明治24年8月

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.12.27日

 (れんだいこのショートメッセージ)
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 (8月)
 明治24年8月4日
 本局神道雑誌へ取替金証書返戻して宜しきや伺い。
 さあさあもう後々のものはすうきりして了い、そうして後やで。すうきりして了い、頼りにならんものは何にもならん。そうして後やで。道々尋ねて運ばにゃならんで。
 明治24年8月4日
 本席方の六畳の座敷西側の壁を取り除く事又塀を突き出す事の伺い。
 さあさあ当分の事情、当分の事情/\、事情なればどうでもこれではという、日々の事情、一寸これだけという処、これだけという事情は許そ。
 明治24年8月4日
 飯降政甚、帰和の事を清水与之助より伺い。
 さあさあ尋ねる事情、尋ねる処、まあ一時さあさあ何度の事情も運ぶやない。一寸一度、それぞれ一度と言えば一度、心おきのう運んでくれ。
 明治24年8月4日
 天地組、分教会設置の件伺い(北分教会)
 さあさあ尋ねる事情、理は速やか理は許そ。又々の事情、それぞれ理は十分許しおく。
 明治24年8月4日
 本部事情願い。
 さあさあ尋ねる事情、今一時仮の処、仮の事情どうが勝手がよい、談示の事情。今一時仮添え、心おきようやってくれるがよい。さあさあその心、事情尋ねる。いつとも言わん。成るよ行くよう。仕切ってこうという心を持たんよう。いついつ切りなしという心持って。今日まで明日まで切らんよう。今日これだけ運んでよかったなあと、運んでくれるなら自由という。
 明治24年8月4日
 煮炊場東へ持ち行く事の伺い。
 さあさあ順々運ぶ処、日々事情自由という。万事許そ。
 明治24年8月4日
 清水与之助、三木支教会を経て加古、飾東支教会へ派出の願い。
 さあさあ尋ねる事情、所々という。一つには段々の理がある。よって再々の理がある。それぞれ満足の話し、さあさあ急がしいというはこれからの事、心おきのう行て運んでくれるがよい。
 明治24年8月4日
 大和新聞より申し来りし事につき伺い。
 さあさあ事情の理を尋ねる/\。理を尋ねるからは、一つ一寸指図しておこう。どういう事もこういう事も、事の成る中難しい。難しい中からどういう理であろう。この道というは、すうきり紋型もなきところから追々の道。尽す運ぶ中から、段々の道。どんな事言い立てる。どんな事言い立てゝも、おめも恐れもするやない。紋型なきところから、段々の道。これまでいかなる事も言うてあろう。出て来る、見る、二つの理、一寸分かり兼ねる。人間一つの理がある。こういう事すうきり止めて了えば、強あてならんとも言わん。そこえ/\の計りに委せおく。
 教会にて雑誌発刊致したきにつき伺い。
 さあさあどういう事も心得て働いてくれ。十分許しおく。他に一つ見て一つ成る程という中に、こんな事も言う。又々の事情のため治まるである。そら心おきのう働いてくれるがよい。
 本局へ取替金につき、管長より預り証送り来れり、送り返して然るか否やの伺い。
 さあさあ一つ答える事情、さあさあまあ一時の事情には、綺麗な事情は善き一つの事情と治まりて居る処、尋ねなくしての事情、定めて事情こうでよかろうと治まりた処、一時のところ綺麗に納めてやるがよい。そうして後に言う事があるで。ならん事はならんとは言わん。一時のところすっきりとしてやるがよい。そうして後々の処、順々尋ねて治めてくれ。いつとも分からん。一度は心おきのう納めて、又先々の台ともなる。それぞれの胸に治めてくれにゃならん。
 明治24年8月4日
 土佐卯之助、心得ん事情願い。
 さあさあ尋ねる事情/\、さあさあまあ日々の処に心に掛かる一つの事情、どういう事もこういう事も、尋ねるに尋ねられん事情、後々どうなるとて、心に掛かりあれば許すによって、日々のところ暫く許しておくによって心おきのう通るがよい。
 押して願い。
 さあさあ尋ねるまでやで。尋ねるまでの事情聞き分け、暫くの間許そと言うたる事情、成るに成らんは事情にある。よく事情聞き分けておかねばならんで。
 明治24年8月5日
 午後6時半、深谷源次郎、七日前より腹下だり痛みにつき伺い。
 さあさあ尋ねる事情/\、身の処/\一時身上になる理い、どういう事もこれまでに段々諭してある。さあさあ遠くも掛かる近くも掛かる。さあ一時どういうものであろう、と思う。案じるであろ。さあさあ遠くへ行けば行く所で掛かる。内へ戻る一つ理が掛かるところ直ぐと諭せば、一つの理急くやない/\。世界多くの中、急いで/\。一時急いで。
 明治24年8月5日
 井筒梅治郎、家内一同芦津分教会へ引き移るの願い。
 さあさあ尋ねる事情、一度事情の理も諭してある。事情頻りに尋ねる処、これまでというは計り難ないという事情であろう。なれど一つの事情の理も、所で治まれば運ぶ事情、それぞれ運ぶところ、治まるところを事情、いついつ代々という事情、理を定めて内々家内、それぞれ事情、速やか運んで事情、心おきのう何時なりと運ぶがよい。
 明治24年8月5日(陰暦7月1日)
 山本利正、願い。
 さあさあ小人一条の事情尋ねる。又々の理を以ちて尋ねる。前々に日の処まで仕切りて知らしてある。一つは安心やあったと楽しみ、又一時の処、どういうものやと思う。二度三度の処よう聞いておけ。事情は因縁/\とよう諭する処の理、内々心に治め。又内々どういうものであろう。因縁諭する理に心に治まりあろう。内々聞き取りて、心に治めておかねばならん。まあ、大層と成るも因縁成らんも因縁と心定めねばならん。この理を聞かしおこう。
 明治24年8月5日(陰暦7月1日)
 河内国柏原の山本利三郎の内にて伊之吉の願い。
 さあさあ尋ねる処/\、これまでの処、あちらへこちらへ、年々の道は通りて了う。心に浮かますであろう。因縁の理である。さあさあ世界でさい互い助けやいというであろう。内隔ての理をなきよう。育てる理があれば又どんな道もつく。さあさあ又段々に諭する理も諭してやれ。事情は心おきのう急いで運んでやるがよいで。
 明治24年8月6日
 郡山分教会、部内谿羽支教会設置願い。
 さあさあ願い出る。尋ね出る処なくばなろまい。さあさあ許そ。何かの処心おきのう。
 明治24年8月6日
 郡山分教会、部内山陰支教会設置願い。
 さあさあ尋ねる事情/\、尋ねる事情の理は所々順々の道という。順々運び掛けたら分かる。何か分かる。一時尋ねる事情、追々運び理は十分許そ/\。運ぶ事情、順々運び、急く事要らん。理は十分許そ。
 明治24年8月6日
 豊後中津講社の事情心得のためまでに伺い。
 さあさあもう一つ事情、十分運び、もう一度十分運び、それより尋ね出るがよい。
 押しての願い。
 さあさあまあ順々の理を、早くと言えば早く運ぶがよい。暫くと言えば暫くじいとして。これだけ諭しおく。
 明治24年8月6日
 増野正兵衞、腹下り障りにつき願い。
 さあさあ身上に事情ありて心得ん事情尋ねる。どういう事も、こういう事も皆な掛かる。そこで名々、そこで名々一つ万事、何かの事、どういう事聞く。事情は聞き流しという。強って一つ急いではいかん。日々の事である。理は急いで理を立てると、早いかと言えば早いやない、日が延びる。掛かりから言うてある。切りなしと言うてある。どうでもこうでも開いて了う。追々の道、切りなし普請、追々という、切りなしと聞き分け。急くと遅くなる。いつまで皆々思う/\やない。一代二代、長い心になりて切りなしと言うてある。切り切る事は出けん。切り切ると小そうなる。身上の理は案じる事は要らんで。
 同時、増野松輔足しびれ脚気障りにつき、神戸より帰りたく申し来りしが、如何でありましようや伺い。
 さあさあ又一つ尋ねる事情/\、まあ一度と言えば見せるがよかろう。又楽しますがよかろう。
 明治24年8月7日
 市口久吉54才、身上願い(天清組)。
 さあさあ尋ね出るところ/\、身上に事情ありて尋ね出る。どうでもこうでもいかん。一つ赴かん。どうであろうと日々思う処日々立て替えよ。助けにゃならん助からにゃならん一つ中に、身上鮮やかならんとろ聞き分け。不自由さそう難儀さそうという親が有るか無いか。事情聞き分け。事情は世界、因縁の理にある。この理から成る程という理定め。一時大層/\、先々どうという理持たず、世界事情見て成る程というは、一つのサンゲになる。一時大層。これだけ運んで居るのに、どうであろうという理持たず、事情治めてくれ。これだけ諭すによって。
 明治24年8月7日
 高知集談所地所につき、今後の心得のため願い。
 さあさあ理の一条尋ね出る/\。今の一時の処、最初始め掛けたる処、随分の処という。今の処、これだけならという処、事情によってまだまだ狭い/\処から段々大きく成る。小さい処から大きく成るは、理一つつくらいという、頼もしいという。それは運ぶ理からという。運ぶ処受け取る。一寸掛かりしっかり定めおかにゃならん。一つ下ろさにゃならん。一つ始め掛けて一つ掛かり、一つ始め掛けて一つはっと言うようではならん。一つ年限という。一つ誠治まれば、思い掛けない理寄りて来る。何でも彼でも許さにゃならん、又下ろさにゃならん。一つ事情理の台という。これより段々話し々の理を継ぐという。
 明治24年8月7日
 今村斧太郎、事情の願い。
 さあさあ一度の処は二度、二度の処は三度、重々運び、又先々の処年限という事情ある。一つ治め方という理もある。遠くは遠く、一度の処は二度、二度の処は三度、治めるところ治めてやれ。年限の処受け取る処何時でも受け取る。渡す処は何時でも渡す。順々一度のところ、何時でも重々の理運んでくれるよう。
 明治24年8月7日
 里見久兵衞、子息伊太郎身上願い。
 さあさあ尋ねる処/\、尋ねる事情/\、尋ねる事情には、余儀なく事情で尋ねる。尋ねるからは指図しよ。指図の理というは、心までの指図。心までの指図はどういう事であろう。どうでもならん、どうでもいかん。いかんは因縁で、分からんと言うては助けようがない。助けようがないというは、万事指図理聞き、万事心得のため指図しておこう。身に不足癒らんような事あろまい。癒らんと言えまい。事情は助かるが理。寿命という二つの理が分からん。これさい分かれば、身の不足ぐらい癒らんでない。名々理で抑えて居るようなもの。気の去らんは何でもない。堪いられんは助けにゃなろまい。しくしくありて心は散乱とも計り難ない。因縁の理を治めば何でもない事である。
 明治24年8月9日
 二階建を巽角へ南向きに引く事の願い。
 さあさあ尋ねる事情、今一度仮家、仮の事情どうか勝手よい。談示の上、今一時仮添え、心おきのうやってくれるがよい。
 同時、御居間を先に取り払う方宜しきや、二階建を先に致します方宜しきや願い。
 さあさあその処、事情尋ね、いつとも言わん。成るよう行くよう、仕切ってこうという心を持たず、いついつ切りなしという心を持って。今日まで明日まで切らんよう。今はこれだけ運んでよかったなあ。運んでくれるなら自由という。
 同時、旧炊事場を艮の角へ立て替えの願い。
 さあさあ順々運ぶ処、日々事情自由という。万事許す。
 明治24年8月9日
 鴻田忠三郎身上の伺い。
 さあさあ尋ねる事情、身の処尋ねる処、身の処案じる。身に一寸どうである思う。未だ/\事情、身に一寸心得ん。これまでは一騎当千、段々の道も通り来たる身の処、思い掛け長く伝えば長く使える。心を悠っくり持ち先々頼もしい。しっかりこれを聞いておくがよい。
 明治24年8月11日
 天地組分教会設置につき、地所買い入れの件につき願い(北分教会)。
  さあさあ尋ね出る処/\、さあさあ地所一点、事情一時談示事情とも言おう。一つは所とも言おう。そこはどうとも指図計り難ない。なれど運ぶ事情によって、どうともでける。中にこういう所で思惑でけんという理もある。そこは皆なの心の理に委せおかにゃならん。運ぶという理がなけりゃいかん。一つどういう理も、道理を考えて買い置く所、談示一つに委せおく。何程小さき所でも、日々という、月々という、年々という理がある。小さき所は年々の道理である。そこはどうとも止めはせん。一時よかろとも言わん。皆んなの理に委せおく。又初まりの理であると。これだけ指図しておこう。
 明治24年8月13日
 松村善兵衞、小人の願い。
 さあさあ尋ねる事情/\、さあ小人の処一時どういうものと思う事、一寸には事情大層の事情一時ならん。なれども、大層。内々順序の理十分治めにゃならん。尽す運ぶ理は日々十分受け取る。内々の心に理がある。よく事情諭し、他に一つ幾重の事情諭し、第一どうなるこうなる身に治まり方がないなない事情である。代々内々にも不自由はあろまい。話し聞かす。何にも不自由はあろまい。大難小難よく聞かにゃ分からん。どうであるという心発散速やか。この一つの理日々に思えども、ほんにな/\。一軒とも言えば、一村とも言えば、一箇国とも言う。この事情諭せにゃならん。一時事情大層、この十分の話しくれ。自由にならんが借りもの。早く事情諭してくれるよう。
 明治24年8月13日
 中山会長の旧御居間は嘗ては教祖此処に御住居ありしことなれば、取り払いの上境内へ建て遣し置け、との会長よりの命なれば右御許しの願い。
 さあさあ古きところすっきり取り払い、後一ついついつまで心だけ思うだけ許す。古いものくれと言えばやって了うても宜し。心だけ委せおく。
 同時、炊事場の近くに井戸掘り御許しの願い。
 さあさあ当分何処へなりと良き所へ掘るがよい。
 明治24年8月14日
 深谷、願い。
 さあさあ身の内の処、前々尋ね出る処、諭しおいたる。も一つ一時尋ねる。一寸心得ん、どういう事情、急くじゃない。長い心を持って、世上いついつ事情もあろまい。長いのが楽しみ。長い心悠くりの心持ってば身も治まる。
 明治24年8月14日
 深谷悦次郎39才、身上願い。
 さあさあ身の処事情尋ね出る/\。一度二度の理であろまい。たゞ一つ諭これまで危き処事情聞いて治まり、よう事情聞かにゃ分かり難ない。言葉の理身の処一つころっと立て替え。一つ運ぶ尽す事情(が)一つには、力になって身も治まる。これまで言葉の理、身が治まれば何でも治まらにゃならん。身を案じたら、どうもならんで。案じる事は要らん/\。
 明治24年8月14日
 河原町分教会、部内越前国敦賀郡越乃国支教会御許し願い。
 さあさあ尋ねる事情/\/\、遠く事情、一時という理は十分/\の理は許しおく。直ぐと許そ。
 明治24年8月15日
 小島七五郎40才、身上願い(近江国高島郡青柳村大字下小川斯道会第118号)。
 さあさあ尋ねる事情、身の内どういう事であろ。日々の処一つには重々の道を尽す、助け一条尽すところ十分受け取るなれど、身の内発散せん。事情運ぶ尽す中、どういうものと思う心は更々持たんよう。諭す中、身の内かなのところどうせにゃならんとは言わん。諭する理と名々一つの理と心に治めるなら、知らず/\のサンゲとも言う。身の内不足あってタンノウは出けようまい。なれど、世上を眺め、どんな者も聞く。見る。これが前生一つの理のサンゲとも言う。身上案じる事は要らん。運ぶ中尽す中、どういうものという心は、必ず/\の理に持たぬよう。身上借りもの、思うようにならぬがこれ借りもの。日々暮らす中不足なくも身の不足、世上を見てタンノウ。身に案じなく、この理を心に治めるなら、身は直ぐと治まる。
 明治24年8月15日
 高橋直秀、身上伺い。
 さあさあ身上尋ね出る。同んなし一つの理を諭そ。これまでは分からん/\の道を通り来たる。話の理というは、そりゃそんなものと言えば、それだけなれど、よう聞き分け。たった一つの理である。助けにゃならん、助からにゃならん。よう聞き分け。親という理に子という。可愛一条は親の理。難儀不自由の中に、タンノウは思われよまい。なれど、話しの理を聞き分けて身が治まれば、その上あろまい。これよう聞き取ってくれるよう。
 明治24年8月19日
 増野正兵衞、三日前より腹下り夜分夜通し下り、しぼり腹につき願い。
 さあさあ尋ねる事情事情、身の処から事情(を知らす)。身の処から尋ねる。どういう事(が)間違うてある。何が間違うてある(と思う)。いかなる(事も)も思案(するであろう)。なれど身の処心得んという。(身の処どうも)ならんから尋ねる。尋ねば指図(しよう)。外なる事であろうまい。身に一つ掛かる。どういう事も掛かる。一つ万事事情(が掛かる)とも言おう。難しいようで(あるが)何にも難しい事はない。一寸一時、名々一つこう(であろうかと)と思えども、一つこの事(は)一寸分かろうまい。身上事情ばかり思う。どうであろう。一つこう(であろうか)と案じる。身に案じる事(は)要らん。難しい事はない。(ぢばに)寄り来る処皆んな理を持ってくれ。理を持って果たす(のである)。

 
第一事情はどういう事である。一寸半年の事情治まりた。半年の事情、遠く事情蒔けばどう、一つそうでなければと、いろいろの道、半年どうでも通さにゃならんから、皆んな談示の事情以てそれぞれと言う。皆なそれに掛かる。皆な互い/\という。皆んな談示の中に飽いたという、この事情難しい。談示の中にそれぞれ掛かる。どんな事するも、急えて一つは出け難くい。植えたる事情は旬という事情ある。旬があれば皆な生える。生えたら修理という。身の処にどうである。一つは案じもある。案じる事は要らん。旬が悪いという。悪うても下ろせば生える。生えたら修理/\、よく聞き分けば難しい事はない。間々の理がある。談示の間の理がある。この理というは、十分の道なら十分の事でけん。今年で行かねば来年。この事情以て段々という。今年という仕切りた事はどうもならん。何か万事年限、一つは天然という。成るようよぅは天然という。天然自然/\多くの中なら、どういう事もある。天然という、年限は天然という。ようよぅの事情という。又々の事は急く事要らん。元々は一つは急く事要らん。一つ今日はよかった。又明日/\という。万事その理に留まる。心配は肥にはならん。多くの中に肥とは言えん。この理は直ぐと治めてくれるなら、身は直ぐと治まる。
 同時、増野松輔足の痛みにつき願い。
 さあさあ一つ事情は、前々以て諭したる。一つ急いで速やか不足なき処一つ伝え。心に掛からんよう十分諭して、内々談示一つ心おきのう諭して、因縁一つの事情というは聞き分け。因縁聞き分けて諭す事情、身の処にて不足、心に不足なきようにすれば運べるであろう。心落ち着かし、十分何か諭してくれるよう。
 明治24年8月21日
 天地組、講社取扱所なる元若松町120番屋敷は家主の都合にて明け渡しせねばならずにつき、同区木幡町406番屋敷へ仮移転の願い(北分教会)。
 さあさあ尋ねる事情/\、一時の処はどういう事であろうと思う。どういう事で思うように行かんと、中々の心に持つやない。十分/\から治め掛けたら、十分理がある。十分話して明らか、一日の日は半日も早々運び、十分明らかという。
 明治24年8月24日
 沢田重左衞門、伺い。
 さあさあ一時以て尋ねる事情、前々事情諭したる。一つの理こゝの思案こゝの思案。一つ道という理がある。道という心を治めてやらにゃならん。十分諭し十分いかなる道も通り、いかなる山坂も越したる理、十分受け取る。一時の身上に迫る、何たる理一時の事情身の処うっとしいと言うなれど、一つの話しいかなる聞き取りて、一時の悟り難しいな理である。一つは大層な諭、事情直ぐと理を以て、他に一つ世上理を運び、一つには気に掛かる理がある。世界の理を以て弘めにゃなろまい。一つは映さにゃならん。早く事情諭してやれ。心の理まで諭しおく。道のためなら幾重の理、聞くまでの理。一時早く事情以て諭してやれ。さあさあ一名こえ直ぐとやるがよい。一名明らか世界明らか。それより段々明らか事情、よく聞き取りておけ。
 明治24年8月29日
 増野いと、大便不通追々迫るのは春野の方の治まり方を御知らせ下されますや伺い。
 さあさあ尋ねる身上/\、身に事情心得ん。尋ねる事情、幾て事情、何ぼ事情、二つ三つ一つ事情、一時分かろうまい。日々尽す運ぶ処は受け取る。事情あちらにも掛かる。他に一つ事情こうならん事情は言わん。二つ三つ皆な掛かり行く。身上日々という。もうこれだけ十分分かりあれば一つの理、皆の理、それぞれ一寸/\安心、理が治まらん。日々という、他にどういう事、こうと言えば十分治めてくれるよう。よう聞き無理/\通れとは言わん。成るよう行くよう。早く事情諭してくれるよう。
 明治24年8月29日(陰暦7月25日)
 山沢サヨ、咳出るにつき願い。
 さあさあ小人たる処、身の一つ咳どういう事と思う、何が違う、何で違うてある。何にも違いはあろうまい。何であろう。道皆な一つの事情、内々事情ともいう。又々事情ありても喜ぶばかり。人々という事情、親々それぞれ事情皆な一つ事情。一日の日、中々事情あろうまい。心得という。事情よく聞き分け。いかなる事情も諭してあろう。心一つの事情、一つの理はどう、二つの理どちら道で見る中が難しい。よう聞き分け。見る理、聞く理難しうてならん。皆なこれまで理がある。これまで試しどんなこんな事、屋敷一条の理、そこに見る理、聞く理、この理応法一つの理になれば鏡という。これを諭して、案じる事は要らん。
 明治24年8月29日
 永尾楢次郎、身上につき願い。
 さあさあ身の処/\、自由という理を聞き分けなろまい/\。事情聞き分け難しい事言わんなろまい。一時の理にはなろうまい、身に理が効き、ほのかの理、前々の理もあれば先々の理もある。ほのかの理をどういう事であろう。身が一つ不足、日々の処一時なろうまい。身の処一時ならん。身の処切なみ、先々切なみの処定めおかねばなろうまい。先々場によりて一度二度三度何度事情、先々事情よう一度の場、二度の場、三度の場、余儀なき場がある。定めて心に取りて、早く身に一つ事情あれば一時運ぶ。事情運び難ない。案じなきよう一つ事情。
 明治24年8月29日
 夜、山瀬文次郎、身上願い。
 さあさあ身上/\の事情あって尋ねる/\。一つ大抵治まって居る/\。諭して尽す中、身上どういう事であろ、一時思う。長い道、長い道中/\の中、それぞれの心運び/\掛けたる心一つの理に就て事情理がある。難しい処もあろ、どんな処もあろ。身上一つの理尋ね、事情いついつ事情よう事情聞き分け。一寸若き年寄り諭し掛ける/\。おっとり幾年の事情若きこれから先かなり事情、先若き事情同し事情、若き長くの道の間、どんな事も話さにゃなろまい。身上案じる事は要らん。いついつという心を治めてくれ。これはという心は更々持たんよう。
 明治24年8月30日
 末村喜助45才、身上願い。
 さあさあ尋ねる事情/\、いかなる処、替わり/\段々替わり、身上切なみ見る処、一つ大変/\の理、一寸暫く事情いかなる理。種々の理を尽し、いついつまでの理はあれど、一時思わん/\。治まらん。一寸先/\、日々一つという処重重の理。何で、どういうものであろ。これまでなあ、これまで通る。これまで一時ならんでない。一つ心を定め。一夜/\理を聞かして見分け。長い処の一夜、一つの理を見て明らか。一時世界と一夜の理、理を改め。これまでなあ、という理を持たずして見るがよい。理を見るがよい。
 明治24年8月30日
 兵神分教会、部内三木支教会長藤村喜代松世上の事情も有之、信徒の事情も有之につき、やむ得ず富田伝次郎へ当分委せたくの願い。
 さあさぁ中の中/\に一つ第一という、第一の中に一つという。なれど多くという理がある。一つには世界という中に一つという。運び掛けたる処から段々という。なれど一つ怪しいと思う。一時なれども世界という。多くの気休みという。尋ねるからはどんな事も指図しよう。尋ねば一つ心の事情話し談示伝えやい、事情はそれぞれの理に委せおく。
 明治24年8月30日
 兵神分教会、部内黒川真明講先き丹後国舞鶴講社へ岩崎新兵衞派出の願い。
 さあさぁ尋ねる事情、前々事情諭したる。一時にして一時分かり難ないから、又々の理が出ける。諭したる処、一時どういう事も出て諭してやるがよい。




(私論.私見)