明治33年3月

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.12.27日

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 (3月)
 明治33年3月11日
 梶本宗太郎21才、梅谷四郎兵衞娘とみゑ14才縁談事情願い。
 さあさぁ事情一つ縁談尋ねる。事情前々事情以て一つ尋ねる。事情又事情は急く事ない。急ぐ事ないと一つ諭しおいたる。理分からんから又尋ねる。理というよく押して尋ねる事情には、一つ諭しおかにゃならん。年限という/\ようよぅ木を植えただけのようなもの/\。これで早い遅いという/\。これではどうもならん。よう年限経って、日を経って、又事情という。早い/\と言うて事情諭してある。これよう聞き分け。
 又押して、結婚は先の事に致しますのでありますや、たゞ今約束だけ致しおいたるという御話しから、そこで縁談の処は如何でありますや願い。
 さあさぁ尋ねば一つ諭しおこう。急ぐ事ない、急く事ない。十分/\作り上げて、それより刻限と諭しおこう。
 手を打ってから、続いての御諭し。
 一寸話しておかにゃ分からん。十分作り上げてと言う。これ刻限待つと言う。縁談縁談待つであろう/\。日柄待てばならん。縁談というは、どういう所へ運ぶとも分からん。今まで運んだ明らか話、急ぐ、分からん。よう聞き分け。ようよぅ植えただけでは、育つとも育たんとも分からん。そこで、作り上げて余程年限経たにゃならんが道。道が楽しみ。道ありて連れ帰る。道知って居る。十分作り上げにゃならん。作り損うた分にゃならん。前々話し、今日の日を見てみよ。心違いはどうもならん。世界何と言うか、何と見るか。このやしき心以て治まれば、将来末代治まり。これよう聞き分け。十分の話しやで/\。こうしょうと思て、よいと思う事あんじょう行かんという事がある。これ分からん。年限十分/\作り上げ/\。指図は何処へ変わるとも分からん。これ一寸一言添えておこう。
 明治33年3月11日
 東分教会長上原佐助、大いに咳強く身上の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ尋ねる処/\、身上が重々一つ心得ん。心得んは日々であろ。前々ほのか事情諭したる。余程年限通り、今日という日がない/\。追々通りたる中、追々通りた楽しみなくばならん。前々ほのか事情諭したる。一時どういう理でなろまい。急げば急ぐ。なれど、よう聞き分けて、心どっさり定め。いついつまでこれで動かんという心定め。心定めば、何時なりと順序聞き分け。所あちらから治まり、人を以て治めたる。今日尋ねたらこういう指図ありた、と、何時なりとこうと言うたら、何時なりと又こういう事になると、役々集め、話し合い、段々心集め、道理として治まらにゃならん/\。よう聞き分け。身上案じる事要らん。案じてはならんで。
 同家内つね、出けものにつき願い。
 さあさぁ皆々身上に掛かるで。出物という/\出物から思案せい。どれだけどうしたて長い年限やない/\。旬移りたる。諭さにゃならん。一時ならん/\が一つ一つ道理見て、これ日が遅れたる。
 明治33年3月11日
 中野仲太郎母せつ45才、目の障りにつき願い。
  さあさぁ尋ねる事情、身に一つどうも心得ん/\、いかな事、これまでどういう理、これまで道に心映し、どうよこうよ年限経ち、これでという処から、身上どうもいかん/\、尋ねる。尋ねるからは、一つ指図する。どうでもこうでも、この道無理に勧めてなろまい。心から道運べば、皆な一所であろう。尋ねるから許してある。心おきのう/\、よう諭してくれ/\。案じた分にゃならん/\。こんな事と思うてはならん。どんな事でも自由諭したる。身上不足ありて自由とは思われん/\。心に取り難くい/\。もう安心と言う、成っても成らいでもと言う。これまで分からなんだ。今からなれば、末代の処へ結び込んで貰た。やれ頼もしい。これより結構はない、と言う。これ一つ諭しおこう。
 明治33年3月12日
 岩谷源治47才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、前々から事情長らく身上事情、段々心得ん、身上が心得ん、日々の処思う処、一時迫る。一つ心さあ成ろまい/\。後々思えば、何とあろ。身上迫る。後々何とあろ。どうでもこうでも思う。どうでも一つ諭す。身上迫る。後々通りた道あればこそ、と一つ事情何とも譬えられん、と思う。身上迫り、成っても成らいでも、道というは将来末代の理。この理定め。一時どうとはないが、身上思う。そうやない。これまで通りた理があればこそ、末代の台と言う。身上一時堪いられんと言う処、一時話さずして末代の理。高い低い感じてみよ。前々感じて一時始めた道、段々何ぼ行ても/\通り難くい越し難くい処、行てやれやれと言うたら、身上掛かる。道も末代なら名も末代という理を治め。一時何か迫りたる。皆々心得。又世上理あるによって万事安心という。皆な惣々という理に、安心せにゃならん。
 明治33年3月12日
 島ケ原万田万吉、眼の障りより身上願い。
 さあさぁ事情、一つ事情心得ん。いかな事と思う。一つ尋ねる処、万事事情に諭しおこう。まあこれようこれまでの処、長い間道筋始めた処、又、所段々道々の処、順序頼もしい。掛かりた一つ順序、段々年々歳々理によりて万事心と言う。いかな事であろう、思い/\日を経つ。段々事情もう一つの理は、第一の理治まりこれ一つ。これから先順序治まる。治まるはこれから心永く心持って順序、締まりた心持たず、長い日は楽しみ。一時に片付けようというは、集まる事あれば又集まらん事もある。それでは銘々心に悔やしむ。永く心持って皆なそれぞれ悠っくり持って心勇めば、先々治める。治まるは楽しみ。身上心得ん事情、案じる事要らん。案じてはならん。万事の理に諭しおくによって、さあさぁこれから/\/\。
 明治33年3月13日
 山名分教会長諸井清麿30才、身上願い。
  さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身一つ心得ん事情尋ねる。いかな事と思やろう。尋ねるから順序諭す。よう聞き分けて、いついつ心治めてくれ。身上不足なるやない程に/\。一つ第一治めて一つ理どんな事も掛かる。善き事も掛かれば、どんな事も掛かる/\。惣々心持って何か順序、理は同じ一つ理と持って何か順序治めくれ。どうでもこうでも、どんな事も掛かる/\。掛かるによって、心によう聞き分け。名々こうという事情何か順序、それぞれ順序はそれぞれと治める。治まる台と言う。心得まで諭す。どうで長の処長の日、年々の内なら、どんな事もある。重々治めるやこそ、治まり来たる。今日の日心によう理を治めてくれ。案じる事要らん。もうどうなってもこうなっても道の台という理、これよりない程に。これしっかり聞き取って、楽しんでくれるがよい。
 明治33年3月13日
 上原身上につき、山沢、高井出発伺い(上原身上よりお指図の上より運び方につき、山沢高井陽暦四月頃にやらしてもらをと思て居りますけれど、昨夜上原身上迫るにつき、今に御足労してもらいたいと申しますから、今に行きました方がよろしいか、この辺御願申します)。
  さあさぁ尋ねる事情/\、一日一つ又一日一つ順序、道戻りて/\、順序からそれそれ諭して、十分運んで来るがよい。
 二人行きますこと、四月入りましてからやらして貰たものでありますか、押して願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、そらいつでもよい時分。一つ戻りてこういう事であったと話して、いずれ後々十分運んで来るがよい。
 明治33年3月14日
 岩谷源治47才、身上願い。
 さあさぁ段々事情以て段々の事情尋ねる処、余儀なく事情であろ/\。さあさぁ又一つ第一、人というは、何人という。理のない/\どうも事情という。理を諭すによって、よく聞き分けて、満足与えてくれ。成るという理、成らんという理、この理何とも諭し難くい。さあ十分/\と言えば、安心なものなれど、迫りた理は、どうも道筋というは、どんな理もあったやろ。その道筋ようよぅ通り、これからというは、身に掛かり、それぞれ思うやろ。どうであろ。身上一つ/\あちらもこちらも事情を聞き分けて、見るまで言うまで。事情であろ/\。これまで半ばでという。あったら何の楽しみもなく、これまでどういう理も、年々通り来て、身上これではなあと思う。思うは道理であろ。なれど、道理なかなか迫りたる処、タンノウ道理諭して、道という。道これまで通りた道は、十年も百年も同じ事。この理聞かして楽しまし、楽々という理、諭してくれ。さあなろまい/\。よう聞き分けて、何たる事と、必ず思わず、一つ理を治めてくれ。又一つ主に理を諭してくれ。末代という理は、前々諭したる。この理聞かして一つ楽々という理、諭してくれるよう。
 明治33年3月15日
 園原村上田たき70才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情は、余儀なく事情を尋ねると思うやろ/\。尋ねる一つ事情から道理一つ事情諭す。もう年取りた者、何をしょう彼をしょうとはあろまい。なれど、段々事情は古い事情、聞いた事情もあろ。なれど、思うよう成らんと思うは日々であろ。又一つ一度二度三度、どうでもこうでも一つ運び、急ぐ事あろ/\。前々諭したる。一時早く取り決まり、先は女ばかり、どうしょうこうしょうと言うた処が、思う成ろまい。よう聞き分け。存命中、一つ年限諭したる。どうでも何でも、治まり取ってくれ。治まり取って、運んでくれにゃならん。事情一つ諭す。どういう事諭すなら、後々控えなくば、どうもならん。尋ねる理ばかりではならん。尋ねる事情、後の控え。早くこれまで、一身暮らしと理を添えたる。前々運び方なく、道遅れ/\てならん/\。事情今に言うて今に成るものやない。見習い/\、年限から見習い、十分治まって来にゃならん。どうでもこうでも話急いで掛かりてくれにゃならん。どうで後々控えという理なけにゃならん。さあと言うたらさあ。当分、どうしょうこうしょう、成ってからどうもならん。さあと言うたらうろたえにゃならん。前々諭す。こうしたらこうなろ、どうしたらどうなろと仕切りて治まり。事情後々、事情控え一つ、今日言うて今日に成らん。一時成らん。成らんによって、前々から運んで、後々控えなくばならん。前々貰い受けたる。これ第一である。年限は長いようでもつい経つもの。これよく聞いて、早く急いでくれ。身上一時どうではない。なれど、余程迫り、人にもほんにそうやなあと、早く運んで。今日の処、これだけ諭しおく。うっかりして居られんで。成るよう行くようの道運んでくれ。縺れたる処運んで、どうでもこうでも早く連れ戻らにゃならん。
 明治33年3月16日
 山辺郡杣之内山の官林払い下げにつき、立木及び地所共本部へ買い入れの願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、何よの事も尋ねにゃ分からん。何程のう/\理が映る。遠く所、かれこれ心運び合うてくれにゃならん。又一つ大層/\は受け取れん。大層しては助け一条何もならん/\。一つ積んだ、やれ頼もしい。二つ積んだ、やれ頼もしや。三つ三段一つ越せんで。よう聞き分け。そこで、年限天然/\と言う。何よう用いてくれ。これ諭して膝に手を置いて伝えてくれ。大層受け取れん。三段一つの理が受け取れん。何処から見ても綺麗という。又見苦しいという理は、人に受け取りあっても、天に受け取れん。これ聞き分け。立木一条は十分運んで急いで買うてくれ。この理天然で成り立ったる。あの立木何程の金を持っても、どうしょうと思うても出けなんだもの。古い事情に諭したる/\。順序という/\。急いで買い取るがよい。
 明治33年3月16日
 中山秀司二十年祭の処、陰暦2月27日御勤め致したく願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ事情は願い通りに許しおこう。心だけ/\許しおこう。
 同令室まつゑ明治15年に31才にて出直し、丁度明治33年3月15日が19年目に当たり繰り上げて同日に二十年祭勤めたく願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情はそれぞれよかろと言う/\、一つ心に委せおこう、おこう。
 本部直轄分教会の者へ折詰拵えて渡す願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、それは心。どうせこうせ言わん。心だけの事してくれ。
 同直轄分教会へ御酒下げる事又村内の方は28日にと願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、何をするもどうするも心だけ/\、心だけ受け取る/\。こうせにゃならんどうせにゃならん。一つどうもならん。そこで心だけ/\は皆な喜ぶ。過ぎたるもの七分三分と言う。三分は結構。七分はあゝ/\と言うてはならん。よう聞き分け。分に過ぎたるものは、飾りにはよいものなれど、ならん処勤めるは分相応に及ばん。言う時そらその時は心ある者多く心何にも心だけ/\。十分万事伝えておかにゃならん。一つ/\心だけ。十分心治めてやってくれ。
 当日折詰だけ下げまして御酒は見合わす事。
  さあさぁ心だけやで/\。心だけするのやで。
 明治33年3月16日
 増田亀次郎、伜九次郎9才身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ小人/\身の処どうも堪いられん。いかな事、どういう事こういう事、それは言うまで。今一つやあろまい。皆んな心寄り合うて事情、又子供どうも身上に掛かる/\。この道理一寸諭そ。身上余程大層やで。そこで何よ軽い理から明らか。一つ何かどうやってこうやって万事籠もりある。子供の処は親という。これは世界に諭す理。掛かりて来たらよう聞き分け。万事思い掛けなき中どういう事、子供一寸掛かる。この道理、銘々の思案あろまい。名々の思案あっては、これまで順序添おまい。よう聞き分け。子供何か一つ家内聞き分け。どうで多くの中の心なら、一名一人の心では治め難くい。この理聞き分け。一戸一人の理なら、こうと言うたらこう、どうと言うたらどう。この理聞き分けて、尚々治めてくれ。一時は怖わいようなもの。なれどよう聞き分け。何かの事どういう事、これまで一寸結構思た理から、長らくの間どうやこうやと思う中、年限経って治まった理、よう聞き分け。内はこれまでこうやった、あゝやった、これすうきり思わず持たず、よう聞き分けてくれ。
 誠心定めましたら、もう一度御助け下さるか願い。
 さあさぁ何か/\身上にどうも何か子供/\だけ。それは親がある。又外という、声という、耳に聞くという。万事諭す。安心から理が治まれば治まる。曇りありては、どうもならん。これだけ話しておく。早く伝えてくれるがよい。
 明治33年3月17日
 植田長三郎56才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上の事情/\尋ねる。長らえて事情、どうも一時成らん/\成らんから尋ねる。尋ねば、一つ諭しておくによって、よく聞き分け。これまで長らえて道筋々々通りたる。楽しみの中、身の切なみいかな事、よく聞き分け。これまで尽して丹精した理は、将来末代の理。これよく聞き分け。何も思わくあろまいなれど、身上どういう事、又他にどうか、これまで日々年々重ねた理によって、将来末代の理諭したる。よう聞き分け。道尽した理に、何よ皆々立ち寄り、これまで長らく尽した理あったこそ、皆な寄り合うて事情。身上先長くは楽しみなれど、身上迫りある。尽した理は一代と思わず、理は末代。この理聞かして楽しみ。一時どうとない。これよく聞かして、タンノウ諭してやるがよい。
 明治33年3月18日
 中山秀司同じくまつゑ、二十年祭につき新たに社拵えて合祀する事願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情は、さあさぁまあ皆々のそれぞれ心談示以て事情尋ねる。尋ねる処、今一時理は許さんでない。今仮として一所へ納めなれど、先は若宮という道理出るで。これ一寸話す。そこで、仮建ちそこえ/\一時の処どうとも許しおく。先々は若宮と言うで。この道理諭しおく。今尋ねる処、どちらやらこちらやら分からん。分からん間今の処学び同様の事。同様の事は同様に許しおく中に、諭し合うて、そうやなけにゃならん、と道理立ぁて来るで。これ一寸話しておく。
 前に雛形もあります通り、式の処は北の上段の間にして、おつとめはかんろ台の方でさして貰います事、申し上げ願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、そらどうでもこうでも、どちらへ成ぁたて、今の処前々伝えたる。何の決まりもない。今の処どうでも委しておく。
 明治33年3月18日
 本席、宅の蔵の東方へ雪隠及びがらくた物入れ建てる願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、所はそこへ/\許そ/\。事情/\さあ許そ/\。
 明治33年3月20日
 植谷浅次郎以前の事情申し上げ、今、伜三男勇7才身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、どうもならん事情ばかり。いかな事であろ。又候/\どうもなあ、思うばかりの思やん。いかな事であろう。又重ね、又々事情、これよりもう事情あるにあられん事情である。あるにあられん事情、どういう事であろ、と思う。人にとって、人には、しょろうなる者ない。しょろうなる者に、いかな重なり順序道ある。順序の道忘れてはならん。順序の道第一通りて、皆な可哀そうにと、名々事情ありたら、と優しき心理以て、頼み願う理治めてくれ。人々事情は、どうもなくであろ。それぞれ我が身に掛かりたらと、名々に理含みなけにゃならん。皆な相談集め、何でも彼でも優しき理治めにゃならん。道という処から思案せにゃならん。身上大抵順序大層でならん。何たると思う。思うばかりではならん。寄りたる中、皆な五本の指も同じ理/\。第一理あろ。これよく諭してくれ。皆々心順序仕切りて、理を追うてやらにゃなろまい。
 明治33年3月21日
 本席、御身上御障りにつき甘露台へ本席の身上速やか快復次第お伺い申して、そのお指図通り、何か運ばして貰いますからと御願してありますが、その事今日まで延行相成り右事情の願い。
  さあさぁ尋ね掛ける/\。さあさぁ尋ね掛ける。前々から一寸身上に、一寸障りを掛け、それから尋ねにゃ分かろまい/\。身上に一寸障り、障りは、神の自由で付けたる障り。身上の障りありても、その重い勤めさしたる。早く諭したい事情ある。さあさぁ身上不足あれば、成る事成ろまい/\。一日の日もこれ一つ理を欠かさず、時々十分勤めさしたるは、神の自由さしたる。明日はどうやろうかこうやろうか、思う処ずつなみ知らず勤める処、皆んな惣々に心なくばならん。心で勤めさしたる。勤まらなんだら、幾万の者に申し訳ない。帰って来てる者が、もう十日なる二十日なる三十日なると指を繰って言うようでは、世界響くか響かんか、聞き分け。道という理しっかり定めてくれ。諭したる処もう控えという理出るからには、よう聞き分け。控え後へ一つ繋がにゃならん。この一つの道理、刻限話仕難くかった。連れ帰ったる者のため、身上障りの中、勤めさしたる理聞き分け。うっかりして居られん/\。取り締まりた理分からん。多く中、連れ戻りたる中、速やかたんのうの理を以て、頼もしいや結構やと、国々へ帰る理思てくれ。一時話し掛けたる。どうでもこうでも早く取り締まらにゃならん/\。これ十分聞き分け。
 押して、控えと仰せ下されますは、上田ナライトの運び方の事でありますや願い。
 さあ何かの事、善急いで掛からにゃならん。運ばにゃならん。又一つ/\の道理から、よう考えてみよ。後々控えなくては楽しみあるか。そらと言うたら直ぐと出るは、控えである。これ、よう聞き分けてくれにゃならん。
 明治33年3月21日
 上田ナライト、建物の願い(上田たきの身上障りから神様へ御願い申せしそのお指図に、上田ナライト仕切りて引き寄せるよう運べと仰せ下されしにつき、詰員一同相談の上本部長へ申し上げ、建物北の大裏の石屋の仕事場のそばあたりへ建てという事でありますから御許し願い)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、段々事情、一つ/\の事情を、段々それから、皆々事情以て、一時こうと順序始め掛けたる。待ち兼ねた/\。成っても成らいでも、そのまゝ心運ぶ処、待ち兼ねた。一つどうするこうする。重々諭して、十分の道運んで順序という。これこゝまでと言う。成っても成らいでも一名暮らしと諭したる。これ運ぶ処、十分受け取ったる。尋ねる処一寸仮家という。建てる処、十分運ぶ処、辺所の処は不都合、そこで席退いたらそうやなあどうやなあと、心に浮かますによって、その理に留まって了う。
 家内中共引き越しますのでありますや如何願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、あらあらの理を以て、どうかこうか伝え。そんならそうしょうか、どうしょうかと、前運ぶ理受け取って、理伝えてそんならという処から、一日の日を尋ね出るがよい。
 押して、ナライトヘ十分運びまして、その上もう一度御願い申します事でありますや。
 さあさぁ尋ねる/\。十分に尋ねにゃならん。もう踏み損うてならん。これまで仕切りた理分からなんだ。重々諭す理である。そこで、しっかり聞き分けて、しっかり運んでくれるがよい。
 明治33年3月22日
 井筒とよ、本席の方へ守りとして御許し願い(増井りんも本部員を拝命し、別席なり詰所の当直も勤めさせて頂きますから、手が欠けますのでとよを手代りとして)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情はそれぞれから事情、皆々談じ合うて、どうもよかろこうがよかろ尋ねる。尋ねる道理というは、よく事情聞き分け。これ聞き分け。同じような道理、あちらへこちらへ、どうど/\こうど/\、道理よく聞き分け。事情はどうも一つ、一時の処皆なそれぞれ運ぶ処、道理と思うやろ。同じ一つからどうど/\という理と、さあさぁという理分からん。そこで尋ねる事情見合わすがよい/\。あちら席こちら席、授け席せにゃならん。運ばにゃならん。何と何があちら掛かりこちら掛かり、あちらからもと言う、こちらからもと言う。一つで行こうまい。日々道理以て運ぶ理は、同じ理よかろと思う処、勝手の道理、勝手の道理は煩わすも同し事。よく道理諭して見合わすがよい。強ってというは、強っての理は、心煩わす。煩わすようではならん/\。あちらへこちらへ、同じ理頼む。そこで、心兼ねて心休まるか、休まらんか。この道理聞き分け。さあさぁ尋ねる処/\、人はどうでも、年も取れたら、道の道理から運ばにゃならん。これまで余程古き事情を伝うは、元真明組、古き事情なれど、人は余儀なく事情からかくれ、こゝへ暫くという理なけにゃならん。そこで休息、一人/\仮である/\。今十分心治め。あちらで休息所で仮で勤めにゃならん。まあ仮に勤めさせ勤めさせ。
 明治33年3月22日
 河合藤太郎38才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上一ついかな事情、どうも長らえてなあ、どうもなあ、と思う。思うから尋ねる。尋ねるからは、一つ諭す。諭すから一つ心に理が治まらねば、何度でも同じ事。道のため誰彼なあ、道のため尽し掛けたる理は、将来と定めて通り、又内々治まり難ない事情もあった。日々身上に掛かりて来たら楽しみない/\。よう聞き分け。一時どうとはない。なれど、段々迫るという理/\早くタンノウという理、一寸諭す。よう聞き分け。これまで尽したのになあ、又他に何と思うというは、尽した理は、薄くするようなもの。それ人間という、一代と思たら違う。末代の理に治まる。名々もあのようの事と、尽した理は将来末代の理に受け取ったる。これよく諭して、心休めさしてやれ。皆な持ち合い運び合いの心持って、運び合いというは、兄弟なら兄弟のように助け合い、皆な名々の事に合わせば、皆な名々そうであったら/\、人間は借りもの分からんから。借りもの分かれば、助け合いの心浮かむ/\。この理諭したら、助けの道理、この理一つである。身上は余程大層なれど、しいかり理が治まれば、又暫くという。
 明治33年3月25日
 本部、中南の庭一寸作る事願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、所こうしたらという心は受け取る。なれど、もう間もなく事情かた/\した処が余儀なく事情、じいとしておくがよい。仮という、仮というは、これまで暫く仮として皆なさしてある。仮の上の仮は要らん/\。もう急いで掛からにゃならん事がある。願う処、そのまゝじいとしておくがよい。
 明治33年3月29日
 兵神分教会敷地清水与之助の名義の処、その名義は役員十名の共有に致したく願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、前々の事情は、一人一つ事情、又一つ事情代わりたいが代わり、又それぞれ、又多く/\、皆々中である。他人順序集まりて、それぞれ事情、道理以て一日の日尋ねる/\は、順序道は、それぞれ仲好くの順序の理として許しおこう/\。
 明治33年3月29日
 飯降政甚、身上事情願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、一寸ほのかに身上心得ん。尋ねる。どういう事であろう。尋ねる。まあ一つ仕切りた順序始め掛けた/\。年限五箇年定め掛けた身の処、二度三度勤まろまい/\。永い心持って、道すがら思案してみよ/\。これから諭そ。道すがらというは、今日言うて今日に成るか、今言うて今に成るか。つい三十日半季どう出替わり、どれだけ越すに越せん、通るに通れん、跡目という。諭したら、日々取り扱え万事育て扱いくれにゃならん。この道なかなかの道、何ともなくして何ともない。どれだけ思うても、心理で成るものも成らんものも、理で成ろまいと言うても、繋いで身に不自由さしてなりと、理のほどく事でけんようになるは、天の理と諭しおこう。よく楽しめ/\。一時以て尋ねた後へ、言葉一つ話する。どうで日々長いと思えば長い、後見た後思い、一日の日以て通れ。何でも彼でも通らんならん。種間違いて種にならん。この理聞き分け。一代二代、代々続く理諭したる。生まれ替わりまで諭し、妊娠まで男女分からねど、どういう事こういう事、分からん先から結んである。どうでもこうでも連れて通る。一日二日三十日休んだて同じ事。楽しみ/\、これなあ/\、身に掛かる。これだけ諭しおこう。年限の理、よく聞き分けてくれ。
 明治33年3月29日
 増田亀次郎32才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上という皆なそれぞれ事情、皆身上内々どういうものと家内思う。何よ聞き分けてくれ。今までという全くという、今一時理というは、十分道の中の理である。何かの処道理という処から、すっきりという理を聞き分けてくれ。道から一つ十分諭しする。すっきり全くの心要らん。こうして治まったら、成っても成らいでもたゞ一つ。心は幾重使いよいもの。よう聞き分け。十分諭しする。内々これまで何よ道に尽し運び、その上治まったら、これでという心治め。当分はとんと思うように行かん。これも為す事情と定め。身上の処理を案じれば、一寸案じにゃならん。そこで、何よこれですっきりという治まった心定め。早く諭してくれ。あちら身上こちら身上何たると思う。よう聞き分け。様々通り万事治まって、内々ももう一時の処である。もう暫くの処、何よの事も道理から聞き分け。身上成る事一つ理、成らん一つ理。これから聞き分け。何よも定めてくれ。案じる事要らん、案じてはならん。
 明治33年3月30日
 教校、資本金を募集御許し願い。
 さあさぁ理の尋ね、落ちを尋ねる。尋ねる理落ちたる理という。立ったる日であろ。どうなりこうなりこれでよかろ、集まりてようよぅの事であろ。大きい事は要らん。大きい大木は末は傷む。枝は傷む。小さい処から、今年は何寸延びた/\楽しむ。神の道から出たもの。どれ倒そう、どれこかそうという事はないで。しっかり/\。
 明治33年3月31日
 東、部内牛込支教会運び方の処心得まで願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情によって尋ねる。直ぐと一つ諭したい。なれど、どちらともこちらとも分からん。理にどうせいこうせい言うた処が、理はそれぞれ心にある。これまで万事諭しおいたる。一つこうと言えば又事情ある。なれど、掛かりなくして、あちらへこう言うたりこちらへこう言うたり、指図でけ難ない。それで、万事どうがよかろうこうがよかろう、成る成らん/\理寄せて尋ねば、諭す理がある。その理聞き分け。そこえ/\順序道を取ってくれ。
 東へ高井猶吉、山沢為造出張する願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ事情は、それぞれ段々道という理から運んでこそ、万事改まる。あちら運び付かん、こちら運びつかん。どうも諭す事でけん。早く一つ運んでやるがよかろう。
 押して、上原佐助以前お指図より分教会役員一同へ運ばれましたら一同満足しましたが、この度二人出張致しまして段々運ばして貰いますに、上原本部常詰の事に運ぶものでありますや、又は兼務という事に運ばして貰いましたものでありますや心得までの願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、まあ一時の処仕切りてこうと言えば、そら運べんでない。なれど、もう一寸の処万事同格、こちらへ扱いに許しおく。あちらからよい、こちらからよい、よいよいの理改まるから、万事あちら治まる。主一つ理は、同格同様に許しおく/\。




(私論.私見)