松岡農相「自殺?」事件考その1 |
(最新見直し2007.6.18日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
松岡農相変死事件に関しての政財官学報の五者機関ぐるみの隠蔽工作を糾弾せよ。れんだいこは、こういう事象を見逃さない。こういう不正をそのままにして新たな課題を見つけては正義の弁論を為し続ける者の不義を許さない。松岡農相変死事件は明らかに謀殺の臭いがする。今からでも遅くない、事件の真相を暴け。 2007.6.18日 れんだいこ拝 |
(れんだいこのショートメッセージ) |
極めて異例の「現役大臣松岡農相の議員会館宿舎内自殺?事件」が発生した。これだけなら、れんだいこのアンテナは作動しないが、小泉前首相秘書官・飯島勲がいち早く現場に駆けつけ陣頭指揮したことで、れんだいこの堪忍袋の緒が切れた。「小泉衆議院議員の愛人小はん変死事件考」を彷彿とさせたからである。この時も、飯島が同じような役割を果たしたのではなかろうか、叉かよという思いが禁じえない。飯島が登場したことで、「人のうわさも75日」で済ませる訳にはいかなくなった。 |
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飯島は、政界裏実力者として君臨し、政治家を巧妙に篭絡しては脛に瑕持つ凶状持ちにさせ、その後弱みをゆすっては政治利用する。云うことを聞かない場合は「強制殺人」に追い込み、あるいは事故死に見せかけての暗殺をも辞さない。彼から臭うのはこういう政治手法であり、ネオ・シオニストの教本通りのものである。このトンデモ御仁が日本政界上層部を仕切っている現実を糾弾せねばなるまい。 れんだいこの見立てるところ、現役大臣松岡農相の議員会館宿舎内自殺?事件」は現在時点で、自殺か変死つまり暗殺か予断を許さない。ネオ・シオニズムに飼い慣らされている政党及びメディアはいち早く自殺報道し、この観点からそれぞれコメントしているが不謹慎と云うべきであろう。君たちの観点に拠り仮に自殺と断定したとしても、自殺にも任意自殺と強制自殺の二種類があるのは常識だ。松岡農相の死は仮に自殺であったとしても、限りなく強制自殺の臭いがするのではないのか。種々不審な点が認められるのではないのか。ならば、事件の全容の解明に向かうのが政治責任だろう。日頃、政治責任を口うるさく論い、松岡農相にもこの論法で迫っていたが、ならば今度は手前達が政治責任を果たすべきではないのか。 以下、「自殺?」とする観点からこの事件の解明に向かう為、ここに急遽サイト化しておくことにする。追々判明する情報を咀嚼して書きつけていくことにする。 2007.5.30日 れんだいこ拝 |
【松岡農相「自殺?」事件発生】 | |
2007.5.28日正午過ぎ、現役大臣松岡農相の議員会館宿舎内自殺?事件」が発生した。事件直前までのこの日の松岡利勝農水相(62歳)の様子は伝えられていない。松岡農相は、「午前10時頃、秘書と話した」ことが証言されている。その後、東京都港区赤坂にある議員会館内の議員宿舎の1102号室の自室に入った模様である。後に判明するが、飯島が、「松岡氏が死亡した日の午前中に、松岡氏の携帯電話をコールしたが応答がなかった」と自ら証言している。「飯島の電話コール」は何の為のものなのだろうか。 |
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![]() ここも訂正せねばならない。 2007.6.1日 れんだいこ拝 |
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同42分、救急隊員が到着し、心肺停止を確認した。現場に立ち会った救急隊員の「CPAシート」が漏洩されているが、それによると次のように記されている。
これにより、SPは救命措置を施していないことが判明する。この時の状況につき、コラムニストの勝谷誠彦氏は、6.3日のMBSラジオ「勝谷誠彦の志ジャーナル」で週刊新潮の記事を引用し、「松岡農水相は首を吊った状態でSPらに発見された」、「SPらはそのままの状態で20分間放置した」、「確実に死ぬまで放置したのではないか」、「不審な状況なのに警察に通報しなかった」などと発言している。( 「松岡前農相自殺 松岡農相は、首を吊った状態で20分間放置されていた」(http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1180969177)、「勝谷誠彦の志ジャーナル」参照) 警察官が到着した際にはひもは外されていた。救急隊による搬送中、ストレッチャー上で顔と体に掛けられた白い布の上から心臓マッサージが続けられた様子が報道されている。 午後2時、慶応病院で死亡が確認された。警視庁赤坂署が管轄し、死因を窒息死と発表した。 これが事件の概要である。 松岡氏の遺体は司法解剖せぬまま、慶大病院に駆けつけた遺族に引き渡され、午後7時すぎ、霊きゅう車で病院を出て仮通夜が行われた東京・新宿区内の斎場に入った。遺体は29日、地元熊本に運ばれ、30日正午から熊本県阿蘇市内牧166の浄信寺で行われる。喪主は初美(はつみ)夫人。 |
【現職大臣の「自殺?」は戦後史上初】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
戦後憲法下での自民党現職衆議院議員の自殺者は、中川一郎(1983.1月、元農水大臣)、新井将敬(1998.2月)、永岡洋治(2005.8月)に続くものであり、中川一郎の首つり「自殺?」事件を髣髴とさせるが、現役大臣の「自殺?」は珍しい。というか、戦後政治史上前例の無い現職閣僚の「自殺?」となった。 「戦後の現職国会議員の自殺」は次の通り。
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【松岡農相訴追包囲網考】 |
この間、松岡農相は、事務所経費の申告に於ける異常な光熱費計上が問題とされ、野党の厳しい追及を受けていた。松岡新世紀政経懇話会は、家賃や光熱費、水道代がかからない議員会館に事務所を置きながら過去5年間、毎年2400万円以上の事務所費を、さらに01〜05年には総額約2880万円の光熱水費を計上していた。政治資金規正法違反(虚偽記載)に当たるのではないかとの批判に晒され、野党は厳しく追及し始めた。松岡農相は、「ナントカ還元水の購入費」と釈明し居直ったところが却って火に油を注いだ格好となった。 しかし、安部首相は、政権への影響もあったと思われるが、松岡農相の更迭に踏み切らず、むしろ擁護し続けた。松岡農相も叉「所定の合法的申告」として居直り続け、膠着状態に入り始めた。この状況に於いて新たに緑資源機構事件が沸き起こっていた。松岡農相が、緑資源機構の発注事業に絡んで、受注企業より落札と引き換えに政治献金を受けていたという構図であり、談合事件として検察の捜査が始まっていた。地元企業とのつながりを発端にした捜査は、特捜部が2002年に摘発した鈴木宗男衆院議員の事件と共通し、事実、松岡農相は、「九州のムネオ」と呼ばれていた。 検察が、逮捕前の聞き取り調査が為されていたと思われるが定かではない。いずれにせよ、陰に陽の「松岡スケープゴート」は開始されていた。これが事件前の状況であった。 |
【究明せねばならないことその1、自殺かどうか検証せよ。15の疑問がある】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
松岡農相はいち早く自殺と断定され、各党も、この観点でコメントしている。数多くの遺書が残されているのが決め手とされているようであるが、現場にはなお次のような不審さが残っている。これを検証せずんば自殺と断定するのは早いのではなかろうか。
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![]() 事件の数日前に「29歳ネイリスト変死事件」が発生し、こちらの場合はマスコミは自殺か他殺かを廻って、現場の様子、遺体の損傷箇所等々精緻に検証している。それに比べて松岡農相の死を廻る同様検証はまるで為されていない。おかしなことではないか。 2007.6.5日 れんだいこ拝 |
【自殺の決め手遺書を検証せよ】 | |||||||
黒のボールペンで書かれた便箋遺書8通が茶封筒に入って遺されていたとも、「親展」と書かれ、リビングのテーブルの上に整然と並んでいたとも報道されている。ならば、事件発生当初「遺書は見つかっていない」とされていたのはなぜなのか。この訂正は何を意味するのか。
飯島は、29日夕方6時のフジテレビ系列のスーパーニュース番組に出演し、安藤優子アナとのインタビューに応じる形で、「飯島秘書官様」と宛書された封書を見せながら、遺書の中身は開示できないと明言し、筆跡については「慌てて書いたようだ」との趣旨の発言をした。
「国民の皆様 後援会の皆様」は次の通り。
宛先不明で、発見者のために書かれたとみられるものは次の通り。(正確な原文は報道されていない)
いずれにせよ、正確な文面と筆跡と書き込み時刻、封書の様式、筆、色その他が精査されねばならない。 |
【究明せねばならないことその2、飯島の挙動を詮索せよ】 | ||
飯島は、自殺当日、慶応病院にいち早く駆けつけている。飯島の履歴については、「飯島秘書考」で考察している。松岡農相は、飯島にわざわざ遺書を遺しているが、どういう関係なのか。 ここに興味深い新聞記事がある。2006.9.27日、松岡氏の地元紙「熊本日日新聞」が「安倍内閣発足 松岡氏待望の初入閣」という見出しで次のように報じている。
つまり、待望の初入閣に飯島の口利きがあり、松岡にとって飯島は以降ますます頭の上がらない存在であったという事になる。松岡は、小泉内閣時代、郵政政局で主流派に転じた。首相官邸に定期便と揶揄されるほど頻繁に訪れていたことが知られている。こういう事情で、「遺書を残すほど2人が密接だったことは間違いない」ということになる。 しかし、それにしても、飯島が「自殺?」の現場にいち早く登場したことには裏がありそうである。飯島は、松岡農相の「強制自殺」を知っていたのではないのか。異変をキャッチして心配して慌てて現場へ現れたのではなく、公表されては困る証拠が残されていないか確認する為と後始末のために、あらかじめ予見していたかのごとく用意周到に登場したのではないのか。こう読み取るほうが自然であろう。
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【究明せねばならないことその3、松岡叩きの背後にあった事情を詮索せよ】 | |
松岡農相がかくも執拗に追い込まれたのは何ゆえか、これを詮索せねばならない。はっきりしていることは、米国産牛肉を初めとする農業分野の一層の市場開放を求めるネオ・シオニズムの要請があり、これの内通派と松岡農相派が一定程度対立していたことである。他にも種々裏と闇があるものと思われる。松岡農相をめぐって、水面下で小泉・飯島一派と安倍一派が、激しい攻防を繰り返していた様子も漏れ伝わっている。
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【地元秘書の突然変死考】 |
2007.5.18日、松岡大臣の地元後援会の元幹部・内野幸博氏が自宅で、首を吊った状態で発見された。自殺として処理された。 |
【突然の帰省、墓参り考】 |
「松岡大臣「本当は謝罪したかった」? それを止めた人間はだれか [J-CASTニュース]」は、自殺直前の松岡氏の足跡として、自殺の2日前の5.26日、突然熊本県の実家に帰省、父母の墓参りをしていたことを伝えている。朝日新聞によると、その後、熊本市の料亭で開かれた地元選出県議の歓送迎会で、荒木詔之・元県議会議長に対して「私も荒木先生のようにスパッと辞められたらなあ」とこぼしたという。 |
【鈴木宗男衆院議員証言】 | ||||
鈴木宗男衆院議員は、ウェブサイトに掲載している日記「ムネオ日記 2007年5月28日」(http://www.muneo.gr.jp/html/page001.html)で、次のように述べている。
「ムネオ日記 2007年5月29日」は次のように記している。
「ムネオ日記 2007年5月30日」は次のように記している。
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Re:れんだいこのカンテラ時評297 | れんだいこ | 2007/05/31 | ||||||
【「現役大臣松岡農相の議員会館宿舎内死亡事件」考】 2007.5.28日正午過ぎ、「現役大臣松岡農相の議員会館宿舎内死亡事件」が発生した。事件発生後三日目になるが、この辺りでこの事件に対するれんだいこ見解を述べておく。 流布されている情報から判明することは、「松岡農相の無念の死というより愚かな死」である。松岡は、大臣のイスを手に入れるためになりふり構わず、去る日、時の小泉政権の陰の実力者飯島にすりより、その後押しで後継安部政権の発足時に農相ポストを手に入れた。が結果的に、引き換えに生命を失った。つまり、大臣イスと生命を引き換えたことになる。 ぼろ雑巾の如く使い捨てにされた挙句、その死は現役大臣のそれとしては不似合いな虫けら同然に扱われた。「現役大臣松岡農相の議員会館内死亡事件」は、ネオ・シオニストに身も心も委ねた者の哀れな末路を物語っていよう。こう感覚しないとしたら、随分萎えていることを知るべきだろう。 もう一つ指摘しておかなければならぬことは、各野党、各メディアが官邸発表に対し揃いも揃って何の疑念も表明せぬまま「松岡農相の自殺」を受け入れた上で、色とりどりのコメントを披瀝していることである。この連中は、その昔の田中角栄政界追放以来「覚えさせられた政界浄化運動」が殊のほかお気に入りのようで、病膏肓に陥っている感がある。 はっきり云っておくが、田中角栄の政界追放運動は無論こたびの松岡農相訴追運動にも裏と闇がある。それを承知で正義ぶった訴追運動し続ける者は、それが右からであれ左からであれ、裏と闇の走狗でしかなかろう。政治運動は万事、それの作用と効果をも弁えねばならず、これも政治責任の一つだろう。これに無自覚なままの「覚えさせられた政界浄化運動」を繰り返すのは既に犯罪的な面がある。 こたびの事件に対する政治見識として示すべき事は、現役大臣の「自殺?」に対し正当な調査を要求することである。徹底現場検証を要求し、報告させることである。仮に、野党の党首ないしは幹部の「自殺?」が発生した場合を考えればよい。「任意自殺」が判明するまで徹底捜査を要求するべきであろうが。ひょっとして、この場合でも、相も変わらず警察発表を鵜呑みにするのだろうか。 ましてやこたびの事件には、安倍院政を敷く飯島が、単に黒幕としているだけでならまだしも、「自殺?」現場にいち早く顔を出し、堂々と現場指揮しているのだ。これは特殊れんだいこ感覚かも知れないが、「小泉衆議院議員の愛人小はん変死事件」の際の手際と酷似していることに気づかされる。 あの時も、部屋のドアのふちに着物の細い帯がかけてあり、これにより首吊り自殺と断定された。遺書は存在せず、走り書きの「つかれました。ごめんなさい」という紙片が残されていた。検死で自殺と判断されたため司法解剖をしていない。やはり、秘書官飯島がやってきて采配している。こうなるともはや、飯島を国会喚問せよ。警察の捜査調書を開示させよ。こう主張すべきが常識だろう。 しかしいけない、我らが野党は、こうした疑惑解明には向かわず、こぞって「更なる政界浄化運動」へ向けてボルテージを上げるばかりである。ならば最後に問おう。政界浄化運動が、ネオ・シオニスト派に向けられることは稀なのはどういう訳か。松岡は元をただせば内治派である。変節して猟官運動この場合は大臣ポスト運動に走った訳であるが、要するにそういう転向派出自だからして容易にスケープゴートにされたのではないのか。戦後政治史上、岸、松野、中曽根、小泉といったお歴々のワルがお縄についたことはないではないか。 せめてこういうことを考えなければ、松岡農相の死は報われまい。 松岡農相「自殺?」事件考 ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/abeseikenco/matuokazikenco.htm 2007.5.31日 れんだいこ拝 |
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【緑資源談合事件の「陰のドン」も自殺?】 |
2007.5.29日午前5時15分頃、独立行政法人「緑資源機構」の前身に当たる森林開発公団の元理事で「陰のドン」と云われている山崎進一氏(76歳)が、横浜市青葉区青葉台のマンション駐車場で転落死しているのが見つかった。山崎氏はパジャマ姿の素足で転落死しており、頭から出血していた。居住しているのは5階であったが、6階の階段に靴が揃えられていた。遺書は見つかっていない。神奈川県警は自殺とみて調べている。 |
Re:れんだいこのカンテラ時評298 | れんだいこ | 2007/06/02 |
【飯島を国会証人喚問せよ】 「現役大臣松岡農相の議員会館宿舎内自殺?事件」に言及しておく。その第一点は、事件が種々不可解な点を残しているにも拘らず、司直の捜査の手は萎縮しているのではなかろうか。現場検証、関係者事情聴取、リード、脚立、遺言書等々の証拠物の吟味や入手経路等々の捜査は進んでいるのだろうか。 現役の閣僚の「自殺?」は、格別の捜査でもって、それがどういう事由により引き起こされ、どういう風に死亡したのか徹底的に解明されてしかるべきではなかろうか。参院選に対する影響を論うのは興味本位であり、そういう風に茶化してはいけないそれ以前の次元の違う為すべき肝要事として認識し徹底捜査すべきではなかろうか。 その第二点は、飯島元小泉首相秘書官が登場していることに鑑み、彼が何をしたのか、その挙動の一部始終を明るみにさせねばならない。彼は自ら、「松岡氏が死亡した日の午前中に、松岡氏の携帯電話をコールしたが応答がなかった」と証言している。この話が実際かどうか、つまり電話したのか、繋がらなかったのかどうか裏づけを取るべきであろう。誰から飯島に連絡が入ったのか、慶応病院へいち早く駆けつけ何をしたのか、しなかったのか解明せねばならない。 飯島宛の手紙は今どうなっているのだろうか。司直は直筆かどうかも含め、いつごろ書かれたものか、その内容についても厳正捜査しているのだろうか。私信ゆえに公開せずは通るまい。 れんだいこは思うに、与野党はこぞってキーパーソンの飯島元小泉首相秘書官秘書を国会へ証人喚問せよ。「飯島工作」の全貌を明らかにさせよ。彼が、死因特定、司法解剖せずの判断に関与している可能性が強い。これが事実かどうか、事実としたら法に抵触していないかどうか判断せねばならない。 その第三点は、れんだいこの情報不足かも知れないが、こたびの事件を担当した医師団の所見が見当たらない不自然さを感じる。誰が担当したのかさえ分からない。担当医師は今からでも司法解剖せずの判断の根拠を示さねばなるまい。 以上の三点は普通に湧く疑問である。この疑問に誠実に対応しない与野党よ、汝らは揃いもそろってなぜ、事件の徹底捜査と飯島証人喚問の声を上げないのか。松岡農相自殺説に何の疑問も湧かさず当初から受け入れているのはなぜか。 週刊誌がどのように事件を採り上げているのかにも興味がある。本来なら、不審男飯島をターゲットとした記事が出てもよさそうだが、これまでのところ何やら避けている風がある。この裏には何があるのか。決して偶然では有るまい。日頃、言論の自由を説教しているからには、ここで男ぶりを見せてみぃ。 れんだいこは、様々のブログに目を通してみたが、飯島に疑惑の眼を向けるそれは案外少ない。むしろ目を向けさせないようあらぬ方向へ引っ張ろうとするそれが多い。れんだいこは、公然登場し傍若無人に振舞った飯島の挙動不審を見過ごすべきではないと考える。徹底追及せねばならないと考える。 2007.6.2日 れんだいこ拝 |
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週刊誌大手の「週間ポスト6.15日号」は、「松岡は皇太子殿下と同席するな」を掲載しているが、題名の通り事件の不審に照準を合わせていない。飯島につき僅かに言及している程度であり、それも事件前の会食を問題にしているに過ぎない。もう一つの大手「週刊現代6.16日号」は、何と該当記事なしという珍現象である。こったらことが許されて良いだろうか。週刊現代編集長の責任が問われて然るべきではないか。 それにしても、採り上げても愛人問題などあらぬ方向でのそれであり、総じて採り上げないことも含めて採り上げ方が不審である。これが偶然である訳が無かろう。飯島派のマスコミ強権支配の実態を知るべしであろう。 2007.6.5日 れんだいこ拝 |
【「共同通信編集委員・柿崎明二氏の興味深い指摘」考】 | |
2007.6.3日付け共同通信編集委員・柿崎明二氏の評論「農相の死に思う 政治家に生き抜く責任」は、本人の意思とは別に興味深い内容となっている。これを論評しておく。 柿崎氏は、松岡農相自殺説の立場から、概要「政治家には、どんなに過酷で悲惨な状況に置かれても、決して自殺はしてはならず、生き抜かなければならない責任がある」と主張している。そう述べた後、松岡氏が、2006.6月、議員立法で成立した自殺対策基本法の政府諮問会議「自殺総合対策会議」のメンバーであったことを知らせている。その上で、概要「そのメンバーが自ら死を選び、周りが防げなかったのでは、取り組みは説得力を持たず、むなしいものとなるだろう」と述べている。 以下、「負けないで」で知られる人気ポップスグループZARDのボーカル坂井泉水の2007.5.28日の転落死にも触れ、次のように結んでいる。
れんだいこは逆に、政府の自殺防止審議会メーンバーでもあった松岡氏が本当に自殺したのかいなぁと疑問を湧かしたい。よしんば真性自殺だったとしても、任意自殺ではなく強制自殺だったと認識することで、政府の自殺防止審議会メーンバーでもあった松岡氏を追い込んだ政治圧力をこそ解明したい。 しかしいけない。もう既に人の口の端に上らなくなりつつある。こうやって重大事件までもが風化させられていく。 2007.6.3日 れんだいこ拝 |
【日共赤旗の自殺報道考】 | |
日共は、事件翌日の2007.5.29日、「松岡農水相が自殺 『政治とカネ』疑惑の中」と題して次のようなコメントを掲載している。これを転載しておく。
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【日共赤旗の自殺報道考】 | |
2007.5.30日、日共は機関紙赤旗で、「農水相自殺 首相に厳しい目 けじめつけなかったツケ “盟友切れず”」と題して次のような記事を掲載している。これを転載しておく。
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![]() 日共のこのコメントの問題性は次のことにある。安倍との関わりを穿っているが、飯島との関わりについて意図的に報じていない。「奥の院」で、飯島派と現下の日共党中央が通じている気配があることが更に証されたと云うべきか。 2006.6.5日 れんだいこ拝 |
Re:れんだいこのカンテラ時評299 | れんだいこ | 2007/06/05 |
【飯島を国会証人喚問せよその2】 れんだいこは、松岡農相の自殺?事件をそれなりに整理してみた。気づくことは、どうみても飯島の挙動が不審であるということである。次に、その飯島の挙動が隠蔽されようされようとしていることである。世の自称インテリ、ジャーナリストの多くが、この問題を論じようとしていない。この問題に比べれば、どうでも良いことをさもらしく語って糊塗しようとしている。 自殺の決め手は遺書複数通にある訳だから、それを鑑定にふさねばなるまいに、されているのだろうか。飯島は、テレビの前で見せた遺書の封書に書かれた宛名を公開している。松岡の直筆かどうか精査せねばなるまいに。安倍首相宛の文言も短かったと云う。死を覚悟した松岡は、それほど稚拙な文言しか残せなかったことになるが、解せない。 疑えばきりが無くなる。パジャマ姿と云うのがどうも不自然だ。ならば、当日午前中のそれまでに来ていた背広はどこにあったのた。部屋にあったのかないのか、行方不明なのかはっきりさせねばならない。勘ぐるに、背広には抵抗の後があり、出すに出せないのではないのか。 救急隊の要請のまでの時間も到着までの時間も慶応病院への搬送も、妙に間延びしている。最新情報として、救急隊が駆けつけるまで、松岡農相は首吊りした格好のまま放置されていたという。SPは一体何をしていたのだろう。空白の2時間をつくったことも含めて彼を登場させ証言させねばならない。 その他その他疑い出したらきりが無い。安倍首相は、支持率なぞに一喜一憂しないと日頃述べている。ならば、現役閣僚の戦後初の自殺?死に対して、徹底捜査を指示するのが政治責任だろう。これを云わない野党もどうかしている。いち早く自殺追認の日共赤旗記事も犯罪的だ。遺言書が唯一の決め手の自殺断定というのは変だろうが。 それにしても、れんだいこの耳と意識に残っているのは、現場に飯島が居て、遺書を発見云々のレポーター報告である。あれは聞き間違いだったのだろうか。れんだいこが見たのは搬送ではなく搬入で、その慶応病院には既に飯島が到着していたと云う情報だったのだろうか。そうなると、遺書を発見したのは誰か、確か飯島ではなかったかとか疑問が消えない。 これは難しいことではない。事実を確認すればよいだけのことである。つい先日のことである。どなたか特に現場記者諸氏よ、この疑問を解いてくれないか。このところ寝つきが悪いのだわ。 松岡農相「自殺?」事件考 ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/abeseikenco/matuokazikenco.htm 2007.6.5日 れんだいこ拝 |
Re:れんだいこのカンテラ時評301 | れんだいこ | 2007/06/07 |
【松岡自殺?事件報道に見せるマスコミの奇怪】 れんだいこは、「松岡自殺?事件」に「宮顕の党中央委員小畑査問致死事件」、「ロッキード事件」同様の胡散臭さを感じ取っており、情報収集の為にマスコミ記事に期待していたところ、驚くことにこの種のことに飛びつくはずの週刊現代が記事にさえしていなかった。週刊現代よ、大相撲の八百長問題には精力的なようだが、現役大臣の「自殺?」を取り上げない法はなかろうに。編集長よ、弁明してみよ。週刊ポストは取り上げていたが、「自殺?現場」の状況についての突込みをしていない。その他数多くの週刊誌も、れんだいこが目を通してみた限りに於いてではあるが、「松岡自殺?事件の怪」に触れたものはただ一つ無い。記事はなべて自殺を前提にしての補強情報ばかりである。 新聞各社は、れんだいこの知る限りではあるが、ただの一社も、松岡農相の死を変死扱いするものはなく、なべて自殺事件として論評している。各政党も然りである。これっておかしくないか。新聞各社論説委員よ、政党声明者よ、事件の自殺処理に何の疑問も湧かさず、自殺報道した論拠を聞かせてくれ。ちなみに、警察発表はどのように出されているのだろうか、それさえ分からない。 こたびの事件で、小泉前首相秘書官・飯島が妙な形で登場している。れんだいこは、事件実況中継の際にレポーターから飯島が「自殺?現場」に居たと聞いたと記憶するが、その後の報道では画一的に慶応病院へいち早く駆けつけたとされている。れんだいこには確かめようが無いので、れんだいこの聞き違いだったのかどうか明らかにして貰いたい。どちらにしても「飯島工作」が為されたことは疑いないが、前者と後者では重みが違う。そういう意味で確認したいところである。 もとへ。マスコミの「松岡自殺?事件」に対する自殺認定報道は早過ぎるのではないのか。目下は、自殺か他殺か分からない変死として報ずるべきではないのか。更に事件現場報道の及び腰が歴然としている。これは俗に云う報道管制、報道規制が敷かれていることを物語っているのではないのか。これも叉「飯島工作」の為せる技なのではないのか。 れんだいこにはこの疑念が持ち上がり止まない。あたかも白昼夢を見せられた気がしてしまう。今や数万人は居よう司法関係者からの声が上がらないのも解せない。彼らは日頃この種の事件の真相解明の専門家ではないのか。誰も疑問を沸かさないようなら余りにも結構な頭脳である。 野党もええ加減にせんかい。一人気を吐いているのは鈴木宗男である。事件への直接の言及はしていないが、松岡が辞任するもしないも自分の意思だけでは決められないと述べたことを証言している。この間矢面に立たされ続け、こたびの「自殺?」で臭いものに蓋されてしまった。今となっては、「何とか還元水」として計上された経費の行方を追っても空しい。空しくないのは、自殺?現場の徹底検証である。 野党各党はこれまで松岡農相を根限り追い詰めておきながら、「自殺?」したとなると、何の疑問も湧かさず自殺で済ますのかよ。政治責任上、自殺か他殺か調べるのが筋だろう。現場は結構不自然なのではないのか。何度も繰り返すが、飯島がオカシイのだ。「飯島工作」の全貌を明るみにさせるのが、松岡農相自殺?に対する政治責任となっているのではないのか。この道理が通じないまま何を正義面して云ってもダメ、参院選に勝とうが負けようが全てはお遊びのゲームでしかない。 こういう時こそ真のジャーナルが欲しいわな。れんだいこ党は目下ただ一人この事件の真相究明を求めて闘っていくことを宣言する。御意の士よ、我が党に列なれ。 2007.6.7日 れんだいこ拝 |
【第4インターかけはし派の見解考】 | |||||||||||||||||||||
第4インターかけはし派は、松岡農相自殺?事件に対し、「松岡農水相の自殺と安倍政権の危機」(松原雄二)と題する次のような見解を表明している。これに逐条コメントしておく。
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これより後は、「松岡農相「自殺?」事件考その2」
(私論.私見)