第21回参院選 | 第21参院選選挙結果の総評 |
(最新見直し2007.7.26日)
関連サイト「れんだいこの為になる選挙分析」
(れんだいこのショートメッセージ) |
第21回参院選挙が2007.7.29日と決まった。自公対民主連合の政権盗り大手戦争の感が有り滅法面白い。しか し、れんだいこは敢えて冷ややかである。何となれば、先の松岡農相変死事件に対して、既成党派のどこも議員の誰一人として調査を呼びかけていないからである。時の現役大臣の変死に対してかくも無関心な政治屋野郎の政争に乗せられる手は無い。 今からでも遅くない。どこの政党か議員でも良い。それはそうと松岡農相自殺?事件のその後の捜査はどうなっているのか疑問を投ぜよ。さすれば、れんだいこはれんだいこ党を率いて馳せ参ずる。それが自民党ならそれも結構だ。それほど重大視するのがれんだいこ史観である。 この認識を共有できない政治貴族の政争ゲームに加担するつもりは無い。天木氏よ、あなたでも良い、とにかく疑問を提起してくれ。あなたの命が狙われた時、自殺でもないのに自殺処理されたらかなわんでせうが。他人事ではないはずだ。それにしても元警視庁長官の亀井がこれを云わないのが解せない。お前ならとことん情報を寄せることが出来ように。捜査の仕方が明らかにオカシイのではないのか。この問題が解決しない限り、れんだいこの22回参院選は投票に行くかどうかも分からない。 2007.6.23日 れんだいこ拝 |
Re:れんだいこのカンテラ時評310 | れんだいこ | 2007/07/13 |
【第21回参議院議員通常選挙に当たってれんだいこ党の方針】
2007.7.12日、第21回参議院議員通常選挙が公示された。投票日は当初7.22日であったが1週間延期され7.29日となった。18日間の選挙戦となるこたびの選挙戦の焦点を、れんだいこ史観で確認しておく。 安部政権は前々任の森、前任の小泉と三代続けての旧岸−福田派の系列であり、自民党内のタカ派の系譜にある。こたびの参院選は、安倍政権が発足以来初の国政選挙となる。相次ぐ閣僚失脚、年金記録不備漏洩問題などの逆風下にあるが、自民党結党以来の党是である憲法改正を堂々と掲げて選挙戦に挑んでいる。かなりイデオロギッシュな攻めの選挙選に打って出ていることになるが、これを逆から見れば、左派がなめられきっている証しでもある。 与党が過半数を維持するには、自公両党で64議席が必要となる。公明党が全員当選で13議席を獲得するとすれば、自民党は51議席獲得が責任数値になる。この責任数値を割り込めば安部政権は揺らぎ、民主党の同調部分を誘い込んでの員数合わせを余儀なくされる。与党大敗の場合は政権瓦解は無論、政界再編成が予想される。 これに対して、野党陣営の足並みはどうであろうか。民主党は悲願の与野党逆転に向かう。小沢党首は、負ければ政界引退を公言しており、いわば背水の陣を敷いて挑んでいる。国民新党、新党大地が民主党連合を組み、いわば与党内に於ける公明党に匹敵する役割を果たしている。 これを思えば、旧社共は全く稚拙であり、犯罪的な対応に終始している。これに代わる新左翼を登場させる以外に政治が良くならない。旧社共は、目下の政局が自民党内のタカ派とハト派の命運をかけた決戦であることを一顧だにせず、この期に及んでも手前の党利党略を優先している。憲法改正阻止共同戦線を組むことを欲せず、護憲の旗印をあたかも商品の如く取り扱い、単なる票取りに利用している。責任政党として与党となって政局に当たることを欲せず万年野党の批判政党としての延命に逃げ込んで恥じない。 旧社共は、そういう特質として、執行部の責任数値を打ち出して選挙戦に臨むという作風を持たない。万年執行部のぬるま湯に浸っている。選挙の渦中は「護憲の本家」だの「確かな野党論」で我こそが一番と手前みそを競い合い、負ければ捲土重来論で事なかれする。時が今憲法改正問題と云う政治的一大事件に遭遇しているという時局にも拘らず、相変わらずの無能対応に終始しており、ひたすら現有議席の確保に汲々するというテイタラクを見せている。 本来なら、社共こそは、憲法改正阻止共同戦線を打ち出す義務がある。社共を核として民主党、国民新党、新党大地、日本新党その他の護憲部分と合従連衡し、その為に汗をかかねばならぬところである。ところが実際には、我が党こそが一番の護憲政党、確かな野党論なる論法で相変わらずの排除の論理に染まっており分裂選挙を画策している。我々はこの愚劣を責めねばならない。 社共のこうしたテイタラクに堪らず、天木氏らの憲法9条ネットが立ち上がっている。この党はどこまで進撃できるだろうか。れんだいこが思うに、彼らも本来は憲法改正阻止共同戦線を打ち出すべきであり、社共が為さぬなら代わって各党との政策協定に向かうべきである。その他の左派政党、市民政党、大衆団体に連合を呼びかけるべきである。その折衝経緯を記録に残し広報すべきである。残念ながら、恐らく何もしていない。社共的我が党こそ一番なる論法の三番手に甘んじている。この辺りに限界が感ぜられる。 以上を総評として、以下、れんだいこが目下の政治情況を分析しておく。日本は1980年以降徐々にではあるが、そして小泉政権以来急激にではあるが親ネオ・シオニズムの虜囚にされており、国家が溶解せしめられつつある。政治家や政党がその手先として立ち働いており、如何ともし難い状況にある。本来は、こういう風潮に対する判断を問うのが選挙の意味であろうが、選挙民はそれぞれの小利権を物差しにして判断しているので、国家的危機には関心を示さない。そういう訳で、いとも容易くネオ・シオニズムが日本を席巻篭絡しつつある。 今から思えば、1970年代までの戦後日本は、政権与党を自民党内ハト派が牛耳ることにより、世界史上稀なる在地土着型社会主義とも云える善政を敷いてきた。これを指揮鼓舞したのは田中−大平同盟であった。田中−大平同盟は、没イデオロギー的であつたが、実践的に為したことを見ればプレ社会主義政策であった。今これが全戦線にわたって、売国奴系タカ派の手により破壊されつつある。 1970年代半ば、世界を裏支配するネオ・シオニズムがロッキード事件を仕掛け、田中−大平同盟は以降次第に逼塞せしめられてきた。ここまでを仮に「昔の自民党」と云うことにする。これに代わって登場したのが親ネオ・シオニズム系タカ派の中曽根であり、以来こちらが主流化して小泉−安倍へと至っている。これを仮に「今の自民党」と云うことにする。 こたびの選挙に於ける「小沢対安倍」の闘いの背景には、「昔の自民党」と「今の自民党」の非和解的な絶対的対立と云う怨念がある。この間、「昔の自民党」勢力が次第に駆逐されており、危機を強めた「昔の自民党」勢力が大同団結して夢よもう一度と挑んでいるのが「小沢対安倍」の闘いの裏史実である。「昔の自民党」のプリンス小沢は、今を措いて以外に勝利の可能性は無いと悲愴な決意で臨んでいる。この政治情況を掴まないと政局が見えてこない。 しかしながら、ネオ・シオニズム派の狡知は長けている。彼らは政権与党にのみ食い込んでいるのではない。親ネオ・シオニズム系は今や与野党を問わず政界を汚染している。昨今の公明党の親ネオ・シオニズム傾斜は度し難く、総帥池田大作の馬脚を表わした格好である。民主党もその内部に(鳩山)−岡田−前原系ラインという自民党よりなお酷い親ネオ・シオニズム走狗を抱えている。日共−社民は、ネオ・シオニズムが敷いたテキストの中で正義を弁じることが許容されており、不満吸収の緩衝材としての役割を果たしている。野党間の分裂を策すことで、裏から自公体制を補完する役割を引き受けている。 れんだいこは、日共−社民が自公の別働隊的裏補完的役割を果たしているとなぜ断じるのか。それは、与党内で公明党が果たしている役割と比較して考えればよい。公明党は、政権与党入りを固守する為に何をなすべきかを心得ている。自民党と政策協定を結び、巧みに支援と票の分かち合いをしている。政治−政権の重責を真面目に考えれば、公明党の対応こそが当たり前の手法であろう。これを思えば、日共−社民は本来なら公明党を見習い、公明党が与党内で果たしているような動きを野党内でするのが当然であるところ、確信犯的に孤高の正義城に引きこもり棲み分けを策している。 これによって、野党は分裂を余儀なくされている。政権与党の強い方が団結しており、弱い方の野党が分裂していて勝てる訳が無い。これは子供でも分かる話であろう。しかしながら、これは偶然の稚拙ではない。意図的に為されている策略であり、その為に党中央に居座っていると窺うべきであろう。そこまで推断しない者も胡散臭いと嗅ぎ分けるべきである。 その結果、全ての始まりである政権交代が為しえない。左派共同戦線は無論のこと野党共同戦線が生まれない。こういう不幸な状態を見据えて、れんだいこは早くより左派共同戦線の構築による左派共同派の代表の国会送り込みの必要を示唆している。一刻も早く法案提出権を得る人数までの国会議員を育て、攻勢的な政治に挑まねばならない。最近6.15共同闘争が始まっているが、一刻も早くうねりを創り出すべきである。この受け皿が出来ない限り日本政治の未来は無い。 我々が、日本政界に仕掛けられたこの構図を打破しない限り、我々の期待する政治変革は進まない。目下は、日本をネオ・シオニズムに隅々まで売り渡す逆行政治改革ばかりが進められている。商業新聞は、そのトップはなべてネオ・シオニズムに身も心も売り渡しており、そういう訳で平気で売国提灯記事ばかり報ずる。そういう事前検閲制が敷かれていることを知るべきだ。従って、各種情報は情報としてしか意味を為さない。判断はこちらでやるという精神で臨まない限り洗脳されるばかりである。 以上を踏まえて、れんだいこ党は、次のような戦略を採ることになる。自公は親ネオ・シオニズム系買弁派に乗っ取られており、これ以上政権を預けることはできない。民主もかなりの部分が同様であるが、1970年代の田中−大平同盟の薫陶を受けたハト派が主流を為しており、目下はこれに期待する以外に無い。国民新党も然りで、思ったよりもハト派的であり、その分魅力がある。民主党、国民新党、大地党、日本新党は政権を視野に入れている分、評価点を高くすべきであろう。万年野党ほど詰まらぬものはなかろう。 よって、議員選出選挙区の場合、民主の護憲派なら無条件に支持、民主のタカ派なら民主、社民、その他の順で選考する。要は、よりましな代表を送り込まなければならないのだ。政党選出比例区の場合、小沢執行部信任で民主党、次に国民新党、次に社民党、憲法9条ネットも考慮に値する。共産党には、宮顕−不破−志位の反動派を党中央から追い出すためにも徹底的な敗北を強いる必要がある。それが下部党員を幸せにする唯一の方法でもある。宮顕−不破−志位派は何と50年もこの党を反動的に牛耳っている。 いずれにせよ、自ら投票しなければならない。それから選挙速報を見入ることにする。一杯飲みながらのこれが実に楽しい。投票せずの観戦ほど詰まらぬものはない。 とはいえ、こたびの選挙に対して、れんだいこは冷淡である。なぜなら、既に何度も述べているが、先の松岡農相変死事件に対して、与野党ともどもが議員の誰一人もが冷淡であり過ぎるからである。ひょっとして、連中は、議会制民主主義という政治トリックの中で戯れる政治貴族でしかなく、各々が役者の如く役割を果たしているだけのことでしかないと思うからである。そういう手合いの劇場に関心を持つのは馬鹿げていると思うからである。 そういう訳で、この選挙戦に於いて、ところで松岡農相変死事件のその後はどうなっているのか、現場検証はどうなっているのか、報道されないのはオカシイデハナイカと声を上げる党派ないしは議員を期待する。我々の時代の目の前で起こった政治事件に対して鈍感な政治には用はない。松岡農相変死事件は余りにも奇怪に報道を閉ざされており、逆に事件の奇怪さを浮きだたせつつある。 2007.7.13日 れんだいこ拝 |
【2007.7.29日参議院選立候補政党の立候補者数分析】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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【新聞各社の選挙特集】 |
【選挙区事情見どころ考】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
各選挙区事情見どころを確認する。民主党各候補者の護憲度を硬派、準硬派、護憲派の順に記す。未記載は態度保留ないしは改憲派に近いということになる。
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上記選挙区事情を通覧して判明することは、数少ない民主の護憲派に対して、日共が自民と挟み撃ちで潰しに掛かっていることが見て取れる。これが不破式議会主義の本質であろう。唯一の例外は沖縄の糸数候補という事になる。日共的対応をしない社民が民主と政策協定を結んで支援する方法は無かったのか。実際にはそのようになっているのであろうが、計略が無さ過ぎる。 2007.7.16日 れんだいこ拝 |
【比例区】 |
比例区は改選数48議席を、自由民社党35、公明党17、民主党35、共産党17、社民党9、国民新党14、新党日本3、維新新党・新風3、9条ネット9、共生新党5、女性党12で争う。 民主党は前回参院選で過去最多の19議席を獲得し比例第一党となったが、今回は更に議席を上積みして20の大台に乗せる勢いを見せている。仮に22とする。自民党は、橋本首相が退陣に追い込まれた1998年の参院選時の14議席を下回る可能性もある。仮に12とする。以下仮に、公明党6、共産党2、社民党2、国民新党3、9条ネット1と予想する。 |
【注目比例区立候補者考】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
自民党の当選顔ぶれ予想。
公明党の当選顔ぶれ予想。
民主党の当選顔ぶれ予想。
国民新党の顔ぶれ予想。元衆議院・宮本一三、熊代昭彦、津島恭一、青山丘、小林興起、自見庄三郎 、弁護士・伊東秀子らが考えられ仮に5名とする。 共産党の当選顔ぶれ予想。
社民党の当選顔ぶれ予想。
9条ネットの当選顔ぶれ予想。
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【各党新議席概略予想(2007.7.23日付け)】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2007年の第21回参院選(29日投開票)が終盤戦に突入し、自民党の大惨敗、民主の大戦果となり、自公与党の過半数割れが現実味を帯びてきた。新聞各紙の調査結果を参考にれんだいこが予想すると、自民党は、64→28、公明党は12→11、民主党は32→69、国民新党2→6、共産党5→3、社民党3→2、9条ネット1ということになる。 与党が非改選の58議席を合わせて過半数(122)を得るには64議席以上が必要となる。公明党の獲得議席を11と仮定すると、自民党は53議席必要となるが絶望的だ。安倍首相は責任ラインを明確にせず、「参院選は政権選択の選挙ではない」と居直っている。だが、44議席の橋本首相(1998年)、36議席の宇野首相(1989年度)により退陣した先例も有り、居座りが許されるかどうかという党内問題が発生し、退陣に追い込まれる可能性が濃厚となる。更に、連立の組み直し、政界再編に突入するのが必至で流動化しそうである。 2007.7.25日 れんだいこ拝 |
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【候補者の護憲改憲度チェック】 |
候補者の護憲改憲度チェックが為されている。「毎日新聞の候補者アンケート」を下に「2007.07.27 民主党候補者の護憲度 田尻孝二 (生協役員)」が民主党候補の護憲度チェックをしている。これを転載したいが著作権を主張される場合があるので、リンクにとどめておく。 |
【各党の参院選最後の声明】 | ||||||||||||||||||||||||||||
各党は、29日の参院選投票日に当たり党声明などを発表した(「産経ウェブ・各党が声明発表」)。各党首の「最後の訴え」も併記しておく(「毎日ウェブ・各党首の最後の訴え」)。
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(私論.私見)