(4月) |
明治22年4月5日 |
午前8時、平野トラ、願い。
さあさぁ身上の処、国々一つの処、第一始めたる処であろ。一寸には普請中や/\。何かのところ、心に掛けんにゃならん。急く/\尋ねる理、安心の理、尋ね出すは安心の理。尋ねると日々のところ、一つ/\の心治まれば、身に障る事は更にない、と。何かの処日々遅れ/\来る、と。 |
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明治22年4月5日 |
平野楢蔵、願い。
さあさぁ身上から一つの事情尋ねる。尋ねるから一つ聞かそ。どうしても身上一つの処分からん。案じるから理を分からん。どれからどうする/\、一日の日はどうであろ/\。そこで身上知らす。一日の日を速やかのあちら良し、速やかこちら良し。自由自在、身上より知らす。身上に事情あれば、どうも仕様あろまい。今日は速やか分かりたなあと、この理を身に治め。速やか分かる。名々だけやないで。又々それぞれ知らす処。 |
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明治22年4月5日 |
午前、増田甚七、願い。
何か/\尋ねる処、しんに知らす。運ぶ。こうしんに知らす。何かの処、始め掛けた処より運ぶ一つの理と、案じる事は一寸も要らん。日々のところ遙かの日の楽しみと、遙かの理を積むと、理を積むと/\。どれだけ澄んだ多くの中でも、風が吹く。風吹けば、一寸/\したごみも溜まると。案ぜんようと/\。長くの処でもあろまい。僅かの処何かの処心掛けてくれるようと。 |
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明治22年4月5日 |
午前、増田とみ22才、身上願い。
さあさぁ身の障り/\尋ねる。身の障りは尋ねるまでや。何にも思う事はない。それに身に障る。どういうものやと思う。一家も世界中も同し事や。何か間違う/\。名々に十五才より名々に治めにゃならん。名々心に、成るも一つの理と心に治め、成らんも一つの理と心に治め。何にも外になきものや。 |
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明治22年4月5日(陰暦3月6日) |
柏木六左衞門48才、十日前より目九分悪い井戸濁るにつき伺い(斯道会第38号周旋方)。
さあさぁ身上/\に事情ある。又段々内一つ事情ある。内々一つどういうものであろう、と言うて尋ねる処、よう聞き分け。今の一時の処、人に一つの施しい一つの道を運びする処に、一つの身の悩み。これまで何も知らんどくに通りて来てある処、今一時の処は、分かるなれども、前々のところ分からんで。前々の処で一つ改め。前々のところ生まれ更わり、心通り世界に皆な映してある。世界見て心改め。見は速やかとなる。なれども今一時の処で、これ程して居るのに、どういうもので運ぶ中になあ、と思う心なきようにと、生涯一つの理一時に諭しよ。 |
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明治22年4月10日 |
3月9日の願船場分教会の大阪府へ出願仕り、御許可下されしにつき、おぢばへ橋本清を送りて神様へ御礼に参りし節に島、小西、太田の三名より今までの地所を他へ移転仕りたしとの願いのお指図。
さあさぁ前々処一つこれより聞き分け。前々の理を思えば長らえての処、思い掛けなき一つ道、一時どうであろうと皆な思う。先々一つ治まり居る所の処、不都合の理と思えども、これでは狭ばいなれども、狭ばい処の理をよう聞き分け。元々何にもなき処より、狭き理は前に一つの理、狭いになるといえども、今時に改めて一つの掛かり、小さきが大き成る。これが一つの理という。紋型すうきりとなき処からの道、皆な精神の理治まるなら、いかなる芽が吹く。皆々名々一手一つの心。これだけの理を聞かしおこう。 |
押しての願い。
さあさぁ尋ねる事情、小さき事情は大き成るが一つの理。これだけの事を知らしておく。又今のところを尽せば皆々受け取る/\。 |
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明治22年4月16日 |
郡山分教会の願い。
さあさぁ尋ねる処/\、しいかり諭しよう。さあさぁ一時に処、どう事情の理を以ちて、世界/\暫くの処、又々の理を以ちてする。今の処、世上の理を以ちて通る通る。尋ねる処、それはどうでも一日も早くと言う者もある。それはどうでも一つ/\。さあさぁ尋ねるからよう聞いておけ。一寸始め掛け/\。皆な心持ちていろいろ思うから、理というものは、一寸どういうものであろう。掛かりは一寸の心を持ちては、運んでくれるよう。尋ねる処、まあ一つ始まりの処、学びという始まりの理。幾名何名、あちらこちらの理を思う/\。よう思案してくれるよう。 |
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明治22年4月17日(陰暦3月18日) |
午後7時、本席の左の下歯厳しく痛むにつき願い。
むさくろし/\/\/\/\、むさくろし/\/\、あああぁあぁむさくろし/\むさくろし/\。さあさぁさぁすっきり着せ替え/\/\/\。さあさぁ/\古い物要らんで。皆な古い物は、すっきり着替えたらよいのやで。一遍着たら二度着やせんのやで。着せるやないで。古い物は、すっきりとやって了うのやで。さあさぁさぁ人にやって了うのやで。やるのや。やらすのやない、やって了うのや。古い物着て居ては働けん/\。一枚ずつあればよい。さあさぁ一言話し/\。さあさぁ席々と言うて、これまでにも入り込んでの話し/\。始まりというものは、一寸分からん。分からんから尋ねようも分からん。これからというものは、よう聞き取って貰わにゃならん。さあさぁ言い付けるで、すっきりと言い付けるで。さあさぁ結構な理は分かりてある。なれど日々のところの理が分からん/\/\。さあさぁさぁ言い付けるで。すっきりと言い付ける/\/\/\。さあさぁ席と名を付け/\/\。今まで通り来る処/\、さあさぁ席と名を付け、入り込んでの話し。これからどんと入り込む。どういう事も改める/\/\、十分改める。白きものは白きと言えば分かる。さあさぁ今からすっきりと改める/\/\改める。どういう事も改める/\/\。さあさぁ皆々これよう聞き分け聞き分け/\。さあさぁすっきりと改める/\/\。席というは何と思うて居る。席として入り込む処/\、さあさぁ改める改める/\。日々入り込むところ入り込む処、一年経てば一年の理、二年経てば二年の理、三年経てば三年の理。いかなるも話しもう皆な分かる。さあさぁむさくろしい事は、皆なすっきり取り払い片付けるなら、これより道はますます栄えると諭しおこう。 |
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明治22年4月17日(陰暦3月18日) |
午後10時35分、刻限御話し。
さあさぁこれまでの(年限は)辛抱/\/\(の道であった)。さあさぁ(これからの年限を)踏ん張(って通)る(に)も一つの辛抱(がなければならぬ)。(ぢばに設けた教会本部は)さあさぁどんと下ろした一つの石や。さあさぁさぁ話し掛ける/\。(世界はこの道の事をいろいろと噂に)言うやろう(それを又お前たちは)聞くやろう/\。さあさぁもうもぅ長らえて(の年限、親神の思惑が分からず)、(残念立腹の)口説き/\の年限(を)通り来た。今の一時(教会本部や名称を許したの)は一寸世界は治まらんから一寸許した道(であるの)や/\。(この道は)さあさぁ十分口説き詰めたる道や道や。さあさぁさあ一つの話し(は)十分説いた。助け一条の道は、(もう)どう(に)もならんかいなと言うた日も通り(て来たが)、世界は(教会という)一つの道があれば安閑なものや。さあさぁこれまでの道という(の)は、これで安心(だ)と言うた日もあり、又(成らん処からも)どんと心(を)定め(て通り)た日もある。残念/\の道も幾年も通り(て)来た。もう、とても/\(通るに通れない)と言うた日もあり、長らえての道(すがらであったが)、これまでつけ(て来)た道や/\/\。(どうでも)付け(て通ら)にゃならん珍しい道や。世界で(これまでにないだめの教えの)一つの道(である)。大抵の道や(あろうまい)。大抵の道やあろうまい、よう思案してみよ。
さあさぁ一つが始まり、一があれば二がある、二があれば三がある。さあさぁ何事も三三三の理を聞き分けくれねばならん。細い道を許した。さあさぁ世界が皆な分かる/\、すっきりと皆な分かるで。分からんが九分、分かりたが一分。もう一寸の処で世界が分かるで。これをよう聞いておけ、よう聞いておけ/\。皆な成る程の理が分かれども、日々の理が分からねば、どうもならん/\/\。親の話し、親さんの話しやと楽しました。成る程の理が分かりても、日日の理が分からにゃ、何時に何程の井手が崩えるやら、潰れるやらこれ知れん。何時に分からん/\/\。さあさぁ諭しよ/\/\。一時その場の話し/\、さあさぁ遠くの所の話し/\/\、さあさぁ遠くの中の中にいろいろの道あり、一時一つの理があって、あちらへ入り込み、こちらへ入り込み、その中へ入り込む。高い所へ入り込む。十分に働く/\/\。さあさぁ人間心がこの道分からんから、これだけ/\と言う故に、口説きに帰らにゃならん/\/\。何程の理があっても、容れ物へ入れて始末してあっては何にも分かろまい。この理が分かりさえしたら神の口説きも速やか。尽せども理が分からねば口説きもこれまでや。 |
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明治22年4月18日 |
平野楢蔵、願い。
さあさぁさぁ身に障りはどういう事と思う。分かろまい。一つ始めたい/\。一度の理は戻ろまい。さあさぁもうこれ何かの処も聞き分けて、これまでの処、初めあれば終りある。内々の処、世界は応法、内々又々の中というは、十分何かの事を待って。さあさぁ案じる事はないで。一日の日に始まりた/\。一日の日は生涯の理、いついつまでも不自由するやない。一日の日から始まりた一つの理、さあさぁ内々寄りやう処、世界は十分大層さすやない、大儀さすやない。後々続くが一つの理、続かにゃならんが一つの理であろうと指図しておこう。さあさぁさぁ何かのところ、掛かりというものは、覚束ない者もある、何でもと言う者もある。成るに成らんという理、一度定めた理は、末代の理と定めたる処、さあさぁ良き処、思う処許そ許そ。さあさぁどちら/\、さあさぁこうしたらよいと思う処、随分にして広く大きい掘りて。 |
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明治22年4月18日 |
平野楢蔵、願い。
さあさぁようこれ聞き分けにゃならん。身上に障り/\と言う。よう聞き分け。これまで身の障り皆諭して居る。又名々に身の障り、よう聞き分けんにゃならん。めど一つの話し/\。そこで名々の処一つ立て替え、洗い替え。名々よう聞き分け。皆な寄せてある処、他の処、事を言う処、聞いて名々タンノウして定めば、速やかのもの。名々の事と思え。名々の受けは、他の事と心に治めば、大きに御苦労と、日々心にタンノウを治め。これだけの理を諭しおこう。 |
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明治22年4月18日 |
午後10時、刻限御話。
さあさぁ/\うんうんうん、さあさぁさぁ話し掛ける/\、どういう事を話し掛ける。これまでのところというものは、皆んな一つ/\寄せて運んだ処皆な寄り合うて始めた処、又これよりどんと一つの道改める。改めると言えば皆が案じる。皆々変わる/\と言えば皆な案じる。案じる事はないで。道が変わると言えば案じる。さあさあ今になって今の事を言うやない。所々には一つ/\の名を下ろし/\。さあさあいついつまでの事情、往還道を待ち兼ねる。何か一つの治め方、一つの事情、元一つの事情から始め掛ける。初まりという、国々何処の国々、初まり/\前より一つ。さあさぁ遠く/\こんな処から、何処からどういう道がつくとも分からん。世界の中の所から、どんな所より道がつくやら。偉い事や。この道というは、後々の事も言わん。日々の処どんな処へも入り込む。さあさぁ皆な始め来たる処、あちらに一つの社や、こちらに一つの講や。皆々難しい処より始めた。心の理によって一つの名を揚げた。一つコウノウ始め掛けたら、よう聞いておけ。何処にどういう道が始まるとも分からん。
さあさぁ天理教会やと言うて(あちらにも)こちらにも始め出した。(教会は)応法世界の道(である)。これは一寸の始め出し(である)。神一条の道は、これから始め掛け(る)。元一つの理というは、今の一時(に言う👇いるだけの事)と思うなよ。今までに伝えた話し(は)、甘露台と言うて口説き口説き詰めたる(話である)。さあさぁこれよりは速やか(な)道から、今んまに甘露台を建てにゃならん、建てんならんという道が今にあるという。 |
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明治22年4月18日 |
午後2時頃、清水虎次郎、身上願い(式上郡出雲村講元)。
さあさぁ身上一条尋ねる事情、よう聞き分け。どうでならんではない。段々処身の障り心の事情なれば、速やか変わる。小児たる事情よう聞き分け。名々身上から思案して速やか、どういう事もあろう。一つ澄ます一つ揺るぐ。どうでも助からにゃならん助けにゃならん。身上どうでも一つ理分からん。一つ思案して一時何か違う心、一つ理よう聞き分け。名々一つ定めならん。速やか小人障り、世上の処見て心の理定め。一寸速やか名々案じる理である。助けたい一条助けねばならん。重々の道、早く運ぶ。安心何か一時案じどうむならん。助からねばならん。安心よおう一時の処道を運ぶ。おく。よう聞き取らねばならん。名々治める処聞き分け。一時道の難しかろ。運ぶ道運び難なく、しいかりといついつまでもならん。又一つ世上の理を通して通らねばならん。早く重々道を運ぶ。 |
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明治22年4月19日 |
午前8時15分、京都斯道会分教会、地所願い(総地坪287坪九合六勺)。
さあさぁ尋ねる処/\、地所は何処とも言わん。皆んな心の寄せてある所へ決めるがよい。第一心一つの理/\定めるなら、いついつまでも鮮やかと治まろうと。 |
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明治22年4月20日 |
平野楢蔵、願い。
さあさぁ尋ねる/\、身上から尋ねる。これまでの事情は、一つ/\して聞いてある処、これようどういう事を見る、どういう事を聞く。これから治まり居れば、いつまでもじいとして居る。皆の者へ、タンノウ理を供え、タンノウ一つの理を思い、これから入る出る。タンノウ一つ、日々タンノウ一つの理で暮らす。しいかりと聞き取りておけ。 |
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明治22年4月22日 |
高安分教会、大阪府の許可相成らずにつき如何の都合により許可ならずや、尚将来如何可致や伺い。
さあさぁ尋ねる処/\、さあさぁどういう事である。何が故に成らんと思う。さあさあ、成るも理成らんも理、先に成るも一つの理。さあさぁ心得ん/\。皆んな心の理である。外に成るというは、速やかと分かれば速やかの心である。外々眺めて速やかとしたところで、一つは速やかと治まるという。 |
押して願い、外の講社へ談じて運びて宜しきや。
さあさぁ皆な何処でも治まるというは元々一つの理である。外々談じて早く一つに取り掛かれという。 |
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明治22年4月23日(陰暦3月24日) |
増野正兵衞、五日前より胸悩み居所悪しく南京虫にさゝれし処、おぢばへ出て宜しきにつき伺い。
さあさぁ身上一つ心得ん。一つ一時どう成る、一つ所どうしたらよかろう、分かり難ない。長らえて尽した理によって身上治まる処、どれだけ一つそここゝ一つ事情、どうで事情、名々事情から分かる、中々事情分かる。何程の身上、一つ一日の日、心勇んで治まるまい。治まり一つ事情という。どうでも一つ。 |
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明治22年4月23日 |
増野松輔、身上お助け御礼申上げ、主人先へ職を教えにやるのを、主人が職を知らん故、内へ置きましたものでありますや、又主人方へその儘置いて宜しきや伺い。
さあさぁ尋ねる処、何の思案も分かろうまい/\。尋ねる処、暫く処じと。 |
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明治22年4月23日 |
山沢為造、身の障りにつき願い。
さあさぁ身上/\、身上の事情尋ねる/\は、名々一つ思えども、発散と思えども、発散出けん。どう思えども長の間、尽す処運ぶ処、皆な受け取る。なれども名々身上一つどういうものと思う。身上の処不足あれば、思う所廻れん/\と、内々思えども、身の処障る。日々の処皆な諭して居る。なれども名々分からんやどうもならん。日々のところ何名何人あるとも、この処諭してくれ。発散すれば身の処直ぐと速やかと成る。 |
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朝、明治22年4月23日(陰暦3月24日) |
吉田栄助、伺い。
さあさぁ万事の事情/\、どれだけの指図、指図を以て一つ理を思う。一つ心何よの処、これまで事情諭し、段々受け取る。一つ理を聞き分け。どういう理を諭する。分かる/\心に分からんから、同じ理何遍何ぼ諭しても、心が分からん。十分話しという、聞いて治めてくれ。どうせこうせとは言わん。聞いて事情速やかの事情、聞く事情を受け取る。十分理を受け取る。 |
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明治22年4月24日(陰暦3月25日) |
遠州山名郡分教会所に於て御神楽面を開筵式につき御許し伺い。
さあさぁ尋ねる処、尋ねて一つ心の理があれば、尋ね一つ指図しよう。どういう事であろう。さあさぁ止まる実際尋ねるまで一つ理、つとめ一条の理、多くの中、幾重心得も段々始め、鳴物一切道具許そう。第一人間一つ始め、人衆一つの理、段々話し一つ/\、一時尋ねるまでの理であろう。面はぢば限り。このお話しておこう。 |
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明治22年4月24日 |
寺田城之助、十日程前より咳出るにつき願い。
さあさぁよう聞け。身上の理を尋ねる。どれか分からん。分からんやない。よう聞き分け。身上のところに事情あれば皆な案じる。案じるやない。これは難しい/\。何遍思て来たやら分からん。身上に一つ案じる/\。どうでも聞いたる理は見にゃならん、通らにゃならん。案じの心持たぬよう。ようこれ聞き分け。 |
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明治22年4月24日(陰暦3月25日) |
村田ミツ36才(大和国信貴村天龍講周旋方)。
さあさぁ段々の席、さあさぁ一日の日い/\一日の日い生涯の理を以ちて諭しよ。生涯の理は難し事は言わん言えんの理を聞き分け。人間というものは身は借りもの心一つ我がもの。たった一つの心、常という、常に誠の心治めば、内々睦ましいという。それ世界成る程の内や、成る程の人やなあと言う。常に誠は天の理や。天の理いなら、直ぐに受け取り直ぐに返やすは天の理である。常々誠一つの心が自由自在と。自由自在は何処にもない。真の心に誠の理が自由自在。これまでの理は、名々心に治め。これより助け一条のためコウノウ一つの理を渡そ。さあさぁ悪しき祓い助けたまへ天理王命、と、これ三遍唱えて又三遍/\三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあさぁ受け取れ。 |
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明治22年4月26日(陰暦3月27日) |
午後11時、飯降政甚、夜中厳しく左の下歯痛むにつき伺い。
さあさぁ仕込み/\/\、さあさぁ仕込み/\/\。道これ一つ/\古き者より皆な改め。互い/\知らせ合い、皆な仕込まにゃならん。皆なこれこれいついつまで子供/\言うて居てはどうもならん。一時辛抱して居られんで。一時心が寄る。あちら一つ席々急がし成る。遠くの所出て来る。一つ話して聞かさにゃならん。何かの処、順々改め。別席のところ、俺も/\、互い/\ところ、心合せて夜々話し合うてくれねばならん。忙しくなる。それから段々身上入り込んでの身の障りと言う。皆んなどんな者でも、神の話し知らんようではどうもならん。いついつまで子供/\ではどうもならん。取次/\一時のどんな事始まるものではない。取次/\あちらへも出越し、こちらへもそれぞれ皆な用がある人多いで。席をする者がないで。一名/\事情あれば、皆なそれぞれ運んでくれるよう。 |
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明治22年4月27日(陰暦3月28日) |
午前9時、刻限御話し。
さあさぁいかんで/\、すっきりいかんで/\/\。さあさぁ日々三名難しい/\。さあさぁ暫くのところは授けを止める/\。聞かせども/\何遍聞かしても座が崩して/\どうもならん。そこですっきり止めるで/\。止めて了うのやけれども、日に三名、さあさぁ日に三名なら、何時でも許す。さあさぁあちらからもどうしてあの型を取ろと思う者があるで。さあさぁあちらからどういう事があるやらと言うてある。見分け聞き分けが難しいと言うてある。所はあちらからもこちらからも、あれをすっきり取りて了もたら/\と、目をつけて入り込む者が間々ある。そこで難しいのやで。何にも外に難しい事はないのやで。さあさぁ暫くの処や。又すっきりと何も彼も許す日があるで。さあさぁすっきり許す日があるで。さあさぁ暫くの処やで/\。これを聞き分けて毎夜/\断われば分かるで。その場では言えようまい。そこでこの事きっしようにして、断わるがよい。暫くの処三名と。何にも分からん者は授けやと言うても、そんな者に渡しては何にも分かりゃせんで。何にもならん。しっかり見分けて実の処を三名やで。しっかり聞いておけ。 |
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明治22年4月27日(陰暦3月28日) |
山沢為造、身の障りにつき願い。
さあさぁこれしいかり聞かねば分からんで。さあさぁ身上から一つ事情身上又変わり、身上どうでいかん。指図思案すれども、身の障り段々変わり、よう聞き分けねば分からん。余の儀外の儀の理は、内々身上事情いかなる事、どういう事さす。身上一時一つ事情、何事の理も、何事も運ぶ理に向かん。これ神一条の理と言う。これ聞き分け。どれだけ真実、どれだけ運ぶ。よう聞き分け。いかなるも幾重の道、一つ初めが理が立つ理、内々一つ理がある。残しおき/\理の治まるところ、何に彼の処、よう聞き分け。どんな者も入り込む中、一つ理、又内々理も親族の理寄り来る理、どれだけの者はこう、身上理上分かれば、計りする事、為す事、見る事、聞く事、分かろうまい。神一条の道尽す理によって、何かの処治まるという。鮮やか分かりあれば、身上速やか。計り難くば、問い返やせ。すっきり取りて分からにゃ、何ぼでも理は諭そう。内々親族寄り来る者、同じ一つ理に寄せて運ぶ相談できさあさぁ分かった/\。その事情分かれば、もう模様二人一人の事情でない。さあさあ分かる/\/\。 |
押して指図。
さあさぁ理が分かり掛けたら話しよう。どういう話し、何よの話、何よの役が一人一人尽す中、お前の理を分け。お前はこう、誰はこう、そなたはこう、日々理を渡す。身上不足さそうと言うてもできん。何程の役を言いつけるなら事情速やかやろう。 |
押して願い。
さあさぁ身上事情あれば、何よどれだけ思えども、一時何かの処、勤めようと思えども勤まらん。勤めさそうと思えども勤まらん。この理をよう聞き分け。 |
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明治22年4月28日(陰暦3月29日) |
兵神分教会、新築の事につき所々へ名をかたり行く者ある故、新聞に広告を出す伺い。
さあさぁ尋ねる処/\、どうせいこうせいとは言わん。よう聞き分け。どういう事、古き処筆に知らせてある。何処へどうする成るは年限成り来る。人間の心で成るではない、世界から成り来る。止めようにも止まらん。元々さっぱり分からん処から世界成る道往還道、どんな事も成る。人間心どうせいこうせいこれ要らん。 |
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明治22年4月29日 |
林由松18才、身上障りにつき願い。
さあさぁ身上尋ねる/\。又一つ理も聞かそ。一時成らんという理聞き分け。成る成らん治め来たる、どういう理である。寄れば一つ理という。理の理を聞き分けねばならん。成る成らん、道を通り来たるところ、あれも一つ外に理を思う。成らん詰み来たる処、何かの処、よう聞き分けねばならん。外に一つという、いついつまで名々あゝして日々運ぶ。運ぶによって身が不足。内々案じる外に、今一時思わずして、今一時立て。こうのう成らん/\運ぶ日々処運ぶ、その理忘れ、今一つ結構取って居る。 |
押して願い。
さあさぁ尋ねる理という。一寸理であろう。一寸外一人どう。名々成らん事情運ぶ。成らん今結構は今の理に取る。名々理を忘れ、身上の事情障る。元々一つの理にあろう。 |
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明治22年4月30日 |
午前、梅谷四郎兵衞、身上伺い。
さあさぁ身上に一つ/\心得んの理がある。心得んの理があるから尋ねる。思惑/\/\、どういう思惑、思惑が治まらん。どうであろう。もう一段の理が治まらん/\/\と思うやろう。さあもう一段治まれば、十分の理である。今までに十分に治めて来たる処、もう一段一つの理治まらんと思う処、心で思う通りに治まる。名々心に思惑通り治まれば、それから先は何も思う事はない、言う事もない。皆々々それからそれぞれ委せての理、それ故に坐りて居るに居られん/\/\というのは、名々心で思わく通りの理が叶えば、すうきり/\/\/\。それからそれへ/\/\委せて了うよう。 |
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