3242 仏国系

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コード 中項目 備考
32421 バブーフ
32422 サン・シモン
32423 ブランキ
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(私論.私見)

モンテーニュ(1533−1592)
「どんな思想も奪うことはできない。人は命がけでそれをまもる」(随想録)


ヴォルテール(1694−1778)
仏の啓蒙的文筆家。哲学上では、英のロックとニュートンの影響下に立つ。その歴史的役割は、その批判的評論と風刺的詩文とで、当時の仏の政庁、制度、教会の強権支配などを批判し、攻撃し、これによって仏革命のすぐ前の時代の精神的発展、ことに革命的気運の昂揚に多大な影響を与えた点に或る。その著作の為に当局から激しく追及され、たびたび投獄された。
主要著作
哲学書簡(1733)
形而上学論(1734)
哲学辞典(1764)


フーリエ
「女性の卑しめは、文明並びに野蛮の本質的特徴である。ただ違うのは、野蛮が単純な仕方で実行する全ての悪徳を、文明制度は複雑な曖昧な両義的な偽善的な在り方に高めていることである。---女子を奴隷状態にとどめておくことの罰は、誰あろう男子自身に最も深く降りかかるのである」

「歴史時代の変化はいつでも自由に向かっている婦人の進歩に応じてこだまする。何故なら、男子に対する婦人の、強者に対する弱者のこの関係のうちに、獣性に対する人間的天性の勝利が、最もはっきりと現れるからである。婦人開放の度合いは一版的開放の自然的尺度である」


オーギュスト・コント
南仏のモンペリエ。サンシモンの弟子。実証主義

 「コントは、サンシモンら空想的社会主義者たちのように政治的経済的変革を直接訴えるのではなく、人間知性の改革によって新しい社会秩序の再編成を考えた。社会の進歩は人間の知的進歩に支えられるのであり、科学の新しい秩序づけと進歩こそ社会のそれを可能にすると彼は考えたのです。そして彼の言う実証的科学の応用が社会改革をもたらすというのが、彼の『実証哲学』の立場であった」。



「得に人が偉く見えるのは、我々がひざまづいているからにのだ。---起ち上がろう---」(1789年、トスタロの雑誌)