(12月) |
明治23年12月1日 |
集会談示の上会長たまへ御結婚日取は26日、村方28日、掛員家内29日、あとぞくさく30日に御許しの願い。
さあさぁ段々事情運ぶ/\。定める処二十六日これ一つ旬順序どうどこう繋ぐよう。速やか運んで、重々待って待ち抜いて居る。事情話し通り指図通り、これより十分事情諭してある。速やか掛かるよう。 |
同時、教祖御居間の畳表替の願い。
さあさぁ思う事情、心掛かるだけ皆な勇んで掛かるのやで。 |
同時、御祝の場所教会所東の間にて御許しの願い。
さあさぁ都合して/\これで談示の事情、談示何かの処許しおくによって、心おきのう掛かれ。 |
引き続き御話し。
さあさぁ話し通り自由指図通り、聞き取って指図に一つも違わんという心を指図に理を付けて、心と心と、一と言うから一、二と言うたら二、三と言うたら三と指図違わんという心を定めてくれ。心おきのう掛かるがよい。 |
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明治23年12月1日 |
柏原分教会、地方庁不許可の為め志紀分教会と改称致す願い。
さあさぁ尋ねる事情、一度事情、何たる事情運ぶ処、一時その場いかなる処/\、暫くという。一つ今尋ねる、一つさあさぁ事情運ぶ。運ぶ事情運ぶがよい。心おきのう運ぶがよい。 |
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明治23年12月1日 |
先年神様より賜わりたる赤衣を父栄治郎の霊として拝すべきや、又は親神様として拝すべきや松村吉太郎より伺い。
さあさぁ尋ねる処、前以て一つ治めて、いつまで安心治めたる処、そのまゝ一つの指図いついつまでも。 |
押して願い。
押して願い。
さあさぁ心だけの事情、心だけ運ぶ処、一時事情通り世界一つの理を以て。 |
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明治23年12月1日 |
増野いと、一昨日神戸より帰り昨日胸悪しく食事進まずなれども今日身上速やか御助け頂き、又前々帰り次第席を許すにより連れて出よとの事につき、如何でありますや願い。
さあさぁ身の処/\、心得ん事情、これまで長らえて長らえての心、心得ん事情以て事情理を、心どういう事情こういう事情、身に心得んに、こゝ縁談/\の事情。これまでの処、事情諭するによって一日の日心治め。楽しみ段々楽しみ、一日の日の指図一日の心、楽しみ事情に授け渡そう。さあ授け/\、悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三度又三度又三度、三三三の理を授けよう。さあさぁしいかり受け取れ/\。 |
同時、春野ゆう昨日より喘息の気味につき願い。
さあさぁ身の処尋ねる/\、住む所/\事情聞き分け。鮮やか楽しみ。身上あって楽しむである。一日の日の事情、速やかなれば席を許すによって、直ぐと連れて出るがよいで。 |
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明治23年12月1日 |
増野正兵衞気分悪しくにつき伺い(増野正兵衞播州加古支教会所開筵式に行き、両日御勤相済次第直ぐと三木支教会所設置に彼是社員団結治まらざるにつき、社員意見承りに行き、その夜より居所の障り、又頭痛胸悪しく、翌日直ぐ神戸へ戻り、一昨日家内の者引連れておぢばへ帰り、今朝より又居所悪く頭も重く何んとのう気分悪しくにつき)。
さあさぁ身上に事情あって一つの理が心に掛かる。どういう事と思う。心に掛かる一つ治まり、どんな事でも治まらにゃならん。心に事情あって尋ねば指図しよう。内々には心楽しみ、名々楽しみ、広く/\ところ居宅、一つには旬々の理を治め。内々楽しませ。名々成る程と思えば速やか運べ。成る程の理、間違うた理は一つも指図せん。 |
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明治23年12月1日 |
村田かじお授け事情願い。
さあさぁこれまで段々/\の処、道の道(の中)、いかなる日(も通り)、いかなる道(も通り)、今の心(に)一つ安心(の理を)一つ治めて、内々(の)事情(も)治まってある。今日一日生涯の心(という)。事情楽しみ(の)事情に授け渡そう。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三度又三度又三度、三三三の理を授けよう/\。さあさぁしいかり受け取れ/\。 |
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明治23年12月1日 |
奈良県平群郡若井村の松尾はる55才、願い。
さあさぁこれまで/\、代々長らえて(通り来た)。いついつ(までも)これまで(の)事情(を以て)一日の日(を)生涯(の)事情(に通るよう)。一日一席の事情(を許す)。これより先長く楽しみ(という)。今日一日の日(に)、楽しみの事情に授け渡す。さあさぁ授け/\。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三度又三度又三度、三三三の理を授けよう。さあさぁしっかり受け取れ/\。 |
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明治23年12月1日 |
午後5時30分、深谷徳次郎、身上伺い。
何が違う、分かるまい。若きは若きだけ。これまで今一時日々に運ぶ。日々の心何たらした事/\。日々の理で、日々の理が速やかなら、身は速やか。何ぼ勇んだ処でも、何たらした道/\心持たずして、道は速やかと思てすれば、身は直ぐと治まる。 |
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明治23年12月2日 |
春野ゆう、昨日身上速やかなれば席を許すによって連れて出よとの事につき身も御助け下されしにつき願い。
さあさぁしいかり/\事情はこれまで、いかなる処も事情これまで。これよりいついつ長らえて事情、心一つの理の楽しみ、一日の席に今日は授けを渡そう。さあさあ授けよう/\。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三度又三度又三度、三三三の理を授けよう/\。しいかり受け取れ/\。 |
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明治23年12月6日 |
志紀分教会、地方庁へ出願の件願い。
さあさぁ手順速やかして一つ、早く/\直ぐ出すがよい。 |
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明治23年12月7日(陰暦10月26日) |
夜10時、会長たまへ、御結婚御盃を本席より御始めなされし際の御話し。
さあさぁやれやれ待ち兼ねた/\で。さあ今日までの日待ち兼ねた。これまでいろいろの道を通し、それぞれ又候今日又候道を通し、これまで通し、並大抵ではあろうまい。見たであろう、聞いたであろう。一つの理も治まる。これよりいかなる理も治める。皆な一つの心に/\何か事情、これより一つの事情待ち兼ねた。今日はようよう定め一日という。これより道が定まれば治まり来る。やれやれこれで又後々急く。これより又々の道段々に運んでくれるよう。一条の心十分、これまでどうもならん、紋型なき処速やか事情、分からん/\道を通し、話し通り皆なこの通りになる。もう先々の話しておく、聞かしておく。これより聞き取って目出度う一つの理を治める。 |
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明治23年12月8日 |
大阪天恵五番小松駒吉、内々会計事情につきお指図。
さあさぁ年々の事情以ちて尋ねる処、一時問うて/\尋ねる。どうせこうせこれは言わん。これは世界どうしようこうしよう、これは世界細々細々、年限運ぶ処から成る。どれだけどうせ、これだけこうせ、これは言わん。年限だけの理を運ぶ。よう年限は年限だけの理を運ぶ。ようこれだけの理を諭しおこう。 |
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明治23年12月9日 |
撫養支教会、普請の儀につき願い。
さあさぁ尋ねる処、まあ一寸不都合事情許すところ、いつまでも許そう。こうしたならいつなりと心おきのう掛かるがよい。 |
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明治23年12月9日(陰暦10月28日) |
土佐まさ、身上の伺い。
さあさぁ尋ねる事情/\には、心一つ事情、さあ先々内々事情、身のところ心得ん。事情一時いかなる事情も心も聞き取りて、どういう事もこういう事も遠く事情。一時へたる。これは思うところ事情内々の事情、成る成らん名々事情、成る成らん一時どうするに及ばん。どんな事も立て合い、皆なそれぞれの心、先々の処、事情今一時の処案じる。案じる事は要らん。一つの事情を以て運ぶ処、十分に受け取る。一時差し掛かり、一時心を定めてどんな事情見にゃ、聞かにゃなろまい。しっかり心を定めて、どんな事情も定めて運ぶ。因縁という理を聞いて、因縁の事情悟って聞けど、名々事情計り難ない。聞いて一時の事情直ぐと聞き取って運んでくれるよう。先々事情、因縁事情の事情掛かるなら、世界見てタンノウ、この事情速やか計り難ない。内々事情急いて一つ運んで一時という。 |
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明治23年12月15日 |
増野正兵衞、会長の御結婚に御祝の御酒十分戴き、酒を他の人に酌する盃を踏割り左の足のきびす縦一寸横一寸五分、深さ五分程の傷を致し、自由叶わず五日を経てようよぅ足立ち、これは如何なる間違いにて御座りますや願い。
さあさぁ事情以て尋ねる。身上という、どういう事であろう、こういう事であろうと思う。何かの事、一つの事、どういう事であろう。内々先々どういう事、内々結構の中に思えば又一つ、又一つ心に事情拵え、何処でどうするもこうするも一つの事情。どうせにゃならんとは言えん。長らえてという、難しい中という処も通り来たる処、深く楽しみいつまでどれだけどうと思う。難儀さそう不自由さそうという親があろうまい。何か外なる心持たず。これから先長いいつまで楽しみ。どういう心も持たず心治まり、一つは内々何か一つよう聞き分けて内を治め。どんな心も持たず、長らえてと言えば楽しみ、早くにゃ楽しみ始め掛け。善き/\治まりの理を治めてくれるよう。何が悪うてどう成ると思わずして、心治めてくれるよう。 |
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明治23年12月17日 |
城島分教会、新築につき当分神殿を御移しする事の願い。
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明治23年12月17日 |
兵神分教会、部下加古支教会月次祭15日の願い。
さあさぁさぁ尋ねる事情/\、皆々の処、いついつの処、事情運んで心の集まる処、心おきのう許そ。生涯の理に許そう。 |
説教日、5日、25日の願い。
信者の御霊祭を5日の説教の前に兼ねて神楽を上げさして頂きたく願い。
さあさぁ尋ねる事情、まずまず今の処は心だけの事情を運んでやるがよい。いずれ又治める。今の処は心だけの事情を治めてやるがよい。 |
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明治23年12月17日 |
清水はる、親里の事情願い。
さあさぁ尋ねる処、さあ尋ね事情、どうこうという理思わにゃなろまい、聞かにゃなろまい、助けてやらにゃなろまい。因縁という理を以て治めてやれば、どちらの事情も治まる。成るだけの事情は運んでやってくれるよう。 |
押して神戸を引き取りて在所に置きますや願い。
さあさぁその処はどちらに居ても同じ事、人々の理によって与ゑだけはある。どれだけ思えども与ゑだけの事。どれだけの場所といえどあたゑだけの理しかない。どんな所で住むといえども皆な与ゑだけのもの。どんな不自由な所といえど、世界事情治めるというは因縁の理、与ゑ一つの理で皆な治まる。心だけの理は十分運んでやってくれ。 |
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明治23年12月18日 |
刻限御話し。
さあさぁ尋ねる事情/\、尋ねる事情はどういう事でなるのであろう。どれだけ話し聞かそ。理を分かりて後一つの心聞き分け。内々事情、親々一ついかなる理、一つには道を伝え道を運び、事情因縁の理が分からん。因縁も遁れるも因縁、遁れんも因縁。遁れるや一つ因縁の事情話しすれど、因縁というは成らんは因縁という。その事情を聞き分けたなら、又一つ因縁の事情を諭すれど、名々の事情分からん、分かる事情がある。
さあさぁどれだけどうと思うても、思う通りに成らんが事情という。因縁の事情分からねば因縁の事情寄せる。前生の因縁ならと言うて捨てる事情ある。聞くも見るも因縁の事情がある。又候の因縁がある。これより諭すれど名々因縁が分からん。これだけ運ぶ。これだけ尽す中に、因縁遁れそうなものや。速やか言えばどうであろう。尋ねば尋ねる事情聞き分けにゃならん。日々不足事情持たず、十分という心定めてみよ。第一はこんな事では世上に済まん、神の道にも済まん。因縁の事情分からんにゃ、繰り返やさにゃならん。因縁というはどういうものであろう。成らん事情治まらんにゃならん。よう聞き取って、日々に勿体ないという理を持たす神の事情十分の理を運んで居る。家業という事情定めて楽しみ一つの事情、何かの事情定めてくれるよう。 |
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明治23年12月18日(陰暦11月7日) |
清水与之助、身上願い。
さあさぁ身上に心得ん一つの理、身上に心得ん一つどうなりこうなりの事情、どういう事と思う。身のところに案じる事は要らん。いつなるも万事皆な一つの理に掛かる。心に理を持たずして、どんな事聞いたとて、見たとて、この道は長い/\道。どういう事であろと思う。案じるところ、身のところに発散する処、長い道やによって、心に心配一つもする事は要らん。これまでの道筋というは、どんな道も通り来たる。これまでどんな事思うた日もあった。思わず/\一つの理が分かれば案じる事は一つも要らん。春が来れば花が咲く。心に一つ理を持ってくれるよう。 |
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明治23年12月19日 |
永尾楢次郎、身上伺い。
さあさぁ尋ねる事情/\は一席の事情、一席聞かし一つの理話しという。どういう話し、こういう話し、事情因縁という。因縁の事情を以て一つ事情、因縁ならどういう因縁、皆な因縁の理を以てするというは分かろうまい。どういう事も成らんが因縁、思う通り行かんが因縁と言う。さあ一日一席よくよく聞き取りて、心一つという変わらんが一つの理。何か聞き取り、先々は十分長い。それぞれ助けという。さあさぁ変わらぬは一つの理、さあさぁこれより助け一条のため、事情今日一日に授け、さあさぁ甘露う台一条の一つの授け、しいかり受け取れ。 |
押してお授け渡しかた願い。
さあさぁ前々より以てしっかり渡してある。しっかり聞かしてくれるよう。 |
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明治23年12月20日 |
深谷源兵衞76才、身上願い(源次郎父)。
さあさぁ尋ねる事情/\、これまでの事情何度の事情、傍もタンノウ、主もタンノウ。どうして今の一時尋ねる。願い通りの理を適えるよう。互い/\の理があれば、一つの理を適えると言うておこう。 |
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明治23年12月23日 |
増野正兵衞、居宅新築につき御許しの願い。
さあさぁ一条事情尋ねる。さあこれまでの処いつの事と、段々通り来たる、始め掛ける建家、心通り委せおこう、諭しておこう。仮家としてどういう事こういう事、何時なると心残らんよう、堅い十分の事要らん。諭しておけ。今は仮家速やか許すによって掛かるがよい。 |
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明治23年12月23日 |
喜多よし、身上三、四十日程血下るにつき願い。
さあさぁ身上の処心得ん事情尋ねる。どういう事情身上日々に掛かる。身の案じる事は要らん。案じるからいろいろ理を拵えてはどうもならん。どんな理も聞いて居るやろう、諭しても居るやろう。どれだけ聞いても、身に心得ん事情理を拵えるから身上に掛かる。何にも案じる事は要らん。大丈夫に日々の理、どういう事もこういう事も、皆なこれまでの道下りの年限の間聞いたる事情定めるなら、身上も速やか治まる。これをよう聞かしてくれるよう。 |
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明治23年12月24日 |
村田長平、地所の事につき願い。
さあさぁ尋ねる事情、一時どう先でどう一つの思案、一時のどうという理ではあろうまい。又先々一つという事情諭しておこう。一つは良き所と思う。先々定まって内々先々のところ、楽しみの理、一つは諭しおけん理もある。なれど指図一条の理一つ諭しおこう。さあさぁ楽しみなら一つの理を運ぶがよかろう。 |
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明治23年12月27日 |
兵神分教会、部下加古支教会節会の願い。
さあさぁこれ段々の話し聞く。それからそれ順通りの道を通す。皆な雛形事情楽しんで、万事楽しますがよい。順々道を通してある。よって楽しみの道を通すがよい。 |
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明治23年12月27日 |
増野正兵衞、普請の模様変りにつき願い。
さあさぁその事情、名々事情によってこうしたならならん。知らずに通り、心通り思惑通り世間通り変わらん。 |
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明治23年12月27日(陰暦11月16日) |
寺田国太郎、咳出で息どしきより願い。
さあさぁさぁ尋ねる事情/\、さあさあ事情どういう事こういう事、小人という、何でやろうと思うやろう。さあ戻って居る者早く戻せ。戻さにゃならん。刻限以て知らすと、前々より諭したる。早く帰って直ぐ戻せ。親々も又々と、いろいろどうこうと思うから、小人たる処身に障る。早く/\戻せ。早く事情運べ。 |
押して、ナラトメ大阪へ戻す事なるや願い。
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明治23年12月27日 |
午後1時、山本藤四郎、身上願い。
さあさぁさぁ身上の事情をそれぞれ尋ねる処、一つには成る程の事情どれだけ運ぶ。思う処中に身の不足なるよく聞き分け。一つには所にて事情を始め、名々道の処運ぶ処は受け取る。人間一人の心の事情、身上第一の処にて、身の障りどういう事運ぶ中尽す中の事情は更々持たずして、世上を見てタンノウという。身上不足でありながらタンノウは一寸にはでけよまい。なれど世界事情を見て真実タンノウすればその理を受け取る。この理をよう聞き取ってくれ。タンノウは前生のサンゲやと。 |
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明治23年12月29日 |
1月3日の席休む願い。
さあさぁ尋ねる処、さあさぁ事情運ぶ処又一つ、一同席運ぶ。席まあまあの事情分かり一寸休み又ならん、事情は一時ならん。事情はこれは何時なりと許そ/\。 |
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明治23年12月31日 |
増野正兵衞、去る陰暦10月30日婚礼跡仕舞に一統招待に預り大酒の上、盃を踵にて踏割り傷を致し、未だお助けを蒙らず少々重くなるにつき伺い。
さあさあ身上思い掛けなき事情あって、一つ事情運ぶ中、一寸事情どういう事である。身にどういう心得ん、一寸掛かり掛けたる事情、これが十分指図以てどういう事である。事情内々思い/\勝手運ばずして楽しみ掛かり掛け。これでは/\と思う処、思えばこれまでという。諭する理を諭してどんな月、どんな年、すっきり案じの事情、これまで頼もしや楽しみ、幾重の頼もしや。日々という、一寸どういう事である、これだけこれはという。何にもどんな事も十分話し、どんな中も運ばしてある。事情を案じは速やかと言わん。成る成らんの事情、どんな事情止めよと言うて止められん。世上の事情一夜ともいう、一日の日ともいう、一つ大き心を計る/\。何にも案じる事は要らん。 |
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明治23年12月31日 |
梅谷たか、身上願い。
さあさぁ小人の処/\、思い掛けなき事情、どういう事であろう。一つ事情先々一年一日/\の事情、どういう事であろう。さあ身の処一寸一つに迫る処、何で迫る処、どんな理も思い思う。一時でなあと思わんよう。小人の処の事情踏ん張れ。事情早くどういう事であろう/\。又々諭すによって踏ん張れ/\。 |
押して、「踏ん張れ/\」と仰せ下されますは、世界から迫りますのでありますか、又我々の心の間違いで迫る事でありますか願い。
さあさあ尋ね返やす一つの事情、何も別段理に違わん。十分に下ろしてある。世界から迫るやない。世界の処何もおめも恐れも要らん。この道通そうとて並大抵な事でない。世界から迫るは今までの道なき処の事、又総計の事情は、成るよ成らん事情通り、難しい中を通り抜けたら、自由自在に成るのやで。皆な総計の中の理、一つの理は天より治める。何も案じる事要らん。内々今一時どう成ろう。それぞれ中、幾重の中、これまで一年の中、それぞれの中、どんな中も遁れ来たる。何たる道、一つの道も治め案じればどんな理も案じ出す。つけたる道は人間(心)の道でつけた道であろうまい。どんな月、どんな年もある。成らん事情、一時成らん事情(も通らねばならぬ)。一時とはこれは言えん。(どうでも通れと)言わんならん。道を付け掛けたる。道(に)は(人間心の)思案は要らん。中々の中、いろいろの道がある。(この中を通るべきは)定まった事情(がある)。長らえて(の年限)の中(に)尽しながら(人間)心の道を通る(故に)、先々の事情に分からんようになる。(真実の)心ばかりの(親の)道を通り掛ける(よう)。人間の心(は要らん)。長らえて互い/\理を心に治めてくれるよう。よう事情(を)聞き分け。いろいろ聞き分け。中には又一つこの道(を)思案/\(してくれ)。人々の心もなきにもあろうまい。(しかし)世界の道を見て親一つの理(を心に治める)という。指図しておく。どのような事をするのも親の理を以てする事なら、どのような事でも難儀しように(も)難儀はできやせんで。ようこの理を皆々に諭してくれるよう。 |
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明治23年12月31日 |
河合六兵衞、身上願い。
さあさあ尋ねる処/\、これまでの処、何度の事情(に)運ぶ。成らんところ(を)尽し(ているので)二度三度(と)道を通し(ている)。一寸一時(の)事情(では)あろうまい。何度の事情(に)運んで、尽す事情によって踏み留め(る)。一時どうではない。運ぶ事情によって(踏み留める)大層。一時とは言わん。四五日五七日経ったら一時事情大層。心一つ十分の理を運び、一時でない、大層。心も察し二度三度、成らん事情尽す理によって。 |
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明治23年12月31日 |
今川聖次郎長女ヤス、身上伺い(手も足も少しも動かぬ。おぢばへ御伺いに出る。御願い中身上は助かる。神が悩みをつけて引き寄せたのである。)
さあさあ思い掛けなく、内々家内不思議なる処と思うであろ。道のため一つの事情事情、一つ治め掛ける始め掛ける。何処から何処まで一つ事情諭し合う。どういう事も思う。何程どうしようと思ても、身上にて事情あれば放っておかねばなろまい。内々の事情日々出る。早くの事情、これも一つの事情、一日延びという。旬々理と急く。早くの事情もあろなれど、旬々理と言う。内々思い立ち、身上に事情あれば、捨てゝおかねばなろまい。一人の事情、一寸心得ん。一つには諭すに諭し難くい事情もある。心に遙か大きい事情、心にやれ頼もしいという日もある。明らかな道を通りて、一つと言う。心に事情急かずして治めるなら、直ぐと治まる。 |
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明治23年12月 |
中山会長、御結婚につき神戸より飯降政甚も清水与之助供しておぢばへ帰る事の願い。
さあさあ直ぐと連れ帰らにゃならんで。何をすれば事情尋ねる思やん。それぞれ取扱い事情一時指図不都合なきよう。後々思案まあ待ち兼ねた。皆な嬉しい、皆な同じ、皆な思う。紋型なきところから真柱と話し掛けたる事情を思えば、生涯一日の日、又々あろうまい。言われた一つの節という定め、どんな芽が吹くか知れん。言わず語らず世上世界始まる。何処こう彼処はこう、どれだけしようとても成らん事情はどうしてもできようまい。日々の事情年々の事情、どんな事情も嬉しい察し。二度ない。うっかり聞いて居れば世上にある。すっきりできん二度できん。 |
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明治23年12月 |
湯川政太郎、紀州日方へ布教いたしたく伺い。
さあさあ尋ねる事情/\、心一つの事情、心一つの理、事情始め一つ事情掛かる。最初事情難しいようなもの。一度話し二度話し、まあ十分の理を以て、十分の理を話し、一つ道を伝え。一つには成る程難し事情なれど、又々事情十分、いかなるも運ぶ事情、何時なりと許す。心おきのう。 |
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