この局面、みんなで力を合わせよう!」

 こうした階級的で根底的な訴えが多くの青年や労働者の心を動かした。労組交流センターの仲間も、民主党の支持基盤である連合傘下の労働組合や職場に公然と分け入って「山本太郎さんを支持しよう」と呼びかけた。「職場と地域で100票集めた!」「連合傘下の組合で職場の4割を山本支持で固めた!」――こうした闘いの広がりを経て、ついに山本氏を労働者階級の代表として国会へと押し上げたのだ。

 7・21参院選をもって時代は一変した。民主党の惨敗とともに連合が歴史的な崩壊過程に入り、今や新たな闘う労働組合と労働者階級の党が求められている。参院選勝利の地平から反原発100万人決起へ闘いを推し進めよう! 全国の職場で国鉄解雇撤回10万筆署名を広げ、9・25反動判決阻止へ全力で闘おう!

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 週刊『前進』(2594号1面2)(2013/07/29 ) スタートラインに立った

 ●当選後の記者会見での山本太郎さんの発言

 このまま浮かれるわけにはいかない。これは「スタートラインに立った」ということです。いばらの道はこれから始まると思うんです。多くの人が今、日本が向かっている方向性に不安を感じている。一番にやってほしいことは、食品安全基準を変えることです。今の「1㌔グラムあたり100ベクレル」は放射性廃棄物と同等です。それを国民に食べさせて「安全」とする国なんて話にならない。今、不条理を押しつけられている人が多すぎる。年間1㍉シーベルト以上のところで人びとが住まわされている。国は避難の権利を与えず、被曝する権利しか与えていない。避難の権利を国の責任で認めるべきです。今、この国は沈むかどうかの泥船なんです。それをなんとか岸に着けようじゃないか。そういう一人ひとりの思いが投票行動に移った。

 憲法のこともそうです。このままでは、若者が戦場に送られるような現実が目の前にある。TPP(環太平洋経済連携協定)もそうです。豊かになるのは1%の金持ちだけで、貧乏人は死ねっていうのがTPP。僕たちの生活を豊かにするはずの農業や医療、公共サービス……こういうものが24分野にわたって根底から覆される。こんなこと許されないですよ。僕は最初、しがらみだらけの世界にいて、声を上げることに恐怖感がありました。でも全国を回って、みんなと横につながっていくことですごく力をもらって、こうして参議院に入ることができる。もう怖さはない。僕は企業や権力側から見たらすごくうっとうしい存在だから、つぶされたり消されたりする可能性はあるんですが、それは怖くないんです。僕に力を貸してくれた人たちを僕自身が裏切って、その人たちに命を狙われるのが一番怖い(笑い)。僕には捨てるものは何もない。だから恐れるものもない。自分の党を守るとか、議席を守るとか、企業を守るということは何もない。僕が守りたいのは自分とみんなの命です。みんなで生き延びようってことです。

 街頭で握手をしているとき、何人もの人たちが自分の現状を僕に伝えにきた。ある女性が、自分は会社に使いつぶされたんだと体を震わせながら訴えてきた。こんな社会を今まで受け入れていた自分への憤りも感じた。そういう声が自分の中でエネルギーになった。政治の原点とはこういうものなんです。あなたの声を国会に届けるための代表として、山本太郎という政治家を育ててほしい。みなさんが政策秘書になり、ブレーンになって力を貸してください。今からが始まりです。議員になることが目的じゃなくて、自分たちには達成すべきことがある。もっともっと横につながる。全国に足を運んで、その声を国会に届ける。可能性はまだまだある。政権とるとこまで行こうぜってことです!

 この国が向かっている先は、表現の自由を奪って全員均質化し、個性を否定していくことです。見てください、ボランティアも全員個性的じゃないですか。僕自身が表現の自由を奪われ、多様性から弾かれた人間ですから、誰が応援に来たって断りません。多様性を認める世の中じゃなきゃウソですよ。そのためにも憲法改悪は絶対許さない。みんなで力を合わせてがんばりましょうね!
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 《山本太郎さんのプロフィール》

 1974年11月24日、兵庫県宝塚市生まれ。俳優。2011年3・11原発事故の後、自身のツイッターで反原発の意思を表明。同年4月10日、高円寺の「原発やめろデモ」に参加。5月に所属事務所を退社し、以後一貫して反原発運動に取り組む。昨年12月の衆院選に東京8区から出馬し、次点で落選するも約7万1千票を得る。

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 週刊『前進』(2594号2面1)(2013/07/29 ) 8・6-8・9-8・15闘争と10万署名で4ヵ月決戦勝利へ

 1万人『前進』読者網の建設を

 参院選東京選挙区(定数5)で、山本太郎氏が堂々66万6684票の支持を獲得して当選した。この参院選の100万人決起の熱気と感動を直ちに打ち固め、階級闘争の確かな前進に転化するために、1万人の『前進』読者網の建設へ闘おう。さらに動労千葉不当解雇撤回訴訟の9・25反動判決阻止に向かって、10万筆署名運動を全国の職場・地域で闘おう。安倍極右政権は、参院選の「勝利」をテコにして原発再稼働とTPP(環太平洋経済連携協定)、改憲・戦争と公務員攻撃にのめり込もうとしている。これと真っ向から対決し、8・6広島―8・9長崎闘争、改憲阻止の8・15闘争に総決起しよう。

 民主党の大敗北と連合の歴史的没落

 山本氏は「①被曝させない、②TPP入らない、③飢えさせない」の三つのスローガンを掲げて闘った。すべて新自由主義と真っ向から闘う内容だ。怒りと情熱のこもった山本氏の訴えは、日に日に若者と母親・女性、労働者の心をつかみ、100万決起を実現した。自民党の「圧勝」をも吹き飛ばす勢いの山本陣営の勝利に、日帝支配階級、政府・自民党は大打撃を受けている。

 選挙戦最終日20日夜の渋谷駅前広場は、交差点の反対側歩道まで身動きもとれないほどの人波で埋め尽くされた。午後8時まで2時間、誰もがそこにとどまり、演説に聴き入った。「これはブラジルの100万人デモ、エジプトのタハリール広場とつながっている!」――参加者の感想だ。世界中の若者から仕事を奪い、低賃金で使い捨てにし、未来への夢も希望も奪っている新自由主義。これへの若者の反乱が世界中で広がっている。なんの組織も持たない中、必死の思いで闘いの必要を訴えた山本氏とそれに応えた若者の決起は、こうした全世界の青年の闘いと完全につながっている。これはついに首都・東京に上がった「革命の火柱」だ。

 他方で自民党の「圧勝」は、民主党など体制内野党の分裂・崩壊の結果であり、何ひとつ「自民党への熱い支持」「支配の安定」を意味しない。投票率は52・61%で戦後3番目の低さである。自民党支持は全有権者のわずか2割にすぎない。議会制度による階級支配の崩壊の危機が進んでいる。労働者人民の怒りと不満、危機感とかけ離れた自民「圧勝」は、そのことによって階級闘争の一層の激化の引き金となり、巨大な革命情勢を引き寄せたのだ。

 また、東京選挙区で民主党現職の鈴木寛(元文科副大臣)は、山本氏と闘って敗北した。全国的な民主党の大敗は、同時に連合の歴史的破産を意味している。連合は「労働組合」の名をかたって、資本家の手先となって賃下げ・非正規職化・労働条件破壊を推し進めてきた。多くの労働者にとって「労働監獄」のような今の職場の現実は、連合の裏切りによるところが決定的に大きい。しかし、こんな裏切り者は、労働者の怒りの決起で容赦なく真の姿を暴かれ、必ず打倒される。ついにその時が来たのだ。

 さらに「日本共産党が躍進」と言われているがこれ自体は労働者階級の闘いの前進をなんら意味しない。日共スターリン主義の「対案を示す」路線は、大恐慌と革命情勢のもとで末期的危機を深める帝国主義を救済し延命を助け、プロレタリア革命闘争への敵対を本質とする反革命路線である。だからこそ彼らは、職場では国鉄解雇撤回闘争と階級的労働運動に真っ向から敵対し、資本の合理化・外注化の先兵となっている。山本陣営の勝利は、これを打ち破ってかちとられた。参院選の勝利は「闘う労働組合」の復権と創造の出発点である。「国鉄決戦でプロレタリア革命へ」の路線のもと、階級的団結の形成の闘いを全力で進めよう。

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 週刊『前進』(2594号3面2)(2013/07/29 ) 参院選勝利から国鉄決戦の 勝利開く大カンパ訴えます

 ●山本太郎氏当選の勝利!

 9・25反動判決粉砕の4カ月決戦の真っ只中で、すばらしい勝利がかちとられました。参院選での山本太郎氏当選の報に、誰もが「すごいことが始まった」と感じました。積もり積もった新自由主義への怒りが、首都東京で爆発したのです。革共同は、大恐慌と3・11情勢という新しい時代に1200万人を対象とし100万人を獲得する新しい選挙闘争に挑戦しました。この勝利はすべての労働者人民の力でかちとった勝利です。自民「圧勝」をぶっ飛ばし、安倍政権を恐怖のどん底にたたき込んでいます。この勝利の道を進みましょう。これまで寄せられた多額のカンパに感謝するとともに、さらに進撃するためのカンパを訴えます。

 今次選挙戦での山本太郎氏の基本主張(被曝させない、TPP入らない、飢えさせない)は、労働者人民のすべての怒りを体現した内容であり、日帝・安倍政権との絶対非和解の根底的な主張でした。だからこそ山本氏の訴えは、フクシマの怒り、非正規職労働者の怒り、国鉄1047名解雇撤回の怒りと闘いとひとつになり、さらに生活保護・福祉切り捨てと闘う労働者を始めすべての労働者の怒りとひとつになったのです。また滞日外国人労働者や在日人民の怒りをも体現したものでした。

 山本氏のボランティアスタッフには実に1200人以上が登録しました。多くの人にとって選挙は初めての経験でした。彼ら彼女らの中にあるのは、原発事故に対する怒りであり、青年を始めもう生きていけない現実への怒りであり、本当にふざけるなという怒りです。この怒りを何とか形にしたい、力にしたいという思いは山本太郎氏をして時代の指導者に押し上げました。ボランティア自身も日々の闘いの中で感動し時には涙し、自らをリーダーに飛躍させていきました。

 彼ら彼女らは、労働者が社会の主人公であり「労働者階級の解放は労働者自身の事業である」(革共同綱領草案)ことを、闘いの中で急速につかんでいったのです。
 こうして青年を先頭とした全階層の安倍政権と新自由主義への根底的怒りを引き出し、これを投票行動という形をとった革命的大衆決起へと組織し勝利したのです。まさに新しい時代の新しい選挙闘争としてかちとられたのです。

 この後は「第23回参院選」に続く。関連サイト「れんだいこの為になる選挙分析」、「第23回参院選不正選挙疑惑考」。



(私論.私見)