明治22年9月

 更新日/2022(平成31.5.1栄和改元/栄和4)年.1.6日

 (れんだいこのショートメッセージ)
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 (9月)
 明治22年9月3日(陰暦8月9日)
 井筒梅治郎妻とよ、お授けの願い。
 さあさぁさぁ一日の日/\の一つの理というは、よく聞き分け。生涯の理を諭しよう。よく聞き分け。これまでの事情、長らえての道、ようよぅの日、生涯の理、これまでの道長らえて、一日の日生涯の理、長らえて、これより一つ長らえて、末長くの理に授けよ。さあさぁ授け/\。悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱え、又三遍、又三遍、三三三の理を授けよ。さあさぁ受け取れ、さあ受け取れ/\/\。
 明治22年9月3日(陰暦8月9日)
 午前8時、中村清六27才(斯道会第38号周旋方)。
 さあさぁ段々の席返やし/\の席、さあ一日の日生涯一つの心を以ちて一つの席、生涯の理には、難し事は言わん。どうせこうせこれは言わん言えんの理を分かるなら、何かの事も鮮やかと言う。人間という身の内という神の皆な貸しもの神に借りもの心一つ我が理。たった一つの心より日々常どういう、どういう理いかなる理皆な受け取る中に、一つ自由という理を聞き分け。常々誠一つの理が自由。誠というものは一寸には弱いよに思うなれど、誠より長き堅きものはない。誠一つは天の理。天の理なら、直ぐと受け取る直ぐと返やす一つの理。又一つ互いや助け合いは日々尽す理、人を助けるというは、真の心の誠一つの理が助ける理が助かる。これまでの理は、尽す一つ運ぶ一つに、名々心に治め。これより末長く尽すために、さあさぁ助け一条のコウノウ一つの理を授けよ。さあさぁ悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これを三遍唱えて又三遍/\三々々の理を授けよ。さあさぁ受け取れ、さあ受け取れ/\。
 明治22年9月4日
 松村吉太郎、のぼせるにつき伺い。
 さあさぁ身上事情ありて尋ねる。どういう事も聞いて居るやろう、どういう事も見て居るやろう。身上のところ一つもう思うまい。幾日経ったらどういうもの、いつになったらどう成ろうと思う。世界からの理、いかなる処、大きな心悠っくりと治め。神の指図は違わんで。どんな事でも身上の理が分からにゃどうもならん。身上から理を計り出してすれば何かの理も分かるという。
 押して願い。
 さあさぁ事情あれば一つ事情運んで、又々一つ内々の処も運んで、身上から一つ話して、何かの理も話してくれるよう。
 明治22年9月7日
 午前7時、上原佐助、左の足首痛みにつき願い。
 さあさぁ身上一条から尋ねた処、どうでもいかん。一寸の事はどういう事であろうと、日々に思うからは、どうでも忘れられん。さあさぁまずまず所という/\。十分の押し固まりという。なれども一つの所、又々の所、とんと定かならん。早や早や一つの理が成ればと思う処、身上に事情あって尋ねるから諭そ。先々の処は十分に運んで十分の理。心の理が治まる、身上も治まる、何かの理も治まる。案ぜる事は要らん。いついつまでも変わらん。一つの理は第一というは、変わらんが天の理、又一つには名々事情、さあさぁ前々の心が変わらぬよう。理で十分一つという。何かの処も諭してくれるよう。
 明治22年9月8日
 小西亀治郎29才、身上願い(芦津)。
 さあさぁ身上尋ねる処々、長らえて/\理を聞けども、身上に事情ある/\。何程聞くといえども、何ぼ聞いて、心に理が分からんにゃ、どうもならん。何程聞いても、理が分からんにゃどうも仕様がない。内々も治まらん。何ぼ聞いても、どうもならん。一寸には分からん。なれども、分からんやないで。暫くの処一寸分からん。その内に分かり来るで。
 明治22年9月10日
 本田分教会、地方庁へ願い出で致しますか国々派出して宜しきか願い(芦津分教会)。
 さあさぁ尋ねる処、遠くと言うて尋ねる処、又名々の一つ、早くという処、二つ一つに諭そう。名々理何程暇が要ると言うても、心一つの理、誠鮮やか一つ理と治めば、何かの理も分かり来る。遠く一つの理の理というは諭する。一つの理遠くといえども、日々の理は一つの理に治まれる。内々の談示は直ぐとできる。なれども遠くといえども同じ一つの理と治まれる。なれども遠くの談示は一寸に仕難くい。早くどれからや、道に/\幾重の道もある。これからの理も治め。早く治めれば、所々の理やと諭すれば皆な治まるという。
 明治22年9月10日(陰暦8月16日)
 増野正兵衞咳の障り伺い。
 さあさぁ身上心得ん尋ねる、いついつ尋ねる。同じ事情身上という、名々心得ん、幾重思案。余の儀外の儀思案でない。一日の日、生涯やれ/\。いつも同じ事、一寸の心皆な案じる事は要らん。これまでの事案じる。思案もこれまでの事情、世界何かの処案じる。心をどんと据えてくれ。一日やれやれ、心に治まるなら、やれやれ治め成るよう。一つの道、どうでもこうでも成るよう通る。一日の日生涯という。一つ/\治めくれるよう。何かの処心に掛けんよう。一寸のところ、あちら真実理は定め居る。思わず/\何にも事情思わんよう。一日の日生涯という心を持ってくれ。
 明治22年9月10日
 梅本善七、長男永治5才、10日前より出けものにつき伺い(大和国吉野郡平沼田村)。
 さあさぁ小人身上から身上尋ねる。尋ねるから、深き一つの理を聞き分け。皆な聞き分けでは分かろまい。これまで諭する理、運ぶ事情鮮やかという、一日の日忘られん。諭するから、成る成らんではあろうまい。事情理を聞いて、元々聞いて、元々諭する。心一つの理が分かれば、身は発散。もう何にも難儀はない。十分ある一つの理を聞き分け。しかり聞き取ってくれるよう。名々の理聞き分け。分かるであろう。発散一つの理、名々心に取って聞き分けてくれるよう。
 明治22年9月16日(陰暦8月22日)
 明23日兵神分教会月次祭なるも、清水与之助事情のため帰る事できず、よって増野正兵衞代りて神戸へ帰る事増野より伺い。
 さあさぁ所々々に皆な楽しみ積んで功を積む。何かのところ、所々と功を尽し、身の寄る処、一日の日という。どうでも早く一つ急いで/\。心一つ功を積む理によって、何たる所であろう。以前三年/\余儀なき事情あって、何でも/\些か何でも三年以前楽しみの理を聞き、天の理を聞いて忘れはあろまい。所々日々尽す処、いついつまでも変わらんよう。
 明治22年9月16日(陰暦8月22日)
 前御願い、地所買取中山会長の名義に書換御許しの願い。
 さあさぁ何かの処、ならん事情/\を通り、一つという難し道を通り、一つ一寸掛かり、一つの理始める。深き段々深き理を洗い、互い/\の身の知らせ合い、何かの処治めおく。十分一つ洗う/\。綺麗なる道、鮮やか互い/\理を洗い、道を洗いいついつ道、又まあ十分運んで、又一つ一度大層、二度大層、一つの心に理に寄せて尋ね、一つの理を以て一日という。
 明治22年9月16日(陰暦8月22日)
 9時、宇野善助54才、伺い(十四、五日前より腹中より、芯へこたえ障り、夜になると冷えるようになります、この段伺い)。
 さあさぁ身上一条尋ねる/\。身上理を尋ねるから一つの理も指図しよ。どういう指図。難し事は一つも言わん。成る程の理を諭そ。身上一つの理速やかなれば一つ、どれだけ理も一つの理。長らえて中一つの理、それぞれどういう事情であたぞ、日々思う/\。日々にあろ。人間という、段々話し前々伝えおいたるところ、身は借りもの心一つが我がの理。この事情分かれば、何かの事も分かる。名々一つ世上随分一つ皆な一つ取り混ぜた。どういう第一思案。一つ世界十分通る道という。十分蒔いた種、十分受け取る。幾重生まれ更わり/\、何度生まれ更わりの理、世上の理は生まれ更わりの理がある。幾何年何遍じゃ、名々一つの理が心に治め。生まれ更わり心治め。身上不足なきもの。難し事は一つも言わん。世界の理を同し一つの理。世界の理を心を治めれば、何にも案じる事は要らん。
 明治22年9月16日(陰暦8月22日)
 夜10時20分、本席、身上御障りにつき願い。
 さあさぁさぁさぁ一寸/\話しおく。出掛けたで/\。まあまぁ一寸これまでの処の話し取り混ぜた話しであった。広く/\という。やれやれまあまぁいつの事やと思うて、ようよぅの処、心一つを以て勇め掛けたる処、治まり次第、段々世界の理、まあ一度まあまぁ一度どういう事を言い掛けるやら分からん。皆んな元々(の)話しを聞いて(心を定めてくれ)。(この道は)これ世界(の)誰の道とも言わん、誰のものとも言わん。(教祖始め皆の者が)真実一つで、難儀不自由の道を通りて今日の日という。もうこれ長らえての道を通りて(いながら)、艱難の道を知らずして、あんな阿呆らしい事は措いたらよいという。こうしたら勝手が良い。こうやれば(都合が)良いと思えど、(それでは)天の理でいかん。治まらんで。成るも一つの理、成らんも一つの理(という)。皆んな心を合せてすればいかんやない。(神の)話しに(は)一つの理があって、(その理を取次ぐのが大切である)。(その反対に)幾重の道も世界(の理を取次いでいてはならぬ)という。元々(の)不自由の道も知らずして、日々こう(しなければならぬ)という。(それでは)治めようと思うてもいかんで。これよりはすっきり洗い替えるで。これまで長(ら)くの間(の)苦労艱難の道が一つの理であろ。これよく聞き取ってくれるよう。話し掛けたら又々話し掛ける。昼はあちらへざわ/\、あれは何じゃ。あちらから眺められ、どうもならん。さあさぁすっきり洗い替え。もうこれからはすっきり変えるで。さあしっかり踏ん張る/\。運ぶ事情、どう成ろうとこう成ろと、日々世界治まるという。どんと心を定めてくれ。しっかり踏ん張る/\。
 明治22年9月17日(陰暦8月23日)
 午後9時、刻限御話し。
 さあさぁさぁさぁ一寸一つの話し掛け。さあさぁこれこれどういう事を話し掛ける。皆々ようこれを聞いてくれ。もうこれいついつの事に思うて居る。もう時節十分。もう十分に詰み切った処に、一つこんな事とは知らなんだと思うやろう。どんな事をして、十分にこれでこそと思う。こうしたらもうどっからどういう事もないと思うたは、一時の処、神一条の理、一つでもどうもならん。十のものなら十ながらどうもならん。この者に運ぶ/\と言うても、神が定めねばどうも定まらん。いつになっても(神が)定めたる神屋敷(である)。道なき心は大丈夫とは言えよまい。皆なよう聞いておけ。もう暫くの処(で)、神一条の道にして了う。日々(の)取り扱い(についても)成る程これでこそ神屋敷(というように運ぶよう)。(すれば)天の理(は)いついつまでものこるという。そこでもうこれ一寸前々よりも伝え話し、刻限の理が分かり難ない。これからは皆な心を繋ぎやい、人間の心で定めた理はどうも続かん。何彼の事頼みおく。もうこれ一寸掛かり掛けたら、皆な身の処で障る、障るから尋ねる、尋ねれば諭しよう。神が一つの理を見て定める程に。人間心の定めはどうも定まり難くい。何彼の事も話しおくという、何彼の事も頼みおくという。
 明治22年9月19日(陰暦8月25日)
 増野松輔、足障り伺い(増野正兵衞8日の日おぢばへ夫婦連にて参詣、その日松輔徴兵検査より帰る道にて、不意の足障りにつき伺い)。
 さあさぁ尋ねる処々、道理上の道、心一つの道、一日の日道がけ尋ねる。順序理を指図/\。一日の日はそれの処、一つの理は心に掛かる理はない。主一人心得ん。身上心得ん。どういうものである。つぐ間違うであろ。後々前々十分の日という。後一つの理はなきもの。主一つの理を諭せ。余儀なきどうであろ。一つの理である。そば/\一つの理であろう。余儀なきは、心の段々の理を燃やす。因縁事情理である。為す事一つの理、どのよな事も成る。余の儀一つ心得ん事情、危なき理はなきもの、一日の日は安心、案じる理はなきもの。因縁/\運ぶ。一つの理を寄せ。事情一日の日、やれやれ治め居れど、どんな処、どんな中、案じる事はない。前々深き中、やれやれ真の心、一日の日治める。ようよぅ身上の処安心。どう成るもこう成るも因縁/\、どんな因縁もある、どうもならん因縁もある。話し一条、話し人間拵えた時の話し、一人処どうあろ。一つ余儀なき事情であろ。どちらでも案じる事は要らん。案じるというは真に受け取る理が分からんから案じる。
 明治22年9月19日(陰暦8月25日)
 前夜飯降さと、よしゑの事情より両名直にサンゲの際御話しあり。
 さあさぁ罪々聞かすやない。心いずむ。神が乗らん。席という、一日の心、一日の日、神が踏ん張るところ、罪という罪すっきり聞かさんよう。一つの心という、神じゃない、心人間心に映してある。罪聞かしてどうなるとも計り難ない。思案思てみよ。僅か因縁、僅か治まり、雑言悪を馳(は)すと言う。一度は許そ。後一つ心許さん。さあさぁ席詰んだる/\。心おきのう席を勤めてくれるよう。

 【註】雑言「罪口説」とほぼ同意。ここで 「罪 」は文脈から「悪口・陰口を聞かせること」、悪を馳すは「ほこりを駆け巡らせ、まき散らすこと」。
 明治22年9月19日(陰暦8月25日)
 堀内与蔵子供菊松、伺い(檪枝)。
 さあさぁ尋ねるであろ/\。先々何でもないであろまい。余儀なき事情あろまい。心一つ名々一ついついつまで尋ね一条の理を諭そ。これより先心にまで事情諭すがよい。余儀なく事情なくして、一つの心長らえて一つの理を諭しおく。十分話してくれるよう。いついつの理が第一。危ぶく理を思わんよう。神一条余儀ない。成る程余儀なき、成る程の理は運び難ない。後々のために聞き分けてくれるよう。
 明治22年9月21日(陰暦8月27日)
 清水与之助、身の障り願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、身上一つの理を尋ね、前々心得ん。どういう、余の儀でない処通り来た。よう聞き分け。もうもぅ世界も治まり、日々の事情、世界という。世上の理はそれぞれもう十分何たる事、この理を聞き分け貰いたい。一日の日始まった。何たるどうである。どういう理を治めたらよかろ/\。何も分からんから、理と理で抑えねばならん。理と理で言葉の理も抑え、治まって暫くすうと抑えおく。難しいうち、これはという中を通り、三年以前/\正月二十六日たゞ一日の日、世界を見れば、これはという。今一時の理を見て、先々の楽しみを治めてくれるよう。治まって暫くの間、何でも踏ん張るという。
 明治22年9月21日(陰暦8月27日)
 清水与之助、帰会の願い。
 さあさぁ所々治まって一つの理を治め。又身のところ一つ心得ん。一日の日という、それぞれ治まって一日という/\。
 明治22年9月21日
 午前8時30分、植谷浅次郎、身上願い。
 さあさぁ事情以ちて事情尋ねる。身のところさあさぁ名々身上事情人にもあればどうなろう案じ一つの理を回る。取り直せ/\。治め一つの理が大事。人間というは残らず神の子供。助からんやならん処の理より、助からん処の理を聞き分け。心一つの理である/\。案じる事は要らん。案じは案じの理を回る。どうであろう、案じやせんと言うても、心一つというは、時々日々どんな事も思う。変わるは一つの案じ、変わらんは一つの誠。
 明治22年9月22日(陰暦8月28日)
 船場分教会所普請落成につき、陰暦9月8日、9日(陽暦10月2日、3日)に落成式致したく御許し願い。
 さあさぁ尋ねる処心おきのう何かの処運んでくれるよう。皆な心おきのう。一日一日日定め。何かの処心おきのう、心揃えて何時なりとも心おきのう。
 同日、開筵式につき、郡山分教会並に兵神分教会所同様式御勤のところ御許し願い。
 さあさぁ十分治まりの理を以て、一時運ぶ許しおく。何でも順序第一、心おきのう運んでくれるよう。
 同日、本席招待につき御出張御許し願い。
 さあさぁ三日だけの処、三日よりどうもならん。三日だけ。
 押して、三日だけは中三日御許しの願い。
 さあさぁ三日切り。又一日という、その時の事情以て一日という。
 同日、本席の随行御許し願い。
 さあさぁ一名二名三名、どうでも三名。少のうてもいかんで。三名という理を聞き分け。何かの処三三の理。
 同日、船場分教会所へ梅谷四郎兵衞籍を持て入込む事願い。
 さあさぁ尋ねる処、まずまず当分理を治まるよう、それぞれ理を寄せ。暫くの処順序理を寄せ。これまでならん中、多くの中、なかなかの中、世界の事情一時治まる。神一条の理どうであろ、思うた処で治まると言うたら十分。それぞれ心尽し十分心受け取る。一時一つ何でも生涯末代。この理一時聞かしおく。治まるというは心一つを以て治まる。しっかり聞いてくれるよう。
 押して、梅谷入込むところ御許し下されますか伺い。
 さあさぁ治まる理を以て当分暫く、一時誰どれ治まり難くいから、順序を以て心おきのう、主も心おきのう。
 明治22年9月23日(陰暦8月29日)
 午前4時、刻限御話し。
 さあさぁさぁさぁ早く/\知らす。どういう事を知らすなら。これまで/\段々説いたる処、これこれ書き取って理を知らせ。前々説いたる処、何を説いたるという。天理王命どういう神であろう、何であろう言うて暮らす、年々通り一時という、どうも計り難ない。応法聞けば段々一年/\、理を見ればいかなる理も知らず、一度不思議/\を以て、世界の理を以て計り難ない道とは思う。そうそううんうん実際の処、どっから眺めても実際の処が分からん。私考えの処、今どっから/\理を知らせある処、不思議世界の処にて、日本国中にて賑あう事が大変。何事がある、ふんふんこれより大層な、どういう事も聞き流し、ふんふん第一の所(ぢば)に元始めた親の(鎮まっている)証拠(としてをびや許しを出す)。元々(の理にならい)夫婦に成った一つの理には、代々又続け繋ぐ/\(処の守護をする)。大変な事を言い掛けたな。これで元の神(の守護)、元の親の理に(よって)人間生れる処(の守護をする)。(これによって)人間生れ(て)代々続く。そうしてどうじゃ、人間生れる(守護をする)をびや許し(という)。それはどうじゃ/\、さあどうじゃ。をびやさんしき許す。それはどうじゃ。すっきりと今一時(速やかに出産することが)できる。たゞ一つ(も案じずに出産するみとが)できて了う。すっきり常の通り/\(である)。さあどうじゃどうした、常の通り産をして了う。常の通り(何を食べても良い)。毒(忌み)は要らず。いついつすっきり(何もせずに)、いんじりとも動かず/\(に寝ているのは)僅かの日じゃで。皆な世界(では)一時(どういう事であっても)、そのまゝ常の通り(である)。これが第一親(が)人間(を)始め(た)証拠(である)。

 世上に幾重/\の理がある。成る程/\これまで言うた理、残念の道が分からなんだ。道理上世界の道、さあさぁ又話しの理を聞かしおかねばならん。一つの理を諭し合い、いついつ国々治まる処、世界中一つの理、さあ刻限の話し長い話しはせん。短き一つの理を諭し、十分あちらこちら駈け廻り、前々伝えたる話し、前々世界中、どんな事も見るや聞くやろ。世界あちらで始め掛け、どうでも始め掛け。どうでもいかん。あちらでも本部/\、こちらでも偽の本部、十分成る成らん理をどうして来た。あれがどうする、これがどうするところ思うてくれな。暫くのところ、知らん者の言うところ、前々話のところ通るなら、そこで日々取り扱い、日々扱い暫くの間、日々の処、一人どうしてなりと事情授け居る/\。早く/\という。暫くの処、日々の理と思うやろ。日々の処、三名にせまりて、又三名六名として思うように行こまい。なれど暫くの処、秘っそ/\にして、本部/\急いて/\知らせ。世上の理を抑えたで。世上には本部/\名代、世上どうして運ばにゃならん。暫くの処、もとの三名、取次たった二名、身の処を聞く。長く聞いて分からん、身上の理を聞いて分からんじゃ、いついつ同じ事。段々日々身の障り、いついつこうという事どうもならん。そこで刻限を以て知らさにゃならん。もと三名の処、いつどう成ったという、いつにどう成ったやら、授け/\何時止めるやら、始めるやら分からん。何程あるやら、今暫くの処どうやろな。実々知らするによって、実々身の障りの処、すっきり断っておくよう。その場/\できる。今暫くの処すっきり断っておくよう。
 明治22年9月23日
 地所中山会長名義登記の御許し願い。
 さあさぁ尋ねる処/\、尋ねどちらも同じ理上、これでよい。いついつもうどうであろう、運ぶ中計り難ない。十分これで一時一つの理に集めて、治めくれるよう。何かの処、さあさぁこれでよいよいところに、よいよいと皆な受け取る。
 明治22年9月23日
 増野正兵衞、夫婦去る14日より咳障りにつき伺い。
 さあさぁ尋ねる事情/\、どうであろう、よう聞き分け。大抵順序十分治めたる処、又々の処にて案じ一つの理がある。どういう事である。案じある十分の理は治まりある。第一もう一段の理である。互いに一つの理を治め。そうすれば一つの理が治まれば急く事情ある。内々たゞ一つ理が立っても日々の理がある。名々一時一つの理が心に治まり難くい。十分の理に治め、治まりに理が日々に思う、思わす。治めるなら身に障りない。
 同日、押して妊娠中身二つになるまで、神戸に居るも宜しきや願い。
 さあさぁたゞ一つの理、日々思う、思わず一つの理。よう聞け。どちら一つも同じ理。名々こう、何かの処、名々こう治め。どちらどう、こちらこう、名々心一つの理を治めるなら、いかなる安心さゝねばならんという。
 明治22年9月23日
 阿波国板野郡撫養斎田村に於て、撫養支教会設置の件につき願い(但し、土佐卯之助より橋本清招請の件を含蓄す)。
 さあさぁさぁ実際一つの所/\、十分運びあれども、安心ならんと思う処、行て治めてやるがよい。
 明治22年9月23日
 松村栄治郎、身上伺い。
 さあさぁ身上から事情、又々の事情以て尋ねるところ、第一身上心得ん。何かの事情治まるまい。何か分かるまい。大抵聞き分け居る/\。身の内貸しもの第一借りもの第一、心一つ。身上事情、日々身上の不足の理を思う。思うから又不足拵える。何をすれども運べども、身上不足にては十分運ばれん。身上さえ治まれば、何かのところ皆な治まる。又々の理も治まる。一時誠一つ治まるである。どう思う一つの理。何思う、身上一つ理よう聞き分けてくれ。三才一つの心の理を治め。まずまず一寸一つの事、身上さえ十分に治まるならと思う。身の処不足なる。身の不足忘れられん。何かの処三才心一つの理を治めて、何日/\と日を切って実正なるか、実正ならんか、治め掛けるという。
 押して願い。
 さあさぁ一時も早く何かの処、伝えてくれるよう。何かの処、身上の事情、身上の不足案じる。身上に不足あれば、何かの処皆な案じる。早く身上速やかなれば、何思うまい。身上不足を日々に案じる。まずまず幾日と理を定め。三才一つの理を治め。幾日という日を切って、理を定めてみよ。
 明治22年9月26日
 午前9時、甲賀支教会、願書滋賀県庁へ差出しの儀につき伺い。
 さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁ心通り十分なれば、十分の理を以て出すがよい。




(私論.私見)