出所元明記、出典元明記のルールとマナー考

 (最新見直し2005.12.26日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 2005.12.22日、れんだいこ主宰「左往来人生学院」掲示板に、「ブックは重い」氏より「Re:Re:5002著作権について」と題する投稿が為され、概要「引用元明記もしくは出典元不明記の地文取り込みは盗みである」旨の観点より、その方面の取り込みがママ見られるれんだいこに対するあてこすり批判が主張された。その論旨は次の言葉に要約される。
 「ところで だいこちゃんに『あんた非常識だよ』といった人たちは、『無通知無承諾批判』などしていないと思うよ。自分の文章と他人の文章の区別、自分の思考と他人の思考、自分の仕事と他人の仕事、その区別をしないから、だいこチャンは、『どろぼー』といわれちゃうの。そう思うだけっちゃ「」。
 
 俗耳に入りやすい一見正論風であるが、れんだいこは、この問題につき以下愚考することにした。ここまで、れんだいこは、無通知無承諾リンクは著作権違反なる鉄条網を取り外し、次に無通知無承諾引用、転載は著作権法違反であるとする鉄条網をペンチで断ち切ってきた。出所元不明記、出典元不明記は著作権法違反であるの鉄条網外しに取り掛かる。これは少々難しい。結論は、絶対条件ではなく相対条件であるとするスタンスに向おうと思う。以下、これを論証する。

 2005.12.26日 れんだいこ拝

【ルールとマナーに反する一番イカガワシイ行為は何か】
 「出所元明記、出典元明記のルールとマナー考」には直接関係ないのだが、「ルールとマナーに反する一番イカガワシイ行為は何か」について触れておく。なぜなら「他人文引き出しに当たってのルールとマナーに反する一番イカガワシイ行為」を平然と為す者が、よりによって、「引用元明記、出典元明記のルールとマナー」を飛び越えて「引用元不明記、出典元不明記の引用又は転載は泥棒窃盗である」と強調する事例が多く、何をかいわんやという気がするからである。

 「他人文引き出しに当たってのルールとマナーに反する一番イカガワシイ行為」とは何か。それは、「趣旨の改竄、歪曲」である。通常、議論の場合などに「叩きやすいように相手の趣旨を改竄、歪曲して叩く」論法が用いられる。これこそ最も悪質とみなされるが、よりによってこういう悪質論法を為す者が「引用元不明記、出典元不明記の引用又は転載は泥棒窃盗である」呼ばわりを得意としている。それを正義の仮面つけてやるからチャンチャラオカシイ。

 その事例を以下晒してみる。(以下、略)

 例えて話をする。食事の例で云えば、「引用元不明記、出典元不明記の引用又は転載」は、手を洗わなかったとか、いただきますを云わずに食事行為に入った例である。気難し屋は、そんな無礼者には食事を与えず晒し首が相当するとまで息巻く。れんだいこは、そうまで云う必要はなかろうと云いたい。今後の嗜みと諭せば済むだけのことではないかと思う。

 ところで、特大のスピーカーであいつは手を洗わず食事する、いただきますを云わずに食事すると町内に触れまわす者が現われたとしたら、現にそういう者が出没しているのだが、町内の者はどう反応するだろうか。そうかあいつはそれほど失礼な奴かと同調する者がいるにはいるだろう。しかし、おおかたの向きは、その程度のことを触れまわすおバカぶりに鼻白むのではなかろうか。しかし、こういうバカは、ひょっとして聞こえなかったのではなかろうかと思い込み、ならばともっと特大のスピーカーで町内を駈けずり廻ろうとする。これを恥の上塗りと云う。

 れんだいこが告げておく。お前は終いには穴があったら入りたくなるであろう。それよりも次のような事例を考えてみたい。あなたならどうする。レストランで、あるメニューを指定したところ届けられたものが違う場合、メニュー表に明記されている値段と支払い時の請求額が違う場合、無農薬を売りにしている素材が無農薬でなかった場合、食事の中から切断された指が出てきた場合、毒薬が仕掛けられていた場合等々。

 本来は、こういうところを議論せねばならない。そこに論がいかず、やはり手を洗わなかったとか、いただきますを云わなかったとか、食事の際の座り方が悪いとかの議論に熱中させようとする者が現われたら、どう待遇すべきか。れんだいこに云わせれば、局面次第で今後はあなたの云う通りにしようで済む話である。だから本論に入りませうと促す。そうしたら、そういう御仁に限って、そういう訳にはいかない、相応の自己批判を要求すると言い張る。みんなの前でお詫びしない限り食事させないと言い張る。みんな話は聞くが、長引けば次第にあきられる。それでも云い続ければ、最後にはもうあいつは呼ばないようにしようということになろう。これを自業自得と云う。

 2005.12.26日 れんだいこ拝


 



(私論.私見)