(明治24年月日不明分お指図) |
池田村に設置せる中和支教会、普請の願い。
さあさぁ願い通り許そ。速やか許す。普請はざっとするのやで。さあさぁ願い通り速やか許す。 |
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小西幸治郎61才、身上願い(宇陀郡神戸村大字西山小西定吉父)。
さあさぁよう聞き分けてくれ。何程の理がある。何程こうがある。思案もあろ。世界を見分け、世界を見分け聞き分けという。第一身は仮ものと、内々家内一人一人、一人限りのもの聞き分け。まずまず世界のもの見分け聞き分け。何程どうしたと言うても、隔てない/\。内々の処十分尽した故、内々理を下されたと、理を諭すだけ。名々成る程と心定まるなら、身は速やか成る。話し伝え。 |
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沢田たみ、顔に火傷の時願い(和泉国大津村)。
さあさぁ尋ねる事情、身上事情から尋ねるから諭しよ。日々運ぶ尽す事情は、受け取って居る。なれど、よく事情聞き分け。これだけ尽す中にどういうものであろ、いかなるものであろう、と思う事情は、すうきり取り替え/\/\。さあさぁ些か事情一時成らん。成らんやあろうまい。よく聞き分け。前生因縁の事情聞き分けてみよ。一列は皆な神の貸しもの神のたには皆な我が子、何処に隔てはない。よく聞き取りて、世上見て一つのタンノウの理を治めてみよ。一時成らんやない。これまで事情すうきり改めて、仕切りて運んでくれるよう。 |
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増田、伺い。
さあさぁ尋ねる事情、一つ尋ねる心あれば事情知らす。どちらこちらとはあろまい。互い/\まずまず互い/\の道は、さあさぁ助け合い。 |
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増田甚七、小人身上につき伺い。
さあさぁ深き/\の事情、まあ一事言わん。当分遁れ又々遁れ、精神一つは因縁という事情ある。何かの処の事情、事情治め。何かの事情も一つならんが因縁。分からんなれども、小人事情から一つどうもならん。ならんが因縁の事情という。可哀そうのもの因縁の事情なれば、一度の当分の処当分にして、何か心の休め。夫婦安心さすよう。大層したでどうもならんで。成るべ行くえの道を一つという。事情急く一つの事情、一時早くタンノウ。一つの心の治まるよう、早く事情を諭すよう。 |
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