戦後国債発行史その2、小泉政権以降 |
更新日/2020(平成31→5.1栄和改元/栄和2).3.8日
(れんだいこのショートメッセージ) | |
戦前、日本政府は大東亜戦争の軍事費を賄うため戦時国債を濫発した。日本勧業銀行の「報国債券」、「戦時報国債券」、大蔵省の「大東亜戦争割引国庫債券」など総額約1400億円。2008年現在価格に換算しておよそ56兆円という巨額なものだった。敗戦とともに巨額の国債が残り、政府は破産状態に陥った。
戦後、日本政府は、「財政法」を制定して「国家財政の基本原則」を打ち立てた。4条1項に「国の歳出は、公債または借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない(国の経常経費に当てる目的で公債を発行することを禁止する)」と明記して公債と借金を禁じた。 これに基づき、大蔵省は歳入と歳出が同規模の均衡財政政策即ち均衡予算主義を採用し、いわゆる健全財政を貫いた。財源確保としての国債の発行を抑制してきた。それは、かっての戦争期に軍事費調達のために国債を安易に発行して遂にはそれが膨大になり、過激なインフレを招き、巨額の財政赤字による財政危機を招来させ、それを脱するために更に国債を発行するという雪達磨式に陥り、国家財政を畸形化させてきた戦前の歴史を繰り返さない、「国債発行は一切やめよう」という反省の上に立脚していた。 戦後憲法9条の平和条項は、反戦平和の観点からのみならず、この財政健全主義観点からも理解されねばならない。殆ど注目されていないが、財政健全主義の観点から導入されたと考える視点を持ちたい。その政策がいつ放棄され、いつか来た道を再び歩み始めたのか。誰がこれを促進させたのか、これを見ておく。 「シオンの議定書」によると、当該国の国債発行はユダヤの篭絡政策である。誰が音頭を執ったのかでシオニスタンぶりが分かろう。奇妙なことに、マスコミは、三木、福田、中曽根、以下歴代、小泉というシオニスタンをヨイショする妙な癖を持つことが判明する。要するに、そのような論調でないと国際金融資本ユダヤ帝国の制裁が待ち受けており、プロパガンダ役を引き受けることで社命が安泰という構造にあることに起因しているのであろう。 「シオンの議定書考」の「国債、外債、国家破産に関する記述一覧」、「ゴイム政府の要職(大統領、首相その他)操作に関する記述一覧」、「ゴイム政府操作に関する記述一覧」、「言論機関、マスコミに関する記述一覧」を読み取ればさもありなんということになろう。 「【詳説・戦後】赤字国債(1)福田は神に祈った」の記事詳細:イザ!(阿比留瑠比)」は、次のように記している。
「戦後国債発行史」は何人にも分かるように誰かが公開せねばならない。でないと判断できないだろう。本来、行政当局がその任に与っている筈で、「財務省ホームページ」があるのはあるが物足りない。 (http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/sy014.htm)) 年度ごとの「戦後国債発行史」を掲載していない点を見てそれが分かる。従ってむしろ重大なことを隠蔽しようとしている気がしてならない。原因と真相にメスを入れぬまま国民に財政危機を明らかにし税収負担を訴えるという狙いでのみ各種指標が公開されている気がしてならない。 ならば、国会がそれを為すのかというとこれまた機密情報化させており、一向に埒があかない。というか任に対して能力が追いついていないのかも知れない。となると少なくとも、左派党派がこれを暴露せねばならないはずだがやる気もないのだろう、今日ある通りだ。ならばと、つたないながられんだいこが手がけねばならない。いつも思うのだが、何もれんだいこがせねばならんことではないでせうに。 ところが、ネット検索で格好の資料が見当たらない。いつものことだが、肝要な情報に限ってネットではなかなか手に入らない。どうでも良いような情報はあまりかえっているというのに。以下、知識を共有する為、れんだいこが入手した情報を時代順に書きつけ、誰にでも分かるようにしておく。「どこへ行く日本」、「財務省発表、国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」その他を参照する。 2005.1.16日、20063.24日再編集 れんだいこ拝 |
【小泉政権時代(2001.4.26日~)】 |
【2001(平成13)年、小泉内閣の塩川蔵相の下で、】 |
2001.4.26日、森首相の後任に小泉が就任、小泉政権が発足。財務相に塩川正十郎が就任。塩川蔵相は、第1次小泉内閣第1次改造内閣を経て2003(平成15).9.22日まで務める。 2001年普通国債残高は392兆4000億円。財投債残高43兆8000億円。この年より財投債残高が現れる。2001年の国債及び借入金並びに政府保証債務現在高は、国債及び借入金現在高が643兆1000億円、政府保証債務現在高が58兆5000億円。 |
【2002(平成14)年、小泉内閣の塩川蔵相の下で、】 |
2002.2月より「大本営景気」に入る。 2002.9.30日、小泉内閣改造で、財務相に塩川正十郎が続投。 第156通常国会(1.20日~7.28日、「第156回通常国会活動記録表」)で冒頭、小泉首相は、「国債発行30兆円以下」という公約が破られていることを指摘され、予算委員会に於て、「こんな公約が破られても大したことではない居直る。 2002(平成14)年、平成14年度当初予算。公債発行額34兆9680億円(赤字国債23.2兆円)。国債費は約17兆円。 2002普通国債残高は421兆1000億円。財投債残高75兆6000億円。2002年の国債及び借入金並びに政府保証債務現在高は、国債及び借入金現在高が582兆4000億円、政府保証債務現在高が58兆1000億円。 |
【2003(平成15)年、小泉内閣の塩川蔵相の下で、】 |
【2003(平成15)年、小泉内閣の谷垣蔵相の下で、】 |
2003(平成15).9.22日、小泉内閣第2次改造で、谷垣禎一が財務相に就任する。谷垣財務相は、第2次小泉内閣、第2次小泉改造内閣、第3次小泉内閣、第3次小泉改造内閣を経て2006(平成18).9.26日まで務める。 2003年度の政府予算では、一般会計の総額は81兆7900億円(2002年度比0.7%増)。一般的歳出額は47兆5900億円、国債発行額は36兆4500億円(国債依存度は44.6%と戦後最悪)。 2004.3.25日、財務省発表は次の通り。国債と借入金、政府短期証券を合わせた国の債務残高(借金)が、2003.12月末現在で670兆1212億円と、過去最高を更新した。昨年9月末と比べ、3カ月間で約14兆4千億円増加した。国民一人当たりでは約525五万円の借金を抱えていることになる。 2003年普通国債残高は457兆円。財投債残高91兆8000億円。2003年の国債及び借入金並びに政府保証債務現在高は、国債及び借入金現在高が670兆1000億円、政府保証債務現在高が58兆6000億円。 |
【2004年(平成16)、小泉内閣の谷垣蔵相の下で、】 |
3.26日、来年度政府予算案では、36兆5900億円の国債新規発行を見込んでおり、借金残高が来年度中に700兆円を突破するのは確実。政府は、歳出削減や大量発行が続く国債の安定消化で綱渡りの財政運営を強いられる。国の借金のうち、国債は539兆8169億円と、昨年9月末比で約9兆6千億円増加。1990年代に景気対策として増発した国債を償還するため借換債の発行が続いているほか、当面の歳入不足に対応するために新規国債も大量発行しているためだ。このうち普通国債は、約7兆1千億円増の444兆6946億円。一般会計や特別会計などの借入金は約1兆6千億円増え、59兆9690億円。一時的な資金不足を補う政府短期証券の残高は70兆3353億円と、約3兆1千億円増加した。デフレの長期化で税収が伸び悩む中、歳入不足を補うため借金が膨張し続ける財政状況の厳しさがあらためて浮き彫りになっている。 9.27日、第2次小泉内閣で、財務相に谷垣禎一が続投。 2004.12.20日、財務省が発表した05年度国債発行計画(財投債を含む)によると、発行総額は04年度当初より約7兆1千億円増の169兆5千億円で、14年連続で過去最高を更新する。新規発行額は減るが、00年度の景気対策で発行した5年債の大量償還期を迎え、借換債の発行額は同19兆3600億円増の103兆8千億円と、初めて100兆円を突破する。 借り換え債の大幅増による国債市場の需給悪化を防ぐため、日銀が保有し、満期を迎える国債は、今年度に1度借り換えた6兆4千億円分をさらにもう1年借り換える措置をとる。個人向け国債の発行予定額を今年度より2兆3千億円増額し、4兆4千億円とする。 こうした施策で、実際に市場で消化される発行額を今年度から8千億円増の118兆6千億円に抑制。金利上昇を見込み、人気のある15年変動債や物価連動債、20年債の発行額を増やす。 |
【2005(平成17)年、小泉内閣の谷垣蔵相の下で、】 |
05年度末の国債発行残高は538兆円で、今年度末より33兆円増える見込み。特殊法人などの財源を調達する財投債も含めると残高は682兆円に達する見通しだ。 日本の国債残高700兆円、日本の米国債保有高73兆円、民間都市開発推進機構の保証残高不明。 つまり、小泉内閣は、均衡財政主義ではなく、まちがいなく積極財政主義である。 日銀が保有する国債残高の拡大に歯止めがかからない。量的緩和政策を続ける日銀が、市場に資金供給するため長期国債を買い続けていることに加え、保有する長期国債が満期となっても短期国債への「乗り換え」に応じていることが原因だ。乗り換えは、政府の事実上の借金返済先延ばしに協力していることにもなり、日銀が政府の財布代わりとなって国債を引き受け財政規律低下につながる懸念が指摘されている。また中央銀行の資産の国債価格変動リスクが高まる警戒感もある。日銀は量的緩和のため、市場から長期国債を年間14兆4000億円購入している。短期国債を合わせた保有残高は昨年3月には年度末要因もあり一時的に100兆円を突破、12月末時点では95兆円と量的緩和導入前の2000年末の1・7倍に膨れた。 (1.7日付け共同通信) 2005年普通国債残高は526兆9000億円。財投債残高139兆4000億円。2005年の国債及び借入金並びに政府保証債務現在高は、国債及び借入金現在高が813兆円1830億円、政府保証債務現在高が55兆5000億円。 |
【2006(平成18)年、小泉内閣の谷垣蔵相の下で、】 |
3.24日、財務省は、国債、借入金、政府短期証券を合計した「国の借金」の2005.12月末の残高が813兆1830億円になったと発表した。同年9月末から14兆1628億円増えて800兆円を突破し、過去最大を更新した。総務省の推計人口(1億2773万人)で割ると、生まれたばかりの赤ちゃんも含め国民1人当たり約636万6000円の借金を抱えている計算となる。(時事通信) 6.24日、財務省は、2005年度末の国債や借入金など国の債務残高が、前年度末に比べ45兆9288億円(5.9%)増の827兆4805億円と、過去最大を更新したと発表した。国民一人当りの借金は、前年度末より36万円上積みされて648万円となった。 歳出削減や景気回復に伴う税収増を反映して、借金の増加額は前年度の増加額に比べて約32兆円小さくなったものの、国債残高だけで国内総生産(GDP)の1.3倍に達する。財務省に拠ると、長期金利が1%上昇すれば、国債の利払い負担は1兆6000億円増えるため、金利上昇局面に入ると借金負担はさらに膨れ上がることになる。 借金の8割を占める国債は、前年度比44兆2161億円増の670兆5794億円。このうち、歳入不足を補ったり過去の借金借り換えの為の普通国債の発行残高は526兆9279億円で、同27兆9143億円増。社会資本整備の為の融資などに充てる財政融資資金特別会計国債(財投債)の残高は、同17兆8000億円増の139兆9532億円となった。 借入金残高は59兆2737億円で、同1615億円の増加。地方交付税の財源などに充てる短期借入金が同1兆1737億円増の53兆2138億円だったが、長期借入金は旧国鉄債務の減少などで同1兆122億円減の6兆599億円だった。1時的な資金繰りに充てる政府短期証券(FB)は同1兆5513億円増の97兆6274億円だった。(2006.6.24日付毎日新聞の山本明彦記者) 2006年の国債及び借入金並びに政府保証債務現在高は、国債及び借入金現在高が832兆円、政府保証債務現在高が50兆6000億円。小泉政権下の4年9ヶ月の間に増えた国債及び借入金は、単純計算で813兆1830億円-538兆3863億円。約270兆円増えている。平成17年度の明細はhttp://www.mof.go.jp/gbb/1712.htm。借金、国債発行残高の明細はhttp://www.mof.go.jp/1c020.htm。 |
【安倍政権時代(2006.9.26日~)】 |
【2006(平成18)年、安倍内閣の尾身財務相の下で、】 |
2006(平成18).9.26日、安倍内閣が発足し、尾身幸次が財務相に就任する。尾身財務相は、2007(平成19).8.27日まで務める。 |
【2007(平成19)年、安倍内閣の尾身財務相の下で、】 |
【2007(平成19)年、安倍内閣の額賀財務相の下で、】 |
2007(平成19).8.27日、安倍改造内閣で、額賀福志郎が財務相に就任する。額賀財務相は、安倍改造内閣、福田康夫内閣を経て2008(平成20).8.2日まで務める。 2007年の国債及び借入金並びに政府保証債務現在高は、国債及び借入金現在高が838兆円、政府保証債務現在高が47兆9000億円。 |
【福田政権時代(2007.9.25日~)】 |
【2007(平成19)年、福田内閣の額賀財務相の下で、】 |
2007(平成19).9.26日、福田康夫内閣が発足し、額賀財務相が続投する。 |
【2008(平成20)年、福田内閣の額賀財務相の下で、】 |
2008.5.12日、財務省は、国債や借入金などを合計した「国の借金」が2007.12月末時点で849兆2396億円に達したと発表した。18年度末に比べ、14兆8610億円増加し、過去最高を更新した。このうち、国債は、昨年度比で9兆7569億円増の541兆4584億円。特殊法人向けの財投債などを含めた国債残高は684兆3278億円に達し、10兆2058億円増えた。 一般会計や特別会計の借入金は2兆1235億円減り、57兆1589億円となった。一般会計などの一時的な資金不足を補う為に発行される政府短期証券(FB)は6兆7787億円増の107兆7528億円。前回公表した同年9月末に比べて*兆****億円増加し、過去最大を更新した。総務省が推計した最近の人口(1億2772万人)に基づいて試算すると、国民1人当たりの借金は665万円に上る。この1年間で約12万円増えたことになる。 2008(平成20).8.2日、福田内閣改造が行われ、伊吹文明が財務相に就任する。伊吹財務相は、9.24日まで務める。 |
【2008(平成20)年、福田内閣の伊吹財務相の下で、】 |
2008(平成20).8.2日、福田内閣改造が行われ、伊吹文明が財務相に就任する。伊吹財務相は、9.24日まで務める。 |
【麻生政権時代(2008.9.24日~)】 |
【2008(平成20)年、麻生内閣の中川財務相の下で、】 |
2008(平成20).9.24日、麻生内閣が発足し、中川昭一が財務相に就任する。中川財務相は、2009.2.17日まで務める。内閣府特命担当大臣(金融担当)を兼務する。 |
【2009(平成21)年、麻生内閣の中川財務省の下で、】 |
2009(平成21)年、麻生内閣の中川財務省の下で、。 2.10日、財務省は、国債と財投債、借入金、短期的な資金繰りのために発行する政府短期証券(FB)などを合計した「国の借金」が2008.12月末時点で846兆6905億円になり、前回発表の9月末時点と比べ3兆4111億円増加したと発表した。2009.1.1日時点の人口推計1億2765万人で国民1人当たりの借金を換算すると、約3万円増えて約663万円の借金を抱えている計算だ。 財務相は、3カ月ごとに公表している。国の借金は昨年3月末に過去最高(849兆2396億円)を記録。その後は歳出抑制や財政投融資縮小を背景に微減傾向にあったが、経済対策を盛り込んだ08年度第1次補正予算成立に伴う国債増発の影響で再び増勢に転じた。企業業績の急激な悪化で税収は著しく落ち込んでいて、第2次補正予算でさらに国債を増発。本来は余剰金を国債償還に充てる財政投融資特別会計の積立金も一般会計に繰り入れる法案が審議されており、国の借金は一段と膨らむことになる。同省が発表した2008.12月の経常黒字は1254億円で、前年同月比92.1%減少した。 内訳は、一般会計の歳出に充てる普通国債が545兆4542億円(08年9月末比3兆8092億円増)、。国債合計は、9月末に比べて1兆3087億円増え、681兆5656億円。▽財投債133兆2614億円(同2兆4892億円減)▽一般会計や特別会計の借入金56兆2470億円(同2143億円増)▽。一時的な資金不足を補う政府短期証券108兆8779億円(同1兆8882億円増)ほか。 |
【2009(平成21)年、麻生内閣の与謝野財務相の下で、】 |
2009(平成21).2.17日、麻生内閣改造で、与謝野馨が財務相に就任する。与謝野財務相の通算期間は、2009.2.17日~9.16日。内閣府特命担当大臣(金融担当、経済財政政策担当大臣を兼務する。 追加経済対策を裏付ける平成21年度補正予算案は、歳出規模が約13兆9000億円で、財源として約10兆8000億円の国債発行を伴っている。そのうち約3兆5000億円が赤字国債だ。一方、21年度の税収およびその他の収入の見通し(補正後)は約58兆4000億円。21年度末の国・地方の借金残高は約816兆円に登る見通しとなっている。一般の家庭に例えると、8160万円のローンを抱える年収580万円の世帯が、新たに139万円の買い物をするため、108万円の借金をする計算で、このうちモノとしては残らず、将来に負担を先送りするだけの借金は35万円に上る。 2009年の国債及び借入金並びに政府保証債務現在高は、国債及び借入金現在高が864兆5000億円、政府保証債務現在高が45兆5000億円。 |
【鳩山政権時代(~)】 |
【2009(平成21)年、鳩山内閣の藤井財務相の下で、】 |
2009(平成21).9.16日、民主党連立の鳩山由紀夫内閣が発足し、藤井裕久が財務相に就任する。 11.2日、鳩山首相は、衆院予算委員会で、2010年度予算編成での国債発行に関し、「44兆円を超えないよう結論を出したい。最大の努力をする」と述べ、麻生前政権が編成した09年度当初予算と第1次補正予算での発行額44兆円以内に抑える方針を明らかにした。過去最大の95兆円超となった10年度予算概算要求について、「できるだけ切りつめていく」と強調。1次補正の一部凍結で確保した約3兆円を、次期通常国会に提出を予定している09年度第2次補正予算案の財源に充てる考えも示した。 |
【2010(平成22)年、鳩山内閣の下で、】 |
2010(平成22).5.10日、財務省は、国債と財投債、借入金、短期的な資金繰りのために発行する政府短期証券(FB)などを合計した「国の借金(債務残高)」が2009.12月末時点で882兆9235億円になり、前回発表の08年度末時点と比べ36兆4265億円増加したと発表した。2009.4.1日時点の人口推計1億2739万人で国民1人当たりの借金を換算すると、約30万円増えて約693万円の借金を抱えている計算となる。2010年度末の国の債務残高は、約973兆円に達する見込み。
|
【2011(平成23)年、**内閣の下で、】 |
【2012(平成24)年、**内閣の下で、】 |
【安倍政権時代(~)】 |
【2013(平成25)年、安倍内閣の下で、】 |
2013(平成25).5.10日、財務省は、国債や借入金、政府短期証券を合わせた2012年度末の国の借金残高が前年度末より31兆6508億円多い991兆6011億円になり、年度末では過去最大を更新したと発表した。安倍政権は景気回復を優先し、今年1月に約10兆円の経済対策に踏み切ったため、借金がさらにふくらんだ。13年度末にはついに1千兆円の大台を超える見通しとなった。前回発表した昨年12月末時点に比べ、5兆6170億円減った。借金の減少は平成21年3月末以来4年ぶり。政府が一時的な資金不足を補うため発行する政府短期証券の残高が昨年12月末から16兆991億円減少したことが寄与した。その一方、国債の残高は9兆3223億円増え、821兆4741億円で、過去最高となった。国の借金は、経済規模を示す24年の名目国内総生産(GDP)の475兆円の2倍超。総務省が推計した4月1日現在の日本の総人口(1億2734万人)で割ると、1人当たり約779万円の借金を抱えている計算になる。政府は、13年度予算案では新たに国債を約43兆円発行することにしており、国の借金は13年度末には1107兆1000億円となる見込み。
借金の内訳は、政府が投資家から借りるために発行している「国債」が821兆4741億円(前年度末より32・1兆円増)、金融機関からの「借入金」が54兆8593億円(同1・1兆円増)、為替介入などの資金をまかなうために発行する「政府短期証券」が115兆2677億円(同1・6兆円減)だった。借金が大きく増えたのは、12年度当初予算で44兆円の国債を新たに発行したのに加え、安倍政権が経済対策のために12年度補正予算で7・8兆円の国債を追加発行したからだ。借金返済などと差し引きして30兆円を超える増加になった。 |
2013.8.9日、財務省は、国債や借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」の残高が2013.6月末時点で1008兆6281億円になったと発表した。1千兆円を突破したのは初めて。前年同月末に比べて32兆4428億円増えた。7月1日時点の総務省の人口推計をもとに単純計算すると、国民1人当たり約792万円の借金を抱えていることになる。公的な債務残高には国と地方を合計するなど複数の指標があるが、これは国の債務を長期国債以外も含めて幅広くとらえたもの。政府は2015年度までに国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の名目国内総生産(GDP)比でみた赤字を半減する目標を掲げている。だが消費増税を含め仮に計画通りに財政健全化を進めても債務膨張には歯止めがかからない。国の借金もさらに膨らみそうだ。 |
2013.11.9日、財務省は、国債や借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」の残高が2013.9月末時点で1011兆1785億円になったと発表した。過去最大の負債額となった。6月末より2兆5505億円増えたことになる。前年同月末に比べて**兆****億円増えた。10月1日時点の総務省の人口推計(1億2730万人)をもとに単純計算すると、国民1人当たり約794万円の借金を抱えていることになる。国の借金は6月末に初めて1千兆円を突破し、その後も税収不足を補うための赤字国債の発行で借金が膨らみ続けていることになる。借金の内訳は、国債が6月末より9兆1569億円増えて過去最大の839兆6096億円、金融機関からの借入金は2064億円減の54兆6007億円、為替介入や一時的な資金不足を補うために発行する政府短期証券は6兆4千億円減の116兆9683億円。財務省は、今後も借金の増加基調が続き、13年度末には1107兆円に達すると試算している。 |
【2014(平成26)年、安倍内閣の下で、】 |
2014.5.9日、財務省は、2013年度末の「国の借金」が前年度末より33兆円増えて1024兆9568億円となったと発表した。高齢化に伴う医療や年金といった社会保障費の伸びなどを背景に、借金は過去最大を更新。今年4月1日時点の人口推計(1億2714万人)で割ると、国民1人当たり約806万円を背負う計算となる。国の借金は、国債や借入金、さらに円売り介入を行う際の資金調達手段である政府短期証券の残高の合計額。13年6月末に初めて1000兆円を突破した。財政健全化が進まず、「大変厳しい状況になっている」(麻生太郎財務相)ことが改めて裏付けられた。
|
【2015(平成27)年、安倍内閣の下で、】 |
2015.2月、財務省は、国の借金が15年度末には1167.1兆円になるとの見通しを発表した。2014年度末の見込み額より凡そ106兆円増え過去最大となる見通し。国債の発行残高が全体の8割近い910兆円に増える。このうち赤字国債は504兆円で、初めて500兆円を突破する見通し。国民1人当り凡そ919万円の借金を抱える計算になる。 |
2015.5.8日、財務省は、国債と借入金の現在高(国債と借入金、政府短期証券を合計した「国の借金」)が、2014年度末の2015年3月末時点で、前年度末より約28兆円増えて1053兆3572億円となったと発表した。内訳は、内国債が881兆4847億円、13年度から27兆7211億円増。金融機関などからの借入金が54兆9841億円、政府短期証券が116兆8883億円。1兆1999億円増。内国債のうち、普通国債は774兆0831億円。今年4月1日時点の人口推計(1億2691万人)で割ると、国民1人当りの借金は約830万円となる。 毎年50兆円もの増加をしているがこれには年金債務は入っていない。年金債務は500兆円とも言われており、事実上日本国の債務は1600兆円を超えることになる。 |
【2016(平成28)年、安倍内閣の下で、】 |
2015.2月、財務省は、国の借金が15年度末には1167.1兆円になるとの見通しを発表した。2014年度末の見込み額より凡そ106兆円増え過去最大となる見通し。国債の発行残高が全体の8割近い910兆円に増える。このうち赤字国債は504兆円で、初めて500兆円を突破する見通し。国民1人当り凡そ919万円の借金を抱える計算になる。 |
2015.5.8日、財務省は、国債と借入金の現在高(国債と借入金、政府短期証券を合計した「国の借金」)が、2014年度末の2015年3月末時点で、前年度末より約28兆円増えて1053兆3572億円となったと発表した。内訳は、内国債が881兆4847億円、13年度から27兆7211億円増。金融機関などからの借入金が54兆9841億円、政府短期証券が116兆8883億円。1兆1999億円増。内国債のうち、普通国債は774兆0831億円。今年4月1日時点の人口推計(1億2691万人)で割ると、国民1人当りの借金は約830万円となる。 毎年50兆円もの増加をしているがこれには年金債務は入っていない。年金債務は500兆円とも言われており、事実上日本国の債務は1600兆円を超えることになる。 |
【2017(平成29)年、安倍内閣の下で、】 |
2017.11.10日、財務省は、国債と借入金、政府短期証券を合計した国の借金が9月末時点で1080兆4405億円となり、過去最大を更新したと発表した。これまで最大だった6月末の1078兆9664億円から1兆4741億円増えた。社会保障費を賄うための国債発行が膨らんだためで、財政が一段と圧迫されている。総務省推計の10月1日時点の総人口(1億2672万人)で割った国民1人当たりの借金は約852万円に達した。
内訳は国債が949兆9986億円に達し、6月末から4兆7671億円増えた。金融機関などからの借入金は52兆6532億円で1兆1628億円減少した。(共同) |
【2018(平成30)年、安倍内閣の下で、】 |
2017.11.10日、財務省は、国債と借入金、政府短期証券を合計した国の借金が9月末時点で1080兆4405億円となり、過去最大を更新したと発表した。これまで最大だった6月末の1078兆9664億円から1兆4741億円増えた。社会保障費を賄うための国債発行が膨らんだためで、財政が一段と圧迫されている。総務省推計の10月1日時点の総人口(1億2672万人)で割った国民1人当たりの借金は約852万円に達した。
内訳は国債が949兆9986億円に達し、6月末から4兆7671億円増えた。金融機関などからの借入金は52兆6532億円で1兆1628億円減少した。(共同) |
【2019(平成31、令和元)年、安倍内閣の下で、】 |
2017.11.10日、財務省は、国債と借入金、政府短期証券を合計した国の借金が9月末時点で1080兆4405億円となり、過去最大を更新したと発表した。これまで最大だった6月末の1078兆9664億円から1兆4741億円増えた。社会保障費を賄うための国債発行が膨らんだためで、財政が一段と圧迫されている。総務省推計の10月1日時点の総人口(1億2672万人)で割った国民1人当たりの借金は約852万円に達した。
内訳は国債が949兆9986億円に達し、6月末から4兆7671億円増えた。金融機関などからの借入金は52兆6532億円で1兆1628億円減少した。(共同) |
【2020(令和2)年、安倍内閣の下で、】 |
|
20年4月1日時点の総人口1億2596万人(総務省推計)で割ると、国民1人当たり約885万円の借金を抱えている計算になる。 18年度末と比べて11兆1856億円増えた。社会保障費などの財源を赤字国債で賄っていることが要因で、超低金利を背景に償還までの期間が10年以上の長期国債の発行が特に増えた。内訳は、国債が10兆7852億円増の987兆5886億円だった。借入金は、6693億円減の52兆5325億円。 |
【2021(令和3)年、安倍内閣の下で、】 |
2017.11.10日、財務省は、国債と借入金、政府短期証券を合計した国の借金が9月末時点で1080兆4405億円となり、過去最大を更新したと発表した。これまで最大だった6月末の1078兆9664億円から1兆4741億円増えた。社会保障費を賄うための国債発行が膨らんだためで、財政が一段と圧迫されている。総務省推計の10月1日時点の総人口(1億2672万人)で割った国民1人当たりの借金は約852万円に達した。
内訳は国債が949兆9986億円に達し、6月末から4兆7671億円増えた。金融機関などからの借入金は52兆6532億円で1兆1628億円減少した。(共同) |
【2022(令和4)年、安倍内閣の下で、】 |
2017.11.10日、財務省は、国債と借入金、政府短期証券を合計した国の借金が9月末時点で1080兆4405億円となり、過去最大を更新したと発表した。これまで最大だった6月末の1078兆9664億円から1兆4741億円増えた。社会保障費を賄うための国債発行が膨らんだためで、財政が一段と圧迫されている。総務省推計の10月1日時点の総人口(1億2672万人)で割った国民1人当たりの借金は約852万円に達した。
内訳は国債が949兆9986億円に達し、6月末から4兆7671億円増えた。金融機関などからの借入金は52兆6532億円で1兆1628億円減少した。(共同) |
【2023(令和5)年、**内閣の下で、】 |
【2024(令和6)年、安倍内閣の下で、】 |
2017.11.10日、財務省は、国債と借入金、政府短期証券を合計した国の借金が9月末時点で1080兆4405億円となり、過去最大を更新したと発表した。これまで最大だった6月末の1078兆9664億円から1兆4741億円増えた。社会保障費を賄うための国債発行が膨らんだためで、財政が一段と圧迫されている。総務省推計の10月1日時点の総人口(1億2672万人)で割った国民1人当たりの借金は約852万円に達した。
内訳は国債が949兆9986億円に達し、6月末から4兆7671億円増えた。金融機関などからの借入金は52兆6532億円で1兆1628億円減少した。(共同) |
【2025(令和7)年、**内閣の下で、】 |
(私論.私見)