(5月) |
明治22年5月7日 |
午後12時、永尾よしゑ頭痛、たつゑ夜泣きするにつき併せて願い。
さあさぁ尋ねる処/\、よう聞き分けねば分からん。身の処さあ実を知らす、真を知らす。一日の理は朝にある。一日の日何にも分からん、何にも知らん。一寸分かり、どういう理が、よう名々一つの理という。よう聞き分け。皆な一つ内々の処にて、結構の理は言わず思わず。どんな理も聞き分け。いかなるも不足じゃあろまい。分かりあれば鮮やかという。何も一日の日/\という。どれだけ一つの心、話し/\一つの心、一つの話しよう聞き分け。何程の処、どれだけの心を尽す、身をこなす。たゞ一つの心で皆な戻る。兄弟一つの理を聞き分け。人間身の内神の貸しもの神に借りもの、兄弟先々にも擦れるのも兄弟、親という一名一人それまでのもの、後後小人同様。この理一時聞き分けるなら鮮やか。ぢば一つの理、日々育てる理は親と言う。ぢば清水一つの理である。不足な人の身に取れ。一時一つの理を改め。 |
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明治22年5月7日(陰暦4月8日) |
梶本うの、腹痛み気分悪しく障りにつき伺い。
さあさぁ何かの尋ねる心鎮めて聞き取れ/\。どんな事でも皆な分かる。一寸前々話しいかなる話し、前々以て話したるところという、どういう事も思うまい。どういう話しも身上一つの理がある。一つの席をして十分の理を聞かそ。十分の理があれば直ぐと治まる。一寸古き処の話し、どういう事である。なれどよう聞き取って、心鎮めて聞いて事情一つ、因縁/\皆な因縁、理を聞き分けるなら、一代は一代、二代は二代、古き処一段変わり、段々紋型なき処諭してある。自業自得なる、この心鮮やか、先々の処鮮やかなる一つ理、成らんも一つの理、成るも同し。前以て理というは、一つの理分からん。心一つの理を以て身上一つ障る。難し事は言わん。長らえての道すがらの事情、直ぐと治まる。一日思え、年限事情思え、後々の理を思え。名々それぞれ思い/\の理が違う。一つの理が障る。年限はいつとも言わん。どうしてなりとも尽したる理もあろう。こんな事ではと言う日もあろう。事情話したる処、これよう聞き分けくれるよう。身上案じる事は要らん。事情話したる事情、常に治まる。内々一度聞いたる処、身上に治まるなら皆な治まる。 |
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明治22年5月7日(陰暦4月8日) |
梶本松治郎、二女ミチ夜泣き障りにつき伺い。
さあさぁ夜泣き、子が泣く、どんな事情も諭してある。よう聞け。何にも彼も神口説き、皆な筆先にも知らしてある。読んで分からん。どんなであろう。夜泣きする、夜泣きする。どういう事を口説く。一日の日雨降る、風吹く、春の日はのどか。一年中はどんな日もある。何であったな。一時なる思うなら、どういうものであろう。見えようまい、分かろまい。よう聞き分け。 |
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明治22年5月7日(陰暦4月8日) |
お授けにつき、本席へ一座三名との御定め、然るに遠国より同連五名ありますにつき、二座御願申す事御許し願い。
さあさぁまあまぁ暫くの処/\、一日の席一つの理という。三名話し掛け。成る処余儀なくの理を定め掛け。一日の日、生涯の理を暫くの事情、一つ是非なくの理である。一日の日一つ席、一つ理暫くの理一つの話し。 |
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明治22年5月7日 |
松村吉太郎、口中に歯のかみたる疵できしにつきお指図。
さあさぁ身上心得ん、事情一度尋ねる、尋ねるから理を聞かそう。よう聞き分けねば分からん。一つ定まりがどういう理、又々の道を段々分かろまい。一時一つの指図して、指図通りの理を以て運び、どういうものであったでな、日々一つ理を思え。通る処事情聞き分け。難しい事は言わん。成らん一つの理、一人事情という。世界/\所々、一時一つの理が世界。名々鮮やか。一つ又分からん一つの理運べん。日々という。改め/\。後々一つを改めよ/\。世界の理を改めよ/\。 |
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明治22年5月9日 |
午前7時30分、郡役所より大和国講長名前書出すべき旨、役場より照会につきお指図。
さあさぁ尋ねる処、これさあさぁ一々名前一つ所を聞く。ようこれ聞いておけ。案じる事は要らん。心おきのう出すがよい。さあさぁ尋ねる事あれば何時なりと行くがよい。さあさぁ出さんと言えば、尚聞きたがるやろう。聞かさんと言えば、尚聞きたがるやろう。聞こと言えば、これまでに聞きたる話し、段々一々聞かすがよい。出せと言えば皆な出すがよい。心おきのう。 |
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明治22年5月9日 |
松村吉太郎、帰宅暇乞伺い。
さあさぁ尋ねる処、一つ事情何かの処/\、一つ/\心の理、安心して心おきのう。 |
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明治22年5月10日 |
藤橋光治良32才(元斯道会第93号講脇滋賀県近江国甲賀郡佐山村大字神保第55番戸)。
さあさぁ段々の席/\、返やし/\の席をして、席に順序以ちて、一日の日の席生涯の心の理を以ちて。生涯の理は、どうせこうせと、難し事は言わん言えんの理を聞き分け。人間というものは、身は神の貸しもの心一つ我がもの。たった一つの心より、日々どんな理も出る。どんな理も皆な受け取る中に、一つ自由自在という理を聞き分け。常々誠の心が天の理。天の理なら、直ぐと受け取る直ぐと返やす一つの理。又一つ、人を助けるという、真の心の誠の理が、人を助けると言う。誠は常という、日々という。日々誠一つと治めば、内々睦まじいという理を治まる。日々常に誠の理をあれば、自由自在。これまでの理は、名々心に治め。これより助け一条のため、コウノウ一つの理を授けよ。さあさあ悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を授けよ。さあさあ受け取れ、さあ受け取れ/\。 |
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明治22年5月12日(陰暦4月13日) |
分教会所開筵式につき、これまで本部へ尽力の方は黒衣一組ずつ本部より下付して宜しきや伺い。
さあさぁ尋ねの事情(は)、どうしたらよかろう(と尋ねる)。談示(の)事情(は)十分の理である。(しかし)一つの理を聞き分けねば分からん。一つ(教会)本部(設立)の事情(から)、段々所々(の)地方に(名称の)理を下ろす。何をやろ。渡すもの一時よかろ。心の理十分、その理は暫くの処見合わすがよかろ。心だけの理を計り、何を名称するのは早い。 |
続いてお指図あり。
さあさぁ一寸の処、心までの処、一寸些かなる処/\、大変の理に掛かる。一寸心だけの事情、段々盛んに成ったら大変渡す/\。一つ/\指図をしよう。 |
押して、些かでも心だけの運び御聞き下され、金にて些かさして貰いましても宜しきや伺い。
さあさぁその事情の尋ね、一つ話しよう。十分の種によって一つの理に治まる(ようになる)。所々十分(に)、旬々に蒔いたる種(が)、今一時の処、(教会という世界の道を)通したる処(である)。談示の処十分に受け取る。どうせいこうせいは言わん。ほんの些かの処、心一つ心あれば段々事情深きの事情、一つに止まるという。さあさぁ心に澄んだだけの事情(を運ぶよう)。(金高の)高き低きは言わん。ぢば(の心の理を)一つ(運ぶこと)だけ(が大切なことである)。(すれば神は)軽う先々(へは)千倍に(して)運ぶという。さあさぁ段々の処、一つ話し、一つの理、まあ心得ん一つの理を尋ねる。どれよかろうこれよかろう。一時成る成らん暫くといえど、理がすまん。一寸の心千倍の理が治まる。よう聞き分けねばならん。 |
又中山会長より心だけとお指図でありますが、本部より致しますか、名々心だけ致しますものか伺い。
さあさぁ一時理を諭そ。どれから見る、これから見る。互い/\一つの理を心だけの事情運ぶ。互い/\一つの理を以て千倍の心という。さあさぁ一つの事情運ぶ。これで些かは千倍の理という。前に諭したる処。 |
虫よけ札についての願い。
さあさぁ尋ねる/\札一条の処、十分書かし、一束に揃え、つとめに掛け(よ)。それで十分(という)。 |
押して、千枚揃わねばつとめに掛ける事はできませぬか、又少しにても御許し下されますかと伺い。
さあさぁ節々、節なくばならん。節から芽が出る。節より(芽が出る)。旬々(に)揃え(て置か)にゃならん。それより世界(に)十分の理(が治まる)という。 |
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明治22年5月12日(陰暦4月13日) |
午後6時、梶本宗太郎、身上障りにつき願い。
さあさぁ尋ねる処、幾重の理は一つ。いついつ身の処、どちらへこちらへの身の障り、幾重尋ねるの理は一つ。返えし/\理は同じ事、尋ねる身が同じ事、良いかと思えば変わる。どういうものであろう。よう聞け。一寸にはどうであろう思案して。皆な何よの処分からん処から。これは家の支配人、家の真柱と分からん先から一つ話し。一時にどうでもと思う思案。一つ理というは一寸どういう事諭するから、前々雛形あちらもこちらも一寸分からん間、他人に分かり来たる。成るも一つの理、成らんも一つの理。成る一つの理は長らえての処、同じ処、互い/\一つの理を見分け。一寸古き話し、あゝいう事を聞いたのもいつ頃であろう。事情あった一つ話し、前々諭してある。同じ処と思案、何処の者や分からん。古き話してある。古い/\どうあろう。あんな事を言われる。何かの処の理を見分ければ分かろう。古い/\/\一寸忘れてる事もあろう。一度一つの理を見分け。あゝいう事を聞いた、あんな事情は成ろうか、一つ理を見分けるならどういう事も分かる。一つ治めかた眞柱、年限相応何処の者誰、一に一つ大工一条の理を聞き分けるなら、最初一切一つ理、年限経てば一つの理、いかなる事も聞き分け。内々の処あちらへ障り、こちらへ障り、今一時どうする事はできまい。この話し一条に凭れ、外なる事は要らん。どうしておこう、こうしておこうという事は要らん。一日の日、やれやれ前々の事話し通りと。やれやれ一日も早く。後ではない。一寸の理を聞き分けるなら、身も鮮やかという。 |
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明治22年5月14日 |
岡本久太郎、長男太助11才身上願い。
さあさぁ小人障り、どういう事分かろまい。幾重思案分かろまい。小人の身の障り、広く中これまでの処、まあまぁようよぅの処経ち越え、これより一つ遠く所、所々一つ/\理がある。さあさぁ始める。治める/\。小人障り前々どう、一時小人の障り思案分からん。一つ話しよ。これまで内々事情捨ておき、一つ所々一つ道を始め掛ける。よう事情聞き分け。身の障りどういう事を急いで出る。身の処治まる。又出る。前々身の処鮮やか、又障り、尋ね出る。よう聞き分け。身上一つ事情、事情あるから尋ねる。深き理を聞かそ。多くの中、互い/\治め合い。遠くどれだけの理がある。所か、急がしい。一つ所に早う一つ/\急ぐ処から片付ける。深き事情治め。この事情さい治めるなら、深き理が治まる。急く一つの理がある。程なく、所々理が忙わしい。皆な話し聞く中、内々事情今までの事情思う。一つこれまでの処/\/\急がしい。どうでも尽さにゃならん。遠く所/\一つ理を治め。一時急がし、忙わしい。今に事情始まる。一つ事情治め。内々いついつまでやない。今の今急がしい。小人一つの身の障り処、早くさあさぁ一時/\。 |
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明治22年5月16日(陰暦4月17日) |
清水与之助、五日前より腹少々痛み、しぼります、又家内清水はる同日胸先つかえるにつき願い。
さあさぁ身上/\事情から尋ねる。諭しおかねばならん。よう聞き分けてくれ/\。十分/\、十分の中の十分、世界も十分/\。なれど一時の処やってみよか、やろか、見て来うか、と、月々いつとも言わん、よう聞き取っておかねばならん。身の処事情より指図あったと伝えおかねばならん。尽す理は三年と言うておく。日々尽す/\、尽す理という。この理を聞かしおいたら通らにゃならん/\。三年/\又三年、世界は九分一分の理である。九分一分の理。 |
押して願い。
さあさぁ尋ね返やさにゃならん。世界の処九分一分というは、一年の理から三年、一日の日から一年の理、一年の理から三年、三年の理から九分という。一日の日から一分という。よう聞き取りておくがよい。 |
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明治22年5月17日(陰暦4月18日) |
本席、御宅新築落成につき御引移りの事御伺い。
さあさぁ尋ねる処/\、尋ねの事情よう聞き取っておけ。今一時の処、一寸したる処、常々一つ一寸休憩所と言う。あちらへ家移りゃ要らんで。一寸休憩するのやで。 |
押して願い。
さあさぁ同じ一屋敷、同じ一棟一つの指図。一日の日、一つの話し、一つの理を治めたる。一寸休息所、遊び場と言うてあろう。いつにどういう事、日は要らんで。 |
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明治22年5月18日(陰暦4月19日) |
大阪本田分教会、出願につき願い(芦津分教会)。
さあさぁさぁ尋ねる処/\、尋ねる事情というは、何かの処はよう聞き分け。一時成って一時成らんという。成る一時というは一時成る理。今尋ねるところの事情は、運ぶ/\。思い掛けないなという。急いで/\速やか運ぶがよい/\。 |
同日、同事情につき永尾楢次郎出張するにつき暇の願い。
さあさぁ何かの処も運ぶ処、尋ねる処から理を諭す。さあさぁ運ぶ。心おきのう運ぶ/\。 |
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明治22年5月19日 |
松村吉太郎先回のお指図により、一手に運び、内も運びたれども神の御心に叶わねば成らぬから伺い。
さあさぁ尋ねる処/\、前々に分かり難ない/\。さあさぁ十分に理を運ぶ。内々も心を治め。一手一つの理を治めば、皆な受け取る。一手一つの速やかの理をあれば速やかと治まる。いついつまでの理に治まる。そこ一つ、さあさぁしっかりと理を治めにゃなろまい。 |
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明治22年5月20日 |
増野正兵衞、神戸へ帰る御許し願い。
さあさぁ皆な一つ/\事情、一つ指図、指図通りの理を以て自由一つ話し/\、自由自在一つの理という。心おきのう一つの理という。 |
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明治22年頃5月20日 |
午後1時、天野家内、願い。
さあさぁいかなるも心得のため、さあさぁどういう事であろ。さあさぁ実があれば実がある。どういう事もあろまい。さあさぁ早く/\/\身の処分かろまい/\。尽すなれども、早く尽せども、痛む悩む処はどういう事という。何かの処身の悩む処、早く/\/\。今の事やない。案じる事は心一つは定め。一寸には行かん。案ぜる事はないで。早く/\/\/\。古き道を、何かの処を思案して。 |
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明治22年頃5月23日 |
天野、伺い(郡山)。
さあさぁ尋ねる事情/\、一つ遠く事情、一つ段々道を以て世界という。出越す事情先ず/\掛かり一つの処、一時というは一つ事情、一つを以て一つの理始め掛ける。事情理を以て大き事情又々事情、多く中一つの理の掛かり、どういう事掛かり、どんと分かり難ない処から、日々の事情月々年々の事情中に、うっとしいな。晴天の日もある。三つ一つ人間心という。これ又一つ、所々国々の事情、一つの事情諭しおいたる処、又々替わり/\一つの事情、いつ一つの理一つの理を見たなりの治まり。遠く身の障り、遠く身の障りどういう事であろと思う。切なみ障り事情急き立てる事、事情はどういう事であったな。心に見にゃ分からん。一つの治まりも見にゃ分からん。一度理を諭しおく。いかなる処精神難しい事精神事情とは言わん。尽せん。無理にどうせこうせ言わん。尽されるだけ尽せる理、内々の理に治まる。随分大層。心だけ尽す、成るだけ心を尽す、精神定め。尽す尽される、何か同し一つの理で受け取る。よう聞き分けてくれるよう。 |
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明治22年5月25日 |
前々別席順序を運び見分け本席へ伺い、一度に三名と御聞かせ下されしも、本席御出張につき、遠く阿波国及東京より参詣人六名順序運び居り、就ては一度に三名両度だけ御許し下さるよう願い。
さあさぁ尋ねる処/\、理を渡すところ理という。三名理を定める。今度の刻限まで、一つの理は許す事でき難ない。さあさぁ一日の日経つ。又一つの理、一日/\一つ三名、一つの理が刻限の理が分からん。刻限暫くの間という。一日の日という。 |
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明治22年5月25日(陰暦4月26日) |
兵神分教会所、新築落成につき区役所へ届け済み、この段御礼申上げ、ついては開講式の儀は陰暦5月5日、6日両日御許し願い。
さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁやれやれの日、ぢば治まった。皆々の心一日/\定めるところ、何時なりと吉き日を以て心おきのう。楽しみ一つ治めるよう。 |
押して日のところ陰暦5月5日、6日の願い。
さあさぁ定日定め/\、心一つやで。皆な心一つの理を以て治まる。これをよう聞いておかねば分からん。 |
分教会所めどうのところ、赤衣は又一日の日があると、郡山分教会のお指図に御聞かせ下され、よって御鏡をめどうと致し居ります。御心をうつし下されますのに、おぢばへ持ち帰り、本席へ御願い致して宜しきや、世界の事情で御うつし下されますや伺い。
さあさぁめど/\/\、名々めど。名々どういうもの、心、心がめどやで。よう聞いてこれめど。道理を以て、めど一日の日治まる日がある。道理上一寸一日の日、世界中一日の日めど一つ、道理上めど/\、名々めど、どんな処でも守護。 |
御勤御面のところは郡山分教会所より伺いの節に、御許し無之旨承り恐入ります。ついては悪しき払い、一寸咄し、甘露台、十二下りよろづよ、この御勤めさして貰いましても御許し下されますや伺い。
さあさぁつとめ/\、つとめ尋ねる。鳴物一切許す。日々に勤め居る通り許しおこう。 |
御勤の人衆は男は黒紋付袴、女は紅色の衣服に白かり絹を掛け、赤袴、髪は下げ髪にしても宜しく御座りますや、おぢばの型通りして宜しきや、御許し願い。
さあさぁ一日の日、定め一つ元一つの理を見て世界一日の日、一時世界という。その理をもて世界という。さあさぁどんな事して悪いとは言わん。元一つ世界その理に計り出せ。何処にどうや、こう言えば許そう。 |
十二下り御勤は六人一勤、三人一勤という事承り、講社の人数も多人数でありますが、六人のところ九人、九人のところ十二人位として、理が外れるものでありますか願い。
さあさあ事情の理を尋ねる。だいたい一つ始まる。六台一つの理、それより理を始める。一寸何かの処、六台始まる処、一寸通るがよい。段々理がふえる。何許して貰われん、楽しみ出したる処、一つ皆々思う。又々ようよぅ始まり、一寸六台の理を以て始め掛け。 |
開講式につき、参詣人に御酒御鏡餅一寸印しだけさして貰いまして宜しや、人間心で先見えぬ故伺い。
さあさぁ皆々尋ね/\。一つ/\の理を聞かそ。どうしたらよかろう。どうしなとも言わん。随分の理を以てする。世上一つの理がある。付く中に一つの理もある。一寸に分からんから尋ねる。一寸談示/\ある。随分/\長くの理をするがよい。 |
遠方講社より分教会所へ寄進なし下されし人に、受取証書出して宜しきや伺い。
同日、兵神分教会所新築落成につき、本席を一度招待仕りたく御出張御許し願い。
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明治22年5月26日 |
増野正兵衞、前指図より前の障り伺い(5月22日左の頭のぼせ耳が鳴り、23日夜俄に胸先へ厳しく迫り24日宜しく、26日右の手先の痛みにつき伺い)。
さあさぁ尋ねる処、内々一つ身上事情安楽、一日十分身上一つ一日の日どうである。長らえて道すがら通る。一度の尋ね古き処に諭してある処、ようよぅ夜に/\理がなくば暗くて通れん。今のところも安心、世界安心、どちらこちら安心。身上定めるなら鮮やかという。 |
同日、増野正兵衞、身上障り伺い。
さあさぁ/\尋ねる処/\、尋ねる事情というは、何かの処早よう聞き分け。一時成って一時成らんという。成る一時というは一時成る理、今尋ねる処の事情は運ぶ/\。思い掛けないという。急いで/\速やか運ぶが近い/\。 |
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明治22年5月26日(陰暦4月27日) |
紙谷ゑい、身上伺い。
さあさぁ一条事情、身の処尋ねる。速やかなる処諭しよ。一つの身、一条心一つの理を治まれば、身も治まろう。所一つの理を治めば、世界という、世界一つの理も治まろう。心一つを速やかと、所一つの理も速やかと、速やか一つの理を以ちて、又尋ね出よ。 |
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明治22年5月27日(陰暦4月28日) |
船場分教会、普請につき梅谷四郎兵衞願い。
さあさぁ何かの処、道有れど道ないと思う心、成る理を成らんように思う。成らん理を成ると思うて、名々の理を立てる。一時どう成ろうと思えども、さあさぁ治めるで/\。 |
押して急く事の願い。
さあさぁ所一時どう成る、こう成る。どうも成らん心の理を以てする事、元より一つの心を持って来て、一寸の処じいとして治めるなら十分治まる。 |
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明治22年五月27日(陰暦4月28日) |
兵神分教会所、開講式につき御出張御許し下さるよう前以て願い。
さあさぁ尋ねる処/\、一日の日という。世界楽しみのところ/\、一つ/\一日の日、タンノウ治まる日という。一寸どうしよう、こうしよう、どうせいこうせいは言わん。長らえて理を聞いて、日限前日尋ねるなら、一日の日、朝の理があれば、真実理を以て尋ねるなら、出にゃならんと思えば十分の理。一日の日、前日の理を以て尋ねるなら指図しよう。 |
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明治22年5月27日(陰暦4月28日) |
清水与之助、身上障り伺い。
さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ尋ねる処、身上事情尋ねる。身上の事情案じる事は要らん。まあこれまでの処、長らえての処、幾重どんな処も通り、今一時の処安心、世界安心思う処、どちらこちら理という。先ず/\心を治めくれるよう。十分談示を以て所に一つの理。世界ようよぅ夜から始まる。十分世界どちらなり一つの理、又々理内々一つの理を、又々何かの処、心一つの理、よう聞き分けくれるよう。身上安心、ようようの日、古き尋ねる。夜々処通り難くい。世界という、前々古き諭聞かしてある。 |
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明治22年5月27日(陰暦4月28日) |
増野正兵衞、帰神の事御許し願い。
さあさぁ運ぶ/\。一つの心/\、順々尋ねる/\。尋ね通り心おきのう。何かの処心おきのう。 |
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明治22年5月27日(陰暦4月28日) |
9時、麻植房次郎、伜晴介身上願い。
さあさぁさぁ身上一条の/\理を尋ねる/\/\。さあさぁ長らえての事情と言うて居る/\。皆んな同んなし事や。身の内の事情というのは、皆んなの事情である。人間身上は一度に貸してあるのを、段々分かるように聞かしてあるのや。さあさあ一時になるとは思うなよ。どういうものであろうと思うなれど、さあさぁ皆んな助けたいのが理である。皆な一列は神の子供、兄弟事情は皆な同じ事。話し、あの諭しの理がよい、こら、理が分からんと言うは、この心がいかんで。諭する理は話しの理。助かる理いというのは、名々の真の誠という。心の悟り一つの心が第一である。皆々一時なるとは思うなよ。名々心の真の誠という理が第一である/\/\。 |
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明治22年5月30日(陰暦5月1日) |
兵神分教会お指図に、元々ぢば一つつとめ六名のお指図の趣、周旋方一同へ談じ、一日の日開講式六名へ談示し、後々定め方につき願い。
さあさぁ尋ねる処、それはどちらとは言わん。初まりの理を始め掛け。一日の日、いついつの道という、治まりという、何名/\のところ両人に委せおこう。日々寄り来る道の理を見て、応法一日の日の処、すっきり委せおこう/\。 |
清水与之助寄留籍か本席かを以て分教会へ入込んで宜しきや伺い。
さあさぁ尋ねる処/\、理というは、どちらでもよい。皆な十分多くの処の理を計れ。十分の理十分の諭。 |
前川菊太郎、出張御許し願い。
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明治22年5月30日(陰暦5月1日) |
兵神分教会所へ清水与之助引移り願い。
さあさぁ一つ/\理を分かる。これ分かる言うて長らく通りた。どうでも一つ治まり。事情治まり来るも一日の日、皆な一つの心の理を以て、どうでも一つの理、大層一つの理が初まり。名々が事情/\心の理がある。心の理を一つ/\、何かの処治まる。こうしてこう、一日/\日が近づく。心おきのう。皆々心の理という。 |
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