明治33年2月

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.12.27日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「明治33年2月分お指図」を確認する。


 (2月)
 明治33年2月3日(陰暦正月4日)
 毎年5日の日に村内の節会致せし処、本年より廃する事に一同談示の上教長へ運ばして貰いましたが、教長は、これは教祖存命の時より致し来たりし故、神のお指図の上定めるが宜し、と仰せ下されるにつき、如何して宜しきや願い。
 さあさぁ何か順序、尋ねにゃ分からん/\。一時尋ねる処、前々通り来たる処事情、世界順序何処彼処隔てない。一般一つ事情、一時尋ねる処、多く中、遠く事情諭す。事情一時どうせにゃいかん、こうせにゃいかん、そら言わん。なれど、何か順序多く中、又隣りという。いつか順序と言うやろ。これ諭しおこう。
 押して、6日の日に信徒と同じようにして宜しきや願い。
 さあさぁ順序というものは、尋ね返やさにゃ分からん。どうせにゃならんこうせにゃならん、と言わん、なれど、時々事情あるものである。多く中又その中、これ聞き分け。まあ大層なるもの。人数と思う/\。隣り/\近所という、又遠き所という。行く間がある、話す間がある/\。これ諭しおこう。
 御酒の処従前持ち来たりし盃を廃して、大かわらけを用いて十分注意する事の願い。
 さあさぁ何か尋ねる処/\、尋ねば、まあ一つも、いろいろ何か事情から、いろいろ改めにゃならん処も、改めいでもよい処もある。あれは未だそのまゝ栄えると言うであろ。年々こういう理起りというは、世界錆と言う/\。皆々の心病む。心配する。尋ねる処を、御酒と言うて出す処、施すがそら道理なれど、国々所々、遠く所、随分改め変えて、一つ/\という理は、成り来たりたる理は、天然自然の理に添うたる。そら、誰からしたんやあろまい。年々変わらんが理。変わるというは世界の錆と言う。世界の錆くらいは何でもないで/\。
 明治33年2月6日
 兵神分教会、三島事務所建物修繕の日早める願い(三島村事務所修繕の儀陰暦正月28日に御許しを頂きし処都合により陰暦正月9日に日を縮めて御許し願いたき儀本席へ願い出でたるに、左の通り本席より仰せ下され)。
 さあさぁ正月九日は、苦がなくなりてよかろ/\。さあさぁ皆な勇んで掛かれ/\。
 明治33年2月8日
 撫養、分教会長土佐卯之助身上につき前お指図なり並びに伜敬誠の身上のお指図上から段々事情定め、分教会長を敬誠に譲る精神定め事情運べば身上速やかに助け下されし故、これにつき担任譲るの御許し下さるか又早う御座りますや願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、前々に皆んな事情身上という理あちらへこちらへ身上という。身上から段々の道である。皆々心という理、こらよかろという理治まれば、何処までも治まる。又中に、まだまだという理あれば治まらん。身上という、身上あちら障りこちら障り、時々身の障りどうも心得ん。皆々の心に理を諭そ。よう聞き分け。この道という、どうでもこうでも、この道は外にないで。さああちらもこちらも名称という。元一人から始め掛けたる道である。年限早い遅いはない。心の治まりたる者から寄せる。心治まれば鮮やか。今日尋ねる処、ゆっくり心鎮めて聞いてくれ。今日尋ねる処もう一日/\近づく/\。身上という理聞き分け。名々身上切なみというは、どうも取るにも取らゝせん。たゞ身上の理聞き分けて鮮やか。これより楽しみあろまい。前々より運んだ理ある。今日一日の日に尋ねる事情、何か順序許すによって、心に跨がりありては暇が要る。さあ早く/\どんな事も取り結べ/\。
 押して、結構にお指図下されましたが、この運び方につき本部員桝井伊三郎か板倉槌三郎か二名の内一人分教会へ出張する事願い。
 さあさぁ何かの理、皆な前々道つけたる。道は指図から運ぶ。指図より治まる。道外にありゃせん。皆な指図より治まる。指図から何か順序。真実受け取る処、これ聞き分け。皆な誰思えば嬉しい道ある。又不安と思えば不安。どうもならん。さあさぁ何か順序、どんな事も運んでくれるがよい。どんな事もすっきり委せおく。
 明治33年2月8日
 大東長三48才、身上願い(平安役員)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、どうも身上という、どうも一つ心である。身上尋ねる。身上不足どう思えど、名々身上どうもならん処聞き分け。まあ一つ心は一代やあろまい/\。心一つ理は二代一つ理、よう聞き分け。聞き分けるには、どうしてくれこうしてくれ、又どうせにゃいかんこうせにゃいかん、こら諭せんなれど、道理という理、聞き分けてくれ。どれだけのもの多分、不自由なけれど、身上不足、どうも不自由であろ。よう聞き分け。この道という。道に一つ心映した限り、よう聞き分け。人間という何度生まれ更わり、映してある。名々心で思うようならんが借りもの。借りものなら、いずれ/\一つの理がある。道又他に何心なく、心理にあゝどうしたんぞいなあ、何がしたんぞいなあ、という事もあろ。この道という、蒔いた理は、何処でなりと生いる。生いたなら楽しみ。どうでもこうでも年限の内に何ぼ仕末した処が、落ちる日が来たら、どうもならん。よう聞き分け。世上の理聞き分け。道の理にしいかり治めたら、落ちよと言うた処が、落ちらゝせん。なれど自業自得という。自業自得で、落ちて掛かればどうもならん。なれど、道という、多く中より育てる理ある。これだけどうしてこうしてという心あったて、運ばにゃ何もならん。お前どうせえこうせえとは言えん。尽した理はほんになあ。世上眺め。世上に理映りてある。どれだけどうこう思ても、崩れる日が来たら崩れにゃならん。どうもならん。世上何たる事情見てくれ。種さいあったら何処でなりと芽が吹く/\。よう聞き分け。何ぼ不自由しょうと思えど、不自由でけん。与ゑという。どうせこうせ言わん。心改心の理は受け取る。年々多年した者/\、心に苦しみさす者あろまい。よう聞き分け。心に楽しみ、心に一つの理が第一と言う。
 明治33年2月9日
 市川助次郎38才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上という、身上が一つどうも長らえ心得ん。又道々の理を聞き分けすれば、一つの心勇む。この心聞き分けにゃならん。この道というは、成らん事せえとは言わん。又一つどうせにゃならんこうせにゃならん、と言うのやない。たゞ心、心から事情。今一時迫り、二度の迫り、皆な話し聞いて、大望切なみでも、追々安心道一寸あったであろ。この後冴い返いり、冴い返いるというは心であろ。冴い返いる理、聞き分け。一度の理で、さあと言うは道理。楽々というは、真実治まり。安心なりてと言うは、又安心。一時冴い返いりた。理なき者/\、よう聞き分け。人間というは、一代と思うから淋ぶしいなる。理は末代。内々よう聞き分けにゃならん。何をしたんぞいなあ、と言うてはならん。この道という、尽した者を他に捨てゝおかん、というは、続く理(という)。続く理は末代の理(という)。この理早く聞かせ。一代切りと思えば、頼りなきもの(である)。又後々放ぅておけん捨てゝおけん、と一つ心寄るは末代(に)真実治まる(という)。又後々順序(の)道あるによって、こうなれば(どうもならん)と、心(を)休(沈?)めて了てはならん。成っても成らいでもという(心を治めるよう)。これだけ(の)心治めたらと(いう)。後案じてはならん。段々種という。種あれば、物け(が)出けるは理(である)。良き年も悪しき年もある。なれど、年限続くは末代の理である程に。
 明治33年2月9日
 植谷こう、身上事情願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ尋ねる事情第一/\/\、ようこれ話しというものは、よう聞いて居る。最初事情以て誠という。それより付き来たる事情、この事情から思案して、今というは今、世上世界段々それからそれぞれ段々話す。又先々出て話しすれば、思案せにゃならん。一時掛かりて来たら、どうもならん。よう思案せにゃならん。最初は同じ心で分かる。段々年限というは、皆な心という理あろ。心思案して、心の理取り替えにゃならん。よう思案せにゃならんなれど、心理という、治まれば自由。第一の理に曇らしてはなろまい。曇りはどうもならん。そこでよう聞き分け。諭す。取次言い難くい事も言わにゃならん。諭し難くい事も諭さにゃならん。中に曇りあるから案じにゃならん/\。取次早く順序早く諭せにゃならん。十分出るもの出んという。理がない。一時一服という、気がつけば一服、後治めという。皆な三服一つ理で、時々という。これ聞き分け。その心日々用いって通るなら案じる事ない、案じる事要らんで。遠く所、何でもない先々、先の先なら薄かろ。又元という、元々曇りありてはならん。名々明らかは実、明らか一つより頼りなき程に。これよう聞き分け。
 明治33年2月11日
 高知分教会長島村菊太郎部内巡教中、右の足怪我致せしにつき願い。
 さあさぁ段々尋ねる/\。さあ国に段々一つ/\の理をいかな理、一つ一つ日々日柄/\、追々事情、事情の者/\。一名の話しやないで。一名の話しやない程に。よく事情一つ聞き分け。初めというは、難しいてならなんだ/\。中頃勇んだ中定まり、中に又大変困難一つどうもならん道であろう。踏み止め留まり、順序こんな事でなあ、何たるという処越したる。危なき処も越してある。難しい処も越してある。又、国々万事治め方廻る際、こういう事と又思たらころっと違う。そら思うやない。何にも間違いはない。よく聞き分けにゃならん。難しい処一つ治まる日柄、危なき処越さにゃ分からん。通り抜けにゃならん。こんな事と思う事、幾度あった。踏み留まり/\、ようよぅ固まり、皆なよく聞き分け。一つの台を拵える。容易やない。十分台拵え。あちらにも大木を拵え、こちらにも大き木治まり台である。あちら芽が吹き、こちら芽差し段々の芽である。一時の処からよう一つ心治めてくれ。大きいな台を拵えるで。楽しみは、いつまでの楽しみ。身の障り尋ねる。尋ねにゃ分からん。この理一つ陰からすっきり映りある。よう聞き分け。諭し事情一時でなろまい。追々年々治まり、年々楽しみ、皆な一つ理が治まり次第、追々伝え諭すによって、何か順序これまで難儀不自由の道諭しおく。成る程道は天然自然の理である。天然自然の理で治めるなら、どれだけ危ない所でも怖わい所でも、神が手を引いて連れて通る。天の綱を持って行くも同じ事。これ一つ諭しおく。後々諭す理もある。年々あちら治まりこちら治まり世上治まり、一つ/\皆な心にある/\。まあまぁ楽しめ/\。いつとも言わんが、尋ね出る日もある。心に楽しみという。
 明治33年2月11日
 植谷こう、出産事情願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、前以て事情尋ねた。さあさぁ成る道もあれば、成らん道もある。成らん処、皆々治まれば、どうぞこうぞ見える。なれど、順序諭し難くい、と諭した理ある。一時未だや/\と思うは、今一時であろ。前々家内又々こんな事あってはなるか。多く中/\角目/\の中ありてはなろまい。いかな事どういう事、中に大き理あれど、大き理、立たねば大き理と言えまい。これ台である。まあ余程迫りある。万事心運び/\、まあどうしたらよかろ、こうしたらよかろ、一つであろなれど、発散/\。身が二つと言えば、十分の発散。一時事情一つ/\分からん。まだや/\思い出す。こんな事、ありてはなろまい。先々遠き近き同じ一つの事、この事情聞き分けてくれ/\。これ一つ第一である。一時迫りある。鮮やか順序運ぶなら、又事情。
 押して、世界の事情運んで宜し御座りますか。
 さあさぁ尋ねる処/\、それはどうせにゃならんこうせにゃならん、と言えまい。一時見難くいであろ。又一つ運んで事情日々である。分かる分からんはあろまい。一時どうせこうせえは、言えまい。さあさぁ早く一つ/\。
 明治33年2月11日
 岩谷源治47才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、事情は身上心得んと尋ねる。身上心得んやないで。万事の処に掛かりある/\。人を眺めりゃ、どうもなあ/\、これ日々忘れられん。道日々通りた理は、一時流れる大水も同じ事/\、山崩れる潰えるも同じ事。どうして一つ理を踏み止め/\。段々堪いられん身の悩み、堪いられん日柄であったやろ。道というものは長い道。日の長いも同じ事、月の長いも同じ事。身の悩み案じてはならん。今まで山坂越え、深き処あちらへこちらへ通りたる。心という理なくば、付けらりょまい。働く/\。何ぼ働えても、働き損かいなあ、と思た日もあろ。成らん/\処通るは、先々の理である。案じる事要らん。春々、春は日も長い月は長くと、心にどんと治めるよう。さあ案じる事要らん。
 明治33年2月12日 
 島田善吉妻小春37才、身上願い(船場役員)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、どうも身上に一時堪いられん事情尋ねる。日々それぞれ替わり/\の理を諭す。理を聞かす。尋ねて諭す理も同じ事情同じ理。これ聞き分け。どうも道を運び道を尽す中に、どうも内々身の切なみ、ならん中日々であろ日々であろ。なれど、どんと心を日々定めくれ。どうしてくれこうしてくれ、こら言えん。言えんが、台を諭してやろ。成っても成らいでもこの道という末代理。心にこうして道に付いて道忘れさいせねば、何代替わりても同じ事情同じ理。心が台。心は末代の理。よう聞き分け。この道という、放っておくにも放っておかん。世上から一つの理。知らんは人間心、人間は一代である。この道心映して成っても成らいでもという心治めるなら、何程あっても世上から助けるという理があるがこれ道という。世上台。不自由難儀(して)尽し果てたら、どうする(の)かと思う。なれど、尽した理は生涯末代(という)。(尽した)楽しみ(の)心の理(は)、天に受け取り(て)ある。よう聞き分け。人間(の身の内)は一代、生き通りとは言えまい。(なれど)心は末代生き通りと言えば楽しみ(という)。尽した理は放っておかれん、捨てゝおかれんが理(である)。年々(の)コウノウによって放っておかれん、捨てゝおかれん末代の理(である)。これをよく聞き分け。一代と思た分にゃ頼りない。後々どうなると思たら、頼りない。よう聞き分け。身上大層/\なれど、どうなってもこうなってもという心治め。先々子供どうなると案じある。案じる事(は)要らん。尽し方一つの理にある。天より受け取ったる理は、捨てよにも捨てらゝせん。ほかそにもほかさらせん。成っても成らいでもこの心(を)治め。
 明治33年2月12日
 奥田秀丸28才、身上願い(宇陀支教会所)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身に一つ心得んという理から尋ねる。尋ねるからは一つ事情諭しおこう。皆なそれぞれ段々の中から聞く理も同じ一つの理であろう。諭す理は同じ事情。どうも長引くなあ/\と思う処、不自由諭しおく。よう聞き分け。身に一つ不足なる思うな/\。身に一つならんであろなれど、心から改めて見るがよい。身上借りもの伝えきって居る。借りもの自由ならん処聞き分けてタンノウ。身に不足ありてタンノウでけやせん/\。しいかり諭す理を聞き分け。成って来るも一つ、成って来んのも一つ、この理聞き分け。この道これだけ運ぶやこそと、タンノウ中と言えば理が治まる。成らん不足あったらと思えば、一つ赴く。タンノウせにゃならん。身に不足ありてタンノウできやせんなれど、借りもの一つ/\理から難を見る。これで一つの理が遁れるか。世上にどんな理もある、国々にどんな理もある。些か理楽しんでくれ/\。尽す理は日々受け取りある。尽し損にならん。しいかり聞き分け。受け取ったる理は末代の理。身に不足、世上見れば皆なタンノウでける。タンノウは受け取る。案じる事要らん、案じた分にゃならん。
 明治33年2月12日(陰暦正月13日)
 城島分教会所、これまでの地所狭くして水が乏しく隣地買い入れ高価なる故、金屋村移転致したき由役員より申し来たり御許し下さるものや、又はこれまでの処にて居たものでありますや、増野正兵衞心得のため願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\/\、皆な段々元々と言う。さあさぁ掛かり掛けた処まあ細々掛かりて事情、それぞれ皆々のもの、どれだけどうこれだけこうという理はないようなもの。ほんの一寸掛かりたもの。段々それぞれ多く中、こうなればこれだけの事どれだけの事、皆なそれぞれの理、年々増して来るが道である。不都合と思えば不都合。他に所を変えて一つと言う。段々思う処、まあ皆々万事の処急ぐ事要らん。人一つの心理に順序の道にして道と言う。道は多くの心の道である。前事情十分運んで、それぞれ心に治まったら、どうでも許す/\。第一元掛かり十分/\、十分の上も返やして治め/\。治まれば所変えて治まる。皆なそれぞれ順序心に仕切りて委せおこう。
 明治33年2月12日
 桝井伊三郎、母きく、安松三人共身上によりその理につき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身に一つ心得んから尋ねる。尋ねば順序諭す。よく聞き分け。皆々順序よく聞き分けて、身に一つ堪えられん事情から尋ねる。この指図心に思い、一つ留めて万事日々働いてくれにゃならん。中の中多くの中、万事中、あちらから順序、こちらから順序、順序/\の道を諭し運ぶという。又一つ陰からこれだけ理を諭しおかにゃならん/\。心順序に遠慮気兼はない。日々控えありては、日々取り次ぐと言えん/\。日々運ぶ事情というは、引き出して障り/\つけてある。心というは成る程そうやなけにゃならんというは、身上直ぐと治まる。この理聞き分け。一つ後、これから一点筆を取って、よく聞き分け。さあさぁ行く/\先々諭す事情数々ある。この順序難しいてならん。こゝにはこうせにゃならん何処はどうせにゃならんと、直ぐと運ぶが日々取次という。言い難くい事言うてはいかん、言うてはならん。それでは取次と言えん。遠慮気兼は要らん。心に控える。尋ねにゃならん。障りつく。刻限/\と言うて、毎夜/\諭したる。刻限出難くい諭し難くい。そこで取次事情に諭す。諭す事情、研究尋ね合い、諭し合い。埋む心いかん。心にあっても、よう諭せん理はどうもならん。よう聞き分け。日々の処に運び方胸につかえる、胸に障る。お腹が張る。この理一所へつかえて来れば、諭す事できんようになる。よう聞き分け。刻限同様の話、同様の指図やで。古い事(を)知って居る。知って居ても、日々(その事が)言えんという(ようで)は、(古い理が)立って立たん理になる。よう聞き分け。万事(取次の)心(の理に)に許したる。取次(人)多くある。人々ある。その中(で)こうと言うたら、(その)運び(を)する(の)が(真の)取次(である)。あちら(へ)掛かり、こちら(へ)掛かり、世上(へ)一つ諭して(道の次第も)明らか(となった)。ぢばというは、こういう事(で)あったと、今に(後世へ)残りある(ようになる)。日々難儀不自由の中(を)通り、暮らし掛けたる心(を)知って居る(であろう)。これ(を)先々諭してくれにゃならん。これ(世上の様子も)第一もう何時(に)変わるとも分からん。成ってから言うのやない。成らん先から諭し(て)おく。前々から、あちら取り掛かりこちら取り掛かり、ようよぅの中にまだ一つ/\、十分なる処治まり切ってない中に、十分治めて、ほんにこれでこそ、と、早くタンノウ運んでくれ。三つの中一つの理は治まって、十分治まらん。そこで日々つかえ切ったる。これ十分タンノウさしてくれにゃならん。
 明治33年2月12日
 平野楢蔵、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上/\という、身上の中から尋ねる。尋ねば事情諭しおく。まあ心が治まって治まらん。治まって治まらん。そらどういう心治まらんなら、日々無理なき事情、無理なき事情日々楽しんで通りたる処、こういう事と思う心。心が顔色にも出せん、姿にも出せんが理なれど、日々思う処ほんになあほんになあ、こちら眺めて見ればほんになあ、これ皆々から映してやってくれ。日々楽しみあろまい。この養い/\、こうと仕切りて運び難くい。なれど、心あゝと思てる時は、あゝ思ては日々心発散でけようまい。なれど、それぞれから心養い/\。まあ頼りないなあ思う処、皆々から察して養い。多く中どういう事あろう、養い一寸でけん/\。日々頼りないなあ、心の精神衰えるから、衰えが身の障りとなる。これまで日々諭し、こうと思たら道理守りある。日々前々諭したる。一日一席事情この理ある。これ諭し合い、早く運んで、日々衰えて丁てからは、どうもならん。これ一つ諭しおこう。
 明治33年2月15日
 畑林やす、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上一時迫る。どういう事であろう。一時事情尋ねるから指図を願う。事情身上迫る処、一つ危ない、怖わい、怖わいようのもの。これまで年限の事情によって、一時一つこうという理の分からなんだ。一寸治まり、それより一つ事情。身上から切なみ、又こうなればどうと思う事情尋ねる。大層のように思う事情、一時思う処案じるであろう。これから/\これから先は、道という理という、心に持って、まだ長い。よう聞き分け。いかな事情と思う。一つ成っても成らいでも、成らいでも成っても、一日の日を頼り、楽しみとも言う。まだまだこれから先は長い、とも言う。十分とタンノウ。これを早く映してくれ。一日の日でも十分とタンノウを見たら、これを早く治めてくれるよう。
 明治33年2月17日
 永尾よしゑ、身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあ一時ならんでな/\。身上時々上ぼせる凝り付ける。思う処又しても/\、何度/\事情諭しおく。これまでの処何よの事心に思うたとて、名々に日々事情、又一時何よの処余儀なく一つ事情、段々事情/\、一つ伝えおく。これまでと一つころりと変わりたる。何よのあちらもこちらも思うた処、思うように成るものやない。そこでよう聞き分け。どうする。成るよう心にこうもなあと成る事情、順序の理として成る事もある。こうと言うたとて、成らん事もある。段々年限だけの事かいなあ。一年経ち二年経てば程のう万事の処、理三つの理というものは、離れようにも離れられん。捨てようにも捨てられん。切ろかと言うても切らりゃせん。二人若芽十分吹かしてある。若き者子供や。不自由とは思うな。十分の芽を吹かしてある。三つの理切ろうと言うたて切れやせん。二人子供あちらへもこちらへも繋がすで。この道段々年限の道である。日々何処からどう此処からこうと、ちゃんと理を伏せ込んだる。子と言うて離るゝものやない。末代の理に神が伏せ込んだる。これ早く一つ道の理に伝えてくれ。三つの理よう聞き分け。返やし/\の理に諭しおく。たゞ人間の草生えの中より理の理である。連れ戻りたる道の理、惣々の理ではない。思う心、惣々の心、間違える心を以て、十分の理に育てやれ。身上上ぼせるやない。これだけの理楽しめ。居られるやなあ/\と思うやない。親が存命で居る程に。存命の間に理を聞かす。よくこれを用いて道を通るが、楽しみであろう。
 明治33年2月22日
 日本橋分教会長選定につき一同協議の上、中台庄之助に致したく願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ尋ねる事情には、さああゝこれまで/\、なかなかならん処/\/\、ようよぅの日を経ち、一先ずというは、どうなろうこうなろうと、日々の日であった。日々の理を繋ぎ、こうと定め、一人こうという処よう集めてくれた。皆々の心の理、これで治まりという理、治まりという理に許しおこう、さあさぁ許しおこう。
 将来の心得までに願い。
 さあさぁ万事事情を尋ねる。治め方/\という順序の道がある。それより心集まりて今日の日。珍しい処から始まりた道。そこで皆々の心が一つなら、これから先よう聞いておけ。それぞれ心通り定め。それで始めるなら、先々まで満足と言う。これで満足と言う。
 明治33年2月27日
 別派独立の願書内務省へ請求につき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、いついつなくして順序運び掛けたる。事情あちらこちらあちらこちらと言う。あちらこちら善いと言う者もあれば、悪いと言う者もある。一つ/\道と言う。頭一つの順序の道も通り掛けたるで。急いた処がいかん。又時時いかなる事であるかと尋ねるが理である。放り流しではいかん。時々どうであろうかと尋ねにゃなろうまい。あちらには良い手続きあると言う。思案して行かにゃならんで。あちらこちら中一つ/\争いの中、善い事なあ、急いではいかん。出したる限りは、時々どうであるか尋ねるが理である。
 押して松村吉太郎、増野正兵衞上京の願い。
 時々尋ねるがよい。放っておいては、こらどういうものや、何とも言うて来んなあ、というようなもの。急いて行ったら放っておけん。放うておいては後廻しになるようなもの。同じ人が扱わしてあるで。
 明治33年2月28日
 撫養分教会長土佐卯之助の處、伜敬誠に変更の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、段々それぞれ、さあ事情長らく事情/\、又皆なそれぞれ段々心という、一つ理という。皆なこうしてと理の繋ぎ理の繋ぎの心、理に許そ。さあさぁ許しおこう/\。




(私論.私見)