(10月) |
明治24年10月1日 |
山本源七43才、身上願い。
さあさぁ身上一条の事情尋ね出る。どうしても分からんから尋ねるのであろ。段々話しの理を聞いて、日々という。なれど、身上どういうものと思う。何故こうなるという心は更々持たぬよう。運ぶ中尽す中どういうものと思う理も持たず、因縁という理を聞き分け。もう因縁ならばと言うてはそれまでのもの。事情尽す中、何故という。名々の身上因縁事情の理を聞き分けて、成るか成らんか、内々事情を定め。案ぜなく定めるよう。 |
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明治24年10月1日 |
平野講社、周旋人二、三名出直しにつき心得のため伺い。
さあさぁ心得の事情を尋ね出る。一つの指図、先ず/\前々一つ/\事情始め掛けたる処、一人又一人、段々事情、亡くなり、どういうものと日々と言ううちに、何たる事情と思う。何にも、どうなろうという心は更に持たず、世界大きい心を持って、一つ改め替え。西から風や、東から風や。一つ事情改め。真実一つ定めるなら、遅き早きの理はないで。この心を定めるなら、どんな道とも分かろまい。 |
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明治24年10月2日 |
深谷徳次郎22才、身上願い。
さあさぁ身の治まり/\という、治まり、身に不足なりて尋ねる。一時の諭もしてある。どういうものであろうと/\思う。万事一つの理が第一/\。身を治まりて万事事情内々の処から一つ/\治め。これ一つ。万事というはこれが治まり。よく聞き取りて悟りてくれえ。 |
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明治24年10月2日 |
宇野善助、本部にて身上障り願い(滋賀支教会出願の時)。
さあさぁ一時身上の処にて心得ん処ありて尋ねる処、身上に一つ不足ありてはどうもなろうまい。余の儀外儀はあろうまい。多くの中は多くの心、これから万事世界いろいろの道がある。聞き分けて一つの理が治まれば、三つが治まる。一つ治まらんや、三つが治まらん。身上治まらんや、何程思ても、これ行こうまい。これから多く治めようと思えば、多くの心一つの理という。この理を諭しおく。よう聞き分けて悟りてくれ。晴やかなれば速やか、という。 |
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明治24年10月2日 |
宮森、小人身上願い。
さあさぁ小人一条の事情身上の処尋ねる。どういう処違う/\。これは一つも思う事は要らん。小人どうなろうと思う。これは案じる事は要らん、案じていかん。案じては理が回る。因縁以ちて寄せたる処、親々の処にこれ聞いて、どうなろうとこうなろうと、因縁以ちて寄せたる処、これ聞かしおくから、よく聞き取りて悟りてくれえ。 |
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明治24年10月2日 |
河原町分教会、部内滋賀支教会設置の願い。
さあさぁ願い出る、尋ね出る処、事情一ついかなる事情早く/\、これまで事情によって、一つ段々多く、どんな事情で事情速やか、重々の理も、又々の理、何でもいつの心に持って、一つの理を以て勇め運び掛け。理は速やか許す/\。 |
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明治24年10月2日 |
堺集談所よりの願い。
さあさぁ一つ事情、尋ねる処、心得事情どういう心得、こうしたら何でも思う処、重々治まりがあって治まらん。いつの事でも案じ/\の心どうもならん。何程の道あれど、一時万事何かの処、一つ治まり掛けの道つけば、どういう理が治まるやら知れん。指図の理は間違わん。理が一つの理があって苦しい道を通らにゃならん。どうせこうせこれは言わん。尋ねる事情理は許しおく、何時なりと掛かるがよい。 |
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明治24年10月2日 |
山本コマツ、身上に熱又小人しげの身上障りにつき願い。
さあさぁさぁさぁ万事いかなる事情、一つ内々事情いかなる、万事一つの理を聞かそ。日々万事十分に受け取って居る。さあさぁ十分/\の事情、日々生涯の事情一つ、又内々家内万事何かの処、もう長い間やない程に。一時間二時間の願をしてみよ。定めた心は生涯の心と定めて、これまでは日々にほうほぅと湧いたる処の心すうきりと定めるという。事情という。 |
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明治24年10月3日 |
教祖御休息所庇(ひさし)修繕願い。
さあさぁ尋ねる事情、今の処、一寸あちら一寸こちら仮家普請として、皆な掛かりて居る。本普請までは行かん。これだけの事を作りてくれるよう。一寸体裁だけの事を作りてくれるよう。 |
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明治24年10月3日 |
芦津分教会、地所買い求むるにつき願い。
さあさぁ尋ねる事情、願い通り、心の事情一つ、どうでも一つ治めにゃならん。皆な心の事情に委せおく。 |
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明治24年10月3日 |
梅谷四郎兵衞、9月28日の夜恐ろしき夢見しところ10月3日の朝に歯痛につき願い。
さあさぁ心得のために/\。身の処、さあさぁどういう事やろう。夢を見る。どのような夢を見ても、心で覚えて居れば夢現ではあろうまい。思わく次第、余の儀であろうまい。所という、その中という、伝えた話しの理分かりてあればよい。又世上という理がある。よく注意という理がある。皆どんな理も聞いて居るから、それそれという、又先々という、あちらという、こちらという。注意という理を加えてやらねばいかん。名々の精神というものある。それは助け一条、道尽す運ぶ理ではあろう。それは日々に受け取る。なれど後先という理がなけにゃならん。世上という理がある。世上の理に抑えられる。よう理を弁えねばならん/\。明らかと言えば、世上に押されんようという理がある。そりゃと言えばそりゃという理を運んでおけば明らかという。そこで先々という。一つ抑えてくれるとどうもならん。世上の理に押されぬようと。これだけの理を弁えあれば、何にも怖わき危なき道はない。世上明らか一つの道を運んでおけば、どんな道でもおめ恐れは一つもあろうまい。これだけの理を諭しおこう。よく注意を加えてくれるよう。 |
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明治24年10月4日 |
城島分教会、開筵式につき本席出張につき、辻忠作、桝井伊三郎、鴻田忠三郎随行の伺い。
さあさぁ尋ねる事情諭しある。万事の処、一日の日改めて指図、誰々十分の理十分である。 |
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明治24年10月4日 |
増野正兵衞、足の傷追々おたすけを蒙りしところ御礼を申し上げ、今一段のところにつき、前々お指図に一つ二つ三つ仕難くい事情と御聞かせに預かりしは如何なるところでありますや願い。
さあさぁ万事事情、他に一つ身の処、運んだる処、いかなるも聞き分け、見分け。どういう事で事情、よ*人元々/\の知らせ。それより万事一時理が鮮やかと言わん。大抵事情分かるで。事情鮮やかという、どういう、名々こう内々もあらあら、万事の処/\あらあら。内々もう一段、名々一名一人の心どういう、あちらこちらどういう、名々重い事情である。さしてどういう事であろう。この道無理にどうとは言わん。段々諭し一つの理諭してある。こう他に一つの心に委せにゃならん。旬々結構の理もある。治まる治まらん、これが分からん。他に諭するこう、一時こう、名々治め。それより後々内々それぞれ諭してこう。いついつあちらやこちらや治まるまい。一時談示心に運ばにゃならん。こうと話あれば、そう言うなら一つの心も定めてみにゃならん。 |
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明治24年10月4日 |
井筒梅治郎、身上願い。
さあさぁ身上一条の理を尋ねる。いかなる処も尋ねる。万事一つの事情諭しおく。心に事情あろまい、名々一つの事情あろまい。世上鮮やかであろう。他に一つ内々は兄弟の中、一つ/\の理があろう。どんな理もある。名々一つの心を定め。広々道通るといえど、知らず/\道じゃあろまい。どんな十分の理何を聞けど、十分一つという。善き一つ、皆な事情集まって一つ、これまでならん/\処、立ち越し事情難しい。今重々治まり、兄弟一条誰々見て、あれこそどんな事情立てど、日々心に曇り一つの理である。いかなる理も治まる。名々一代いかなるも治めてくれ。他に一つの理は、見ず聞かずの心の理を以て、治めてくれるよう。 |
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明治24年10月5日 |
城島分教会、開筵式につき本席出張に、梶本松治郎、桝井伊三郎、鴻田忠三郎、辻忠作の四名随行伺い。
さあさぁさぁ一日の事情を以て定めてある。順序の処、それぞれ許しおく。 |
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明治24年10月7日 |
佐藤山三郎、身上願い。
さあさぁ身上事情どういう事であろ。内々事情又一つ身上どういう事であろ。日々尽す運ぶ中の中、さあさぁ身上段々又一つ日々に尽す中、一つ/\/\理を治めてみよ。一時身上いかなる。因縁ならばという心、更々持たず、日々タンノウの理をよく聞き分けて、先楽しみ事情定めて通るよう。 |
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明治24年10月7日 |
深谷ハナ、身上願い。
さあさぁ一時身上の理尋ねる事情、内々事情替わり/\治まるという。どういう事と思うやろ。いかなる事、又替わる。何か聞き分け。内々第一事情、又一つ万事事情治め方、どういう事身上発散、何か万事治め方、万事治め方、これだけ急ぐ。 |
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明治24年10月7日 |
中山会長、城島分教会開筵式につき出張の願い。
さあさぁ早く/\、これまで事情に事情ありて治めたる処、心おきのう速やか許そう。 |
同日、同随行員宮森与三郎、喜多治郎吉、高井猶吉、前川菊太郎の伺い。
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明治24年10月8日 |
萩原治兵衞61才、身上願い。
さあさぁ一時尋ねる事情/\、身上の事情あって尋ねる。身上何か尋ねる。何程身の処事情、どういう事である。身の処心得ん。日々の処身の事情あれば一時の処案じ日々の事情、遠く所あちらこちら万事聞いて諭してあろ。先々追々働き遠く諭してある。十分第一修理という一つの理がある。修理の道があろ。世上一つ道を聞いて道を通る。一時という道が世上の道が第一心得に道を治め。身に一つ不足発散。何処の何処までも理である。諭し一つの理、一つ/\の理が治まらにゃならん。身上案じる事は要らん。 |
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明治24年10月8日 |
酒井佐吉、身上願い。
さあさぁ身上一つ同じ道、道の理同じ一つの心得、事情理に諭しおく。身に一つの理あれば、運び難ない。身上速やかなれば世上諭して、新しい道もあれば古き道もあろ。新しい道難しい。古き道前々通りたる道、通りよい。新しい道、今一時段々諭し通りたる道。新しい道、十分の道理上道を以て通り抜けにゃならん。身上不足古き新しき。身上尋ねたら、こういう指図あった。世上の道があって、多分の道があって、通れん道はない。新しい道/\、道が通り難くいという。心の理を以て世上と言う。世上新しい道から、ついつい古き道に集めてこう、新しい道日々に忘れぬよう、一つ身上見るがよい。 |
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明治24年10月8日 |
宇野善助娘こん22才、身上願い。
さあさぁ身の処/\尋ねる/\。一つさあ事情堅く事情、日々と言えば、堅く事情通りたる。多くの中、誰々事情遠くたる処まで事情、一時身の処いかなる事情であろ。これまで身に一つの事情あろまい。治まり一つの中身上どういう事情、一つの事情難しい。鮮やかという理取り難くい/\と言えば、案じる/\。案じたが一時成る。聞き損え。十分の中不自由難儀あろまい。身に一つの事情あれば難儀/\。他に一つ、長の世上の義理も恥かしいのこの事情取り了せ。これまで第一の理諭し。因縁/\その場そのまゝ因縁、どうもならん因縁、どうもならん因縁、是非ない事情。因縁と為せばサンゲ言葉なきもの。助けたい一条、この理を聞き取ってくれ。案じる事は要らん。しいかり聞き取ってくれ。 |
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明治24年10月8日 |
教祖湯殿修復の願い。
さあさぁ当分/\、暫くそのまゝ。こゝが破損/\、仮修復しておかねばならん。 |
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明治24年10月8日(陰暦9月6日) |
夜11時、本席、御身上足の左付けぎわより腹に掛け、固まり差し込みあるにつき伺い。
さあさぁ十分刻限知らす、刻限を知らす。刻限まで何にも言わんで。刻限を待たねばならん。さあさぁ何時やら知れん。その用意をしておかねばならん。程のう/\刻限渡るなら、何時知らさにゃならん。 |
午後12時、暫くすると刻限。
さあさぁ打ったで。どんな事言うやら知れんで。さあさぁ刻限/\話に知らせおく。内へ戻ったらしんばしらに伝えくれ。急いであった/\、思わく尋ねるか。又々の道を運び掛け。自由真柱、万事どういう事掛かる。他に一つこれまで尋ねにゃならん。人間心を集め/\事情尋ねるまで、事情あって事情諭しおく。どんなに思うたとて実々生涯諭してある。何よの事、人間心に持って尋ねるまで。それぞれ一つの話し事情定め替えて、一つの初め治めにゃならん。神の言う事要らん、名々要らん。それぞれ一つ事情治めて了う。談示あるなら人間心に持って、尋ねるまで。思わく事情、一時/\治まりという。指図勝手する。真柱帰ったら話しせねばいかんで。 |
又、梶本松治郎、桝井伊三郎、増野正兵衞如何なる事であろうと談じ合いの処へ。
さあさぁ真柱は直ぐに悟るで。因縁と因縁と、又々因縁。紋型なき処から人間思案、恐ろしうであった。一時の道の真柱、日限事情一時いかなる世界治まる。皆なこの道理。人間が人間をまゝにして、一名一人尋ねるまで、帰って来たら直ぐと知らせ。さあさぁ大事の事、大事の事に不都合、銘々不都合僅かの一生尋ねるまで。生涯の理に及ばんで。 |
又、引き続き御話し。
さあさぁさぁさぁ変な事を言うで、変な事話し掛けるで。さあさぁどういう事話し掛けるで。よくよく聞き分け。どういう事こういう事難しい事、一つ/\何かの処指図。これまでの処指図の理は違わん。どういう事思わくであった。皆な治め来たる。他多くの中、万事話済めば一つの運び、一つの理が通ろ。難しい/\、あちらも話し聞く。話持って出る。余儀なく話しやあろまい。これよりまずまず暫く何よの事情、諭す理くらいと言うで。要らん諭しの理と、諭しの理で知りつゝの理と言うてはどうもならん。長い間じゃない。僅かの六七の処及ぼして、難しい/\理を拵えて通らにゃならん。日限、大抵の世上疑う理もない。あれでは長い運び尽すあたゑ世上疑うまい。何かの処諭しおく。先二三歩の処出て一つ早く自由、他一つの心事情ないようにして事情あろまい。僅かの道、十分治めにゃならん。この事情諭してこれからこうせにゃならん。僅かの日柄それから与ゑ事情で、一時結構で、これで事情あっては気の毒。何か万事諭し研究して、戻りたらいなる事情諭しておく。 |
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明治24年10月8日 |
夜、山沢ミキノ、上げ下だしにつき願い。
さあさぁ尋ね返そ。尋ねる処どうもならん。尋ね刻限の話、刻限の諭、事情中、尋ねにゃならんから尋ねる。何度尋ねる。あちらの子供、こちらの子供、万事一時又事情分かり難ない。小人夜々、昼は十分勇んで、夜になると上げる、下だる。夜々一つの事情、どういう事、よく聞き取らにゃならん。昼は昼とて、夜といえば一時小人変わる。あちら変わる事情理諭し、間違わぬよう、よく聞き分け。どういう事でどうして、こうして、あちらの理が分からん。昼という事情、快う、潔う、夜々何たる事情。昼あちらの事情手が入る、夜々何か万事運ぶまい。親々事情、万事日日の事情、昼とてあちらへ走り行き、こちらへ走り、誰々事情、一日の日事情起る。たゞ一人の事情あろまい。親々どういう事である。あちらこちらから万事聞き取りておかねば分からん。二人親々今夜/\/\もせくやら、何でと思うて居る。夜々の処、小人たる処の理、親々の昼の中、又々それじゃ知らず/\日を送り、順序理にあかるであろう、指図通りやで。 |
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明治24年10月10日 |
宇野又三郎20才、身上願い。
さあさぁさぁさぁ尋ねる事情/\、身がこうなる理を尋ねるから、一つの理を諭す。たった一つの理を諭す。成る程の理を聞けど、何が間違ってある。難しい指図は一寸もせん。身上の処でこういう指図があった。心得の理を尋ねる。どれ程若き年取れた。身に一つの不足があれば、いずむ心があると、どうもならん。皆な心にサンゲという理、心の理を尋ぬれば、心の理を諭す。若きと言えば、身に一つの理があれば、若きと言われよまい。又一つには、さあさぁこれ一つの心を定めて道を通り(すれば)、大難の事情(は)、尽す処で小難ともいう。身の処案ぜずして、ようこれ聞き取っておけ。 |
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明治24年10月11日 |
深谷徳次郎22才身上悩み願い。
さあさぁ尋ねる処/\、前々より諭してある処より、日々理を以ちて尋ね出る処、どういう処やろう、こういう処やろか、と思えど、元尋ねる処事情は、世界運ぶ処若き処/\、今までこうやありた、どういう事でありたと、諭しおかねばならん。道のため人のため、一寸これまで知らしておいた。身の処一寸も案じる事は要らんで。身の処より知らしおき、聞かしおきせねばならん。内々万事の処をよく聞かしおかねばならん。 |
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明治24年10月11日 |
大阪天地組、分教会地所買い入れの願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、一時以ちて尋ねる処、いかなる一つという、いかなるという、心という、事情いついつという、精神持ちていついつという。心に持ちてすれば、事情は許しおこう。生涯という心持ちてするなら、万事心おきのう許しおこう。心に委せおこう。 |
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明治24年10月11日 |
芦津分教会、部内笠岡支教会設置の願い(担任教師河合豊)。
さあさぁ一日事情以ちて尋ねる。所々に一つの事情尋ねる処、まずまず精神上一つの理を治め、楽しみというは、心一つの理を楽しみという。心に一つの理を持ちておかねばならん。頼み出る、願い出る事情は許しおこう。万事それぞれ心に理を持ちてすれば、治まらんやあろまい。 |
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明治24年10月12日 |
中井宗七、身上願い(胸つかえ詰まるようになるにつき)。
さあさぁ身上一つ心得ん理、いかなる事と思うやろう。いかなる理も治めて居るやろ。なれど、万事の事一つの理に掛かるやろう。一日の日内一つに掛かるやろう。万事の事を掛かるやろう。同じ所に、隔てゝ掛かりてあるやろう。理が隔てゝ理が余計掛かりて来るやろう。身上案じる事は一つも要らん。これまでの処、万事の事掛かる。掛かるけれども身上案じる事は要らん。一つ/\の理に治め行け。万事の事一つに掛かる。なれど、これで結構と思え。身は案じる事は要らん。 |
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明治24年10月12日(陰暦9月10日) |
前川菊太郎、縁談につき平等寺村の小東こたまと増井とみゑとの両人申しおきしところ、先に御伺いに両方共切って了うようの御言葉あり、更にこたまと定めまして宜しきや願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、又一つに尋ねにゃなろうまい。旬々前以て知らせおいたる。一寸どちらとも判然分かり難ないから談示、速やか尋ね返せ。前々どちらすっきり改め替え。又一つ事情、前々伝える。これなら思案事情がある。一時存命話したるなれど、一寸事情治まらん。どちらも洗い替え。鮮やかなる道と知らせおく。二つの理一つに治め難ない。二つの理一つに治まり難くい。よく聞き取れ。運ぶ事情、一度事情、二度事情、伝えたる事情を以て尋ねる。人間事情、事情運び方、人間尋ねるまで不自由/\、神一条指図間違わん。心の道によって間違う。是非に何箇年、その年限明ける事情分かろまい。一つの道、追々きっしょう一つの改め、一つの道という。聞きよいなの道が出る。遠く思う万事指図伺い、いかなるどんな事情、何でも彼でも治まらにゃならん。刻限人間心話結べまい。いかなる理を諭して日々という。代々前々話聞く。前々話し聞いて道という。 |
押して願い。
さあさぁ尋ね返やさにゃならん。聞き取って違わんよう。どうもならん。これで刻限第一事情。前々事情以て諭したる。どちら/\分かり難ない。一寸切って了う。一人あら/\の理治まり掛けたる。一時前々の理は二つになるから、かれこれこれだけ深き与ゑであろうか。十分で一時名々理をはき、名々一つの理を出して治まり/\。更々に一つの心もようよぅ尋ねたら、二つの理切って了う。一寸外々の理相当の理治め掛け。どんと二つの理分からん。切って道が付く。一時の処改め替え。前に一つ最初あらあらの道開けて、月々年限のかた始め話してある。すっきり切ってある。かれこれ道は付いてある。一つの道に治めにゃなろまい。名前の理、事情知らせ。因縁事情、理因縁の間、道すがら一時道に存命一つの理諭しある。一条神の話これでなら満足。不足を言えば今度は与える事ができ難ない。切って了うで。長く一つの話知らせおいたる。これまでなら、名々治めてそうそぅどうかこうか、人間思うようにならんで。今度治まらねば切って了うで。今度どうもならんで。 |
押して、中山会長より、こたまの方でありますかと願い。
さあさぁ理の二つ取り消して了う。そこえ/\の理は治まって、古き事情諭したる処、十分の理委せおく。 |
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明治24年10月12日 |
前条願の続き天水組分教会の願い(この時鴻田忠三郎、高井猶吉当直、書取記山本利三郎、願い人代理桝井伊三郎、南周旋方は高木、光原、下の辻の西村、中井、松本、北にては西川、山田、吉田合計八人)。
さあさぁ尋ね出る事情、いかなる理を尋ね出る。前々諭してある。深く事情諭してある。皆々の事情、さあ一つの心に皆々の理尋ね掛ける。理は十分に許しおこう。この理にそれぞれ段々運び掛け。真実の理治まる。それぞれ心だけの理は何時なりと運び掛け。理は速やかに許しおこう。 |
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明治24年10月15日 |
橋詰新平66才、身上事情願い。
さあさぁ尋ねる/\。身上に一つ成るに成らん理尋ねる。一時一つ分かろまい。なれど、遠く運ぶ処、日々受け取る。内々一つ成るに成らん理と思う処、余儀なく事情であろう。尋ねば諭すよって、身上こうなるどうなるという処、知らず/\、これよう聞き分け。身の処に変わりた処と思うであろ。何にも変わりた事はない。これまで知らず/\の事情、これ一つタンノウさして、聞いたる事情に、心に事情沸かさんよう。順序はこれ一つという理治め。一時大変なれど、どうという心持たず。なれど大層。大層なら大層だけの理を運び、これ一つ指図しておこう。 |
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明治24年10月15日 |
春野事情及びいと身上伺い(増野正兵衞前々身上よりお指図に預り又清水与之助より身上御知らせにつき、内々へ段々運び下され、又神戸春野利三郎参詣し、これも段々御話し伝え、又内々治まりの話も、本人より梅谷四郎兵衞の家内妹を貰い度く申し居り、然るに、いとの処居所右の方腫れて参り、これは如何なる処違い居るや伺い)。
さあさぁ談示これまでの処、願う伺う一つ指図、尋ねる一つ指図、これまで段々指図、旬々の道を以て名々一つ分かろうまい。一つそれぞれ始め掛けから一つ理を以て何かの処、一時諭したる処、一時変わりてどういう事である。これまで十分運ぶ理は日々の理に受け取る。又一つ身の処、何ぼでもならん。又変わりて一つ一時分かろうまい。何ぼでも分かろうまい。よう聞き分け。大層という事情はならん。これだけはという。大層は一時ならん/\。名々こうという、こうしとけと言えばこう。指図一つこうしとけと言えばこう。一つ理を以て万事こうと言わん。一名こうと言えばこう。人々一つ諭しおいたる理がある。よう聞き分け。それで楽しみの理がある。身に一つ不足あっては楽しみとは言えん。小人一つ他に一つこうと言えばこう/\、名々鮮やか治めておかんならん。名々心に運んでみよ。一つ運び過ごしでもならん。思い過ごし、運び過ごしはどうもならん。談示一つの理、皆んな運ばしてある。一寸身上治まれば一寸楽しみ、成らん事はどうもならん。そこで、よう聞き分けんにゃならんで。 |
押して伺い。
さあさぁなあ、どんと理が二つになり、そこで理が分かり難ない。他に一つ事情、一時の処人という。治まり難くいこれ一つ理、又内々一つの理は二つなる。まあ一時尋ね返やす処、見分けてやらんならん。聞き分けるより見分け第一やで。これ心に掛けてくれんならん。 |
又押して
さあさぁあちらへ掛かり、一つかと言えば二つ三つ、とんと治まり難ない。尋ね返やす。一時運ぶ処、生涯定める処、見分け、聞き分け。見分け第一。一時道は結構な道、名々こうという理は大いに相違する。そこで聞き分けにゃなろうまい。こうと言えばこうになる。ふわふわ暮らさんならん。どんと忘れる日はない。それは聞き分けるより見分け第一。どうしたなら日々忘れる。どんとどうむならん。一つの理でありて一つの理、二つ三つに分かれてある。見分けてやれば理が弛む。一つの理に治まる。どんとどうむならん。一つから二つ三つ理が分かれる、見分け第一、これが第一の理である。 |
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明治24年10月15日 |
山本利三郎、普請事情につき願い。
さあさぁ尋ねる処、さあさぁ心のうたる事情、心一つの事情、こうと言えば互いの力添えてやるがよい。自分の方も決めておいて、思案定めて、心のう互い/\力添えて、運んでやるがよい。万事速やか心に委せおくによって、心おきのう運んでやるがよい。 |
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明治24年10月15日 |
宮森与三郎、普請の事情につき願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、追々理が分かる。追々理が出て来る。心おきのう心通り運ぶがよい。それは何時なりと許すによって。 |
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明治24年10月15日 |
清水与之助、左の腕何となく痛み、この程お指図運び方さして頂きますがまだ速やかなりません。他事御知らせ下されますや、増野正兵衞の事運び方行届きませんや願い。
さあさぁ前事情、身の処から尋ねる。それより運び掛けて一つ事情、よう聞き分けて話し掛けてくれ。事情諭してくれと諭したる処治めてある。思惑諭してある。掛かり万事事情は、前以て尋ねたる処から運んで、これ一つ聞き分け。遠く事情から近く事情、万事心寄せてくれ。身の処から尋ね掛けたら、あちらこちら、事情は所という。見分けてやる。聞き分け。それで心という理がある。そこで身に掛かりてある。心許すによりて身に速やかないという。万事互い運んでくれ。さあさぁよう諭してやってくれねばならん。 |
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明治24年10月16日 |
岡本久太郎妻かつ39才、身上願い(夫留守中上げ下だしにつき)。
さあさぁ一時尋ねる事情/\、身の処第一事情、いかなるも思う処、一時も早く一時一つの心、いかなる事情諭しおく。これまでいかなる事情尽す。いかなる事情も運ぶ。ようよぅ道ようよぅ定まり、何たる心。一時事情思惑もあろまい。一つの心、皆な一つの事情。見れば一つ、聞けば一つ、一時事情急ぐ。名々知らず/\分かろまい。事情/\早くに一時事情運んでくれ。難しい事と思う。一時どうともあろまい。いかなる事情/\、ほどかにゃなろまい。たゞ一つ、これまで尽す事情という事情、一時思う処更々持たず、人間事情尽す運ぶ処は受け取る。先々事情思わぬよう。大望いかなる理でも、一つ理を澄ませ。事情諭し、一時ならん事情あろ。早く/\。 |
押して
早く事情一時以て、誰のものでない。名々所々治まって、何であろう。一日一日早く/\事情。 |
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明治24年10月17日 |
本部の大裏の南門の東の方へ厠建てるの願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、事情は願い通り許す/\。さあ許しおこう。 |
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明治24年10月18日 |
峰畑為吉、大東家へ仮宅の願い。
さあさぁ一時尋ねる事情、尋ねる事情は一寸の事であろまい。一寸の事でない。一時尋ねる事情これまでという。余儀なく処、余儀なく道通り、これより尚々一つ万事の処、願い通り許しおくによって、心おきのう掛かるがよい。 |
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明治24年10月18日 |
上村吉三郎、分教会役員二三名連れて伊勢地方へ派出の願い。
さあさぁ尋ねる処、一つ運ぶ事情、それは十分、それは十分に。 |
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明治24年10月19日 |
久保忠治、身上伺い。
さあさぁ尋ねる事情の処、さあ運ぶや尽すや一つの理いかなる理、身上一つの事情心得。不自由でならん。ようよぅ事情聞き取れ。運ぶ尽す理という、名々一つの心に治め。他に一つ事情、一つの心に順序の理を治めてみよ。一つの理は受け取らにゃなろまい。他に一つ事情世界の一つの事情、よう聞き分けて、他に一つ世界の事情は聞くまで。身の内借りもの、一時一つの事情諭しおく。世界聞くまでじゃあろまい。名々心に治めてみよ。 |
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明治24年10月19日 |
高知県高知市本町63番地に於て高知分教会設置地方庁出願の件願い。
同日、梶本松治郎、出張の願い。
さあさぁ事情どういう事、一応という。身上速やか事情、何時事情、運ぶ事情、許そう。 |
同日、事務所広く致したきにつき御許しの願い。
さあさぁ尋ね出る/\、尋ねる。まあ一つには事情が定まる。さあ一時狭ばくてならん。どういう処、どういう理、心得事情、これをこうして定め。皆な一つの心定めば自由自在。速やか事情、万事事情に許しおこう。 |
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明治24年10月19日 |
島ケ原支教会出願の願い。
さあさぁ前々事情、理は速やか許しおいたる。実際地方やれやれ、おめも恐れもするでないで。やれやれ。 |
前川菊太郎、出張の願い。
さあさぁ控え/\の心を以て、判然一つの心得一つに、向こうにも察しる処がある。さあさぁ控え/\の心を以て行くがよいで。 |
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明治24年10月20日 |
今村熊太郎、身上の願い。
さあさぁ尋ね事情、身の処心得ん。尋ね/\一つ事情諭しておこう。よく聞き分け。身の処不足々々ないで。難しい処あった。どうなろう一日の日もあったであろう。ならん内々大変なる処越したである。一日何たる処、これまで道の理いついつあって心一つの理、一時の処又こうなろう。これまで道すがら理を思う。順序の理思い出せよ。よく事情諭しおくによって。 |
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明治24年10月21日 |
宮森、小人身上願い。
さあさぁ身の処一寸事情あれば尋ねる。又候/\と皆んな善い事思わん。一寸事情あればもうもぅ又古き事情を思うて、忘れられん。どれだけの身の切なみ、親々一つの心を治めば、事情治まる。一寸と言えば、前々の理を思う。これは必ずの理に出さんよう。これだけ諭しおこう。 |
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明治24年10月21日 |
天水組、講社分教会設置の願い(網島分教会)(この時中山会長を初め書取永尾楢次郎、願い人代理宮森与三郎、立会人山本利三郎、増野正兵衞、高井猶吉、松村吉太郎)。
さあさぁ尋ね出る処、淋ぶしい心に持たず、小さい事は心に持たず、尋ねる願う事情許そ。(右立会人高木、光原、中井、西村、吉川、吉田、高田の七名) |
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明治24年10月21日 |
高安分教会、部内各講名を取り消し、光道講と改名の御許し願い。
さあさぁ万事の処は尋ねにゃ分かろうまい。尋ねるから指図。指図を以て日々という。何処までも一つの心、一つの心に集めるという。集まる理もあれば集まらん理もある。そこで心という、心だけの理という。一手一つと言えば、寄らん理は行こまい。頼もしい嬉しいという心を日々受け取る。心の理だけ寄せるがよい。 |
押して願い。
さあさぁ寄るだけの心、心だけの理。どう思えど寄る心の理だけ一つに寄せてくれるよう。成るよう行くよう、頼もしいという心の理を受け取る。何処から見ても頼もしい、嬉しいなあというだけの理を受け取る。心得まで又諭しおく。 |
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明治24年10月21日 |
高安分教会、部内光道講第十号に於て大鳥支教会設置の願い。
さあさぁ尋ね出る事情/\、一時事情以て尋ねる理は十分に許す。理はいつでも許す。万事何かの処急いてはいかん。暫くの処、まずまず定め掛けたる処は受け取る。急く事は要らん。又々の理を重ね。それより世上の処治まる。一時の処にては理は許そ。万事の処取り締まり方、これまでの理は容易な事ではなかったであろ。一寸暫くの処、十分の道を十分に治め。事情は何時にても許すよう。これを聞き取ってくれ。 |
本部長より願書指令だけしておきましようや、又は預り置きましようや伺い。
さあさぁ一時暫くの処、預かっておくがよい。運ぶ処、何でやろうという心を持たずして、一寸暫く。 |
又、押して願い。
さあさぁ尋ねる事情は、さあさぁ皆んな安心をさして頼もしい。一時暫くというはよう聞き分け。早くの事情にてハハアと言うようでは一つの理には集まろまい。タンノウさしてこれでならと、何度/\の事情見てみる処にて、日柄という。これだけ諭しおくによって、聞き取ってくれ。 |
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明治24年10月21日 |
東分教会長上原佐助、歯痛につき願い。
さあさぁ事情尋ねる。いかなる処、身に一つ堪えられん。万事/\いかなる事情、万事/\どんな事情も、皆な名々に掛かる。見分ける理も聞き分ける理も分かろまい。遠く事情以て尋ねる。思うも一つ、見るも一つ、聞くも一つ、これ三つの理の中、さあさぁ助けにゃならん理もあれば、助けとうても助けられん理もある。これよう聞き分けてくれ。 |
押して25日教祖御祭に小児御勤に出る事願い。
さあさぁ尋ねる事情は、まずまず刻限の事情、年限日柄の事情も諭してある。順々事情よう聞き分けてくれるよう。 |
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明治24年10月21日 |
春野ゆう70才、喘息の障りにつき伺い。
さあさぁ尋ねる事情心得ん/\、どういう事である、尋ねる。内々これまでという、あちら障りや、こちら障りや、心得んという。そこで何でやろうという心がどうも忘れられん。結構の理だけで、身上ばかり思うて理が分からん。これよう聞き分けてくれ。 |
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明治24年10月22日 |
前川喜三郎58才、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、身の処心得んという処尋ねる。内々の処、さああらあらこうと分かりてあるやろ。日々の処に一つ日々の処諭するであろう。身上借りものの理と、名々聞き分け。日々やれやれまあ一日やれやれ、一日経てばやれやれと、日々の名々これだけならと思て、タンノウ一つの理を治め。これだけ諭しおこう。 |
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明治24年10月22日 |
増野正兵衞、在来農井戸を飲み水用の井戸と致し来りし処、差水致し悪水に相成るにつき、二間程東へ更に井戸掘り致したく御許しの願い。
さあさぁ尋ねる事情、与ゑという。今の処少し隔ての処、随分北へ寄り/\、心おきのう掘るがよい。 |
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明治24年10月24日 |
植谷浅次郎、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、身の一条事情尋ねる。いかなる理、どういう事もこういう事も分かり有って分かりない。指図は余の儀外の儀ない。尽せば一つの理、運びは一つの理があって、これまで順々は受け取りある。それぞれという身に堪えられん。又、先事情もある。一つ心得事情諭しおく。身に事情あれば、思うように行こうまい。名々内々事情、身一つ事情どちこちどうで日々の事情通り難くい。勝手悪い日もあろ。内々事情諭しおく。案じは、何かの処借りもの一条から治めれば、治まる。世上諭する処から治めば、治まる。これを一つ諭しおこ。 |
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明治24年10月24日 |
西村喜右衞門伜源次郎18才、願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、一時こうしてどうして一時の理に治まり難くい。年限日柄という。治まる日がある。一日から一日の日一寸分からん。年限日柄よく諭して、一度という二度という三度という。治まりが付く。これをよう諭しておこ。 |
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明治24年10月24日 |
日和佐支教会新築の願い。
さあさぁ願い出る事情、一時さあさぁ先々心第一事情、事情によって願い通り速やか許しおく。大層の事は要らん。仮家軽くという心を以て掛からにゃならん。事情だけ諭しおく。 |
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明治24年10月24日 |
日和佐支教会長妻ハツ及び役員、身上障りにつき願い。
さあさぁ事情尋ね、身の処一つ指図。一時という、事情という、万事一つの理に掛かる事情諭しおく。これより先という、一つには助け一条、順々の道があって、談示速やか治めて、取次細こう諭しおく。 |
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明治24年10月26日 |
深谷源次郎、身上少し障りにつき願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、いかなると尋ねる。身上事情いかなると思う処、前々事情諭したる理どうも心得ん。身の処追々の理に運び、頼もしい一つ理、又替わり替わり一時身上一つ理見る、治まる。聞く、治まる。又事情堪いられん理であろまい。まずまず内々一つ早く事情であろまい。事情急ぐ事情一時なろまい。一つ治め。ただ分かる分からん事情であろまい。内々安心身上以て定め掛けにゃなろまい。これだけ諭す。聞けば、早く一つ事情運ばにゃなろまい。 |
押して内々の事情の処と諭し下さるが、徳次郎縁談の処で御座りますか、又外の事情でありますか願い。
さあさぁ内々から一寸固め、内々から捜し、それよりそれぞれ事情以て、今に言うて今に成ろまい。なれど、内々から事情定め掛けにゃならん。 |
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明治24年10月29日 |
麻植房次郎39才、身上事情願い。
さあさぁ身上事情尋ねる/\。一時の道では分かろまい。いかなる事と思う。尋ねば軽き事情に諭しよう。身上不足なるはどうであろう。これまで、これ身に不足あれば、どういうものや知らん、因縁やと言うて来たるだけで分からん。因縁のサンゲは、これまで分かろまい。どういうもので身が不足なるやろ、分かろまい。因縁も分かろまい。身に不足なる処、理を聞いて心に成る程という理がある。これだけ運び、これだけ尽し、身上になあという理持たず、大難小難分かれば、前生サンゲい。因縁というは世上に映してある。皆な神の子、助けにゃならん助からにゃならんが理。親という理、難儀さそう不自由さそう、隔てる理あるまい。成る程の理聞き分けて、理が心にあるなら案じる事は要らん。これだけ諭してくれるよう。 |
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明治24年10月29日 |
北嶋友五郎、身上から願い。
さあさぁ尋ねる事情/\尋ねる事情、身の処いかなると思う。前々いかなる道通りて、段々伝える話、一時の処にて身上一つどういう事と尋ねる。まあ内々それぞれ成るか成らんか、一つ事情治まるか治まらんか、一つ事情どうせこうせこれは諭せん。身の処に印あり、今一時の処に事情という。よう聞き分け。一時身上に不足ありて、どうも、世上に能おまい。諭して居て、名々事情、因縁/\名々因縁分かろまい。これ聞き分けてみよ。諭す理に名々こうでは、世上に理が治まるまいという理、これでは名々心恥かしい。名々同じ一時道これ聞き分けてみよ。知らず/\はこれまでの理。名々治まりた限りはこう。名々心に恥かしいという理があれば、これはどうとは言わん。名々心に委せおかにゃならん。諭す事はでけ難ない。名々一名心次第という理、これ聞き分けば、成る程の理治まるであろう。これよう聞き分けてくれるよう。 |
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明治24年10月29日 |
杉浦徳蔵長女、身上願い。
さあさぁ身の処事情尋ねる。長らえて話し聞き、通りたる。聞くよ/\理がない。道がない。よく聞き分け。分かり難ない。よう思案。何程信心、何程尽す、又コウノウ、これ三つよう思案。一時話しの理を聞く。聞けば身の処発散する理聞き分け。名々自由という理があろまい。なれど成る程の理を聞いてすれば、成る程の理治まらんではない。とんとふわふわしたる。たゞ尋ねてみて、もうどう、癒るか知らんとは、理がない。前々理がありて理がある。伝えさゝにゃならん、と理がある。これまで世上変わり、いかなる道もある。疾うから、何と計り難ない。後々戻りてある。とんと尽したとは言うまい。まず道の処と我が理と聞き分けて、印あれば心定めにゃならん。これだけ諭しておく。 |
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明治24年10月30日 |
撫養支教会を分教会に引き直しの願い。
さあさぁ尋ねる事情、元々という、事情/\は一つ一寸始め掛けたる。一つには段々事情所々という。一時の処、十分許しおくによって、心おきのう取り計ろうてやるがよい。 |
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明治24年10月30日 |
前川菊太郎と小東との縁談双方相運びしところ都合よく承諾相成りしにつき、日限は親様より御知らせ下されますや、又それまで教興寺松村へ預けて仕込んで貰いますがこの儀伺い。
さあさぁようよぅの心、それぞれ事情という。治まり掛ける一つ理、前々以て指図一時の処、暫く言えば暫く。一つそこえ/\事情運び、一時の処にてどうせにゃならん、こうせにゃならん。先ず事情は十分の理という。一時の処赴く処、運んで一度話したる処という。回り話し通り事情諭したる処、運んでどうやこうや知らず間は、名々勝手運び、どうもならん。人間心運んでは思うように行かせん。諭したる処、違う違わん。追々日が遅れるけれど間違わん。そこで心という理要らん。古き事情にひながた出してある。雛形通りどうでも運ばにゃ。雛形通り運べば世界から成る程という。いついつまでそれぞれ一つには、何時なりと委せおく。それより一寸諭しおく。いついつまで理を結び運んでくれ。そこで段々上り、第一察あして、それ運ばにゃならん。事情段々心おきのう運んでくれ。 |
押して、中山会長の心に浮ぶ時で宜しきや。
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明治24年10月31日 |
中井宗助母のぶ、身上願い。
さあさあ尋ねる事情/\、身上一つ事情あっていかなる事情、長々の処身に障りの処は、一つの理を聞き分け。内々一つの事情暮らす中、一つの事情十分何か事情に不自由ない。名々一代暮らす中、不自由なくして一代暮らす中理の中、名々心という。何か万事一つ助け一条の理に直し、何か受け取ってある。内々定かならん。とんと日々思う処、身に一つ事情どうこうの事情あろう。ようよぅ分かれて事情万事委せ、心を十分委せ。見る処聞く処一つの事情運び、こうした限り委せて了い、どんな理も治まって来る。心に万事掛けぬよう。いついつ先々長らえ楽しみ、タンノウ一つの理。暮らす中にタンノウ、身に不足はない。 |
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明治24年10月31日 |
桝井伊三郎、身上障りにつき伺い。
さあさあ身の処/\、事情尋ねる一つの事情諭しおく。心得の事情、何思えども、どういう事を諭されん。一つのところ心得ん。一時堪えられん事情、日々の処運ぶ処、それぞれの事情、身のところ心得ん。よう一つの事情、名々身が不足、何思う事はあろうまい。内々何思う事はない。一人の事情先長くあろうまい。一時運び替えて、楽しみ替えて、一つの事情聞き取って、何か一人の事情、長く事情じゃあろまい。これでタンノウ聞き分け/\。 |
押して
さあさあ一つの話し掛け、一時の理も分かり、一人名々一人の事情、これまで見ず聞かず、長い日柄である。一人の事情、内々何も不自由/\聞かず/\、長々の事情あろ。先々の心一つ生涯の事情、尋ね返やせ。尋ね母一人これまで長く道中タンノウ、一日内々何にも不自由はない。タンノウも一日、これをよう聞き分けにゃならんで。 |
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明治24年10月31日 |
夜、過日28日の朝大地震につき、名古屋愛知支教会へ見舞のため宮森与三郎、永尾楢次郎両名出張の願い。
さあさあ尋ねる処尋ねるまでや。事情大変/\事情理、所々事情聞けばやれ大層、やれ恐ろしい、やれ怖わい、やれ恐ろしい。これまでに話し、刻限事情にも諭したる。今一時遠くほのか話聞こえ分かる。一時の処一時尋ねる一つの道、一つの道と言えば一つ事情、まずまず早くという処受け取る/\。まず内々から一名二名、一名二名ではあたわん。三名心得。地に事情幾人は諭さん。まずほのかの事情取り、早く事情に運ばにゃならん。さあさあ早く/\待って居るで/\。 |
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明治24年10月31日 |
夜、宮森与三郎、永尾楢次郎外に高井猶吉の三名出張又各分教会より清水与之助代理出張の儀願い。
さあさあそりゃ代理で十分。代理は十分。なれど内々三名何でも持たにゃならん。 |
同日同時、明早朝出立の願い。
さあさあも一日も早く/\、早く尋ねて安心の理を求めるによって。 |
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明治24年10月 |
増野松輔の願い。
さあさあ今一時身のところ迫る処、どういう理で迫る。尋ね一つの理上、一度指図こうであった、身がこうであって二度、今一時どうもならん。身が迫る。何処眺めても取りつく処もない。一時日々判然、日々暮らしおきたる処、一時身が思うまで。あちらでも判然せん。計り難ない。皆な実々一つの理、一時のところ何処どう、心の弛み、一日の処もたす。心一つの理弛まして、一寸事情大層という。可愛/\日々という。この事情名々こうであろう。一時助け一条、その理の中、身上大層となる。一時どうとはない。ほんに改心の理を。 |
押して、春野方へ置くのと大和へ連れ帰ると、いずれ宜しきや伺い。
さあさあ一寸どう思案。何をさせど治まり、身上不足鮮やか理を治め。一日もタンノウ理を与えてやるがよい。 |
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