【明治39年】お指図2

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.12.27日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「明治39年お指図9-12月分」、明治39年お指図期日不明分を確認する。


 (9月)
 (10月)
 明治39年10月10日
 永尾よしゑ長女たつゑ、辻市太郎次男留治郎26才、縁談事情心得まで願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ縁談一条事情一つ理を尋ねる。尋ねるには皆んなそれぞれ心集まりて、これでという理を尋ねるのやろ。縁談という、どうしてこうしてと言う。もう十分と思うた処が十分成るものやない。又半端と思うても成る事もある。どうやこうやと人間心で分からせん。分からんから、順序追うて指図と言うて運ぶのやろ。何か順序諭しおこう。さあ事情運んだ処、成っても成らいでも将来の理、皆な心に治まるなら、さあさぁ何時なりと許そ/\、許しおこう。
 一同相談致しまして、と申し上げ。
 さあさぁもうそれから一つ理という、何も彼も将来という、皆な将来の理に結んであれど、心の理添わさんようではならん。順序運んでそれから治まるなら、夫婦の中にも苦情ないもの。それから順序運んで、何か順序という。
 明治39年10月10日
 夜、永尾たつゑ/\縁談御許し願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、前事情以て尋ねる。尋ねるから一つ事情以て指図。一時の処これでと言う。十分と言えば十分。何から何まで一寸の中には、どんな者(も)こんな者も、荒木で見れば見難くいようなもの(でも)、作り上げたら十分(に)柱に成る者もある。心に手入れ(をするよう)。手入れ(をすれ)は柱と成るもの(である)。この道(の理)から(汲み)取りて運んでくれ/\。(すれば)何か一つの理に治まると言う。姉弟の中、仲好く聞き分け。姉弟勇む処あれば一つの理勇む。いずめば一つの理いずむ。万事鮮やか。これで運んでやってくれ。勇めば勇む。縁談一条は許しおこう。さあさぁ許しおこう/\。
 明治39年10月17日
 松谷捨松長男種吉15才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上一条一つ事情の理を尋ねる。さあさぁどうでもいかん、何ぼうでもいかん。ならん/\と思う中から一つ尋ねる。尋ねるから順序の理を諭す。よう聞き分けにゃならん。何故なるとは必ず思うな。よう思やんしてみよ。助からにゃならんが一つの理、助けにゃならんが一つの理。これを心に一つ考え、心の内に治め。助けにゃならん助からにゃならん理である。よう聞き分け。不自由さそ、難儀さそうという親はあろまい。この理聞き分け。尋ねる理、何でなると言うよでは、道とは思わりょまい。この一つの理諭す。どんな理も為す理ある。因縁一つの理も聞いて居るやろ。成ろうと言うて成らるものやない。成ろまいと言うて成りて来る。人間一代と思うたら違う。生まれ更わりある。この理諭すによって、心に治めてくれるよう。
 (11月)
 明治39年11月14日
 塩田弥助50才、身上願い(南紀支教会部内波切出張所担任)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上という一つ事情尋ねる。いかな事であろうと思う。さあさぁ身上切なくなれば、一時どうなろうと思う。又事情諭しおく。よく聞き分け。もう身上不足なると、これまでなあ、これまで長い間であったのになぁと思う。これ思わず。身上不足なったら、どうや知らんと思う。そうやない。成っても成らいでもという心を持って、よう聞き分け。人間という、一代切りと思うては違う。これまで運び尽した理は、日々に皆な受け取ってある程に。さあそうしたら身上なあと、又思うやろ。さあ成っても成らいでもという心定め。さあ身上返やして了たら、暫くは分かろまい。なれど、生まれ更わりという道がある。さあこれより楽しみな道はないと定めて、いかな事情も心に治め、道という理を治め。道という、道は容易ででけた道やない。この事情よく心に治めて楽しむよう。早く諭してくれ。
 明治39年11月20日
 上田民蔵長男安次良28才、梅谷四郎兵衞次女とみゑ縁談事情願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、縁談一条事情一つ尋ねる処、皆んなそれぞれ心という理重々の理運ぶ処、さあさぁ許そ/\、さあ許しおこう。
 明治39年11月26日
 北分教会移転の予定を以て、大阪府東成郡生野村大字国府字菰田438番地の1より六筆の地所坪数1969坪を買い受けたく、御許し願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情は皆んなそれぞれ事情集まってこれでという道理から事情理、変わる所これからという、どうでもという。皆々精神、さあ精神の理に許そ/\、さあ許しおこう。
 同道路に添いたる西寄りの部分にて地揚げの上凡そ七百坪を教会の敷地と定めたく、又南の方に当る田地の土を掘り地揚げに使用致したきにつき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情皆々の心という理を集まって、これからと言う。楽しんで皆な勇んで、何よの事情も一手一つの理なら、さあ許しおこう/\。
 明治39年11月27日
 寺田半兵衞67才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上という、一つ理を尋ねる。尋ねるからは、段々いろいろ一つ/\運んで居るやろう。事情一寸指図しておく。まあこれまで長らく道中道すがらに、段々いろいろな日もある。これでなあ/\思い/\の事あろう。なれど、よく事情心に楽しみ、楽しみの理を早く諭してくれ/\。これまでとんと心運ぶ尽す理は、皆な受け取りてある程に。受け取ってある程に。成らん中運んだ日ある。一日の日尋ねたら、こういう指図あると心に楽しましてくれ。一時どうではない。なれど、余程大層。後々の日の事情、一日の日も楽しましてくれるよう。
 明治39年11月28日
 旭日支教会長岡本善六辞職につき、山沢為造後会長に御許し願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、まあ一度は尋ねにゃなろまい。よう思案してみよ。これまで日元講と言う(た)であろう。容易ならん(理である)。これよりの理はあろまい。なれど、皆々(の)心の理が何か(それに相応しい処)の理に成らん(という)。尋ねる事情(は)余儀なく(の)事情であろう。よく聞き分け。皆々辺所でも心を結んで通れば、どんな所どんな所でも皆な治まるもの(である)。なれど、一人又一人(と)二人三人(の)事情(ありて)、何人(ありても)名々(勝手の)事のように思うから、何したんぞいなあ、と言うようになる。世界多くの中にも、こんな(結構な講社の)理はあろまい。よく聞き分けて改め替え。遠く所(の)遙かな事情でも皆な治まりてある。いかな事情も治まり(て)ある。元一つの道でありながら、一つの心(が)皆なそもそもで通るから、何したんぞいなあと言うようになりたる。又変わる処人の心、心に添え、役員/\とも言う、詰員とも言うであろう。皆な心の精神の理を以て、一つ出たる理に心を添うて一条の道を通れば、これからと言う。さあ尋ねる事情は許そ/\。さあ願い通り/\の理に許そ/\。さあ許しおこう。
 明治39年11月29日
 日本橋分教会事情のため一同治まらずにつき、本部より監督員として増野正兵衞暫時出張する願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情には余儀なく尋ねる。尋ねるには明らか指図すれば、一時治まるであろう。なれど、明らか事情、一寸諭し難くい。よう聞き分け。いかな事情も聞き分けにゃ分からん。さあ元々というは、一つ事情/\余儀なくの事情の際にて、一つ事情運んだ事情あろう。一時治まり難くい。治まらにゃならん理は、一つ事情/\よく聞き分けて、何よ運び、どうでもこうでも元一つ事情、どんな所でも足場なくして上ぼらゝせん。事情いついつ治まらん。治まらんようでは道とは言わん。大望聞き分け。一つ事情も諭しおくが、一時一寸こうしてこうと言うは治まるであろう。よう聞き分け。何よ、皆なそれぞれ力入れて治まる。力入れなんだら治まらん。この理聞き分けてくれ。
 押して
 さあさぁもうどうもあちら向こにもこちら向こにも、どちら向いても話し難ない。そこで取り締まり/\理で治まる。どうこうでは一日送るだけ。よう聞き分け。治まり掛けたら何でもない/\。明らかやなあ/\と言うは、道の一つの理である程に。
 (12月)
 明治39年12月6日
 本部節会の事につき願い(本部、旧正月節会の事につき一同会議の上、以前通り5日は村内、6日7日8日の三日間は信徒だけにして、凡そ三分は鏡餅として御供え、七分は堅物にして分支教会より御供え、それを以て世界たすけの事にさして頂きたく願い)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情は余儀なく事情、事情はそれぞれ段々思う事情も一つ理とも言う。よく事情諭すによりて、よく聞き分けにゃならんで。これまで/\年来/\成らん/\中から順序添うたる。こういう事に改め変えてと言う。それは余儀なく事情/\よう聞き分け。そんならどうせえとは一寸出し難くい。よう聞き分けておかにゃならん。一年の処当分淋ぶしいなあ/\、何じゃいなあと言うも、これも心に持っておかにゃならん。遠く所国々、話しの理はどういう事に聞き取ってある。皆な心に治めてある処あれば、治まってない処もある。一口に諭してみれば、どんな事も多くの中にあってはならん。よく思やんせにゃならん。内務省からこう言う。皆心に当たる当たらん。そんなら、こうして居た時にぴぃしゃりやられたら、と言うやろう。そういう事ではならん。さあまあ一年二年三年、事情願い通りにしてみるがよい。
 引き続いて
 さあさぁ一寸一言/\、さあさぁ何を一言の話するなら、よく聞いてくれ。何よの事も難しいようで何でもない/\。神から頼む。どういう事頼むなら、朝々日の差し出に話し掛ける。日の差し出という、よう聞き分け。この道という、皆な成る程と言うて、前々より聞いて居るやろう。よう聞き分け。教祖(がお通り下された道の)事情という(は)容易ならん理であったで。よう聞き分け。どんな艱難もせにゃならん、苦労もせにゃならん。苦労は楽しみの種(である)。楽しみは苦労の種(である)と皆な聞いて居るやろう。何を神が頼むと言うなら、順序朝々事情という、何でも彼でも日の差し出に運んでくれにゃならん。
 御勤の事でありますか。
 さあさぁ皆んな心に/\、それが世上に映る。所々の皆な雛形と言う。こういう事情、皆な世界応法楽しみ、楽しみなくばならん。その事聞いてくれにゃならん。
 しばらくして
 さあさぁもう一言ある/\。さあさぁ一寸一言というは、日に/\年来勤めて居る/\。当番/\と言う。見習え/\と許してある。今日から肩を並べて本部員と言う/\。運んでやってくれ/\。
 上田民蔵の事でありますか。
 さあさぁ上田/\/\。
 明治39年12月13日
 河原町分教会の教祖赤衣、裁判所より帰りましたら、本部より行って治めますものか願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情は一つ、さあさぁもうどうもこうも一つ夜とも昼とも分からん。散乱/\。心にどうも成らなかったであろう。一つ事情聞き取り、諭の理を治めてくれ/\。名々心に事情理間違い取り違い、あちら向いてるやらこちら向いてるやら。事情一つの理、どうにもこうにもならん。一時事情に遁れようまい。日を待つより、どうも仕様がない。心の理も一つ散乱。よう考えて一つ理見てみよ。本部という理(が)あって他に教会の理(があり)同じ息一つのもの(である)。この一つの心(を)治めにゃ天が働きてきん。名々それぞれ(の)心と心(は)天が見通しである。これより一つ心の理を治め(よ)。唯一つ教えという心で、通らにゃならん。さあ教祖存命の理という。どういうもの(か)こういうもの(か)、聞き分け治めてくれ。(すれば)さあさぁ(名々勝手の)心の心(を)なく(し)て、一つ心(になること)や。(天の)理(が)なけにゃならん。(道の)中という。(心が揃わず)あちら(を)向くこちら(を)向くようではならん。一日の日を以て尋ねたら、こういう理あったと、皆々の心に治めるなら、又々これからと言う。さあさぁ尋ねる事情、一日二日三日十日三十日の理も同じ事と言う。順序の理治まったら、一つの事情運んでくれるよう。
 赤衣帰りて来ましたら、今一度御願い申し上げますや願い。
 事済んでから、指図に及ぶ/\。さあさぁ事情/\。
 明治39年12月23日
 井筒五三郎子息貞彦、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ小人事情、身上尋ねる事情/\、又候心得ぬ心得ぬ、一つ心言うまでの心であろう。一時事情、さあさぁ又候変わる。これどうやろうと思う心事情、これなあ又候と思う。一つ心、よく事情聞き取らにゃ分からんで。さあさぁまあまぁ長らえての道の処であって、楽しみ処であって、隠れ行く一つ事情/\、さあさぁまあまぁ後々の事情はどうであろうこうであろう、思い/\なれども、一時の処にてはとんと治まりあって治まりならん。この一つ小児の処何度いかなる事情/\、さあさぁ一度一つ事情諭しおくによって、よう聞き分け。さあさぁそれぞれの中の理である。どうでもこうでも一つ事情察して一つ理治めてくれ。この道というは半端の心ではならん。永い/\将来の心に治めて何かの事情、さあさぁどうしてもこうしてもと思う心、今日一つ理以て尋ねた一つ指図というは、それぞれの中の理である。これまで/\という。改めて一つ道のためを計ってくれ。一つ道を治めてくれ。これ一つよう聞き取りて治めてくれ。これ一つの諭と言う。
 明治39年12月25日
 永尾たつゑ、陰暦11月25日結婚式執行の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ尋ねる事情は、さあさぁ願い通り/\許そ/\、さあ許しおこう。




(私論.私見)