明治33年6月

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.12.27日

 (れんだいこのショートメッセージ)
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 (6月)
 明治33年6月1日
 辻豊三郎28才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身の理の心得んから尋ねる。尋ねるからは一つ諭しおくが、よく聞き分けにゃ分かり難ない。さあこの道は、心だけの道である/\。どうせこうせ言えん。言えんがよく聞き分け。人間というは、身の内借りもの貸しもの/\、心だけは我がの理。心の理、よう聞き分けにゃ分かり難ない。どういう事もこういう事も、皆な世界を眺めて心にタンノウ/\。心に楽しみのうては働けようまい/\。身の内速やかで心勇む。心勇めば身の内障りなきもの。よう聞き分け。又親々という親の中聞き分け。いついつ一つの理でない。又々理から心病み/\、親の理、親の理から子供/\、いついつまでという理持たず、あちら切れずこちら切れず、因縁理以て繋いだ/\。あちらタンノウさし、こちらタンノウさし、親の役、これ聞き分け。案じる事ない。我に親の中から又因縁という、あちら眺めて分からねば、どちら分からん。それぞれタンノウ与え。親与えば神が与えるも同じ事。この一つの順序を、よう諭しおこう。
 明治33年6月3日
 河原町分教会長深谷徳次郎妻タミツル28才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上に掛かれば事情尋ねる。身上に掛かれば、身上尋ねる。さあ身上という、いかな事であろうと思てはならん。身上に掛かれば、どういう処もこういう処も残らず、皆などういう事もこういう事も、日々にある。身上から尋ねる。尋ねるは指図。指図はいつになっても事情変わらん/\。心に掛かればどうもならん。名々切なみ、又傍もどれだけ心病まにゃならんとも分からん。もしよの事あればならん、と早く聞き分けて助けにゃならん、助からにゃならん。それは心にある/\。一つ道理から心に思わにゃならん。多く中もしもあったらと、どれだけ心掛かるとも分からん。どんと心取り直してみよ。大き事情、そこで多くなろまい。皆などんな事も守護ありて成るもの/\。すれば五本の指も同じ事。すれば多く助け合いという心、よう聞き分け。身上切なみ尋ねたら、いつも変わらんと、それぞれこれに準じて、心持ってくれ。身の処一時どうでもない。なれど案じにゃならん。案じてはならん。さあさぁ後という理があろ。これ一つ諭しおこう。
 押して、役員の中の処成る成らん見分けて育てゝ行く処でありますか。
 さあさぁこれよう尋ね返やすからは、又一つ諭しおかにゃならん。よう聞き分け。親という、親どうであろうという、今日の場合に迫る。後、小人案じると言う。道理から諭したら分かる。よくよく諭し合うて、一時早く助かるよう/\。親が難儀すれば子も難儀。この理諭しおく。
 明治33年6月4日
 峰畑為吉妻まつ41才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上は一時心得んという、身上尋ねる。さあさぁ身上はこれようよぅの理に二つになって日柄と言う。すればどういう事であろう。身の処一寸どうであろうと思う。何かの事も、ものという、理というは、良き時ばかりなら何も言う事ない。日々楽しみ中に、これではというは心に堪えられん。たゞ心一つに持ってすればと、順序諭したる。何か掛かりては、楽しみあろまい。心に掛かりあれば、夜も心配せにゃならん。楽しみない。もう危ない処怖わい処、一人の煩いは皆んなの煩い。たゞ心真実/\から始めたる。これ皆な心に治めてくれ。こうなればどうなろうと、思わにゃならん。思わにゃならんが、よう聞き分け。どういう事あるこういう事ある。世上に何と思う。それでは真実心に添わんと諭しおこう。これだけ諭したら、どんな事も定まる、治まる。よう聞き分け。身の処余程事情/\一寸大層であるで。中の理に含む一つ心は、大半これでと言う。余程解け難くい。なれど、一つ/\名々身上と定めにゃならん。定めにゃ真実治まり難くい。この理諭しおこう。よく聞き分けてくれ。
 押して役員の処、十分解け合いますが、身の処いかゞな事でありましょうか、一寸伺い。
 さあさぁ身の処というは、一時の処は余程大層。一つの理皆な惣々中、切るに切られん。互い助け合いという心治め。更わりても/\、心は末代の理と治め。一代と思てはどうもならん。
 地所の処より、村にごて/\ありますが、この辺でありましょうか。
 さあさぁ道があって一つ心寄って居る。道に添うて寄って、どちらも同じ事。よく聞き分け。近い所はそのまゝと言う。遠い所は道という心成ったら、近いさかいにどう、遠いさかいにどう、と言えん。道は、どれから見ても綺麗やなあ、これでこそ、と言うは、真実道。一寸どちらからどうしょ/\案じて居れば切りがない。理立てゝ居れば切りがない。万事の理に治めてくれ。いつになりてもほんになあ、と理を治めてくれ。
 明治33年6月9日
 深谷源次郎、三浦悌二の三女せき26才雇い入れる願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情は、さあ心に委しおこう。さあ許そ/\、さあ許しおこう。
 明治33年6月12日
 木村竹次郎、長女かめ11才身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、どうも身上に心得ん。いかな事情を運べども、いかな事情を聞けど、どうも聞かれん、分からん。どうも日々であろ。これだけの事長らえて一つ/\思い、事情思い世界思い、尽す中、こういう事と思う。思うは日々であろ。しいかり聞き分け。諭す/\身上という、変わる一つ理聞き分けて、成る程という。これまで尽す理は、十分受け取ったる。尽し損やないで。一つ尋ねたら、こういう指図ありたと、皆々治まれば暫くという。どういう理諭すなら、身の内は借りもの、借りものは皆な諭す。諭す中に、内々世上も同じ事、又他にも同じ事。身の内借りものならこそ自由ならん。皆な聞いて居る。この理聞き分け。前々事情為す事情言う。又諭す中、名々も成る程と思い直さにゃならん。自由ならんは借りもの。この理治まれば又暫くという。この理、早よう/\と言う。
 明治33年6月13日
 永尾よしゑ、八木部内飯倉出張所の方へ少々事情のため出張する願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁまあ事情と言うて、とんと事情が未だ/\心はあれども、とんと一つ事情が。一寸には心というものがある。そこで、あちらからこちらから、とんとどうもならん。物事は真実から治まる。なれど、ぼうと心あればどうもならん。深い真実から治まらにゃならん。そこで、こんな事ぐらいとは思うなれど、一寸治まり難くい/\。なれど、元々一つ以て伝え合い/\、これよりない。そこで、元々の理から治まる。一寸には行こうまいなれど、順序道伝うて元元こうである、どうである、優しき以て治めるなら、又々治まる。そこで、心に委せておこう/\。
 明治33年6月14日
 永尾よしゑ、東京飯倉出張所へ事情のため行かねばならん事情ありますが本席腹少々御悪う御座りまして心に掛かります、如何に致しましたら宜しきや願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、まあまぁ前々にどういうこういう、ならん中それぞれの中飛び出し、順序あらあら治まり、それから日柄という、一列という、どうという。何でも彼でも、もう一つの心運んでくれるがよい/\。
 行く事御許し下されますや。
 さあさぁまあ、心おきのう行くがよい/\。
 永尾楢次郎宅の神床北へ取り拡げの願い。
  さあさぁ尋ねる事情/\、こうしてどうして思う処、中々長い年限であろう。どうでも自由できん。皆々一つの理持ってくれにゃならん、思い/\年限の経ちたる処、皆んなもタンノウして喜んでくれにゃならん。何百坪何万坪くれたより喜ぶ。席の心楽します。何ぼなりと、思わくにするがよい/\。
 明治33年6月20日
 日野利三郎妻サキ54才、願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上一つ、さあ事情尋ねる。尋ねる事情には、指図しておこう。身上何よの話し、一時堪えられん一つ事情、諭する。身上悩む、体内悩む、内々事情悩む。よう聞き取らにゃならん。教会の事であろうか、内々の事情であろうか、尋ねるから諭する。しいかり伝えてくれ。この道心の道、理の集まった理。何かの事見てなあ聞いてなあ、いかな心も取り直し切り、幾重の理、財産大きいものでもなくなし、世上を見て取り直し、こんな心取り直し、ほのぼの楽しみ。身上の難見てタンノウ。タンノウが足らんで。世上の理を見てタンノウ。何処へほかしたものでもないで。天の理に受け取りてある。
 明治33年6月21日
 城島分教会、移転事情につき願い(城島分教会末代の見込みを以て金屋村に地所を買い求めさして頂き、然るに村方より故障申し込み或は道路取り払い戻せよと申し込み、これにつき運び方不行届きは神様へ申し上げ、尚かようになるのは元の所に止どまったものか、金屋の方へ移転さして貰いましたものか、皆々の心に困り居りますにつき願い)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、いかな事情も尋ねるが、尋ねる事情というは、皆な元々という理。何かの事、一つどうも、一時なあ前になあ、どういう理になあ、思う/\。皆なそれぞれどういう事、成ろうと言うて成るものやあろまい。なれど成りて来るは天然という。これから心基づき、皆などうがよかろ、こうがよかろ、心理治めて。今道の処にて一寸心得んと思う。思うやない。人間というは、心皆な取りよある。皆な取りよあって、取りよから皆な曇る。結構分かればよい。なれど、結構知らず、皆な心はどうもならん。こう仕掛けてから、どういう事になろう、こういう事になろうと、後へも先へもならん。皆な思案ばかり。よう聞き分け。元何もなき処から、年限の理から、あちら一寸こちら一寸、天然ででけたる事、どうもならん処から皆な惣々から、一時治まりてありてこそ、仮治まりたる/\。捨ておかにゃならんか知らん、思案落ちつかん。何か運びつけ/\。運びつけば、どんな事もでけて来る。急ぐ事要らん/\。理聞いてどうであろうと、又立つ。よう聞き分け。そのまゝ今日の日に行くものやない。なれど、その中、世上世界道理という理あるによって、随分腹立てず、温和しく一つ/\成り立つがよかろ。
 押して
 さあさぁどうでもこうと言うたら、精神他に治まりてこうであろうか、どうであろうか、世上に治まりある。一時盛りはどうなろうと思う/\。なれど、この道古き処を思えば、精神一つ。精神なけねば、それでは通らゝせん。一点の心では通らゝせん。堅う年々積み上げたものは、天然という/\。急ぐ事要らん。ぼつぼつ皆々心しいかりせい/\。
 旗を求めたりして、いろ/\もくろみして居りますが
 さあさぁ皆な心がある。心があるによってなれど、どんな心出そうと言うたて、出せん/\。そこでそれぞれあちらもこちらも手廻しして、それから一つ/\掛かるがよい。
 明治33年6月21日
 梅谷四郎兵衞及び妻たね小人とみゑの三人、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁまあ身上にどうも年々事情心得ん。身の障り段々事情、内々家内又子供どうもこれどういう処の間違いであろ、尋ねる。まあ身上段々心得んから尋ねる。尋ねるならば、時一つ以て順序諭す。これが順序なら、又順序又候変わりて事情、大抵なら尋ねやせん。なれど、心得んから尋ねる。尋ねば、万事指図しよう。この道掛かり知って年限数え、年を繰りてみよ。皆な年限は長い/\、元から遠い所来たる。一つ事情まだ一代事情/\。年限から見れば、タンノウなくばならん。それぞれ治め、治まり、一つタンノウ。又所順序入り込む道理からタンノウ。身上掛かる。掛かる諭す。諭すから道理治め。小人たる処どうなっとして一人前と思う。遠い所遙々所、心寄せるやない。女一通りの楽しみあれば楽しみ。上に立ってどうと思うなれど、道という理から取って行けば、心構うに及ばん。通常治まればよい。優れた者にしょうと思えば苦しむ。これ親が届かん。人より優れて、上よりやろと言うも、常は互い道理道尽し果てゝ、艱難苦労して運んで居る処を取ってみよ。親この道理から聞き分け。一名一人やないで。日々取り次ぐ皆んな惣々中へ諭す。元入り込むぢばという、何人道理から取り扱え。道理ある。これ聞き分け。万事事情、一名一人どうであろ。あら一名の指図と思うたら違うで。皆な上下ない程に。皆んなの理に諭しおこう。
 明治33年6月23日
 内海共之、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上に心得ん、いかな事であろう。さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ一時尋ねる処、尋ねる身上一時どうではない。なれど、余程大層。大層という理では、心という理に一つ理ある。まあ一つ事情諭するによって、しっかり伝えてくれ。これまで長らえて容易ならん道/\、年限事情重ね、理は一つ一つ皆んな受け取りてある。まあまぅ思案して、これだけ尽し運んで身上なあと、更に思わず、世上一つ見て心にタンノウ。ほんに道勤めたらこそと、心にタンノウ。身上こうなればこれではと思う。なれど、よう聞き分けてタンノウしてくれ。これだけ道通りたる理は、皆な受け取りてあれば、後心残すやない。身上切なみあゝと言う。そうやない。心取り直せ。身上不足中とタンノウでけやせん。なれど、世上見てすれば治まらんやない。これだけ道運んだ中と持たず。タンノウは、成らん中のタンノウは前生因縁のサンゲえである。これだけ諭したら分かる。身上不足中タンノウでけやせん。なれど世上見て、心に理を治め。尽し損にならん、運び損にならんで。よう聞き分け。一時どうではない。なれど余程大層。大層なれば、心ゆっくり持って、十分運んで、心悠っくり持たしてくれ。
 押して、もう一度御助け下されたし、と申し上げ。
 さあさぁそれは皆な思わにゃならん。どんな者でもこんな者でも、皆な思う。一つ道具に譬えておこう。(内々の)中に(道具は)皆な幾つ要る何ぼ要る(という)。そのまゝ/\使い流しの道具(も)あれば、又随分/\(と)大事にする道具もある。大事の道具は、皆な(大切に)運ばにゃならん。大き事(を)する(という)。(大きい事を)するのに、小さいもの(を)以てはでけやせん。又小さい事(を)するのに、大きい物(を)以てはでけやせん。この理(を)聞き分け。皆な大切(なもの)は大切に運び、後一つ理(を)タンノウさし(てくれ)。又放っておけんは天の理(という)。皆なの心に捨てゝおからせんと(いう理を)、諭して来れば、満足の理である。
 明治33年6月24日
 荒井虎吉長男雪蔵20才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上どうも心得んという一つ理を尋ねる。尋ねるからは一つ事情諭しおこう/\。ほんの仮名な言葉を諭しおこう。よう聞き分け。どういうものであろ。大抵この道心映し日々の処に思い、内々にどうもこれではなあ思う。又、思うは理やなれど、よく理を聞き分けて、成る程と治まれば、身上鮮やか。どういう理諭すなら、ほんの仮名な事諭す。たゞ言葉聞いて悩み、何か発散するが理。どんな難しい事でも難しいない。どうという事でも、難しいと思たら切りがない。これ聞き分け。道のため尽して居るのに、こうなれば世上何と言うやろ、何と思うやろ、と更の理に持たず。人間身の内借りもの神の貸しもの、この理から聞き分け。どれだけ思うたて、身に不自由あれば何も楽しみない。どうも堪いられん。又このくらいこうしてるのに、御利益がないなあ、と思てはなろまい。よう聞き分け。因縁為す事情ある/\。因縁は成ろと言うても、成らんが因縁。成ろまいと言うても、成りて来るが因縁。これ聞き分け。又内々事情ありては、何か治まらん。何か借りものである。我が自由ならんが借りもの現われてある。タンノウ。身に不足ありてタンノウはでけん。なれど、世界洗ろてみよ。どんな理もある。これから取って、ほんに成る程という。因縁のサンゲえはタンノウよりない。よう聞き分け。仮名な事。どうせにゃならんこうせにゃならん、言わん言わん。身上案じる事要らん。案じた分にはならん。
 明治33年6月25日
 吉田梶太妻ムメノ37才、右食指障りにつき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上にどうも一時に堪えられん、どういう事であろ。皆なそれぞれから心集めて尋ねる。身上から尋ねる/\は事情という理という、皆んな心得まで万事諭す。よく聞き分け。どういう事諭すなら、皆んな中、これもどれも心理というは、何がどうどう事は、五つ五本の指と諭したる。皆な聞いて居る。一人煩いと言わん。同じ皆んな惣々の事と諭す。よう聞き分け。皆な五つ惣々なら、因縁と言う。同じ一屋敷という理以て治めて居る。一屋敷五つ五本の指と治めるなら、治まる。銘々五つの指と言う/\。同じ事なら、五つ五本の指と治め。そうすれば自由自在。皆なこうしてこうとすれば、拵えたるもの組んで行くも同じ事。一時の処越したる。皆んなの理に諭す。よく聞き取ってくれ。
 押して、痛む時は食事もいけませんが、この辺り如何の事でありますか願い。
 さあさぁもうこれ何かの事、食事が味ない/\思う。なれど案じる事要らん。こうなればどうどう、一時案じる。案じる事要らん。皆々心何か理は一つであるによって、名々なあ、五つ指と言う。名々なあと言うは心ある。誰彼なく聞き分けて、堪いられんというは、五つ指と諭しおこう。これだけ諭しておこう。
 明治33年6月30日
 畑地音松父宇左衞門、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上という一つ理を尋ねる。尋ねるからは、一つ指図しよ。指図は、どういう指図であろうという。もう長い間なかなか成らん中、十分通りたるこうのうは十分受け取りある。受け取りあればこの身上どうと思う。そら必ず思わず。道尽した理は、将来末代の理に受け取ったる。一つタンノウさしてくれ。一つ道、長い道、皆なそれぞれ心以て、どういう事もこういう事も通りたる。これから長いというは楽しみ。なれど身上迫ると思う。そらタンノウさしてくれ。こうして通りたる理は、将来の理に諭す。どうでもこうでも放っておかれん、捨てゝおかれんと言う。一つ、助けにゃならん助からにゃならん。身上どうと思う。よう聞き分け。長い年限の間であった。たゞ一代であるという、そら末代の理。紋型ない処、道ついたる処、将来末代理はどう、この通りたる忍耐心に理ある。これ早く諭して、早く満足与え。一時どうではない。なれど余程大層/\。その心で早くタンノウ。又後々順序ありて、捨てゝおかん放っておかんという理。すれば、後々満足十分の理である。




(私論.私見)