(6月) |
明治22年6月1日 |
中山会長、兵神分教会開講式に出張御許し願い。
さあさぁ出越す処、心おきのう出越すがよい。万事心得て治めて来るがよい。心一つの理が第一。万事世界の道理を以て、何か治め。何かのところ心一つの理を以て運ぶ。世界という。 |
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明治22年6月1日(陰暦5月3日) |
松村吉太郎、兵神分教会開講式につき出張の暇願い。
さあさぁ尋ねるから一つの理を諭しおこう。所一つ/\順々の道を見て、早く/\心おきのう。 |
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明治22年6月1日 |
徳島県海部郡日和佐村大字奥河内107番屋敷、西河実三郎36才、お授け指図。
さあさぁ段々の席、又々の席、一日生涯の理を諭しよう。難し事言わん言えんの理を聞き分けるなら、何かの理も鮮やかという。人間というは、身の内神の貸しもの借りもの心一つ我が理。心の理というは、日々に受け取る。どんな理、幾重どういう理も受け取る中に、誠一つは自由自在。誠いうは天の理、天の理なら直ぐに受け取る返やすが自由自在。これまで互いやと言うて、助けやい言う。諭すまでや。人を助けるのは真の心が助ける。これから先々長く尽すため、授け渡しおこう。天理王命、三三の理三、前々の理を渡しおこう。さあさぁ受け取れ/\受け取れ。 |
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明治22年6月3日 |
宮田善蔵、伜善15才身上につき願い。
さあさぁさぁ尋ねる事情、小人一つの事情という。一つの身上が発散せん。いかなる理、尽す一つ事情は受け取る。どれが間違う、どれが違う理はあろうまい。そこで、一つの理を聞き分け。小人という、助けにゃならん事情という。一時速やかならん事情という。まあこれ何を聞き分ける。親々一つの事情聞き分け。事情聞き分けて貰わねばならん。一日の日それより速やかという。ようこれ聞き分けてくれるよう。 |
又押して転宅の伺い。
さあさぁ一つの事情、変わる/\。日柄を見て定めるなら、心の理に委せおく。 |
押して小人身上願い。
一日の日というは、理の処は、名々の心を定めた。一日の日という、幾重尽す受け取るという。生涯の心の理を以て、子供の身上速やか知れ、と言う。 |
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明治22年6月6日 |
宮森与三郎、歯痛むにつき願い。
さあさぁ身の処心得ん。どういう思やん当らん。尋ねるところ、一つの理を諭しよ。日々の処事情理を聞き分け。多くの中、遠く中、事情十分理を諭する。理によって障る。遠く事情、一つ/\運ぶ一つの理、聞いたる理はそのまゝ。又一つ/\の理を諭してくれねばならん。道理一つの理を以て、一つ世界聞きたる事情より外に、心の理を出してはどうむならん。事情働かすなら、遠く事情に諭すによって、事情分かる。諭してくれねばならん。まずまず一日二日事情幾重の事情、一つの理十分の理を諭してくれねばならん。 |
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明治22年6月7日 |
郡山分教会、開講式の願い。
さあさぁ尋ねる処、さあさぁ尋ねる事情/\、いつか一つの日を尋ねる処、さあさあ日はいつなりと/\。一つの理は十分治まるで。来る/\元というものは、どんと初まりはどんな者出る、来る。さあさぁ皆んな揃うて心定め居よなら、皆な治まる。安心一つの理やで。よう聞いて置け。今んまにあゝ結構やと言う日が来るで。 |
開筵式御勤につき、周旋や子供やが出ても宜しく御座りますか、押して願い。
一日の日/\、つとめ一つの理を尋ねる、式一つの理を尋ねる。式一条は世界一条の理を以て運ぶ。さあさぁいついつまでやないで、長くやないで。思うように成るで/\。暫くの間やで/\。 |
悟り不分明につき、押して願い。
さあさぁ返やし/\の処、尋ねる。暫く世界の理を以て。長らくやないで/\。そこで世界の道理上の理を以て、世界どんな事でも、皆んなどんな事をしてもよいように成るで。暫くのところやで。 |
神遷しにつき老婆方御勤に出ても宜しきや。
さあさぁ尋ねる処/\、真実の理を以て尋ねるところ、一時のところ、世界道理の理を以て、世界の道理の理を治めさゝにゃならん。暫くの処、世界の理を治めさゝにゃならん。暫くやで。今のところを治めておいて、どないな事も心通りに出けるように成るのやで。この理を分からんやどうもならぬ。 |
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明治22年6月8日 |
午前8時、井筒梅治郎、長女たね目の障りにつき願い。
さあさぁさぁ小人の処一寸心得ん。これよう聞き分けねば分からんで。さあさぁ今一時の処、今一つ定まりの事情どうである。小人の処にて一寸心得ん/\という。内々一つの事情というは、元々の事情、世上の事情というは、多くの子供や。一つ分かり有って分かりない。今一つの処一寸暫くという。世上には多くの道がある。心一つの理を広くに持って、心一つ定めるなれば鮮やかという。身上障りの処案じる事はない。今暫くの処や、今一時の処や。これだけの話しをしておこう。これだけの理を聞かしておこう。 |
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明治22年6月10日 |
梅谷四郎兵衞より願い、中山会長の仰せにより平野楢蔵、山本利三郎の両名扱い下され一統一手と相成りしにつき、普請の儀御伺い申上げし処お指図。
さあさぁさぁ何かの処、段々の処、道を以て道を諭す。まあ一寸一つの理、前々より大層は要らん。年々の理が安心である。古き道何度茨道を連れて通ったで分からん。長らくの年限のなりで、治め掛けたるところである。日々の処治めてるなれば、年限は年限だけの悟り諭しておこう。広く場所が要る。どうでも一つの所を、治めにゃならん。どうせこうせえは言わん。一つの心に成ってすれば、どういう事もどういう所も、難しいというはない。皆な一つ世界。十分の理を諭しておこう。広くというは、世界の理というは心。 |
押して願い。
さあさちぁ何かの処も、取り締まり出けるだけの処早く/\。なれども元紋型なき処の理を思い、初めというものは不自由な処より始め掛けるならば、年限の理を楽しむという。 |
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明治22年6月10日 |
松尾与蔵、小人信太郎6才身上障り願い。
さあさぁ小人子供どういう事である。夜々の事情ある。夜々どういう事分かろうまい、何程思案分かろうまい。一寸一つの理を諭そ、小人の理を以て諭そ。家内親々一つの事情、一代又二代、心の理があって一つ十分に治めある。小人どういう事である、思う事情、家内の身上、まずまず多くの中でなあ、一人/\通りたる処、なれど事情二代十分なる事情ある。身上から聞いておかねばならん。身上尋ねたら、これからの事情は一つも違う事はない。まずまずの処、所という所に深き事情治めてある。日々の処助け一条、日々の日に名々助かる事情を以て、世上と人の助かるは、名々の助かると人の助かる、名々助かるという事情を治めてくれるよう。 |
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明治22年6月15日(陰暦5月17日) |
兵神分教会所、開講式御礼申上げ、後々順序の儀、清水与之助、増野正兵衞、岩崎新兵衞の三名より総代にて願い、講社一同協議では毎月三度説教、中山会長よりは、警察署の内達の廉も有之につき、毎月六度、どちらを御許し下されますや伺い。
さあさぁ尋ねる処/\、定めて三日、それでよい。日々説教なる時間が移る。日々処尽す処皆々の処理を以て治め掛け。 |
そうなれば月の3日、13日、23日の三日御許し願い。
さあさぁそれはどうでもよい。尋ねたら十分指図、日々所あって定めるところ理を以て定め。皆々幾重の理、どんな理も治まるで。 |
毎月陰暦23日月次祭御許し願い。
さあさぁ三日の理を以て治め方、いついつまでやで。三日の理を治め掛け。 |
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明治22年6月15日 |
兵神分教会、新築並に開講式等結構に相済み、信徒寄付金余りありますによって、後の日々入費に借家二軒建る事御許し願い。
さあさぁ事情尋ねる/\。一つの指図、どうせこうせは言わん。皆な一つの心一つの理を以て運ぶ事なら皆な受け取る。皆な揃うた心十分の理、皆な揃う一時どんな心も受け取る。そこで心おきのう受け取る。 |
同普請並に井戸の御許し願い。
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明治22年6月15日(陰暦5月17日) |
増野正兵衞、前々お指図御聞かせ下されし処、毎々帰りまして恐れ入りますが、分教会の処談示もありますにつき、帰る事御許し願い。
さあさぁ運ぶだけ/\。一度に又一度/\理の間、心通りに許しておこう。 |
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明治22年6月16日 |
喜多治郎吉、身上につき願い。
さあさぁ尋ねる。尋ねるから一つの理も聞き分けおかねばならん。身の障り、さあさあ一寸身の障り、一つ/\直ぐ/\何か障る身の処、小児一つ因縁の処、ようよぅ小児一人与えたる処、身の処、一つ/\二つ三つ、さあさぁ妊娠、さあ出産、さあさぁ三才で物分かり掛け。よう聞き分け。さあこれも与ゑ一つの理という。又因縁一つの理。この理をよう聞き分けば、身は速やかという。さあさぁ小児因縁/\、与ゑ/\という。 |
只今の小児因縁あたゑと仰せ下さるは、いかなる理で御座りますか、押して願い。
さあさぁ与えたる小児は親々の親という。親々の親を与えたるという。 |
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明治22年6月16日 |
西岡善造23才、身上皮癬につき願い。
さあさぁ身上一条事情、尋ねる処いかなる処も聞き分けるよう。どういう事情薄々事情には、何一つも不足あろうまい/\。中に一つ身上不足あれば、心勇む事はあろまい。一つ改め替え/\。世上事情を見て、心一つ改め/\。何程の事情あると、世上の事情見て身上一つの事情聞き分け。人間というものは、世界の事情見分けてすれば、前生因縁の理も速やか分かる。今一時の事情は、因縁の事情運んである。親は子をば可愛ゆてならん一つの理。何の憎い子はあろまい。そこをよう思案して、世上の理を見て心を洗うなら、身も速やかなもの。どうでも一時助けにゃならん、踏ん張らにゃならん。よう聞き分けてくれるよう。 |
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明治22年6月17日 |
松村吉太郎、父栄治郎及び祖母たみ病気につき伺い。
さあさぁ身上の処、一時一つの事情、日々のところ忘れられん。身の不足聞き分け。一つには聞き分けさせたい。その事情一時ではない。安心、事情道一つという。成るに成らんという道やあろまい。この理を聞き分け。それから/\一時の処、一寸大層。大層に見えんが、大層である。これでという。何彼の処十分のタンノウをさせ。何彼の処十分順序事情を追うがよい。 |
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明治22年6月17日 |
前川菊太郎、西京河原町分教会出願のため出張御許しの願い。
さあさぁ事情は皆な同んなじ事であろう。なれども一寸控え/\、分かりありて分かりない、この理が難し。さあさぁ一日順々、さあさぁまあ行てやるがよいと。 |
京都分教会、地方庁へ出願するにつき願い。
さあさぁ一時思い立ったる処、さあさぁ分かりある中に分からん。一寸やなれども出してみるがよい。第一皆々の心の理が一つ/\。神は四方正面である。 |
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明治22年6月18日 |
松村吉太郎、前日実父、祖母身の障り願いし処、大層のようお指図に預り、これは両人共安心の道を運ばねばならぬか、押して願い。
さあさぁ区域分かろうまい。指図しよう。長らえて年を取り、一時は大層である。経って了うてから、どうも仕様がない。この理を分かれば、何も彼も速やかと分かる。内の処こちらの内は、昔からやと思う心が身に障る。昔からやと思う心除けて了うて、世上見てタンノウ一つの理を定め。何かの処一つタンノウの心を治めにゃならん。世上見て身は一つタンノウをせねばならん。これだけ尽し思うのに、何で身が悩むと思う、日々に思う心が身に障るのや。誠真実定まれば身は速やかという。 |
押して願い。
さあさぁ一時の処大層という理を聞き分け。大層と言えば、大層だけの理を運ぶ。大層は大層の理だけ運ばにゃ、世界というものがある。これだけの理を分からにゃ、どうも仕様がない。 |
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明治22年6月20日 |
松村吉太郎、帰宅の願い。
さあさぁ是非の事情なら、さあさぁ心おきのう戻るがよい。 |
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明治22年6月23日 |
井筒梅治郎、身上願い。
さあさぁ身上一つ心得ん事情ある。何ぼでも/\鮮やか運ばん道がある。世界に事情、名々に事情ある。遠く処、一つ/\自由ならん。身上に事情あれば、世界名々に元々一つの理を思い/\、速やか話さん/\理を諭しよう。身の自由/\元々一つの理で分かろまい。元々一つの事情というは、名々心どんと定めたところ、元々よりそれからそれへ/\、段々運び来てある処/\、名々の理は世界に理はある。さあさぁ世界という。この理を速やかとすれば身は直ぐと治まる。よう聞き分け。 |
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明治22年6月27日 |
岡本やゑ2才身上願い(中之庄村)。
さあさぁ小人/\、さあさぁ小人の身の処、一時どうなろうこうなろうと思うところ、どういう事一時思うところ、一つの理を聞き取らねばならん。ようこの事を聞き取れば余儀なき処を通り来たるところ、小人の処、一時早くと思う処、順々一つの理を運べ。余程大層。さあさぁこれまで余程尽せども、一時なるとは思うなよ。一つの理がないと思う処、代々一つの因縁と言う。尽すところは受け取る。何でも一つの理を運べ。何でも一つの理を運べおかねばならん。この理をよく聞き取らねばならん。 |
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明治22年6月28日 |
板倉へおひろを貰い受けるにつき縁談事情願い。
さあさぁ尋ねる事情/\、縁談一つ尋ねる処又内々又内々人々の心理を結び/\、又内々の事情/\それぞれ治まれば、何時なりと/\許しおこう/\。 |
押して。
さあさぁ尋ねる/\事情/\、何時なりとゝ言えば、さあさぁ何時なりと。心に委せおこう/\。いつ何時なりと、心に委せおこう/\。 |
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明治22年6月29日(陰暦6月2日) |
冨森竹松、兄幸七身の障り伺い。
さあさぁ事情尋ねる/\。尋ねる処前々事情聞き分け。何程に思えども、名々事情、一時内々どうでもあろうと思う事情であろ。日々所々に楽しみある。一つの心どういう理、日々楽しみあれども、事情内々一つの心どういうものであろ。よう聞き分け。速やかという事情、どうでもならん。日々の事情定まらん。皆な一つ、よう聞け。世界という、日々治め一つの理隠して、世界/\理を見て、内々事情一人事情であろまい。家内中随分治まる。世界の理を聞き分けるなら治まる。これを聞き分けてくれねばならん。 |
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明治22年6月30日 |
山名分教会、講社先々説教所設置の願い。
さあさぁ広くところ、一時一つ/\の名称を下ろす処、何時一つ話十分聞きおく。一つ元々の理、順序いついつ。第一理の諭である。こうあると言えば委せおく。 |
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明治22年6月30日 |
諸井国三郎、小人ろく身上願い。
さあさぁ小人処、身上一つ、はて、どうであろう。さあさぁ十分理があれば身の障り通ろ。一時身上一つ、後一つ心得。内々事情、代々前々、代々前々の理を始めたる処である、代々理を以て治めたる処である。身上理どうあろうか、どういう事があろうか。案じる事はない。 |
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明治22年6月30日(陰暦6月3日) |
梶本内芳松、事情につき伺い。
さあさぁ名々心の理、世界どうでもこうでも頼らねばならん。十分諭して暫くと言えば暫く。十分の理を運んでやるがよいという。 |
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明治22年6月 |
阪倉佐助、長女のぶ身上願い。
さあさぁ身上一条事情尋ねる処/\、一時どうも元一つ印ある、理がある、思う処理である。よう聞き分けてくれねば分かり難くい。尽す処一つ/\受け取る。尽す中、これだけ一つ/\の事情、余儀なき一つ事情、十分理を諭しおく。応法一つ理を一つ、何かに定めてくれるよう。応法一つよう聞き分け。身上事情運んでくれるよう。 |
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