菅政権史4

 (最新見直し2010.09.06日)

 (れんだいこのショートメッセージ)

 ここで、菅政権史3を確認しておくことにする。

 2010.06.04日 れんだいこ拝



Re::れんだいこのカンテラ時評801 れんだいこ 2010/09/05
 【2010民主党代表選中盤戦考】

 2010民主党代表選は殊のほか収穫が多そうだ。一つはスパリ代表選そのもので、菅首相の続投か小沢の最期の御奉公かを廻って堂々たる権力闘争となっていることである。久方の党内二分の関ヶ原的闘争であり、こういう活力を持っている党は民主党しかないと云う意味で間接的に民主党自体の格好の宣伝戦にもなっている。大いにやるべきであろう。こう見立てるべきところ、民主党のコップの中の争いであり、円高株安の時局がら相応しくない云々の声もあるようであるが為にする批判でしかない。マスコミの場合は意図的故意に、ノンポリの場合にはノンポリ故の意見であり聞き流すが良かろう。二週間なんかすぐ経つ。とやかく云う方がオカシイ。

 聞くところによると、公開遊説会が9.4日、東京新宿駅西口街頭で、9.5日、大阪大阪梅田駅街頭で開かれたが鈴なりの人出だったと云う。大いに注目され関心が持たれていると云う証拠であり結構なことではなかろうか。9.9日、札幌大通駅街頭にても行われると云う。この頃には勝敗の帰趨も決まっているであろう。この流れを作ったのは菅首相の夫人・伸子氏であり、小沢政権が誕生した場合には、目玉として無任所大臣・菅伸子が登用されてしかるべきであろう。誰か、この意見を届けてくれまいか。菅首相は「暫く蟄居」を云い渡される番であろう。

 政治は本質的に権力闘争である。議会制民主主義に於いては、首相の座イスを廻る争いはその最高形態である。なぜか。それは、時の政治課題をどう処理するかを廻る最高指導者を選出するからであり、政治責任の究極となる。いわゆる指導者論の問題である。故に、ゆるがせにして良い訳がない。指導者によって政治質と政治局面が大きく変わるのであり、誰がなっても同じと云う事は有り得ない。

 これを思えば今、民主党が政権与党として首相職を視野に入れながら党の代表選を闘っている姿は至極真っ当なものであり、故に正々堂々とやり抜いて貰いたい。「大いにやれ、質し従来型の金権絡みであったり、ポスト釣り抗争に堕して貰いたくない」、これが世論となるべきではなかろうか。よって、マスコミメディアの意図的故意の「民主党内の恣意的な権力争い」視する報道は無視すれば良い。彼らの言論は現代世界を牛耳る国際金融資本帝国主義によって操作されており、意図的故意の歪んだ報道を得手としている。偶然である訳がない。我々は何度も騙されない。

 こたびの民主党代表選は他にも副産物が生まれている。菅首相の「私の政治の原点論」によってロッキード事件が採り上げられたことにより、ロッキード事件、田中角栄が俄かに回顧され始めている。これはとても良いことである。これを引き起こした菅の弁を高く評価すべきであろう。次第に判明する菅政治は空疎且つ愚昧なものでしかないが、どこか憎めない愛嬌がある。ロッキード事件、田中角栄持ち出しもそうで、菅の政治史上に残る功績となろう。当人の思惑は批判する為に持ちだしたのであるが、そこが菅のご愛嬌だろう。

 既に、脳科学者・茂木健一郎氏がツイートで「田中角栄論」を書きつけている。これによれば、そこで角栄を28文節に分けて語っており、最期の28文節は、「人間は、過去を振り返り、反省することで、未来への指針を得ることができる。日本の国の将来を、小学生の学級会のような幼稚な『正義』で危うくしてはならない。今こそ、田中角栄さんをめぐる一連の事態は一体何だったのか、真剣に検討すべき時期が来ているのではないか」と語っている。
(ttp://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/839.html)

 その通りである。今まで立花隆式角栄論で騙されてきたが、そろそろその迷妄から醒める時ではなかろうか。胡散臭いのは角栄ではなく立花の方ではなかろうか。何が「知の巨人」であるものかは。正しくは「知の虚人」とすべきである。立花史観の登場以来、マスコミメディアは、被疑者を検察以上に容疑者扱いし犯人扱いする風潮が生まれ、今日に至っている。マスコミの正義が大きく変質したことを見て取るべきだろう。現下の小沢パッシングはその延長のものであり、「古い思考様式」として決別すべきであろう。マスコミメディアの任務は、それぞれの眼力による評こそ命であり、全社軌を一にした弾劾評論なぞ評論とは云わない。単に御用聞き政論でしかない。

 もう一つの副産物は、これまた菅が述べたらしい「西郷隆盛論使い捨て論」により、幕末維新、明治維新が回顧され始めていることである。首相たるものが歴史に通じておくのは絶対必要要件であり、これを持ち出した功績は大きい。問題は、菅式「西郷隆盛論使い捨て論」の是非であるが、菅が西郷どんをそのように見立てしていることが分かっただけでも収穫である。そういう意味では、菅首相にはもっと能弁して貰った方が良い。彼が首相職に相応しい人物であるかどうかが自ずと透けて見えて来よう。

 他にも副産物がある。検察審査会論、首相の在任中の訴追論等、従来の未考察課題が生まれている。これらに通じておくのも悪くはなかろう。してみれば、2010民主党代表選は殊のほか収穫が多いと云うことになる。このまま投開票に向かえば歴史に残る名代表選だったと云うことになるのではなかろうか。「能弁・菅対訥弁・小沢」の図式で、これまでマスコミにさほど登場しなかった小沢の実像が広く知れ渡ることになった。これも収穫だろう。

 民主党員がどう判断するのかは分からないが、菅続投を選択したとしたなら、この党はオワである。菅が名人的芸で小沢を上手に引き出し、小沢政権誕生に力を貸したとするならば、最期までヤキモキさせてそうなったら、これは神技であると云うことになろう。歴史は実に面白い。

 2010.9.5日 れんだいこ拝

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Re::れんだいこのカンテラ時評800
れんだいこ 2010/09/05
 【2010.9.4たすけあい党時局声明(800号記念)】

 2010.9.1日、民主党の代表選が始まりました。菅首相と小沢前幹事長の一騎打ちとなりました。9.14日が投開票です。序盤の論戦に於いては、菅首相の饒舌能弁だけの空疎性、傲慢不遜な態度、ネガティブキャンペーンが際立ちました。反対に小沢前幹事長の訥々と語る政界実力者としての弁、マスコミ虚像の剛腕イメージとは違う素顔が好感を持って迎えられました。これにより、国会議員レベルでは小沢候補の優勢が伝えられております。但し、地方議員レベルではマスコミメディアの菅エールプロパガンダの影響を受けている者が多いと伝えられております。党員、サポーターレベルでは、更に影響を受けているのかも知れません。

 いずれ、終盤戦になると大きく小沢候補優位に傾くでせうが、問題は、菅派及びその背後の国際金融資本派がどんな手を使うか分からないことにあります。彼らが云うところのクリーン政治は表向きで、裏では汚い手を使うことが十分考えられます。何せ、彼らの言葉は全部マヌーバー(策略的言辞)です。何一つ、言葉通りのものはありません。2009年衆院選マニュフェストの不履行がその好例です。本来ならすぐさま着手して、然る後に徐々に見直されるべきです。しかしながら、実際に起こったことは碌に取り組むことなく放置し、取り組む段になるや見直しです。つまり、政権交代こそが狙いで、マニュフェストは愚頓な大衆を引きつける為の撒き餌にしか過ぎなかったと云うことになります。

 先の参院選でもそうでした。この場合は逆にしなくても良いことをやりました。官邸権限で消費税増税案を持ちだし、低所得者層の保護基準に対して意図的故意に云い違いし、有権者に民主党に対する幻滅を与えました。つまり、トップが民主党を敗戦に導くように逆指導し、驚くことに何ら誰も責任を取らぬまま今日に至っております。菅首相派は、これに口をぬぐったまま「三ヶ月では何もできない、これからが本当の仕事だ」と云って支持を取り付けようとしていますが、信じられるでせうか。何事も一事万事ではないてせうか。何をしでかすか分からない、云うかわからないとして警戒するのが当たり前でせう。

 幸い、あらゆる妨害の仕掛けを乗り越え、小沢候補が出馬の運びとなりました。伸子夫人の土壇場の機転が代表選談合を砕いたようです。これにより正々堂々とした代表選が執り行われる運びとなりました。二週間に及ぶ代表選の一日一日が、代表選談合を仕掛けた陰謀派の目論見を砕くことになるでせう。今、久しぶりの爽やかな選挙戦が行われております。この流れを加速させ、代表選候補の弁舌に耳を傾けるべきです。両者は智力を尽くして代表の座を争うべきです。今これが理想通りに進んでいるのは幸いです。本来であれば、マスコミメディアは両者の弁舌を正確に報道し、評論すべきです。残念ながらこれは期待できません。しかし、それでも良いのです。マスコミメディアがこれほど狂っているサマを確認すれば良いのです。この連中は飼われているので直りません。我々がこれを押しのけて判断を獲得すべきです。

 以下、れんだいこ及びたすけあい党の見解を発信します。我が党は断固、小沢候補を支援します。小沢氏の政治履歴の総決算として思う通りにさせて見たいと思います。小沢候補は、今日まで花も嵐も乗り越えて参りました。菅首相のように「首相になりたい」と思ったことは一度もなく、こたびは万止むを得ず立候補しております。西郷どんの無私の精神に通ずる義挙と受け取るべきでせう。それ故に、我が党は、これを左から支えたいと思います。ちなみに菅首相は、西郷どんを評して「明治維新には西郷隆盛の力が必要だったが、西郷さんはああいう(西南戦争で敗れて自決する)末路をたどった。西南戦争があって、本格的な明治政府ができた」などと述べております。「西郷用済み論」を唱えておりますが、許し難い歴史観だと考えます。れんだいこは、歴代首相の中で「西郷用済み論」を唱えた者を知りません。こういう見識の者に首相を務めさせるわけには参りません。

 我が党は改憲を許さず、自衛隊の武装派兵を許さず、国際貢献は現地に真に効果が有る場合にのみ検討したいと思います。国際金融資本派の要請のままに世界中へ派兵され、次第に前線に押し出され、交戦も止むを得ないとする目下の流れを断じて許しません。「アジア人をアジア人と闘わせる」、「アジア人をアラブ人と闘わせる」企みに引き入れられてはなりません。核廃絶に向かうのではなく非核三原則、武器輸出禁止を崩す動きにも反対します。鳩山政権、菅政権の防衛論、日米同盟進化論は自民党のそれとハーモニーしており、それよりもさらに右傾斜しております。原子力発電にも力を入れようとしており、非常に危険な政権です。こういうことがはっきりして参りました。

 沖縄基地問題も然りです。沖縄全土に於ける米軍基地の過重存在、特に沖縄中央部における嘉手納基地の存在は沖縄経済の正常な発展を阻害しております。普天間基地の存在は危険過ぎます。これまでにも事故を多発させており、これ以上の存続を認める訳には参りません。米国は既に戦後冷戦構造の構造的変化や財政事情から、世界各地へ展開している米軍の再編成に向かっております。グアム移転は米軍の必要から生まれております。普天間基地移転問題で云えば、日米の軍事利権派が辺野古案を策しているに過ぎません。彼らは常に危機を煽り、時には実際に緊張関係を創り出し、その度に軍需族としての利権に与っております。そういう連中です。騙されてはなりません。

 軍事防衛費は大幅に削減すべきです。イージス艦を購入した歴代の首相は中曽根と小泉です。一艦五千億円で購入しております。その他その他目いっぱいの御用聞きをしたのが中曽根と小泉です。その対価が、名宰相の誉れの授与であり、首相引退後の身分保障と云う仕掛けになっております。引退後、褒美として利権的な財団をつくって貰い、その顧問として末代まで一族郎党が食うに困らない安穏が保証されております。愛国者然として靖国神社に公式参拝しましたがトンだ曲者売国奴です。許すわけには参りません。ところが、マスコミメディアは名宰相の誉れで称え続けております。反対に、田中角栄、小沢一郎になると手のひらを返し、悪の権化としてパッシングしております。我が党は、この虚構を撃ち続けます。

 我が党は、小沢政権の政治を内治優先にさせるべく左から支えたいと思います。且つ大盤振る舞いではなく、真に効果のある景気対策を提案したいと思います。その秘訣は、真に有益かどうかでセレクトされた公共事業の振興です。公共事業の抑制は大間違いです。国は、民間経済活動の裏から支援として計画的に施行するのが責務です。日共式詭弁に騙されてはいけません。

 同時に公務員給与の見直しを致します。労働意欲に関係しますので中間層の給与は手厚くします。基準は年収八百万円に設定したいと思います。年収1千万円以上の給付は大幅に削減します。天下り問題も然りです。天下り自体を禁止しようとは思いません。高額報酬天下りを全面禁止したいと思います。退職金の谷渡りなぞは許しません。この基準で国家公務員、地方公務員まで見直しますと、ン兆円が浮く勘定になります。国の地方への交付金配分も小沢代表の云う通りです。不合理なヒモ付きを見直し、地方の能力において采配させることでン兆円浮きます。これらを財源すれば消費税を上げる必要がないばかりか廃止できます。人民大衆は助かり、勝手に徴収義務を負わされた企業も助かります。消費も増えるでせう。

 もう一つの内治の要は、政府系金融機関、民関系銀行の融資基準の見直しです。国内企業に向けて融資させなければなりません。或いは起業を援助しなくてはなりません。経営基盤の発展が雇用に繋がるのであり、雇用だけを目的にしても意味がありません。現行は融資の敷居を高くして門前払いする他方で甘言につられてハゲタカファンドの餌食にされているのが現状です。みんな外国へ投資させられております。その挙句大損させられ召し上げられております。たまに国内に向かいますが企業買収、不当廉売価格での資産購入、或いはその転売に使われております。全く日本の政治経済をバカにしております。これを構造改革と称して更なる御用聞きをしたのが小泉政権でした。菅政権は第二小泉改革化する危険性があります。

 凡そ以上のような観点及び処方箋から、小沢政権の創出を祈念し、左バネとして監視し又は協力して行きたいと考えております。目指すべきは日米同盟の深化ではなく、序序にでも自律自存の国造りです。これが却って良好な日米関係を築くことになります。逆は逆です。日本社会には歴史的に陶冶されたきめ細かい助け合いネットワークが構築されております。これは誇って良いことです。このきめ細かい助け合いネットワークこそ日本の真の財産です。今これがズタズタにされようとしております。妙な犯罪の激発は、このことを危険信号しております。異常な自殺者増も然りです。家庭内の不和も然りです。今やこれらの立て直し、世の立て替えに向かうべきです。

 その最初の歩みが小沢政権の誕生ではないでせうか。菅政権は僅か三ヶ月でしたが余りに無能です。同時に、仙石官房長官、枝野幹事長、岡田外相、前原国交相、野田財務省は共通して異常人格者です。彼らの、こたびの選挙戦での言動が証左しております。国家機関の枢要なところにこういう人物を登用した鳩山-管政権は任命責任を問われるべきです。日本は決して良くなりません。真っ逆さまに転落させられる可能性が大です。こういうことが分かっていて菅政権を続投させるのは自殺行為です。

 以上、目下の政局に鑑み、れんだいこ党首責による助け合い党声明と致します。人民大衆的議論、討議が生まれることを望みます。危機とチャンスは紙一重です。この危機をチャンスに切り替えねばなりません。日本人民大衆には、そういう能力が有ると確信しております。

 2010.9.5日 れんだいこ拝

【金権追及派の度し難い金権ぶり】
 公正堂々たる清々しい民主党代表選のさ中、菅派の仙石幹事長、枝野幹事長、財務委員長の小宮山洋子衆院議員ラインによる姑息な小沢派議員イジメが始まっている。ムダなアガキでしかないが、悪乗りすればするほど事後責任が問われることになろう。しかしながら、この作戦も上手くは行かない。当の仙石自身が事務所経費問題の不正を暴露されており、これに頬かむりしたままの小沢派叩きの政治主義性の異様さというか滑稽さが謗られることになろう。危機になればなるほど正体を露わにするのは歴史の教える法理である。仙石幹事長、枝野幹事長、財務委員長ラインがどの線からの動きかまもなくはっきりしてこよう。菅は愛嬌があるのでまだしも許されようが、このラインは自己批判では済みそうにもない。そういう訳で悪あがきするしか道のない哀れな末路となっている。こう確認しよう。

 2010.9.6日 れんだいこ拝
 週刊現代がスクープ《菅直人にもあった「政治とカネ」の重大疑惑》

 菅が代表を務める政治管理団体「草志会」で毎年政治資金パーティーや懇親会を開催し、しかも民主党本部から06~08年の3年間で1億3400万円献金を受けているが、99年から10年間、人件費「0」になっている。「草志会」と同じ住所の「応援する会」が10年間で2億2700万円人件費を計上。肩代わりさせているのではないかとの疑惑。これは経費の付け替えであり「陸山会事件」と全く同じ政治資金規正法の虚偽記載にあたる。政治資金規正法では「事務所費は家賃など事務所の維持に通常必要とされるもの」と定めている。「草志会」は築27年のマンションにあり家賃が年間342万円計上、収支報告書には10年間で 1億6300万円、1年で1630万円で、事務所費が異常に高い。

 菅直人副総理・国家戦略担当相(63)の資金管理団体で全国後援会の「草志会」が、支持者から集めた年2万円の「後援会費」を「寄付」として処理し、税額控除に必要な書類を総務省に交付させていたことが27日までに、産経新聞の調べで分かった。政治資金規正法は後援会費の税控除を認めておらず、多額の税金が不正に還付されたおそれがある。後援会と称しながら、政治資金収支報告書では会員数が毎年ゼロ。識者からは「事実上の寄付金偽装」との批判も出ており、規正法違反(虚偽記載)の疑いがある。総務省に開示請求した資料や収支報告書によると、草志会は2004~08年の5年間に、個人から計約6000万円にのぼる寄付を集めたと総務省に報告し、このうち延べ1246人分の4224万9120円について「寄付金控除証明書」の交付を受けた。だが、献金したとされる複数の支持者は、「草志会の会費として納入した。証明書が来たので控除も受けた」などと証言している。  

※ 元記事は「週刊文春」3月4日号の記事「鳩山脱税マネーをもらった民主議員21人を連続直撃!」

 http://www.asyura2.com/10/lunchbreak39/msg/155.html

 「政権交代を目指す市民の会」なる政治団体に1千万円が渡っているが、ここは民主党所属ではない奈良握厚木市議が代表を務めている。「政権交代をめざすため、民主党に限らず幅広く応援するための団体です。鳩山氏の寄付については、当面は問題になっていることもあって、記載されているとおりとしか申し上げられません。」(奈良代表) 同会は、堂本暁子前千葉県知事の”無党派”選挙などを手掛けた「市民の党」を中心に運営されている。「彼らは選挙のプロ集団。元々は左翼系の団体です。ボランティアや所属市議らを動員してポスターを瞬く間に数千枚張ったり、何時間も続けて電話かけをする。民主党スタッフの5倍は働くと評判です。管直人副総理と近いようですね。(民主党関係者)

 管氏の資金管理団体からは、07年に同会へ5千万円も寄付されている。市民の党代表の斎藤まさし氏に話を聞いた。「管さんとは30年来の付き合いで、初当選の選挙も手伝いました。昨年の総選挙では民主党を含めて野党を支援しましたが、鳩山さんとも選挙中に3,4回会っています。寄付は、私たちの活動への応援だと思います」。側近議員から市民団体まで、鳩山首相の”脱税”マネーが浸食しているのだ。


【民主党代表選に於ける国会議員の旗印考】
 2010.9.14民主党代表選考」で別途考察する。

Re::れんだいこのカンテラ時評802 れんだいこ 2010/09/06
 【「空いた口はまだ空きっぱなしだろうか」考】

 朝日社説士の「空いた口」はまだ空きっぱなしだろうか。なしのつぶてのなので分からないが気になる。空きっぱなしだと、顎が外れはしないかとか、雨の日には困るだろうにと心配させられている。それはそれとして今度は毎日新聞を採り上げる。9.6日付け朝刊は、2面で山田孝男氏の「風知草」の「『剛腕』の先にあるもの」、8面で鳥越俊太郎氏の「またぞろ『政治とカネ』」の好一対評論を載せている。これを確認しておく。

 山田氏は凡庸な切れ味の悪い政治評論することで知られており、毎日の人材逼塞ぶりを示している。こたびは民主党代表選挙論をものしているが例に漏れず俗っぽ過ぎる。あれこれ書いているが、何とかして小沢候補をとっちめようとする魂胆しか伝わらない。概要「小沢は田中角栄流の利益誘導政治の継承者であり、『古い政治』そのものと云うべきだろう」、「小沢の財源論は、案外平凡で説得力に欠ける」、「天下にケジメを示した幹事長が、アッという間に首相候補に返り咲く不思議」云々と揶揄している。

 これを仮に山田見解と命名すると、山田見解は例の「空いた口が塞がらない」氏とほぼ同様の観点に立っていることが分かる。口先だけは達者らしく、手前のことはさて置いといて「案外凡庸」などと評している。凡庸士に凡庸呼ばわりされると、その凡庸はどういう凡庸になるのかなどと余計なことまで考えねばならない。世話の焼ける御仁ではある。

 こういう御仁にあれこれ云っても詰まらないので結論だけ申しておく。ジャーナルとは、「田中角栄流の利益誘導政治」なる定説に対して、そろそろ見直すべきではなかろうかと述べるのを云う。小沢の財源論を凡庸と云うのであれば、どういう財源論が望ましいのかを述べるのを云う。小沢の代表選出馬を訝るのであれば、「返り咲く不思議」を考察するのを云う。山田見解は、そのどれもできず、見事なまでになぞっているだけではないか。「風知草」とある題名通りであるのかも知れないが、こういうのを卑怯姑息と云う。

 これに対して、鳥越氏の「またぞろ『政治とカネ』」は、バサッと斬っている。「小沢を廻る政治とカネ問題」に対して、「事実関係について正しい知識もなく、ある種のレッテル張りに使っているケースが多くて不愉快」と述べている。或る日のテレビ朝日「スーパーモーニング」での生方幸夫議員と山口一臣・週刊朝日編集長の遣り取りに触れ、山口氏が概要「『政治とカネ』とあなたは言うが、被疑事実は何なのか知っているんですか」と踏み込み、ムニャムニャ訳のわからないことを述べ始めた生方議員に対して「生方さん、あの事件は虚構ですよ」と断じたことを紹介している。続いて、「捜査のプロ・東京地検特捜部が必死になって捜査して出した結論が不起訴」と云う重みについて言及している。「もし強制起訴になれば小沢氏も堂々と受けて立てばいいだけの話なのです」と評している。最期を、「空いた口が塞がらない」と述べた朝日社説士に対して、「あいた口がふさがらないのはこっちだよ。新聞は小沢氏が嫌いらしい」で締めくくっている。

 れんだいこはこれまで、鳥越氏と筑紫哲也氏のイメージが重なって区別がつかなかったが、この評論をもって筑紫は筑紫、鳥越は鳥越と識別できたと思う。評価したいと思う。鳥越を見習って皆も、食うに困らないのだったら、云いたいだけのことは云わなくっちゃ。生きてると云う事はそういうことではなかろうか。

 毎日新聞は、この鮮やかな対比評論を併載している。それで良い。山田見解だけ聞かされるのなら購読を止めようと思う。それにしても、山田孝男程度の「風知草」なら、れんだいこがいつでも代わって書いて見せよう。もじって「嵐血房」とでも題名にしよう。「嵐血房」ならこう書く。こういうのがそもそもの評論ではなかろうか。

 「小沢は田中角栄流の利益誘導政治の継承者であり、『古い政治』そのものと云われ批判される。そろそろこの構図を疑惑すべきではなかろうか。田中角栄政治、利益誘導政治、古い政治の中身を精査し、引き継ぐもの、捨てるもの、高次にするものと仕分けすべきではなかろうか。全否定は何も生まない。そういう清算は歴史の冒涜ではなかろうか」、「小沢の財源論は案外平凡で説得力に欠けると評する者も居る。勝手に云わせておけば良かろう。予算の組み立て直しと経費の大胆な見直しは政権交代時の公約である。公約である以上取り組むのが筋である。問題は、どこまで可能で不可能なのかにある。やってみなければ話になるまい」、「天下にケジメを示した幹事長がアッという間に首相候補に返り咲く不思議を述べる論がある。しかしながら後継の菅政権が参院選でブザマな敗北をし、何ら責任を取っていない以上、党内の輿望を担って再登場したきた経緯に不思議はない。ここは一番、党内がどう反応するのか見極めたい」。

 2010.9.6日 れんだいこ拝

【民主党代表選、地方の動向】
 9.6日付け時事通信情報によると、代表選告示後の2~6日に民主党都道府県連幹部を対象にしたアンケートの結果、青森を除く46都道府県連幹事長らから回答を得、菅首相再選支持は福島、東京、長野、岐阜、静岡、三重、島根、岡山、香川、長崎など16都県、小沢前幹事長支持は岩手、栃木、埼玉、愛知、滋賀、熊本の6県、24道府県連幹部は態度を明らかにしなかったどまったとしている。「報道各社の世論調査でも、菅氏の支持が小沢氏を引き離しており、地方議員や党員・サポーター票に一定の影響を与えそうだ」とコメントしている。一方、小沢氏の政治資金問題をめぐり、強制起訴される可能性がある中での出馬の是非を聞いたところ、「問題ない」は17道県、「問題ある」は15都県とほぼ拮抗(きっこう)した。ただ、残りの14府県は、「どちらともいえない」「無回答」だった。 

 消費税増税法案の成就の成功報酬が約束されていたとすると、これこそ由々しき「政治とカネ問題」ではなかろうか。秘書寮を建設したとして「天の声」まで捜査する東京地検よ、法案請負報酬的動きが有るとすれば、これこそ正真正銘の「政治とカネ問題」で捜査に乗り出すべきではないかな。ところが、こういうところにはメスが入らない。トンだ東京痴検だことよ。今や説明責任を果たすべきはマスコミメディアの方である。

Re::れんだいこのカンテラ時評803 れんだいこ 2010/09/07
 【2010民主党代表選中盤戦その2考】

 2010.9.6日、民主党は、「9.14民主党代表選」臨時党大会のスケジュールを固めた。会場は東京都港区にあるホテルのコンベンションホールで午後2時に開会。菅直人首相と小沢一郎前幹事長が、それぞれ15分程度の最後の演説をした後に、党所属衆参両院議員による投票と開票を行う。順調に進めば、午後3時半ごろから4時ごろには新代表が選出される見通しとなった。党員・サポーター票と地方議員票は9.11日に郵便投票が締め切られ、開票作業は14日午前、同じホテル内の別の場所で実施し、国会議員票と合わせて発表されることになった。当初、前日の13日に開票され国会議員票とともに14日に公表される予定だったが、事前の情報漏れで国会議員の投票に影響を与えるのを防ぐため変更したとみられる、と云うことのようである。残すところ一週間となったことになる。

 9.7日現在、両陣営のつばぜり合いは次第に小沢候補の方が押し切りつつある。マスコミメディアが幾ら虚報を打とうと利かない。何せ、権力の甘い蜜に群がろうとするだけの野合の菅集団と、酸いも甘いも噛み分けヤキの入った年季入りの小沢集団との争いだから地力に差が有る、いわゆる貫目が違う。顎を挙げるのは菅派の方に決まっていよう。しかし、小沢候補の身に危険が迫るので余りに一方的になることは良くない。どちらが勝つか分からないぐらいで雪崩れ込むのが良いのかも知れない。

 それはともかく菅陣営の内紛が公然化し始めた。潰走し始める兆候かも知れない。形勢非と見る菅首相は、6日の日本テレビの番組収録で、再選された場合の小沢候補の処遇について「特に選挙の指導が非常に的確だ。得意な分野で活躍していただけたらありがたい」と述べた。これ対して、「小沢派排除」の雇われで任に就いている仙石官房長官、枝野幹事長らが納得せず収拾不能となりつつある。7日午前、仙谷官房長官は、記者会見で、首相から6日夜に「要職起用を言ったものではない」と説明を受けたと明かし、「今からとやかく言う話でない」と述べた。首相を補佐する任の官房長官としてはイタダケナイ発言であるが、マスコミは騒がない。オカシナことである。

 だがしかしイケナイ。「仙石シナリオ」は次から次へと破綻する。本日付け産経新聞は「菅伸子・首相夫人 小沢内閣『大丈夫かしら?』」記事を掲載している。この記事は称賛に値する。昨日の毎日の鳥越記事に続く朗報である。これにより読売、朝日、日経の頑迷ぶりが際立つことになった。同記事は、タイトルからすれば菅エールなのだが、記事の中身は菅敗北を見据えての挙党一致論を説いて次のように述べている。

 「党がガタガタしていては選挙は戦えないでしょ」、「小沢さんは一緒に話していると穏やかで、ごついとか怖いということは全くない」、「菅と小沢さんのどちらが勝つのがいいのか。本当のところそれは分かりません。でも『二重権力』はよくありません」、「小沢さんが代表選に出たのは彼本人にとってもよかったのではないでしょうか。トップになっておやりになられた方がいいんです」、「実は、冬物の衣類は公邸に持ち込んでいません。代表選後に持ち帰るなんて気分悪いじゃないですか。最後は怨嗟(えんさ)の声に送られて出ていくことも覚悟しています。菅が『もう少し公邸の主でいてほしい』とも思っていません。選挙で負ければ仕方がないでしょ」。

 これを敗北宣言と見るか見ないかは自由であるが、信子夫人の見識は高い。「西郷どん用済み論」を平気で唱える菅首相を上回ることは確かだ。れんだいこは既に指摘しているが、こたびの民主党代表選一騎打ちの立役者は信子夫人である。疑似餌人事談合をあわやのところで蹴ったのは信子夫人の慧眼であった。小沢政権は必ず大臣登用するように。小沢陣営は、この言を小沢候補に伝えるように。今後は信子夫人が選挙区を継げばよい。菅は第一秘書になれば良い。

 2010.9.7日 れんだいこ拝

 「推定無罪」原則ではなく「推定有罪」で悪態をつくマスコミメディアをどう始末すべきか。こう問わねばならない。これは言論界を言論界として機能せしめる為の必要な規律である。法に拠るのではなく自主自律的な倫理規約を創るべきではなかろうか。

 奇妙な動きが伝えられている。阿修羅情報によれば、反小沢グループの首魁・仙谷由人官房長官は、弁護士出身であることによってか、察審査会に補助員として弁護士を派遣する日本弁護士連合会(日弁連)のトップ・宇都宮健児会長と懇意らしい。個人献金授受の間柄であることが判明した、とある。仙谷氏は、民主党議員としては政治資金が豊富で、5政治団体を抱え、年間約1億1300万円の収入(07年度)を得ている。こうした政治団体の収入の中に、宇都宮氏からの個人献金が含まれている。その献金額は、06年度~08年度まで毎年2万円ずつ、計6万円と少額ではある。
宇都宮氏が献金をしているのは仙谷氏だけではない。08年度には枝野幸男幹事長に1万円、07年度・08年度には小宮山洋子財務委員長に計4万円の献金も行っている。枝野、小宮山両氏は仙谷氏同様、民主党内では反小沢の急先鋒として知られている。何やら臭う話ではある。

【<民主代表選>「小沢首相」実現へ気勢 盛岡で「県民の会」】

 毎日新聞 9月7日(火)15時52分配信

 民主党代表選に出馬した小沢一郎前幹事長を支援する「小沢一郎総理の実現で日本一新を目指す県民の会」が6日、盛岡市内のホテルで開かれた。小沢氏を除く県関係国会議員7人や地方議員、支援者ら約1800人が参加し、首相誕生に向け気勢を上げた。8月下旬から国会議員らが党員・サポーター票獲得を進めており、「おおむね県内は固めた。今後は岩手の力を県外にどう波及させるかだ」との声も上がる。【山口圭一、狩野智彦】

 集会は、党の内規で地方組織は特定候補を支援できないため、県選出の国会議員らが呼び掛けた。達増拓也知事や甘竹勝郎・大船渡市長ら市町村長20人、宇部貞宏・県建設業協会会長ら計37人が世話人に名を連ねた。

 県連会長代行で会の呼びかけ人、菊池長右エ門衆院議員は「結集した力を日本中に発信しなければならない」と説明。達増知事は「他県に後れを取ってはならない。国民宰相・小沢一郎を誕生させなくてはならない」と支持を訴えた。

 小沢氏が出馬表明した8月26日以降、県選出の国会議員らは党員・サポーターである自身の後援会員に投票を依頼。小沢一郎後援会水沢連合会も今月2日、支持を確認するなどしている。

 県連関係者によると、小沢氏を含む県関係の衆参国会議員8人や、地方議員125人はほぼ小沢氏支持が固まったという。県内の党員・サポーター8339人については「大半は取れる」と見込む。全国組織は中立の連合岩手、岩手友愛会も小沢氏支持を表明している。「県内はほとんど固まっている」とし、今後は国会議員らが、他県や態度の決まっていない国会議員らに一層働きかけを強めていくという。

【民主・中島氏が離党届提出 政党支部の架空支出疑惑で(共同通信)】
 http://www.asyura2.com/10/senkyo94/msg/317.html
投稿者 赤かぶ 日時 2010 年 9 月 07 日 15:43:14: igsppGRN/E9PQ

 民主党の中島正純衆院議員(41)=大阪3区=は7日、党本部に、自身が代表を務める政党支部の架空支出疑惑をめぐり離党届を提出した。 関係者によると、「民主党大阪府第3区総支部」は09年の政治資金収支報告書に事務所費など計約2050万円の支出を記載。車のリース代として約290万円、パソコンや印刷機代として約70万円を計上した。報告書には領収書も添付されていた。中島氏の知人である愛知県岡崎市の税理士事務所などからリースされたことになっているが、そうした事実はないとの指摘があり、政治資金規正法違反の疑いが浮上している。中島氏は元大阪府警の警察官で捜査2課などを担当。昨年の衆院選で初当選した。


【検審 小沢氏の2回目審査開始】
 東京第5検察審査会が、民主党の小沢前幹事長の政治資金をめぐる事件で、小沢氏を強制的に起訴すべきかどうか2回目の審査を始めた。東京第5検察審査会は、平成16年と17年分の収支報告書の記載について、ことし4月、小沢氏を「起訴すべきだ」と1回目の議決をしたが、再び不起訴になったため、強制的に起訴すべきかどうか2回目の審査をすることになっていた。法律について専門的なアドバイスを行う審査補助員の弁護士が選ばれ、2回目の審査が始まった。2回目の審査では、審査員11人のうち8人以上が賛成して、再び「起訴すべきだ」と議決した場合は、検察官に代わって裁判所が指定した弁護士が強制的に起訴し、賛成が7人以下だった場合は起訴はせず、一連の審査は終わることになる。捜査資料は膨大で、審査には一定の時間がかかり、議決は来月末までに出されるものとみられる。一方、平成19年分については、東京第1検察審査会の不起訴不当の議決を受けて、東京地検特捜部が小沢氏に4回目となる任意の事情聴取を要請しているが、事情聴取は民主党の代表選挙のあとに行われる見通しで、この年の分はあらためて不起訴になるとみられている。

【「首相やれるのは小沢氏だけ」=細川元首相が電話で激励】
 9.7日夜、民主党代表選に出馬している小沢一郎前幹事長は、都内の中華料理店で、鳩山由紀夫前首相ら同党国会議員約90人と会食した。席上、1993年の非自民連立政権を誕生させた細川護煕元首相から電話が入り、「(首相を)やれるのは小沢さんしかいない。わたしも一生懸命応援します」などと激励された。細川政権は当時の日本新党、新生党、社会党、民社党などによる連立政権。小沢氏は新生党代表幹事として、細川氏を支えていた。会合後、小沢氏は鳩山氏とともに記者団の取材に応じ、「皆さんの激励を受け、微力だが最後まで全力で頑張るという気持ちを新たにした」と強調した。(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010090700967

【原口総務相が小沢候補支持表明】
 マスコミの執拗な菅優位報道にも拘わらず、小沢政権の組閣構想が始まっている。

 9.7日午前、
原口総務相は閣議後の記者会見で、民主党代表選について「小沢一郎前幹事長に出るべきだと申し上げた責任もある。その責任をどのように全うするか、近日中にしっかりとした結論を出していきたい」と述べ、近く小沢氏支持を正式表明する考えを明らかにした。

 9.8日、原口一博総務相が、小沢候補支持を表明した。

 原口総務相は国会内の事務所で記者団に「菅首相も頑張っているが、今のスピードでは円高対策や疲弊する地方に(対策が)届かない」と指摘。「国民生活が厳しい状況で生活を第一に立て直すために、大なたが必要。(小沢氏は)日本の変えなければいけないところが見えている」と述べた。自身の進退については「菅内閣の閣僚としての仕事を懸命にやる」と、辞任する考えはないと説明した。 原口氏は小沢氏に近く、6月の代表選では、菅直人首相の対立候補として小沢氏側から立候補の打診を受けこれまで検察審査会の議決を控えた小沢氏の立候補を「推定無罪が民主主義の鉄則だ」と容認していた。 小沢の勝ちが動かないと見極めたのであろう。

 政治事象の場合、対立物は敵対性が強まり抜き差しならない状態に入るや絶対矛盾抗争に突入する。この抗争過程が熾烈であればある程、敵味方が正体を現し剥き出しの闘争を演ずる。表舞台は無論、裏舞台も公然化する。なぜなら互いに余裕がなくなるからである。勝負の帰趨が見えると再びカメレオン化する。こういう捉え方ができるように思われる。菅対小沢決戦もこの方程式通りに推移している。その分、双方が誰が味方で敵であるか見えてくる。これを評する我々にも見えてくる。

【最高裁が鈴木宗男議員の上告棄却】
 2010.9.8日、最高裁第一小法廷(金築誠志裁判長)は7日付で、北海道開発局の工事や林野庁の行政処分をめぐる汚職事件で、不正に口利きした見返りに業者から現金計1100万円を受け取ったとして、受託収賄やあっせん収賄など四つの罪に問われた「新党大地」代表の衆院議員・鈴木宗男被告(62)の上告を棄却する決定をした。「鈴木宗男議員のその後の裁判闘争考」に記す。これに対して、司法当局が悪あがきを見せている。小沢候補の盟友の一人である鈴木宗男議員の上告を最高裁が棄却した。これにより、「懲役2年の実刑、追徴金1100万円」とした一、二審判決が確定し、鈴木被告は公職選挙法と国会法の規定に基づいて失職させられ、間もなく収監されると云う。小沢候補訴追の検察審査会の動きも伝えられている。

【山岡副代表が見通し「国会議員票で大差」】
 小沢陣営の選対事務総長を務める山岡賢次副代表は8日、選挙情勢に関し「今週に入り流れが良くなってきた。党員・サポーター票ではまだ不利だが、国会議員票では大差がつく」との見方を示した。「小沢政権」での「ねじれ国会」対応について「健全な連立で乗り切ることができる。小沢氏は野党とのパイプが非常に強い」と連立組み替えに言及。その上で「2大政党を崩すことは国民の信頼を失う」と自民党との大連立は否定した。

Re::れんだいこのカンテラ時評804 れんだいこ 2010/09/09
 【善政悪政考】

 民主党代表選のさ中、最高裁により鈴木宗男議員の公訴が棄却され実刑が確定させられた。これが偶然なのか因果関係があるのかの詮議は別にして、れんだいこにはふと見えたことがある。これを書きつけておく。

 目下の民主党代表選での小沢派と菅派の対立も、はるか昔からの政治的諸抗争も、実は権力の善用派対悪用派の対立なのではなかろうか。善政とは前者が権力を握っている時代の政治であり、悪政とは後者が権力を行使している時代の政治なのではあるまいか。これが、一番分かり易い捉え方なのではあるまいか。

 付言せねばならぬことは、権力悪用派の現代的な生態は時代劇の水戸黄門的時代と違い、現代世界を支配している国際金融資本の御用聞きを主にしており震源地としているということであろうか。国際金融資本と云う外国資本の対日施策方針アジェンダを専らとする政治に向かうので売国政治と云われることになる。こういう時代の変化がある。こう捉えると辻褄が合う。

 我々が小沢政権を通して或いはその後の政権を通して確立すべきは権力の善用派による善政であり、逆政を抑圧することである。だがしかし現実はそうはなっていない。それ故に、善政派が疑獄事件で訴追され、逮捕され、政治生命を強権的に失わされる。刺客に襲われたり自殺に見せかけて殺される。これをエール拍手するメディアが総動員され、事情に疎い人民大衆が洗脳操作される。その対価として、この逆政に貢献した者が高額報酬で待遇され立身出世を得て権力を行使したり、権力の蜜に群がることになる。テレビのコメンテーターの殆どがこの類であり、ろくなもんではない。我々の政治に対する不快さは実にこのことに起因しているのではなかろうか。

 だがしかし、日本人民大衆は優秀である。ひとたびはそういう悪政を許しても、序々になり一気になり善政に戻して行く能力がある。これはン千年の抗争となっており、史上の数々の場面で確認できる。ここではこれを語らない。

 日本の戦後政治は、戦後保守ハト派と云われる吉田茂を開祖とする系譜の池田-(佐藤)-田中-大平-鈴木政権までは善政であった。日本左派運動は、この見立てを欠くことで理論の貧困を示している。途中、悪政見本の岸政権があるが60年安保闘争により打倒された。これに功のあった第一次ブント全学連の輝きは不朽の金字塔となっている。但し、第一次ブントのその後は、この功績をみることができず四分五裂化し、今では見る影もなくなってしまっている。

 この善政がひっくり返されたのはロッキード事件による田中角栄政治の弾劾、田中角栄の政界追放、田中派、盟友の大平派の解体によってであった。これを促進したのが三木派、福田派、中曽根派の政治であった。この流れが今日まで続いており長期の悪政となっている。この間の日本は、国債が刷り抜かれ、消費税が導入され、料率が上がり、中小零細企業が整理され、これにより吸盤を失った大企業は利益を国際金融資本勢力にむしり取られ、次第に国際競争力を失いつつある。日本の財政は、「入り」がますます貧し「出」がますます増えつつある。尋常なことでは打開できない深刻な事態に突入している。

 「2010.9.14民主党代表選」は、この難局をどう打開するのかを廻る善政派と悪政派の抗争になっている。悪政をいつまで許すのか、もはや期限切れなのではなかろうか、旧善政派の最後の大物政治家・小沢一郎の旗の下での世直し世の立て替えに向かう最後のチャンスなのではなかろうか。こう捉えるべきではなかろうか。鈴木宗男議員に対する容疑程度のことであれば、同様の論法で悪政派の議員の過半が逮捕できるのではなかろうか。小沢候補に対する容疑も然りである。司法権力は、善政派に対しては訴追ハードルを低くし、悪政派に対しては高くすると云う二重基準で権力を恣意的に行使している。

 これを思えば、司法権力内の良識派に政権交代させる必要があろう。でない限り解決しないと思う。してみれば、政界における政権交代の意義は、やがてそれが言論界にも司法界にも官僚界にも財界にもと云うように連鎖して行くことにある。逆は逆である。これを思えば、ゆるがせにできない重要な政治戦と云うことになる。

 2010.9.9日 れんだいこ拝

【産経新聞が、ネット調査による逆動向を発信】
 9.9日、産経新聞が「民主党代表選 なぜ異なる?ネット投票と報道機関の世論調査」を掲載し、ネット調査による逆動向を報じた。これを転載しておく。
 民主党代表選をめぐる世論調査では、新聞やテレビで菅直人首相が圧倒的に優勢なのに、投票方式のインターネット上のウェブサイトによる調査では小沢一郎前幹事長が上回るという逆転現象が珍しくない。小沢氏は「新聞、テレビの調査と正反対の調査がいっぱいある」と強調、後者を重視する姿勢だ。この違いの背景を検証した。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の8月末の調査で、どちらが首相にふさわしいか聞いたところ、首相が60・1%で小沢氏の16・4%を大きく上回った。他の報道機関の調査でも、小沢氏は首相に大きく引き離されている。

 一方、ウェブサイトでの調査では小沢氏の支持率が高い傾向がある。1日から投票を開始した「YAHOO!JAPAN」では9日午後3時の累計で、小沢氏が59%、首相28%で約2倍の差がついた。8月26日から続けている「Infoseek楽天」では、小沢氏の93%に対し、首相はわずか6%にとどまった。

 小沢氏が4日に登場した動画配信サイト「ニコニコ動画」では、出演中の約2分間に約9千人がネットで投票。その結果、小沢氏が78・5%、首相が21・5%となり、小沢氏は「こうやって意思疎通できるのは面白い」と喜んだ。同サイトでは8月31日の時点で、首相が34・7%と小沢氏の8・1%を上回っていたが、完全に逆転した格好だ。

 こうした結果について、「YAHOO!JAPAN」は「ネットの投票者は自らID(本人証明)を登録して政治コーナーに入り支持候補を選択する。政治に積極的にかかわりたい人たちの声だ」と分析する。特に小沢氏が出演した番組では、熱心な小沢氏のファンが視聴、投票した可能性がある。

 一方、新聞・テレビの世論調査は、電話や面接調査の対象を無作為・広範囲に選んで、回答に政治的傾向が出ないようにしており、こうした違いも背景にありそうだ。
 民主党代表選が理想的な雪崩方をしそうである。余り早く片がつくと小沢候補の身が危ない。そう云う意味で、このまま行くのが良い。それにしても言論バイニンはどう責任を取るつもりなのだろうか。

 中核派機関紙「前進」の2010/09/06付け2454号は、1面1で、「大恐慌の激化と財政破綻にあえぐ 民主党政権=菅・小沢打倒を 全国300万学生は全学連大会へ 国際連帯と国鉄全国運動の発展で11・7労働者集会へばく進しよう」。「代表選そのものに労働者の怒りを!」の小見出しで次のように主張している。
 9月14日の民主党代表選に首相・菅と前幹事長・小沢が立候補し、民主党を二分して「大義なき権力闘争」などと称される醜悪極まる全面激突の選挙戦が繰り広げられている。菅も小沢も、ともに最悪の労働者人民の敵である。連日報道される選挙戦の過程自体が、労働者人民へのとんでもない攻撃だ。これに根底からの激しい怒りを爆発させ、菅も小沢もぶっ飛ばさなければならない。大恐慌の激化と国家財政の破綻にあえぎ、超反動化を深める民主党・連合政権を、一刻も早く打倒するために総決起しよう。

 民主党代表選は、「これは西南戦争。小沢をつぶす」と菅陣営が公言するように、民主党内のブルジョア的両陣営の激突であり、どちらが勝とうとも、民主党分裂や政界大再編をはらみながら事態は進展している。しかも菅も小沢も、普天間問題に象徴される安保・外交問題や内政=経済政策において、若干の対立を抱えているが、大恐慌激化の中で支配階級としての政策的確信と展望を一切持っていない。

 彼らは自分の政治生命の危機と資本主義・帝国主義の体制的破綻にあえぎ、のたうち回っている。民主党分裂をも不可避とするこの選挙戦自体が、まさに断末魔の日帝・政治委員会とブルジョアジーの姿そのものだ。

 菅や小沢をここまで追い詰めているものは、一方での大恐慌の激化と財政破綻だ。そして他方での、昨年の8・30総選挙、今年の7・11参院選情勢で示された労働者階級の怒りと決起である。「ギリシャのゼネストのようになる」という労働者階級の反乱への恐怖が、彼らの行動を根底で規定しているのだ。

 こうした中で決定的なのは、菅と小沢の激突、民主党の分裂は、連合の帝国主義労働運動とその指導部の危機を激化させると同時に、そのさらなる翼賛化・反動化を一挙に促進するということだ。これはまた、連合を支柱とし先兵としたボナパルティズム的な労働者支配、政治支配体制の崩壊を意味する。

 そしてこれは、労働者階級と資本家階級のむきだしの激突によってのみ決着がつく革命的激動情勢への突入、革命的情勢の本格的成熟だ。今や階級闘争の一切が労働運動、労働組合をめぐる、壮絶な死闘によって決せられる。国鉄全国運動の実践をもって、この階級闘争の荒海に断固として漕(こ)ぎ出そう。青年労働者を大胆に膨大に組織し、11・7労働者集会の1万人結集で勝利を決しよう。

 民主党代表選の帰趨が見えたようである。マスコミメディアの言論大砲をもってしても菅政権続投シグナルは点滅しなかったことになる。それはそうだろう、相手は痩せても枯れても政治のプロである。プロに説教するにはプロ以上の見識が居るところ、何の定見もないままに請負で小沢批判をしてみても通じないのは致し方あるまい。田中真紀子衆議院議員が、9月7日、埼玉県の川越駅前の応援演説で「アメリカのネオコンとその手下のマスコミが小沢先生を総理大臣にしないようにしている」と発言している。この発言の意味は深い。この見立ての真実性を確認せねばならない。自称インテリは、田中真紀子衆議院議員が陰謀論に嵌まったとでも難詰するのだろうか。この手あいには議論が通じないので相手にしなくて良い。分かる者は、日本が置かれている政治危機の認識と対処の処方箋を生みださねばならない。

 次に、これが真実だとすると、小沢を首相にしない為に菅勢力が利用されていることになるが、ならば菅勢力の正体とは何なのだろうかと云うことにもなる。マスコミメディアの一斉「菅エール」も意味を詮索されねばならないことになる。追って結果が出ようが、小沢の圧倒的勝利に帰着した場合、どう弁明するのだろうか。国会議員の政治意識が低いとでも嘲笑するのだろうか。それを僭越とも思わぬ厚顔無恥を晒すのだろうか。れんだいこには、言論バイニンの口の廻し方が気になる。

「反小沢」報道・策謀の黒幕は、日本の対米隷属の継続を願う米国金融勢力である。

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 「反小沢」報道・策謀の黒幕は、日本の対米隷属の継続を願う米国金融勢力である。このあたりではっきりさせておきましょう。以下は、リチャード・コシミズ・ブログに寄稿された有志のコメントです。

 「菅をマスコミが支持するのは、マスコミを支配する米国ユダヤ国際金融資本の最高幹部で構成されたCFRが菅直人の後援をしているからです。ナイというユダヤ人が菅直人を続投させないと、米国が倒れてしまうと大変焦っているようです。ちなみにナイ先生は、とある日本の新興通信企業の株主ではナイといいたいのでしょうが、隠し様もナイようです。一体、いくら儲けたのでしょうね。株もソフトパワーですね。 日本独立 2010/09/07 06:25」

 小沢首相就任阻止・菅続投を企んで、日本の大メディアに一斉に「反小沢」報道をさせているのは、米国の国際金融資本の中枢です。CFRと言い換えてもよいでしょう。

1.小沢氏は、鳩山政権誕生とともに、極東アジア外交に乗り出しました。早速にも300人超の訪中団を組織し日中関係推進の姿勢を示しました。CFRの支配者の皆さんは、1972年の悪夢を思い出したことでしょう。田中角栄は、72年7月に首相になってすぐの9月、電撃的に訪中して日中国交回復を実現したのです。以後は、中東産油国との独自の外交ルートを模索するなど、CFRのユダヤ人の皆さんを激怒させる施策を実行しました。結果、CFRの仕組んだロッキード事件で失脚させられたわけです。つまり、日本はこの時点で対米独立を阻止されたわけです。

2.CFRのユダヤ人の皆さんにしてみれば、小沢さんも角栄同様に、日本の対米独立を企図する反逆者なのです。このまま小沢さんが首相になれば、日中韓が経済結合して世界最強の極東経済ブロックが形成され、米国は切り捨てられて日中から搾取することもできなくなる。日本の生き血を吸うことができなくなる。金が米国に還流しなくなるので、米国経済がもろくも破綻してしまう。

3.だから気が狂ったように読売朝日産経を督励して、嘘の菅支持率を喧伝させ、馬鹿な民主党地方議員やサポーターに対米従属を続けてくれる菅に投票するよう仕向けているのです。だが、ネット上の小沢支持の数字はごまかしようがない。なにしろ、95%小沢支持といった極端にも思える調査数字も出てくる。だが、この数字は極端ではない。ネット住民は、読売産経ごときに騙されるほど知能が低くない。95%が小沢の剛腕に期待し、菅の無策に辟易しているのです。そして、ネット以外でも大阪の街頭演説では、小沢コールが巻き起こる。大衆の草の根レベルでも小沢支持が本当の潮流なのです。CFRに飼われたゴロツキメディアがいかに誤魔化そうとしても、日本人の知性には絶対に勝てないのです。

今回の代表選、「メディアが嘘をつく」という恐ろしい事実を一般大衆が知る機会となっています。彼らが恐れる「覚醒層」を倍増させる結果になるかもしれない。もはや、CFR世界権力の汚い手口は行使できなくなっているのです。日本人をだませなくなったら、CFRユダヤ人の世界支配構造も維持はできない。

小沢首相の誕生は、すなわち、CFRユダヤ帝国の終焉を意味するのです。

世界の歴史を大きく変える代表選です。相手も必死ですが、日本と世界の未来に責任のある我々も必死です。ゴロツキを排除すべく、最善を尽くしましょう。情報拡散こそが、唯一の勝利の手段です。

 リチャード・コシミズでした。

●「反小沢」報道・策謀の黒幕は、日本の対米隷属の継続を願う米国金融勢力である。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201009/article_17.html

●「検察審査会」を使って「小沢首相」誕生阻止を狙っているのは、米国金融勢力である。 http://richardkoshimizu.at.webry.info/201009/article_18.html

●「検察審査会に小沢不起訴不服を申し立てた人物」らが威力業務妨害容疑で本日逮捕されます。 http://richardkoshimizu.at.webry.info/201009/article_21.html

「検察審査会」を使って「小沢首相」誕生阻止を狙っているのは、米国金融勢力である。

小沢政権の誕生を恐れ、全力で阻止を図っているのは、米国のユダヤ国際金融資本勢力です。「ユダヤ金融資本の存続危機を日本の資産を掠奪することで回避する」ための汚い謀略が、今、この瞬間にも行使されています。我々の主敵は、NYのCFR本部で姦計を練る金融ユダヤ人とその手先で対日侵略を担っている半島系宗教右翼なのです。

●「反小沢」報道・策謀の黒幕は、日本の対米隷属の継続を願う米国金融勢力である。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201009/article_17.html

 いわゆる「ユダ金」は、まずは、郵貯の350兆円巨額資金を取り込むべく、小泉竹中を使って郵貯の民営化=ユダヤ化を進めさせたのですが、辛くもこれを阻止したのが国民新党の亀井先生ら国士の諸氏でした。ついで、みんなの党=みんなの統一教会の渡辺某らを使って、日本の外貨準備から100兆円を「国家ファンド」等の名目で米国救済に拠出させようとも企んでいます。

 時価会計制度を無理に導入させて、企業間の株の持ち合い慣習を崩壊させ、結果的に日本企業株の市場放出を促し、金融ユダヤ人が安値で買い漁って日本企業を乗っ取った経緯があります。これは、自国経済の早晩の破たんを見越した日本支配へのシフトの動きだったのです。

 とにもかくにも、小沢首相誕生は、対米隷属構造の破壊を意味するものであり、ユダ金の生死のカギを握る重大な危機となります。ゆえにありとあらゆる手を使って、小沢首相誕生を阻止しようと暗躍しているのです。

 日本の大メディアには、どうやら最後の買収資金が流れ込んでいるようです。札付き対米隷属メディアである読売、産経どころか朝日まで、小沢首相阻止のために、キチガイ沙汰の「反小沢」「支持率捏造報道」を垂れ流しています。だが、正しい支持率が算出されるネット世界では、逆に小沢支持が7―8割を占めている。国民は、メディアの嘘にようやく気がつき始めているのです。

 さて、ユダ金裏社会が、小沢首相誕生阻止の切り札として悪用しているのが、検察審査会制度です。

 検察審査会に「不起訴不服」を2度も申し立てたグループがいますが、所謂、「右翼」と言われる人たちです。「在日特権を許さない会」「主権回復を目指す会」「日本を守る市民の会」などいくつかありますが、すべて人脈が重複しており、同じ勢力です。そして、どこの組織を見ても「統一教会」の人脈が関与しています。(背後関係の発覚を恐れて、勿論、統一教会との関係は否定しますが、具体的事実を突き付けると沈黙します。)その日頃の下品で卑劣な行動から「似非右翼」「右翼暴力団」などとみなされ、その実態から「朝鮮右翼」「馬鹿右翼」とも呼称されています。実際に、朝鮮半島系の人士が多数参加しています。

 統一教会は、朝鮮系の邪教ですが、NYのユダヤ権力と深く癒着しており、対日経済侵略の先鋒の役割を担っています。(ただし著しく無能なので失敗続きですが。)統一教会は、反社会的団体と看做されており表に出れません。そこで、似非右翼暴力団をダミー団体としてねつ造し、別働隊として使っているわけです。これらの似非右翼は、米国ユダヤ権力と癒着しているがゆえに、日本における対米隷属勢力と連携しています。自民党清和会、民主党稜雲会、みんなの党などの旧支配勢力のために、これらの似非右翼暴力団が暗躍しています。(逆効果ですが。)

 今回、小沢さんを2度も不起訴不服で検察審査会に再審査を申し入れたのは、これらの似非右翼組織の頭目の連中なのです。彼らが自ら、明らかにしています。

●(再掲)検察審査会に不服申し立てをしている「市民団体」 (リチャード・コシミズ・ブログ)
http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/786.html
●東京第●検察審査会の皆さん! (リチャード・コシミズ・ブログ)
http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/831.html

 これらの似非右翼は、なんと、「米国支持デモ」すら実行しているのです。

●「アメリカに感謝しろ!」「日米同盟が破棄されたらどうするんだ!」というデモ集会が5/11(火)日比谷公園であるそうです。
http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/127.html

 検察審査会」を動かして小沢潰しを企んでいるのは、媚米似非右翼であり、その背後には、自民党清和会・民主党稜雲会・統一教会、そして、NYのユダヤ人大富豪が隠れているのです。

 この構造を理解できない民主党議員やサポーターは大いに不明を恥じていただきたい。世界の構造もろくに分からずに政治に手を出さないでいただきたい。猛省いただきたい。日本を対米隷属から解き放ち、真の独立を手に入れて、経済の抜本的再建を実現できるのは、「小沢総理大臣」だけなのです。

 この期に及んで、金融ユダヤ人や手先の朝鮮人右翼に騙されて菅候補に投票をするような暗愚な政治家は日本に不要です。退場いただいて結構です。周りを見回してください。植草先生、副島先生、みなさんよりもはるかに政治経済に深い知見を持つ学者先生がたが、こぞって小沢支持をしていることの意味を理解してください。「クロウトさんは小沢支持」なのです。間抜けなテレビの菅礼賛・洗脳番組に呼ばれない政治経済学者こそが、ホンモノなのです。

 リチャード・コシミズでした。

スターリン、毛沢東、ポルポト、連合赤軍、仙谷一派(Aobadai Life)
投稿者 判官びいき 日時 2010 年 9 月 11 日 09:08:25: wiJQFJOyM8OJo

http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10645149320.html

 仙谷由人は、社会党出身の弁護士。2010年4月17日に、武道館の講演で、 あさま山荘事件などの左翼テロに対峙してきた佐々淳行(元内閣安全保障室長)が語ったところによれば、仙谷は学生時代、全共闘の過激派リーダーであったということだ。また、2010年8月発売の新潮45によれば、 枝野幸男幹事長は、1996年の衆院選出馬時に、革マル派(日本革命的共産主義者同盟 革命的マルクス主義派)から推薦に関する覚書を受け、404万円の寄付とパーティ券購入を受けている。

 また、菅直人自身は、市川房江直系の「クリーン政治家」ということをアピールする。しかし、私も植草一秀氏のブログで知ったのだが、 市川房江の著書に次のような記述があるということだ。
 
 「菅氏は1976年12月5日の衆議院選挙の際、東京都第7区から無所属候補として立候補した。このときは立候補をしてから私の応援を求めて来た。そのとき推薦応援はしなかったが、50万円のカンパと秘書(市川氏の)らが手伝えるように配慮し、「自力で闘いなさい」といった。ところが選挙が始まると、私の名前をいたる所で使い、私の選挙の際カンパをくれた人たちの名簿を持っていたらしく、その人達にカンパや選挙運動への協力を要請強要したらしく、私が主張し、実践してきた理想選挙と大分異なっていた。」

今もなお、市川房江氏の名前を利用し、代表選を戦おうとする巣直人は昔からこの調子だったということか。しかも、市川房江の選挙の前には、当時、最初に、都知事選に立候補した石原慎太郎の応援をしていた という話も、インターネットで流れている。「日本の若い世代の会」として、選挙を手伝ったそうだ。さて、菅直人の、突拍子もない、政策の話というのは、札幌の演説で、ついに、「法人税減税、消費税増税」路線を明確にした ことで、ここにその理念のなさが浮き彫りになった格好だ。


 2010.9.15日、仙谷由人官房長官は、首相官邸でアーミテージ米元国務副長官と昼食を取りながら会談し、尖閣諸島付近で海上保安庁の巡視船と中国漁船が衝突した事件や、菅直人首相が今月下旬に訪米する際に行われる見通しのオバマ米大統領との首脳会談について意見交換した。仙谷長官は会談後の記者会見で、「中国の海洋に対する進出意欲が見られるが、戦略的にどう考えればいいか話した」と語った。アーミテージ氏は、ブッシュ前政権下で対日政策に影響力があった知日派の有力者。会談後、記者団に対し、衝突事件をめぐる中国の強硬対応について「(尖閣諸島とは別の)南沙(スプラトリー)諸島の領有権問題で、ベトナム、フィリピンなどをけん制する意図もあるのではないか」との見方を示した。(2010/09/15-16:38)

 アーミテージ氏と会談=仙谷官房長官
 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010091500515

 菅首相は16日夜、民主党役員人事で、鉢呂吉雄衆院厚生労働委員長を国会対策委員長に起用することを決めた。

 菅改造内閣:発足 小沢グループ入閣ゼロ

 9.17日夕、菅首相は、閣僚10人を入れ替える大幅な内閣改造を行い、菅改造内閣が発足した。菅改造内閣の顔ぶれは次の通り(敬称略)。

 ◆総理=菅直人(衆)

 ◆総務=片山善博(民間)

 ◆法務=柳田稔(参)

 ◆外務=前原誠司(衆)

 ◆財務=野田佳彦(衆・留任)

 ◆文部科学=高木義明(衆)

 ◆厚生労働=細川律夫(衆)

 ◆農林水産=鹿野道彦(衆)

 ◆経済産業=大畠章宏(衆)

 ◆国土交通=馬淵澄夫(衆)

 ◆環境=松本龍(衆)

 ◆防衛=北沢俊美(参・留任)

 ◆官房=仙谷由人(衆・留任)

 ◆消費者・少子化・国家公安=岡崎トミ子(参)

 ◆金融・郵政改革=自見庄三郎(参・留任)

 ◆経済財政=海江田万里(衆)

 ◆国家戦略=玄葉光一郎(衆)

 ◆行政刷新・公務員改革=蓮舫(参・留任)

 小沢一郎元幹事長と戦った党代表選のしこりが残る中、小沢氏を支持した鳩山前首相のグループから海江田万里経済財政担当相と大畠章宏経済産業相の2人が入閣した。小沢グループからの入閣はなく、閣僚人事でも「脱小沢」路線を貫いた。旧社会党系や旧民社党系の中間派グループにも配慮した。官房長官に留任した仙谷官房長官が同日午後、閣僚名簿を発表した。 岡田外相の後任に前原国土交通相が就くほか、海江田万里衆院財務金融委員長が経済財政相で初入閣した。野田財務相、北沢防衛相、蓮舫行政刷新相らは留任した。馬淵澄夫国土交通相、玄葉光一郎国家戦略担当相兼政調会長。

 菅首相は17日夜、首相官邸で記者会見し、改造内閣を「有言実行内閣」と命名した。首相は民主党政権の1年を「試行錯誤を繰り返した内閣だった」と述べ、「具体的なことを実行する有言実行内閣を目指す」と表明した。そのうえで、重点課題として〈1〉金融・財政対策〈2〉国際社会での活動〈3〉地域主権改革――の3点を挙げた。


 2010.9.17日、東京地検特捜部が、資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記入事件で小沢一郎民主党元幹事長に対する4度目の任意の事情聴取を早ければ18日午後に行う方向で小沢氏側と最終調整していることが判明した。聴取は、2007年分収支報告書の虚偽記入容疑について、東京第1検察審査会が7月に「不起訴不当」と議決したことを受けた再捜査の一環。小沢氏はこれまで事件への関与を一貫して否定。今回の聴取でも新たな証拠が得られる可能性は低く、特捜部は月内にもあらためて不起訴とする方針。 関係者によると、小沢氏側は特捜部に対し、聴取を受けられる日程として18日午後か19日午後を提示。時間は2~3時間程度で、聴取内容を07年分の容疑に限定するなどの条件を付けている。事件をめぐって特捜部は2月、陸山会の土地購入費に充てられたとされる小沢氏からの借入金4億円を04年分報告書に、返済金4億円を07年分報告書に記入しなかったなどとして、政治資金規正法違反罪で衆院議員石川知裕被告(37)ら元秘書3人を起訴したが、小沢氏は嫌疑不十分で不起訴となった。

 民主党の選挙対策委員長に内定した渡辺 周総務副大臣は、19日朝の「新報道2001」に出演し、小沢元幹事長が政治資金問題をめぐって、検察審査会の判断で強制起訴された場合には、離党勧告を行う可能性があることを示唆した。渡辺氏は「(小沢氏に離党勧告するのか?)そういう、いろいろな可能性を想定して、当然、執行部が構成されています」と述べた。この中で渡辺氏は、小沢氏が強制起訴された場合の対応について、「いろいろな可能性は考えていると思う」と述べ、執行部として離党勧告を行う可能性を示唆した。また、小沢氏の証人喚問についても、「各党で決めて、そういうことになれば取り上げるべきだ」と前向きな姿勢を示し、小沢氏側近の中塚一宏(いっこう)議員も、「本人も国会だけではなく、ちゃんと説明していくだろう」と述べた。

 9.18日、小沢一郎・元民主党代表(68)は、資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、東京都内のホテルで東京地検特捜部の事情聴取を受けた。東京第1検察審査会の「不起訴不当」議決を受けたもので、聴取は今回で4回目。

 2010.8.19日、米政府が、防衛省の11年度予算の概算要求で、在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)の全額1859億円を「特別枠」に計上したことについて事前に日本側に強い懸念を示していたことが分かった。特別枠は公開の場で優先順位をつける「政策コンテスト」で配分が決まるため減額される可能性があり、今後の日米交渉に影響を与える可能性もある。思いやり予算は、来年3月末に光熱水料などの負担を定めた特別協定の期限が切れる。8月19日にワシントンで開かれた外務・防衛当局の審議官級協議では、思いやり予算や米軍普天間飛行場の移設問題について議論し、日本側が特別枠で思いやり予算を計上する考えを説明したところ、米側が強い懸念を示したという。両政府は今後、22日に東京都内で課長級協議、10月上旬にはワシントンで審議官級協議を行い、さらに調整を進める予定。


Re::れんだいこのカンテラ時評810 れんだいこ 2010/09/20
 【押尾学事件判決の欺瞞考】

「2010.9.14民主党代表選」を廻る前後、押尾事件公判が纏わりついていた。例の朝日新聞社説論説士の手になるものかどうかまでは分からないが、9.18日の社説「押尾被告判決―市民の力が発揮された」で「推定無罪原則の適用」として賛美している。れんだいこの不快指数が高まった。この国は上から狂っている。他にも解せないことが多過ぎるのでコメントしておく。

 2009.8.2日、タレント芸人の押尾学被告は、六本木ヒルズのマンションの一室で田中香織(30歳)を呼び込み、合成麻薬MDMAを服用した。共に服用したのか、田中香織のみ服用したのか、田中香織のみが多量に服用させられたのか、この肝心な点が明らかにされていない。田中香織の容態が急変した。押尾被告は救命措置を講じた。悶絶する田中香織を前にして「空白の3時間」を経た2日夜になって119番通報が入り事件化するところとなった。どういう経緯を経て誰が通報したのか、事件を詳細に検討していないので分からないが、遅過ぎる通報であることは間違いない。公判では通報しても助からなかったかどうかのやり取りが為されたようだがウソ過ぎよう。直ちに通報するべきところであり、直ちに通報しなかったこと自体の責任が問われるべきであろう。通報が非常に遅れた理由の開示こそ解明すべきではなかろうか。

 同年12.7日、警視庁捜査1課は、押尾学を田中香織に合成麻薬(MDMA)を譲渡したとして麻薬取締法違反(譲渡)容疑で逮捕。翌2010.1.4日、女性の容体が急変したのに適切な救命措置を取らず放置して死亡させたとして、同容疑者を保護責任者遺棄致死容疑で再逮捕した。

 2010.9.3日、「2010.9.14民主党代表選」のさ中、押尾学被告の初公判が東京地裁(山口裕之裁判長)で開かれた。この公判期日が「2010.9.14民主党代表選」とたまたま重なったのか政治利用されたのかは分からない。9.11日第2回公判、9.7日第3回公判。9.9日第4回公判、9.10日第5回公判、9.13日第6回公判を経て、9.、17日第1審判決が下された。裁判長は、保護責任者遺棄、麻薬及び向精神薬取締法違反により懲役2年6月(求刑・懲役6年)を言い渡した。

 押尾被告及び弁護団は裁判を通して一貫して「この部屋で女性と一緒にいた。女性に異変を感じたため自分のマネジャーを呼び、その後部屋を出て行った」、「合成麻薬MDMAは田中香織が持ち込んだものであり、私はむしろ誘われた方」、「放置した訳ではない。適切な救命措置を取っており、私はむしろ救命者」、「いずれにせよ助かる見込みがなかった。119番通報することは思いつかなかった」等々と弁明し無実を訴え続けた。

 れんだいこは思うに押尾事件とは本来なら、殺人罪まで視野に入る事件ではなかろうか。最近は微罪を重罪化させ重罪を微罪化させる正義がはびこっている。検察は、殺人罪からの事件究明せず、保護責任者遺棄致死のみ問い懲役6年を求刑した。判決は保護責任者遺棄のみ認め、麻薬及び向精神薬取締法違反と合わせ懲役2年6カ月の実刑を科した。押尾被告は不満のようで抗告の意思表示をしている。れんだいこは脳がオカシクなる。警察、検察、裁判所は、どういう訳か押尾学被告に対して寛大に対応し過ぎているように思われる。

 この事件は、例の六本木ヒルズで発生していること、背後の人脈が胡散臭いこと、田中香織氏は裏事情を知り過ぎたとしてか何らかの事情で組織的に暗殺された疑いがあること、裁判が「2010.9.14民主党代表選」前後に政治利用されていること等々で疑惑が強い。押尾学被告の事件に対する反省の余地のない居直り、無罪へ向けての自信満々の姿勢が気にかかる。何が彼をして強きにさせているのだろうか。

 極めつきは、マスコミメディアの「疑わしきは罰せずの推定無罪論」の合唱である。ちょっと待てよ。ついこの間まで小沢幹事長に対しては「疑わしき推定有罪論」で「説明責任あり」として政治訴追、政界追放まで合唱してきたのに。同時並行して起こっている押尾事件に対しては「推定無罪」を唱えるとは、余りにも二枚舌ではなかろうか。誰かこの不正の正義を説明せよ。朝日新聞社説論説士に返答して貰いたい。れんだいこの脳では解けない。気分が悪い。こんなことでは日本人民大衆の精神の背骨が曲がってしまう。うつ病が増え続けよう。れんだいこには、政財官学報司警の上層部に巣くうシオニスタンどもがそういう時代を意図的故意につくろうとしている気がしてならない。

 そういう眼で政界を眺めて見る。菅政権は、外部委託選挙で続投を可能にした。待ち受けているのは外部委託政治である。一事万事の原則からすればそうなる。これから嫌と云うほど見せつけられることになろう。菅改造内閣では「菅首相、仙石官房長官、岡田幹事長、前原外相」が揃い踏みしたが、名うての極右シオニスタンばかりではないか。小泉政権下で暗躍したタコ入道のアーミテ―ジまで公然登場している。連中は当分「我が世の春」を謳歌し続けようが、歴史の条理は厳然たる回答をもたらすのがナライである。壁に耳あり襖に目ありで必ずや不義の告発が待ち受けていよう。我々は見たくもない菅―江田の晩節を知ることになるだろう。

 2010.9.20日 れんだいこ拝

【第176回国会開会】
 2010.10.1日、第176回臨時国会開会式が天皇陛下の御臨席のもとに参議院議場において行われた。会期は平成22年10月1日~平成22年12月3日までの64日間。

 衆議院議長・横路孝弘は、次の式辞を述べた。「天皇陛下の御臨席を仰ぎ、第百七十六回国会の開会式を行うにあたり、衆議院及び参議院を代表して、式辞を申し述べます。今日、わが国をめぐる内外の諸情勢はまことにきびしいものがあります。われわれは、この際、わが国の現状を深く認識し、緊急に解決すべき幾多の重要問題に対処し、すみやかに必要な施策を講じて、国民生活の安定向上につとめるとともに、国際社会において一層大きな役割を果たしていかなければなりません。ここに、開会式にあたり、われわれに課せられた重大な使命にかんがみ、日本国憲法に基づき、おのおの最善をつくしてその任務を遂行し、もって国民の信託にこたえようとするものであります」。天皇陛下から次のおことばを賜った。「本日、第百七十六回国会の開会式に臨み、全国民を代表する皆さんと一堂に会することは、私の深く喜びとするところであります。ここに、国会が、国権の最高機関として、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、その使命を十分に果たし、国民の信託にこたえることを切に希望します」。

Re::れんだいこのカンテラ時評821 れんだいこ 2010/10/09
 【菅式雇用論の空疎性考】

 菅首相の雇用万能論の空疎性を問題にしたい。こういう政論が流行らないが、政治評論は常に政論を基軸とするべきではなかろうか。実証的に書きあげると指数を増すばかりとなるので、結論的に断じて見たい。

 菅派はいま頻りに雇用万能論を唱え、補正予算まで宛がおうとしている。それは子供手当同様に底なし沼に落ち込む邪道な政策ではなかろうか。結局、財源不足論に戻り、消費税を始めその他の間接税や公共料金の負担増に道を開くばかりとなるのではなかろうか。既に「社会福祉目的の為の増税論」の合唱が始まっている。しかし、増税をすれば、我々の個人生活ばかりでなく、企業活動が更に窮地に追い込まれる。新たな企業倒産、失業が生まれ、やがて税収不足となる。それを雇用万能論で補填し、更に「社会福祉目的の為の増税論」が持ち上がる。この繰り返しとなるのではなかろうか。

 この間、日中、日ソ、日韓、日朝の外交的危機が仕掛けられ、軍事防衛費が湯水のごとく垂れ流され続ける。アメリカが風邪をひいた、咳込んだと云っては支援策を講ずる。日本外交はアメリカ外交の手足となって海外支援金を注ぎ込まされる。自衛隊が常時出動させられ、次第に前線で戦闘化する。新たな要請が生まれ更に引き込まれる。こうして、当初「社会福祉目的の為の増税」であったものが間接的的に流用される。既に何度も見てきたことである。

 我々は、この構図全体がオカシイことに気づくべきではなかろうか。この構図は、1980年代初頭、中曽根政権と共に始まり定式化されたものである。いわゆる大国責任論が唱えられ、国債が刷りまくられた。以降、歴代自民党政権の下で消費税が導入され、本質的にどうでも良いところに予算が使われ、必要な事業が抑制され始めた。政策が、有り得てならないことであるが或る邪悪な目的を持って「経済がうまく廻らないように施策され」始めた。既に二十年余の不況が続いているが、国策不況と云うべきではなかろうか。この間、あらゆる業界の大企業が統合され、その挙句に経営権が外資に乗っ取られている。銀行、証券、生保、損保の例は如何にも国際金融資本の得意の分野であり、日本のそれらの業界が軍門に下ったことを意味しよう。

 この間、中小零細企業が倒産を余儀なくされ、或いは国内から海外への転出を余儀なくされている。この原因は何も法人税だけの問題ではなかろう。経営が成り立たないように環境づくりされていることを見据えての企業側の対応策であり、原因は国策不況政策に求められるべきであろう。国際金融資本御用系評論家は、法人税問題を理由としているが、そう云わされているに過ぎない。そういう目で見れば、どいつもこいつも阿呆ヅラしている。

 以上は批判である。批判だけでは評論家の域を出ず役に立たないので処方箋を講じたい。れんだいこは、国際金融資本のシナリオに乗る形での景気対策を信用しないので、歴史の中から日本的な叡智を見出したい。ようやく見つけたのが、上杉鷹山、山田方谷、二宮尊徳、大原幽学、池田隼人、田中角栄ラインの施策である。共通して、外治よりも内治を重視し、公共事業を振興させ、中小零細企業を保護育成させている。官民一体の地域経済圏構想を打ち出している。大企業は自力で生き延びて行く資金も知恵もあるので、主眼をむしろ中小零細企業の保護育成に置いている。そして次世代社会の目的に添う新興企業の創出、成長に加勢している。この間、金融機関が旺盛な貸し付けで裏支えしている。教育を重視し、公務員の能力と見識を養い、政治が国家百年の計に誤りのないよう未来を指針させている。

 廻り道なようでも、こうすることで雇用が確保され、或いは新規需要増で人手不足となり、結果的に良い方に景気循環する。政治がわざわざ雇用対策費を組む必要もなくなる。企業の経営環境を悪くし、事業を成り立たせないようにしながら、その裏で雇用補助するなどは対症療法と云うよりも悪質なマッチポンプ策に過ぎない。菅政権の雇用万能論は、仕掛けられた国策不況策に悪乗りした形で振りまかれており、政治ピエロと云うしかない。ここに菅政権の能力と悪意を見て取るべきではなかろうか。菅首相は前原―岡田―仙石―枝野ラインを重用しているが、彼らは極悪のシオニスタンであり、日本政治の為にではなく国際金融資本の御用聞き政治に勤しむことを使命としている。菅首相の政治責任は明らかであろう。と云うか、菅こそ長年育成されてきた小泉の次の玉なのであろう。

 目下の政治状況を以上のように捉えることができるのではなかろうか。我々の小沢政治待望論は、こうした国策不況政治からの脱出、転換にある。個々の政策においては小沢式政治に意見、異見を持つが、日本の再生は小沢政権を通してしか始まらない。我々はそう読んだ上で待望している。これを逆に云えば、日本経済に巣くう吸血鬼はそれ故に反対派の巨隗である小沢に対する大包囲網を敷く。連中は、日本から吸うだけ吸って次は中国次はどこそこと別天地を選び出す。こういう習性を持つ。

 我が日本は、そうはさせじと不退転の逆訴追運動に乗り出すべきではなかろうか。そういう意味で政治は常に権益闘争である。階級闘争論はこの闘争に於いて位置づけられるべきであり、この視点を欠く何の吟味もないままの階級闘争論は空疎でしかない。この辺りマルクス主義者の猛省を促したい。

 2010.10.9日 れんだいこ拝
 韓国のポータルサイトなどでは7日、2036年の未来から『タイムマシン』に乗ってきたと主張するジョン・タイターの朝鮮半島関連の予言と彼が描いたとされる2036年時点での世界地図が話題になっている。複数の韓国メディアが同話題を報じており、注目を集めている。

 報道によると、ジョン・タイターは自分が2036年の米国の軍人で、2038年に全世界が迎えるUNIXバグを解決するために未来からきたと主張する人物だという。彼の予言には疑問点も多いが、03年に発生した米国の狂牛病とイラク戦争、05年の東南アジアで発生した津波による災害を予言。世界から注目されるようになり、06年には『未来人ジョン・タイターの大予言―2036年からのタイムトラベラー』という本が出版されている。

 今回話題になったのは、ジョン・タイターが描いた2036年の世界地図に日本が韓国の植民地と表記されていること。地図では中国大陸が5カ国に分けられており、韓国の領土は中国の東海岸に沿って香港や台湾の海岸線にまで伸びている。その面積はアメリカよりも広く示されている。

 韓国メディアは、ジョン・タイターの予言についてのネットユーザーらの声も紹介。「日本がわれわれの植民地になるなんてうれしい」「先祖の恨みを晴らす日が来るのか」「良い予言だ」などと、熱い反応を見せていると報じた。ただ、なぜこの時点で彼の予言が話題になっているのかは定かではない。

 ジョン・タイターは2000年の11月2日にインターネット上に登場し、2036年までの様々な事件を予言。さらに、未来からきた証拠として自身が乗ってきたという『タイムマシン』の操縦マニュアルと原理図なども提示した。2001年3月に「任務を完了した」というメッセージを残したまま消えているという。(編集担当:永井武)

Re::れんだいこのカンテラ時評828 れんだいこ 2010/10/18
 【2010.10月政局考】

 2010.10月政局を確認しておく。その前に、このところの政権を評しておく。小泉政権は狂人レイプ政権であった。ワシントンに中曽根以来の名宰相と持て囃され、田原らの政治評論家の多くが阿諛追従していたが、小泉はんは今頃何をしているのだろう。まさか本当の狂人になっているのではなかろうかと気になる。安倍政権は坊ちゃん丸出し政権であった。伝統的な右翼的保守政治を目指したかったらしいが、ホワイトハウスで子供扱いされ、腹下げしたままポシャってしまった。福田政権はムッツリ音無し政権であった。何をやったかさっぱり記憶がない。麻生政権は漢字読めない政権であった。愛嬌はあったのだが、選挙に勝つことだけ念願して大負けしたのがお笑いである。

 鳩山政権は遊び人チャラスケ政権であった。マニュフェストのうち有料高速道路の無料化ぐらいはできそうだったのに、前原国交相が延ばしに延ばして賞味期限切れしてしまった。結局やる気がなかったのではなく、景気回復に資する政治はやらせない気が有ったと云うことになろう。腹案があるあると云いながら半年過ぎて辺野古案差し戻しとなったが、これにもあきれた。

 では、菅政権はどう評されるべきか。れんだいこは、先の参院選での突如の消費税増税持ち出しによる敗北経緯が未だ解せない。結果責任を示さず落選閣僚を庇い続けた居直りも許せない。尋常な政治感覚ではないことが分かる。続く民主党代表選の不正選挙疑惑も未だクリヤ―していない。人の噂も45日で事なかれしている。菅改造内閣が始まったが、仙石、前原、岡田、北沢、枝野等々名うてのシオニスタンを重用している。一事万事口先とすることが違う。これらを考え、夢遊病政権と名付けようと思う。覇気がないのも致し方なかろう。能力的には、菅以前がケタ違いの粗脳政権だったので、菅の粗脳が特段責められる必要はなかろう。気になるのは、小泉を軸として、その後の安倍、福田、麻生の流れよりも菅の方が小泉に近いエセ構造改革路線を踏もうとしていることではなかろうか。これが菅政権の正体の気がする。

 鳩山政権下で秘かに進行したのが原子力発電行政の推進であった。菅政権下で進行しようとしているのが北沢防衛相主導による「武器輸出三原則」の見直しによる「武器輸出解禁」の動きである。例によって、前原外相が後押ししている。意図的故意の日中離間外交が採用されそうである。菅政権は、相変わらずの財政破綻政策を敷いているからして、いずれこれを口実とした増税政策が待ち受けている。青年よ、職がなければ自衛隊に入れ、続いていつまでも後方守備は卑怯であるから前線に投入せよと云うことになろう。続いて東京都庁の方から核武装論が浮上し、アメリカにノ―と云える日本を掛け声しながら、日米同盟進化を目指すことになろう。中国、北朝鮮になめられるなと云いながらナメクリ論が喧しくなろう。こういう流れが容易に推理できる。

 さて、思えばもう1年前になる昨年の政権交代で何が変わったか。あの時、瞬間でも日本政治に夢があった。それが鳩山政権、菅政権と続いているうちにしぼんでしまった。何も変わっていない、変わろうとしていない。変わったのは自公と違う顔ぶれの大臣が生まれただけである。イス取りではしゃぐ姿はまるで同じである。政治家主導政治を目指すと云いながら、官僚作文をうつむきながら読み続けて答弁する姿がお笑いである。事業仕訳を売りにしているが、防衛利権には手がつけられない。その腹いせに公共事業利権を採り上げては正義ヅラしている。中国、韓国のインフラ整備は着々進んでいるが、我が日本は逆走し続けている。公共事業費を社会保障費に回せの論が相変わらず盛んで、それでいて社会保障費予算食い合いの新たな利権が生まれているのに見て見ぬするのはお笑いである。

 この間はっきりしていることは、政権交代選挙の前から今日まで1年有余、一貫して反小沢政治にシフトしていることである。これに対するマスコミメディアの後押しがきつい。下手に学ぶと反小沢になるよう論調が仕掛けられている。現代は下手に学んでバカになる時代なので上手に学ばねばならない。ネット言論に耳を傾けるのが良い。特にれんだいこ節を聞くのが良いふふふ。

 れんだい節によると、目下の日本政治から二つの結論が出てくる。一つは、自公も民主も役に立たなかったと云うこと。一つは、最後の希望として小沢政治を見てみたいと云うこと。今後、この二つのベクトルが縄をなうようにして政争を創り出すのではなかろうか。前者に従うと、自公、民主以外の新党を捜す流れになる。これはナベツネの動きを見れば良い。後者に従うと、小沢政権待望論になる。国会が芝居小屋になり漫談が続くに応じて、政局は次第にここへ絞られて行くのではなかろうか。この動向察知が僅かな政治の楽しみになりつつある。貧相な楽しみではある。

 2010.10.18日 れんだいこ拝

【菅政権、民主党政権のブザマ考】
 菅政権半年後の今見えてきたことを確認する。菅首相及びその一派が政局を学び政治を学ばなかったツケが一挙に噴出している。これが総論となる。これを思えば、対極的に角栄の素晴らしさが見えてくる。角栄は、議員立法を作るだけの能力を磨けとして政治能力を高めるよう指導し、その結果としての政局闘争に怯まなかった。これを思えば、菅首相及びその一派は「良き師」を持たなかったと云うことになる。「良き師」を持たぬままズルズルと議員生活を続け、念願の政権取りに成功しただけと云うことになる。しかも、その功績に小沢どんの働きが顕著だと云うのに、政権取ったら手のひらを。


 中村てつじ(中村哲治)民主党参議院議員が次のように述べている。これを確認しておく。
ふと落選中の出来事を思い出した。アメリカ領事館から電話があった。「各国の次の世代のリーダーに3週間アメリカを訪問して頂くプログラムがあります。菅直人先生も経験されています。」私はそこまでやってもらうことに引っかかりを感じ行く決意ができなかった。
http://twitter.com/#!/NakamuraTetsuji/status/18412586443

Re::れんだいこのカンテラ時評845 れんだいこ 2010/11/02
 【ばんそうこう膏薬政権食傷考】

 政権交代後の民主党政権は鳩山から菅へと移行している。どちにも酷いが菅の方が輪をかけている。仙石官房長官は第二首相然として政権を仕切っているが、官房長官の役割論からすれば逸脱と云うより首相権限蹂躙であろう。それを良しとする反小沢連合の粗脳が史実に刻まれつつある。この連中には統治機構の仕組み、権限分与の識別さえできぬらしい。官邸政治とは実は政治の幼稚化子供化でしかない。

 れんだいこの民主党論は小沢ないしは小沢系政権を見て評しようと思っているので早計な結論は控えるが、鳩山の遊び人政治、菅のピエロ政治なぞどうでも良い。何の興味もない。民主党が、よくも役立たずばかり集めていたことよ、小沢どんも大変だったなと思うだけである。党合同のいきさつはあったにせよ、飛び込んだ先がここまで破廉恥な「我が我が」集団だったとは。

 もとへ。標語を考えた。念の為、ネットで確認すると、2010.10.1日、小池百合子・自民党広報本部長が党本部で記者会見し、「3年前の参院選で自民党は(農林水産相だった赤城徳彦氏が顔にはった)ばんそうこうが大変ネガティブなイメージになり負けた。今回は、民主党の『こうやく(膏薬、公約)』、マニフェスト違反と訴えると非常に反応がいい」と述べている。

 アイデアや思想は時空を超える。れんだいこも丁度そう思った。と云うことは、今日び流行り病の著作権などクソ喰らえと云うことになろう。同じ発想が同時に場所を変え、人を変えて生まれることはままある。小池百合子はんが著作権主張するのかどうか分からないが、まさかそういう戯れなぞしないと思う。

 れんだいこはどう気づいたか。それは、民主党の公約違反は実は公約違反と云うより、公約そのものが膏薬だったのであり、違反と云うより剥がしたに過ぎないのではなかろうか。そう気づいた。故に、菅政権を評するのに「膏薬政権」と云う当てつけが相応しい。これにより「ばんそうこう膏薬政権打倒」と云うことになる。

 鳩山-菅政権政治がなぜ「ばんそうこう膏薬政権」なのか。それは、公約を一度でも試して後に修正するのならまだしも、一度たりとも試さず次々と公約を塗り替えているからである。その事例を逐一挙げるまでもない。全てがウソになりつつある。これに対する不快感が不快菅になりつつある。

 消費税増税案がまたぞろ鎌首をもたげ始めている。民主党公約では、その前に議員定数も含め官費の冗費を徹底的に見直すとしていた。それを上面をなでただけのパフォーマンスだけの事業仕訳で済まし、財政危機を訴え始めようとしている。最も手っ取り早い消費税増税に向かおうとしているが、まるで覚せい剤中毒患者そのものである。

 菅派にとって消費税増税は本音であり、「その前に議員定数も含め官費の冗費を見直す」は膏薬であった。その膏薬を剥がそうとしていることになる。これを後押しするのが与野党問わずのシオニスタンである。これを指令するのが国際金融資本帝国主義である。思うに恐らく、日本経済に壊滅的打撃を与え、君たちには統治能力なしとして直接管理に乗り出す為の仕掛けではなかろうか。日本は狙われている。れんだいこはそう察知している。

 これを止めるにはどうすれば良いか。シオニスタン総出の小沢政治訴追、議員辞職運動ではなく、逆にシオニスタンに対する政治訴追、議員辞職運動に向かうべきではなかろうか。同じ基準で秤にかければ、検察が正義であれば網にかかるのはシオニスタンの方であろう。ネタに苦労はしない。よって、証人喚問するのら、同じ基準で秤にかけられた場合に無罪の議員のみ出席が許されるとしたらどうだろう。当然、小沢どんに要請される資料を手前も提出せねばならない。何人出てこられるのかが見物だ。

 日共には特別に申し渡しておく。君たちは、宮顕のリンチ事件解明のための証人喚問に応じねばならない。れんだいこが指南する質問状に沿って陳述させる。君たちのウソの弁明を晒させてみよう。当然、偽証は、君たちの論理に従えば議員辞職である。出てこれるかこれないのか、それが見物だ。

 2010.11.2日 れんだいこ拝

Re::れんだいこのカンテラ時評850 れんだいこ 2010/11/08
 【石にしがみついてもなどと云い始めたらオワ考】

 2010.11.8日、久しぶりに議員定数問題に言及して見る。と云うのも、国会質疑を聞きながら思った。自民党のシオニスタンと民主党のシオニスタン同盟が、互いに見解の相違はないと何度もエールを交換しながら遣り取りしている。こういう芝居ほど臭いものはない。嫌々ながら少し聞いてみた。何のことはない、小沢の徹底訴追、日中離間、日露離間、日米同盟進化、消費税等の増税、国債累積債務対応無能化路線で阿吽の呼吸で一致しながら、締りのない遣り取りを通じて衆院解散に持って行こうとしている。菅がボロボロになればなるほど選挙有利として、その為の地均し質疑と答弁を繰り返している出来レースに過ぎない。バカバカしい。

 そこで、以下の考察に入る。こんな政治をさせる為に国会議員を抱え込むのは、もはや最大の無駄である。やはり議員定数を削減せねばならない。掛け合い漫談しかできない国会なら野放図に議員貴族を抱えるに及ばない。経費削減を云うのなら、まず自らが襟を正して議員定数を削減し、次に官僚貴族の冗費削減、国家予算の上手な使途を指令すべきではなかろうか。手前らの権益をそのままにして官僚、国家公務員の懐に手を突っ込むのは無理がある。そう思った。これまでは少数野党が断固反対するので、それもそうかなと思っていたが、よく考えると現下の少数野党で値打ちのある党はない。少数野党権益の為に都市部で異常な議員定数を設定するのは却って不正、邪道である。そういう意味で、何のシガラミのない立場からの定数設定を試みて見ようと思う。

 参考になるのは、島根県、鳥取県の全県2区制であろう。これを基準に、1・面積、2・人口、3・産業力、4・文化伝統力、5・都市計画の5要素から判定して行くべきではなかろうか。それを思えば、「指標2の人口比」だけで「1票格差違憲論」を弄ぶのは空理空論である。その論で行けば、今後ますます都市集中を強めるからして都市部の議員が過密化し、地方部の議員が相対的に影を薄くしよう。何のことはない、政治が都市集中、地方斬り捨てを促進していることになる。そういう意味で、「1票格差違憲論」そのものが胡散臭くなりつつある。

 さて、上記の指標5基準で設定すると、ざっと次のようになる(個々の精密な検討は後日に期す)。北海道選挙区数12区→10区、比例定数8→5。同様にして東北25区→19区、14→10。北関東32区→20区、14→10。南関東34区→20区、22→10。東京都25区→15区、17→8。北陸信越20区→15区、11→8。東海33区→21区、21→11。近畿48区→30区、29→15。中国20区→16区、11→8。四国13区→12区、6→4。九州35区→29区、21→15。選挙区合計309区→207区、比例定数182→104、総議員数491→311。

 これによれば、衆議院で180議席減となる。若干水増しするとしても150議席ぐらいは減ずることができる。衆議院定数は300―350議席で良いのではなかろうか。参議員定数の場合、選挙区73、比例代表48の計121議席×2=242議席となっており、これはこのままでも良いのではなかろうか。これによる節税効果は、議員給与、諸手当、秘書給与、その他選挙等の国家負担費用を勘案すれば年間で約1千億円になるのではなかろうか。この1千億円を何か上手に使う方が賢いのではなかろうか。例えば、内地振興の経済対策費に充てる等、有効な特定財源化せしめた方が賢明なのではなかろうか。税金上げなくても済むのではなかろうか。間違っても軍事防衛費に充てたり、アメリカの景気振興策に使うべきではない。

 政治家の数が多いのは本来は問題ない。ところが、日本の現在と未来の為に身命を賭し、脳に汗を掻いているのなら大目に見ても良かったが、かくも公然と国際金融資本の下働きとしてのシオニスタン活動に邁進し、国家と民族の溶解政治へ向けての請負ばかりするなら要らない。手厚く待遇するに及ばない。真に有能な政治家を求める為にも一から出直さねばならないのではなかろうか。政治家が下手な政治をするので却って日本が衰退していることを思えば。

 シオニスタン同盟は今後、消費税増税に向けて太鼓を鳴らすだろう。憲法改正による自衛隊の武装公然派兵、しかも恒常的な世界各地への派兵、しかも武闘化の道を敷くだろう。最終的に日本はIMF的な機関の管理統治に委ねられるだろう。なぜなら、そう云う風に仕向けられているから。それを思えば我々は、議員定数大幅減から始まり、高給与公務員規制、同天下り高給与待遇禁止、軍事防衛費削減、原子力発電政策からの撤退、官僚の権益的税金無駄遣い廃止等々を掲げてムシロ旗て応戦せねばならない。

 次の問題もある。現下の不況は余りに長過ぎる。これは景気循環論で云えば有り得ないことである。つまり、国策不況化政治による意図的故意の政策によるものと云わざるを得ない。そんなことは有り得ないと思うよりも、誰が何の為にそういう政策を押しつけているのかを詮索した方が良い。例えば、前原が行くところ必ず悶着が起こり日本の国益を害しているが、これは偶然だろうか。彼は、有料高速道路の無料化をせぬまま国交相を降りたが、意図的故意に実施させなかったのではないのか。その前原が外相就任と同時に尖閣諸島の領有化問題が発生したが、これも臭い。れんだいこの眼には、日中シオニスタン合作謀略により敢えて政策的に引き起こした紛争ではないのか。なぜならアジアの緊張を高める為である。こう問う方が真相が見えて来るのではなかろうか。

 尖閣映像流出は、もっと早い段階で国民に知る権利が有り、このこと自体が悪いのではない。問題は、菅政権をイタぶる形で漏洩され翻弄されているところにある。しかして、その裏には、闇勢力の仕掛けがあると見る。「sengoku 38」を名乗っているのも思わせぶりではなかろうか。菅首相は石にしがみついても延命したいとしているが、そういう言葉を使い始めると大概オワである。何のことはない、菅政権は小沢政権を阻止する為に登場し、政権交代政権効果を台無しにして、元の木阿弥に戻す為の橋渡しをしただけの話ではないか。このシナリオの根は深いと思う。

 2010.11.8日 れんだいこ拝




(私論.私見)