明治24年3月

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.12.27日

 (れんだいこのショートメッセージ)
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 (3月)
 明治24年3月2日
 柳田由松、願い。
 さあさあ身上の処堪えられん心に一つ思う処、長らえてのところ楽しんで、一つ何でも事情身のところ掛かる。一つの事情何にも案ぜる事は要らん。難しい中は難し中であろ。身の処不足なって一つの心を治める。内々の処も十分、親々の処も十分。名々もそれぞれ運んだるところ、まあ一寸掛かり掛け。細々思う処もあろ。なれど、よう思案してみよ。何でも通らにゃならんと思う理は、日々皆な受け取る。大層であったやろ。蒔いた種は生えにゃならん、生やさにゃならん。運び掛けた道を通れば、さあ明らか速やかという。これだけ諭してくれるよう。
 明治24年3月3日(陰暦正月23日)
 北村平四郎、所有地所買い入れたきにつき伺い。
 さあさあ事情いずれ遅かれ早かれ運ぶ。どうも狭い。又何処までも一時大層、それぞれ年限事情見て、どうしたいと思えど運べまい。それぞれ運べども治められん。成るよ行くよう。年限の事情運ぶ事情に委せおこう。
 明治24年3月3日
 北村平四郎、地所買い取りにつき一時山本利三郎の名に約定致すにつき御許しの願い。
 さあさあ成るよう事情、それぞれ事情は委せおく。心だけ受け取る。無理の事情ならんという事情ならん。心だけ受け取るのやで。
 明治24年3月3日
 増野正兵衞、新宅へ引き移る事の御許し願い。
 さあさあ事情運ぶ処心おきのう。自由治まってくれるよう。
 明治24年3月4日
 教祖御霊璽御遷座の場所は、神殿の東の方か北の上段の間かへ願いたき伺い。
 さあさあ尋ねる事情、まああちらへ出張ろうか、こちらへ出張ろうかという処、もう出張らいでもよいで、なれど一寸には一日の日を改めて、世上には五年祭という理を以て集まる処、一寸出ようと思えば、古い所へ一寸事情を治めてくれ。不都合と思えば出いでもよいで。
 同日、祭式の場につき願い。
 さあさあその日の祭り、その日の事情受け取る処、事情は古き所で受け取る。
 同日、普通参拝人へ餅を廃する事願い。
 さあさあ二三点の事情、届こまい/\。御供としてすれば信者だけにして、後はそれぞれ運ぶところ。御供としてやるのは信者だけでよいで。何をしても届かせん。隅から隅まで届かん。届かんのが楽しみ。同日、祭式初日は北の上段の間にて行い、後二日は甘露台の場所にて御許し願いろ、さあさあ一日によって後は勝手に思うようにするがよいで。
 明治24年3月4日
 増野正兵衞、居宅東側地所高安分教会より買い入れ本部へ寄付致すべきにつき願い。
 さあさあ尋ねる事情/\、さあさあ心たゞ一つ事情、声なき心/\事情十分/\受け取ろう/\。
 明治24年3月4日
 梶本ミチ、身上願い。
 さあさあ小人の処、身の処心得ん事情、治まるに治まらん。内々に一つの事情、何かの処心得、これまでの処、古い処話してある。今の処不都合であろう。治まるかと思えば又一つという。古きに諭したる処、もう少し治まり掛けたなれど、今少しの処治まらん。よう聞き分け。指図の理は違わんやろ。内々へも十分話してくれ。又一つには、真柱ちゃんと治まってある。又一つには家内一同引き寄せると言うた処、又一つには内々の処にて、気に掛かる処、よう思案せよ。病んで果たす事情もある。火難盗難事情で果たすのもある。まあまあ今一時のところ穏やか。程ようの理を運んでくれるがよい。何かの事も治めてくれるがよい。
 明治24年3月4日
 諸井国三郎、身上より願い。
 さあさあ身上の処/\、どういう事である。何程思えども分かろうまい。よう聞いてくれ。難しい事情をどうせいとも言わん。年限経てば一つよう聞き分け。この道というは、どういう理、成る程の理も分かりあるやろう。又日々尽す理は受け取りて居る。世界という、有る無き理はあろうまい。内々一つという、何かの事情一つという。治め方、治まり方、生涯の理、まあ内々名々家内それぞれ、明らか一つの理を以て日々という。因縁という、成るも因縁成らんも因縁。一代の理はどうでもこうでも通らねばならんは絡んだ因縁、どんな事見るも因縁。この事を聞き分けるなら、何よの事も分かるであろう。一日経てば又明日という。これだけ諭しおくから、よう聞き分けてくれるよう。
 明治24年3月4日(陰暦正月24日)
 桝井伊三郎、身上願い。
 さあさあ身に心得ん、事情から又一つ名々は十分の理を運び、身上心得んという事情の理をよう聞き分け。長く事情ではない。内々の事情は十分、又内々の事情二つ一つの事情、多くの中に、一つの理に諭しおく。よう聞いておけ。もう結構な道であって、中に一つ、どうであろこうであろと思う一つの理が皆な掛かる。内々又内々何か諭してくれ。長らえて身上に迫ってあるところ、どうでも日々という、一代という理は二代にある。心一つの理に運ぶ理、うっとしいもあれば、又一つには治めにゃならん、治めてやらねばならん。名々事情も治まり、又内々事情も治まるやろ。
 明治24年3月4日
 辻とめぎく、身上の願い。
 さあさあ尋ねる事情、身の処にて、どういう事であろう。尋ねる処、よう事情聞き取れ。どう成るこう成る、一つ成らん、一つ人、人々の事情に。
 明治24年3月5日(陰暦正月25日)
 教祖御出張りを上段の間となし、こゝにて式をなし、甘露う台でおつとめ御許しを願い。
 さあさあ尋ねる処/\、神楽づとめいつもの通り。一寸出越して居る。不都合不都合でない。いつもの所で何も心に掛ける事は要らん。前々話したる十分の社を造り上げ、事情御簾 、中御簾はまだ早い。明日一日の日、一寸出て居るだけ。どうしてくれ、どうしてくれ、これ言わん。式という、いつもの所で治めてくれ。心おきのう。
 明治24年3月6日
 増野正兵衞、女中おみね二、三日前より熱の障りにつき伺い。
 さあさあ一寸事情尋ねる処、どういう事であろうと思う。何かの処、一日の日の処、迫った処、身上に不足どういう事であろう。別段どんな事も、内々の処、これまでの処の事情、人々の処/\、切なみ/\、何も案じる事は要らん。一寸の処一日の日、どんと思うとな。事情どうもならん。人々一時一つの事情、これまで運んで、どんな日も越して来た。一日の日これと思わず、どんな事も取って、一寸一日の日不都合。名々いかなる理もあった。治まる。聞かしおこう、諭しおこう。案じる事は要らんで。
 明治24年3月10日(陰暦2.1)
 本席、御身上願い。
 さあさあ尋ねる事情、運ぶ事情一つの不思議、前々よりも運び、いかなる道も早くという。掛かり一つの理どうなる。思い/\の理では治まろうまい。皆な一手一つの理に運び、思惑通りよかったなあ。所々でも勇み、先々も勇み、真実も定めてするなら、皆なこの通り。それぞれも誠一つの理習えば尋ねる理はない。諭は自由という。これまでよりも、席と言うて皆な運ぶ心は受け取る。席という諭は天の理。三日事情の理を見て、何日の事情も治めてくれるよう。互い/\の心も治めるよう。(三日事情というは五年祭の三日晴天なり) 
 明治24年3月11日
 増野正兵衞、昨日の二日前より夜分二度腹痛み下り又小人道興目かいの障りにつき願い。
 さあさあ尋ねる事情/\、長らえて/\、これ一つ段々日々の事情、これで幾重の道、何か万事、これ一つ名々思うように行こうまい。これより談示から日々に治まる。又一つ早い処/\、事情急いたところ、一日も早く立ち帰れ/\。心に一つ/\の理が治まる。何かの理も治まる。難しい処も通り、頼もしい心に理が譬えられん。事情内々の事情早く治まれ。所々十分の理に治め。又々の理も治めてやるがよい。
 明治24年3月11日
 清水与之助、朝々に咳出るにつき願い。
 さあさあ身の処を尋ね、事情を以て尋ね。内々家内それぞれどういう事も、こういう事も一つ/\治まってある。どういう処、心に掛かる。どうしても心に掛かる。一つの処の理を始め。それから/\、一人の事情に掛かりて来る。思うように成って来る。どういうもので心に掛かる。心に掛け心配案じる事も要らん。早い遅い処もそれは心に掛ける。この話し見通して応法ともいう、末代ともいう。治まった事情治まって、日々の事情心に掛かる。早い遅い事情はない。難しい道筋道すがら、どんな理も治める。一条の道、一条集まるところに集まる。早いが早い、遅いが遅いに立たん。心所々同じ事、兄弟第一、人々心ある、気心ある。これだけの事情諭すによって、難しい事情、又々思う日もあろ。年限の事情からほんに実正と思い/\不都合の道すがら一日の日、世界成る程に言うよう諭すによって、それぞれ諭してくれるよう。
 明治24年3月12日
 高安分教会教祖五年祭4月1日、月次祭陰暦2月23日に勤めたき願い。
 さあさあ尋ねる事情、さあさあ心々心だけは許そう。
 高安分教会教祖御社の内戸張を用ゆる願い。
 さあさあ心の理だけ許そう。
 明治24年3月12日
 富田伝次郎、身上障り願い。
 さあさあ身の処に一日の事情、一時事情見て心得んと思う。思えば尋ねる。尋ねば理の諭し、日の自由という、夜分という。どうであろう。遠い所に一つの理、随分一つの理は治まらんではない。どういう事も事情治まらんではない。遠く所思う処もあろう。名々心に思う。これだけ諭しおくによって試してくれるがよい。これだけ諭すによって。
 明治24年3月12日
 梅谷四郎兵衞長男梅次郎15才、教祖五年祭につき本部に14、5日居る間に目の障りにつき伺い。
 さあさあ身上に一つの事情心得んという事情、さあさあ十五才までは親の事情(という)、(子供には)何か万事(親から)聞かしておかにゃならん。何か心に理がある(と思う)。いかなる話し(も)聞かし、生涯の話し(も)聞かし、何か心(を)治めさゝにゃならん。万事聞かして、一つ/\話し(を)聞かしてくれるよう。何か万事又々一つ/\(話を聞かしてくれるよう)。
 昼夜事情、押して願い。
 さあさあ所々遠く掛かり掛け心に掛かる処、掛からん処には掛からせん。掛かる事情、直ぐと掛かる。道という、何でもという、遠く所は遠く、身上から見れば近い。心の理を見てみよ。身が速やかなれば、事情間違おうまい。
 明治24年3月12日
 磯村卯之助、身上願い。
 さあさあ長らく、長らえて身上の処に不自由一つの理一つの心、日々の処に楽しみどういう事と思う。日々楽しみあって身上という。日々楽しみあって不自由の身であろう。事情心に治め。又々の道という。さあさあ世上に幾重の道もあって、日々別段事情もあろう。事情聞き分けてタンノウ。段々どういうを見、どういう理も聞いてタンノウ。さあさあ世上には幾重の道もある。なれど、運ぶ尽す一つの理によりて道と言う。道の中にどういう道もあって、心にタンノウ据えてくれるよう。さあさあこれまでに楽しんだ事情もあろう。一時一つの理どれだけの楽しみ。一時一つの理から楽しみの心運んでくれるよう。身の速やか一つの理は見せにゃなろまい。速やか一つの理ほのかの理であろう。ほのかの理でも、聞けば楽しみ。聞いて深き理も楽しみ。暫らく長らえ事情であろまい。不自由と言えば、ほのかに聞いて楽しみという事情、心に治めてくれるよう。
 明治24年3月12日
 抽冬楠治郎、身上願い(大阪府泉北郡神谷村豊田、抽冬鶴松父)。
 さあさあ尋ねる事情/\、身の処尋ねる。身の事情尋ねる。幾度の諭、幾度の話しすれど、速やかならんと言う。さあさあ運ぶ処尽す処は、日々に受け取る。なれど身に迫る。身の切ない。日々尽す理、これだけ運ぶ尽すのに、どうであろうと思うやろう。因縁の事情、さあさあ前生の因縁なら幾重の理もあろう。身の処に不足あってタンノウとは思われよまい。なれど、世上見てタンノウ。タンノウがサンゲと言う。これだけ諭すによって、しっかり諭してくれるよう。
 明治24年3月12日
 松本伊之助、身上願い(神戸)。
 さあさあ身のところ尋ねる処、一旦一つの事情あって事情治め。さあさあ長らく忘れられん一つ事情という。さあさあ人間生まれ更わりの理は計られん。成る道成らん道、成るも道なら成らんも道、聞き分けるなら分かる。さあさあ事情は一時の事情見てタンノウ。タンノウとは、身上に迫りて心に能わんと思うやなれど、生まれ更わりの理は分からん。成らん事情成る事情見てタンノウ。タンノウは真の誠より出る。この理を聞かしてくれるよう。
 明治24年3月13日
 増野正兵衞、一昨日お指図頂きし中に「又々の理も治めてやるがよい」と仰せ下されしは、三木支教会所(兵神部下)の願いの事でありますや、春野の方の事でありますや、又夜前より正兵衞一層腹下り厳しく、今朝より便所へ行けば又行くにつき願い。
 さあさあ何か万事事情と言うて諭したるところ、一時ならん処から運び、さあさあ運ぶに運ばれん。心という事情がある。いかなる心も治めさゝにゃならん。内々事情治まる。事情心に掛かる。互い/\事情諭しやいの事情運んでくれるがよい。
 同時、増野松輔主人細谷市兵衞、神戸へ支店開業につきその方へ寄留致す事の御許し願い。
 さあさあ一時治まりの一寸の話し、暫く心だけの事情、一寸そのまゝ治まるがよかろう。
 明治24年3月13日
 上原佐助、身上より願い。
 さあさあ尋ねる事情、身に一つの理を心得んという。先ず/\の話し諭しの処、随分運び事情は急いで運び、急いて一つの理を早く運びて了うがよい。
 明治24年3月15日
 中山重吉、事情願い。
 さあさあ尋ねる処/\諭しておこう。しっかり聞き取りて諭してくれい。さあさあ一寸内々のところ、狭ばいと一つ思うのに広うする理がない。どうどして/\と内々思うやろう。なれども元々成るよう行くようと思て来た日があろう/\。他に一つの理を思え/\。人間というものは何ぼでも思えば切りのないもの。他に一つの理を思え。さあ建家一つの理を思う。銘々控えという、控えという。他に一つの理を思うて、名々心を定め。他の所見れば見る程、聞けば聞く程切りなきよう。他の所運ぶ事情尽す事情と思えよ/\。思うよう/\の道やあろうまい。尋ね出るのは今道初め、元々思え/\。人の事情を以て定め。一寸の事もじいとしておけ。
 明治24年3月18日
 桝井伊三郎、板囲いの願い。
 さあさあ一寸の板囲い、そんな事なら何時なりと。
 明治24年3月18日
 村田長平、家修繕の願い。
 さあさあ尋ねる事情/\。尋ねる事情は、さあさあ内々の事情、繕え又こう/\。それは心通りにするがよい。これはどうどう心通りにするがよい。
 明治24年3月18日
 村田幸助、身上歯の痛み及び妻すま身上の願い。
 さあさあ尋ねる事情/\、尋ねる処、身の処、尋ねるから諭する処の理、前々から身上段々運ぶ処、さあさあ出入り/\、一つの処、さあ一箇年一つこれからの処、一つ先長く身上に障りありて尋ねたら、又一ついついつまでもと年限経ち、又日が経ち、長きの事情、長きの日、いついつまでもと定めておこう、と。
 明治24年3月18日
 深谷源次郎、身上障りにつき願い。
 さあさあ身に心得ん処、尋ねる理を諭する。それには段々の道がある。どんな道もある。道を案じる。身に掛かる。皆んなの事は皆な掛かる。皆んなの道々どんな道も聞いてやらんやならんのもある。又抑えんやならんのもある。身上から尋ねたら、こうをゝじゃったと言うて、聞かしてやらんならん理もある。身上案じる事は要らん。
 借家借る願い。
 さあさあ尋ねる処、それはどちらでもよい。それは話して、話し通りに委せておこ。
 親の居間へ変わる願い。
 さあさあその処は、名々尋ねてすれば、一つの事情それは心次第にするがよい。
 明治24年3月18日
 松田源蔵、身上心いずみ願い(神戸)。
 さあさあ身上一条尋ねる。長らえて深き道一つの事情、それぞれに内々にどんな諭し話説いて居る/\。余儀なくの道も通り、なれどもこの身上の処どういうものと思う処、なれども人間というものは生まれ更わり/\の理いがある。分からん。日々に身の処、心得んという/\思い、心得んと思い、なれども因縁と思い、因縁と思い、世上の理を見て取り直せ。遙かの理を思え。これだけ尽すのにどういうものと心に持たずして、速やか理と身いと、これ三つの理を聞き分けて、定めてくれ。これだけの理を諭しおこ。
 明治24年3月19日
 堀内与蔵伺い(檪枝)。
 さあさあ尋ねる事情/\、人々の心いかなる事情尋ねる。成るに成らん日々の処、不都合でならん事情思わずして、成るに成らん事情から見れば、長らえての道、一代二代の道、内々にはそれぞれ小人段々成人。余儀なく事情も、今まで成らん事情も、今まで段々一代の事情も二代となり、控えるばかりは道やあろうまい。遅くなる事情は遅くなる。いかなる理も悟っておけ。
 明治24年3月21日
 増野正兵衞、神戸へ行き帰りて見れば道興頭に出物につき伺い。
 さあさあ事情一つ、出物どうであろう、一つどうであろうと思う。小人の事情に何があって間違う。何にも心間違わん。なれど小人生まれ更わりの事情、何にも案じる事は要らんと言うて、前々に諭したる。早くにこれだけならという理、案じてはならん。
 明治24年3月21日(陰暦2月12日)
 宮森、小人与彦咳が出て痰つかえるにつき願い。
 さあさあ案じる事は要らん。小人の処又々事情どうであろう、案じてはいかん。ようようの事情聞き取りておけ。又々事情案じる事情、よう聞け。又々こうなる、前々いかなる事情も通る。どうであろう、日々案じる事は要らん、案じてはならん。
 明治24年3月21日
 西井徳重、身上願い。
 さあさあ身に掛かる心に掛かる一つ事情、万事一つは治めて居る。段々の事情先々それぞれ事情、事情は皆んな同んなし事情治めたる処、先々言うても運ぶ理、言わいでも運ぶ理。この理難しいような、もう尋ねる事情は先々事情は治まりてあろう。事情何処も同んなし事情。育てば育つ、育てねば育たん。この理を聞き取りておかねばならん。
 明治24年3月21日
 宇野善助、小人身上願い。
 さあさあ内々の事情思い掛けない一度の事情は諭してある。さあさあ一つ事情心何処から何処まで聞こえるよう。見てはどう、眺めてはどう、これ理が大事。一つこれ理を諭しておこう。そこで理を聞き分けてくれるよう。見ては見難くき、聞いては聞き難くいという心なきよう。
 明治24年3月21日
 兵神分教会、教祖五年祭本月23日の願い。
 さあさあ尋ねる事情、心だけは許そ。心だけは心おきのうするがよい。
 講社のところ鏡或は御酒弁当の事につき願い。
 さあさあその処心だけは皆な許そ。大層は要らん。心だけは許しておこう。
 これまで講社にて祀り居る社破損に及び、新たに社を拵えて赤衣を祀りたく願い。
 さあさあ速やか。どうこうという処、心日々にあって事情運ぶ処十分許そ。赤衣の処、世界という、一寸一時改めてどうという。一寸暫く。さあさあ心に掛かる。心に掛かるが、いついつまでの理、世上一つの理によって運んだる処、どうなりの事情、赤衣は暫く前々の通り。世界明るう道に成ったら分かる。世界分からん処がある。一寸分かりた処もある。世界一寸早い。皆な旬々という僅かの日柄難しい。暫くの処談示して、心で明るく理を持って。世界明るいところもあれば分からん処もある。一点明るく理が分かり難ない。指図通りの道を通りてくれるよう。
 明治24年3月21日
 兵神分教会所の玄関へ衝立を置く願い。
 さあさあ皆んなこれどうするもこうするも心一つ。どうするも心に掛かる処は、心に掛からんように。それは心通りして、心にどうであろうと思えば、どもならん。これも一つ。内から何かのところ聞き取りてくれねばならん。
 明治24年3月22日
 鴻田捨菊、願い。
 さあさあ尋ねる事情、内々の事情、第一事情のところよう聞き分け。兄弟男女同じところの理に兄弟の事情、男女の事、女事情何故一つという。名々前々事情の理、最初一つの理、これ第一の事情に、又候/\という。何にも余の儀外儀はあろまい。なれど身のところ、親々一つの事情、若き事情、どんな事も、これまで重々の理を以て、代々事情まあ因縁事情を諭すであろう。又内々にも分からん/\ながら悟って居るよう。これ夫婦因縁見て暮らす、見て通る因縁、よう聞き取れ/\。案ぜず、世上に因縁の事情を見て成る程と思うやろう。ようく内々へも諭して聞かすよう。
 同日、鴻田忠三郎、障りにつき願い。
 さあさあ身上/\心得んという、事情ある。内々の事情に一つの理、身のところ障りという。内々の処子供事情の処、互い/\諭し合いをするよう。まだまだ身上案じる事要らん。
 外一人尋ねようとするにつき。
 さあさあ尋ねるという事情は、これまでの処、内々の処十分なれど、若き事情からサンゲ一つ理には一つの不足もあろまい。若き理、理に二つはあろまい。若き事情は一騎当千、何でも押し切る。これまで通り来た処、無理をして来た事はあろまい。さあこれから先は、心次第でいついつまでも連れて通る。今までの処皆な受け取って居る。これを諭したいから身に障りつけた。
 明治24年3月23日(陰暦2月14日)
 兵神分教会、部内三木支教会出願中のところ県庁より返書につき願い。
 さあさあ事情を尋ねる。さあさあどうも世上から見れば大変な道やなあ。どういうもの。一寸一つには事情を尋ねてみようか、聞いてみようか。先々どうなると思うから、心得ん事情を尋ねる。心得ん事情を運ぶ。そこで万事の処鮮やかになれば鮮やか。尋ねてもどんな事情も世界の事情難しい事言うやない。どんな事言おうとも、恐れる事は要らん、案じる事は要らん。
 押して
 さあさあ十分何か万事の処話しをしてくれるがよい。
 三木支教会、地方庁へ再出願につき増野正兵衞出張の願い。
 さあさあ事情それぞれ、又一つの談示何かの処十分運んで来るがよい。さあさあ案じる事は要らん。案じたらどんならん。
 明治24年3月23日
 平野トラ、身上につき願い。
 さあさあ身上一条事情を尋ねる。心得んという、どういう理と思う。身上に心得んと言えば何か間違う。いかなる思案すれど、身上心得んという。内々にはそれそれ万事治まる事情は、世界それぞれの先、まだまだの先、いろいろどんな人、幾重日々入る出る中の処、気にも心にも掛かる。どんな事情ある。難しい事情は尋ねる。尋ねるからは諭そ。これからは多くの中、人々という理を以て集まる。付き集まる。年まあよく聞き取れ。いかなるも皆な、育てば育つ、育てにゃ育たん。聞いて成る程の理も治まる。それぞれの談示、まあ遠く近くの理はない。どんな理も一つの所へ持って来る。日々入り込む中に、事情見分けにゃならん。この道は聞けば聞く程難しいと言う。難しいやない。心の理が難しいのや。これまでの処は成らん事情を運び来た。育てるというは、心だけの理を以て育てる。持ち込む、持ち出す事情、成る処にも成らん事情がある。成らん処にも成る事情がある。成らん事情は未だ年限の理が来るという。よう聞き取れ。先々の事情、心治まれば治まる。これだけ諭しおこう。
 明治24年3月24日
 辻とめぎく、身上願い。
 さあさあ尋ねる事情、身の処にてどういう事であろう。尋ねるところよう事情聞き取れ。どう成るこう成る。一つ成らん。一つ人々の事情に取りては事情あろまい。なれど事情は心にある。心の事情とはどういう理、それから一つ名々だけはなあという、その日の日にまだという。長い道筋の間、どれだけどう事情思うても、心に理がなければ治まらん。心にどう見て、どう聞いて、どう思た理は忘れられん。親聞き分けて話してくれるよう。親の理は神の理、力落すやない。年限あいたの理が来たれば、一時に治まる。これよう聞き分けておかねばならん。
 明治24年3月25日(陰暦2月16日)
 当教会を一等教会に昇級の願い。
 さあさあ長の処、小さき処から昇って来た。どうせにゃならんと言わん。多くの事情計って第一言うまでやない。ついつい一所へ集めて了うて、一寸の掛かり事情、八方一所へ集めて了うで。これよう聞いておけ。
 明治24年3月25日
 本席、東京へ御出張の願い。
 さあさあ尋ねる事情/\、さあさあ一寸許そ。旬を見て一度許そ。皆な談じやい一つ、運ぶ一つの理許そ。
 押して。
 さあさあ段々事情十分ひっそ/\。いつの間であったかいな。十分ひっそ事情運べ。順序静か/\いつなりと許そ。
 同時、山名分教会所へ帰り御立ち寄りの願い。
 さあさあ取り扱いに委せおく。
 明治24年3月25日
 北村平四郎、地所買い入れの願い。
 さあさあ事情前々以て指図、前々話、前々委せおく。成らん事情どうもならん。成る事情から多く広まる。四方八方心おきのう治め。仕切ってどう、穏やか治めくれるなら治める。一時どう、どういう心を持たず、長らく心を持って指図通り。
 明治24年3月25日
 大阪清心組、講社の願い(中河部下)。
 さあさあ尋ねるところ尋ねるから一つさあ諭しよ。所に一つの道、古き処一つの理、心一つの理を濁し、分からん/\。道の道なら一手一つの理を鮮やかという。早く諭して固めてやれ。
 明治24年3月25日
 増野正兵衞及び道興の障りにつき願い。
 さあさあ小人又名々事情、どういう事、心一つ安心の事情、心おきのう運べ。どちらも楽しみ。名々事情速やか。先々心おきのう。何時なりと十分治めるがよい。
 押して、先々の事情と御聞かせに預り、これは春野利三郎妻を跡へ納める事につき、本人望みますなら貰いまする方宜しきや、又見合わせる方宜しきや。
 さあさあ尋ねる事情/\、諭しよう。人々の心という、同じ事情、同じ兄弟、一軒一人、人々の心、心通り何か万事。一つこれでならと、心に治まるなら、その理を治めるがよい。
 明治24年3月25日(陰暦2月16日)
 兵神分教会、住居方に教祖を心だけ御祀り申し居る所三尺の間故、この度北の方一間の所へ御かわり下されたく願い。
 さあさあ尋ねる事情、それはどちらでもよい。こうしたらよいに許そ。
 教会の玄関内庭に候ところ、地方信者多人数参拝可致由を聞伝えます故、役員一統一人にても満足致させ度につき、内庭のところ外上り口に致したくの願い。
 さあさあ心おきのうするがよい。
 東の方窓開けるの願い。
 さあさあ思惑通り、心おきのう許す。
 提灯のぼり持参の節は門内へ立てさして貰いましても宜しきやの願い。
 さあさあ尋ねる処事情、これまで大きい一つの理、まあ印し幾重の印し、これは構わん。提灯はこれはじいとするがよい。印は構わん。これだけにしておくがよい。
 明治24年3月28日
 高安分教会、教祖のおめど幣に致したき願い。
 さあさあ事情願い出る、速やか許す。
 明治24年三月28日
 松村吉太郎、口中に歯にて噛みたるの疵できしにつき伺い。
 さあさあ身の処心得ん、心得ん事情、よう聞いておかねばならん。どういう事を聞いておくなら、今の処、年々の事情に諭し、前々日まで諭してある。多くの中に、随分多くの中、世上一つの理、身の処に印しある。よう聞き分けておかねばならん。さあさあ前々日限まで切ってある。暫くの処、多くの中、何かの処、世界十分の理を、それぞれ談示もし、一時こうならと、十分と思う。日限の日が定めあるから、何かの処聞き取って運んでくれるよう。
 明治24年3月28日
 飯降さと、身上願い。
 さあさあ身のところ尋ねる。どういうものであろう。何か事情であるか、何が事情であるのか、後々思え。不足やない、後々思え。案じるやない。案じては理が回る。案じるやない、後々思え。成らん心にタンノウ、成らん日にタンノウ。日々事情立つ。事情これをタンノウと心に治め。案じるやない。これだけ諭しおこう。
 明治24年3月28日
 清水与之助、身上の願い。
 さあさあ前々尋ね事情にそれぞれ諭し、幾重尋ね一つ/\運ぶ事情許しある。第一事情どういう事情である。こちらこうしたら、日々の事情でもあろうか。一つの心思う心、旬々の事情、どういう事、何にも案じる事は要らん。案じてはどうもならん。世上一つ分かるところもあれば分からん処もある。事情一つの理、何かの処一つの心治めを以て、これこう、あれはどういう事であろう。世上一つの理を以て、何日/\と日を切ってある。事情は世界一寸の事情、世上こうしてあったらどうであろう、案じんよう。世上の理、何処から見ても、これで成る程。前々しいかり日が送れ、身に障り治めにゃならん。治まってこれでなあと、これだけの事情明るく持って、これさい暫く事情を以ておめも怖れも要らん。案じる事は要らん。これだけ五年祭/\心だけ受け取る。五年祭これだけこうせにゃならん。長らえて理の処これを受け取る。これこうせにゃならん、五年祭の理にならん、と言うはどうもならん。これをよう聞いておけ。
 明治24年3月28日
 増野正兵衞、身上願い。
 さあさあ身上心得ん。余の儀外の儀はない。万事集まる処、長く心に持って、一時仕切って一つ一時、心に万事心日々という。長くの心を持って、今年(で)行かねば来年(という)。(これは)どうしたやらなあと、楽しみ一つ仕切って一つ、段々の事情を運ぶ(よう)。年限の事情遥か事情、長く事情、今年はよう治まって、来年万事仕切って年限の事情、これまで長らえて、一時運んで了うて、心という事情、今の間にならん事情、いつの間であって、何箇年後。今年こう(しなければならぬ)、今にこう(しなければならぬ)と言えば、心に(難しい)理を積まにゃならん。(それでは)陽気事情とは言えん。長く事情(は)なくならん。その日先にあって、細々遥かの道をよう聞き取っておけ。
 明治24年3月28日
 本席、東京東分教会所招待につき御供として梶本松治郎、高井猶吉、増野正兵衞三名御許しの願い。
 さあさあ一度の理は許したる。席一条の理これも許し、それぞれ運ぶ事情、席一度の理を以て席一条立ち越す事情、早や/\の事情より一つの理、成る成らん事情話し一つの理、三名なら三名、四名なら四名許そ。何か万事運ぶ事情、余の儀外の儀はならんで。これをようしっかり聞いておけ。理が違えば何時どないに成るやら知れん。
 明治24年3月29日(陰暦2月20日)
 本席御出立の願い(御供、梶本松治郎、高井猶吉、平野楢蔵、増野正兵衞)。
 さあさあ尋ね返やしたる処、又事情改めて一つ、さあさあ話々、たって一つまあもう心得まで/\。よう事情心得おかねばならん。どういう事であろ。これだけ/\の事なら。事情思うであろ。事情聞き分け。事情に何度の事情もある。一代一度の事情、明日より連れて立つところ、どんな事情あれど、幾日/\と日を切らず、幾日ほんに聞いて居れば何でもない何でもない。よう聞き分けば分かるであろう。
 明治24年3月29日(陰暦2月20日)
 本席御出京の際、付添の者神道本局へ当教会一等教会昇級願取り扱い御許しの事願い。
 さあさあついでを以て一つこうという。尋ねる。尽す一つ、運ぶ一つ、その日に一つ。一日万事それより直ぐと引き戻す。
 押して願い。
 さあさあ指図は、一度の指図は違やせん。段々の事情、それぞれ成る程随分の理であって、事情によって聞き分け。一時運ぶ事情運んでくれるがよい。
 明治24年3月29日(陰暦2月20日)
 同じ随行中東京講社にて寄付の事件につき取扱人御許し願い。
 さあさあ尋ねる処、尋ね返やせば談示/\の事情の理を以て一つ指図、前々の事情に治めてくれ。尋ね返やせば、ならんとは言わん。生涯一度、一名一人の事情、さあさあ一人別に通するがよい。その事情なら速やか。大層に思うなよ。大層に思うてくれたら、どうもならんで。
 明治24年3月31日
 高安分教会、教祖霊屋へ御遷り願い。
 さあさあ何かの事情許そう。
 ついては十二下り御勤霊前に於て御許し願い。
 さあさあ心だけ許そう。
 同日、先年母さく病気の節、教祖より赤衣御下げ下され、その後又神名をつけて赤衣を御下げ下され、その赤衣を祀りあれ共、従前の赤衣も同様一所に祀るべきや伺い。
 さあさあ事情一つに分けておくがよい。
 押して願い。
 さあさあ前々身上速やか言うで。後一つこれだけ別にしてもおくがよい。




(私論.私見)