引用転載に絡むれんだいこの事件史考その3、「晒し刑」考 |
更新日/2023(平成31.5.1栄和改元/栄和5).4.1日
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、「引用転載に絡むれんだいこの事件史考」と題して「晒し刑事件」を取り上げるのは、正邪を糾す為ではない。元々れんだいこの引用、転載行為に対するクレームであり、通説的理解ではれんだいこに非がある。そういう意味では、れんだいこの恥を晒すだけである。その恥晒しを敢えて引き受けるのは、これらの遣り取りを通じて著作権法の正確な理解を得たいが為である。 れんだいこの理解の方が変調なのかも知れない。そういう不安もあるが、著作権法を読む限り、れんだいこ理解の方が正確なのではないのか。現代著作権法を推進する著作権万能適用論者のそれは、あたかも日本国憲法9条の規定をなし崩し的に改憲解釈し、野放図に展開している軍備、派兵の様と似ていないか。そういう意味で、ここら辺りでもう一度原点に戻る必要があるのではないのか。著作権万能適用論者の多くは日本国憲法9条の拡大解釈に反対姿勢を示しているが、滑稽なことにこと著作権法理解に於いては同様の拡大解釈で如意棒をふるっているのではないのか、それはオカシな現象ではないのかという関心と通底している。そういう意味で、当事者の実際例を通じてこれを叩き台にして著作権法理解にアプローチしてみたい。本サイトの意義はここにある。 2004.8.23日、2006.3.20日再編集 れんだいこ拝 |
2012.8.17日、本稿で取り上げたサイトの殆どが閉鎖されている。こういうことになるからリンクだけではいけない、きちっと転載して証拠にしておかねばならない、ということが云えるのではないかと改めて思う。リンク派の面々は、転載させないようにしておいて好き放題に述べ、いつの間にか姿を消す。そりゃぁあんまり虫が良過ぎるのではないかな。 2012.8.17日 れんだいこ拝 |
【「晒し刑事件」考】 |
2004.7.23日、グーグル検索していると、れんだいこの論考文における無断引用、転載箇所を廻って、坂東千年王国氏(HON)より「びっくり ぎょうてん !
晒し刑に処する次第」で新たに叱責されていることが分かった。そこで、本サイトを設け、総合的に考究してみることにする。 これは、れんだいこの「明治維新の研究」の「明治維新の史的過程考(2―1)(伊藤体制から憲法発布まで)」サイトで、北村透谷の自由民権運動家としての側面につき貴重な論及をしていた「幻境の碑」を引用元不明示、リンク掛けなしのまま全文転載していたところ、「びっくり ぎょうてん ! 晒し刑に処する次第」で叱責されたものである。 本件は、それまでの諸事件と趣が異なり、「引用元不記載、リンク掛けなしのままの全文転載」であったところに特徴が認められる。れんだいこの重度過失であるが、これが「泥棒呼ばわり」されたところにこの事件の特質がある。 |
【ステップ1】 | |||||
「坂東千年王国掲示板過去ログ-9」の 「びっくり ぎょうてん ! 晒し刑に処する次第」に次のように書かれている。
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【ステップ2】 | ||
その後もインターネット検索していると、「びっくり ぎょうてん ! 晒し刑に処する次第」に続いて、「坂東千年王国掲示板過去ログ-10」で、穂国幻史考管理人より「盗人にも○分の魂?」と題して次のように嘲笑されていることが判明した。ここに至って、著作権法の理解を廻ってれんだいこ見解を再披瀝する必要を感じ、これを転載掲載しておく。 | ||
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もないですね。
自分で生産したもの(創作した著作物)、あるいは、仕入れたもの(著作権の譲渡を受けたもの)を店に並べてご自由にお持ちくださいならともかく、 これでは、盗んだ品物を店に並べて、ご自由にお持ちください出すね。 れんだいこ氏、見たところ、いろんなルートから盗んできているように思えます。著作権をはじめとする無体財産権は、その名の通り、形がないだけに占有ができないことから、盗んだものをご自由にお持ちくださいは、困りますね。 れんだいこ氏の場合、「故意」が認められますから著作権法119条に基づき告訴をすれば、懲役三年以下または百万円以下の罰金に処せられます。 http://www.joy.hi-ho.ne.jp/atabis/ |
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なお、上記の投稿を受けて、坂東千年王国氏(HON)が、次のようなレスを付けている。 | ||
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クソ熱い梅雨のない梅雨明けだというのに、車載クーラーが壊れた !
ガスが全部漏れて、分解しないと何処が故障か不明とはデーラーの弁。とっくに走行十万キロ突破のポンコツ軽でも、エンジンは快調だからしょうがないとしても、設備から傷むのはビルとおんなじだ。新築はボチボチ、やたらリニュアール工事の多い都内を走り廻るにはポンコツが似合いか。ま、リコール隠しに会わないだけでもマシだ。
ポンコツ車の盗人はいないけど、チャリンコの新車を盗むヤツもいる。二年前の盗人にコリて、軽にも載る折りたたみのチャリンコを手に入れた。これで銀座通りやお台場をスイスイ走るのはカイテキだぞ。でも、六段ギヤー付きだがワッパが小さいから、ママチャリに追い抜かれるのだ。 盗人市は昔噺かと思っていたら、百鬼夜行のサイトにはやはり盗人市もありますね。 「厚顔無恥」を『広辞苑』で引いてみた。 こう‐がん【厚顔】 面(ツラ)の皮のあついこと。あつかましいこと。鉄面皮。「厚顔無恥」 む‐ち【無恥】 恥を恥とも思わないこと。恥しらず。「厚顔無恥」 今度、多摩川流域に「盗人」のページを用意しよかな。また厚顔無恥な盗人に「盗人」も盗まれたりして。 |
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こうなるとさすがにれんだいこは猛然と抗議せざるを得ない。次のように返歌してみたい。 穂国幻史考管理人はご丁寧にも「著作権法について」なるサイトを設け、著作権法について考察している。これを読んでみて、れんだいこ理解による著作権法と穂国幻史考管理人のそれがあまりにもかけ離れていることに気づいた。以下、穂国幻史考管理人の著作権法理解に対する疑義を述べてみることにする。 れんだいこは、これを「著作権法での主要な論争点」で反論を試みている。ここでは、両名による「盗人呼ばわり」について考察する。 始めに云っておきたいことは、一体、ご両名のサイトはどこから知識を取り寄せたのであろうか。この原点から問いかけてみたい。一般に、知識は、先人の労作から学ぶ以外にない。近時の著作権法の拡大解釈に則り、「哲学、思想、宗教、政治、歴史」を論述するとすれば、かなりややこしい技が要求されることになる。著作権法適用以前の時代の対象を考察する場合には幸いであるが、著作権法適用以降の時代のそれらを考究するとなると厄介なことこの上なかろう。この場合、両名の関心が専ら著作権以前の時代の研究だから当方には関係ないというのでは勝手が過ぎよう。 仮に歴史関係に対象を絞って見る。史上の知識から自己流の創意表現に書き上げ直すことはできる。しかし、それも非著作権時代の知識の恩恵あってこそであろう。自らはそういう恩恵に預かりながら、自己の著作物に対しては著作権壁を廻らし関所を設ける。この作法こそ「盗人の論理」ではなかろうか。例えて云えばこうだ。親の世話で成長した子供が成人になって、俺は誰の世話にもなっていない、俺は自分で生きて大きくなってきた、恩返し精神など持ち合わせていない、親の面倒見るに及ばず、我が人生のパフォーマンスこそ最大目的と云っているに等しい。しかし、誰しも寿命があるのに、明日は白骨のみぞ残れる哀れな存在であるかも知れぬというのに滑稽なことだ。それはともかく、 仮に、イエス・キリスト、カール・マルクス、大塩平八論の例を取り上げる。これら三者の思想、行動、それら営為を見れば、人民大衆への限りない啓蒙、凡そ自身の利害得失からかけ離れたところの人民的財産として資するよう願って歴史にその生を刻印していることが分かる。その研究者も又彼らの意思に応え、その法理を灯し続けてきた。それが最近になってどういう訳か著作権全方位適用論者によりあちこちに関所が設けられ始めている。 ならば問おう。著作権全方位適用論者の権利は何処より発生しているのか。史上の当人が望まずのものを否むしろ最も否定してきたその種のものを勝手に権利化する精神は何によってか。それは当人に申し訳ない越権行為ではないのか。だいたい貴公らの論理ではどうやって承諾を取るのか。この件では実際に、聖書のサイト化を廻って論争されている。 著作権法を得手勝手に解釈し、「書き物全体が即著作権発生」なる自己都合主義的便宜的に読み替え、学的発展、普及に資する見地を喪失している者こそ文明に対する盗人そのものではないのか。よって、盗人が「盗人呼ばわり」している愚を見せているのは貴公らの方ではないのか。 こたびのれんだいこの所為に対してはリンク不掛けをなじるべきであるところ、「盗人呼ばわり」して共鳴する両名の痴態こそ恥じよ。れんだいこはその当初、リンク不掛けについては詫びを入れた。しかし、「厚顔無恥」、「盗人呼ばわり」の合唱にまで至っているとなると、原点における吟味から説き起こし反論したくなるのも道理であろう。お望みなら、穂国幻史考管理人の「著作権法について」の珍妙解釈につき逐条反論を為してみたい。どちらが恥を晒すか競ってみようか。 2004.8.23日 れんだいこ拝 |
【ステップ3】 | |||
2008.9.25日確認したところ、穂国幻史考管理人の「著作権法について」が削除されている。代わりに「現代社会と知的財産権法」と題して次のような文言がサイトアップされている。
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穂国幻史考管理人の「著作権法について」削除理由が、冒頭の「改めて『知財法』の整理をし、理解が深まると、特に『著作権法』については条文に即していない表現が散見していることに気付きました」のか、末尾の「学術的な情報はインターネットで発信しても、その呼びかけに対するレスポンスは少ないとわかったからです。『逐条解説』をインターネット上で公開しないのもこれが理由です」なのか分からない。つまり二枚舌になっている。 それにしても煮え切らない御仁である。「れんだいこ氏の場合、『故意』が認められますから著作権法119条に基づき告訴をすれば、懲役三年以下または百万円以下の罰金に処せられます」とまで煽っている以上、ダンマリを決め込むのは許されまい。「著作権法について」削除理由が、従前の解釈が間違っていたことによるのか、レスポンスが少ないからなのかはっきりさせるのが自負するところのインテリの嗜みだろう。不都合にダンマリするインテリつうのはインテリを自負する以上はいただけまい。 2008.9.25日 れんだいこ拝 |
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2012.8.17日確認したところ、穂国幻史考管理人の該当箇所は次のように表記替えされている。
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【ステップ4】 | ||||||||||||||
2007.9.26日、れんだいこの主宰する掲示板「左往来人生学院2」に次のような投稿があった。
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平家蟹氏のこの指摘が正しいとすると、何と坂東千年王国氏は、れんだいこのリンク掛け失念による全部転載を泥棒呼ばわりした挙句、「あきれ果てた。よって、ここに晒し刑に処する次第」とまでのたまう当人が、花田清輝氏の「小説平家」の中の海野小太郎幸長記述の件を、平然と地文取り込みしていたことになる。リンクどころの騒ぎではない。オイオイそんなのありかよと云いたくなるのはれんだいこだけだろうか。こうなると穂国幻史考管理人と云い坂東千年王国氏と云いケッタイな面の皮ではある。似た者が寄る倣いだろうか。 2008.9.25日 れんだいこ拝 |
【ステップ5】 | ||
れんだいこは早速、坂東千年王国氏のサイトの該当箇所「一向一揆戦線」の「兵粮蔵」の「海野小太郎七変化」を確認してみた。小文なので転載しておく。
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平家蟹さんの指摘を確認するためには、この文章と花田清輝氏の「小説平家」の中の海野小太郎幸長について書かれた文章との一致度を判別せねばならない。残念ながら、「花田清輝氏の「小説平家」の中の海野小太郎幸長について書かれた文章」が分からない。いずれ分かる日があろうから、ここに記帳しておく。 2007.9.26日 れんだいこ拝 |
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今グーグル検索「海野小太郎幸長」で次の箇所が出てきた。これを転載しておく。
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「4代目高知BBS : 生活情報交換」の「【情報】質問すれば誰かが答えるスレ part2 【共有】」の次のような一文。
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以上、「れんだいこをなじる者たちの共通した作風」に気づく者は、れんだいこ独りだけではなかろう。ここまで、適宜に貴重なご指摘をくださった方々に御礼申し上げます。貴重なオアシスとなりました。世の中まんざらでもないなと改めて思いました。 |
【ステップ6】 | |||||||
「北村透谷の苦悩」と題して全文転載していた文章が、泥棒呼ばわりされた挙句「さらし首にする次第」として面罵される事件となっているが、この一文が「北村透谷と時代性」の文と酷似していることが判明したので確認しておく。
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(私論.私見)