8.30日、衆参両院は、菅内閣の総辞職を受けて首相指名選挙を行い、ともに民主党の野田佳彦代表(54)を首相に指名した。野田氏は党役員人事と組閣人事を行い、皇居での親任式などを経て正式に野田内閣が発足する。衆院では野田佳彦308票、谷垣禎一118票、山口那津男21票、志位和夫9票、福島みずほ6票、渡辺喜美5票、平沼赳夫4票、小沢一郎1票、海江田万里1、鳩山邦夫1票、横粂勝仁1票。投票総数は476、無効票1。参院では1回目の得票数は野田110票、谷垣85票、山口19票、志位6票、渡辺11票、福島5票、平沼赳夫3票、舛添要一2票。投票総数241、無効票0。1回目の投票で過半数に達した議員がいなかったため、野田氏と谷垣氏の決選投票となり、決選投票では野田110票、谷垣107票、白票が24票。公明党が谷垣氏に投票したが、みんなの党などが白票を投じたため、野田氏が指名された。