別章【アメリカ政治史の研究】

 更新日/2018(平成30).6.18日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ケネディ兄弟暗殺といい、ニクソン事件と云い、アメリカ政界には計り知れない暗黒の謀略が渦巻いている。

 2005.6.12日 れんだいこ拝


目次

アメリカ移民史
アメリカ対英独立史
フリーメーソン米国史
補足・アメリカ建国史に纏わるアメリカン精神について
アメリカのインディアン駆逐建国史
南北戦争史
アメリカ帝国主義史
別章【米国大統領論
ルーズヴェルト論
アイゼンハワー論
別章【ケネディ論
ジョンソン論
別章【ニクソン論
レーガン論
大ブッシュ論
クリントン論
小ブッシュ論

1.進取の気性
2.尚武の気性
3.常識と理性の尊重
4.義務感の強さ
5.自由と独立心の尊重、個人主義
6.資本主義精神
新天地に国家を作り出した経緯
アメリカン草の根民主主義の源流
アメリカン民主主義のその後


 トマス・ペインは、『コモンセンス』の中で、『手頃な木の下を公会堂に見立てて、公共の問題を討議することにこそ民主主義の精神は宿る』と論じた。アメリカは、トマス・モアがユートピアを構想した新大陸において、『自由のかがり火』と同時に『人類の避難所』を世界に与え、アレクシス・ド・トクヴィルが驚嘆した平等と民主主義の聖地として発展した。多様な民族を受け入れ、国家として能力も高く、人類に対して特別の使命を抱いているという立場で、右派・左派を問わず見られる認識であると著者は指摘する。(五十嵐武士「覇権国アメリカの再編」)日経2001.9.23日「読書」欄・上智大学教授・猪口邦子)






(私論.私見)


 1776年に東部13州で独立したアメリカは、西へ西へと領土を拡げて、以後200年の間に星の数を50にまで拡大した。1846年、カナダとの国境を確定してオレゴン州を獲得。これにより、太平洋岸まで領土を拡大した。同年5月、メキシコと戦端を開き、メキシコ市を陥落させ、48年の講和でカリフォルニア、ニューメキシコの両地方を割譲させた。1897年、ハワイ王国を奪取した。

1773年、フランスのグランドロッジ「大東社」(グランド・オリエンテ)が設立された。「大東社」は、イエズス会の修道院に居を構え、オルレアン公ルイ・フィリップを長とした。フランス革命前、フランスには629のロッジがあり、パリだけでも69のロッジが、又69の軍隊内ロッジがあった。1789年のフランス議会の準備期間及び開催中の組織的プロパガンダの主役だった。

 1776年、ベンジャミン・フランクリンが、アメリカ新共和国の外交代表としてフランスを訪れ、パリの「九人姉妹」ロッジの第二代大統領としてアメリカ独立戦争への理解を求め、支援を取り付けることに成功する。

 1777年、ラファイエットが、アメリカの独立戦争支援のため、自費で軍隊を率いて行き、ジョージ・ワシントンの軍事ロッジに加入して戦った。


 >  > ヒラリー候補は失明の危機にある!?
シリーズ「次期アメリカ大統領の健康問題」【前編】

米大統領候補ヒラリー・クリントンは失明の危機に!? ダイエット・コーラの飲み過ぎが原因か?

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ヒラリー・ローダム・クリントンは1947年10月26日生まれの68歳。Trevor Collens / Shutterstock.com

 今年、世界が注視するグローバル・イベントといえば、アメリカ大統領選挙だ。

 7月18日からの共和党全国大会ではドナルド・トランプが、7月25日からはじまったの民主党全国大会ではヒラリー・クリントンが、それぞれ代表候補の指名を受けた。今後の日程は、11月8日の一般有権者による投票、12月中旬の選挙人による投票と続き、来年1月上旬の第45代大統領と副大統領の正式決定、1月20日の大統領就任式という運びになる。

 バラク・オバマ大統領を引き継ぐのは、民主党のクリントンか?共和党のトランプか?

 指名を受けたクリントンは「大統領選では良心に従って投票しよう。未来と米国のために投票してほしい」と支持を呼び掛けている。一方、トランプは「民主党との最も重要な違いは、我々は米国を第一に据えることだ。8年ぶりに政権を奪還し、米国を再び安全に偉大にしよう」と訴えている。

 本誌ではシリーズ「次期アメリカ大統領の健康問題」と題して、「前編」「後編」の2回に分けて、次期アメリカ大統領の健康問題について考えてみたい。まずは民主党ヒラリー・クリントンから。

世界が懸念するヒラリー・クリントンの持病は何か?

  ヒラリー・ローダム・クリントン(68歳)は、1947年10月26日、衣料品会社を営む父ヒュー・ローダム、専業主婦の母ドロシーの長女としてイリノイ州シカゴ市に生まれる。弁護士、ニューヨーク州選出の上院議員を歴任。第42代アメリカ合衆国大統領ビル・クリントンと結婚後、1993年から2001年までの8年間、ファーストレディに君臨。2009年から2013年までは国務長官に就任し、オバマ政権を支えた。

 この10数年、クリントンの体調不調や発病リスクがマスコミで取り沙汰されている。クリントンの心身に何が起きているのか?クリントンを襲っている病徴と思われる最近のアクシデントを時系列に追ってみよう。

 2005年、上院議員の時、バファロー市で演説中に失神(58歳)。2009年、イエメンで飛行機搭乗中に失神して転倒、肘を骨折(62歳)。2012年12月、ウイルス性胃腸炎に伴う脱水症状のため転倒、脳振盪(65歳)。精密検査で頭部の静脈に血栓が発見されたため、ニューヨーク・プレスビテリアン病院に緊急入院。2013年1月退院。12月30日、国務省7階で失神して転倒、脳震盪。ニューヨーク・プレスビテリアン病院に緊急入院(66歳)。それ以後、目立った病徴の報道はない。

 ただし、『ニューヨーク・タイムズ』など各紙の報道によれば、クリントンの前秘書が「クリントンは、失神発作を起こしやすく、血栓ができやすい体質だった」と発言。ニューヨーク・プレスビテリアン病院の心臓専門医は「脳の凝血塊が脳卒中を引き起こすリスクがある。脳静脈洞血栓症の可能性が強い」と診断している。

 脳静脈洞血栓症は、脳の静脈と脳硬膜静脈洞に血栓が生じる疾患だ。ウイルス性の下痢や脱水症状が続くと血液が凝縮するため、血流が遅い脳静脈洞に血栓ができやすくなる。血栓ができると脳の静脈圧が上昇するので、脳浮腫や脳圧の亢進、頭痛や嘔吐が起き、眼球の周りの静脈還流が悪化することから眼底にうっ血乳頭が生じ、脳卒中のリスクが強まる。

 さらに『ナショナル・エンクワイアラー』(2013年1月18日)によれば、クリントンは「MRI(核磁気共鳴断層像)やMRA(核磁気共鳴脳血管撮影)による精密検査の結果、一時的な意識喪失または記憶喪失に関連する視力障害、もしくは失明を招く視神経系の疾患を発症する恐れがあると報じている。

 その原因は何か? クリントンも不妊のために人工授精を行った娘チェルシーさんも、人工甘味料アスパルテームを含むダイエット・コーラをよく飲んでいる。そのため、ダイエット・コーラに含まれるアスパルテームの可能性が強い」と推察されている。

クリントンの失明の危機は人工甘味料アスパルテームが原因か?

 甘さがショ糖の200倍もある人工甘味料アスパルテームとは何か?

 メチル・エーテルを含むアスパルテームは、体内に入ると麻酔薬であるフリー・メチルアルコールに変化するため、慢性メタノール中毒の原因になる。その結果、脳のドーパミン神経系が阻害されるので、メタノール依存症に陥る。メタノールは、網膜を委縮させるホルムアルデヒドやギ酸に変化することから、視覚神経が損壊。視覚系に酸素や栄養が欠乏するため、失明につながる。

 万一、失明を免れても、網膜の中心部である黄斑に障害が生じる黄斑変性、視野狭窄、目のかすみ、閃光視、両眼の痛み、涙腺異常、眼球突出などの視覚障害や、耳鳴り、難聴騒音などの聴力障害をはじめ、偏頭痛、顔面痛、多動症、手足の感覚麻痺のほか、うつ病、恐怖症、てんかん、高血圧、心臓発作、脳卒中、頻脈、胃腸病、腹痛、下痢、血便、口唇のかぶれ、蕁麻疹、喘息など、数々の重篤な全身疾患を併発するリスクが高まる。

 しかも、内分泌攪乱物質であるアスパルテームは、乳汁分泌を促す黄体刺激ホルモンのプロラクチンを刺激して月経を引き起こすため、妊娠を妨げる。奇形や精神薄弱児が産まれる催奇性物質でもある。

 アスパルテームの深刻なリスクはまだある。必須アミノ酸のフェニルアラニンの代謝が阻害され、中枢神経系を損傷させるので、乳児の心身の発育不全、痙攣、湿疹などの症状を示すフェニルケトン尿症を引き起こす。クリントンの娘チェルシーさんの体調も、乳児の状況も不明だが、何らかの病徴があるかもしれない。

安全性よりも経済的利益が優先されている

 アメリカの市民団体や被害者たちは、アスパルテームの危険性や使用禁止を強く訴えている。ところが、FDA(米食品医薬品局)は、アスパルテームが原因と見られる92もの症状をリストアップし、アスパルテームと失明との因果関係を認識しているものの、無視し続けている。

 アスパルテームのメーカー、厚労省や各国政府も、アスパルテームの有毒性と危険性を熟知しているが、製造・輸入・販売を一切禁止していない。安全性よりも経済的利益が優先されている。

 アメリカのマスコミには、多少のバイアス(偏り)や過剰報道があるかもしれない。しかし、ダイエット・コーラにアスパルテームが含まれている事実も、アスパルテームに有毒性がある事実も決して揺るがない。クリントンは、まだ数カ月も戦い続けなければならない。心身のコンディションが懸念される。

 次回は、ドナルド・トランプ、高齢70歳の健康問題について解説する。(文=編集部)