明治27年9月

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.12.27日

 (れんだいこのショートメッセージ)
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 (9月)
 明治27年9月1日(陰暦8月2日)
 桝井伊三郎、小人孝四郎を高知分教会長島村菊太郎よりくれとの事情、喜多治郎吉より願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、遠い近いは言わん。遠い近いなれは言わん。皆な寄り来る処、又一つ遠いなあと言う、又心と言う。これは皆言わいでも分かりてある。尋ねるから指図及ぶ。皆先々見れば、幾分どうと言う。心という理なくばならん/\。又与ゑなくばならん。一時尋ねる事情、よきと言うは十分。又指図こうという理治めるを、あちらも一つこちらも一つ隔てなき、一時思う処、暫しの処、又々事情以て尋ねるがよかろう。
 押して願い。
 さあさぁ一時じいとして居るがよかろう。
 明治27年9月2日
 岡本久太郎58才、身体の節々に田虫出け身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、どうも身上心得ん理を尋ねる処、大概の事情から、これまでどんな事情、これまで何度尋ねたる処ある。又指図及んだる処あろ。心治まりたる処あろう。心だけ尋ねば、さしづ。これまでという/\、道にいろいろありたであろ。今どうなろうか知らん、という日もありたであろ。日々供えたる理によって、日々(神の思惑に)近づいて、世界(明らか)と言う。よう聞き分け。所々(で)身上(について)所々(で)心得ん(という)。心得ん(処)の事情(を)以て言うやない。道に(ついて)何度諭したる(と思う)。それぞれ事情ありたであろう。よう治めたら治まる。遂に千日という理聞き分け。千日(が)難しい。千日経ったら、誰に気兼ねはなき(という)。今日は鮮やか(というようになる)。あちら心得んこちら心得ん。心得んやない程に。案じれば、身上に取りようで速やか。あちらこちら取りよう違わん。よう聞き分け。道の中にいろいろある。世界にどんな者いろいろある。銘々何の障りない。これだけの事ならと言う。身上内々それぞれ話して安心治まれば、身上何の障り更にないと、指図しておこう/\/\。
 明治27年9月5日
 清水与之助の事件につき願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、前々以て事情尋ね、もう成るだけ諭して事情と言う。又指図してある。なれど事情改めて、段々日を経て治まらん事情は余儀なく事情事情なれど、暫く/\そのまゝじっとして、何度事情それでもいかんとなれば、よう思うてみよ。どれだけ繋ごうと思うたとて、切りて掛かればどうもならん。それでも、繋ご/\というは互いの理である。よう聞き分けてくれ。
 明治27年9月6日
 諸井ろく、身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、いかなる事と思うやろ。事情重なる/\。一つ二つ重なりたる。前々事情成る成らん事情改め。事情それぞれと言う。重なる事情、又候であろうと思う処聞き直し、国に初めていかなる事掛かりと言う。どういうものでありて皆な因縁。成るべ行くべ通りたる。世界集まりてとんとなあ、まゝありて中にあちら欠けこちら欠け皆な思う処、日々足ったる。又候/\見て思うた日あろう。よう聞き分け。子供という、どういうものでありたであろう。些かであろう。これから先、日々道栄えあれば、どういう事も治まり居る。内々とんとなあ、すっきり思うやない。何も案じる理なきものなれど、長い道筋なら、あちらこちら理であろう。よう聞き分け。名々道を、人が道と思えば、余儀なく事情出さねばならん。内々皆々治まりあろう。あれもこれも分かり難ない。一つ小人たる、たゞ授け道ありて立つ処、世界治まりてあろう。よう聞き分け。千日三年通れば誰に気兼ない。三年千日これ治めて、世界明るく成りたら、名々明るい。人の明るい事は名々の事。身上一つも案じる事要らんで。
 明治27年9月6日
 安田治三郎44才、身上願い(唐橋支教会理事)。
 さあさぁ事情以て事情尋ねる処、身上いかなる事情と言う。どうも身上大変なる事情、もう変わりた話、何時分かり難ない事情、後々事情あろ。一時なりてこの道何たる事情。その事情、内々は言うまで。他に一つ/\思うやろ。長々一つ事情取り直さにゃならん。ようよぅ定まりて身上こういう事と言う。もうよう聞き分け。一時どういう話し、何時になれど、後々事情なく成る道もあれば、盛大なる道もある。こんな事情と思うては、盛大いかで行く/\ならん。変わりた話しどういう、後々詰んだ話し。積んだ理は末代生涯。後々重なる。後々内々治めてやるがよい。
 明治27年9月7日
 山名分教会所敷地会長諸井国三郎名前の処この度教会所の名前に致したく願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁこれまでの処にては、どうも年限/\待あて、どうなりこうなりあら/\道であろう。こうして事情始め掛けたら、世界成る程という事情によって許しおく。もう一度家内それぞれ念に念、それでも成程と言うは、尋ね出るがよい。事情の指図しておこう。
 明治27年9月9日
 諸井国三郎の長男政一本籍当三島へ移し、相続は末女ろくに致したく願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ事情と言う。一時を以て尋ねるのやあろまい/\。長く事情、これまで事情によって、何かの処、さあさぁ許しおこう/\。
 明治27年9月12日
 芦津分教会、部下笠岡支教会の事情につき永尾楢次郎、桝井伊三郎両名出張の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ一人のためにこういう事になりて、皆な心に楽しむどころやない。日々積もる処程よう聞き分け。何でもなくば何でもない。なれど、心に発散せんというはいついつまで、一つ心に言わんように思う。一つ善い処事情、それは善いなれど、事情重なり/\の理を取りて勤めとは言えまい。助けとは言えん。早く諭してよう聞き分け。兄弟の中に罪を持って兄弟と言えん。どんな所でも心に曇れば成るよう成らせん。事情諭して万事取り扱え。一つの心に寄せてやるがよかろう。
 押して、本日よりやらして貰いますと願い。
 さあさぁ万事の所、解きほどきして、速やか治めてやるがよい。治まらん所治めてやるがよい。
 明治27年9月13日
 前川菊太郎、上京するにつき御許し願い。
 さあさぁ尋ねる事情一つの理、前々以て許しおいたる。どういう事も許しおこう許しおこう。
 明治27年9月13日(陰暦8月14日)
 飯降まさゑ、縁談事情願い。
 さあさぁ段々尋ねる処、もう尋ねにゃならん。余程月々追い延ばし、余儀なく事情一つの理にある。さあ大層になる。軽うにすれば軽うなる。大層は一寸に片づくまい。止められん。軽い些か道理一つの理聞き分け。前々一つの理諭したる。順序聞いて一時軽う。一時分かる。銘々それぞれ、こうとこう事情拵えば拵える。一年遅れ二年遅れ三年も遅れる。残り惜しかったなあ。これ一つ聞き分けて諭し難くい。さあ日々忙わしい事情始まり、成る一つの理、細々道が始まって、因縁理に聞き分けて、事情忙わしいなって事情重なる。元一つ細くより指図と言う。今はまめやと言うても、一夜の間に分かろうまい。安心なってならん。今日あって明日分からん。口で大切あって心に大切なくば、一時に理が消えて了う。さあさぁ改め/\掛かる処、事情追々始め掛けたら、刻限も知らす。さあ、何時や知れんで。刻限以て知らす。早く心に暫くも心、時も理を見て刻限で知らす。一つ遅れ二つ遅れ、満足一つ事情、取り返しならん事情あるで。
 明治27年9月13日
 増野正兵衞、夜々眠られず身体中しんが痛み、なれど起きては堪えられん事もなく且つ咳出るにつき伺い。
 さあさぁ尋ねる事情、堪えられん事情でなく、一つ尋ねる。知らせおこうが、余儀なく事情、日々事情迫る。寄り来る多く何人あって頼り、それあちらへ一人事情にも掛かる。急いたるとて行こうまい。日々心を長く持って自由の理を見るがよい。どういう理が自由。放っておけん理もある。内々も掛かってこう又変わる。暫くの処/\皆な一つの理集まる。今にどう指図の理に及んである。猶予の理を以て通すがよい。段々の理が治まる。どうしたとて治め難くかろう。一寸の理定め難くかろう。遙か心を持ってじっとするがよい。
 押して、神戸母当地へ引き越す事じっと置く方宜しきや。
 さあさぁそれぞれとして、結構日々の心にあれば、僅か年限、銘々暫く安心、こうという心が出る。まあまぁ楽しましておくがよい。
 明治27年9月14日(陰暦8月15日)
 午後10時、飯降まさゑ、松村五三郎縁談の願い。
 さあさぁ一寸事情尋ねる/\処、長らえて話し、長らえて事情諭したるもあろ。刻限以て追々知らすと諭したる処ある。今一時尋ねる処、こうもよかろ、一つ指図鮮やか、元前一つ大いに相違してあるで。そこで治まらん。大変暇が要ってならん。一つの処刻限、話し掛ける事が治まらんから、刻限で知らさにゃならん。あらあらの一寸話、見合わせるがよいで。こんな事暇が要ってはどうもならん。後も遅れる。刻限事情縁談くらい刻限とはどうであろうと思うやろ。運び掛けたる処判然たる処縺れて来る。早く事情重なって来るからならん。縁談事情こういう事である。万事話し何言う事はない。人々まで諭する。それは、どうせこうせ言わんなれども、刻限話し掛ける。最初からどういうこういう要らんもの。これから刻限事情で知らす。尋ねた一時が刻限どういう理が変わる、風が変わるやら、どんな話、飛んだ理、一寸じっとして居るがよい。刻限まで待つがよい。今度どんな中刻限、これでこそ強みである。こうなけにゃならん。これ一つ楽しんで居るがよい。
 明治27年9月17日(陰暦8月18日)
 中山こかん二十年祭又来年は中山秀司の十五年祭御勤の儀如何と願い。
  さあさぁ尋ねる処/\、二十年祭事情と云う。さあどうしてくれこうしてくれ言わん。これ時々旬々の理、それ世上の理も成る程、時々旬々のこれだけこうせにゃなろまいが、委せおく。
 明治27年9月19日
 山本利三郎、内へ乳母置くの願い。
 さあさぁ尋ねる事情、尋ねる処、さあ日々の処、事情あれこれまゝ重々理には、これまで事情、又一つ改めて掛かる。重々の理なら許そ。又々事情心を以て、何かの理、一つ/\片付け。心を以て心を治めんならんで。これだけ諭しおくによって、よう聞いておけ。
 明治27年9月20日
 久木貞蔵、身上願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ身上の事情、さあさぁ不足さいなければ、思う事要ろまい。身上心得ん案じ日々あろう/\。よう聞き分け。難しい中、不足中、これではなあ思う。一つ諭す処、受け取る。受け取りゃこそ、日々治まる。切なみなりたらやれやれ、一日経ったらやれやれ。これタンノウ治まれば、まだまだ暫く事情。これしっかり諭してくれるよう。
 明治27年9月21日(陰暦8月22日)
 夜12時5分、刻限(但し飯降まさゑ縁談一条につき)。
 さあさぁまあまぁ長い間何かの処分からん/\。暇が要てどもならん。指図をせずして運べば、思うようにできやせん。間違うよって日が経つ。どうもならん。何かの処間違う。年限を人々数えりゃ、何時これまでどんな事、何時一寸できたら取り返やす事できやせん。月変わる、日が変わる。間違った道通れば何も分からん。それで、難しいなってどもならん。そこでころっと変えて、刻限を以て知らすと言うておいた。縁談ぐらい刻限とは、どういう事であろうと思う処、縁談刻限で知らせば、皆な不思議に思う。なれど、難しいなって分からんから、刻限で知らす。これから日々忙わしくなる。忙わしうなっては、どれから始まった。最初は暇で/\ならんと言うた事もある。伏せ込んだ因縁と言う。それより日々働かせてある。安心さゝにゃならん。安心の心もどうもありゃせん。口でこそ大切/\と言うても、どうもならん。思うようできやせん。安心さしてこそ大切。何も大切の理はありゃせん。これではどうもならん。日々もうであろうかと思う処は、どうも成らん。最初間違う事運べば、どうもならん。延びるばかりや。最初話しが、事情皆な踏み間違うた。何日放っておいた処が仕様がない。そんなら、指図を以て人体見分けて誰と、指図のできるものやない。三年五年経った処が、どうも仕様がない。日々つかえて/\中々つかえて/\仕様ない。

 日々の処障りが付けてある。遠く所から待って居る。待たしてならんから、無理/\運ばして居る。これでは放っておけんと思う者も、一人なとありそうなものや。毎日夕景から心がすっとする。今日も夕景から心がすっとした。又明日も一席なとさそうと思うから、夕景から心が勇む。これまでの処は、皆などうなるぞ。もう、どうでもならん、どもならん人と言うた日から、席と直った処を思てみよ。皆な頼りにして、皆な席と直して、日々の処指図をして居る。一日の処取り扱いも分かりそうなものや。夜も寝ずと寄り合うても、間違った事して居るから、何もならん/\。年の何箇月も放っといておかにゃならん。縁談というは、そう難しいようなものやない。一人があれと言うた処が行くものやない。あれとこれと心寄り合うが因縁、因縁なら両方から寄り合うてこうと言う。因縁がありゃこそ、これまで縁談一条皆な治まって居る。これ成る程と、これよう聞き分けておかにゃならん。あちらが留守、こちらが留守となりゃ仕様ない。よって直ぐとこれだけ早よう運び掛けてくれ。今夜はこれだけの事話しておく。
 明治27年9月24日
 上田嘉治郎65才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身上の理を尋ねる処、まあまぁ一時どうという事あろうまい。又ありてはならん。なれど、余程大層なりたる処、どういう事もこういう事も万事一つ治まり難ない。そこで、日々又事情も思い/\の理が出る。結構十分の中に一つ事情、一時尋ねる処、一時どうという事はないなれど、ないそうとも言う/\。内々の事情に又候治まらん。この事情が心に掛かる。日々の処何も思う事あらせんで。ほのか/\聞いたる処の理、今の一時やあろうまい。これまで頼り待ち兼ねた。その中日々思う処、一寸や。事情諭し掛けるによって、内々よく伝えて、成るも因縁、成らんも因縁。何ぼしようと思うても成らせん、又、しようまいと思うても成りて来るが、これ因縁。よう聞き分け。何でも彼でも治めにゃならん。今日に事情が治まらんければ、心不満ともいう。なれど、存命一つ始め掛ける理は、何でもつけにゃならん。さあさぁこれから一つ始め掛けてくれ。
 明治27年9月25日(陰暦8月26日)
 夜、陰暦27日、こかん二十年御霊祭につきお神楽舞奏の願い。
 さあさぁさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ長らえての事である。事情はどうも話しまで。実際知らず/\、余儀なく過ぎたもの。ようよぅの年祭、それぞれの式は十分にして、それぞれ心だけ十分。又一つ神楽という、神楽は明日一日だけ見合わしておくがよい。
 十二下り御勤の願い。
 さあさぁそれはもう式のうちに許しおこう/\。
 十二下り御勤は北の上段の間にて勤めまして宜しきや願い。
 さあさぁそりゃ尋ねるであろう。又、尋ねにゃならん。他に事情、世界どうともよいもの。十分の処は運んでくれ。後々つとめと言う。それは変わらん所で勤めるがよい。
 押して、甘露台にて勤めて宜しきや願い。
 さあさぁ変わらん所でするがよい。
 明治27年9月25日
 大江勝之助43才、身上願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、身上どうも心得んと言う。心得んであろう名々。それはどんな理も聞いて居るやろう。又諭すやろう。諭す中に、因縁事情理も諭すやろう。身上案じてはならんで。案じる事は要らんで。先々どういう事もあったと、心に分かって、事情これより鮮やか一つの理を治めてくれ。因縁という、しょうと思ても成らん。しょまいと思えども成りて来るが因縁。朝々気も勇むと言う。なれど又々事情と言う。よう聞き分け。所々理を始め。一人又々段々これだけ尽す中に、どういうものとは更々心に持たず、十分タンノウの理を治め。身上に事情ありては、タンノウの理は治められようまい。なれど、よく理を聞き分けるなら、治められんやない。この理をよう聞き取ってくれるよう。
 明治27年9月26日
 藤井おまさ18才、身上願い。
 さあさぁ尋ね事情/\、さあさぁ内々事情なくば、何にも思う事なきもの。こうしょうと言うて成るものやない。これまで治まり事情、よう聞き分け。日々心に掛かり詰めの道を越して来た。今一時それは遁れた。よう聞き分け。皆んなそれぞれ話しを聞くであろう。どうしてこうしてという理はない。皆な名々心の理にある。一通りの理話し、理を聞いて治めるなら、自由は心の理にある。これ因縁の為す事。因縁の理をよう聞き分け。どうしょうこうしょうと思うても、成らん。又、しょうまいと思ても、成りて来るが因縁。それ世界事情を見よ。幾重の理もあるやろ。なれど、因縁ならばと言うて了えば、それまでなれど、世界の理を見て、心に十分タンノウの理を治めてくれ。内々事情ありて、タンノウはできようまい。なれど、そうやないで。道、道のため先々こうと精神一つの理を定めるなら、追々の理もある、と諭しおこう。信心しても、こんな事と思うてはならんで。それでは、何ぼ信心しても、それだけの徳はなきもの。よう聞き分けてくれるよう。
 明治27年9月26日
 日本橋分教会長中台勘蔵、身上の願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあ身上一時計り難ない理であろう。しっかり万事事情一時には行かん。長い心を持ってくれにゃならん。何処もこうや/\、何処までも道も広く成り、思うように成りて来る。何でもこうなれば、いずれという心を持ってくれ。日々どうやこうや、名もへたとてどうもならん。日々はあと名もしっかり、身上はあと言う、名というは末代治まる理である。一時身上に掛かる処、大きい心を持って、急いてはならん。急くと言う、日々出る入る。これは急いて一つの治め方もせにゃならん。どんな事もこんな事でも、分教会/\と心に持って居れども、日々思うように行かんと、段々心に掛かる。心に掛かるから身に掛かる。身上一時どうなろうと思えども、又々治まる。この理をよく治めてくれにゃならん。
 押して上原帰京の願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、指図を以てこうという。急いで道という。早く/\通じて理を聞かして、内々それぞれ運ぶが道という。
 押して中台内々治め方願い。
 さあさぁ事情/\よう聞き分け。何でもなき内々という心の妬み合いと言う。これは善き理とは言われよまい。互い/\心の理、一時明らか。万事急いで掛かりてくれにゃならん。
 押して本部より一人出張の願い。
 さあさぁ尋ねる処、一時の身上の理を以て、早業の理を以て、早々又々の処は、何時にても運ばれる事情を、聞いて驚いたと言えば、何ぼうの理とも分からん。早く一人早業の理を運んでくれるよう。
 明治27年9月26日
 日本橋会長中台勘蔵出直しにつき、教長御上京願い。
 さあさぁ段々に事情送り出す処/\、一名なりとも多く言うは、又々後々の話しにゆっくり伝え/\。所が空く。遠い所結構の理もあれば、満足供なら一人なりと言うは、又後へゆっくり伝えるによって、これより真柱こうと言えば、それは許しおこう。
 随行篠森乗人、永尾楢次郎。
 さあさぁ尋ねる事情、さあさぁ人々の事情尋ねる処、それはならんとは言わん。内の事情は言うまでやあろうまい。又一つ人体という事を切って尋ねば、便という処、始めてもある。こうと言えば、時の理によって委せおこう/\。
 明治27年9月26日
 日本橋中台出直しにつき、本部より増野正兵衞、桝井伊三郎両名上京願い。
 さあさぁ余儀なくの事情/\、尋ねる処前々以て事情言う。後々と言うた処が、一時立たねばならん事情であろう。指図通り万事話し、後々の処もあろう。一時の処計り難ない。長々の心、長い/\の事情、長い/\の道であったと、十分治めさしてくれ。
 押して
 さあさぁ事情は余儀なく事情、さあさぁ早く/\後々と言うた処が、今と言う。前刻の理と、互い/\の理を聞かしおこう。急いで事情を通り、中々の道、中々の理を通りた事情は、末代これまで中々の事情、容易ならん事情であった。万事の処よう言い聞かしておくがよい。
 押して、中台平次郎家内事情より治め方願い。
 さあさぁまあ一寸には行こうまい。今一時に諭した処が、縁談一つより事情思うように行かなんだ。こうしたらこうでもあったかと、事情は遅れたる。そこで今一時諭した処が、治まろうまい。一時一落の道を運んで、穏当の話しを以て運んでくれるよう。穏当なる理を以て、話し掛かってくれるがよい。
 明治27年9月26日
 東京日本橋分教会長中台勘蔵出直しにつき、分教会長五名総代として葬祭に出会のため上京の願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、それぞれ何名何人と言う。それは一人も多い方がよかろ。今日に了うてそれでよいという訳には行こうまい。行き会い事情より心に掛かりたが、一時どうも仕切った話しはできようまい。一落治まりてから、後々話し掛かれば、穏当の理を以て話し運ぶがよい。
 押して、五人よりふやしたもので御座りますか。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ何名と言う。一人でもと事情諭したる。よう聞き分け。遠い所は、どうしてもどうと運ぶ事もできようまい。近い所の又々と言う。元々尽した処の理を以て、十分運んでやってくれるがよい。
 又押して
 さあさぁ成る処の理というは、代理を以て、一人でも理によって随分届くものである。そこで大層とは思わず、互いの理は十分尽してやってくれるがよい。
 明治27年9月29日
 山名分教会の敷地諸井国三郎の処、この度教会所の名前に致したきにつきお指図より又再願い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ一時の処前々事情諭したる処、又一つ運ぶ一日の日以て運ぶ処、精神だけ一つ。さあさぁ委せおこう/\/\。
 明治27年9月30日
 村田五良平45才、足の痛みにつき願い(城島分教会役員)。
 さあさぁ尋ねる事情/\、さあ身に一つ事情、どうも心得ん事情尋ねる。尋ねば、一寸一つ指図事情しておこう。身の内心得ん。一時一つの事情とは更に持たず、身の内不足、日々困る処案じる処、タンノウでけやせん。なれど、よう聞き分けばタンノウという。タンノウというは、堪いられん中に、中々でけやせん。なれど、よう聞き分けるなら、一寸あらあら分からんであろまい。これまで何も分からなんだ。年の回ぁりと言うて了た。よう聞き分けばタンノウ分からんやない。これまで話し聞いて、あらあら分かりてある。因縁諭して居る。世界に諭して、内々知らず/\間の因縁聞き分け。又一つ、これだけの事情という処、理によって、他に事情不自由、世界事情何と思うやろという処、心に浮かべば、又話し事情分かれば、何たる因縁。遠く所は話しに聞く。近くは見るであろ。よう聞き分け。身にタンノウ。人間一代、長いようで短い。よう聞き分け。身上一つ一寸に行こまい。なれど、理が治まれば、事情によって一寸事情、よう聞き分けねば分かり難ないで。




(私論.私見)