(2月) |
明治28年2月8日 |
午前10時、社寺局より質問の点有之ついては神道本局へ証明書持参のため前川菊太郎、橋本清上京御許し願い。
さあさぁさぁ尋ねる事情/\、一度の(事情治めの)処はどうでもこうでも通らにゃならん。旬が来たる(が)旬(への対応)が遅れてある。放っておいては世界の理が分からん(ようになる)。(今はまだ道は)一寸の掛かりである。何も案じる事(は)要らんで。それはいかんこれはいかんと言うやろう。曲がった時は曲がっておくがよい。この世始めたる元なる所(の理)を心に持って行くがよい。世界から日々(この道の悪口を)言い立てる。元々掛かりというは、何も(世界)分からん処から一寸付け掛けたる(道である)。おめも恐れる事はない。これも曲げあれも曲げ、理を何処まで曲げるやら知れん。(しかし)曲げたら何処まで伸びるとも分からん。すっきり取り消して了た日もある。理を曲げ掛けたら何処まで伸びるやら知れん。何も案じる事は要らん。勇んで行け/\/\。 |
暫くして
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明治28年2月17日 |
柳田由松、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ尋ねる事情、一時身上大層。どういう事いかなる事であると思う心、余儀なき、よう事情を取り替え。身上大層。一寸事情掛かってある。これまでようよぅならんところも定め。捨てるじゃない程に。これから始まる。内々のところにも、しいかり心を定めてくれるよう。 |
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明治28年2月18日(陰暦正月24日) |
堀田なみ63才、身上障り伺い。(縁談事情に掛かりてありますか、又は外に間違いでもありますか願い。靱役員)
さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ一つの身上どうも心得んところ、一時尋ねる。身上という、先ず事情大層であるによって、これまで聞いたる理分からん。事情諭してやらにゃならん。又一つ、こうという縁談事情、どうなりこうなり楽しみ事情、これどうなろうと言う。それは一つ心得まで諭そう。心に掛ける事要らん。これまで伝えたる事情と、楽しみ事情どうなろうという事情聞き分け。これまで諭したるところと、身上不足なるところと諭す理にある。これより聞き分けてくれ。 |
押して縁談事情に、後々心の理に、母に治まらん理あるによってでありますか願い。
さあさぁ尋ねる処/\、よう事情聞き分け/\。さあさぁ年に事情あろうまい/\。まあ内々ようよぅ治まりたであろう。それは直ぐに治めてよいもの/\。事情あらあら聞いて、待ち焦がれたる事情治まる。楽しみ聞く否や、これ聞き分け。身上一寸大層。それから聞き分け。急いで掛からにゃならんという。 |
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明治28年2月18日 |
中山重吉、南の方へ普請致す処、図面の通り申し上げ願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、前々以て事情尋ねたる処、一つの事情一時又尋ねる処、それは一つ心の理あるによって、心の理に委せておこう、さあさぁ委せおこう/\。 |
木寄せ次第取り掛かる願い。
さあさぁ事情許したる理によって、それは何時なりと理に委せておこう。 |
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明治28年2月19日 |
久木貞蔵66才、身上願い(撫養分教会会計掛)。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身の処いかな事情も尋ねる。長らえての間一つの心を持って通りたるという。内々成る程の心を治まったる処、身の不足どうであろ、こうであろ、必ずの理に持たず。一時暫くとも言う。身の処十分の理である。残る事情は末代とも言う。早く心を治めてやってくれるがよい。 |
押して願い。
さあさぁ尋ね返やすまでの理であろ。身に不足なったる処どうであろ/\、それは必ず思わぬよう。楽しみ一つの理を持たしてやってくれ/\。 |
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明治28年2月21日 |
南海分教会長山田作治郎母はる71才、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身の処大変事情である。もう、どう事情、大層/\ある。よう心取り替えて、これまで長い間の道すがら、一時の事情、それぞれ世界の事情楽しみ事情聞かすがよい。 |
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明治28年2月25日 |
飯降政甚と大阪宮川小梅との縁談の儀運び人の心得の願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、いかなる事情も尋ねて尋ねにゃならん。一時以て事情一つの理という。これまで変わりた理、何ぼ何才/\諭する。一つ治まる処、治まり事情によって、成るよう行くよう、治まって事情理話して、一時以て尋ねる。こうと言う。それは事情、人一つの事情は言わん。万事一つ委せる。又一つ第一、一つあちらこちら曇り、尋ねて行くよう。事情なきよう運び掛けるなら委せおく、もう一つ、まあまぁと言えば事情遅れる。行く/\尽す、これならん。一つ道のため日日一つ運ぶ事情にもならんとも言わん。これでこそ道のためになると思えば、委せおこう/\。 |
押して願い。
さあさぁ尋ね返やす処、判然の理幾重尋ね返やすがよい。前々運ぶ処運ばにゃならん。先々そんならよう事情、前々中という心の事情洗えば、それより一つ安心。いかなる理も治まる。一時治める理では、中々程心が変わりたら大変。これ一つ聞き取りて運ぶなら、一夜一つ諭し心を定めるなら、安心とも言う。 |
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明治28年2月26日 |
教祖御霊舎新築の儀願い。
さあさぁさぁ尋ぬる処/\、まあまぁようよぅこゝまでの処、一時以て一つ十年と言う。今の事と言うて居る間に十年。今一時尋ねる処、思う処は十分に受け取る。なれど、道のため世界のため、世界の事情遠く一つの理、万事事情のため指図に及ぼう。尋ねる処の理、精神はもう十分に受け取る。これまでの(通り来たる)処(は)、なかなかの道であった。(神の話通りの道になるのは)遠いように話し(てい)た。これは何講と/\と(いうていたことも)、古い話しにほのかに聞き伝えに聞いて居る者もある(であろう)。からけ知らん者もあろう。ちゃんと何年経ったら(どうなる)と諭したる。頼んでする事なら分からん(けれども)、(中略)(この道は神の為す道である)。危ない中からほんに(成る程)なあという日(が)ありて(今日の日という)。これまで(このことを)知らん/\(者)が多かった。知らん筈や。言うて(い)ない。今の処(は)遠く所(の)端々まで皆んな匂いが掛かりてある。(これから)一時どういう道になるやら分からん。ほんの話しだけの事なら、頼りないようのものなれど、実を見るなら一時(に)分かる(であろう)。一時尋ねる処、建物一条の処は受け取る。又受け取らにゃならん。受け取りておくなれど、一寸ならん処、何時とも分からん日がある。又々指図あるによって、これまで一寸聞かしておく。 |
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明治28年2月26日 |
北屋敷の納屋東新屋敷へ移す事願い。
さあさぁそれはもう普請どうなりと。あちらへ直したと思えば、又こちらへと言う。それは何時なりと許すによって、皆な心おきなく掛かりてくれるがよい。 |
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明治28年2月26日 |
島ケ原支教会を分教会に引き直す事情の願い。
さあさぁ尋ねる処/\、それも尋ねにゃ分からん。一つの理から見たら、直轄と言えば皆な直轄、分かれるという理を以て分かれるから、取り扱わにゃならん。これだけ指図に及んだら、分からにゃならん。さあさぁ皆んなこれどうしたとてこうしたとて、心だけしか治まらん。そこでどうせえとも言わん。あちらへ分かれこちらへ分かれ、分かれるという理は、いつまでも離れやしよまい。この理さえ心に持てば、いついつまでの治まりという。 |
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明治28年2月26日 |
泉支教会平井恒七辞職につき、小倉芳治郎後任願い。
さあさぁ心からこうと言えばどうもならん。他に以てこうという理は治まらん。心からこうという理を以て治めるなら治まる。他からあれこれと言う理は治まらん。誰なりと/\段々話し合い、理を合わせるなら、思うように治めてやれ。 |
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明治28年2月27日 |
天明講社、八木布教所担任岸本の処事情有之につき担任の処本部へ御預り下されたしと申すにより願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁまあ第一、一寸始めた時は夢見たようなもの。段々年限一つ治まる処、夢見たようなもの。段々理重なり、一時治まらんという処、余儀なく理尋ねる。治め方内々からと言う。一寸は許しおこう。いつまでと言う事はいかん。名々精神によって切り替えるというは、一寸暫く預かろう。 |
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明治28年2月28日 |
西井徳重62才、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、いかなる事情も尋ねる。さあさぁ事情に一つ堪いられん一つ事情、どういう事運び、どんな事情も聞かす。事情尋ねる。尋ねるから指図。身上不足なりたる処一時であろまい。長い事情困る。よう聞き分け。たゞ道はどうたゞ信心という、尽すという、たゞ運ぶという中に、不足なる処よう聞き分け。身上大層一つ及んだる。よくよく聞かせ楽しみ、身上不足ありて楽しみというは、どういう事と思う。これまで世界に聞かす処、為す事理聞き分け。為す因縁、因縁ならと言うはどうむならん。世界に諭して名々理ある。何遍でもと言う。これ一つ諭しおこう。 |
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明治28年2月29日 |
神道本局幹事を教長に成りてくれとの事でありますが、御許し下されますや願い。
さあさぁ尋ねる処/\、前々事情以て尋ねたる。先々事情指図、いかなる明らかな指図、どうでもこうでも頼みに来んにゃならんようになる、と思うて居る。さあ、心おきのう許すで/\。さあさぁ段々事情重なる/\。どんな事皆な引き受けて了わんにゃならんという。一つの理諭する。一時どうであろうと思う。よう事情聞き取って、皆々談じ一つの心。どんな事情もできてくる。話し生涯の理繋がる。いかなる事も聞く。どんな事も集まって来る。前々事情一つの理を諭する。危ない怖わい恐ろしいなると言うて諭しある。成ると言えばどんな事も成る。成らんと言えば何も成らん。成る程指図よかったなあ、心寄せれば助ける理じゃなあ、これが助かる理かいなあ、世界も頼み来にゃならん。日頼もしい皆な道という。これ一つ諭しおく。さあさぁ尋ねる処/\、さあこれは事情重なって、一時随分の理を以てどうでもこうでも集まって来る。一時尋ねる。まずまずの処段々の理に伝えるがよい。 |
押して他の方。
さあさぁ尋ねる処、二度三度又一度。まあまぁ一つの理、まずまずの道、これ一つ諭しおく。さあさぁ尋ねる事情/\、同じ理が三つある。あちら心得ん、こちらへ半端。心得のため指図しておく。是非の中の一つ理を以て治め方という。さあさぁもう、どうでもの理に迫って来る。そんなら暫く/\の理運んでやれ。 |
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