(11月) |
明治27年11月4日 |
堀内与蔵、伜菊松願い。
さあさぁ尋ねる処/\、さあ見て分かろうまい。さあ身の処左程どうもこれという理、日々治まり難くいと尋ねる事情、聞き取らさにゃならん。一時案じる事要らん。案じる事あってもなろうまい。よう修理/\と言えば、前以て修理。元に十分修理すれば、十分実がのると言う。早く取り替え。 |
押して
さあさぁ分かる/\。よう何人の中大勢の中、よう修理。何にも難しい事ありゃせん。身に掛かり掛からん。昼という、一日という、わたるまい。それさい分かれば頼もしいもの。自由のものである。これをよう聞き取りくれ。 |
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明治27年11月5日 |
本席、身上御障りにつき願い(目の御障りなり)。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ身上に心得ん事情、日々と言う、長い間の事情、今日と言う。夜が明ける。さあ事情や/\、日々どうでもこうでも運ばにゃならん。一寸見れば楽なようなものである。成る程の事情である。気に委せ置け。ならん処の事情は一つ差し入れてくれにゃならん。こうと日々急がしいてならんから、夜が明けたら何でも彼でも一寸障る処、もう日々の処に今日はどうであろう、じっと/\先長くの理に持って、どうでもこうでも休む、休ます。今日はどうであろう、と日々の疲れが出る。成だけの事情は休まずすれば気も休まる。日は長い。月々何回何日休み、日も取り消してある。事情にては余儀ならん事情もある。あれしてこれせんとしては運び難くい。休み日は取り消してある。今日はと勇んで日出したい。気の弛む間はない。日々休む間は心治まらん。成だけは運ばす。日々長い間であるによって、日々席を運んでくれるよう。 |
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明治27年11月7日 |
教会設置の許しにつき、本部親神様へ御許し下されし事なら、地方庁へ出願の際、親神様へ願う処手数恐れ入ります故、中山会長より直ぐと御下げ下さるようとの願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁこれまで皆な指図と言う、それぞれと言う。何でもないようの事情である/\。一つ事情変えてこうと言う。無理にどうせいとは言わん。なれど、変わらんのがよいのやで/\。 |
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明治27年11月7日 |
松村さく、耳痛むにつき願い。
さあさぁ尋ねる処身上がどうもなあ/\、これ思う処、身上の案じ出した/\。何も案じる事要らん/\。よう事情聞き分け。他に事情側々その事情急き、聞き分け、他に事情聞き分け。身の処自由案じる事要らん。なれど一寸変なる処から尋ね掛ける。他に一つ事情大抵当たる。いついつまで見て居てはならん。古き事情、これまで何度運び/\、又候/\難しい処見て、あれではならん。十分/\見え掛けたら、何でも治め掛けてやらにゃならん。これだけ話しておけば、又々理が分かるであろう。 |
押して、何度も仰せ下される上田ナライトの処で御座りますか、御願い申します。
さあさぁあらあら理は分かるであろう。心に中たる。難しい道と言うやない。元々雲掴むような処から年限成りたる理思う。理分かるであろう。これだけ話しておけば、又々理運び掛けてくれるがよい。 |
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明治27年11月12日 |
夜12時30分頃、本席、目及び胸差し込むにつき願い。
さあさぁこんな事しておかれんで。こんな事しておいたら、どんな事できるやら分からん。さあさぁ明日になりたら、当分思惑通りしてやらにゃならん。外から見ればどれだけ結構と思うなれど、日々の心もう放って了うかというような日もある。これだけ諭したら皆々談じて、人間心聞いてこうしてくれと言えばよくよく、さあ捩る事はできんで。一言どうとは言わん/\。これよう聞いておかにゃおかにゃならん。さあさぁ今こうしてじっと寝て居るようにして居るなれど、何処へ連れて行て居るやら分からん。道の三百里五百里もある遠い所へ連れて行てる。 |
暫くして
さあさぁもう海岸の縁やろう。さあさぁもう立と/\。 |
又暫くして
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明治27年11月13日 |
午後2時、刻限御話し(刻限お指図)。
さあさぁ一寸話し掛ける/\。話し掛けたら、どうでもこうでも運び切らにゃならん。どういう事運び切る。数々つかえてある。何も分からん。ほんの一通り一寸の道をこうと言うて居る。前々前々すっきり掃除、夜さえ明けたら働かしてある。席に安心させば直ぐに治まる。指図と言う。取りようによりて間違う。何が早いと言うても、指図より早い理はない。どんな事も暇が要る。暇の要らん指図するから、よう聞き分け。日々夜さえ明けたら、どうでもこうでも運ばさにゃならん。一日休めば、名々の心で、思わいでもよい事思う。どうも聞き難くい、見難くい。その場/\の理が迫れば、身上も迫る。これだけこうしてあるのに、何が不足と思う。心が寄らんから、日々日々身上変わりて切なみ。この話し掛けたら、否と言えばそのまゝ、否応は言えようまい。それこれ年限は余程経ってある。もうこれ何箇年経ってある。中に席と言うて理を寄せたる。効なき理は寄せてない。早よう分かるように諭すから、しっかり聞き取ってくれ。さあさぁよう聞き分けて、もう身上速やかなれば、思わく通り述べて下され。何遍尋ねようと思えど、指図があったと何か不自由の処があるか、何ぞ心の思い残りあるか、心に澄まん処があるか、どうぞ言うて下されと尋ねて、それから取り扱うと言う。この理は必ずの理に背きはせぬと、どんな事でも守りまする。今日の指図はなかなかの理である程に。これまで数々指図の中に、こういう諭しはした事あろうまい。これよう聞き分けておけ。 |
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明治27年11月13日 |
午後5時、刻限御話し。
あちらへ往ぬ/\/\、あちらへ往ぬのやわいや/\/\/\。 |
又暫くして
あちらへ往ぬのや/\/\、あちらへ往ぬのやわい/\。 |
又暫くして
あちらへ往ぬのや/\/\、あちらへ往ぬのやわい/\。指図と寿命と引き換えやで/\。さあさぁあちらへ往ぬという理は、分かろうまい/\。どんな事も尋ね、泥かいばかりの道を運んで居るからどんならん。間違うたらどうするぞ。指図と寿命と引き換えるというは、なかなかの理やで。これまで間違うた指図はあるか。どんな事なりと尋ね掛け、答え掛け。さあさぁ今一時の話、一寸さあさぁあちらへ往のうという事が分かろうまい。往のうというは、何故やろうと思うやろう。日々結構に取り扱うて貰い、多分に物を与えて貰い、一夜一夜の楽しみ、日々これまで運んで来たる。又一つには段々事情が重なり、とんとどうもならん。二つ三つ事情が日々曇りとなる。一日送りに送り、どうしたものであろうと、思い/\送りて居る。又一つ、もうこれ一時放っておけん事がある。心の間違いよりあちらにも世話、こちらにも厄介、それに又一つどうも思い/\、身上の処も三日になる。これよう聞き分けてくれ。 |
教長より御尋ね、只今御話し下さる事情は真之亮引き受けて、政甚の金の借りたる処返金致しますと申し上げらる。
さあさぁ事情を述べてくれる処、それは直ぐ受け取る。二つ三つさっぱりとの事情、そこへ/\の事情、それだけの事で心配と思うやろう。なれど、心に掛かる理は、世界も道理なら、神の道も道理。これが一寸一つ分かり難くい。こうしてじっと身の処少し緩み付けるから、どういう事に思うて居られるか、と人間の心を尋ねてくれ。指図したとてどうもならん。そらと言えばそらというように運んでくれねばならぬ。なれど、多忙/\の理が重なりてあるから、もうこれでこそという。一日が二日より、二日が三日の障りは、一寸にない事や。さあさぁあちらへ往のう/\という、この一つの理が難しい。何も難しい事はない。難しいするから、難しいなる。空うっとしい、雨が降る。これさえ分かれば皆な分かる。晴天から行く者も、雨から行く者も、風から行く者もある。一年の大祭/\と言う。皆々国々心ばえまわりして居る。出て来たなら、俺は幾日待って居る。どういうものぞいなあ。わしは幾日や何故やろうと。この理がどうも聞くに聞かれん。この屋敷へ出て来る者、何を楽しんで出て来る。皆な結構/\の理を持って帰る。中に、どうも見難くい聞き難くい理を、遠い所へ持って出た分には、どうもならんわやい/\。さあさぁ悠るりと一人で話し伝えんならん。 |
教長御一人で御座りますか。
一寸ずつ寄る処は一つの理やなれど、どんならん。一つの理があるから、さあ外に聞き役一人/\。 |
本部員退席、改めて教長御一人、外増野正兵衞書取筆役一人にて御伺い。
さあさぁ一つ話し掛ける。元よりこの道という、幼少より今一つの理治め、一つ思惑、どんな処見て来て居る。神のする処通り来たる。今一時難しいような話しする。あらあら何かの理もできて、その中人間という。その中幾つ何才なってる。ほんに神に似たようのものいろいろある。事情暫くと言えば暫く。これは一寸計り難ない。難しい事言うな。あらあら書き取りできる。生涯誰どうしたのやない。よう聞き分けできてあった。日々安心/\、何思う事は何にもない。建家あちらへ戻る。これは分からん。この建家元々があってできる。皆々さらだ(***)いつの間に指図を取り、ようよぅ結構の所できて。これはしようとてできるものでない。この一つ曇りというはない。一つ又々一つ、十分の処かれこれ指図通り直し、日々急いた。日暮れ一年や。いつの間に出来て了い、一つの理中一つ悠っくり出る。この建家席仕舞のものか、それ切りのものか。これを聞かしてくれ。一々繰り返せ。さあさぁ一度に話して了う。あちらへ廻るこちらへ廻り、一時にあれ飯降政甚、これが間違い。留守の間名前、身体、軽うして了うて、何間何尺これ政甚あいつ阿呆な、口説きな、些かのもので時々心を忘れて了う。理を子が尽す。親子姉弟どれこれ一つ区別できん。肝心なる処、中山てへい有って無い。これも早くこれ隠れててへいとは切って了う。これから運べば実に/\神の話しと、どんな事も運んでくれにゃならん。これでと思う理は尋ねてくれにゃならん。見苦しい事は一つも言わん。建家銘々それぞれ、心に子一つ、世界かん/\家を買って子供とすれば、一つの理を聞き分け。これだけ話したら、どんな事でも分かるであろう。この話しという、傍々幾重の心あって、静めて話する。書き取り、これだけ速やかする。この一つ聞かして、西の宅/\何とも思わりゃせん。人間心鈍な、あちらへ戻る/\、鈍な話し。こればかり一時で分かる。もうもぅ戻りたい。これが戻りたい心が出たのやで。これを、早く治めてやらにゃならん。それで尋ねた。尋ねたら話しする。あちら宅と言う、飯降と言う。こちらは隠居番。あちらは甚の宅と言う。どうしたものやなあ。三人居て二箇所ほかない。あちらの方にある、二つあろう。知らん間に治まって了う。席がどういうものであろう。一代罪は残さず、仇の理何じゃなあ。これが難しい。話し取り守てくれ。暫く席の一時繋がにゃなろまい。今晩は手ある。 |
又押して
さあさぁ西宅は、それ一軒/\生涯家じゃ。どういう処、永尾という者来て居る。縁を組んだら放っておけん。どうで年限経てば、子供というものができる。政甚という、続く理が続かん。理が掛かり、これだけこうせ、これだけこうする。三軒棟を並べて貰いたい。道具という、これは三つ棟に行こまいというものは、道具というは、三つ棟は言わさん、言うてもならん。 |
押して
こうするそれ不足、おらこの家建家、この理聞き分け。建てる時どういう理で建てた。政甚という鈍な者、一先ずその理預かって、改心する。そのまゝ席と言う。誰が親、二人片付いた。いつまでもの言う。又一人よう当たる。今まであゝして居た。こちらの事情、宅ができて居る。神がどうしようとて居らりゃせん。手本が出してある。 |
押して、西宅を政甚の名前を替えたものでありますや、又そのまゝ致しおきましたるものや。
それはもう、今の処は心尋ねて一時暫く、そのまゝ名前、今名前どんな名前人、こうしよう、仕様ない。理を聞き分けずに、一つの理に寄せて了う。大した人の物、我もう仕方ない。たゞ一つ聞き、そんな事では仕様がない。楽しましてよい。席に満足さしてくれ。苦します事要らんのや。 |
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明治27年11月13日 |
夜、教長、政甚を連れて本席御詫びの願い。
前々あらあら心受け取る。又一つ事情、一つ事情を以て運び掛け。どうして一つ、今度事情もう気休み、もう一つ事情、又一つ事情、それで速やか。何にも分からん。十分楽しまして/\、運びして思やん半ば。早く治まるよう、一寸話し掛けた。どちらこちらもなく直ぐと言えば、一つ狂えば二つ狂う、見るに見られんな。見られんようになって行きゃせん。事情立て替えて、あちこち並大抵行きゃせん。雛形ある。一寸用いられん。雛形の理か映らんよう。何でも恐ろしや。コレラや寒心、心あれば又々道を追うてくれるよう。思やん通り治めさゝにゃならん。話し長い間当てが一寸、これから十年。古き事情分からん。あそこい行ったらこうかいなあ、並大抵でない。陰々治め。どうなり一人成った。いつになって、元の理薄くなってならん。何でも動かんよう、運んでくれるよう。悪い話しは一つもない。 |
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明治27年11月17日 |
12時頃、本席、御身上の願い。
さあさぁあらあらの処、ざあっとは分かり、十分片付け/\、一寸届いたる処、もうこれ第一心という理が分からん。裏と表という理を楽しんで来た。身上速やかようならん/\。よう事情聞き分けたなら、何も難しい事やない。何処へ持って出るやない。何処へ持って行くやない。どうするやない。神一条指図一条、一つ治めにゃならん。席まだまだ運ばにゃならん。なれど、心に判然ならん理、跨かりありてはならん。それから何日分かる。そうして事情夜深に詳しく諭すによって。 |
夜深と仰せ下さるが、教長も共に出て貰いまして宜しう御座りますか、押して願い。
さあさぁいついつまで、こうして居た分にはならん。もう年の大祭程のう。もう何日/\事情運んでくれんならん。身の障り、もうどや知らん/\と、日々待ち受けてる。もう又段々戻りて来る。十日の日一日で十分治めさす。大抵ならん処から運んで居る。席はまだまだ踏ん張らにゃならん。これまで分からん。分からんなりに暮れて了た。又、一つの理が分からにゃ、事情の理に迫りたらどうするぞ。そんな事あってはどうならん。明らか道付いたら、明らか道通らにゃならん。この道話してくれにゃなろうまい。 |
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明治27年11月17日 |
夜、昼のお指図により夜深教長外五名にて御願い。
さあさぁ段々話尋ね掛ける処、尋ねにゃなろまい。尋ねにゃ分からん/\。尋ねにゃすっきり分からせん。又中に一つ指図すれば、そのまゝ直ぐに分かる事もある。世界にも障らん、何処にも障らんと言う。何処からでも同じ事、これから話し掛ける。これ長い/\、幾日経つ。もう起きるか/\。又候大層時姿を眺め/\、運ぶ処一時道分からん。追々話しする。するなら、夜深の話し、聞かねば分からん。どうでも聞かにゃなろまい。段々前々諭したる。何日も/\なあなぅ、すうきり止まりたらどうもならん。一時今日に言うやない。これまで指図してある。失うて了えばどうもならん。何年後にこうこぅ写してある。紙を調べてみよ。皆な分かる。長い話しになるなれど、留まる処、たゞ一つに留まる。もう今日であろか/\、待ち待ち待ちて居る。もう昼からなりたら、どうであろうかと言う。段々身が重なる。言うだけはあっちゃ分からん。前々諭したる処、万事大方留まり、治めてくれた処、受け取りてある。たゞ一つ分からん。建家すっきり分からん。一つこうしてこうと答えてみよ。たゞ一つ答というは、何のためである。これ大望の建家、何のため、一度戻りてすっ込んで居たは、何のため。一つの辛抱と言う。堪忍運んだこそ、理治まりたる。治まらねば、姿もなくば何もあらせん。さあさぁ事情席という、席一条の理になりたる。答というは、分からねば分からん。長い事分からせん。世界盛大、天理教盛大、たゞ一つ元出してみよ。この建家席のまゝにならせん。席のまゝにならんというは、どういう事。皆なそれぞれ及び付けたら分かる。建家一軒でよいと言う。出してある。分かりそうなもの。ぐるり囲うて楽しまし、どうも反古にさせようまい。こら末代の楽しみにせにゃならん。一つ答えてみるがよい。道のない事は答える事出けやせん。席の物であると思えば答えるがよし、席の物でなしと思えば答えるに及ばん。建家何処へもやるやなし、持って行くやなし、末代同じ所にあるのや。結構や/\。人間一代に出世は分からんものやなあ。これは天の与ゑと取らにゃならん。何と思てるか/\。あちらへ立ち還える、こちらへ立ち還える。どういう事に取りてるか、どういう事に思てるぞ。 |
この建家を本席の名前に替える事願い。
さあさぁ名前を付けて貰いたい事はない。名前はどうでもよい。席の事情、席の物で、一代の物やない。こうして後の伝え/\、後へ結んだる。あんな心にどういうものでなりた。口説き分からん。あらあら話すれど分からん。建家席のもの、後、席建家と定めてくれ。こんな物は何でもない。西の宅どうしたもの。子供三人伏せ込んだる。ほんの言葉変わるだけで治めてくれにゃなろまい。そこで分かりて来る。住家もう一軒建てゝくれ。名前は要らせん。心変わりたら、何にもならん。道具/\と言うて皆な褒める。道具は皆な並べてある。道具は誰の道具でもない。心定まりたら皆な我がもの。棟分かれたる。あれでこそと言う。一名こうと言う事結構なもの。どれだけのコウノウと思てはならん。小さい事思てはならん。年限段々重なれば、八町四方に成る事分からん。この道誰に大儀してくれと言うたでなし、どうしてくれと頼んだでなし、誰に賛成してくれと言うたて出けやせん。皆なあたゑなしに出けやせん。あちら眺めば兄弟、こちら眺めば兄弟。皆な心あれば皆な治まりて来る。さあさぁ分かりたら分かりたと一つ答え。会議の上やと言うや、会議の上と答えてくれ。談示ばかりありゃせん。皆な寄り集まりてのこの道、この道は最初(は)怖わい道恐ろしい道(であった)。誰も寄りつく者(も)なし。それより一つ/\(心を)洗い切り、三年千日の辛抱(をした)。三年辛抱の道(を)通れば、誰に遠慮気兼はない。三年千日どころやあるまい。皆分かりある(であろう)。皆なそれぞれ何処へ行たとて行くとて、案じ/\出る。出るは皆な何で都合よう行たる。前に印打ちてある。三年の理を見よ。印打ちて分かりてある。書き落ちありてはなろうまい。書き落ちなりてなろうまい。 |
押して、政甚こちらへ治めて貰ろて、あちらもこちらも続くよう、又もう一軒建てると申し上げ。
さあさぁまあ/\これ暫く席踏ん張らにゃならん。長く踏ん張れ、八町四方踏み踏ん張ればヽヽヽ、そこで建てゝある。あれは兄弟長女、その後もう一軒というは次の者、後末子と言う。末子はこれ聞いて居る。これ一名主と言う。これ分からにゃならん。もう、これだけこうして楽のようにして、席隠れたげなと言えば満足。左なくば席のあと集会場所、寄り合い場所と言うて聞き損うて、あちらこちら踏み損いと言うて運ばにゃならんようになる。指図通りすれば不足は一つもあらせん。世界寄り合うたる話し聞き、楽しんで連れて席十分通りたる。すれば台もあたゑと言う。何も思やせん。何軒あたゑ今の処難しい。難しいなれど、神がして行けばどんな事もして行く。心間違いありてはならん。ぢばに間違いありては、何ぼうとも分からん。これ一つ話しておく。 |
押して
さあさぁ今にどうとは言わん。聞き分けたらどうでも知れたるもの、建てにゃならん。どうでも建てにゃ分からん。いつの間に出けたぞいなあと言わんならん程に。あらあら受け取ったと言うたら、何も間違うてはならん。あちら眺めさし、こちら眺めさし、多くの中にこんな事聞かしては善い事やない。そこで夜深と言う。親いや/\ヽヽヽ勇んでくれ/\。長い間休んで居る。今日であろうか、明日はもう一日待ちて居る処、楽しましてくれ。身上日々弱るように思うてるなれど、もう何日という処まで知らしおく。実を治めば実を知らす。楽しんで来れば日々治まる。あれだけ十分と思えば、皆な間違う。間違いの理が栄えたらどうもならん。楽しみ治めば何処までも楽します。 |
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明治27年11月22日 |
山形徳松、縁談願い。
さあさぁ尋ねる事情、縁談一条尋ねる。まあこうしたならと思う処、それは十分。どうなるこうなるは一時心を治め。それは一つ運んでやるがよかろ。 |
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明治27年11月27日 |
撫養、部内名東支教会所教祖御霊舎及び事務所新築二間に三間又二間に四間の二階建、一間に二間の庇、六間に一間の庇御許し願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあ事情建家一条の事情、二間と四間、延ばしなりと縮めなりと取り計らえ、あと/\願い通り許しおこう/\。 |
押して願い。
さあ、長くなりと縮めなりと、事情によって取り計らえ。 |
又押して願い。
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明治27年11月29日 |
本席、長々目の障りにつき伺い。
さあさぁ尋ねる処/\、一日の事情、さあさぁ勤める処、事情にてあらあら事情段々事情勤める処、どうなりこうなり勤める処、後になりてならん処、又他に見る処、尋ねに出れば身上不足あれば頼み難くい。見る処勤めるだけ心を持って朝の心、又後の勤めるという心聞き分け。身上不自由又一つ為す事情、一時何ぼうでも速やかならん。まだまだ諭す事情ある。そこで事情は難しい。難しい中でも勤めさしてある中に、勤め身の処不足、身の処速やか晴れん。それで一時よいかと思う事情に、もう一段速やかならん。早く発散さゝにゃならん。身上不足なりて休んだる処、運ばすと言えば随分運んだる。遂には事情/\、又候ありては困る。身の内速やかなる。遂には積もり/\重なりたら、遂には運べんという理ありてはならん。これだけ諭しおこう。 |
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明治27年11月30日 |
午前1時、刻限御話(政甚事情お話の前余程お苦しみあり)。
暫くして
いつまでもうまい事、こんな事ばかりあらせんで。一つ尋ねたらそれでよいのやそれでよいのや。ウヽヽヽそれで分かったか/\。皆なそんな事ではどうもならんでどうもならんで。今夜は口説き話しを/\するのや。皆なの中で皆な取り持って聞いてくれ。皆な包む事も要らん、隠す事も要らん。育てる。育てる事ばかり。思惑通りの話しをするから遠慮は要らん。皆の中でこういう事もあった、こういう事も聞いたと話してくれ。日々の処何でも彼でも変わらんよう。日々運びこれまでと変わらねばよいが、変わったらどうもならん。聞いたらそれでよい。話したらそれでよい。今も、どうもならんとこ一寸見せた。一つ刻限を話し前にお患い、前にお身体に見受けられ、存命中に神が頼む。席が言うのやない。神が言うのや。神が引いた後で聞いてやってくれ。どんな者でもこんな者でも、学者でも智者でも発明でも、こんな真似はできようまい。今日に植えて、今日に大木にもできようまい。口説き話しや程に、口説き話しや程に。 |
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明治27年11月30日 |
上田嘉治郎、身上迫るにつき、はた/\心得のため願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、長らえて身上段々迫り/\、もう、どうも一時の処、見ればどもなろまいかなあ。これまでの間一度二度一つ追々これまでと言う。一時迫る処、差し詰まりのようなものなれど、一つ結ぼれ/\、一時の処理が分からんから、あちら一つ、こちら一つ、段々の積もり。今一時の処どうと言う。とんと指図にはでき難ない。これ一つ聞いて悟らにゃならん。まあまぁ十分の安心、十分のタンノウさしてくれるがよい。 |
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