明治24年2月

 更新日/2021(平成31.5.1栄和改元/栄和3)年.12.27日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「明治24年2月分お指図」を確認する。 


 (2月)
 明治24年2月3日
 山本利三郎、身上願い。
 さあさあ身から尋ねる事情聞き取れ。身上には事情なき事情というは、思う事情であるなれど、切なみの事情取って、身上速やかあって楽しみ。身上堪えられんという事情から幾重の事情。案じる事要らん。安心して先長く事情。さあ心鎮めて先長く事情以て、身上長きは深きの事情という。案じる事は要らん。この理を諭しておく。
 明治24年2月3日
 深谷源次郎、身上願い。
 さあさあ尋ねる事情、身の処と言うて尋ねる。尋ねば事情諭しよう。さあさあこれまで事情という。一つの理があれば二つの理がある。さあさあこれまで長らえてというは、どうして来たる。さあさあこれからは心だけはぁちゃ通さん。善き事も悪き事も皆な掛かる。これまでの処にどんな事も通らんによって、これだけ諭しておくによって。
 明治24年2月3日
 絹川松蔵、伜芳太郎身上願い(西宮)。
 さあさあ尋ねる処、小児という。小児身の処一寸は一時どうなろう。願えども、理を聞けど、どうでもなあ、何か間違う事情、小児たる事情、一寸はどうでもという。一時どうではない。なれども、余程大層。一つにはどういう事も聞いて居るやろう。諭して居るやろう。さあさあ十分理を諭して、大変と思わず、理を諭してくれ。一つには大難小難諭して居るやろ。成るも成らんも一つの理、人間生まれる一つの理。分からん先から理を分ける。一寸暫く、何でもという。
 明治24年2月6日
 増野正兵衞、身上障りにつき願い。
 さあさあ身の処の事情、心得ん事情尋ねる。何が違う、間違う理はない。事情諭しおく。これより身の処、身に一つ事情尋ねる。尋ね通り諭し聞いたと言う。中々の中、それぞれの中、重々の日、重々の中、あちら眺め、何思えども思うように成らん。成らん間が楽しみ。十分成ってある。たゞ一人一つの心、事情何でも一つという、月々年々通り来たる。よう一つの理治まって、重々思惑。よう聞き取ってくれるよう。難しい事もある。難しいと言えば案じる。案じる道は通さん。通してもならん。どうでならんなれど、難しい事も話さにゃならん。難しい、むさくろしい話しも聞きて、十分澄んだる道、どうでもこうでも諭さにゃならん。どんな中も、成らん中も、鏡屋敷、隅から隅まで映さにゃならん。どんな事も諭してくれるよう。
 明治24年2月6日
 松村吉太郎、皮癬につき願い。
 さあさあ尋ねる処、身の心得ん、心得ん事情は案じる事情でない。聞き分けてくれ。内々の事情、それぞれの事情は十分の理であって、間違いの理はなけねども、十分に澄んだ、十分通った何か万事の処、十分理に治まったる処、十分の理は分かったやろう。さあさあ身の不足うつるやない、はやるやない。前々一つの事情、どれが違うこれが違う理はなけねども、人間という一つの理、思わん中に一つ理という。どんな事情どんな切なみ、何時どういう事が出る。長く事情世上一つ事情迫ったる事情、どれからどれまで、身のところ迫り切る処、いついつであろ。月が更われば了うであろうかと。さあさあ因縁事情、内々の処一つの心すっきりタンノウを定めい。
 明治24年2月6日
 田中藤七、小児10才身上障り願い。
 さあさあ事情以て事情尋ねる。さあさあどういう内々事情、小人たる処、身の処心得ん、案じるであろう。一寸一時身の処どういう事、何が間違ってどうであろう、分かろまい。運びという、十分の運び心得ん。事情内々どんな事情聞き取ってくれ。さあさあ何の事情、日々尽す理は、日々に受け取る。不足なる事情、大抵これからという。身の治まり聞き分けてくれ。名々それぞれ内々の事情、世上に一つの理明らかにして、何よのところ明らか。一つという、早く/\定めるという。いついつまでの事情やない。暫くの間や。前々段々と諭しある。暫くの間や。実々の心一つの身に治めるなら鮮やかという。
 明治24年2月7日(陰暦明治23年12月28日)
 夜午前2時、刻限お指図。
 さあさあさあ刻限を以て話し掛ける。さあさあどういう事話し掛けるなら、さあさあ一日の日も、ようようの日、さあさあ明けるなら一つという。さあ話し掛けたら、どういう事も万事話通り、いかなるも皆な今一時筆に書き取るところ一日の日が移る。五箇年/\と五箇年の日に移る。四方/\所々もいずれ/\五年/\、どういう事、万事何かの事話し掛けるによって、事情は一つ、人間の心の理というは更々持たぬよう。

 さあさあ五箇年/\、五年経ったらどういう道とも分かろまい。世界の道も分かろまい。一年経てば一つの事情、又一年経てば一つの事情、年に取りて六十一年、お陰/\と待ち兼ねたるところ又一つには改正/\という、明治の代という、国会という。知らず/\待って、さあ楽しみの道は更にあろまい。一夜の間の事情を見よ。国会二十三年と言うた一つの事情、又お陰/\の事情、よう思案せよ。


 さあさあ明ければ五年という。万事一つの事情を定め掛け。定めるには人間の心は更々要らん。弱い心は更に持たず、気兼ね遠慮は必ず要らん。さあ思案してくれ。これから先は神一条の道。国会では治まらん。神一条の道で治める。怖わい道があって、やれ楽しみという。五年/\の事情もう経ち切ったる。一つの日柄、世上には余程の理も運び、ようようの理が一寸治め掛け。治め掛けは、何か難し道である。どういう事も難しい。年が明けたら五年、一日の日から始める。国々国々のところ万事取り締まり、さあさあ何か談示/\、談示の決は、これまでよりも神の指図。指図通りの道なら、どんな事も遠慮気兼ねするやない。さあ楽しんだ。五箇年楽しんだ。一日の日、万事談じ、又思惑一つの事情は又々尋ねてくれるよう。
 明治24年2月8日(陰暦12月晦日)
 夜、本席、御身上の願い。
 さあさあさあ一寸話し掛けたる、刻限の処、どういう事もこういう事も前々以て諭しおく。諭しそれぞれの理がない事情を早くという。難しであろう。なれど事情を聞き分け。身上何でもなきところ、どういうものぞいなあと言う。話の事情に話し聞く。話し聞いても聞き流し、もうこれで良ければよい。いかなる事も聞き分け。身のところ事情ある不足ある、どういう事を尋ねる。皆な諭しある。どれだけの諭し聞いて、事情治まってある。何彼に聞き分けてくれ。どういう事が治まってある。難しいようで難しいない。なれど難しい事の諭をするが日々の事情。その日/\の楽しみであろうまい。一日の日よりの楽しみは、何も楽しみになろうまい。よう思案してみてくれ。名々それぞれ身上に事情あって、長いのも短いのもある。皆なそれぞれの心より思案してみよ。指図までの事情や。聞くまでの理である。何遍談じても、そのまゝでは何にもならん。さあこれからすっきり洗い替え。楽しみ/\。一年の理、三百六十日と言うてある。一年というは、三日という。楽しむ事情どういう事情、いかなるも聞き分け。一年の事情なくして三日とは言えようまい。いつまでもこれであろうかと聞いて、事情定まって定まろうまい。日が経てばそのまゝ、前々指図、一寸まあ反古同様のもの、それを放っておいては、何よの諭もできようまい。さあさあ早く/\。聞いた通り事情を早く/\。
 押して、反古という理を伺う。
 さあさあ事情反古という事情、反古はどういう事。どんな話しを聞く。難しかった、力が要ったであろう。その日どんな指図も反古という。どういう事も聞け。一つには又々の道を運び、何かの事も運び、よう諭してくれ。段々の事情諭したであろう。皆な一つ/\理が分かる。これよう聞き分けてくれねばならん。
 同時引き続き。
 さあさあさあ、皆な名々に諭する理で、言い難くい/\と言うて居たらいつまでも言い難くい。指図を以て話すなら、何にも言い難くいことも難しい事もあろうまい。分かった処から諭すには何も遠慮気兼ねは要らん。控える理は要らん。どうでもあれはこうと言うなら、こうという事情を出せ。事情を出して尋ね出よ。さあさあ何も難しい事はない。道を道と思えば何にも難しい事はない。又一つには遠慮はあろまい。日々のところ、前々にも大抵口説き/\たる処、どうもならん。日々放っておこうにもおけん。日々の事情が重なれば、どうも見苦しい、むさくろしい。どんな大きい事に成るやら分からん。いかなるも磨き立て、洗い立てる処、拭き掃除してどうでもこうでも磨き切る。ぬっと出る事情は、諭すに難しかろう、言い難くかろう。何も言い難くい事はないで。
 明治24年2月8日(陰暦12月晦日)
 夜、刻限。
 さあさあ仕切って話しする。この事真柱に伝え。さあさあどういう事伝え。親族切って切られん中、捨るに捨られん中、一戸/\の事情、世上/\の事情、親族は親族の理がある。切って切られん理がある。親族は親族だけ。心おきのう治めてくれるよう。鏡屋敷/\、うっとしいては照らす事できん。言い難くかったであろう。これだけ尽し、真柱切ない事情であろう。それだけの事、運んでやってくれるがよい。
 同時引き続き御話し。
 さあさあ又一つ、よう聞き分け。来る者に来るなとは言わん。来ぬ者に来いとは言わん、というは話の台。見苦しいところ、それから人々、二年三年の理がなくばなろうまい。理と理と、どういうものは、どんな大きい理に成るやら知れん。世上谷底から運ぶ。席々と運んで二年三年の理、これから運んでくれねばなろうまい。悟りではないで。すっきりした指図。これで掃除はすっきりやで。
 明治24年2月8日(陰暦12月晦日)
 夜10時半、教祖五年祭の件伺い。
 (一)斎主は、神道本局稲葉正邦を招待致して宜しきや、又、中山会長にお願い致しおいたものでありましょうや願い。
 さあさあ話し掛けたら、話すであろう。まあまあどんな事でも談示の上と言うてある。談示だけでは、これがよいと言えば又一つ、何にもそんな難し道を通るやない。まあどれから見ても、高い所はけなりものや。なれど必ずの理に持たぬよう。低い処より掛かれ。義理/\と人間心の理を立てる。人間心の理では、いずれ/\の理が出る。理が走る。どうする事も要らん。心だけの理は十分受け取る。大層の理は受け取らん。すっきり受け取らんで。

 (二)正月26、27、28日の三日祭日の件伺い。
 さあさあその処は談示に委せる/\。心おきのう。三日なら三日の処、談示の上ならそれに委せおこう。

 (三)節会日限本年は御供えも少きによって、五日村方、6日、7日両日講社としてお許し下されますや願い。
 さあさあ一寸始め掛けた処、始め掛けた理は変わさんがよいで。変わるというと、どういうものぞいなあと、世上の理が出る。無理にどうせいとは言わん。なれど変わらんよう。

 (四)分支教会より五年祭当日提灯並びに名旗を樹立する件御許しの願い。
 さあさあ心だけ/\。もう大層な事は一つも要らん。大層な事は受け取れん。頼もしいという理は、日々に受け取りて、日々に返やして行かんならん。大層は要らん。これだけ諭しおく。

 (五)東京本局員篠森教正、五年祭に参拝すると言われますが、招待しても宜しきや願い。
 さあさあ一人だけは一人だけの事情で運んでやるがよいで。招待はならん/\。今の道に招待をすれば、向こうもよかろ、世上もよかろ。なれど、よい事の後の思案をしておかねばならんで。
 明治24年2月8日(陰暦12月晦日)
 夜10時半、教祖五年祭御願いの後にて引き続きお指図。
 さあさあ一寸休み、又一寸休み、身上の処障りつけ、話し掛ける。どんな話し、刻限以て話す。尋ねての話し、二つの理を聞き分け。刻限というは、どういう事と思う。違わんが刻限。刻限の話しを聞いて、何も彼も運び、これから十分のサンゲさして来た。仕難くい処もいろいろ話しても、理が分からねば何にもならん。身上に障りあれば、どうでもこうでも話さにゃならん。むさくろしいものは掃除せにゃならん。可哀そうな事や。もうもう頼もしい道が見えてある。なれど、名々心よりする事はどうもならん。今の道を見て居りゃ、うまいものと思うやろ。取次何人、なかなかの道である。長らく通りた道筋、いついつまでも皆な残る。あゝ帰ったか、早かったなあ、どうやこうやと言うが、中々の理である。これまでの処、難儀苦労の道を通り来た。よう聞き分け。蒔いた種さえ、ようようの事で生えんのもある。蒔かぬ種が、生えそうな事があるか。根性の悪い話しすると思うやろ。段々に土台を入れて固めてある。なれど、あちらが弛み、こちらが弛みする。四方正面鏡屋敷という理が明らかなれば、何が弛もうに。これよう聞き取れ。いついつの理に楽しんでくれるよう。 
 明治24年2月8日(陰暦12月晦日)
 夜1時半、神道本局員招待の件につき、相談の上押して願い。
 さあさあさあ今一時尋ね返やす処/\、話までの義理と、第一の事情の理を以てこうという理と、二つになる。これだけの事情を諭するによって。
 押して願い。
 さあさあ前々以て一つの事情を運ぶなら、いかなる事情も諭す。夜深の事情を以て尋ねる。何か万事後々の事情を尋ねる。諭しおこう。後々の事情諭し一条という。今一時こうという事情、勢い事情の理を以て、世上万事取り消す事は難しかろ。なれどそのまゝ、放っておくがよい。
 明治24年2月10日(陰暦正月2日)
 兵神分教会、部内三木支教会所出願の願い。
 さあさあ尋ねる事情、前々以て事情許したる、これまで十分運んで十分理を許す。速やか運んでくれるよう。
 又願い。
 さあさあ一件事情、心一つ治まる事情、心おきのう掛かるがよい。
 又願い。
 さあさあ何か万事、心ばかり速やか許す/\。
 明治24年2月10日
 増野正兵衞、昨日鼻汁が出て何となくしんどくて一日休み、今日は御陰を以て起きたるも未だ鼻汁が出てならぬにつき如何と願い。
 さあさあ事情尋ねる、身上事情尋ねる。どういう事である、何がどうである、別段身上心得ん。何か治まり、それぞれ掛かる身上の事情案じる事は要らんで。すっきり案じる事は要らん。事情によって思案、何よ事情指図を以て治め居る。治まり来る。前々指図治めてくれるなら。これだけ案じる。一日悠くり治める。何よ万事指図通り話して、指図通り治めてくれ。
 明治24年2月10日(陰暦正月2日)
 上原佐助、願い。
 さあさあ事情心得ん、身の処尋ねる事情、どういう事であろう、尋ねる事情、一時一つ事情、諭したる事情、これと事情変われば今一時尋ね。先々所々、何でも一つの心大きに取れば大きの理。元より大きい理はない。一時上す一時の理を見れば、随分大きい理、元々は些かなる理より年々歳々の事情、一つには事情何でも先長く思えば長く心を持って、順序の理を治める。何かひそやかの理を以て日々という。世上変わる/\と言えば案じる。一つ二つ分かる、三段分かる。これをよう聞き取っておかねばならん。
 明治24年2月10日(陰暦正月2日)
 上原佐助、小人ミツの願い。
 さあさあ身上第一事情の処心得ん、尋ね一つの理諭しおく。人間生まれ出す。それそれ前々の事情分かろうまい。指図実正前々事情も分かる。事情因縁速やか聞き分け/\。速やか分かる。事情世界因縁事情も、世界どれだけ遠くといえど、近くといえど、前々の理を聞き分け分かる。タンノウ改め。心誠事情がタンノウ。しいかり書き取って、しいかり諭してくれるよう。
 明治24年2月10日(陰暦正月2日)
 夜、御諭し。
 さあさあ尋ねる処/\、もう何よの処、親というはかくれて了うて居んという心があるからどうもならん。どんな事もこんな事も指図してある。道すがら通り来たる。指図より凭れるより仕方ない。指図より治まる処がない。指図通りを通り、親という。小人一つ育て上げる事情、どういう事も持たねばなろまい。どんな事、世上一つの事尋ねにゃなろまい、尋ねにゃ分かろまい。尋ねてどんと聞こうまい。一日のところ返事の仕方がない。分からん道を通るからしっかり聞き取っておかねばならん。親という一つの道、どんなこんな外にないで。人間心道はつけらりゃせん。今一時段々夜の目も出した処、どんと光がない。仕方がない。今一時越えない一つの事情、二つ一つの理は難しかろう。よう事情聞き分け。何名何人出て来る。世界の道の理大切に思うは、元一つの理があれば大切。多く何ぼ子供を抱え、親の理思うてみよ。二つ親、真実一つの理を思え。一寸に話し難くかろう。尚話して居ても何もならん。分からんところへ分からん事を言うて行った事なら何もならん。
 同時、平野楢蔵、清水与之助、桝井伊三郎、高井猶吉、梅谷四郎兵衞、増野正兵衞、六名神様昨日より段々談示会長へ願い出、本局員出張止める事願、よって一層運びさして貰います。
 さあさあ六名中/\、こうする何かの処、六名こう事情運んで一つの理、おめる一つの理、どんな事も思案/\。成らん思案じゃない。前々の理を以て、又々育てる一つの理を以て、何程親切/\が理に立たず。
 明治24年2月11日(陰暦正月3日)
 前お指図により、本局へ教祖五年祭に一人も御出張なきよう御断りのため前川菊太郎出張の事情願い。
 さあさあさあ何か万事日が近づく。どういう事も心に掛かるやろ。万事の処どういう事である。世上の中は多くの人、何ぼどの相談定めても、人間心一つの理では治まろまい。そこで一つ尋ねる。尋ねるから指図しよう。一時前々の事情、それそれの処、又々皆んな一つの心に成って治めさそう。又々時節/\時々風聞。今年一つの事情という、世上という、何か万事運んで一つという。これより精神定める。多く中にたった一つの理がどうもならん。古い事情は立って来る。今の事情成らんと思う。成らんやないで。道に仰山の物が落ちてある。あれも取って来い、これも取って来い、と言うようなものや。今一時の処言い難くい道であろ。今一時じっくり抑えて来るがよい。
 押して今一名清水与之助御供かた??(**)/\行の願い。
 さあさあ一度の大層、二名事情さあ二名/\。
 同時、教祖お社内に御簾を掛くる事、中に敷物敷くこと願い。
 さあさあ中御簾は早い。中に敷をちゃんとひいて、暫時という心を治めてくれるがよい。
 明治24年2月12日
 高安分教会教祖の御霊を教会所の北側押入に致すべきや、又は座敷に致すべきや伺い。
 さあさあ尋ねるところ/\、祀り/\あるから、内々それぞれ事情、心だけ事情、内々心だけ事情。
 明治24年2月12日
 座敷の床の間に御霊を置きたき願い。
 さあさあ思う所、こゝという所、心だけ思惑のところ許しおく。心だけ受け取るのやで。
 明治24年2月12日(陰暦正月4日)
 清水与之助、東京へ出立の願い。
 さあさあ段々の事情/\、話し事情は一時出越す処、心に掛かるであろう。それそれ事情あって心に掛かる。よく聞き分け。指図を以て今の事情不都合の事情、先々知らせおく。心おきのう速やか治め/\。心おきのう立つがよい。
 明治24年2月17日
 おかぐら御面を修復に掛かる願い。
 さあさあ尋ねる事情、一寸損じがあって破損。何時なりと掛かって。許すによって。
 同時、押して御面の頭毛を中には白に取り替えるを宜しと言う人もあり、これは従前のまゝにしたものでありますか、改める方宜しう御座いますか願い。
 さあさあ前のまゝ。十分の日が来たら、十分指図、雛形段々事情運んで来る。雛形へ。
 同時、修復致します場所は増野正兵衛新宅にて御許し願い。
 さあさあ掛かるところ随分ひっそ。一寸の理を以てひそやか。
 同時、かんろ台の雛形破損につき、木にて新調仕りますや、又は修復致して宜しう御座りますや願い。
 さあさあつくらいにしておくがよい。つくらいでよいで。さあさぁつくらいにしておくがよい。つくらいでよいで。
 同時、上段の間五年祭について畳表替の願い。
 さあさあ見難くいといえど、どうとも言わん。見難くいと思えば心に掛けて、誰が見ても見難くいと。強ってどうせにゃならんと言わん。
 明治24年2月17日
 教職昇級の事につき、五月より難しくなるにつき、東京より今の内に昇す者あれば昇級さするが宜しと申し来たりしにつき、これが昇級さしましても宜しう御座りますや願い。
 さあさあ尋ねる事情/\、人々の心やで。人々の心が分かろうまい。これ一寸どういう事で、先々なったらどうなろう。一時昇っておこう。取っておかねばならん。一寸事情、初め事情と事情/\比べ。中一つの理、俺も/\と言う。人々の心/\心は止めん。よう聞き分けてくれ。
 押して、御道に尽したるその理に応じて昇しますのでありますや伺い。
 さあさあ人々の心、どういう事で指図分かろうまい。人々の心、どういう心もある。運んで居るという顔しても運ばん。運ばん顔しても運んで居る。人々の心、心次第。強ってすゝめる理はない。人々心の理はない。よう聞き分けておかねばならん。
 明治24年2月17日
 高安分教会所、教祖の御霊の願い。
 さあさあ何遍尋ねても/\分からん。今のところは事情までと諭してある。日柄まで諭し、今仮の所、仮の場所教会や/\世上の理を治め難くい。通れんから治めてある。名々どうがよかろう、心祀り、心祀りの事情に治めにゃならん。今一時十分日が切ってある。日の切ったるところ、心に治め。何遍尋ねても心で祀りて、心で事情治めてくれるよう。
 明治24年2月17日
 増野喜市、家業が暇につき医師になろうか又はこちらへ呼ぶやにつき願い。
 さあさあ尋ねるところ/\、人々の心、一つの事情という、どういう事という。人々の心のところ、一つの事情、所一つの事情変えてこう。一度は呼んでみるがよい。
 明治24年2月20日(陰暦正月12日)
 お指図。
 世上遠く高い所/\という。十分蔓(はび)こって、神の道を潰してみようか。神の道を潰してみようか。(中略) まあまぁ何でも彼でも潰そう、取り払うと思えども、神一条の道は目に見えんものを払う。一時払うても後へちゃんと理が坐ってある。
 本席身上御障りにつき願い。
 さあさあどういう事が始まるやら分からん/\。一寸前々以て知らしおく。どうでも話しおく。どういう事を話し掛けるなら、一つどうでもこうでも話し掛けたら、出さにゃならん、見にゃならん。これまで埋もれて/\、何時出ようと思うても出る事はできん。これから年限の事情を知らしおくから、いつの晩何から尋ねた身の内のずつなさ。十分待って居るなれど、埋もれたところ、どうでもこうでも出さにゃならん。第一一つまあまあどうなりこうなりの道は通れるものである。なれど定めた道は難しい。難しい事を言うと思うな。古き事情、段々ようようの道を伝え、もうこれ五箇年という。一つの理に移り掛け。五箇年以前身は迫り、目は見えず、耳は聞こえず。余儀なく事情によって、五年以前の道、難しかったであろう。段々案ぜた道、ようよう一寸の道、これからどういう事始める。一年の後というは、一寸の理は見え掛けた。どうもならん。五箇年という一つの理、年が明ける。段々の事情も定め掛ける。多くの中、日々の中、談じ掛けた。大半これくらいと、分量を定めたところ、大半これくらいという、定木を定めにゃならん。多く/\世上の道、これまで知らん/\という。それぞれいかなるも見え掛け。一つの理も治まり掛け。今年一月古き新しいという。年が更わる、春になる。段々出ようじゃないか。世上遠く高い所/\という。十分蔓こって、神の道を潰してみようか。大抵の思案取次事情、又それぞれ一つの心、段々国々国々それぞれ一時に見せる。これまで段々聞いて居れど何ぞいなあ、と言う。あれ何である。あちらから印しを持って出る処、まちまちの印しを持って出る。一年お陰、切りなしお陰。どちらの事情、所が変わったなあと、ほのか年々お陰。まあまあ何でも彼でも潰そう、取り払うと思えども、神一条の道は目に見えんものを払う。一寸払うても後へちゃんと理が坐ってある。これまで案じる者が多てならなんだ。中には、どうでもこうでも今一時の心を定められん。どうでもこうでも細々の道を運んだか、よくよく思うてみよ。僅かの間、それから世界びっしゃり潰してから、今の事情三年千日とも諭してある。もう僅かの日や。何でも彼でも及ぼさにゃならん。又十の内三点四点通るところの道、深く聞けば深く諭そう。一時思うても何にもならん。遠くにもよらん、近くにもよらん。長い間えぐい道は通らん。美味い甘い道は通ろうと思うても、事情理によって通れん。何名何人あるまい。多くの中、たゞ(教祖)一人より始まり(た道である)。又、(教祖の)それ(の御話)より(旬が)遅れて了たらどうもならん。刻限事情を以て話し掛ける。分からん事は尋ねるよう。皆なそれぞれ存命中の心で通れば、それだけの道を見せよう。さあさあしっかり筆に書き取って、皆々にも伝えくれるよう。
 明治24年2月20日(陰暦正月12日)
 教祖五年祭につき、中山会長斎主となり今夜遷座の儀伺い。
 さあさあ今のところ、何もどれもこうする要らん。一寸言わば学びまでのもの。従前の模様。
 押して、御休息所とする事の願い。
 さあさあそれでよい/\。
 同時、教祖新しき社殿に日暮に遷霊致しましたが、今夜勤の式を致しとう御座います。古き社を置きましても、粗末にもなり、又、これに見習うてもいけませんから、式が済んでから焼きましても宜しう御座りますや伺い。
 さあさあそれでよい/\。
 押して、先に掃除してから勤に掛かるのが宜しう御座いますか伺い。
 さあさあ掃除は先にして掛かってくれ。掃除から掛かってくれ。それでよい/\。
 明治24年2月20日
 甘露台を御休息所の方へ御勤につき持って行く事の願い。
 さあさあ理を知らそ。甘露う台という(の)は何処にもない一つのもの(である)。所地所(を)何処へも動かす事はできないで。
 同時、御勤だけは宜しう御座りますか伺い。
 さあさあ学び/\。
 同時、今夜一時に御勤致しても宜しう御座りますか願い。
 さあさあ夜深の事情は何も要らん。そこはまわりさえできたらするがよい。
 明治24年2月21日(陰暦正月13日)
 兵神分教会、部内三木支教会出願の願い。
 さあさあさあ尋ねる事情、これまで幾重の処、どうでも旬が分からなんだであろ。今一時願う処、心おきのう掛かるがよい。さあ許そ/\。
 右出願の事情につき清水与之助帰神の願い。
 さあさあ運ぶがよい/\。
 明治24年2月21日
 上原佐助、伺い。
 さあさあ尋ねる事情/\、近づく日/\という。近づく日に運ぶ事情、たって事情たって理、順々の理も諭しおく。どういうも心だけ。成るよ行くよう続く。一寸の理、これよう聞き取ってくれ。
 明治24年2月21日
 上原佐助、亡養父一年祭につき帰国の伺い。
 さあさあ一度は一寸あても、それぞれの理もあろう。世上の理もあろう。よう聞いてくれ。身に一寸心得んの事情から尋ねる。まあ一つには、運ばにゃなろまい。尽す処満足の理も与えにゃなろうまい。これだけ諭しおく。
 明治24年2月22日
 教祖御霊新殿へ御遷座の願い。
 さあさあそれは/\前々以てしておくがよい。又々一つにはいつ幾日の事情思う者もあるなれど、前々にしておくがよい。
 明治24年2月22日
 五年祭の当日御霊を甘露う台の所へ御遷座願い。
 さあさあそこまで運ぶ心は受け取りておく。なれどそれまでのもの、前々の所/\へ置き据えておくのやで。
 明治24年2月22日
 五年祭の当日御墓参り致しましたもので御座いますや伺い。
 さあさあ尋ね運ぶ一つの理という。(人間には)幾重の心がある。(墓は)何もこれ古き処、古きものを脱ぎ捨てたるだけのものや。どうしてくれ(ることも要らん)、こうしてくれる事も要らん。存命中の心は何処へも移らんさかい、存命中で治まりて居るわい。
 明治24年2月22日
 五年祭につき信徒には竹の皮包み、通常参拝人には弁当を饗する願い。
 さあさあ尋ねる事情、段々/\事情、段々事情の理、随分の理である。なれどこれだけこう、こういうも随分の理、又外々もこうという。これも随分中々大層やで。思惑通りには行かん。大抵日々の事情から運んでくれ。なかなか届かせんで。十分届くようでは小さい。後々で何であったぞいなあというようなものや。
 明治24年2月22日
 田原支教会長久保小三郎、家族一同支教会へ引き越しの願い。
 さあさあ尋ねる事情/\、尋ねる事情は、さあさあ何かの処、それぞれ心次第、それぞれ心揃うて、速やか心運ぶ処、運び来る処、速やか許そ。話し通り心通り治めてくれるがよい。心おきのう十分許そ。
 明治24年2月24日
 平野楢蔵、願い。
 さあさあ何でも外なるない処に心得ん。余の儀外の儀でない事情は、世界の事情聞き取りておかねばならん。難しいように思うやろう。変なる指図と思うやろう。一寸にはこの度の事情という。多く中にない一つの事情、名々心得ん理がある。他にところ事情は、それぞれ名々心尽す運ぶ心だけの事情は受け取る。何処其処どうは要らん。心だけの理が受け取る。前々より談示の話し伝えある。名々思惑寄せてはならん。いつまでも頼もしい一つの理、いついつまでは続く理である。思案の元はどうでも要らん。他に事情あるない理は要らん。治まる事情は何でも治めて見せる。世上は皆な子供の事情である。成らんというは、身上から治まらんようになる。道は早く事情を治めて掛かる事情は、それぞれ聞かしておく。
 明治24年2月24日
 宮田善蔵、商売の事願い。
 さあさあ尋ね出る事情、尋ねたら一つ諭す。一時一つ事情こうという一つ心、随分受け取る。まずまずところ、事情暫くという心どういう心、一つ願い出る日より事情定めるなら受け取る。一時のところまずまず一つの心を治まるまでは、どうであろうこうであろうという一日の日はないではない。中の中に一つの心という理分からんから尋ねる。指図一時尋ねるところ、万事心に治め。どう成るもこう成るも一つの事情、どんな事も成るも成らんも、苦しむも一つの理。是非一つの心治めるなら、心おきのう掛かるがよい。
 明治24年2月26日(陰暦正月18日)
 五年祭の取り扱いにつき意見一致せざるにつき願い(教祖五年祭当日取り扱いの事につき集会せしところ、一方は一箇所のみにて御酒、御肴、鏡餅、結び竹皮包、弁当渡しては混雑して講社員全般に行き届かず、よって講社員は桝井伊三郎の宅を借りて渡すを可とし、又一方は皆な一所に於て渡すを可として、相談二つ割れて治まらず、どちらにしたら宜しう御座りますか願い)。
 さあさあ尋ねる事情/\、前以て事情諭しある。どちらも十分の理、そちらへも届く届かん。まずまず多くの中々一人/\理はあれど、運ぶ事情は万人の中という。難しい事であろ。始め掛けたら始めにゃならん。一時渡そ、二度に渡そ。一寸及ぼすだけの理運んでくれるよう。前々事情始め、そこえ/\治めある。前々刻限事情に諭してある。いろいろ到底及ばんな。多くの中遠くの所、二度三度四度五度七度まで届くもある。一度も届かんのもある。多くの中事情ある。所々国々始め、一つの理がある。互い/\の理十分定めくれる。一つの理届くまい。多くの中届かそうと言うても届きやせん。これは信者/\、信者だけ運んでくれるよう。応法は応法の理に運んでくれるよう。
 押して、左様なれば二つにする事に致します。
 二つに分けんにゃ届くまい。国元へ帰り会う人々、わしなかった、見なんだ、一時断わり及んでおけ。講社/\多く中、届かん道が広くという。さあさあ講社員へ、それぞれ前々掛かりの事情に運べば、運べる。応法の理は応法の理、一度の理なし、理は見ぬ、国々治まる。そこえ/\だけの理は匂だけ、そこえそこえ治まる。さあさあ大抵で心だけ治まる。治まらん処は、初め一つ治まる処からそれぞれ治まる。
 明治24年2月27日(陰暦正月19日)
 大和郡山分教会、池田村にて支教会の願い(中和支教会)。
 さあさあ所々願い通り速やか許そ。
 明治24年2月27日
 紀州正明講支教会、願い(南海支教会)。
 さあさあ所々理は許そ。心おきなく掛かるがよい。速やか許そ。
 明治24年2月27日
 麻植娘17才、礒吉25才縁談伺い(阿波国)。
 さあさあ尋ねる事情、尋ねる事情は、縁談事情、縁談一条の事情は取次に皆な委してある。なれども、どうどしてと思う心によりて諭しよ。事情は、因縁身の内心一つの理を聞き分けて、因縁一つの事情は聞き分けて、十分心だけの理は運んでやれえ。心おきのう運んでやれえ。




(私論.私見)