明治27年2月

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.12.27日

 (れんだいこのショートメッセージ)
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 (2月)
 明治27年2月1日
 夜、山沢為造、小人為信身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情さあいかなる事、一時の処事情大変/\思う処/\、どういう事でなる、こういう事でなる、言わず思わず、一時身上大変/\事情と言う。どうなる/\思う処/\、どういう事情が立て合う、何たる事立て合う。指図は難しい。難しいと言えばどうなる、どうであると思う。身上は一寸一時、さあこれ一つの処、この屋敷、屋敷の中一年の積もりた処、一日の日事情はあらあら結構治まり、事情掛かる処、一時成る成らん事情よう聞き取れ。小人身上障る。一時一つ戦うてどういう事と思う。諭しは一寸仕難くい。仕難くい指図すれば、仕難くい話もせにゃならん。年が明ける、年が明けたら一つの事情、思い掛けない事情始め掛けたる。始まる。遠く所も始まる。どういう事がありても、一つの心に計らぬよう。皆々の心を寄せてくれ。こんな事なると思う。前々より一寸諭したる。厭が応でも出る。世上十分曇り切ってある。さあ、明日からや/\という事情になりてある。大望な事頼みに来る。一日/\早くなる。大変心を治めにゃならん。どうでもどうでもこういう話しをし掛けるなら、案じる事要らん。どっからどういう事言うても、たゞこの道。どんな事言うても、些かの心にも治めぬよう。又一時小人たる身の処、一日の日が経つ。やれやれ事情戦う。小人小さいように思う。小さい事やない。どれから見ても一つ、世界一つの事情に取って治めてくれ。一寸身上大層のようなものなれど、一寸/\。
 押して願い。
 さあさぁ皆な心に一つ話し掛けたら、一つ/\理が分かるやろ。よう事情聞き取れ。これまで道すがら重々説いたる。分かっても分からいでも、経って了うた。一人がこうと言う、又一人がこうと言う理を立てんよう。幾重の話しも取り決まり、夜々長引いた話しは要らん。一つ尋ねてこうと指図の理を尋ねるよう。こちら心のうちでこうと言うようではどうもならん。これまで(の)道の理と指図(を)心の理と合わせてくれ。どんな事も危なきなきというのが神の道(である)。これ一つよく聞き取ってくれ。
 明治27年2月2日
 船場、部内堀江支教会台所新築の願い。
 さあさぁ尋ぬる事情/\、前々事情いかなる処と言う。外又一つ事情直ぐと押して事情指図及んだる。事情によってこうと言う。又まあまぁと言う。これよく一ついついつまでやない。何でも彼でも一つ思いを当たる。一つ事情治めさゝにゃならん。どれだけ届かん何が分からん。一つとんとならんなれど、何でも遂げさゝにゃならん。遂げさすで。暫く/\改めてこうと言えば、それは許しおこう/\。
 明治27年2月2日
 山田作治郎母、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ尋ねる事情、何心なく経って一つ事情、一つ改めて月を越え、一つ又内々にこうと言う。身上どうも事情一寸大層なれど、大層一時どうではない。よう聞き分け。皆な寄り合うて尋ねたら、皆な許したる。これから勤めと言う/\、先々長く/\、又遠くと言う中に、事情一寸事情安心さす事できん。一度二度と言う、二三度であろう。そこで頼りなきと言う。もう一日二日言わず、何でも彼でも安心さして/\、又治める。たゞ頼りなき見て居られん。勤める処、又候ぞいなあ/\、一時安心さして、言葉一つ事情、これだけ早く事情。
 明治27年2月3日
 教祖御墓地山の続きの地所買い入れし事願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ尋ねる処は、そらこれだけこう/\思う処、事情何もこれ所々一つ続き/\と言うであろう。事情そこえ/\心寄って運ぶと言うや、皆な心に委せおこう、皆な委せおこう。
 明治27年2月3日
 衆議員事情につき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、前々事情以て諭したる処、又一つ談示又一つ尋ねる処、とんとどうもならん。どういう事も暫く、一寸も心丈夫に下ろさんよう、これ心に治め。どうで所事情、所順序一つ以て、所々順序以て一つ何処へどう、彼処へどう、必ず計らんよう。所々に皆な事情ある。何処へどうする、彼処へどうする、こら些か出さんよう。これ諭しおこう。
 押して、本部より先々へ報知して止める事ならんように思いますが願い。
 さあさぁもうこれ決まりた事は善くないで/\。どうでも何処まで数々一つ心に持って、皆な心に持って、何処からどう決してならん。よう皆な心に持って、何処がどうや、必ず持たず、所々皆な理があるによって、所臨機一つ添うて一つ事情、これ事情。
 明治27年2月3日
 大阪府より船場部内堀江支教会、高安部内河南出張所付箋して却下につき、その説明のため出張願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ一寸分かりて一寸分かりない。所々という、とんと知らん者ばかり寄って、何もならん所に事情運んで居る。皆な有るか無いか事情諭して、事情どういう理、これ一つ鮮やか通りてくれるがよかろう。
 明治27年2月10日(陰暦正月5日)
 本席、御身上の願い。
 さあさぁ届かん日を待ってる/\/\。待って居るから身上も届かん。届かん日を待って身上も届かん。頼りではあろうまい。変わりた話し、さあさぁ言うまでやない。これまで言葉一つの理でした事は皆なできてある。こうと言うたら皆なちゃんとできて来る。なれど、どうもならん。ほっと濁り掛けたらどうもならん。どうでもこうでも澄まさにゃならん。濁り掛けたら加減が変わる。日々言うた事はできんやない。なれど濁りたらすっきりした事はできん。どっさり濁りたらどうも通れん。濁りたらいずれ/\洗わにゃならん、澄まさにゃならん。どんと捨ておいたる事情、どうでも掛からにゃならん。濁りた。洗濯/\十分乾かし、皺の寄りたる処も伸ばし、すっきり掃除せにゃならん。一寸行て尋ねて来うといえど、身上切なみあれば、どうも尋ねる事なろうまい。一つできん、二つできん。段々までんようになれば、どうするぞ。どうでもこうでも、一つの諭しは守らにゃならん。どうして喰う、こうして喰う。土の中埋ったる事は味付ける事もできん。加減も分かろうまい。これまで伏せ込んだる事情より、よう思案せよ。これだけ諭しおくによって。
 押して、本席家移りの御祝陰暦正月10日、11日両日の願い。
 さあさぁ事情は前以てそこい/\運び、事情は委せおいたる/\。何も止めもせにゃ、延ばしもせん。どうでも委せたると言えば委せたる。なれど事により埋もれたる/\。埋もれたるから濁る。濁るから身上が曇る。今日言うて明日成らん。皆な勝手のよい事は皆な揃う。なれど勝手の悪い事は一寸も揃わず。これだけ諭しおくによって、諭しの道はどうでもこうでも通ってくれにゃならん。
 明治27年2月12日(陰暦正月7日)
 夜、本席、御移り祝い10日、11日両日の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ一日二日、両日尋ねる処、願い通り談じ合い、道理速やか許しおこう。さあさぁ皆々勇めば勇む。さあ始める、始まる/\で。又始まる/\。皆な勇んで運んでくれるよう。
 又分教会長重立つ役員を本席宅北側御座敷にて御神酒を頂きそれより本部の二階にて饗応する事願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、皆な尋ねにゃ分からん。こうと思うたとて、尋ねゝば分からん。尋ねて指図通りすれば、皆な一つ/\治まる。尋ねにゃ間違う。間違えばいずむ。どうなるとも分からん。席を立てたる事情によって、こうと言う、又こうと言う。軽くして事情という。日々心の探り合い、理に中らず、探られて能わず、尋ねて指図通りすれば、間違わん。誰が気障りもない。愛想も品もない話しや。遠い所より楽しんで出て来る。又見て来うかと言う。これはどうもならん。遠くより出て来る処、その日は皆な許す。入る事ならん。遠くより出て来るとは、必ず言うやない。一間だけは入るのは構わん。なれど寝間をしたり、ざわざわしたり、物持って入る事はならん。席一代の理、取次側へ寄れんような事ではいかん。それでは、扱い人とも言えん。同座に許しおこう。入ろと思えば入られん。覗くばかりやで。足後向けるやない。何処へ行けん。どの間へ入られんと言うのやない。よう聞き分け。親里、親の内へ戻りて来るのや。これだけ諭したら分かるやろう、さあすっきり委せおこう。
 明治27年2月14日(陰暦正月9日)
 夜、刻限。
 さあさぁ一寸話し掛ける。どんな事話するやら知れんで。今日行て来うか、明日行て来うかと、気の毒なものや、可哀相なものや。同じ屋敷に居てどんな事見るやら聞くやら、年が経つ。年の中にも善き事ばかりやないで。名々の身上であって(名々の)身上で(は)ない。(この話を聞けば)どんな堅いものでも、柔こうなる。どんな事(を)話すやら知れん。さあさあ話し/\、理を話しする。我が身が我が身上なら思うようになる。なれど我が身上であって、(どうなるか)分かる分からんというは、(借りものの)証拠というようなものや。ころっと取りようが違う。違うによりて、どうも仕様がない。身上が分からんようになってから、どうもならん。互い助け合いやと、口で言うばかりなら、助け合いとは言えようまい。真の心からの互い助け合いは一度に受け取る。あれでは心が分からん。残念な/\。どんな事を見るやら聞くやら、遠い所でもうこれどんな事情があるとても、身上が達者でなけにゃ取り返やしない。どのような不自由さそう、難儀さそうというような親はない。なれど鏡屋敷、心通り現われる。どんな立て合いがあるやら、これ知れん。立て合いと言えば、中には善き事もあるなれど、どんな事あるやら出るやら、これ知れんで。明日立て合いの理になりてから、どうも仕様がない。この道も一通り通りたるばかりで、人に笑われ、人に言われて、我が身不自由一ぱし間に合うてもあるなれど、三つ一つの理が現われてある。道のため万事心得のためまで、事情理を知らしおく。
 明治27年2月14日
 夜、増野正兵衞、身上歯の痛みにつき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、堪えられん事情でのうて、心に忘れられん。尋ねるから諭す。身の悟りという、尋ねてこうと治まれば身上治まるが、指図よう聞き取れ。中々の事情一寸大望/\の中、掛かるや否やよう/\治まる。心いかなる不思議速やかでき上がりたる。後々不思議諭し掛ける。一寸には行かん。まだ急ぐやない。なれどよう事情聞き取れ。一所や二所では行かん。身上から尋ねたら、こういう指図があった、指図から治めて世界事情。今日の事情隠そうにも隠されん。成る程の理は八方と言う。ようよぅ治まり又後々と言う。名々に一つの事情があって尋ねたら、こういう指図があったと、皆んなに諭してくれにゃならん。第一の処身上にこれだけ身上に掛かれば、何が間違うのであろうと思う。身の障りという、体内の事情なら案じる。どうなりこうなり一日の日に治まる処、始め掛けたる年限の間、今日一日までの処よう思案してみよ。軽き時は思うなよ。軽き身ではない程に。これまで尽した処、一粒万倍の理に返やすと諭したる。どういう事見る聞く。どっから何の理もなきによって、身上も案じる事要らんと言う。あと/\と後々の席、又々刻限にも知らす。さあさぁ僅かの事情/\。
 明治27年2月14日(陰暦正月9日)
 夜、山中とめ、身上願い。
 さあさぁさぁ尋ねる事情身上というは、これまで段々どうも一時という事情から、暫く今一時大層とも言うなれど、一寸事情という。これまで事情聞いて居るなれど、治め難くい事情であろう。一人が一つ、二人が一つ、三人が一つ、運べど尽せど、遅れて/\十分遅れたら、指図は随分指図する。分かり難くい事である。大層と言えば、案じる。これまで幾重の指図。なれど踏ん張る。国々の理を追うてみよ。所々の理を見よ。これ一つ理を聞き分けて、一つの理に聞かす。内々事情話してくれるよう。
 明治27年2月17日
 東分教会、部下日本橋支教会を分教会に引き直したきにつき願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ事情/\、さあさぁ許そ/\/\、さあ許した事情は同じ一つ事情、互い/\第一/\事情ある、世界日々心明らか、理が世界と言う。さあさぁ事情許そう/\。
 明治27年2月21日
 清水与之助、身上の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上に心得ん、事情尋ねる。案じる事要らん。案じる事要らんが、まあ多く中に速やかなる処、寄りたる処、何か一人事情、皆な掛かりて来る。そこで善き処、事情その日/\心に掛ける。ほうと心に掛ける。心に構わんようにして、何かどんな事治まりて来る/\。身上不足なりて、はあと思わず、これから先長い事情、これからそれぞれ皆な治めさゝにゃならん。どんな事危ない処、皆な治まりたる。一人身上こうなりたらという事情皆なある。心に寄せんよう、掛けんよう。なれど放っておけん事情もある。何か鮮やか諭して、楽しみ治めさし、一つの事情聞き分け。さあさぁ案じ要らんで、案じてはならんで。
 明治27年2月22日
 山沢為造、檪本より下女置く願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁもう年限という、子供という、一人事情与ゑと言う。これまで指図通り一つ治まり、又一つ尋ね返やす事情、心に委せおくによって、心に委せおこう。
 明治27年2月22日
 深谷徳郎2才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、小人に身の障り、いかなる事どういう事も、皆な諭す事情から事情/\。何が違う、これ指図出け難ない。悟り事情幾重指図、これまでしてある。よう聞き分け。分かりて分からん/\。追うな聞こえない。この指図どういう事悟りなければ暇が要る。皆々の中、一人心で明らく治め方と言う。一人心に万人心と言う。遠慮気兼要らん。こうしたらたんのう。名々心から誰一人分からん/\。諭せん。身の処一時何でも早く見にゃなろまい。小人たる、名々なくてはなろまい。子供という、小人という、下々という中に、一人こうというは外れようまい。早く聞き取りてくれにゃならん。
 明治27年2月23日
 上田いそ及び民蔵、身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ長らえて/\、さあさぁ身の処にてどうも切なみ、又々よう/\暫く、又事情それ内々にも身の処、又事情どういうもの。どうもならん。内々思う一つ事情、よう聞き分け。心という理を落しつけにゃなろまい。身の処案じる事要らん。案じる事要らん間に、身の処定め付けにゃなろまい。内々長らえて信心、又尽す。一つ内々何故であろう/\。他に事情でさい、事情又内々どうであろう。この事情聞き分けて、内々鮮やか定め。どうしてなりと日を延ばし、月を延ばし、誰にても身上不足何であろう。この曇り濁り聞き分け。他に事情因縁為す事情諭すやろ。内々鮮やか分からん。あちら変わりこちら変わり、身の処切なみ増してはならん。内々どうであろうと思う。尽す理によって取り変わり、近いは見る、遠くは話し、余儀なく遁れ/\、これから改め。日々口説くばかりではならん。口説く理が回る。これ第一聞き分け。身上案じる事要らん。一夜一つ見て、タンノウ何もタンノウでけやせん。なれどよう聞き分け。上でも成れば下でも成る。一つ/\治まれば又一つ治まる。
 明治27年2月24日
 御勤鳴物の事につき、静岡県より本局へ紹会に相成り、それにつき楽譜の事願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁもう広くの中には多い一つ、皆な勝手一つ運び、見難くい処一つ諭してくれ。何も余の儀諭してない。どうでも潰して了え、果たして了え。事情ようよぅ治めて事情万事世界勤まる。これ諭して万事届かん処、速やか事情諭して、皆な見難くい処出ける。皆な勝手出すから許し出したる処、差し支えはない。なれど余の儀立てよ。世の中のどんな中を越して居る。世界何も間違った事せいとはない。なれど修理届かんから、この道明るい道を諭して、万事諭してくれにゃならん。
 押して楽譜の事願い。
 さあさぁ一寸心解けんとある事なら、道運んでそら十分であろ。指図こうである。けれど、これ心得ん。これ重々の理に委せおくによって、早く運んでくれ。又々とないと思わずして、又々運んでくれにゃならん。
 調べた上静岡県へ出しましたものでありますや。
 さあさぁ遠くと思わずして運んでくれ。指図中にも、中に結構思わず、後先分からん。あと運び難くい。一度三度行た処が諭せん。こうしたら反対の者、真実と見せて反対する者ある。この中を見て世界映そ。どうしたてどうもならん。何処から見たてどうもならん。案じる事一つもあらせん。この道一つに映したなら、一つに皆な治めて了う程に。よう聞き分けてくれるよう。
 明治27年2月27日
 北、部内名張支教会棟上げ風のため倒れ心得まで願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、まあ一寸に不思議やと思う。二度、二度の処三度、さあさあ取り直し/\、さあさぁ一度の処許しおこう。
 棟上げ本日と明日に致す願い。
 さあさぁ取り直し/\、さあさぁ心に、さあさぁ許しおくで/\。
 明治27年2月27日
 上原佐助、小人身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、心得/\、さあ身に迫る処、いかなる事という/\。一つ事情なか/\大層/\。事情によって一つ、今日までは、いついつなりて、一つ心に心に思わず/\、今までの事言うまで。思うまで。諭す事情から、一時見にゃならん。内々事情、合点行かん。よう事情聞き分け。早く事済まし、明らか取り直し、いかなる事心得/\、早く心に事情治めるがよい。
 押して
 さあさぁ心に当たる/\/\。
 明治27年2月28日
 山中とめ42才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、身上に不足なりていかなる事という。真実の理を以てすれば自由。この道は一寸珍し道。これまでこの道が分からんから、皆な様々の理がある。これ一つ、こうのうの理を思案せよ。深き理は分かり難くい。浅き理は分かり易い。神が口を借りて人が言う。皆々世上明らか。も一つの道とも言う。一寸事情大層である。大層と言えば案じる。これまでは何であったやろうと思い/\の理は、十分立ってある。これ一つ十分聞かしてくれるがよい。
 明治27年2月28日
 本席、身上願い。
 さあさぁ尋ねにゃなろうまい。聞くや否や尋ねて事情、身の処心得ん。これではなあと思う。所々尋ねるから指図、聞き流し放っておくようではどうもならん。どういう事が始まるとも分からん。何でも彼でも急いで運びくれ。長く/\という事情、これ一つよう定めてくれ。
 押して願い。
 さあさぁ皆なこれまで諭したる。どういう事やら、尋ねゝば分からんようではどうもならん。諭したらそれからそれへ順々運んでこそ道と言う。これは放っておけと言うようでは、指図は要らんもの。




(私論.私見)