れんだいこ評論、左派運動ののど仏に挟まる諸課題について

 (最新見直し2007.6.23日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 れんだいこがその多くのページを割いている宮顕に関する言及を整理し直して見たいと思うようになった。ひょっとして宮顕の身に何らかの異変が起る虫の知らせかも知れぬ。

 れんだいこは、「宮顕リンチ事件の前提考察」(marxismco/marxshuginogendaitekikadai1_2.htm)のショートメッセージで次のように記した。
 「思えば、宮顕は1908年生まれとあるからして2006年現在98歳になる。この御仁の強靭な生命力については敬意を表しても良いが、このことが、リンチ事件で逮捕された宮顕がた幾つもの病名に襲われ、合同公判の際に決まって重度の病弱となり忌避していたこと、最後に単独の公判法廷で滔々と正義の弁明をし後の「唯一非転向タフガイ宮顕聖像」を生み出した経緯の虚構を逆証明するから皮肉である。余命幾ばくも無い身の者に罵声することは好まないが、余命あるうちに虚像だけは剥がしておかねばならないと思う」。

 れんだいこの宮顕批判の観点は他のそれとは格段に違うものになっている。それは、れんだいこが持説を放棄するのか逆に他の意見を放擲させるのか非和解的な対立となっている。れんだいこ何も特異な説で注目を浴びようとしているのではない。宮顕擁護は無論のこと批判の観点でさえ、的を射ていない非を衝こうとしている。それは勝れて実践的な問いであり、故に妥協できない。理論は非妥協、行動は共同戦線というのがれんだいこの信条であり、それで良いと思っている。

 2006.5.19日 れんだいこ拝


目次

第1部 「共産党の理論・政策・歴史」投稿文
第2部 共産党の組織論・運動論」投稿文
第3部 共産党の現状分析と対抗戦略」投稿文
第4部 「日の丸・君が代」問題投稿文




(私論.私見)

1917年にロシア革命が勃発して以来、世界の知識人は、マルクス主義、共産主義、社会主義との摺り合わせないしは挑戦ないしは洗礼に直面させられた。当時の先進資本主義社会は、大恐慌を経験し、その政党政治と市場経済のアナーキーな混乱は多くの人々を絶望させていた。a.ジイト゛までがロシア革命に興味を持って『ソビエト紀行』を書き、ヘミングウェイはスペインの内覧に際して人民戦線側に義勇軍として参加し、シー.オーウェルは反転して『1984年』を書き、エイチ.トースキは『信仰.理性.文明』でロシア革命を新しい価値の源泉と評価した。(粕谷一希.毎日新聞1999.7.20)