タバコ囚の脱獄生還記その4

 更新日/2017(平成29).7.1日

 (ほう吉のショートメッセージ)
 ドキュメント「タバコ囚の脱獄生還記その4」を公開しておく。

 体験を幅広くするために「禁煙の巻」、「禁煙の森 」、「禁煙の森 掲示板」、「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー [セラピーシリーズ] (ムックセレクト) [新書]」、「禁煙成功のノウハウ」、「佐藤内科クリニック」、「禁煙成功体験談 この方法で必ずタバコはやめられる」、「禁煙に関する知識集」、「禁煙・離煙・卒煙・たばこの煙が無い生活・体験記」、「禁煙奮闘日記」、「禁煙サイトリンク集」、「まだ たばこを吸っているあなたへ」、「禁煙ブログ 根性と意志で戦う記録」等々を参照した。

 2014.05.18日 ほう吉拝


 祝! 禁煙3年目
 2017.4.29日、何の感慨もなく禁煙3周年が経過してしまった。今年の5月連休は禁煙当初の連休と同じで何だか眠くなり、よく寝た。

 禁煙「3年目以降」
 「禁煙日記 」の2009.8.24日付け「禁煙生活:祝 禁煙 丸3年
 「禁煙日記は既に終了させて頂いておりますが、今日は、私の禁煙生活の中で一番メモリアルな日でもあるので、最近の近況をご報告したいと思います。先ず、率直な感想としましては、『まだ3年かぁ~』と言うのが本音。随分経ったような気がしましたが、まだ3年です。もちろん、タバコに関しては吸いたいと言う欲求も皆無の状態!ましてや、禁煙エリア拡大中の昨今。外出先でもタバコの煙や臭いに悩まされる事も少なくなり、殆どタバコに関して意識する事もありません。ただ、最近世間を賑わしている薬物問題。一度手にすれば逃れられないその中毒症状。タバコを止めた人や今禁煙中の人にとっては、その辛さが少なからず理解出来るのではないでしょうか。何でも中毒というのは止めた時が一番キツイもの!禁煙による禁断症状も然り。これもなかなか辛く、途中で挫折する人が多いのが現状です。しかし上記で記載したように、私が禁煙を始めた当初よりも随分環境が良くなってきたのも事実。今からタバコを止めたいと考えている方にとっては、良いタイミングではないでしょうか。ホント気軽にタバコが吸えなくなった今の世の中。これに増税(タバコ代の値上がり)が加われば、もう止めざる終えません。ただ元喫煙者としましては、この犯罪者?のように取り扱われている喫煙者の今の立場。これも辛い・・・ 」。

 【肺腺がん】
 「「軽いたばこ」が肺腺がん増加の要因に、肺の奥まで煙が到達」。
 【AFP=時事】たばこのフィルターの周りに空いた穴から空気を吸い込み、煙を薄めるとされてきたいわゆる「軽いたばこ」が、実はここ数十年で肺腺がんが増加している要因になっていたと、米大学の研究グループが22日付の医学誌に掲載した論文で明らかにした。

 肺腺がんは最も一般的な肺がんの一つで、多くの場合、肺の奥の方で発生する。過去50年の喫煙者減少に伴い、他の種類の肺がんの発症数は減っているが、肺腺がんの発症数は増加している。

 英医学誌「ジャーナル・オブ・ザ・ナショナル・キャンサー・インスティテュート(JNCI)」に掲載された論文の中で研究グループは、たばこのフィルターに穴を空けることで「喫煙者がより多くの煙を吸い込み、その中には高いレベルの発がん性物質や突然変異誘発物質、他の有毒物質が含まれている」と指摘。肺腺がん患者の増加の原因として挙げている。

 論文の筆頭著者、オハイオ州立大学総合がんセンター(The Ohio State University Comprehensive Cancer Center)のピーター・シールズ(Peter Shields)副センター長は「フィルターの穴でたばこの燃え方が変わり、より多くの発がん性物質を生み出す。そして肺腺がんが多く発生する肺の奥の方まで煙が到達する」と述べている。

 シールズ氏は「われわれのデータは、(フィルターに)穴が開いたたばこと、過去20年に見られた肺腺がんの発症数増加の明確な関連性を示唆している」と明らかにしている。その上で「特に懸念しているのは、現在吸われている事実上すべてのたばこに穴が開いていることだ」と指摘。米規制当局に対し、こうしたたばこを禁止するよう求めた。

 たばこメーカーは約50年前からフィルターに穴を開けたたばこを販売し、「軽いたばこ」、「タールの量が少ない」とアピールしてきた。しかしシールズ氏は「喫煙者や公衆衛生のコミュニティーを欺き、これらのたばこはより安全だと思い込ませてきた」と批判している。論文では「このような(軽い)たばこは、実際はより多くの害を及ぼす」と指摘。実際には、軽いたばこが重いたばこよりも健康に良いとは限らないというこれまでの研究結果を裏付けるものとなった。【翻訳編集】 AFPBB News

 禁煙「3年3ヵ月目」
 今日は7.1日。禁煙「3年3ヵ月目」に達したことになる。いつのまにか頭のワッカが消えている。「石の上にも3年」という諺があるが、なるほどなにごとかの変化を得るには3年かかるということだなと思う。謝謝。

 【タバコ以上に不健康で体に悪いという6つの食品】
 「タバコ以上に不健康で体に悪いという6つの食品」参照。
 ■タバコ以上に体に悪い6つの食品とは?
 
 その1、無農薬ではない野菜や果物
 
 農薬のかかった野菜や果物は、どんなに洗っても発ガン性物質である農薬を全て洗い落とすことはできない。できるだけ無農薬のものを選んだ方が安全。 
 
 その2、缶詰トマト
 
 米国科学アカデミーが2013年に行った調査によると、缶詰の内側にコーティングされている薬品(ビスフェノールA)をネズミに投与した結果、神経系の障害や乳腺及び前立腺の異常などがみられた。その中でも酸性の強いトマトの缶詰は、ビスフェノールAが溶け出しやすいのでとくに危険を要する。トマトの水煮なら瓶詰めの方が安全。
 
 その3、加工肉やスモーク食品
 
 ハムやソーセージを作る時に使う“亜硝酸ナトリウム”は体内に入ると“N-ニトロソ化合物”へ変わる。これは大腸ガンや胃ガンの原因になる。また、スモーク製品にはタールが付着している場合があり、これはおなじみのタバコの成分で身体によくない。
  
 その4、ジャンクフード
 
 ジャンクフードには大量の油、塩、人工のフレーバー、保存剤や合成着色料の他にもタバコの成分である“アクリルアミド”が含まれているのでガンを引き起こす可能性がある。しかも、使われているジャガイモやコーンが遺伝子組み換えのものである場合もあるので十分な注意が必要。
 
 その5、精製糖と人口甘味料
 
 精製糖や高果糖コーンシロップは、血糖値を上げるだけでなく、ガン細胞の最もお気に入りのもの。人工甘味料の中には体内に入ると毒素に変わる成分が含まれているものもありガンや脳腫瘍の原因になる。普段なにげなく飲んでいるソーダやジュース類には、こういった糖分が含まれているものがあるから注意。
 
 その6、アルコール飲料
 
 アメリカでは、アルコール飲料がタバコに続き、ガンの原因のナンバー2だと考えられている。20万人の女性を対象に14年間調査をした結果、1日1杯のアルコールを毎日飲んだ人と、飲まなかった人とでは、飲んだ人の方が約30%、乳がんの発生率が多かった。

 http://beautyhealthdiet.sblo.jp/article/167745449.html
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 禁煙「4年目以降」
 禁煙4年目にしてこんな程度のブログがある。「逆ヤラセ」ではないかと思うほど信じられない。
 「今日で禁煙、丸3年で4年目に突入!。今日で禁煙、丸3年で4年目に突入!最近、タバコを吸っている夢を良く見る…せっかくここまで我慢したのにと思いながら吸っている夢だ…テレビでタバコを吸っているシーンをみると喉の奥の方でタバコの味がしてくる…まだまだ油断できない感じです…時折、吸っちゃおうかなぁ~…な~んて思ったりもして…あぶない…あぶない…です…また次の1年を目標に禁煙を続けていきま~す!!!」。

 たばこ税減収/2017年は5百億円超落ち込み
 2016/08/21「たばこの税収推移をグラフ化してみる(2016年)(最新)」参照。
 「たばこ販売による税収全体の動向はどのような状態なのだろうか」。1本当たりの税率・税額が増えれば、全体としての税収は増加するが、値上げに伴い販売本数が減れば、逆に税収は減る。そのバランスはいかなる状況なのだろうか。

 たばこの販売そのもので得られる税収は、「たばこ税(国税)」、「たばこ特別税(国税)」、「たばこ税(地方税)(都道府県税と市町村税から構成される)」の3項目で構成されるたばこ税、そして消費税で構成されている。実際には前世紀末から、たばこ販売によるたばこ税の税収は2兆円強のままでほぼ横並びとなっている。たばこ消費量の減退により、2008年度あたりから税収漸減。2010年度以降は2010年10月のたばこ税大幅引き上げにより2兆円切れの懸念を振り払ったが2011年度をピークに再び税収は漸減の動きを示している。たばこ税税収の総額はむしろ減少する結果が出ている。

 【望月友美子医師のタバコ害悪論】
 日本対がん協会参事(禁煙推進・対がん事業開発)・医師・医学博士/望月友美子(2018年8月公開) 「知ってそうで知らないタバコと健康」。
 父の様子を見ながら、禁煙への想いを強く

 (前略)このように、次々と襲いかかるタバコ病を乗り越えてきた父ですが、80歳の誕生日を前に、心筋梗塞の二度目の発作で帰らぬ人となってしまいました。当時の男性の平均寿命までは何とか生きられたものの、心から悔やまれるのは、子どものころの私がタバコの害を知っていれば、もっと早く父に禁煙を勧め、今でも一緒に暮らせていたかもしれないということです。だからこそ、タバコを吸うすべての方に対しては心から禁煙をしていただきたいと願い、タバコを吸わない方にも個人や社会や職場の同僚に対して禁煙を勧める輪に加わっていただきたいと思っています。

 「世界禁煙デー」を知っていますか?

 世界禁煙デー(World No Tobacco Day)は、1948年に国連機関として発足した世界保健機関(WHO)が創立40周年を機に始めたキャンペーンです。5月31日と定められており、2018年で30回目になりました。第1回目のスローガンは「タバコか健康か、健康を選びましょう(Tobacco or Health : choose health)」でしたが、2018年は「タバコは心臓破り(Tobacco Breaks Hearts)」と心筋梗塞や狭心症などの心臓疾患に焦点を当てつつ、「健康を選びましょう、タバコでなく」ときっぱりと言い切っています。(後略)

 「百害あって一利なし?」ここまでわかったタバコの害

 さて、いまや世界中の研究でタバコの害が明らかになり、タバコを吸う方だけでなく吸わない方々や子どもたちにも受動喫煙により多くの病気や死をもたらすことが分かっています。日本だけで年間に、喫煙で約13万人、受動喫煙で約1万5千人が、タバコを原因として亡くなっており、世界的には年間700万人と年々その数は増えています(受動喫煙ではその1割です)。(中略)タバコが原因である病気の代表格は「ガン」ですが、なぜ、タバコを吸うとガンになるかというと、タバコは発ガン物質の塊のようなもので、煙には70種類以上の発ガン物質が含まれているからです。例えば、「ベンズピレン」をはじめ「ベンゼン」、「アセトアルデヒド」、「ニトロソアミン」、「ポロニウム210」など、食品や水、大気中に含まれていれば、禁止もしくは厳しく規制されるような発ガン物質が、タバコには規制されることなく含まれています。さらに、ガンだけでなく、実に様々な病気を引き起こすことが分かっており、「タバコは百害あって一利なし」と言われる所以(ゆえん)です。また最近では、ガンや循環器疾患のような慢性影響はもとより、タバコを吸って数秒以内に血管内皮細胞を傷つけたり、遺伝子DNAにも傷をつけたりすることが分かってきました。タバコの害は「待ったなし」で直ちに生じるのです。また、昨今人気を博している加熱式タバコについては、比較的害が少ないとメーカーがうたっていますが、実はまだ何も証明はされていません。日本が最大のマーケットとなっており、世界に先駆けて実験台になっているという見方もできます。加熱式の新しいタバコは、“新たなニコチン伝達装置”ともいえるもので、本質は依存性が強い紙巻タバコと同じだと考えていただけたら、と思います。

 周回遅れを挽回するのは「民間の力」

 日本では約2兆円の安定財源としてのタバコと引き換えに、多くの国民の命が危険にさらされているだけでなく、タバコによる医療費増加や生産性の低下により、2兆円をはるかに超える額の損失が社会的に発生しているのに、残念ながら行政の政策面では物足りない部分もあります。一方、民間企業においては、健康は個人だけのものでなく、会社、ひいては社会の財産でもあるという価値観の下、経営戦略の重要事項として位置づけ、従業員や家族とともに健康で生産性を上げることで社会的責任も果たせる、という「健康経営」の考え方が普及してきました。(後略)

 PROFILE

 望月友美子(もちづきゆみこ)
 
公益財団法人日本対がん協会参事(禁煙推進・対がん事業開発)。東京大学薬学部、慶応義塾大学医学部卒、医学博士。国立がんセンター、国立公衆衛生院、厚生省、国立保健医療科学院、世界保健機関(WHO)、国立がん研究センターを経て、2016年より現職。







(私論.私見)