(1月) |
明治25年1月6日 |
辻忠作、伜城作の願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、一時の処こういう定め、又事情定め、楽しみ一人の処を変えて、二つ一つどうであろ。一時の処こう思う。これは/\及ぼす心あろ。もう一つの事情指図通り問うてくれ。従来遠く思わず、因縁事情為す事、一時内々どうであろ、これから何箇年の間、思う理はあろ。因縁の理を聞き、辺所/\因縁の理を見るであろ。先々案じることは要らん。一日の事情尋ね、今度所変えてこれは因縁遠くと思われん。名々所自由思うように成らん。発散の理を定め。こうと言えばこうに定めるがよい。 |
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明治25年1月6日 |
河原町、部内湖東支教会建家の願い。
さあさぁもう一時どうしてこうという、一つの心を以てするなら許しおく。 |
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明治25年1月7日 |
本席、事情御運び下されし上御願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情一度の事情に諭しおいたる。一つ事情軽きと言えば軽き。いかなる不思議という。これ二つ事情重くこれ一つ、又段々これ一つ事情、随分諭したる。治める日々という、順々の理によって余儀なく事情ならこれ許しおこう。 |
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明治25年1月7日 |
山沢為造、乳母の事につき願い。
さあさぁ前々事情尋ね出したる一つ指図、まずまず一年という/\。まあ一年という処、どうでも内々それぞれそれではと思う。尋ねる人々替わる処、尋ねる/\。一つ随分替わりても随分治まる。二年三年いついつまで可愛、又、後々という。これさい心に掛けて、二年三年これ一つようこそ繋げば随分治まる。これ一つ委せおくと。これだけ諭しておく。 |
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明治25年1月8日 |
本部、東手へ南北八間に二東西五間の二階建普請御許しの願い。
さあさぁ追々仮家建ち/\、事情/\尋ねる処、まあ仮家建ちなら仮家建ちの事情以て、大きなもの建てゝ、何時どんな事に取り掛かるとも、納めるとも分からん。何時にてもどちらへ直す、こちらへ直しても心に思わんよう。心のため一つ理諭しおこう。 |
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明治25年1月8日 |
郡山分教会、部内若狭国白浜出張所御許し願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁどれからどれどれ、さあさぁ治まり事情、取り扱え。一つ尋ねる。心通り願い通り、思案/\一つ治めるなら、どんな事でも治まる。さあさぁ願い通り速やか許そ。 |
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明治25年1月8日 |
深谷、若狭地方へ派遣事情願い。
さあさぁ尋ね出る事情、日々の日に委せおく。何か万事日々の日に委せおく。 |
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明治25年1月8日 |
政田甚五郎、身上願い。
さあさぁ身上一条尋ねる、何程の処、名々一つ事情いかなる話し聞く。どれだけ諭すれど何ぼでも速やかならん。一時どう、どうではないなれど、身上余程大層。大層なら大層だけの理運び、それより運ぶなら治まる。これだけ諭すによって、しいかり諭してくれ。 |
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明治25年1月9日 |
中河分教会、府庁出願の願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、心得/\、さあさぁ一時出すがよい/\、心おきのう出すがよいで。 |
前川菊太郎、出願のため出張の願い。
さあさぁ事情尋ねる処、一寸の頼り、一寸の控え、一寸の控え、頼りと言えば、それは何時なりと許そ。 |
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明治25年1月10日 |
神楽歌本再版致しましたものにや、原版をさらえて、そのまま使用して宜しく御座りますや伺い。
さあさぁ尋ねる事情、事情/\尋ねる処、さあさぁまあ一時改めてこうという、一つには前々以てこうという。又改めて急かにゃなろまい。そこはどちらなりと事情心次第に委せおくによって、運ぶよう。又々変わる変わらん、万事何か尋ねて。これ運んだる処は委せおく。 |
押しての願い。
さあさぁその処はこうという処、これまでよきという処委せおく。 |
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明治25年1月10日 |
増野正兵衞、身上願い。
さあさぁ尋ねる/\、身上から尋ねる。いかなると思う、万事治め方難しいであろう。これ一つ勤めにゃならん。又内々こうした理を治めにゃならん。又こうという理あろう。よう聞き分け、名々身がなあという処話してくれ。聞かして聞き分け。見てみにゃなろうまい。これ聞き分け。因縁と理あろう。この理聞くまで内々タンノウさしてやりてくれ。これだけ諭しだけこうであるというは、内々治まる。指図は人間心でないと、聞かし取らしてくれ。それより身の処よく聞き取りてくれるよう。 |
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明治25年1月10日 |
桝井安松16才、三島へ寄せて頂く願い。
さあさぁ一時尋ねる事情/\、さあさぁまあ前々以て諭したる処、心一つで一度生涯という。又一度どうよこうよ、一日すまず通らず通り難くい。追々積んで追々運ばんならんから、一寸始めて又々一つ心治め。道すがら見て、聞き分けて、追々一つ/\重なりて、追々心通り委せおく。 |
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明治25年1月10日 |
天野タミツル、事情願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、一時事情、さあさぁよく事情/\長らく事情、長らく間、さあさぁ事情は皆んな内々一つ事情、それぞれ因縁事情分からず、一つ道一つの理、何か万事一時の処にて皆な治まる。又一つ運び掛けたる事情、何度は言うまで。心受け取るから、一夜の間にも一つ定まる理。何代にも伝えてある処、今日一日という。一度運ぶ二度運ぶ処、一夜の理から運べば、一つの理にある。よって一つ内々戻りて、内改めて運ぶ事なら、何時なりと。一つ事情許しおこう。 |
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明治25年1月10日 |
石田利平、身上熱病につき願い。
さあさぁ尋ねる事情名々事情、心一つ随分不思議。したからどう、願わずしてしたからどうという理はない。諭する処、名々の心、これでよいわ/\と日を送る。それでは、行先という方の祟れ、名々も聞いた話しの理がありながら、心に一つ治まらん。まあ許しというは、元々一つの理がある。所々自由の理も聞かそ。それまでは、元々一つの理を聞かにゃならん。一つよければ又二つと言う。世上の言う理を聞いて、そうかと思う一つの心、早く事情を、しっかり聞かしてやれ。 |
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明治25年1月10日 |
石田利平、身上伺い(沢田たみより、石田利平身上は私宅地所普請の祟りであると皆が申しますが、この点御尋ね伺い)。
さあさぁ尋ねる事情、心に掛かる話しを聞いて、心に掛かるという。地所一つの事情すっきり許すによって、心おきのう掛かるがよい。 |
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明治25年1月11日 |
誠心講、総集談所を添上郡治道村大字白土に於て御許し願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情は、さあさぁいついつまでやあろまい、段々これまで一つ/\日々治まる処に一寸始め掛ける。心通り委せおく。心のう掛かるがよい。 |
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明治25年1月11日 |
桝井安松、身の仕込みにつき願い。
さあさぁ段々身の処より知らし尋ねる処、追々の道諭し、日も段々の事情、年限事情、段々事情尋ねる処、まあ一時の処十分と言えば、段々運ばにゃならん。一代やない。代々深き事情諭したる理、通れば段々日柄運ぶ。段々道諭して、心のう運んでやるがよい。一日も早く運ぶがよい。 |
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明治25年1月11日 |
誠心講東組、集談所を山辺郡小山戸西尾宅に於て御許し願い。
さあさぁ尋ね願い処/\/\、追々の道追々の事情、精神心通り許しおこう。さあさあ何時なりと許そう。 |
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明治25年1月12日 |
正午、本席、身上御障りにつき伺い。
さあさぁさぁ、尋ねる事情指図いかなること、どういうこと、さあさぁ話しや/\、どういう話し、尋ねた話し、一日の日どういうこと、何でも勤めようと思う。勤めにゃなろまい。勤めさゝにゃならん。日々の処の理はどういうことと思う。よう事情を聞いてくれ。どういう事情聞いてくれ。どう言うやら分からん。事情日々それぞれ皆々、それぞれ働き、日々尽して居る。その中何も分からん、何も知らん者も道具と言うなら、余程破損なりてある。どうか修復してなりと使うという。年限/\と言うて、日々おぢば/\と言うは、世界諭す心からおぢばと言うて出て来る。話しを聞かし、大抵/\の処は、絡み繋ぎてある。これから幾年経てばどんなもの、何年経てばどのようになるという。何年経たいでも、何時道が開くやら分からん。日々重々の事務を取らにゃならん。掛かり掛けたで。掛かり掛けたら、どれ程突っ張って居る者でも一寸外す。外せばこだわるにもこだわられよまい。早く知らしたいことがある。これより先/\、古き事情尋ねるまで。積もり/\た事情はあ/\、治まりたなあと言う、済んだなあと言う、はあなあと言う、一日の日の思案が違うたなあと言う。さあさぁ早く事情を急ぐから、一寸抑えてある。何名つかえてある。朝起き掛けるなれどどうもならん。
一席三名、一日の日に余儀なく事情、又遠く事情、どうもいかん、もう一日であろかと言う。これもどうも見て居られん。一席三名出して/\世界出し切るまで出すで。世界中すっきり繋いで了う。繋ぎ掛けたら一重にも二重にも繋ぐ。繋げば出るにも破られん、入るにも入られん。一重破っても又一重、切れんように繋いで行く。日々授け/\の繋ぎやない。世界中の心の理を繋ぐのや。さあ二重にも三重にも繋ぐ。さあ年限の道、三年やろうか、五年やろうか、一年やろうか、今やろうか、これは分かろまい。なれど後々の年限を思案してみよ。さあさぁ後々の事をよく思え。先の事は言うまでや。はあというようなものができる、と言うて聞かしても応えん、諭しても応えん。誰とも言わん。さあ、これからは大手行き抜けの道を開く。大手の道を開けねば出入りができん。大きなものへ入れて、じっとしてあれば、口説くばかりでどうもならん。そこで大抵の道を開ける。大手の道を開けば、自由の道をつける。席が休めば又遅れると思うやろ。何時起きて席を勤めるやら知れん、一日も休ません、休まさせんで。これよう聞いておけ。 |
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明治25年1月12日 |
夜、本日昼のお指図に古き道具破損という処、押して願い。
さあさぁ尋ね出る/\、尋ね出ねば分かろまい。分からん一日の日を以て、一寸始め掛けたる。どういう事であろう。第一話というは、つゞまる処治まる処、たった一つ治まるというは、所から寄せ来る。寄せ来るからは聞き分けておかにゃならん。いついつも道具に譬えて説いてある。破損なりたるというは、一時諭さにゃならん。修復段々する。古き道具でも修復するなら、使わるであろう。互い/\の理そんなら古い道具は破損して、新しい道具はどう。新しい道具は破損はない、なれど理一つで破損。新しい道具は破損なろまい、理によって破損。善き事は諭しよい、悪き事は諭し難くい。そこで理は皆な一度二度三度、段々遅れる。この月もよいわ、来月もよいわと言う。よう言わねば取り締まりとは言えまい。治まると言えまい。破損は研究、研究一つ急ぐ。小さな事はないで。大き事破損なり切りたら修復でけん。修復出けんようになりたら組み替い行かんならん。どれだけ修復して何でもという。ぴっしゃり倒けて了うてはならん。いつも説いてある。聞き分けも元に聞かさにゃならん。末は言うまでや。日々早く説いて聞かし、詰まらん時でもどうなりこうなり日が経てば、入ろか行こか。世上へ対してはならん、ぢばへ対してどうもならん。何でも彼でも出る。出掛けてはならん。段々匂い掛けてある。修復すればいついつまで、倒けてからどうもならん。いついつまで伝えて、一つは会議という、せねばなろうまい。 |
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明治25年1月13日 |
午後5時半、前夜お指図に基づき本席一条の件願い。
さあさぁ指図/\という、これまでどんな指図もしてある。指図は違わん。なれど当分はその心で居る。なれど日が経てば、遂には勝手/\ついで/\、遂には崩れ、その日/\の勝手を以て崩す。そんな事ぐらいはほんの小さい事や。どんならん事は、その時の場合によりてする事はどうもならん。その場によりて通らねばならん。そんな事ぐらいは小さい事、よう事情聞いておけ。思い掛けなき席が一日も二日も休む。心ではもう明日/\と思えばどうもならん。何が違う、何が違うと皆な思うやろ。万事諭して、一々考え出さねばならん。たゞ良い加減な事しておこやないか、と言う。何でもないと思えば何でもない。これまでは分からん事あれば、諭して貰ろたら直きやと言う。どんな事指図以てすれば、何名あろうが、何名寄ろうが、一つの理で集めてある。尋ね一条、指図に違った指図はあろうまい。なれどそもそもの理はどうもならん。中々人々の諭し、人々の心、一寸も違わんようには仕難くかろう。何も仕難くいやない。これまで治め来た処、力を添えて、治めてあるから治まりてある。事情は指図で治めてある。一寸一時これまで日々授け/\、日々通り来たる処、一人やれやれと思うて治め来たる理を以て、治めるから治まりてある。どれから掛かろうやらというような話しなれど、理はつゞめにゃなろまい、つゞめさゝにゃならん。一時早く、会議にも掛けにゃならんと、前々諭してある。道具/\、大分破損なりてある。日々陰になり日向になり、どうでもつけ掛けた道はつけにゃならん。どれだけ思うたとて、聞き分けなけりゃどうもならん。こゝまで道がついて来たから、やって行くと思うやろう。月が経てば外れてあるか、外れてないか。日々の与ゑで立ってある。
刻限事情指図、一々考えてみよ。間違うた理があるか。心一つというは優しい心もあれば、恐ろしい心もある。知らず/\の心もある。どんな事見せても、人の事のように思てはその日限り、あれはあれだけと思えば、それまでのもの、善い事言うのは俺が行こう/\と言うやろう。なれど苦い事は、誰も言い難くかろう。誰とも言わん。なれど指図の理さえ分かれば、名々に皆な分かるやろう。明日行こうか、昨日来ただけや。腰掛け業のように思うて踏みかぶれば、どんとどうもならん。善い事すれば善い理が回る、悪しきは悪しきの理が回る。善い事も切りがなけねば、悪しき事も切りがない。教会/\と言うて居るのは、世上一寸始め掛けた道。教会は世上いくつもあるやろう。何もなき草深い処から始めた道、俺が芯や/\と突っ張っても、頑張りても、どうもならん。(尽し運んだ)理は見えねど、皆な帳面に付けてあるのも同じ事、月々年々余れば返やす、足らねば貰う。平均勘定はちゃんとつく。これ聞き分け。いかなるも聞き分けよ。この道は聞き分け一つで治まった。皆な話しを聞き分けば皆な分かる。名々の理が現われる。理が現われば、皆な口説き/\ばかりという。 |
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明治25年1月14日 |
前お指図により本部内に居る者の内、ならんものを助けるつなぎの願い。
さあさぁさぁ、一度二度三度、返やし/\に段々諭したる処、いかなるも諭し諭しの道であるから、諭しの理を聞き分け。成らん事をせいと言うやない。成るよう行くよう、幾重にも撫で擦りの理を以て諭すから、本心一条に立ち帰りて、一条定める。段々の事も見る程に、聞く程に、一日の日に順序定めるなら、いついつまでも治める。よく聞き分けてくれねば、分かり難ない。見える/\、見えるから諭す。よく聞き分け。これまで順々道すがら、いかなる事もあったやろ。難儀不自由の道を通れと言うやない。日柄も切ってあるで。惜い事やと思わんよう。心散乱という。世上の理を思わんよう。見え掛けると、どんな事見えるとも分からん。これまで成らん中、どうでもこうでも治めて来た。一寸楽々の道を付けた。どういう処に、どえらい土手がある、石浜がある、難海がある。三つの理を思わにゃならん。これから先どんな道あると定めて一時に聞き分けるなら、一時に受け取る。どんな処も見えてある。早く定めてくれ。定めてくれば、どれだけの徳とも分からん。徳と言えば、どれだけの徳と思うやろ。一日の日に定めて、今日の日印打って定め。どれから打つ。打ったとて四方へ踏ん張るから、どんな所でも踏ん張る。入り掛ける、出掛ける。これ一つ尋ねるまで、聞くまで。さあこれから一日の日に事情定めるなら、どんな事も治めて行く。何ともないと思えば、何でもないものや。どんな事もよう聞き分けてくれ。 |
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明治25年1月14日 |
御話研究の事につき伺い。
さあさぁ尋ね返やす処/\、どういう事を尋ね返やす。まあ一日の日、これだけの事と思うから尋ね返やす。こうという心あれば、尋ね返やす事は要らん。何でもなき処は何でもないやろ。軽い事のように思うて居たらどんならん。どんな事でも小さいものなれど、さあと言うようになればどうもなろまい。皆な心一つの理に寄せるなら、どんな事あっても、引き受けたという治まりの理がない。思案してみよ。他の事は小さい事、一人の事情ぐらいは、小さい事なれど、心得までの理に諭しおこう。あちらこちらと言うようになれば、席ができようまい。元さえしっかり踏ん張れば、世界明らかという。軽い事何でもない事と思えばそれまで。一つ/\よう思案すれば皆な分かる。 |
引き続いてお指図。
さあさぁまあ一つの事残しておこうという。さあさぁ年々年分、何箇年事情幾箇年事情は、世界それぞれ諭したる。これ出るまでは、算盤に譬えておく。割り外しのようなもの。それかえ、それ何それ、そこえ/\の理を計りて、大きければ大き理でなけねば大き理が寄らん。これ難しい。一日の日に改めてくれ。道から出せば、道の理がなけねばどうもならん。俺(に)は借金はない、明らかなもの(である)と言うたて、身に借りがあればどうもなろまい。明らかな道(を)、聞いておこうか、心得のため、事情知らしおこう。 |
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明治25年1月14日 |
夜、前々よりのお指図の件、中山会長へ運びし後にて願い。
さあさぁ段々取り締まり/\、聞くも一つの理、分かるも一つの理、届かんも一つの理、誰にどうと言うやない。早く諭れよ/\。日々の理に一粒万倍の理とも諭しおこう。これまで難しかった。これで宜いと思えど外れ、ふわふわとした事であった。ころりと立て替えてすれば生涯治まる。前々の事を言うやない。先々の理を諭すから、後々の事情をしっかり聞いておけ。先々に知らすというは、親という理を以て知らす。名々それぞれよくよくの事情を定めよ。万事日々の処、思うたようにも行かせん、言うたようにも行かせん。事情聞いて、事情は日々、これさえ聞けば、日々に増す。日々に与ゑ、これ諭すから皆んな揃うて、互い/\の理は、重々聞かさず/\の理は、とんと受け取れん。慎みが理や、慎みが道や。慎みが世界第一の理、慎みが往還(道に最も大切)や程に。これ一つ諭しおこう。 |
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明治25年1月16日 |
寺田まつ、身上障りにつき願い。
さあさぁ尋ね出る/\、尋ね出やにゃなろうまい。一つ事情段々これまで、どうなりの道、なか/\の道、なかなかの理であって、いついつまで事情あれば分かるであろう。一つ家内心得ん、いかなる理である。一つ理心に治まれば自由一つ理。これまで順々の理、ならん理、いついつまでやあろうまい。これより先頼もしい一つの理、今までの理に頼もしい理、今日一日の日に授けよう。さあさぁ授けよう授けよう。さあさぁさぁ。悪しき祓い助たまへ天理王命、と、これを三度、又三度、三三三、さあ理を授けよう。さあさぁ受け取れ/\。 |
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明治25年1月18日 |
中山会長の住宅竣成につき、家移りの処陰暦12月24日に御許しの願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ日限は何時なりと/\、心通り許しおこう。さあさぁ許しおこう。 |
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明治25年1月18日 |
兵神、部内飾東支教会節会陰暦正月4日に執行の願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁ心通り心だけの理は速やか許しおこうによって、心おきのう速やか掛かりてよい。 |
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明治25年1月18日 |
飯降さと、身上の願い。
さあさぁ身上尋ねる/\、日々の処に咳く/\という処尋ねる。どんな事も今まで通り。さあさぁ一つ理を聞かそ。聞いてそれぞれ一寸始め掛けたる一つ理、どういう処から通ってあった。三十年それより今日の処、三十年と皆んな察して、日々運ぶ尽す処、これまでの処話さにゃならん。又々伝え合い話し合い、それぞれ道を知らしおこうと諭しおこう。 |
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明治25年1月18日 |
村田幸助妻すま、身上障りにつき御願い。
さあさぁ尋ねる/\、尋ねる事情、身の処いかなる事であろう。一つ身上事情、一日一寸身上に事情あればどれだけ思う。なれどどうもなろうまい。日々の処、勤まろまい。どうでもこうでもなろまい。どういう理であろう、日々思う処、尋ねる。身上案じる事要らん。さあさぁ長らくの事、長らくの日。名々思うは日々であろう。名々一つ事情、外々の事情に取らず、一寸通らねばならん。長らくではいついつまでと思う/\。身上事情ありて尋ねたら、こういう指図ありたと、いついつまで忘れず、後々の処、これまで皆んな経ち来たる。古き事情あれば幾々ある、新しい中にいろいろある。長い道なら、どれだけと思うやろう。見れば見るだけ、聞けば聞くだけ、これ悟りて楽しみの事情、身上事情あれば楽しみがない。年明けたらまだまだと心治めて、心に理持たず、案じ持たず、楽しみ一時治めてみるがよい。 |
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明治25年1月18日 |
松村善兵衞28才身上より事情願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、一時一つ事情以て尋ねる。一度尋ねる。一度は指図事情、何かよく/\事情聞き取りて、身の処どういう事尋ねる。一つ指図、深き事情あればいついつ深き理。身上事情あれば、何よの事も治まり難ない。よう尋ねた。指図一ついついつまでの理に持てば理が分かる。尋ねば理が分かる。聞けば一つ理が分かる。よう尋ねた。いついつ事情に内々諭し合い、世界諭し合い、今日内々事情諭して内々事情なきと言う。それより又々何時なりと一席許しおくによって、タンノウの道を通りてくれるよう。 |
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明治25年1月19日 |
陰暦26日、中山会長家移りにつき祝いの御酒の願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる処、一寸はまあ吉日という、目出度いという。一時の処仮家/\という、いついつという、まだまだ後々という。成るだけの事情、一時尋ね出したる処、許しおくによって、心のうするがよい。 |
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明治25年1月20日 |
増野松輔、身上段々迫り願い。
さあさぁ尋ねる/\、尋ねる事情/\。尋ねる事情は前々以て諭したる処、前々いかなる理諭したる、因縁という理諭したる、一つ心通りで指図に及んである。一度二度迫りて仕方がないと言う。少しなあと言えば、又じいと戻る。是非と言うてあろうか。前々大層、さあさぁ迫りたる。十分たんのう、十分治めてやりてくれるがよい。 |
同時、増野正兵衞、咳又道興目のやに障りにつき願い。
さあさぁ尋ねる、一度の処心に掛かる、気に掛かるという。思え/\。深き事情/\、日々の処いつにはこう成りた。名々いかなる迫り事情尋ねる。さあさぁすっきり治め。後々すっきり理治まれば、これ自由という理聞き分け。 |
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明治25年1月20日 |
松村善兵衞、前指図の事情より願い。
さあさぁ前々以て諭したる。一日事情一日一席は生涯事情、生涯の心。心に澄みやかという理治まりた事情生涯。生涯澄みやかなる清水一日事情、澄みやかなる処、清水事情速やかさすで。さあさぁ速やか受け取れ/\。 |
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明治25年1月20日 |
安堂鶴造44才、身上障りのところ願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、身上一条から尋ねる。いかなる事であろう。いかなる理であろう。日々尽す運ぶ処、日々受け取る。さあさぁ日々又迫ると言う。迫る処よう聞き分け。万事のもの万事のもの、万事の理聞けば一つ理が分かる。見れば一つ理が分かる。発散日々分かる。日々十分という。又、これだけ運ぶという尽すという。迫る処どういうもの。日々十分聞いて居る。どういう事であろう。一時成らん。何が違うであろう、さっぱり分からんと言う。身の内不足なる処諭すであろう。間違ったあろまい。さあさぁ一つ案じるであろう。理を聞き取って、よう聞き分け。聞けば一つ理がある。育てば育つ、育たねば育たん、これ聞き分けて運べば、身上内々案じがあろうまい。これ一つ諭しおこう。 |
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明治25年1月21日 |
高安分教会、部内光道講第三号大県村に於て支教会所設置願い出せしも分教会と接近につき如何致すべきや願い。
さあさぁ尋ねる/\、所はどういう理、一つには用いる理はどうであろう。それ段々思うは一つ理、何程の事情、どれだけ名々心通り心という理があろう。そこで心事情こうという。治まりたら何時にても運ぶ。 |
会長より押して願い。
さあさぁ尋ねる/\、尋ねる処、さあさぁ理は二つやで、理は二つ。尋ねるから理は二つ、取り決まりてどうという。一つには世上、それぞれ他に幾重の理、どうであろういう。これ一つ、理は二つ、たゞ精神という、そこで精神に委せにゃならんという。何名の中理と言う、他に世界多くの中、精神一つ、何か精神一つの理に治まると指図しておこう。 |
又押して願い。
さあさぁ精神の理によって運びつけにゃならん。たゞ一つ精神というは世界にある。治めるというは精神一つの理にある。 |
今日許し下さるか、又尚談示事情再びして御願い申した上御許し下さるや。
さあさぁ取り決まりて万事一つ、善き理吹けば吹く。一つ治めるという、出け難ないというは一つから出たもの。助けば助かる、抑えば抑える。これ一つ取り決まりて一つという。 |
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明治25年1月21日 |
高安、部内光道講第六号浅野喜市講社に支教会設置の願い(古市支教会)。
さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情は理は一つ指図は同じ理、さあさぁ所々という理はなけにゃなろまい。さあさぁ願い通り、何か事情/\は速やか許しおこう。 |
高安、部内光道講第十号抽冬鶴松講社支教会設置の願い(大鳥支教会)。
さあさぁ尋ねる事情/\、さあさぁさぁ事情、前々事情以て尋ねる、一つにはこうという理改めて、順々重々理治め、まずまず一つ理を以て、又こうしたら/\という理は、何ぼ何処で出けるやら。それは許す。順々の理を以て運んでくれにゃならん。 |
押して御許し下さる願い。
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明治25年1月21日 |
南海支教会部内名古屋に於て集談所設置の事情願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、所々講という。精神一つ理を以て、順序の理は委せおこう。 |
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明治25年1月21日 |
芦津、部内福知山支教会へ永尾楢次郎出張の願い。
さあさぁ尋ねる事情、さあ心おきのう、さあ許しおこう/\、心おきのう。 |
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明治25年1月22日 |
北分教会所、八間に十間の建物普請事情願い。
さあさぁ尋ねる願い出る事情、さあさぁ心通り心だけの事情、心だけの事情は速やか許すによって、何時なりと掛かるがよい。 |
本月陰暦25日、手斧始め事情願い。
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明治25年1月22日 |
高安、部内光道講第三号に於て支教会設置の儀願い(大県支教会)。
さあさぁ前以て尋ね出た処、かれこれ事情、又事情、互い/\一つの理、跨がり一つの理、さしづ出来難ない処、一つ改めて尋ね出る。願い出る事情によって速やか事情、明らか事情許しおこう。運んでやるがよい。 |
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明治25年1月25日 |
兵神、部内播磨国下村真明講社に支教会所設置の儀御許し下さるや、清水与之助心得まで伺い。
さあさぁ一つ/\の理を尋ねる、多くの中遠くの所という。順々の道といえども一つ道という。万事事情運ぶ。見て事情聞く、見て成る程と言えば何時でも許すで。古きさかい理がなく、新しいさかいにという理はない。日々精神上の理に許しおく。一度二度十分実地見て、それぞれ他に多くの中尋ね、成る程一時の理が治まれば何時にも許す。一度二度成る程という理があれば、何時でも許す。 |
押して願い。
さあさぁ所順々の理、又々皆々心の理が一つの理の処、多く中一つ講元、元々事情理という。これはどういう事にも計らわん。多くの信者理が治まれば幾重道順々、多くの中、心互いの談じ合い、一つの心に委せおこう。 |
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明治25年1月25日 |
清水与之助、身上の願い。
さあさぁ身上/\、事情いかなる事情思う。万事事情一人一つの理、幾何人一人の事情、多く一人の事情、一つ突っ張る。多くの中、どんな事でも一人の理に掛かる。急く処も早く、所も道々の処、広く心世界の理という。身上堪えられん事情であろまい。一時一つの理を、万事治め掛け。忙わしになると、これまでに諭して、話急がしいなってから諭するのやない。これまで遠いから一つの理を諭してある。身に堪えられん。一日の日が運ぶ事できん。運び一つ/\の理が弛む。身に一つ案じんよう。これなれば万事明らか。心を計ってやってくれ。 |
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明治25年1月25日 |
増野正兵衞、咳及び鼻血出るにつき願い。
さあさぁ事情/\、前々から二度三度の事情尋ねる。余儀ない経ち来たる。後々これまで、あちら遠く心掛かり、日々でこれまで道という。通るに通られん日もあった。よう事情通りて、ならんなあ理も治まる。今一時身上心得ん、身に心得ん、上案じる事は要らんと。遠く所国という事情諭されん。一寸諭する。追々一つ/\、続く/\、年々の道によって鮮やか。追々道を諭して一時退かん。いついつまで十分話し伝え、それより思い掛けない事情。身上事情尋ねたら、遠く事情あった。長い事情じゃない。一つの理を諭しおく。 |
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明治25年1月25日 |
増田甚七、願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情には一つ事情諭しておこう。事情心得ん、いかなると思う、どういう事と思う処、十分諭しおこう。いかなる処、これまでどういう事あろ。これ思い開き、早く諭してくれるよう。何の甲斐もなくとは更々持たず。成るの心いかなる事である、皆などんな事も世界見てタンノウ。一時歎く一時という。これ互い/\話し合い/\ともども事情も立つ、早く諭してくれるよう。 |
増田甚七、身上願い。
さあさぁ身を尋ねる処/\、日々の処にて運びある処にいかなると思う。一条又内々言うまで。早く戻りてタンノウ一つ改めてくれるよう。一時早く諭し、第一これ聞き分け/\。 |
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明治25年1月25日 |
松田源蔵、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情、身一条の理を尋ねる。まあこれまで事情長らえての中、又候/\何度の理。一時治まる。又治まる。一時の理、段々身上という。一度速やか思う、鮮やかと思う事情聞き分け。内々タンノウ治めくれ。身上という、一度どういう事もあろうまい。なれど因縁という事情聞き分け。因縁と言うて了えばそれ切り。因縁は世上の理があって、長らえて道を運んで、段々こうも尽し、身上一つ、知らず/\の因縁理を諭するであろ。内々事情聞き分け。互い/\タンノウの理を治め。第一身上不足なってタンノウは治められん。世上の理を見てタンノウ。これさい十分聞き分けたら鮮やかであろう。 |
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明治25年1月26日 |
教祖御墓所を三島に新墓地を設け、それへ移転の儀願い。
さあさぁ尋ねる事情、さあさぁ遠からず事情、これまで/\思う事皆な心にあれど、日柄という理に抑え、事情尋ね出る。万事いかなる処、事情は一寸には軽くは行こうまい。運び掛けたら、成らんやあろうまい。さあさぁ何かの処は、談示一つの理に委せおこう。 |
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明治25年1月26日 |
教祖御履歴編輯の事につき願い。
さあさぁ事情は、あらあらの事情/\、又々年々道々、まあ速やかという処は、まだまだ分かろまい。数々の道は諭すまで。まあ一時道の処、世上一つの理、追々又々の事情、刻限事情にて、諭さんならん事がある。事情はあらあら、これだけの事情は許しおこう。 |
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明治25年1月26日 |
節会は従来の通り執行せねばならぬものにや、又今年鏡餅少し改めても宜しきや願い。
さあさぁ尋ねる事情、さあさぁ年々の事情、又年々の事情、なれどこういう理を尋ねる。尋ねるからは一つ指図に及ぶによって、しっかり聞き分けにゃならん。年々という、段々という。一つどういう年もある。日々の処という、年々の処という、心に掛かるだけ運ばにゃならん。世上に一つの理はあろう。他に一つの理もあろう。大儀と思わず運ばにゃならん。又心に掛かる理もある。これだけ諭しおくから、談示一つの理に委せおこう。 |
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明治25年1月26日 |
高安分教会、南方土蔵納屋取り払いに二間八間の二階、一間半の玄関普請の願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、理は段々追々という、一つ運ぶ理という。段々寄り集まる、これでならんと言う。一つ談示、一つ心だけは許そう/\。これは許しおくによって、何時なりと掛かるがよい。 |
同日、松村吉太郎日々の賄、分教会と一手一つの事情願い。
さあさぁ一つ事情、尋ね掛ける事情、さあさぁ尋ねる一つ指図、思えば一つの理もある、聞けば一つの理もあろう、見れば一つの理もあろう。いついつまでどれからどうする、どういう処も理があろう。内々事情定めてこうと言うや受け取る。こうと言う、思惑通り速やか受け取ろう。 |
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明治25年1月30日 |
畑林為七、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情、一度/\の理治まる。案じる事要らん。案じてどうもならん。又候どうであろうと案じんよう。因縁と諭するであろう。名々因縁悟らにゃならん。因縁として了えばそのまゝ。世界の因縁を見て、前々その道という。タンノウより受け取る処ないで。これだけ諭しておく。 |
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明治25年1月 |
兵神、部内加古支教会住居の方に赤衣祀る願い。
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