(5月) |
明治23年5月1日 |
古井戸に蓋をなし、つとめ場所の上へ息抜き拵える事願い。
さあさぁ尋ねる処/\、十分の事をしておくがよい。暑い/\という、我も/\と出て来るはついつい。年代記な事は要らん。これでよい/\十分しておくがよい。ぐるり八方開け放して、これで少し取り払うて、これでよい。今のところは仮でよい。なれどこうしたならよいと一時はするがよい。 |
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明治23年5月1日 |
春野ゆう、神戸へ帰宅し五日目より俄に寒気立ち発熱し食事進まず足の運び悪しく、一時は気が狂いうわ言言い、一時難しいように思いしが、追々御利益蒙りたれど、今に自由できず御助け下さるよう願い。
さあさぁ身上一条の理尋ねる。一時どう成ろう、どうであろう。一時身は案じる事は要らん。よう事情諭しおかねばならん。先々良き所と思えども、どうしたならば身上一つの理、大き事情、どうせにゃならん、心倍の理を諭してやれ。古き心が掛かる。身に日々どう成ろうか知らん、よう諭してやれ。そうして一時という。 |
同日、増野いと、神戸にて居所障りにつき願い。
さあさぁ事情早く諭してやろう。遠いで一つの事情以て楽しみあろう。一つの心通り、どちらでも同じ事であろう。離すに離されん、余儀なき心ではどうもならん。 |
同日、増野正兵衞、母又いとの障りにつき、神戸へ行きて諭しまして宜しきや、他人を以て諭しの事を願いました方宜しきや伺い。
さあさぁ一時はそれぞれ、ちゃんと筆に記し、他人から一人の事情を諭する方がよい。 |
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明治23年5月2日 |
午後、堺朝日組、神世組合併の上支教会所御許しの願い(堺支教会)。
さあさぁ尋ねる事情、一つ尋ねる事情、一つの理、さあさぁ許そ/\。なれど順序皆な一つの理、鮮やかに秘っそにして、理は十分に許そ/\。 |
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明治23年5月2日 |
河原町分教会所部内宇治田原に支教会所御許し願い(宇治田原支教会)。
さあさぁ事情一つ話し、一つの理許そ/\。心おきのう運ぶがよい。 |
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明治23年5月2日 |
午後、兵神分教会部内蛸草二子真明組講合併の上、支教会所御許しの願い(加古支教会)。
さあさぁ運ぶ尽すところ一つの理、心順序十分の理を運び、許そう/\。心おきのう運ぶがよい。 |
蛸草村松尾唯之助、居宅建物のまゝにて御許しの願い。
さあさぁ尋ねる事情、何か一つ秘そやかから始まる。かたから大きものはない。一つの理小さきところから、世界から理があれば道がある、一つの道があれば理がある。理があって道がある。何か心おきのう運ぶがよい。 |
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明治23年5月2日午後 |
兵神分教会、部内飾磨真明講に支教会所御許しの願い(飾東支教会)。
さあさぁ運ぶ尽すところ、一つの心順序十分の理を運び、許そう/\。心おきのう運ぶがよい。 |
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明治23年5月3日 |
稲見倬三21才(播州美嚢郡吉川村ノ内大嶋)。
さあさぁ段々の席返し/\の席をして、一日の日は生涯、心一つの理を以て一つ席とす。席の順序一つの理はよく聞き分け。生涯の理を諭す。生涯の理を諭するには、よく聞き分け。難しい事は、一つも言わん。どうせこうせ、これは言わん言えんの理を聞き分けるなら、何かの理も鮮やかという。それ人間という身の内という、皆な神の貸しもの借りもの心一つ我がの理。心の理というは、日々という常という、日々常にどういう事情どういう理、幾重事情どんな理、どんな理でも日々に皆んな受け取る。日々に皆んな受け取る中に、たゞ一つ自由という一つの理。自由という理が何処にあるとは思うなよ。たゞ名々精神一つの理にある。日々常に誠一つ。誠の心と言えば、一寸には弱いように皆な思うなれど、誠より堅き長きものはない。誠一つが天の理。天の理なれば、直ぐと受け取る直ぐと返すが一つの理。よく聞き取れ。又一つ、一名一人の心に誠一つの理があれば、内々十分睦ましいという一つの理が治まる。そら世界という成る程という、成る程の者成る程の人というが、常に誠一つの理で自由。よく聞き分け。これまで運ぶ尽す中に、互いや助け合いという、互いや助け合いは、これは諭する理。人を助ける心は、真の誠一つの理で、助ける理が助かる。よく聞き分け。又一つ、これまで運ぶ尽す一つの理は、内々の事情理、名々事情理に治め。これより先永く事情に。又一つ、日々第一の事情所々理の諭しの台。日々には家業という一つの理これが第一、内々互い/\孝心これが第一、二つ一つが天の理と諭しおこ。いついつまで変わらんよう、変わらん事情に助け一条の為コウノウの理を渡しおこ。さあさぁ授きよう/\。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍又三遍/\三々々の理を授きよう。さあさぁしいかり受け取れ/\。 |
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明治23年5月6日 |
平野トラ、身上願い。
さあさぁ名々の一つ身の処に心得んという、一時尋ねる。親々どれだけの深き心、兄弟心がある。どういうものであるという心持たず、一つには万事楽しみの話し聞かして、タンノウ事情を早く運ぶがよい。(一本には「平野トラ親の身上につき願い」と題しあり。) |
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明治23年5月6日 |
正木国蔵、身上願い(初代名東支教会長)。
さあさぁ尋ねる処/\、道を以て理を尋ねる/\。道を以て理を尋ねば、一つの理を鮮やか聞かそう。どうせこうせこれは言わん。なれども神一条の理を聞かそ/\。聞き分けば生涯の理を諭そう。さあさぁ因縁の事情扶けやい/\、世上から見て成る程あれでこそと言う心を名々持ってすれば、日々に皆んな受け取る。案じる事は一つもない。速やか鮮やか思うように治まる。思うように成るで。世上から見ては、あれでこそ成る程の人や、成る程の者やなあという心を持って神一条の道を運ぶなら、何彼のところ鮮やかと守護しよう。 |
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明治23年5月6日 |
安井藤市30才(江州鴨郡綾戸村斯道会126号講元)。
さあさぁ段々の席返し/\の席をして、一日の日は生涯、心一つの理を以て一つ席とす。席の順序一つの理はよう聞き分け。生涯の理を諭そ。生涯の理を諭するには、難しい事は一つも言わん。どうせこうせこれ言わん言えんの理を聞き分けるなら、何かの理も鮮やかという。それ人間という身の内という、皆な神の貸しもの借りもの心一つ我がの理。心の理というは、日々という常という、日々常にどういう事情どういう理、幾重事情どんな理、どんな理でも日々皆んな受け取る。日々に皆んな受け取る中に、たゞ一つ自由という一つの理。自由という理は何処にあるとは思うなよ、たゞ名々精神一つの理にある。日々常に誠一つ。誠の心と言えば、一寸には皆な弱いように思うなれど、誠より堅き長きものはない。誠一つが天の理。天の理なれば、直ぐと受け取る直ぐと返すが一つの理。よく聞き取れ。又一つ一名一人の心に誠一つの理があれば、内々十分睦まじいという一つの理が治まる。そら世界という成る程という、成る程の者成る程の人というが、常に誠一つの理で自由。よく聞き取れ。又一つ、これまで運ぶ尽す中に、互いや助け合いという。互いや助け合いは、これは諭する理。人を助ける心は、真の誠一つの理で、助ける理が助ける。よく聞き取れ。又一つ、これまで運ぶ尽す一つの理は、内々の事情理、名々事情理に治め。これより先永く事情に、助け一条のためコウノウの理を渡しおこ。さあさぁ授けよう/\。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍又三遍/\三々々の理を授きよう/\。さあさぁしいかり受け取れ/\。 |
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明治23年5月6日 |
虫明元三郎55才(備中国浅口郡地頭下村真明組周旋方)。
段々席返やし/\の席をして、さあ一日一夜生涯、心一つの理を以ちて一つ席とす。席に順序一つの理は、よく聞き分け。席に順序一つの理は、生涯の理を諭そ。生涯の理を諭するには、よく聞き分け。難し事は一つも言わん。どうせこうせこれは言わん言えん理を聞き分けるなら、何かの理も鮮やかという。それ人間という、身の内というは神の貸しもの借りもの心一つ我が理。心の理というは、日々常という、日々常にどういう事情どういう理、幾重事情どんな理、どんな理でも日々に皆んな受け取る。日々に皆んな受け取る中に、たゞ一つ自由という理を聞き分け。自由という理は、何処にあるとは思うなよ。たゞ名々精神一つの理いにある。日々常に誠一つ。誠の心というは、一寸には皆な弱いように思うなれど、誠より堅き長きものはない。誠一つは天の理。天の理なれば、直ぐと受け取る直ぐと返やす一つの理。よく聞き分け。又一つ、一名一人の心に誠一つの理があれば、内々十分睦まじいという理が治まる。それ世界成る程という、成る程の者成る程の人というは、常に誠一つの理で自由。よく聞き分け。又一つ、これまで運ぶという尽すという、運ぶ尽す中に互いや助け合いという、これは諭する理。人を助ける心というは、真の誠一つの理で、助ける理が助かるという。これまでの理は内々の事情理銘々の事情理に治め。これより先永く事情に、先永く事情に、助け一条のためコウノウの理を渡しおこ。さあさぁ授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱えて又三遍/\三々々の理を授けよう。さあさぁ受け取れ、さあ受け取れ/\。 |
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明治23年5月7日 |
河原町部下宇治田原支教会事情の願い(西野清兵衞より)。
さあさぁ事情は一つの理許そ/\、心だけの理という。 |
同外に地所事情の願い。
さあさぁ段々事情以ちて理を尋ねる。段々談示揃うた処、さあさぁ許そ/\。さあさぁ掛かるところは十分小さきところから始めるがよい。段々治まるのやで。小さき処から、ぼつぼつの道という。 |
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明治23年5月7日 |
深谷源次郎、願い。
さあさぁ前々尋ね出る一つの諭という、まだ速やかならん思うやろ。さあさぁ諭しよ。聞き分けが難しかろ。どっちもこっちも世上の理という。第一は長らえての道という。身の処心得んという処は、古き道通りた道を思え。世上は往還道という。往還道は通り難くい。世上往還道という。心は、元々の細道、小さき道を通れ。この理をよく聞き分けて通れ、と言う。 |
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明治23年5月8日(陰暦3月20日) |
夜、本席より胸に差し込むにつき願い。
さあさぁ一寸一言だけ。さあさぁようこれ何かの処、どんとどうもならん。どういう事も聞き分け。席々始めて席の一つの理を聞き分け。どんと席を崩す。大抵取り扱いして居る。よう聞き分け。身の内切なみのつかえる処、一寸話し。些かな大抵の理は聞き分けられまい。いかなる理も前々より知らせある。覚束ない話し、自由自在という。自由自在どういうものである。小さい事が大き所、席の順序始め掛ける。一日に一席、成らん事情尋ねるによって、成らん事情許してある。一寸許して定席となる。定かならん。世上何をするやと思われてはならん。昼のところは遊び歩くにも歩かれん、連れて出ようにも出られん。夜分の処どうもならん、勝手はならん、出ようと言うても出られん。身の内ぼつぼつ段々取り決まる。いついつまで二日三日、皆な勝手思うから勝手をしてはどうもならん。しっかりした者を一人、夜々どういう用ができるやら知れん。夜どんどんと門を叩く、席が門を開けに出るようではならんで。人間心でないで。そうして居て運んで一人さい事を欠かさにゃよい。皆な話しを聞き、どうせにゃならん、皆な同じように思うてくれねばならん。三年以前から人間心であるまい。同じように皆な思う、あれは年寄、それでよい。昼のうちはそれから/\人間心を働く。一人/\おこまい。一夜一つから話しておかねばならん。用向使うだけ、用向働くだけであろまい。この事情だけ聞き取って定めてくれねばならん。雨が降る。何時聞き分け。その事情夜になって門を叩き、席が門を開けに出る事情とは言われまい、言わしようまい。しっかりした者一人づつ、余分の者は要らん。しっかりした者一人、どんな者でも寝たらそれでよい。席が世話をせにゃならんような者何にもならん。席の番じゃない、神の番にねきに付いて居る。難しい事を言うのやない。 |
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明治23年5月8日 |
喜多よし足の障りにつき願い。
さあさぁ尋ねる処/\、よく事情身のところから一つの理を聞き分けるなら、一つの理は諭しよう。さあさぁ難儀さそう、不自由さそうと思う親はあろうまい。長々の道の理を聞き分けてくれねばならん。あちらへ障る、こちらへ障る。いかなる道も通さにゃならん。難儀不自由はさゝんで。さあ一日一夜の日を切って願うがよい。 |
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明治23年5月9日 |
山名分教会部内益津支教会説教並月次祭の日選定願い。
さあさぁ所々一つの事情、順序の理を追い、事情は速やか許す、すっかり許す。 |
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明治23年5月10日 |
増野正兵衞小人道興五、六日前より目かい目の上眉毛のところへくさ一面にできしにつき願い。
さあさぁ段々尋ねる処、小人/\一つの事情心得ん。段々心得ん事情の理を聞き分け。小人罪なき/\/\思え。一人出る処、いかなる一つ、前々前生計り難ない理、一人小人一つの理、よく事情理を聞き分け。段々尽す一つの理、どういう事で諭す理も一つの理、代々一つの理、一箇月前知らせおいたる、父一つの心を一つ小人という。前々一つの理を以て小人の事情、どういう人、一人の心を以て心得ん。事情に一つの案じる事は要らん、埃り因縁段々の理を諭す。父又父、前々事情案じる。重々知らせおく。小人何にもあろうまい。小人一人の理を以て、小人前々計り難ない。夫婦何かの事情、何一つの事情、順序聞き分け。諭する理、夫婦小人与える因縁、それから第一小人案じる事は要らん。 |
同日、押して父とお聞かせ蒙り、これは正兵衞の父でありますか、いとの父でありますか願い。
さあさぁ今の親一つの父、前々の父、今の父、前々一つ心得違わんよう実際知らす。心一つの理を違わんよう。 |
同時、増野正兵衞、いと、道興の三名の本籍を当地へ引く事の御許し願い。
さあさぁ生涯事情定め。心得のため、一時と言えば一時、何時心通り、生涯一つの理を、真を改め自由自在。 |
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明治23年5月12日(陰暦3月24日) |
表門のところあらあらでき上りましたから明日棟上げ御許しの願い。
さあさぁ一日の日尋ねる/\。出るところ、何かのところほんの一寸の掛かり、何か万事仮家きっしよう、何か心だけ。それぞれ皆な心嬉しい。何か順序に委せおく。 |
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明治23年5月12日(陰暦3月24日) |
表門の西側に消防道具を入れる所新築願い。
さあさぁ尋ねるところ、さあさぁ談示に委せよう/\。 |
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明治23年5月12日(陰暦3月24日) |
本席御身上腰痛にて御障りにつき伺い。
さあさぁ事情のところ尋ね、席の事情/\尋ねる。あちらこちら変わる一つの理治まる、一つ始まる。一つどういう事で掛かる。じっとして居ればそのまゝ。この理何か尋ねるだけ諭しおく。一つの理というを聞き分け。一度生涯の指図。指図聞き当分一寸にも遂に外れる。何でも彼でもどうで通らにゃならん。先々遠く所出越す。それ順序あるで/\。これから軽き順序運んでくれるよう。これから改めくれるよう。どういう事を改めるなら、日々の取扱い、あちらこちら用ができたる、三つの理を勤めにゃならん。日々年々あるか、年々の控え、内々に治めておかねばならん。何でもないような諭しと思うなよ。何でもない諭しやないで。 |
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明治23年5月13日 |
高安分教会、出願のお指図。
さあさぁ段々順々手順、日々のところ十分理を運び、一点十分と見る、理と見る。運ぶ一点尋ね出る。十分のところには、一度の理がなくて二度の理、十分の理なくば治まらん。治まる理は日々の事情、もう十分の理と思う。まずまずの事情は十分運んでこれでこそと思う。成ると成らんはこれからの理である。運ぶ事情は心おきのう運ぶよう。 |
押して
さあさぁ運ぶがよい。さあさぁ心おきのう運ぶがよい。 |
右につき前川菊太郎、出張の願い。
押して
さあさぁ控え/\、控えの理を以て心得んと言えば、控えの理持って出るがよい。 |
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明治23年5月13日 |
扇ゑん、身上願い。
さあさぁ一時尋ねる処/\、思うところ暫く見定めて治まるがよいで。今こうしたらなあと思う。これでなくばと思う心、ころりと間違うで。人間一人/\の与ゑというものがあるで。成るよ行くよう。成ろうと思うても成らせん。この理をよく聞き分け。どれだけのものや、これ程信心するのに、というような心の者皆な多い。これではいかん。誠ない。受け取るものはない。不足思えば不足になる。タンノウの事やが、受け取る事できんで。不足思えば皆な不足になるで。タンノウより受け取る事でけん。誠あればこそタンノウの心定まる。そこで、タンノウより受け取るものはない。タンノウは誠。誠は天の理や。天の理なら誠より偉いものはないで。この理をよく悟ってくれ。 |
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明治23年5月14日(陰暦3月26日) |
午前1時、刻限御話し。
さあさぁやれやれまあまぁ、大変/\えらい大変な事/\、さあさぁ大変という事はよう聞き分け。大変というは元々ある/\事情という。木の元に種がある/\。一時花が咲く/\というは一つどんな理もある。さあさぁ何が事情、一つ/\元に段々一つの理、木の元あって花が咲く。何よの事も一度植えた木は生涯の木、年々に咲く花もある。世界の理同じ事。又花咲かん花もある。長く楽しむ木もある。花も咲かす理もある。どんな花もある。それぞれ談示、さあさぁこれをよう聞き分け。一二の理元々談示一つの事情、何かの理を諭し元の理、さあさぁ何かの事も一つの理を聞き分け。長く話しは要らんもの。元々一つの理上という、それぞれ談示一つの理、年々の理、歳々の理、いかなる花も咲く。それぞれの理、世上という、世界という。元々理、枝の先という。 |
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明治23年5月15日 |
真明講事務所開きにつき願い(橋本清出張を伺う)。
さあさぁ尋ねる事情、一寸の始まりは何か分からん。なれども理を以て治まれば何処までも治まる。始まりは小さきもの、段々の理を始める。長き事情やない。一度言うたる事情は通さにゃならん、通らにゃならん。一列が成る程と言うが第一という。心おきのう掛かれ。そこでこれだけはだんない/\ではいかん。純粋一つから始めば純粋一つの道と成る。掛かりは何時なりとも掛かれ。 |
又、願い。
一つの心得、心だけの理を運ぶのやで。事情運べば直ぐと皆な帰るのやで。 |
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明治23年5月15日 |
平野トラ、百日から腹鳴るにつき願い。
さあさぁ身上/\、身上尋ねる一つ、さあさぁ何時/\身上、幾度身上一つの理、何度身の自由、身の不足から尋ねる。一時説き聞かそ。長い話し、遠くの事情、深くの事情、世界の事情聞き分け。一つ何ど聞いて不足、身の内不足の理、一つの理が分からねば何にもならん。身上の理で聞き分け。拝み祈祷するでなし、医者薬の指図するでない。身の内の理で不足なる。この理を聞き分け。不足なる一寸の理で一寸で行く。一時治まるか治まらん。聞く話し不安に思うてはならん。自由の理、年々一時分かるまい。話しだけの理、身の内話し理で発散、一時計り難ない。難しい諭しはせん。心の諭し、難しい事でない。十分聞かして世上の理を見よ。成る程古き/\心に治まり、事情なくばとんとどうもならん。 |
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明治23年5月15日(陰暦3月27日) |
土佐卯之助、身上の伺い。
さあさぁ事情に事情があって尋ねる。さあさぁ所々一つの理のある処、一時これまでというは、計り難なき道を通り、長々の事情あれば、いつまでの理。急いてはならん。長く事なればどう事も始まる。事情はなくてはならん。成る成らんの道を越し、日々越し、年々越し、春の理を始めたるなれば、静かの心を持ちて静かの理を始め聞くという。事情の始まったる事情は名々の心という。名々長く心を持って一つの理を育てる。これまでの事情、艱難の事情を見て、遙かの理置いて、どんな事も急いてはいかん、静か理やなけりゃ治まらん。心一つの理によって皆な治まる。一名の心次第によって何かのところ治めてくれるよう。 |
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明治23年5月15日(陰暦3月27日) |
麻植房次郎、身上願い。
さあさぁさぁ尋ねる処/\、先々の事情これまで三つ一つの理を諭そう。前々何か心に事情あって一つの道と言う。運ぶ中に心得ん。どういう事であろうと思うやろ。道のため世界のため運ぶ尽すなれど、身上がどういうものと思うは理である。先々の処はどうやろと思う。運んで一つの道、尽す一つの道で、因縁一つの理を聞き分けて、先々どうこう思う事は要らん。楽しみの道や。よう聞き分け。身上は案ぜる事は要らん。楽しみ/\の道や。身上は速やかで/\。 |
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明治23年5月16日 |
出直後、証拠守取扱いの事情願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、一つの理を諭そう。さあさぁ悪難除け心だけ下げてある。一人の心に下げてある。人が変わりて一つ前々の理、内々の大切な宝として祀るがよい。 |
をびや許しを戴き帰宅前に生れ、お浄め一包を戴かせ、残り二包取扱いの事情願い。
さあさぁ尋ねるじゃろう/\。尋ねる事情、妊娠一条尋ねにゃならん。ならんはどういうものなら、妊娠一条、内々信者何の苦もなく、他のところ尋ねる。一つの理も諭しおかねばならん。前一つ尋ねる。身持ち一つ、早め一つ、後浄め一つ。又一つ尋ねる事情というは、皆な聞き取って心治め。どういう処から尋ねるものじゃ。をびや一条どういうものであろう。近く所、遠く所、尋ねる事情、今一時世上世界という。自由成るか成らん尋ね分かりある。成らんは今一時判然許す事できぬ。いずれ年限の事情を以て先々という。たゞ一概遠く所どうするぞ。近くの所それぞれ一体と言うか、言わぬという。何処も一つに治まる。一つという。遠くの所一つの理分かれば、近く分からん。今一時一手に分からん。年限の事情で自由、年限の理で自由聞いておかねばならん。 |
押して願い。
さあさぁ一度の願一つの理、一人の願/\、一人の助け、妊娠一人の理、三つの理をよう聞き分け。一人の事情に三つ/\理で発散できて、もう一つはこうして人一人の理で三つの理で、一つ後へどうも分からん。尋ねる一名一人、小人一人の理は三つ許してある。 |
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明治23年5月16日 |
深谷徳次郎21才、身上願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、よくよく聞き分けんや分からんで。理いというものは、何処にあるやら分からんで/\。分かりたらなあと言う。僅かな間や。なれども、僅かの間でも身上に不足ありてはどうもならんで。僅かな事でも身上に不足の理があれば、成ろうと思えども、身に不足の理があれば、どうも仕様ない。成ろうと思ても成らん理。仕よまいと言うても成りて来れば、どうも仕様ない。今の身の不足も案じる事はない。身上案じる理がなくば、タンノウ理と治めにゃならんやろ。行こうと思ても、やる事でけん理、行く事でけん理。やる事でける理、行く事でける理。身に不足ありて行く事もでけん理。どんな理でも理の理を聞き分け。僅かの間の理は一寸の事と、身上の理を心によく聞き分けて、何にも案じる事はないと、ようこの理を諭しておこと。 |
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明治23年5月17日 |
増野いと居所又正兵衞居所障りにつき願い。
さあさぁ尋ね出る/\。いかなるもよう事情聞き分け。余の儀あろうまい、外の儀は思うまい。どういう理でなる。又心得ん/\事情諭しよう。一度戻り身上一つの障り、この事情、あちら身上、こちらでも事情、その中小人の事情案じる。日々案じる/\だけの事を思うて居る。一つの理尋ねは聞き分け。身に治まり付き、段々治まりがつく。ようこの理をよう聞き分け。どうも案じて/\ならん。今度の住家一つ不都合、なれど又々年限の理を以て広くに治まる。知らせおく。又安心の事情治めさせにゃならん。心を治め、心を定め。事情日々の事情、入り来る出て来る理を見て治めくれ。心おきのう治めてくれるよう。心に案じると案じの理が回る。 |
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明治23年5月18日 |
桝井伊三郎、身上障り居所願い。
さあさぁ身上の事情/\、身上一つの事情、幾重前々諭しある。事情急くと言えば急くであろ。じいとゝ言えばじと、いかなるも真を定め。いつになってこう、事情定め。内々談示定め。 |
押しての願い。
さあさぁ日々の処ではいれど一つの事情、不自由の処、身の処事情の理を諭し治まりの事情、一寸仮家いつとも何時とも言わず、何月経てばいかなる理も楽しまる。 |
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明治23年5月19日 |
裏門新築御許しの願い。
さあさぁ皆な当分仮/\、一寸仮普請、又何時取らにゃならんやら知れん。これを一落するがよい、心おきのうするがよい。さあさぁ仮の事何処ないなとよいよう。仮々でも、体裁の良いのというものは何処でもよいで。 |
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明治23年5月20日 |
柏原分教会、設置出願の願い(中河分教会)。
さあさぁ事情十分という理を運ぶ。又一つ運ぶ。難しい事はない。皆な前々に諭してある。分からんが難しい事はない。皆な前々に諭してある。分からんが難しい。案じる事は要らん。一時一つの理を話す。何程急いだところが、旬々順序の道が何時でも一度に治まる日がある。今日か明日か、事情いつなりと何処へなりと出すがよい。 |
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明治23年5月20日 |
峰畑為吉妻まつ31才、身上願い(宇陀郡見田村)。
さあさぁ尋ねる処、身上に事情尋ねる。よう聞き分け。難しい事は諭せん。内々の事情、長らえての事情には、まあ思うように行かんと思う。これよう聞き分け。内々の事情は、世界からは尽す事情、名々にもいかなる道も通り尽す中に、どういうものと思う事情は事情、世界一つの理、思うようにならんやない。日柄を見て、成らんやない。まあ暇が要る。名々にも楽しみタンノウという。この理を諭して速やかなれば、又一つ尋ね出るも一つの理という。 |
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明治23年5月21日 |
桝井伊三郎、普請の事情願い。
さあ前々一つの理尋ねる。順々の事情知らす。日限の処、月々の日柄前々先々旬々の一つの理を話たる。旬々の理は、これまで一時一つ思う処尋ねる処、何もどうせにゃならん、世界どうじゃと言えば、どうしてこれで十分。世界どういう事をして居る。真の心の理、一つの理が世界という。この理上理を聞き分け。一時こうと言う。心が澄まん事無理にどうせとは言わん。事情は軽き事情から始める。どういう事も治まる。どういう事も談示の理を治める理の旬。 |
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明治23年5月21日 |
今川聖次、郎腕痛む身上願い。
さあさぁ身上の事情心得んという処、どれだけ何でもどうでも、身上の事情ある。長らえてどういう事であろ思う。まあ多くの中広く/\十分広く中の事情、所々名々の事情、元々長らえて尽す。とんといかんな思う事、広く多くの中という。多くの中、いろいろどんな中、一つの理で治まるものである。古き中思うようは運ばん。思うように行かん。身上の事情よう一つ聞き分け。まずまず始め掛け。まずまず見え掛け。名々多くの中の理、一時一つの事情にて、尽す理は受け取ってある処に事情運ぶ。思惑運べ。世上遠く始め掛けたる処、善き事も留まればこれはという処も留まる。一つ善き処の理の留まる一つの理、これ一つの理を始め掛け。いかなるもタンノウ。身上からこう指図あった。実々まずまずの理の理がある。善き事も留まる。元一つという始まるという。小さき事は小さきもの。大きい中一つの事情何たる処一寸の掛かり、気休めの処、十分の理を下ろす道がつく。まずまずの事情、よく事情聞き取ってくれるよう。 |
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明治23年5月23日 |
心勇講城島分教会所に教職寄り合い、八日の日に仮に祭をする事の願い。
さあさぁ心通り願い通り、速やか/\心おきのう。随分/\小さいところよりぼつぼつ、いずれ/\の心結び、互い/\の心を運んでくれるよう。 |
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明治23年5月23日 |
郡山分教会所に於て、婦人も教会設置に尽力を為し、女は御勤できぬかと力落すもあり、よって入社式に教会にて女勤め御許しの願い。
さあさぁ尋ねる処/\、余儀なき尋ねである。一つこれまで多く中、一度一つ、どんな一時分かる分からん中、一つの理に寄せたる処、今一時長らえて事情ならん。ようようの道、前々一つの事情、何度/\の事情よう聞き分け。一つ始まる、一つ始め、一時一つぢば一つの理、それより世界どういう理も始め掛ける。折角丹精して勤めして楽しんで抑えど、どういうものである。何かの処、元ぢば一つようよう日々の処、判然入り込む処、第一三年千日という日が切ってある。心治めくれるよう。ようよう日柄という。この事情聞き分けくれねばならん。 |
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明治23年5月23日 |
村田忠七、伺い(郡山)。
さあさぁ身の内事情/\尋ねる。皆な一つの事情皆な一つに止まる事情一つに止まる理上、借りもの/\たゞ借りものでは、軽き理が分かれども、真の理聞いて一つの理。一時借りものどんな理でも分かるなれど、不足なるものは貸しはせん。不足なるものは持って出ん。何ぼでもならん。心一つ事情はタンノウ。前々の理一つの理、これだけ事情な、更に持たず、これだけなあ、と更に持たずして、これだけ/\理に持たずして、幾重世界という。一寸の理タンノウ。身のところ不足なってタンノウはできやせん。尋ね聞きて不足タンノウ。同じ神の借りもの聞いて居て、これだけの理、これだけ軽き理が分からん。深き理が分かりなる。不足のものは拵えん。世界幾名何人あろとも皆な兄弟、名々これだけ理が苦しんで、世上から思えど、事情聞き分けくれ。助けにゃならん助からんにゃならん。日々通る世上を見て、タンノウしてくれるよう。案じせずしてタンノウ。 |
商法の事願い。
さあさぁ尋ねる/\、一時一つ事情尋ねる。こうしたならどうしたなら何か事情今一時十分の理であると思う。今一時急がずして、いずれ一つの理である。一時理を心にそのまゝ。思い掛けたら、旬々の理を以て又々尋ね出よ。又々諭しもしよう。 |
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明治23年5月23日(陰暦4月5日) |
11時、山瀬、伺い(郡山)。
さあさぁ身上一条の事情一点尋ねる/\。一つの理諭し、事情聞き、どういう事情聞き分け。難しい事情は言わん。これ日々の処出入れど、十分受け取る。世上身のところ心得ん、どういうサンゲしてと、日々に思うて居る。事情ある。因縁/\、事情を以て因縁。心の理/\どんと分かろまい。軽き事情もあれば、重き事情もある。一時の事情もある。長らえて一つ世界日々に尽す処、十分内々の治まりある。身の処心得ん。治まらん。同し神の子供、皆な助けたい助けにゃならん。世上助ける。どうでもならん、身上ならん。不足段々不足/\十分不足、成った事情の事情、世界は覚束なき、段々事情聞いて治まりあれば第一事情聞き分けねばならん。案じ要らん、案じてはならん。日々心得ん/\治まる。ついに心に治まる/\。もうどうでも/\こうでもならん。同し人間同し神の子供。あの身なら/\一つの心を定めるなら、諭しは生涯諭と思えよ。 |
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明治23年5月24日(陰暦4月6日) |
富田伝次郎妻たき、身上願い。
さあさぁ事情一つ事情尋ねる。何か尋ねる/\、事情聞け。長らえての事情、身の処尋ね出る。これまでの事情一つの理、いついつまでの理十分/\、今日一日尽す一つ身上の事情治まり、深き事情に助け一条のためコウノウの理を渡す。さあさあ授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍又三遍又三遍、三三三の理を授けよう/\。さあさぁしっかり受け取れ/\。 |
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明治23年5月26日(陰暦4月8日) |
朝、昨25日夜、野本七兵衞、松田常蔵外二軒類焼に付、電信にて申し来るより、清水与之助心得のため伺い。
さあさぁ一時尋ねる処の事情、何か思うやろ。事情しっかり聞き取っておけ。十分理を運んで一時何たる理であろ。さあさぁ大変/\でならん理、ならんと皆な思う事情/\聞き分け。信心して信心のため、一時/\思う。聞き分けくれ。前生因縁/\事情、これより先々胸を浚らえ心を浚らえ、いかなる理も取り替え。いかなる理も取り直せ。一時ならん事情は因縁遁れようと思うても遁れられん。洗い替え立て替え、又々の理を以て生れ出る。今一時一つの理を治め。掛かり掛け。鮮やかの理を治め。余儀なき理に迫る。一時何たる理である。深き事情、又々何処へも掛かるところはあろまい。一つの理天の理、天災いかなるも聞き分けくれるよう。 |
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明治23年5月26日 |
午前10時、大阪船場分教会のところ心得のため願い。
さあさぁいかなる事情、たゞ尋ねる処、どんな説も聞く。どのような話聞いても案じる事は要らん。皆な分からんから皆な言うのや。この事情をよく聞き分け。長らえてのところ分からんところより段々通り来たるところ、誠真実一つの理はどのように潰そうと思うても、どないにも出けるものやない。よう悟りておけ。真実誠天の理、天の理が潰れたというような事はない。何ぼ潰しに掛かりても潰れるものやない。一度下ろした理は真実の理、何にも案じる事はないで。分からんから難しいのやで。分からん者ほど難しい者はない。もう程のう分けて見せるで。何にも心に掛ける事は要らん。どないに成る、皆々こちから成らんようにするのや。よう聞け。この事真実というものは、秘っそ/\に運ぶが真実や。何にも案じる事はないで。 |
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明治23年5月26日 |
飯降政甚、兵神分教会へ寄留籍の願い。
さあ/\暫くの処、事情順序一つ安心の事情委せおく。心に掛からんよう/\にして運ぶがよい。 |
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明治23年5月26日 |
春野ゆう、前お指図を頂き、清水与之助より御話し伝え下されしも、まだ速かお助け蒙り申さず、よってタンノウの事情、いかなる理も悟りますにつきお助けの願い。
さあさぁ今一時尋ねる事情、身の処どういう事、こういう事であろう。何ぼでもならん。事情尋ねる。よくよく一つの理、一時一寸には遠く思うた事情、一日の日から成る因縁/\、十分運んで了うた。何ぼでも/\ならん。一時事情大層長らえての事情、大層こうしたなれど、一度どうで運んで、どうせこうせ言えん。日も経つ、月も経つ。一時一つ立ち帰り、心にしっかりどちらなりと心に治めてやるがよい。名々こう堅くろしい事情出さぬよう。因縁だけ通る。 |
同日、増野正兵衞、腰の障りにつき願い。
さあさぁ何か案じる事は要らん。何でもなき事情、案じる事情聞き分け。通りたる因縁の事情、通りたる事情は分かる。こういう事見ぬ、聞かぬよう。案じる中案じる中理が増して来る。いかなる理案じんよう。 |
同日、神戸の野本、松田外二軒出火につき見舞及母の障りにつき増野正兵衞神戸へ出張御許し願い。
さあさぁいかなる事情、それぞれ事情を見て、心を治めてくれるよう。 |
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明治23年5月30日 |
梶本松治郎、頭痛につき伺い。
さあさぁ尋ねる事情、身上一条の理尋ねるから、一寸の理を諭そう。諭するには難しい諭はせん。勤め日々の勤め、他に見ては楽に見える。心に事情があればどうもならん。日々の勤め難しいと思えば、何ぼでも難しい。夜分と昼と振り替わればこれ勤められん。さあさぁ仮名の理に諭そう。よう聞き分け。神の道は長いようで短かい。神の理はいついつまで。心の道は短かい。神の道から見れば短かい。難しいと思えば難しい。日々の事情勤めるところ難しい事は一つも言わん。どうせにゃならん、こうせにゃならんとは言わん。言わん言えんの理を聞き分けてくれ。いついつまでも長い事情、いついつの心の理という。日々に心の理(が)積もる。日々(の道の)事情には二つの理は言わん。(一つの理の道である。)どれだけの事も思うても、心に不足あれば勤めようと思うても勤められん。(心に不足あれば)今日かと思えば明日(というようにちぐはぐになる)。心の勤めは第一(である)。心の勤めというは難しい。夜と昼と替われば勤める事(は)できようまい。これだけ尽すこれだけ運ぶと思う心(は)、計り難ない。夜(と)昼(と)心に替わればどうも勤める事(が)でけん。タンノウの心の理を治めてくれねばならん。 |
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明治23年5月 |
西岡宗次郎54才、身上願い(中野村)。
さあさぁ尋ねる事情身上一条、さあさぁどうでも運びどれだけ運んで諭する。いかなる諭する。身のところ些か理がない、一寸一時大層。一時でない、どういうものであろ、あろという、更に心を持たずして、一時旬々の理を運び、いかなる理一つの理早く/\。 |
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