同期の桜

 (最新見直し2011.03.15日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、日本の名歌、音楽論その他を確認しておく。

 2011.03.15日 れんだいこ拝


同期の桜
作詞:西條八十  作曲:大村能章

1

貴様と俺とは 同期の桜  同じ兵学校の 庭に咲く

咲いた花なら 散るのは覚悟  みごと散りましょう  国のため

2

貴様と俺とは 同期の桜  同じ兵学校の 庭に咲く

血肉分けたる 仲ではないか  なぜか気が合うて 別れられぬ

3

貴様と俺とは 同期の桜  同じ航空隊の 庭に咲く

仰いだ夕焼け 南の空に  未だ還らぬ一番機

4

貴様と俺とは 同期の桜  同じ航空隊の 庭に咲く

あれほど誓った その日も待たず  なぜに死んだか 散ったのか

5

貴様と俺とは 同期の桜  離れ離れに 散ろうとも

花の都の 靖国神社  春の梢に 咲いて会おう

 原曲は「戦友の唄(二輪の桜)」という曲で、少女倶楽部1938年(昭和13年)1月号に発表された西條の歌詞を元とし、とある海軍士官が勇壮にアレンジしたもの。人の手を経るうちにさらに歌詞が追加されていき、一般に知られているもののほかにも様々なバリエーションが存在する。時局に合った悲壮な曲と歌詞とで、陸海軍を問わず大いに流行した。哀調を帯びた旋律で特攻隊員が好んで歌い次第に
兵隊ソングとして兵士間で流行り巷にも愛唱された。


 



(私論.私見)